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「ありがとう、手当てしてくれて」ルルーシュがにこりと微笑む。何もいえない、動けない。「ついていって、やってもいい」なぜ、あんなことを言ってしまったのだろう、自分は。アイツはブリタニアの皇子サマなのに。
2012.11.30
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ギアスが宿っていた目からは包帯が巻かれ、ダモクレスの中から、ルルーシュは朱雀に肩を預けて、出口へと歩いていた。「・・・・ナナリーが」「・・・・彼女のことは今考えないで、生きる事を選ぶんだ」「俺は今まで・・・・」「いい、俺が許す」「・・・・・」「お前は生きるんだ、俺と」「世界を―ー」
2012.11.30
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雨の中で、嬉しそうにラブレターを貰うスザクを青い傘を持ちながら、ジノは目撃した。自分には決して見せてくれない、女性としてのスザクがそこに入る。「ありがとう、嬉しい」「それじゃあ・・・」柔らかな微笑だった。「・・・・・」自分の部屋に帰っても、胸の中はもやもやしていた。何だか、チクチクする。アレは確か、隣のクラスのライとかいうやつだ。優しく成績もいいテンモン部の。ムカムカ。何だろう、凄いむかつく。・・・・とても、いい笑顔だった。少なくとも、あの告白をスザクはイヤだと思っていないのだろう。詳しく走らないが、周りの評判も言い。顔も成績も良くて、男女と共に受けがいい。ジノの脳裏に仲良く笑いあい、抱き合う2人の姿が思い浮かんだ。「何を考えてるんだ、私はっ」違う、スザクはそんなことしない。いつだって、恋愛には奥手で、とても純粋で可愛くて。「違う・・・」その時、ただいまという声がしたから聞こえた。「ねえ、私の話聞いてるの?」ジノははっとなった。「ア、ゴメン、何」「だから新しく出来たテーマパークを一緒に行こうって話をしてたでしょ」「そうだったな、ごめん」はは、とジノは軽く笑う。「最近、変だよ、ジノ」「そんな事ないよ・・・」そんな事はある。昨日もスザクが、あのライと一緒にいるところを見てしまった。あの光景が頭の中から離れない。妹が恋人と恋愛する、それはとても喜ばしい事なのに、何だろう、すっきりしない。「まさかと思うけど、あの噂を気にしてるの?」「噂?」ジノが顔を上げた。「兄弟同士で愛し合ってるとか言う悪質な噂・・・、知らないの?」彼女は若干遠慮がちに、戸惑いながら、そういった。「・・・え?」「・・・なんか噂してる子が、ジノがスザクを見る目は、普通の兄弟と違うといってるんだけど・・・」彼女はジノを見る。「・・・そんなの、ただの噂だよね?」ジノも自分の彼女を見る。「ただの双子の妹だよね?」不安で心が揺れている表情だ。「あ・・・」沈黙が走る。「まさか、スザクは妹だよ、兄弟で愛し合うなんて気持ち悪い」「そうだよね、ありえないよね」「そうそう」廊下でスザクは彼女との会話を偶然聞いてしまった。
2012.11.30
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行政特区の前には、ブリタニア人のデモ隊と、別の方角では行政特区に参加した同胞を複雑な表情で見る名誉ブリタニア人や日本人の姿があった。「ユーフェミアの横暴を許すな」「ブリタニアの国是に逆らう叛逆者を副総督の地位に置くな!」「税を軽くしろ!!」旗を振り上げて、一般人で作り出されたデモ隊は止めに入る警察に文句を言い続ける。その事はニュースでも一部規制されながらも、エリア11内に流れていた。「確かに日本人に偏見はないが・・・」「やはり・・・・」外にいる日本人の中でも、希望の星と思われたユフィの評価は変化しつつある。アシュフォード学園では、ルルーシュが消えた事で、騎士として人気が上がり、それなりに受け容れられたスザクも生徒達に別の意味の視線を浴びる事になった。行政特区が出来る前から流れていた、ユフィとの恋人という噂だが、現在ではそれは半分は本当であり、共栄をうたいながら、結局は本業を部下に任せきりでまともに税金や負担の事も直接的に知ろうともしない、努力もしないお姫様が好みでランスロットのパイロットのスザクを権力で手に入れたのだ、とスザクを苛めたり、妬むというよりも同情的な哀れみの視線でスザクを見始めたのだ。「大佐、何故、私の許可もなく、行政特区内に軍人を入れたのです?」執務さ室で呼び出したユフィは、コーネリアから初めて行政特区内にまるで監視のように軍人達が歩き回り、日本人を罰していた事実を知った。おかしい、皆はあそこがブリタニアの特権がない平等な世界だと通じたはずなのに。自分はずっと彼らに出向いて、伝えてきたというのに。「・・・・無論、行政特区日本内にいる日本人とエリア内にいる日本人との接触を確かめる為です、彼らの間で摩擦が起こり、ブリタニアに余計な混乱を招かない為に。コーネリア総督の許可は取ったはずですが」「あそこは私の権限で、・・・お姉様、いいえ、総督の管理化のものではないはずです。行政特区を仕切っているのは、エリア11の副総督であるこのわたくしです。外で参加を待たれる方の申請書もちゃんと目を通し、本国にその旨を送っています」姉が総督として、自分の政策にこのような処置を取ったというなら、恐らく間違っていない。いくら今、行政特区は軌道に乗りながら、問題も起きていて、現状がそれでも一定の安定を得ているのは自分がただのユフィだからではなく、副総督の地位とゼロの影響力のおかげだ。「トウキョウ租界で、最近自由と平等をと、黒の騎士団の信望者以外にイレヴンの中で叫んでいるものを知っていますか?中には、暴力的なやからもいるとか」思ってもいないニュースだった。「どんな方なのです」ユーフェミアは身を乗り出して聞いた。すばらしい事だ、さっきまでくすぶっていた憂鬱な感情が嘘のようだ。ユフィは不思議な高揚感を感じた。「さあ、ですが、かなり仲間を増やし、活動をしているとか。ユーフェミア様の行政特区の理念に影響を受けたのでしょう」「まあ・・・!」「・・・・何故、喜ばれるのです。奴らは今のブリタニアの基盤を壊そうとしているのですよ。イレヴンはわれわれに管理されるべきでブリタニア人と平等な立場のものではないのに、副総督、貴方のお考えは私達には理解できない。何故、今の平和を、皇帝陛下が作った世界を邪魔するようなマネをするのです?」
2012.11.29
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男として意識してるわけじゃない、ただ双子の兄が心配なだけだ。「ア、スザク」逞しい背中にスザクは思わず動揺した。「ゴメン、先に入った」「いいよ、別に」「イヤだなぁ、また、ブラがきつい・・・・」鏡の前では着替え中のスザクがまた胸が大きくなった事に不満を覚えた。「あんまり、大きくなりたくないのに」スザクの顔が赤くなる。高校生らしからぬ胸や華奢な体のライン。心無い生徒からは男を誘っているといわれて、両親は海外だし、ジノはこのところ、僕を避けるし。「はぁ・・・・」スザクは最近、自分の中に芽生えたもやもやした感情に困ってしまう。背が高くなって、ジノは格好良くなった。妹の自分でもつい、どきりとしてしまう時がある。シャーリーによると、ボーっとジノを見ているらしい。成績もいいし、スポーツだっていい。顔もいいし。女の子がほうっておくわけがない。特定の彼女はいないが、いつか遊びに飽きて、特定の彼女を作るかもしれない。きりり・・・。「・・・痛い」このことを考えると、中が痛くなる。一緒に登下校をしているのが習慣になっていて、お弁当もスザクが作っている。「おかしいわよ、それ」「はい?」カレンは前にジノと噂が会った女子で同い年だが離した事はない。仲が悪いというわけでもないのだが。「いくら、双子でも、年頃の男女が、兄弟が行動を共にするなんて。それにもやもやするって、貴方、ブラコンが行き過ぎてるんじゃないの」「そうかな」テラス先で相談すると、カレンがそういった。「そうよ、ジノはあんたの持ち物じゃないのよ」「だって、ジノは手がかかるし、僕がいないと起きれないし」「過保護しすぎ、いつまでも近くにいると、錯覚して、スザク、あんたまともに恋愛できないわよ」心配してくれてるらしい。「大丈夫か。スザク」「うん」「あんたもドジね、得意の体育で怪我なんて」廊下をジノにお姫様抱っこされながら、カレンやシャーリーと歩く。・・・いつの間にこんな体力つけたんだろ。気付かれないように、スザクはジノを見上げる。腕、太い・・・鍛えてるんだ、体もすっかり男らしくなって。・・・ジノ。整った顔立ちがスザクの間近にある。格好いい、・・・・綺麗な顔。逞しくて、素敵・・・。はっ、となった。違う、違う、ジノは兄で双子だって。スザクは頭を降って否定した。「スザク?」
2012.11.28
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「離せよ」「ルルーシュ?」「俺たちは親友だ、もうお前とはしないといっただろ、冗談でも本気でも俺にそんなまねはしないでくれ、・・・俺はもう大丈夫だ」「ルルーシュ!」「俺はお前が大切だよ、できれば側にいて欲しいと思っている」「それなら・・・」「でも、俺はお前が俺の親友だから側にいて欲しいんだ。・・・俺は確かに今男らしい体つきじゃないし、どちらかといえば、女性的な顔立ちだ。でも、年を重ねていけば俺も年を取るんだ、・・だから、無理して我慢する必要はない、お前はもっと選べるんだ」スザクがルルーシュの肩を強引に掴んで、壁際に追い込んだ。「いた・・っ、スザク、お前、何を」痛みのあまり、目をつぶりそうになる。「好きです」「は?」「僕と付き合ってくれ、・・正式に交際を申し込めば、君は僕を受け入れてくれるの?」真っ直ぐなスザクの目がルルーシュの目の前にあった。
2012.11.28
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「ロイドさんは何か言わないんですか」「う~ん、ユーフェミア様や君の事?ルルーシュ様のこと?君は僕に何を言ってほしいの?」「・・・・」「間違ってないんじゃないの、多分、君がルルーシュ様の命を助けた事は」
2012.11.28
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「すき、大好き」薄暗い広い皇帝の部屋でスザクはルルーシュを愛し、毒の言葉を吐き続ける。絡み合っている手、流れる汗。寄せ合う肌。違う、違う、違う。これは本来、ユフィが味わうはずだった、ユフィが得る権利だった。俺は男で、こいつの仇で、女のように恋人のようにスザクに扱われる権利などない。「止めろ、気持ち悪い、離れろ、これは命令だ」「好き、ずっと好きだった、ルルーシュ」「いや・・・」「まるで乙女のようだな」息を乱しながら、ルルーシュはグ処理とした上着だけを身に纏い、ベッドに横になっていた。どう見ても、行為を終えた後にしか見えない。「シーツー・・」「悪態をつく余裕もないか」シーツーがルルーシュの髪を撫でる。ベッドに腰をかけた。「本当は予感めいたものを感じてただろう、恋人を殺された男ならば、皇帝に売る前に自分を殺していただろうと」「・・・違う」「良かったじゃないか、やっと、ユーフェミアからほしいものを奪い返せて」「違う、スザクは違う、これは復讐で!」「そうお前は思いたいのだろう」
2012.11.25
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気付いていないはずはない、スザクは少なくともそう思っていた。ルルーシュはスザクの気持ちを気付いていたはずだ。だけど、彼は恋愛に対して臆病で、酷く鈍感だ。一年前、ユーフェミアの騎士になった時、悲しそうに自分を見ていた。自分に執着してくれていた。「ジノとスザク君っていつも一緒よね、もしかして恋人の関係?」「はぁぁ!?」スザクはものすごく驚いた。「ア、やっぱり、そう見えます、私はそんなつもりはないんですが」あはは、とジノは軽く笑った。「見える、見える、ねえ、シャーリー」「え、あの、私は恋愛は自由だと思うから、ねえ、リヴァル」「まあ、スザクも見た目は可愛い系だし、軍って閉鎖社会だろ、ありえるんじゃん?ルルーシュもそう思うだろ」ルルーシュ、と若干緊張した気持ちでスザクはルルーシュを見る。「・・え、まあ、恋愛は個人の自由だし、いいんじゃないか」声色も、その表情もあまりに普通どおりだった。どうして・・・。スザクは信じられない思いだった。「ルルーシュ・・・・」
2012.11.25
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―優しい世界でありますように。かつて、自分は兄にそういった。ただ祈れば、優しい世界であれば、と兄と2人で生きていければ、それだけで生きていけると思った。「お断りします」「何?」「合衆国ブリタニアはフレイヤによる東京の被害に対する賠償はしますが、それ以前の神聖ブリタニア帝国のシャルル皇帝の政権下での日本に対する戦争責任は、果たす必要がないと思います」信じられないといったまなざしが向けられる。彼の認識では自分はあくまで、被害者で、失われたものは自分達が支払うべきというものなのだろう。「貴方は、シャルル皇帝の娘で、代表だ、それなら」「ただし、扇要、貴方が旧エリア11の東京決戦のあと、ゼロを神聖ブリタニア帝国に身売りさせた件を世界に向けて公表とする条件ならば、責任は果たしましょう。当然、それより前からシュナイゼル宰相や純血派に情報をリークしていたと付け加えてですけど」「でまかせだ、俺は日本人を裏切っていない!」「奥様とはいつからのお付き合いなのです、純血派のヴィレッタ・ヌゥ、ゼロを売って男爵位を得たブリタニア軍人は誰なのです?」意味がわからないといった表情を扇は浮かべる。本当にわかっていないんだろうか。「過ぎた事だ、日本も世界も千草を受け入れている、それに彼女はおれを助けて、愛してくれている」くすり、と笑う。「何がおかしいんだ」「―扇首相、それは貴方だけの認識でしょう、そもそもの始まりであるシンジュクゲットーでの純血派による虐殺で殺されたものの遺族には今も同じなんですよ。それに、上官のゼロを神聖ブリタニア帝国の宰相を売って、命乞いしておきながら、良くそんな事がいえますね?私と同じように、フレイヤで世界中を支配しようとしたくせに、日本人を裏切ってないですか?これが笑わずにいられますか?」扇の顔が赤くなる。「違う、俺はシュナイゼルに利用されたんだ、ルルーシュとは違う!!」「言葉を直してもらえません、時代が変わったとはいえ、本来なら貴方のような人間が気安く呼べる立場の人間じゃないんですよ。シャルル皇帝の息子であり、閃光のマリアンヌの長子であり、神聖ブリタニア皇帝、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアは貴方とは違う。・・・お兄様に会わなければ、殺されていたくせに、ブリタニアに立ち向かう事もできないくせに、何様ですか?」大人しい少女と思っていたのか、その激しさに扇は動揺する。
2012.11.24
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ああ、何だ、違ったんじゃないか。その事に気付いた瞬間、ルルーシュは自分が恥ずかしくなった。ユーフェミアがすばらしい、彼女の理想と自分の夢、光の中にいるスザクはルルーシュには別の世界のように聞こえた。正直、早く、黒の騎士団か、自分の部屋に行きたい。今だけは逃げたい。「ルルーシュ」本を読んでいると、スザクが肩をつかんできた。
2012.11.23
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「ユーフェミア副総督に頼まれたのか?」「違うよ、彼女は関係ない」「僕が、柩木スザクがルルーシュと一緒にやりたいんだ」7年前からずっと思っていた。ルルーシュを独占したい、手に入れたい。ナナリーの事ばかりだけど、自分だって彼が好きだった。必要とされたかった。「二人なら何でもできるか?」
2012.11.21
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「・・・・・シャワーに入る」部屋に入ると、かなり眠そうなルルーシュが枕を持って、スザクの存在に気付きながら、横を通り過ぎようとしていた。「ルルーシュ、君、大丈夫か、シーツーに何かされていない!?体に痛いところは?」がばり、と肩を力強く捕まれた。「・・は、お前、相変わらず、何を?」学園でよく見た、素っ頓狂な表情になった。ぽかんと、アメジストの瞳を大きく開けて、スザクの姿をまじまじと見る。「大丈夫なのか」「・・・普通、そこは私のみを案じるほうが先だと思うが」シーツーがぽつりと言った。いつの間にか、きていたらしい。「だって、ルルーシュだよ、どう考えても、黒の騎士団にいる時も君やカレンにルルーシュから手を出すようには、到底思えない」「・・・なんだか、凄くむかつく事をいわれたような気がするんだが」ルルーシュが紅茶とどこで買ってきたのか、クッキーをテーブルに並べた。「それで、柩木スザク、お前はどうする気だ?ブリタニアに戻り、シュナイゼルの元で働くのか?」刑事の取り締まりのように電灯を顔に当てられた。「え、ええと・・・」「俺を殺し、その遺体を持ち帰り、今度はシュナイゼルにナイトオブワンの地位をねだるのか?正しい方法とやらで」にやり、とゼロの微笑を浮かべられ、朱雀はぞくりとなった。「それは・・・」「ユーフェミアの仇が討てるぞ、彼女の汚名も、いいこと尽くめじゃないか」・・・・スザクはここで気付く。今までゼロ、ルルーシュにクシで殺したいという感情を当然のように思うが、ルルーシュが自分を本気で殺すわけが、憎むわけが、嫌うわけがないと思っていた自分に。その点をまったく考えていなかった。・・・もしかして、僕はとんでもない選択をしたのか。ユフィを殺して、ギアスをかけた、戦争をしたルルーシュが悪い。日本人やナナリーのためといいながら、野望の為に戦っている。そう思っていた。「・・・トウキョウ租界でのフレイヤの件までなら、そうも考えられた」「・・・・」「・・・でも、気付いた、あの時。僕がフレイヤを発射して・・・ナナリーや租界の人を・・・僕は父を殺したあの日から動いていなかッたって・・・僕は君を殺す事で、父の事もユフィの事も、・・・本当は日本や日本人である事からも逃げていたんだ、過程ばかり見て結果を考えていなかった、・・・君を許したわけじゃない・・・でも、ただ君を殺せば、僕はきっともっと・・・間違えると思う」口調がしどろもどろになった。「つまり、どうなりたいと、今は」ルルーシュやシーツーがじっと見た。「僕は、君をもっと・・・知りたい」「え?」シーツーの顔が固まった。「シーツー?」ルルーシュはシーツーが何故固まったか、わからない。「散々殺すといっておいて、信じられないよね、駄目かな」「は?」「君がいないんだ」「何を言ってるんだ、お前」「オイ。ルルーシュ、こいつ、やっぱり殺しておいたほうが・・・」シーツーが背後からルルーシュの肩を持った。顔が青い。「どうかな・・・」「ルルーシュ・・・」2人がルルーシュの顔を見る。「つまり、ブリタニアには戻らないのか、よし、とりあえず仮採用の形で俺の護衛として側に置く。行っておくが、俺は黒の騎士団を首になったばかりだから、ラウンズのような給料は払えないぞ」チャリーンという音がどこかから聞こえた。
2012.11.21
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BMのパラレル小説をやり直しにすることにしました。話の展開が面白く出来なさそうだったので。キャラクターはその後考えるという事で。
2012.11.21
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賭けに勝った、それだけでルームメイトで自分を気遣ってくれた、友達になりたいというスザクの感情や体をもてあそんだのだ。「・・・こんやくか、手紙だと随分いい子じゃないか」以前ならもっと酷くて、人の気持ちなんか考えなかった。「ルルーシュ!!」手紙がばらばらに地面に落ちる。ルルーシュの表情は青い。「すきあっていたんだろう、初恋同士で、それならこの手紙どおりに伯爵家に戻れよ」嫉妬心もあった。何故奪ったほうの家が、幸せでいるのかと。「冗談でも言わないでよ、そんなのもう・・・、恋を知らなかった頃の話だ」スザクががくがくとルルーシュの体を揺らす。「・・・大丈夫だ、お前は俺にもてあそばれた、もういいから、お願いだ。今すぐでも俺からはなれて・・・」
2012.11.21
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扉を開けた瞬間、ジノは公開した。6年ぶりに会った双子の妹は、シャツ一枚で寝ていた。「うぅ・・ん」薄いピンク色の唇、シャツの間から白くてつやつやではちきれてしまうんじゃないかという、形のいいメロンのような、少女にしては不似合いな大きすぎる胸がこぼれる。「う・・ん・・・」小さな唇から甘いスザクの声がこぼれる。ジノの体が熱くなる。違う違う違う、二卵性とはいえ、双子の、妹。異性じゃない。しかし、何と言う破壊力。朱雀が動くたびとゆれているじゃないか。裏庭でスザクはまた告白されていた。「これで何敗目だろうな」「さあ・・・」「まあ、でも、うちの音子供がジノの妹に夢中になるのはわかるよな、ミレイさん、カレンさんと続いて、三大ナイスバディ美少女だし、性格もいいし」「なんだ、それ・・・」「スザクさんって、やっぱり、副会長と付き合ってるの?ルルーシュも彼女いないんだっろう」「それはない」「不思議だよな、何で、あの容姿で彼氏作らないんだろう」・・・はぁ。昨日の会話を思い出していると、着替えてきたスザクがぽよんと胸を押し付けている事に気付かず、背後からジノに抱きついてきた。「ひゃっ」「ジノ、おはよう」「お、おはよう」胸が、スザクの大きい胸の感触が私の背中に。「どうしたの、顔が赤いけど」ジノの脳裏に先ほど見た妹のシャツ一枚の姿が思い浮かぶ。スザクが体を動かすたびに胸も微かに動いて、その柔らかさがジノに伝わってくる。「ジノ?」「いいから、離れて」「うん?」首を傾けて、スザクは可愛い顔をこちらに傾けていた。
2012.11.21
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時々、ジノの独占欲には驚く。おかげで妖しい噂も立っている。ラウンズの同僚などは特に気に止めてないか、無視を決め込んでいた。「それで、本当のところは堂なの」「私達、恋愛をスザク君をどうしようと、スザク君の味方だから」ジノに抱きつかれて、いちゃいちゃしながらスザクは口を開く。「ジノ、人の前ではあまり僕に抱きついたり、疑われる事言わないでよ」ジノがスザクの瞼にちゅっ、とキスをする。「だって、スザクが可愛すぎるんだもん」「ちょっと、人の話を・・・・」「スザク、可愛い、可愛い、大好き」ちゅ、ちゅっ。「~~っ」
2012.11.18
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「お前、ヴァインヴェルグに恋をしたのだろう」!?「!そんな事、ジノは、その、友達で、それに僕はゼロだ、個人の幸せなんて」表情はそういっていない、仕種も恋をする女、そのものだ。頬を赤らめ、自分の恋情に戸惑っている。「胸が高鳴り、一人の相手をそんなに求めるという事は十分恋愛感情だろう」確かに、自分はジノといるともやもやして、時々、無意識に見つめてしまう。その事はスザクも気付いていた。自分の正体をわかってくれる、友達だといってくれる。それが嬉しい、それだけだと思い込もうとした。「~~っ」惹かれあっている事はシーツーは気付いていた、知らないのは本人だけだ。無論、死んだルルーシュも。「・・・・大丈夫か、スザク」「ヴァインヴェルグ卿・・・」煙の中で確かに2人は、熱いまなざしでお互いの姿をうっとりする眼差しで見詰め合っていた。アレが恋でなくて、何だというのだろう。
2012.11.18
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「ユーフェミアの婚約だと!?バカな!」「・・・婚約」カレンは戸惑ったような表情を浮かべた。ゼロがルルーシュである事も彼女は受け入れれレズ、ルルーシュの顔を見ると、怒っているというより、複雑そうな表情を浮かべているが、ナナリーに冠する事だと話されると、一応は信じる気になったらしい。「ありえない話ではないだろう、ブリタニアがこのまま国是に逆らう政策を認めるわけがないからな」この頃から、ユーフェミアの安定した基盤が揺らぎ始める。いや、元から揺らいでいたが、ユーフェミアはその事に気付いていなかった。まず、副総督としての業務は行政特区二手をかけている今、大臣や部下などに丸投げ状態にしている。最初は気遣ったりしていたが、第サン皇女に無礼をしていけないという社交辞令を彼女は許してくれたと独断で結論付けた。たくさんの行政や市民の生活、それに自分自身が掲げた行政特区のために、ユフィはほとんどプライベートの時間を削らなければならなかった。行政特区のこともそうだが、ゼロと契約してきた時のように、理想と現実の狭間に彼女は置かれた。「スザクをシュナイゼルお兄様のほうに謝りに行かせる?」ギルフォードやダーるとんがはい、と答えた。「はい、コーネリア様が現状で、行政特区を続けるならば、シュナイゼル殿下の持ち物である特派の人間である柩木少佐を総督に相談も泣く、騎士にしたことを自分に礼を持つのが筋だと」ユフィにしては今更だし、何故そんな事にこだわるのか、理解が出来ない。だって、もう自分もスザクも歩き出してしまっている。「けれど、それならばスザクを騎士に下直後に通達で送ったはずです」「ですが、軍属ではないユーフェミア様の騎士が未だにシュナイゼル殿下の持ち物であるランスロットを、そのパイロットのままにユーフェミア様がさせている事に、シュナイゼル殿下は疑問を抱いているのです。騎士でいるならば、軍をやめ、騎士の仕事に専念するべきで、軍や学生であることを辞めるべきだと」「シュナイゼルお兄様に申し立てを・・・・!」それはいけない。確かにスザクは騎士で、ブリタニアのルールにのっとるならばそれが当然だろう。だが、ユフィにはそれがブリタニアが一方的に朱雀の生活を奪おうとする行為に感じられた。自分は学校を途中で止めてしまった。だからこそ、スザクにはどんな形であれ、学生として、普通な学生としての時間を僅かな時間でも持ってほしかった。「ユーフェミア様、それがご自分の選んだ、柩木少佐という騎士の為になると思いませんか?」「え?」ダールトンがこほんと息をついた。「あの、どういう意味ですか?スザクはわたくしの騎士ですが、その前に私の友人です。そのスザクが普通の生活を持っていることはいいことではありませんか」「―失礼ながら、申し上げます、ユーフェミア様。貴方のそのようなご厚意が、本国において、その通りに伝わっていると限りません。本国では貴方は騎士を公私も分けずに側にはべらせ、甘やかすだけで少しも自分の剣として育てようとしていない、ユーフェミア様はイレヴンには思いやりがもてても、我がブリタニアには少しもお優しくないと」思いがけない屈辱、衝撃だった。違う、自分は日本人にも幸せになって欲しいが、同じように国もブリタニア人の国民にも幸せになってもらいたいと思っている。それなのに、皇帝陛下である父も、ブリタニアの国民も自分の今の行動を見てでさえ、何も理解を示し、興味を持たないというのか。何と言う傲慢なのか。「・・・甘やかしてなどおりません。スザクにはちゃんとゼロとの連絡係という役目やそれ以外にもブリタニアのための仕事を任せています」「・・・そうですね、ですから今以上に貴方の騎士にはブリタニアへの忠誠を見せて欲しいとコーネリア様も思っているのです。ユーフェミア様、ですから行動を起こし下さい。キョウトをうまく利用し、これまで以上に行政特区を持続させる為に国民や皇帝陛下を納得させるだけの、ただ共栄をといって、このまま本国や国民に負担をかけ続けるのは筋違いというものです、納得させるだけの力を貴方だけの力で示してください」「私一人の力で・・・・?」ユーフェミアは煙に包まれたような気分になった。「今すぐとは言いません、必要ならばコーネリア様や本国からそのための補助もご用意します。ですから、どうしてもゼロと力を合わせるならば、貴方様が力が上だとわからせるように、それだけでも国民は納得します」続けて、ギルフォードが続けた。「そして、貴方の専属騎士柩木スザクの地位を守るため、シュナイゼル殿下から完全に切り離し、騎士の仕事に専念させ、ユーフェミア様も彼を自分の部下として公私を分ける事をまずは覚えてください」「公私を・・・それはまさか」「・・・・は?総督、何を」執務室に呼び出されたスザクは、コーネリアの言葉に頭がついていかなかった。「言葉通りだ、貴君には軍やアシュフォード学園を辞めてもらい、副総督の騎士としての仕事に専念し、あの子に自分達が上司と部下、皇族と騎士であることをきっちり騎士であるお前が主のユーフェミアに自覚させて欲しい」「しかし・・・」「部下から聞いている、柩木、貴様、ユフィとプライベートで友人なのだそうだな・・本当なら問いだしたい所だが・・・」「そ、それは・・・・」「だが、今は止めておこう、副総督が自分の責務を自覚しない事には何も始まらない。柩木、お前は公私両方でちゃんと一定の距離で、ユフィを愛称で読んだりしていないのだろう?兄上の特派ではお前はイレヴンにしては仕事に忠実な男らしいな。ユフィは、副総督は今のままでは何の成長もない」「ですから、自分がユーフェミア様にそう提言しろと?」「柩木、お前はユフィの騎士だろう。今はあの子には,EUとの緩和剤としての役目が待っている、ユフィが18歳になるまでの期間を私が提言したら、皇帝陛下から許可を貰ったのだ。正直、寂しい事ではあるが、このままユフィが現状でいられるよりはいいだろう。あの子が幸せなら、私は何だってする」「・・・・しかし、それはユーフェミア様の意思を無視することでは?」気付いたら、そう言葉が滑っていた。「貴様・・ッ」コーネリアの護衛の一人が声を上げた。「いい」「しかし・・・」コーネリアが目配せした。「・・・・」
2012.11.18
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どうして、ルルーシュは僕の気持ちに気付いてくれないのだろう。僕の考えに共感してくれないのだろうか。やっぱり、彼らの生存を主であるユーフェミア様に行ったほうがいいんだろうか。「チケットが足らないぞ、スザク」「ルルーシュ、これカップルのチケットだって僕言ったよね」「上司がその件を二枚しか持ってなかったんだろう、遊びに行くなら皆といったほうが楽しいだろ」「僕は君と行きたいんだ!」「スザク、だから、友達2人よりリヴァル達のほうが楽しいだろ、幼馴染2人のほうが気楽かもしれないが」
2012.11.16
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「疲れた・・・・」「ゴメン、話が長かったかな」「イヤ・・・、とにかく、話は風呂に入ってからだ」「そうだな」チーズ君を持ったシーツーがルルーシュの後に続いていく。「ちょ、ちょっと!?」「何だ」「なんだじゃないよ、君、シーツーと一緒に入るのか」「まさか、こいつが勝手についてきただけだ」「ほう?望むなら、お姉さんがか弱い皇子様に手ほどきしてやるが」「何の話だ?」その日、スザクは政庁でのユーフェミアとの契約を思い出していた。―スザク、私わかったんです。理想の国家とか、大儀とかそういう難しい事じゃなくて、私はただ笑顔が見たいだけなんだって。今好きな人と、かつて大好きだった人の笑顔が。私を手伝ってくれますか?スザク。―イエスユアハイネス。ミライが開いた、彼女となら父を殺した自分でも覚悟を持って、歩いていけると思った。初めて、愛される喜びを得た。彼女は世界に現れようとした光で希望で、セカイを唯一温かくする存在だった。スザクの光だった。だけど、ルルーシュにはたくさんいる兄弟、ライバルでしかなかった。ナナリーを害するブリタニアの人間でしかなかった。嫉妬の対象だった。憎い、殺してやりたい、重い知らせてやりたい。あの日、彼女が奪われた全てを。何も知らないくせに、それがどんなものか、父親を殺した事がどんなに苦しいか、ルルーシュは知ろうともしなかった。皇帝になりたかったのか、救世主になりたかったのか。今、この瞬間も殺してやりたい。いたぶって、殺して。ユフィは君のことを思ってくれていたのに、それが一方通行だったなんて。彼にとって、彼女の助けなど何の価値もなかった。どうして。あの日から何度も繰り返した質問だ。何故、変わった?僕やナナリーを欺いた?何故、裏切った?何故、人を殺し、ギアスをかけ、地を流そうとする?・・・・何故、君は僕に何も言ってくれない。「オイ、起きろ」チーズ君でスザクはシーツーに起こされた。「シーツー・・・」そうだ、昨日、結局、ルルーシュと彼女は。「ルルーシュ!!」
2012.11.14
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「―スザク、私はね、全ての人間を助けられると実は思ってないんです。実際には私にできる事は限られているんだって」政庁の屋上で、いつかユフィが横にいるスザクにそういった。「ユーフェミア様?」「今はユフィです、スザク」「すみません、・・・ユフィ」ユフィはにこりと微笑む。「・・・ですから、私は今できることを、したいことをするんです」その眼差しは強く、光に満ちている。「お手伝いします」「ありがとう、スザク」ユフィはふんわりと微笑んだ。
2012.11.14
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シークレットガーデンを更新中ですが、ヴォルフリートをどうするべきか。メインにするべきか、サブキャラにすべきか。ヒロインのアーディアディトで乙女萌えやイケメンハーレムにすべきか。某王子様や情報やを今後どうすべきか悩みます。勇者機神クロノスは、まあ、知性的な話は私には無理だろう。少年と正義の味方の敵ポジションが主人こうなほうが書いてて楽しい。ヒロインは今だ決まってないが、妹か総督のお姫様あたりか?
2012.11.11
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違う、俺はお前にこういうのを求めてはいなかった。お前はただ俺を憎み、ユーフェミアの仇をうつだけで。「シーツーになんか譲らない」手が痛い、締め付けられそうだ。白い皇帝の衣装は上着と捲り上げられたアンダーシャツだけ残されている。「止めろ、気持ち悪い」「お前の存在が俺には必要だ、ゴメン、ルルーシュ、だから俺とずっと一緒に、計画は止めるといって」「・・・言わない、これは明日にとって必要なことだ」スザクの瞳がきつくなる。「!!スザク、待て、待ってくれ」「もう待てない、限界なんだ」
2012.11.09
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「何でって、わかりきっている事じゃないか、君は僕のものじゃないか」「それは、友達か?かりそめとはいえ、俺がお前の使える皇族でゼロだからか?」「いいかげんにしてくれよ、・・・なんで、何でいつも君はそうごまかすんだ」「お前こそ何をそんなに憤っている」「本当にわからないの?僕が何故君をここまで憎んで、殺したいと思ってしまったのか、思いつめたのか」スザクはルルーシュの肩にしがみついた。必死な様子がルルーシュにも伝わってくる。「何故って・・・、俺がユフィの、お前の大切な人間の固きだから、俺がお前を裏切っていたから、だろ」「・・・・・んとに、本当にわからないのか。俺がどんなに・・・・」「スザク?」「・・・俺はお前が好きだ、その代わりお前はお前のものでいていい、俺から離れるな」スザクは恐らくユフィの告白をまねたのだろう。
2012.11.09
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「俺がユフィを野望に利用していないと言ったら、お前はどうする?」「え・・」「本当は協力したかった、殺したくなかったといえば、お前は諦められるか?納得できるのか」スザクが黙り込んだ。「出来るわけがない、お前がユフィを忘れられるわけがない、俺が彼女を自分の身勝手な理由で殺した現実も」「ルルーシュ・・・」「お前はな、俺を愛しているんじゃない、その思いは敵に対する同情や過去への執着に過ぎない、お前はな、俺の思いを理解していなかった自分を消そうとしている、ただそれだけの事だ、俺を今まで殺せなかったのは父親と俺を重ねたからだ。自分はまた身近な人間を殺す事にびくついているだけだ」「ルルーシュ・・・」「わかったら、くだらない子といってないで、部屋に帰れ。明日も仕事があるんだ」
2012.11.09
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勘違いだった、その後のスザクからルルーシュはそう結論付けた。自分のスザクに対する恋情はやはりこんな形で終わるしかなかった。男が男を好きになる。いや、もっと、それ以前に自分はユーフェミアのようになれなかった。今のスザクを認めなかった、正面からぶつかる事などできなかった。スザクはスザクのものだ。―死んでいる自分に、あの日、母を汚いと思った時分に誰かをアイス資格などない。シャーリーさえも自分は結局受け止める事ができなかった。「くくく・・・、あはははははっ」
2012.11.07
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「もう、いい・・・」「おい・・・」「もう、いいんだ、俺は」「スザク?」「もう、やだよ、俺はお前を失いたくない、ルルーシュ、お前は死ぬね、生きて、俺を好きになれ、その代わりもう死ぬなんて選ぶな」スザクは子供のときのようにルルーシュにしがみついた。「お前はルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの名前がボロボロになるまで、お前が奪ってきた人間のために、生きるんだ。俺が一緒にいるから感謝しろ、お前は俺と死ぬんだ」
2012.11.07
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「わかった・・・」「説明は後で聞く」「ああ・・・」携帯を切り、ルルーシュはナナリーのほうに向かい合う。「ナナリー・ヴィ・ブリタニア、神聖ブリタニア帝国への反逆、並びに自国民に対する兵器の使用、その兵器による一方的な虐殺行為において、お前の身柄を第一級犯罪として拘束する」ルルーシュはあっという間にフレイヤのカギを奪った。「卑怯な!」「卑怯?護衛もつけずに武器も持たずに座っていただけのお前からフレイヤのカギを奪う事のどこガだ?シュナイゼルが後で助けをよこすとでも?」その後、すぐにブリタニア軍が部屋の中に入ってきた。ナナリーがブリタニア軍に乱暴に扱われてつれてこられたのは、かつてのペンドラゴンではなく、焼け野原のただのこげた大地だった。ルルーシュはセカイにシュナイゼル主導によるフレイヤでの大量殺人の事件として、ナナリーをシュナイゼルに操られ、自分で考える事のできない人間として公表した。つまり、ナナリーを無能ものと世間に知らしめた。「・・・なんですか、これは」「貴方が落したフレイヤによって一瞬で破壊された、神聖ブリタニア帝国の首都ペンドラゴンですよ。ここで皇族方を始め、多くの国民が貴方のフレイヤで避難勧告もなく、皇帝陛下への連絡も怠った結果、命を一方的に奪われたのです」もちろん、連れてきたブリタニアの軍人にもナナリーがそういう人間だという事は伝わっている。だけど、ナナリーには全く知らない事であり、事実無根にしか感じられず、軍人たちの言葉もルルーシュの言葉だと思われた。「ダモクレスから、シュナイゼルお兄様が避難するように勧告を受けたはずです、本当のことを言ってください、逃げた人たちはどこにいるのです」きりり、と目を鋭くしてナナリーが聞いた。「私達は本国近くにいましたが、反逆者シュナイゼルからの連絡など一度設けた事もありませんし、宮廷の人間も貴方達がカンボジアにいた事さえ知りません。ナナリー皇女殿下、貴方はシュナイゼル殿下に操り人形として利用されたのですよ。ルルーシュ陛下でさえ、本当に全く知らなかったのです」「!?」何を言っているのだ、この人たちは。ナナリーには意味がわからない。「本当にお分かりでないのですね、貴方は前皇帝陛下からエリアを預かっていながら、何も知ろうとせず、面倒な事は部下に任せきりで、自分が掲げた日本人との共栄という虐殺皇女の夢さえ、ご自分で行動に移さず、その意味さえ考えず、ただルルーシュへいかが悪人という理由だけでペンドラゴンにフレイヤを落したのですね」ナナリーの顔が青くなる。「違う、違います、あなた達は何を行っているのです、悪いのはお兄様、あのものではありませんか、事実を貴方達だって知っているのでしょう!?」「フレイヤのカギを持つ事を望んだのは貴方でしょう、罪を背負うと」「違う・・・・」ナナリーの手足ががくがくと震える。
2012.11.07
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囚われたコーネリアは、スザクの顔を見て、苦々しそうな表情になる。「お久し振りですね、コーネリア皇女殿下」歯をぎりり、と噛んだ。「お前はユフィの騎士で、恋仲だったのではないか、何故、アンナ男などと」ユーフェミアと柩木との恋の噂はただのゴシップだと思っていた。だが、その一方で妹がこの少年のことを特別に思っていたのも事実だ。ユフィのことを思っている。そう信じていた。「彼女は死人です、今更ここで彼を殺したところで帰ってきますか」しかし、スザクの瞳は冷静だ。「・・・所詮、その程度か。お前はユフィや父上を出世の道具としか見ていないのだな」哀しげな声だった。「コーネリア様、神聖ブリタニア帝国はもう存在しないんです、貴方も身分を剥奪にされ、ただの人だ」「ルルーシュと貴様がそうしたのだろうが、そんなに平和を乱すのは面白いか?お前らの行動で何人の人間が路頭をさまよったか!」これが今までの世界なら、さすがは帝国の皇女だといわれ、ほめられもしただろう。「―他国の人間は、エリアの人間はその比ではなかった。結婚も就職も全てあなたたちの管理下におかれ、まともに意見することさえ、ブリタニアの政治のために許されず、逆らえば、殺される、そんなに日本人や他国の人間を殺すのがお好きですか?」「何を言っている・・・、柩木」コーネリアは理解できなかった。帝国の正義や国民の為に、国是の為に戦力で駆逐する。それが彼女の理念であり信念であり当然の事だった。イレヴンやブリタニアのエリアの支配下の人間は管理されるものであり、そこに疑問を持つ事などなかった。「血まみれの高級な服が、身分が偉いのですか?ブリタニアの皇女様」「・・・お前も皇帝ルルーシュの、帝国の騎士ではないか。そのお前が私を愚弄するのか?」
2012.11.06
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「お前、ナナリーのことをどう思ってる?」呼び出しから帰ってきて、ルルーシュと共にテラスでスザクは向かい合っていた。「ナナリー、いきなり、何」紅茶の匂いがスザクの鼻腔をくすぐる。ルルーシュの入れた紅茶はいつも甘く、苦く、程よい具合の味だった。カップを持つ取っ手を、カチャリト軽く持った。「その・・・、詳しい話は後で話すが、お前にナナリーの騎士になってほしい」騎士、それを聞いて、ルルーシュやナナリーの周りに何かあったのか、危機感がスザクを襲う。「・・・アシュフォードが何か言ってきたの」「アシュフォードは関係ない、朱雀、詳しい事はいえないが、アシュフォード家はいずれ俺たちを切ると思う、廃嫡された上、もし今ゼロがいなくなれば、いずれ俺たちが皇族である事も調べられると思う。そうなる前に俺は行動を起こそうと思う」スザクが立ち上がった。「ルルーシュ・・!!」「落ち着け、スザク」「だって・・・!!」「何も今すぐじゃない、だが、俺が行動を起こす時、ナナリーといつまでも行動を取れるわけではない、俺はナナリーを危険な目に合わすわけに行かない。だから、そのときに俺の変わりにナナリーを守る騎士が必要なんだ」「・・・・・んで、僕が・・・・」スザクの瞳は揺れていた。「お前が俺の親友だからだ、お前ならナナリーを守ってくれると俺は願っている」
2012.11.04
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「それで、これか、ユフィに渡すものって」「・・・・」「スザク?」ベッドの下の白い箱をとって、かがんだ施政を元に戻して、弟のスザクのほうに振り向くと、いきなり乱暴に腕をつかまれ、ベッドの上に引き倒された。「・・・イタッ、スザク、貴様、何を・・・っ」いきなり、スザクがルルーシュの唇にキスをした。「!!」それも家族や友人にするキスではなく、明らかに恋人にするキスだった。「兄さん・・・」くちゅくちゅ、と慣れた様子で口の中を蹂躙し、深いキスに変えていき、ディープキスをする。アメジストの瞳が大きく見開く。「離せ・・・ッ」「痛い、手を離せ!!」「・・・会いたかった、ずっと、兄さん・・・いや、ルルーシュ、ずっと会いたかったんだ、どうして三年も連絡くれないの、僕待ってたよ」「・・・・何を」「それとも、もう僕たちのことは過去の事?黒髪もその瞳もその肌も声も全て僕のものだ」スザクがルルーシュの手に自分の手を絡める。
2012.11.03
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「ルルーシュ、」「何だ、俺はもう上がるぞ」「まだ、いいじゃないか、プールの中、気持ちいいよ」スザクはルルーシュの手をつかんでいる。「明日、早いんだ」「・・・しよう?」久し振りの誘いで、スザクの声色でルルーシュもわかった。「したいなら、他の女を当たれ」「要らないよ、僕は君がいいんだ」「!おい!」「ルルーシュ!!」「何をする・・・、!」「ルルーシュ・・・」「う・・・ぅ」そのまま上半身だけ、床に押さえつけられる。
2012.11.02
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