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「悪いけど、ナナリー、それは他の人にたのみなよ、僕は今超合衆国の人間だし、君はもう皇族でもない、訓練すれば歩けるんだろ」ゼロレクイエムの後、ナナリーはスザクの顔を始めてあった。創造したとおりのものよりは大人に近い顔立ちになっていた。「スザクさん、でも日本との会談のためには・・・」優しかったスザクしか知らないナナリーは、スザクが笑顔を失った事にショックを受けた。泣く事ももうできないのだ。「シュナイゼル殿下もいる、僕も参加はするけど、それは君の部下だからじゃない、対等な立場だからだ」「それはそうですが・・・」変わってしまったのだ、スザクは。
2012.02.29
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「あんたが日本国の首相?無理だろ」「そうよ、だってゼロをブリタニアにうったくせに」「日本人として恥ずかしいわ、貴方達みたいなのがいるなんて」蓬莱島から帰還した人々や日本に残った人々は口々に扇が首相になる事を反対した。また、民主政権になった事で、玉城は賄賂の罪で現在訴えられている。日本に帰ってきた扇たちに向けられたのは疑惑と不信だった。藤堂は部下の勝手な行動を止められなかった責任と、最終決戦において、団員を指揮する立場でありながらそばに、千葉を置き、彼女を出撃しなかった事、シンクーは秒どこで敵の大正に指揮権を預けた事でその責任が問われている。不自然なゼロの戦死、ゼロの復活。その二つが彼らの評価を複雑なものに変化していった。フレイヤやブリタニアの悪行は、シャルルやルルーシュとなっていたが、少なくとも幹部達より人を見る目のあった人間はおかしい事に気付いた。敵のそんな子供だましに引っかかるような人間が政治が出来るわけがない。ヴィレッタはブリタニア人で、本国から帰った生徒も報道で見た純血派の片方だったという意見、アシュフォード学園で教師をしていた先生が地下協力員だったなら、何故、ナナリー総督の式典でゼロに銃を向けたのかという意見が向けられた。ミレイも記憶が戻った事で事実を知りたくなったらしく、地下の施設のデータや本国に送っていた教師のデータが改ざんされ、外からアクセスあった事に不審を抱いた。「・・・扇議員、貴方はゼロを殺そうとしたんですか?」支持者からもこんな声が聞こえるようになった。
2012.02.28
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「集」「マナ姉ちゃん、どうしたの」「集は私が好き?」「うん、お姉さんだし」右手が痛い。今日も、薬をうたれた。イツまでイツまでいつまでいつまでいつまでいつまで。こんな事を繰り返すの。ヴォイドの為、ゲノムの為、人類のために。「私も集だけ好きよ」
2012.02.28
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ルルーシュ脱退後、シュナイゼルの指揮の元、超合衆国の指揮の下、カレンは働いていた。しかし、ブリタニア帝国にルルーシュが帰国したという公式発表がされた後、世間はざわついていた。そのニュースはシュナイゼル側にも流れたが、シュナイゼルはナナリーにそれを見せるのをやめていた。それよりも黒の騎士団は扇が指揮をとっていたが、今までゼロがしていたことを扇がすることになったが、超合衆国の人間も意見をころころ変える扇をまだ信じていなかった。「あの人、文官でしょう、それなのに何故前に出たがるのかしら」「今、あの人がゼロのかわりなんですって・・・」「無理がありますよね、合衆国日本の住民すら、まとめられないのに」能力の事もあるが、扇の立場を微妙なものにしているのは、捕虜となったヴぃれったの存在だった。扇がどういおうと、彼女はシュナイゼルたちに関わっている可能性も強い。そんな時、皇帝に第一皇子オデュッセウスとなったニュースが世界中に流れた。それと同時に、シュナイゼルのほうにキコクするように連絡が来た。「・・・・あの皇帝が死んだ」カレンはテレビの画面を信じられない表情で見た。新しい皇帝の横には、ルルーシュの姿もある。スザクは、ルルーシュの騎士だという。カレンは混乱する。「何なの、これは・・・」
2012.02.26
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「何故も何も、事実だろうが」スザクはかなり動揺した。「僕がイツ君に彼女と付き合ってるといったんだよ」何をそんなに慌てているのだろう。「ナナリーが言っていたし、お前を見てれば、気付くだろう。恋人を殺されたから俺を殺すんだろ」「違う、君が僕を、僕の夢や思いを、皆を裏切って、だから・・」スザクは混乱していた、今まで信じていたもの、当然のようにあると思っていたものが急に姿を変えたからだ。ルルーシュは何を言っているんだ。まず、その思いがスザクの中で駆け巡った。「落ち着け、スザク」「ええと、その、ルルーシュは僕の気持ちわかってるというか、知ってるよね」「ああ」「なら・・・」「俺を憎んでるんだろう」「やめてくれ、もう、わからない振りしないで」スザクはルルーシュの服の袖を掴んだ。「本当にわからないんだが、スザク、はっきり言え」「・・・・嘘、でも、え?え?何?」
2012.02.24
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我々黒の騎士団は、武器を持たない全ての者の味方である! イレヴンだろうと、ブリタニア人であろうと…。 日本解放戦線は卑劣にもブリタニアの民間人を人質に取り無残に殺害した。 無意味な行為だ。故に、我々が制裁を下した。 クロヴィス前総督も同じだ。武器を持たぬ、イレヴンの虐殺を命じた。 このような残虐行為を見過ごす訳にはいかない。 故に制裁を加えたのだ。 私は戦いを否定はしない…しかし… 強いものが弱いものを一方的に殺す事は、断じて許さない! 撃っていいのは… 撃たれる覚悟のあるやつだけだ!! 我々は、力あるものが、力なきものを襲う時、再び現れるだろう。 例えその敵が、どれだけ大きな力を持っているとしても… 力あるものよ、我を恐れよ! 力なきものよ、我を求めよ! 世界は!我々黒の騎士団が、裁く!! 「ゼロ、貴様はそうやって、また人をだまして、欺いて!!」「さらばだ、柩木スザク」
2012.02.24
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「・・・無理だよ、君の結婚を祝えなんて」「スザクさん・・・」「出来ると思ってるの、君も僕も自分の正義を理由に誰かの家族も友人も恋人も奪ったのに、殺したのに」信じられないといった表情でスザクはナナリーを見る。「僕らが、ルルーシュの人生をめちゃくちゃにして、死なせたのに・・・ッ」
2012.02.24
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「行政特区日本のことを話す、俺はユーフェミアに俺を打たせ、行政特区日本をつぶす気だった」スザクは思わず言葉を失った。自分の野望の為に、汚名を着せ、ユーフェミアの全てを奪った。父親を殺し、今のブリタニアを戦争で壊す。それがゼロであるルルーシュのスザクの認識だった。―全ては過去、終わった事だ。「何を言ってるんだ・・・」そうやって、また惑わす気だろうか、いや、正直に話すといってくれたじゃないか。スザクは戸惑いながら、ルルーシュの言葉を聞いた。「お前は言ったな、失敗するかどうかじゃないと、だが、あの時点の日本人にお前は同じ事が言えるか?」アメジストのヒトミが厳しくなり、スザクを見る。「―行政特区が成功して、少しずつ範囲を広げていけば、日本人だってきっと待遇がよくなった、君だってそれは知っているだろ」「ユーフェミアがイレヴンの恋人に取り入る為の慈善事業だと、うちの生徒が言ってもか?行政特区のために、ユーフェミアは実際にブリタニア人のほうにも理解を求めたか」「それは、彼女は忙しくて・・・、あの学園の人がそんなこと言わないだろ?」スザクの知っている学園の生徒は最初はイレヴンだからと距離をとっていたが、会長の人柄も打ち解けていき、悪い人間はいないというのがスザクの評価だった。「会長が聞いたそうだ」「それじゃあ・・・」「ああ、事実だ、ブリタニア軍もブリタニア人の意識を変える努力を言い方は悪いが、怠ったのだろう、彼らの税金を使うのに、その努力を後回しにしたんだろう。それにコーネリアに先に伝えるのではなく、議会でもなく、直ぐに企画書を宰相のシュナイゼルに渡した、お前の言うとおり、正しい方法を選ぶなら、まずは総督であるコーネリアだけでも相談すべきだった」「・・・でも、皆、喜んでた、ユフィの行政特区に・・・!」「それは結果論だ、次に範囲を広げていくというが、お前から見て、皇帝とシュナイゼルは親日家だったか?」「・・・違う」「シュナイゼルはユーフェミアに優しかったか?」「それは、兄弟だし、大切にしてたと思うよ」彼女の語る殿下の話は、便りになる優しい兄の話ばかりだったし、シュナイゼル殿下も彼女には優しかった。けれど、ルルーシュの態度は厳しい。スザクは何となく気軽に思ったように感じたので黙りこんだ。「・・・・お前、皇帝の側にいて、本当にわからなかったか?アイツもシュナイゼルも根っからのブリタニア人、力が正義だと教育された人間だ。ゼロや黒の騎士団をつぶすための策にしても、行政特区は本来国是に逆らうものだ、当然ユーフェミアを成功したと安心させた後、ユーフェミアを失脚し、直ぐに白紙にしただろう。皇族にとって、同じ母以外の兄弟は敵だからな、オマケに参謀はコーネリアの息がかかった人間とお前しかいない、簡単に抑えられると思っても仕方ない、この二人を相当説得しないと範囲を広げるのは10年たっても難しいままだ」頭に鈍器で殴られたような衝撃が走る。「・・・・まさか」すぐには信じられず、スザクは半笑いを浮かべる。「-話を身近に戻すが、俺は行政特区を参加する気はなかった、参加すれば黒の騎士団の武力は奪われてしまうからな、参加しなければ支持を失う、そんな状況だった」けれど、さっきの話より、こちらの話題が、虚をつかれた。「・・・・参加しない、・・・え?」「えって、何だ、まさか、俺が無条件に参加すると?」ルルーシュも若干、以外というか、驚いたような表情を浮かべている。「だって、君とユフィが力を合わせれば、変えられたんだろう?ユフィは、君の妹で、君に手を差し伸べてくれた優しい人だ、・・・君だってナナリーのためになるとわかってただろ」やっと、言えた。スザクはそう思った。スザクの思考では、頭のいいルルーシュなら、本来状に厚い彼なら何でもわかる、理解を示すというのが前提に会った。だから、以外そうにルルーシュがわからなかった。「・・・お前は失敗するとわかっている、日本人が多い危険な場所にナナリーを預けろというのか?お前は言ったな、ユフィを信じる、成功しそうだから失敗しそうだからとか、・・・つまりお前は、失敗すると確信してたんだな?」けれど、すぐに頭を元に戻し、反論する。「そんなわけないよ、僕は君やナナリーや皆に幸せになって欲しくて」「参加すれば、絶対、俺たちの身分は気付かれ、ナナリーは政治のコマにされ、・・おれは死んでいた、散々蔑まされてきた日本人の標的にされる可能性もあった、それが俺が参加しなかった理由だ」
2012.02.22
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水をかけられた。「あら、ごめんなさい」「でも、貴方も悪いのよ、こんな所で一人で歩いているから」アシュフォード学園に復学して、たびたび、こうした嫌がらせがされるようになった。悪逆皇帝と戦った英雄、ゼロの親衛隊。それが世間におけるカレンのはずだ。「何をするのよ!!」本国から帰ってきている人間も多い。―何故?「今日も苛められたのか?」「リヴァル、これは・・・」カレンは羞恥に襲われ、リヴァルカら視線をそらした。この学園の味方だ、戻った時、ジノもニーナもこの学園にはいなかった。リヴァルの話だと自主退学らしい。「そのままだと、風邪引くぞ」リヴァルは、ハンカチを差し出した。「・・ありがとう」カレンは素直に礼を言った。「・・・そうなの、苛められるというか、一方的に敵視されてるというか」世界は平和になったのに。リヴァルがカレンの隣に座る。「でもさ、カレンはあいつらからしたら、親や友達の仇だ、それも黒の騎士団の英雄ですというように紅蓮弐式のキーを首に下げられてたら、落ち着かないんだろう」「日本だって、ブリタニアに酷い目にあったわ、何でそんなこといわれないといけないの」「カレン、落ち着けよ」「私だって、色々犠牲にしてきた、それなのになんでそんなこといわれないといけないのよ!」2人の間に沈黙が走り、リヴァルはため息をついた。「犠牲?シュタットフェルト家?それとも、カレンのお母さんの事か?カレン、ソンなのはあいつに比べたら、小さいよ。カレンがブリタニアを憎むのと同じ理屈だ、そんなに日本が大事なら、当然ブリタニア人が黒の騎士団に敵意を抱くのだって同じじゃないか」「違うわよ・・・!」何故何もわかろうとしない。自分がどんな気持ちで戦ってきたのか、わからないリヴァルじゃないのに。「学園の皆もさ、カレンと同じだよ、何故と思ってる。カレンは当然のように黒の騎士団や首相に守られて、当然のようにルルーシュやスザクを悪人でいいと思っている」「リヴァル、貴方、まさか記憶が・・・」「・・・・ああ、覚えてるよ、この学園を黒の騎士団が選挙だった事も、カレンが黒の騎士団として銃を向けたことも。俺はさ、哀しいんだよ、会長もシャーリーもニーナもこの学園からいなくなって」
2012.02.21
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「お前は戻る事を許されない、死ぬこととはただの甘えだ、これから一生、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアとして生きていくんだ」「スザク、お前、その台詞は・・・」スザクがルルーシュの胸倉を掴んだ。「生きろよ、・・・生きて、ユフィの理想を実現させろ、シーツーを笑わせるんだろ!!」スザクの瞳からは涙がボロボロとこぼれている。
2012.02.20
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シュナイゼル様に告白されてから僕はおかしい。ランスロットの操縦も、学校の勉強もうまくいかない。僕はどうしたのだろう。「はぁ・・・」「あら、どうしたの、スザク君」「会長・・・」「そう、そんな事が・・・」「どうしたらいいんでしょう」「スザク君は、シュナイゼル殿下のことをどう思ってるの?」ミレイがまじめな表情で聞いてきた。「え?」「皇族?上司?ただの知り合い?」「全部ですが、それ以外に何か・・・」ミレイがじっ、とスザクを見た。「何ですか・・」「自覚がないのね・・・」何が、と言おうとしたら、ミレイが咲きに答えを言った。「貴方、シュナイゼル様に恋をしてるのよ」何を言われたのか、わからなかった。「は?」「恋に落ちたの、好きになったのよ」「誰が、誰を」「スザク君がシュナイゼル殿下に」「まさか、僕は男で・・」「告白が、いやじゃなかったんでしょう」はっきり違う、といおうとした時だ、心の中で何かが突っかかった。?何だ?「スザク君?」―好きだよ、スザク。告白された時のシュナイゼルの表情がなぜか浮かんだ。あの時、自分はいやだった。自分が自分じゃなくなる、そんな気がして。「すみません、少しつかれたので、保健室に」「そう、気をつけてね」廊下を歩いていると、ルルーシュとすれ違う。「スザク」「あっ、ルルーシュ」「学校に来て、大丈夫か」ルルーシュが手を伸ばした時、僕は逃げ出してしまった。何故だろう、顔を合わせたくなかった。
2012.02.19
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生き返った世界のスザクはおかしくなっていた。「オイ、シーツー、俺は間違えたのか」「いや、今のスザクはお前が原因ではない。多分ゼロレクイエムで今までの理性や常識とか、そういうものがぷっつり切れたんだろ」「でも、だからといって、何故俺に迫る」「お前がすきという感情をもう隠す気がなくなったんだろ」「・・・・両刀・・・・なのか」「結論から言えばな、大変だぞ、ああいう輩はふっきれると」「・・・ナナリーではだめなのか、幼馴染でいいなら」「ストライクだったんだよ、ルルーシュ、お前は」
2012.02.17
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ルルーシュが生きたおかげで、ゼロレクイエムは無効となり、スザクは世界に嘘をついたことを謝った。ルルーシュが話した事情で、超合衆国は一応の納得し、その結果、黒の騎士団の暴走を止められなかったとして、神楽耶はぎちょうのザからおろされた。少々、ごねたり、抵抗を見せたものの、まだ理解を示す神楽耶はちょう合衆国の人間にはよかった。フジ戦で負け、今までゼロの恩恵で、ブリタニアと戦うまでになった幹部達は、スザクがゼロにならなかった事で、牢獄の中で正式に黒の騎士団からクビという知らせが届けられた。「そんな・・・・」「ふざけるなよ、お前らはあいつにだまされてるんだよ」「そうだ、皆アイツのギアスでおかしくなっているんだ」扇が使いの人間の前に進み出る。「頼む、神楽耶様か、天子様に掛け合ってくれ、彼女達なら俺たちのこともわかるはずだ」「彼女はしばらく貴方達と会いたくないそうです」「バカな・・・っ」藤堂は思わず声を荒げた。「あいつだ・・・」「あの悪魔がギアスを・・・」「くそっ、どこまで、最低な男なんだ・・・っ」彼らは結局裁判の中も当然の権利とでも言うように、皇帝ルルーシュを呪う言葉を吐き続け、自分の罪と向かい合う事をしなかった。そのせいか、世間ではやはりゼロは彼らに裏切られ、黒の騎士団の扇の関係者か、シュナイゼルに殺されたという見方が一気に広まった。ブリタニア軍に捕まったコーネリアは、連行される中、日本人達に暴行を受けたことで精神的ショックを受け、現在も病院に入院している。「お兄様はギアスという超能力を持った、ゼロなのです!!」裁判の中、ナナリーは観衆の前でそう叫んだ。だけど彼女は前の裁判でそれが嘘だとシュナイゼルが言った事を知らず、空しい遠吠えだとしか思われなかった。「証拠もないのに、自分の立場を危なくさせるような発言は気をつけなさい、ナナリー・ヴィ・ブリタニア」「私は現にお兄様にギアスにかけられ、鍵を奪われたのです!!」何故、誰も信じてくれないのか、その思いがナナリーをあせられ、混乱させていた。ナナリーのために戦ったブリタニア群や黒の騎士団の団員の生き残りさえ、彼女をかばうような証言はしなかった、フレイヤのことが少しずつ明るみに出るにつれだ。「シュナイゼル殿下はギアスというものは嘘だったといわれています、私のところにもデータは送られてきていますが、証拠にもなりません、ナナリー皇女殿下、貴方は彼に利用されたんです」「そんな、嘘です!!もっと、ちゃんと調べれば!!」「物的証拠もなければ、貴方の証言はこの公式の場では認められません。話を少し変えますが、貴方はエリア11総督として、フレイヤを戦場に使う事を何故拒否しなかったのですか?エリア11の国民の生活と命を守る立場の貴方なら、例え宰相であろうと求める事ができたのでは?」「黒の騎士団の戦いでは、シュナイゼルお兄様が指揮を一任されていました、私が口出す権利などありませんでした」「ふざけてるのですか、ナナリー皇女殿下、総督であろう方がそんな無責任な発言が許されると、例え貴方がどういう立場におかれていろうと、貴方はエリア11の総督でその肩にはエリア11全ての国民の命がかかっていた、許されると思っているのですか?」本気の声にナナリーは声を震わせた。「・・・でも、私はあの時足も目も自由に使う事ができなかった、私に何が出来たというのです!!」
2012.02.15
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「私はあいつを理解しようとしたわ、それなのに、好き勝手なこといわないで」シーツーは何もわかっていないのだ。カレンは苦々しそうな表情を浮かべた。「理解?それでは、聞くが、ゼロレクイエムをお前はどう思う」「ルルーシュが私達を幸せにするために」シーツーは子供を見る目でカレンを見る。「アイツはバカだからな、だが、誰もがその権利を持っているのかな?」挑戦的な言葉にカレンは不思議そうな表情を浮かべた。「どういう意味よ」「子供でもわかるだろう、自分を殺そうとして、裏切った人間がその罪を自覚せず、享受するのが間違いだと」カレンの顔が赤くなる。「な・・・っ」「カレン、私はお前を少しは信じていたんだぞ、それが何だ?あんなに忌み嫌っていたイレヴンにナって、ルルーシュに剣を向けるとは、日本のためにブリタニアと戦うのではないのか?」「私はいつでも日本人よ!!」「そのためにアイツが人を殺すのもお前らの失敗や罪も背負って死ぬのが当然だといいたいんだな」「・・・なんで、そこまでひねくれた事がいえるのよ」「私がアイツを好きだからだよ」金色のヒトミがカレンを冷たく見る。「・・・卑怯よ、そんなの」「ああ、私はシーツーだからな」
2012.02.14
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シュナイゼルとの密約を白紙に戻した神楽耶は、ヴィレッタを牢獄に入れる事を団員に命じた。「待ってください、彼女は地下協力員で・・・!!」慌てて止めに入る扇を神楽耶派どうしようもないというように、冷静な表情で見る。-この人は、何を勘違いしてるのだろう。「存在しません、彼女は幹部やゼロ様の命を狙ったブリタニアの軍人ですわ、扇さん、貴方も団員なら早く作戦に着きなさい」一般団員たちはすぐに行動に移るが、扇は納得がいっていないようだ。「皆のもの、わかっているな、ゼロを連れ戻すのだ」シンクーが団員達に命じると、団員たちはすぐに行動に移した。「待ってくれ、ゼロは裏切り者なんだぞ!!」「証拠がありませんわ、どうしても、ゼロさまを責めたいのなら、貴方も戦闘に参加なさいますか?」「神楽耶様、貴方という人は・・・」扇はわなわなと身体を震えさせた。「プライベートで時間を割くより、貴方にはあなたの役割があるでしょう」「・・・貴方がそんな人だったなんて」「己の立場がどういうものかわかっていない人間に文句を言われる筋合いはありません、扇さん、貴方はこの混乱をクルーに説明し、ゼロ様救出の作戦を総司令から聞いてください」「まさか、貴方もギアスを・・・」「連れて行きなさい」まだ何か叫んでいたが、神楽耶はかまう気などなかった。藤堂も千葉も、混乱した頭のまま、さっきまで手を取り合うといっていたシュナイゼル軍と戦い、カレンは少しばかり負傷した。「どうやら、上は冷静なようだね・・・」「ええ・・・」ナイトオブラウンズの戦いで黒の騎士団幹部の醜い、負け戦を世界に露呈する事になり、ゼロを裏切ろうとした人間は議長である神楽耶から公表され、彼らは降格された。超合衆国を裏切ろうとしたものの代表として、扇は監視された状態で、一般団員扱いとなった。無論、捕虜のヴぃれったに近づく事は厳しく禁止された。「ゼロ様・・・」「・・・・神楽耶殿」その後ろには、スザクやシーツーの姿があった。
2012.02.12
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ルルーシュ皇帝の活躍は目覚しく、超合衆国との停戦の合意も実現し、超合衆国は黒の騎士団を見限り、その身柄を永久追放として、皇帝に身柄を預けた。「よく、同意させたな、スザク」「シーツー」格納庫の前で、シーツーがスザクとであった。「ゼロレクイエムの中止を、アイツにさせたんだろう」ルルーシュを恨んでいたのだろう、と軽い口調で笑うようにシーツーが言った。「ルルーシュが死んだら、確かに僕は憎しみから、そういう自分から解放される、でも考えてみたんだ、僕は最初は救われても後で苦しむんだろうって」「そうだな・・・、救われる人間は少ない」「悪を倒して、僕が幸せになるというのも、いまだとなんか。。。」「現実的じゃないと」くすり、とシーツーが笑う。「成長したな、スザク」「そうかな・・」「そうだ」「そっか」スザクも微かに頬を緩めた。
2012.02.10
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ゼロをそうして作り上げて言ったのか、ルルーシュは説明を続ける。「私が先に入る」「待て」「何だ、まだアイツと2人きりになるのがイヤか」「覚悟はしている、だが・・・」ルルーシュにしては歯切れが悪い。・・・・ルルーシュの気持ちはわかる。殺される覚悟はあるのだろうが、自分のトラウマである相手と同じく浮かんでいるのはつらいものがある。さて、どうしたものか。スザクは納得は出来ていなかった。自分たちが生きるためにゼロという手段をとった。自分はルルーシュのことを知っている。知っている、はずなのに。ほんの一部だったというのか、それとも全部を理解しているつもりだったのか。複雑な感情がスザクを混乱させた。ユフィの仇をうつ、そうすれば全てうまくいく。ラウンズになった時から、彼女を失ったあの日からそのことばかり考えてきた。・・・ナナリー。「僕は・・・・」「スザク?」気付くと、ルルーシュが部屋に戻ってきた。「どうかしたのか?」そういいながら、テレビのリモコンを取って、テレビをつける。「・・・・何故、君は嘘をつかなければいけなかった?」無意識に出た言葉だ。ルルーシュも少し驚いたような表情をしている。「スザク」「ご、ごめん・・・」何を言っているんだ、僕は・・・。「生きていくためだ」ルルーシュはそれだけ言った。テレビでは、エリア11の映像が流れている。
2012.02.08
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まったく、誰のせいでつかれていると思っている。それでなくても中華連邦や黒の騎士団、宝来島でつかれているというのに。どうも嘘を吹きまわっているようだ。「は?」「先輩はスザクの恋人でしょう、冷たすぎじゃないですか」・・・・。耳が悪くなったのではない。何故昼間から冗談を聞かせられなければいけない。「ありえない、俺はノーマルだ」ジノもジノで、何故まとうように自分を見るのだろう。「素直じゃないんですね、スザクは先輩が好きなんですよ」「友達だからだろ」一秒も立たずにルルーシュはそう結論した。「スザクを見てたらわかるでしょう」一秒ほど可能性について考えた。「それはない、あいつに男と付き合う趣味は無意識下でもない、スザクは根っからの女好きだ」「そうなんですか」「ルルーシュ」なぜかスザクはショックを受けた。
2012.02.07
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「ルルーシュは僕の恋人だぞ」エコーが鳴り響く。スザクも言葉にしなかった事を口にしたので恥ずかしいらしい、顔が赤い。しかしどういうことか、シーツーもルルーシュも不思議そうに自分を見ている。「シーツー、俺とスザクは付き合っていたのか?」何故、過去形?「いいや、お前がこいつにこだわっていたのは親友だろう、あくまで、お前、いつの間に柩木に手を出した?」何故、確認?そうして、お互いの顔を見た後、ルルーシュがスザクを見る。「お前、男にまで手を出す主義だったのか?天性の女好きじゃなかったのか、ユーフェミアが本命のくせに、仇の俺も他の恋人の列に入れるのか?」がつん、とスザクの頭の中で何かが打った。「・・・・・・・・ルルーシュ?」嫌な予感がする、何だ、これは。「ちょ、ちょっと、誤解の気配がするんだけど」「お前は殺したいくらいに俺が嫌いだろうが、大丈夫か、お前、戦闘のしすぎであたまがおかしくなってるんじゃないか?間違いの俺は認めないんだろう?」
2012.02.05
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「真なのですか?あの報道は・・・・」政府の関係者は難しい表情を浮かべている。「嘘に決まっているだろう、彼らは頭がおかしいんだ」「しかし、首相の打ち出された政策は失敗が多いです、信じるものが国民の中にも出てきています」扇はルルーシュを葬る意味を理解していなかった。これまではどんな失敗があっても、ゼロの仲間、黒の騎士団や超合衆国が扇たちをかばってくれた。ブリタニアを倒すために当然と思っていた。現在は、元英雄の首相という肩書きだけで、自分を守るのは首相という地位のみだ。戦時中の罪はゼロレクイエムでうやむやに出来たとしても、現在の事は扇が自分で対応するしかない。最初は支持率は最高で、それが永遠だと思っていた。しかし、妻であるヴィレッタを報道の前に出した時に、評価が変わった。―あれは、純血派の軍人だ。ゼロをうって地位を得た日本の敵だと、報道の人間が叫んだ。もう一人がヴィレッタに意志を投げつけた。それと同時に、数日後、独占的な放送でミレイが数々の証拠や証人を連れて、悪逆皇帝の悪行を検証していこうという番組が日本から、世界に流れたのだ。「・・・・・おはよう」それは学生に戻ったカレンにも向けられた。「どうしたのよ、皆・・・・」様子がおかしい事にカレンも気づいた。「・・・カレンさん、貴方、ゼロを売ったの?日本のために」「何よ、いきなり・・・」「ミレイ先輩の番組、見た?昨日報道されたんだけど」戸惑うようにクラスメイトの少女が聞いてきた。「見てないわ、何があったの」「・・・信じたくないけど、ルルーシュ・・・陛下がゼロを前にしてたって、本当?今のゼロは貴方達が作り上げたって」カレンはショックを受けた。「何の話よ・・・」「嘘でしょう、貴方、生徒会の人間でルルーシュ陛下の友達でそれでゼロの親衛隊だったんでしょう、そんな人がルルーシュ陛下を自殺に追い込んだって、・・・冗談よね?」
2012.02.05
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「そんな・・・、皆、お兄様のギアスでだまされてるんです!!」ダモクレスから連れ出され、豪華なドレスを無理やり囚人服に着替えさせられたナナリーは何かがおかしい、とロイドの口からルルーシュがシュナイゼルたちの罪を世界に公表したと教えられた。「君はそうやって、逃げるのかな?皇帝となるという事は責任と覚悟を持つ事だよ、罪人は裁かれる、これは常識でしょう、大体、君がみんなの罪を背負って死んでも、皆は君の事をなんとも思わないよ」自分が正しい、自分は無実だと信じているのだろう。ナナリーは人に頼る事しか出来ない。ルルーシュも父も兄も、スザクにも自立するといいながら結局は他の人間の言葉を信じる。「・・・そんな事ありません、第一、お父様を殺し、地位と名誉に溺れ、皆をだましてるのはお兄様のほうじゃないですか!」ロイドはため息をついた。「ナナリー様、貴方が自分にどれだけのカチがあると思っているか知りませんが、ご自分のおかした罪だけは自覚されたほうがいいですよ」しかし、ナナリーの態度は変わらない。あくまで強気だ。「私は兄を止めようとしただけです」「それなら、今のペンドラゴンを見に行きましょう、陛下の許可は貰っています」「はい?」ナナリーは意味がわからなかった。そこには絶望しか、限りない無しかなかった。やけだタレ、今も住めるような場所ではない。巨大な穴がそこにはあった。ヘリコプターで、ナナリーは始めて目にした。それが自分がした事の結果とは信じなかった。「貴方がフレイヤで撃った、現在のペンドラゴンですよ、あなたが皇帝と名乗り、守ろうとした都市は一瞬で亡ぼされ、逃げるまもなく住む家も家族も友人も恋人も思いでも奪われた」「・・・シュナイゼルお兄様が私に嘘を・・・、なんて酷い・・・・」ナナリーは目を瞑ったが、ロイドが強くナナリーの肩をつかんだ。「殿下の意志ではないでしょう、最終的にフレイヤの鍵を使いたいといったのは貴方ですよ、ナナリー・ヴィ・ブリタニア、貴方が彼らをその手で殺したんです」「やめてください!!」
2012.02.03
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結婚式に現れたシーツーの言葉で扇の首相としての始まりは早くも暗礁になりそうになっていた。報道陣もいたのだろう、出席者の中にコーネリアの事もあり、あることない事が連日、新聞や雑誌に書かれた。「何なんだ、これは・・・・」「何といわれても、これが貴方に寄せられた意見書です、私も残念に思いますが」「世界をどうする気だ」しょうがなさそうにスザクが遊びに来たシーツーに言った。相変わらずピザを食べている。「どうもしないさ、お前はあんな無能な人間に未来を任せるつもりではなかったのだろう」「・・・ルルーシュはわかっていたのか」「あいつは信じていたのさ、皆が話し合う未来を」「だったら、何故・・・」シーツーは意味ありげに微笑んだ。「予定調和の未来などつまらないだろう?」「・・・・」
2012.02.01
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