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「君が日本人を殺せといったら・・・」キィィィ・・・命令は下された。「いや・・・」「え?」「いや、そんな、私はそんな・・・」まさか・・・。「ユフィ!!」「・・・・いや、止めて・・・」違う、自分はそんな事を望んでない。思った事もない。だけど、命令は下された。「殺したくない・・・」―日本人を殺せ。「そうね、日本人を殺さなきゃ」
2012.08.31
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まるで夢のような光景だった。漆黒の闇に次々と飛び上がる光る蝶。それは虹色に輝いていた。その中で騎士の衣装を身に纏い、ユーフェミアと踊るスザクがあった。ズキン・・・。胸の奥が痛んだ。
2012.08.30
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「アーニャは俺の髪を触ってて楽しいか」「うん、ルルーシュ様の神、さわり心地がいい」「しかし、いくら、ジェレミアが記憶を取り戻してくれたからって、俺の面倒まで見なくてもいいんだぞ」「大丈夫、これは私の意思でやっているから」
2012.08.29
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「テイナ・・・」青年は少し驚いたようにヘルガを見ている。「あ、ごめんなさい」青年は何かに気付いたように、ヘルガに優しく微笑んだ。
2012.08.28
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「ユーフェミア様の手を何故、取らなかったんだ、君たちの事情が沿うなら、尚の事、彼女に助けを求めるべきではないのか」手を差し伸べようとしてくれたのだ、彼女はゼロを許していた。憤り、朱雀は混乱する。「それでは、ブラックリベリオンに入るが、スザク、お前はあの闘いを堂見ている」「・・・ナナリーが誘拐されなければ、多分君たちが勝ってた」「そうだ、ブリタニア側を追い詰める事が出来た、お前が騎士候になったのはあのときだな?」「ゼロを捕らえるために」「―スザク、何故、俺たちがユーフェミアに手を取らなければいけない?」「え?」「先ほど、彼女の手を取ればといったな、ブリタニアに隠れ、戸籍も偽りのもので廃嫡され、帰れば殺されるか、駒になるしかない俺やナナリーに。お前はブラックリベリオン後のようにあっさりとナナリーが戻れたように、あの男が俺やナナリーを迎え入れると思っているのか?」「あ・・・」「わかっただろう、行政特区に参加すれば、俺たちは破滅だ。見つかれば、いくら身分が高いといってもコーネリアの管理下にあるユーフェミアでも、皇帝の命令に背くことは難しい、当然コーネリアが後見人もいない格下の皇子達をかばうとは思えない」「けれど、殺す必要なんて・・・・っ」「―なかった、ギアスの暴走だった、日本人を殺せは冗談のつもりで言った」「ルルーシュ!!」アメジストの瞳がかすかに揺らいだ気がした。「ユーフェミアは俺の命令を聞き、あの惨劇を起こした。ナナリーを助けようとしてくれたからな、ゼロ以外の手段を示してくれたのは、兄弟の中でユフィだけだった」「ルルーシュ?」その言葉にスザクは動揺する。「勘違いするなよ、俺達皇族にとって、他の皇帝の子供はライバルであり、それ以外の感情はない、ユーフェミアはその中で異端だった、それだけだ」「・・・・」「俺のギアスでああなった彼女を止めるには、あのときの俺は殺すしか方法がなかった」
2012.08.26
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アキトの監督も興味を持ったというスザク・・・。正直、複雑なキャラだろうか。一期25話で、ルルーシュの存在を否定し、卑怯だ、卑劣だといいましたが、それはスザクに言える言葉ではないような気が最近してきました。一期の1話でシンジュクゲっトーの掃討戦に参加していましたが、ルルーシュが搭乗しなければ、同じ日本人を殺し、当然ランスロットにも乗れていない。裁判にかけられたときも、死ぬとわかっている不平等な裁判に参加。純血派の内争に巻き込まれる。これだけの事実を見てみても、どう見ても、内側から、正しい方法で、変えられる国ではない。アキトでも描かれましたが、イレヴンはどこの国に言っても、ブリタニアに迫害され、EUからも下に見られる存在。5話で皇女ユーフェミアと出会って、日本人がいないアシュフォード学園に入学。ドラマCDで、ユフィの事をはぐらしながら、自分のことをイレヴン、名誉ブリタニア人だといい、周りがそういう態度をとっても日本人だといわない。スザクの言う間違った手段がゼロならば、まずは自分から日本人である事を表明する事が先決で、ブリタニア側の正義をかたどる事ではない。CDから見ても、とても内側から変える気があるのか疑問です。小説版や本編にしても、何故カレンや他の日本人が物騒なテロ、残酷な行為をブリタニアにするのか。どうして、底まで間違った手段をとる必要があるのか、コーネリア軍に日本海法泉や中華連邦の傀儡政権が無謀な戦いをするのか、ナイトオブワンとなるといいながら、ユーフェミアの騎士となりながらも、本当の意味で理解せず、ただ命令に従い、理想を語るだけで、カレンと神根島で会う時もそれが世界の常識で正論だと押し付けて、日本人のことを考えていないんですよね。ユーフェミアの騎士となった時も恐らく自分の夢に近づき、いずれゼロであるルルーシュも理解する、それ以上のことは考えず、甘え、ゼロをただ否定している。その間も、食べる事もまともに職に付く事も出来ない日本人達がいたというのに。何故なんでしょう?父親を殺して、日本はエリア11になった事を悔いるなら、そんな立場の日本人達の事を少しだけでも考えてもいいのに。
2012.08.25
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フジ戦で、ルルーシュ皇帝はシュナイゼルとナナリーがフレイヤで世界を亡ぼし、黒の騎士団は加担したと公表し、今までの全てが演技だったと超合衆国の議員達に説明した。戦闘の直後、それを知らされた団員たちの生き残りは次々に降伏し、幹部達を罵倒し、ルルーシュ側に付くと宣言し、扇たちから去っていき、カレンやジノはブリタニア軍によって逮捕された。「いいのか?スザク」「何が」「ユーフェミアの仇が討てなくなるぞ」「・・・・彼が死んでも、彼女が望んだ世界は来ないから」「ほう・・・・」半分は嘘だろう。だが、事実だけを認め、原因を知ろうとせず、自分の正義に固執してた頃よりはましか。扇たちの身柄は、シュナイゼル側についたとして、日本人の戸籍を剥奪され、名誉ブリタニア人という扱いとなり、神聖ブリタニア帝国に預けられる事になった。当然、黒の騎士団は首にされ、それまでの功績もなしになった。「ふざけるな、お前たちはあの男にだまされてるんだ!!」真っ先に反論したのは、扇である。「そうだ、俺たちはシュナイゼルやルルーシュに利用されたんだよ!!」しかし、柵の向こうの弁護士は冷たい。「よくもまあころころと意見を変えることが出来ますね。貴方達にどんな理由があろうと、自分の命ほしさに命の恩人で上司のゼロを我が帝国に売ったのは、事実。貴方達に日本の未来を期待していた日本人たちの失望が目に見えて見えます。現在、シュナイゼル殿下は裁判でルルーシュ陛下に逆らった事を話されていますが、黒の騎士団はゼロを利用し、簡単に爵位や名誉を求め、日本返還を求めたといっていますよ」「バカな、ゼロは帝国の皇子、ルルーシュだった、俺たちは皇位継承の争いに巻き込まれ、だまされていただけだ!!」「そうだとしたら、あなた達は神聖ブリタニア帝国の皇位継承者をブリタニアの反逆に加担させ、自国民や兄弟と戦わせ、日本人や超合衆国をだましてきた事になりますが?これは由々しき国際問題ですよ」「俺たちは知らなかった、ゼロは正体を隠してたんだ、それにアイツはギアスで俺の千草を・・・」弁護士は首を傾けた。「ギアス?・・・・・その、あなた達は本気でギアスという非科学的なものが存在すると?大丈夫ですか?まさか、脳に病気でも?記録であなた達はゼロにそんな力があるから裏切ったとされていますが・・・」正気?とでもいうような視線だ。「・・・そ、そうだ、ゼロは人の意思を踏みにじり、人を自由に操る力があるんだ、千草がデータを持ってきてくれた」
2012.08.25
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ナナリーへの不満は徐々に高まっている。ナナリー自身は何故こうもうまく行かないのか、ミレイたちや親しい人が自分と距離を置くのか理解できなかった。フレイヤでペンドラゴンは完全に破壊され、家族や友人、恋人、故郷、思い出を奪われた国民は多い。「ゼロ・・・」「大丈夫、きっと話せば・・」そういいながら、嘘だとスザクは心の中で思った。ルルーシュはナナリーを怖いものや醜いものを遠ざけた。母親の死や父親の謁見、その事実を彼女は深く考えなかった。見てこなかったというのが正しい。盲目で体の自由も奪われた、ルルーシュがいないと泣き叫ぶ。ダモクレスも同様だったのだろう。―自分もそうだった。ルルーシュを世界平和のために殺したから、わかった。「ゼロ、ずっと側にいてくれますね」目が見える彼女の笑顔は死人の皇女によく似ていた。その言葉の響きも。愛らしい笑顔。きっと、ルルーシュはこの笑顔を守りたかったのだろう。「はい・・・」しかし、スザクには仮面のように見えた。ナナリーのいうやさしい世界は他人に優しくなれる世界。ルルーシュは父親達にそういった。けれど、彼女は自分に優しい世界だけを望んでいる。学園に言った時も、ミレイたちの言葉を聴いても、どうして、酷いと思ってもそこで思考を停止する。悪いのは、兄であり、黒の騎士団やシーツーであると。そんなところが自分に酷く似ていた。自分は潔癖だと、正義だと。それゆえに、彼のことを何も知らず、彼の嘘が本当はどんなものか知らず、知ろうともしない。「ゼロ」シュナイゼルがやってきた。
2012.08.20
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「ユフィがそんな・・・」合衆国日本内でのゼロの部屋でその報告を聞いた時、ルルーシュは戸惑いを感じた。部屋の中には、シーツーの姿もある。「違うだろ、ルルーシュ」「?」シーツーは真っ直ぐな視線でルルーシュを見据える。「お前はわかっていたじゃないか、あのお姫様が理想を語るだけの甘ったれだという事は」「・・・・」誰であろうと、自分の行為は結果的に受け入れてくれる。無償の善意とも呼べるし、皇女として育った彼女のわがままさ、意志の強さとも呼べる。彼女は誰かに否定された経験は少ない。「否定はしないのか」「・・・・だが、俺やナナリーはともかく、日本人やブリタニア人の共栄を目標していたはずだ」「どうだろうな、お前たちというより、コーネリアやシュナイゼルを見返したい、柩木スザクに気に入れられたいだけにも見えるが、本当に慈愛の皇女ならば、公務内だけで慈善活動にとどめて、満足しないと思うが」「厳しいな・・・」「コーネリアに守られ、醜い皇族争いという現実から逃げてきた・・・。ルルーシュ、女は女に厳しい生き物だ」ユフィは屈辱を味わっていた。多くのブリタニア貴族たちが、スザクをあざけり始めたのだ。「スザクは私の騎士です」「ええ、貴方が騎士に選任されたことで気の毒な目に合っているイレヴンでしょう」「スザクは不幸になどなっていません!!」ユフィはかっ、となった。「だって、貴方が助けたのは、騎士にした柩木スザクだけ。その後は、ユーフェミア皇女殿下、他のイレヴンのために何かしました?行政特区だって、所詮人気鳥の政策で宰相閣下の協力がなければ、成立しなかったというではありませんか?」「私はユーフェミアですよ!!」貴婦人はくすくすと笑う。「何故、わかろうとしないのです・・・」ユーフェミアは拳をギュっ、と握った。「不敬罪で私たちを訴えます?貴方がまとうのは、皇帝陛下の権力ですもの」「な・・・なな・・・っ」それはまるで彼女が何の能力もない無能だといっているのと同じだ。ユフィもすぐに気付いた。行政特区には多くの日本人が詰め掛けていた。「コーネリア様・・・」「動じるな、だーるとん」「しかし・・・」先日の侮辱した事件や脅迫文の問題もある。「暴動になるのでは、と軍からも心配な声が上がっています」「同時に現状を維持してるのは、副総督ではなく、ゼロの存在だ」コーネリアの表情は厳しい。「コーネリア様・・・」「柩木スザクを呼べ」
2012.08.16
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カレンはマシなほうだ。皆が希望を持って明日を迎えられた。思っていたが、自分達には変える力があると思っていたのは間違いなのだろうか。最近の扇の政治を見て、特にカレンは双感じるようになった。一方的に自分で追い詰めた不況、遅くなる復興の責任を最近では、ルルーシュの妹であるナナリーに押し付ける発言が多い。玉城はバーを開き、藤堂はゼロをシュナイゼルに売った件で、現在地位を剥奪、裁判の最中だ。けれど、その首謀者であるはずの扇は何のとがもない。そんな扇に疑問を抱き始めている南たちは、すでに扇から距離を置き始めている。「オイ、バイト、ボーっとしてないで仕事しろよ」「黒の騎士団の英雄様にしては随分能力がないんだな」バイト仲間はあからさまにカレンを馬鹿にした。「はい・・・っ」カレンは店内を忙しく動き回る。「千草、子供は」家に帰ると、エプロン姿の扇の姿があった。「・・・・私はヴィレッただ」「あ、すまない」「・・・・・」これで何回目の注意だろう。いつまでも要は記憶喪失時の自分を忘れない。信じたい気持ちがあるが、扇は注ぐ諭して扱う事に何の疑問も抱いていないようだった。「要、公式パーティーは欠席してもらえないか」「体調でも悪いのか?」「・・・・・少し」「残念だな、皆、千草が来るのを楽しみにしてるのに」「・・・・ご飯の用意をするから、要は先にお風呂に入っていてくれ」
2012.08.15
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「あ・・・うぁ・・・・・」ルルーシュの亡骸を抱きしめたまま、血で濡れた手でその体を抱きしめる。これで終わった、憎悪から解放されて、ユフィの仇をとった。声にならない声だ。ゼロはルルーシュは、あの男はいないのだ。世界が平和になる。スザクは開放される、そのはずなのに。「ルル・・・ッ」―父さんはここにいちゃいけない。あいつらに手を出さないで下さい。「うああああああああああああああああああああああああああああああああっ」
2012.08.14
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・・・・疲れた。クーデターの準備で疲れているというのに、何故、自分は生徒会室に向かっているのだろう。ああ、ナナリーとお茶したい、あの可愛い声でお兄様といって欲しい、ナナリーの顔が見たい。「すみません」扉を開くと、リボンまみれのスザクが机にトップして寝ていた。寝てるのか。それでは、起こしてはいけないか。ルルーシュはそう思った後、自分の分であろう、紙の束に手を伸ばした。もうすぐ、もうすぐだ。もうすぐ、あの男に復讐を。全てに決着がつく。ルルーシュはそう重いながら、書類のチェックをし、課題にも取り掛かった。その時、スザクがいきなり起きた。「うわっ!?」飛び起きたので、ルルーシュもさすがにビックリした。「・・・あ、ルルーシュ?」「スザク、もう少し普通に起きてくれ」心臓がドキドキした。「うん、あれ、来てたんだ」「つい、さっきな」「そうか」スザクはなぜか胸をなでおろしていた。「ルルーシュ、会うの久し振りだね」「そうだな」それだけ答えると、ルルーシュはノートパソコンに視線を戻した。「少し、髪が伸びたんじゃない」「そんな事ないと思うが」スザクがフッ、と笑う。「伸びたよ、ちゃんときらないとだらしなく見えるよ」自然にスザクが自分に手を伸ばしたので、ルルーシュは慌てててから避けた。「・・・」「何だ?」
2012.08.13
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エリア11内で、特区内の日本人とブリタニア国民の間で暴動が起こった。合衆国日本でルルーシュは驚いたものの、どこかで予想はしていた。酷く落ち着いて、その事実を受け入れていた。皇帝が助けを求めたユーフェミアに広げるつもりは今はない、自分だけで何とかしてみろといったのだ。当然、ランスロットを持っているとはいえ、軍に発言力の持たないユフィの騎士では、武力で止めるなどもってのほかだ。「何で、俺を逮捕するんだ、悪いのは全部、国是に逆らい、愛人にのぼせた、あの無能のお姫様だろ!!」「テロリストと手を組むなど、神を愚弄する行為だ」「天罰が下るがいい!!」政庁の中で、ユーフェミアはスザクと共に屋上の庭園の中にいた。「・・・・スザク、どうして、皆」ユフィにはわからない、全てがうまくいく、皆幸せになれるのに、何故、皆、こんな悲しい手段をとるのか。知ろうとしてくれないのか。自分たちの平和が何故おかしいとあんなに自分がいっているのにわからないのか。「大丈夫、君は何も悪くない、きっと、皆急すぎて、すぐに受け入れられないだけだよ」「スザク・・・」すがるような視線だ。う、可愛い・・・。そう考えたスザクは慌ててその考えから逃れて、現実に意識を取り戻した。「ありがとう、スザク・・・」「はい・・・」そんな時オ、ギルフォードがユーフェミアたちに近づいてきた。「ギルフォード卿?」神妙な面持ちだ。そして、ユーフェミアの前に立つ。「キョウトから連絡がありました、本日付で援助を打ち切ると」「!?」ユフィは耳を疑った。「理由は、現状での特区の生活状況や経済状況、責任者であるユーフェミア皇女の経験不足や一方的な押し付けによる政策に疑問を抱いた事、今回の暴動を治められもしない政無能力ゼロの人間に大事な資金を出すわけに行かない、・・・とのことです」ユフィの顔が赤くなる。私が馬鹿にされた!?合衆国日本にもユーフェミアがキョウトの了承を得ずに、特区内に福祉施設を作り、ブリタニアの保育士を招集させ、日本人の子供達の面倒を見させている事は伝わっていた。「いい事じゃないか」玉城は何故悪いのか、わからないといった表情を浮かべた。「ばかねえ、それをやっているのは全部、だーるとん卿、コーネリア直属の部下で、資金はエリア11内のブリタニア人の税金よ」タバコを吸いながら、ラクシャータがそういった。「ユーフェミア様は、慈善活動をしたつもりだけど、これって、悪いことよね」まさにそれが暴動となる一因だった。「・・・・ユーフェミア」ダンボールの上に座っていたか蓮は複雑な声でその名前をつぶやいた。
2012.08.12
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「ナナリーのためよ」ナナリーの「ねえ、ルルーシュ、私は大切なものは何も変わっていない、何も失っていないの」「けれど、結局無茶なやり方なのに全てを手に入れてしまう、考えてみれば、君は皇女である前にいつも、ただのユフィだったな」―あのときのことを忘れたことはない。「随分と落ち着いた生活をしてるな」「やっとという所だ、先日の会議でやっと、ユフィは本国やエリア11のブリタニア人への説得を始めたようだ」だけど、ユーフェミアに対するバッシングは強い。彼女もがんなっているが、立場は苦しいままだ。「・・・彼女を苦境に立たせるように言ったというのは、本当か」ゼロであり、今までブリタニアを苦しめてきた事や自分達をだましていた事を彼は何故何も言わないのだろう。それは間違っている事なのに。「本当に大切なものがあるなら、自分だけが何も犠牲を負わないというのはおかしい事だからな、それに提案した本人だけが何の犠牲もとがもなく、エリアの人間や本国の人間から金を貰うというのは、本国やエリアの人間も納得しないだろう、理想だけでは人は食べていけないからな」朱雀にはそれが突き放している言い方に聞こえた。ルルーシュは冷たいようで、身内や一度心を許した人間にはとことん優しい。そう思っていたのに。「・・・ユーフェミア様を愚弄する気か」ルルーシュは仮面を外さず、書類をめくる。「まさか、考え自体は否定していないさ、ナナリーや俺を守るといってくれたからな」笑顔も何も変わらない。「それなら、何故、ルルーシュのままで・・・」「何故?俺たちの事情をお前もある程度は知っているだろう?日本人の中にブリタニア人が入れば、当然、戸籍も素性も調べられる、そうなれば、ブリタニアがどうするのかわからないお前ではないだろう?」スザクの顔が羞恥で赤くなる。「当たり前だ・・・・」「なら、それでいい」先日、ルルーシュはユーフェミアとは協力するが、部下ではなく対等な関係であり、自分とは距離を置くといった。手を差し伸べてくれる人がいる。わからない彼ではなのに。「・・・この前、君が言った事だけど、その、ゼロになる以外でも方法はないのか。ユーフェミア様の手を取ったということは君だって・・・」「さあな、自分で考えてみろ」「また、ごまかそうとして・・・」ルルーシュは書類を差し出した。「ほら、副総督閣下に出す書類だ、ちゃんと受け取れよ」「・・・・」「柩木、早くしろ」
2012.08.10
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合衆国日本では、徐々に今の体制に疑問を持ち、貴族に虐げられたブリタニア人と日本人の交流が始まっている。「どういうことですか、行政特区を他のエリアに広げるのをまってほしいとは」シュナイゼルとの話し合いには、コーネリアも同席している。「中華連邦の問題だよ、君は企画段階だけで関わった建築業のマイスタースターという会社があっただろう、どうもその会社に中華連邦の人間を日本人だと偽って、入国させているらしい」ユーフェミアの使いとして、スザクは合衆国日本を訪れたが、底に住む日本人は冷たい視線や困惑、不安といった視線をスザクに浴びせた。日本人やブリタニア人の共栄、ユーフェミアといれば、自分のおかした罪を償えると信じるスザクには不可解であり、彼らが何故自分にそんな目で見るのか、本当の意味でわかっていなかった。「当然のことながら、特区の参加者にはいまだブリタニア人は着ていないようだな、入っているのは総督の関係者ばかりだ」「道路や水道は進んでいるんだけど、電気がまだ半分くらいしか、特区二は来てなくて、総督は必要な分だけ、与えているといっているけど」「土地の整備や住居はブリタニアの会社に任せているが、どんな具合に進んでいる?ユーフェミアは管理していると聞いているが」「ちゃんとしているよ、まだ経験が足りないだけだ」何故だろう、いちいち、ルルーシュの言葉にとげというか、厳しいものを感じるのは。「そんな、ちゃんと調べているはずです」「・・・ユフィ、お前、最終チェックは慎重に慎重を重ねたのだろう」「はい、調べた上、はんこをお渡ししました」「だが、現実問題、行政特区は不法な方法で入っている人間もいるようだから。ユフィ、参加者が来た場合、厳重に取締りしておいたほうがいいよ」「しかし、それでは誤解を招くのでは・・・」シンジュクゲットーとなんら変わりナイト。一部の日本人を優遇する事は出来ても、全ての日本人の面倒までは出来ないと。日本人とブリタニア人の共栄、その理想が時間がかかると頭ではわかっていた。わかっているつもりだった。現在の特区の状況も、自分というよりは、ゼロが賛同したからという形で成り立つ意味が多い。「行政特区は君が発案したものだよ、その君が彼らの命や生活の安全を考えるのは当然だろう」「・・・・っ」ユフィは言葉を詰まらせた。
2012.08.08
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「・・・・・・辞めてくれない」「カレン?」「あんたが騎士様である事はわかるけど、貴方の言うユーフェミア様はイレヴンに対して、少しでも規制を緩和してくれるよう、働きかけてくれてるのかしら」「それは総督のコーネリア様が厳しくて」心苦しそうに言うが、この少年は何故、アンナ理想ばかりを語り、綺麗なものだけを愛するお姫様をそこまで信用できるのだろうか。無論、スザクの言うとおり、彼女が日本人に偏見がないのも事実だろう。だが、カレンにはテレビで見る桃色の髪の少女の顔の上に、イレヴンをいたぶる圧制者の仮面がこびりついているように見えるのだ。「・・・・つまり、今は何も出来ない、都合のいい夢しか語ることができないってこと」「仕方ないよ、それにエリア11にはあいつもいるから」
2012.08.07
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「布団を返せよ」「いやだ」「ルルーシュ、安心しろ、私と寝ればいい」「だめ」「スザク、お前には聞いていないぞ」
2012.08.05
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ルルーシュはナナリーの頬を叩いた。「いきなり、何するのです!!」「それは俺の台詞だ、俺を止める為に?ふざけるな!!」ルルーシュの怒声にナナリーはショックを受けたのと同時に、驚いた表情を浮かべた。今まで、正面からルルーシュが怒った事がない為だ。「今まで・・・、俺は間違っていた、こんな・・・、お前などさっさと見捨てていればよかったんだ」はは、とルルーシュは力なく笑った。「お兄様?」ナナリーには平和な世界で本当の笑顔で笑って欲しい。ただ、それだけだった。言い訳といわれようと、それが自分の生きる全てだった。「俺に世界を統べる資格はないといったな、それでは、ナナリー・ヴィ・ブリタニア、お前にその資格があるというのか?今もお前の為に戦うブリタニア軍や黒の騎士団がいるのに、お前はこんな所に閉じこもり、あまつさえ、護衛もつけていないが」「それは・・・」「俺が来ると想定するなら、ラウンズでも何でもつけるべきだ、そんな事も考えず、お前はこの鳥かごのような場所で自分の祖国を破壊し、国民や兄弟を虐殺したというのか」「え?」ナナリーはあからさまに意味がわからないといった表情を浮かべた。「え、じゃない、お前がいったのだろう、フレイヤを撃ったと。今更、知らないフリはないぞ」「避難勧告を聞いたのでしょう?」「何の話だ?俺はアシュフォード学園で会議をして、本国は留守をしていた?・・・第一、身を隠していたシュナイゼルが何故敵である俺に避難勧告など出す?」「・・・嘘をつかれているのですね」ぼそり、とナナリーが言った。「俺は今、初めてお前がペンドラゴンにフレイヤを撃ったことを知ったのだが」
2012.08.04
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「・・・守るよ、ユフィを」「それが誰であろうと?」「ああ」「・・例えば、俺がユフィを倒すといってもか?」「まさか、ありえないよ」
2012.08.03
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