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昨日は2種類のさくらんぼを楽しみましたが、今日は贈り物で新たに山形県東根市のさくらんぼが届きました。3種類のさくらんぼが食卓に上がるなんて、空前絶後の異常事態であります。今日参加したさくらんぼは、酸味の爽やかさが魅力的で、繊細な味わいをまとった子でした。世間一般のさくらんぼのイメージ、まんまの味わいです。とすると、昨日頂いた自然栽培のさくらんぼは、やはり特殊な子なのかもしれません。味わいの余韻の長さが際立っていますね。で、ワインは…一昨日明けた ニコライホフ 『グリューナー・ヴァインゲビュルゲ・フェダーシュピール』2007昨日明けた タケダワイナリー 『ドメイヌ・タケダ・アッサンブラージュ・ルージュ』2007 を、ゆるゆると飲む幸せをかみしめながら。どちらも、味わいが落ちることのない生命力のあるワインのように感じました。
June 24, 2009
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日本一のさくらんぼの産地、山形県からさくらんぼが届きました。自然栽培で育てられたもののようです。昨日は、ビオカレンダーの『実の日』でしたので、昨日収穫されたものでしょうか?偶然両親がさくらんぼを貰ってきたので、食べ比べです。 『その差は歴然でした』皮を噛みやぶったときの、はじける勢いある果実味、その歯ごたえの強さ。さわやかでありながら、どこまでも自然な酸味。口中に広がる香りの強さと、余韻の長さ。全てがあちらこちらの頂いたものの圧勝でした。さくらんぼに合わせて今回は、山形つながりで タケダワイナリー 『ドメイヌ・タケダ・アッサンブラージュ・ルージュ』2007年と合わせてみました。このワインも自然栽培の自社畑で収穫されたブドウから造られています。開けてすぐは、樽熟成(古樽主体か?)の香りをやや強く感じますが、すぐに自然な果実味の伸びやかな旨味がグラスにあふれます。マスカットベリーA主体で、ブラッククイーンやメルローやカベルネ・ソーヴィニョンのブレンドですが、日本で交配された品種固有の味わいとヨーロッパ系の品種の味わいが絶妙に溶け合う素敵なワインでありました。美味しいものをいただき幸せ気分のあちらこちらでありました。
June 23, 2009
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昨日は夏至でしたね、今日はビオカレンダーでは『実の日』にあたり、果実などの作業に適した日とされていますね。今日は、お休みだったので、ブドウの木のお手入れ。数日前に枝をまとめている麻糸が切れて一部の枝が垂れ下がっていた部分を新たに糸を張りなおし、枝の止め直しをしました。ほんの数日なのに、枝を上向きに止めた後も葉は裏返しとなり、今後その影響が懸念されますね。そのほか、葉が重なるような部分の葉を少し取り去り、成長しすぎの枝は、先端を切り詰める作業などをしてました。ブドウの木は『ああしてほしい』『こうしてほしい』とは言ってくれないので、状態を見て、『たぶんこうした方が良いのでは』という作業を想像しつつ行っています。今年は、花ぶるいと黒痘病の影響が大きく、カベルネ・フランの収穫はほぼ絶望的。昨年はベト病がひどく、そのダメージを今年も引きずっているようです。枝葉の伸びも貧弱で、花穂もほとんどつかなかったので、来年以降に期待しましょうか?巨峰は花ぶるいの影響をもろに受けてしまいました。開花期の低温と雨続きが効いているようですが、こちらも昨年のベト病の影響もあるようで黒痘病も出ています。2本あるベリーAは、巨峰とフランに近いほうの木は黒痘病が出ていて、罹患しているものを少し摘粒しました。雨により広がる恐れがあるので、その部分は新聞の折り込み広告を使って傘かけをしています。ただ、開花後の実の生育が急速に進む時期に一番黒痘病の影響を受けるようで、現在は広がる様相は見えません。昨年猛威をふるったベト病は、幸い今のところ発症していないのですが、まぁ今後の天候次第かもしれませんね。巨峰・カベルネフラン・マスカットベリーA・プティヴェルドーを垣根で栽培していますが、普通は垣根でなく棚栽培されることが多い巨峰とベリーAは、垣根栽培では少々窮屈なのか、『伸びたい』という力を感じますが、これも冬季剪定の仕方によって改善できるかもしれません。純粋ヴィニフェラ系のカベルネ・フランとプティ・ヴェルドーは垣根栽培に馴らされているはずですが、あちらこちらの庭ではエネルギーの発散の仕方に戸惑いがみられます。この2種類の木は、細かい葉が数多く発生し、枝からも副梢が多く発生するので、常にそれらに気を付けて多くなりすぎないようにしています。明日は気温が35度くらいまで上がる予報です。湿気が多い日々が続くので、この期間が正念場ですね。
June 22, 2009
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酒井ワイナリー山形県の南陽市赤湯の老舗ワイナリー。酒井ワイナリーでは出来上がった濁りを含むワインを一度1升ビンに入れて、1年ほどかけて重力により清澄し、その1升ビンからデカンタージュすることによりノンフィルターでワインを仕上げています。デキャンタした後の濁りワインは、いろいろなワインのデキャンタした残りをさらに寝かしてからデキャンタージュして、混ぜ合わせ『鳥上坂』という銘柄になります。赤・白・ロゼそれぞれ1,200円(税込)ワイナリーいわく『全て混ぜ合わせたまぜこぜワイン』その中身を考察してみますと、『鳥上坂』赤の品種は、このワイナリーの赤ワインのリリース状況から、 マスカット・ベリーA ブラッククイーン カベルネ・ソーヴィニョン メルロー以上4種類と思われます。一方『鳥上坂』白の品種は 甲州(赤湯周辺はこの品種の産地でもあります) デラウエア(山形はデラの本命ともいえる産地です) シャルドネの3種類でありましょうか?中口の表示です。ロゼに関しては、いろいろな可能性があり、内容は良く解りません。やや甘口の表示です。今回は『鳥上坂』赤を楽しみました。香りの感じはベリーAのチャーミング系を強く感じ、少しインクのような印象はブラッククイーンでしょうか?味わいは山形ならではのしっかりとした酸味があり、ボディとしては軽めでありながら、キレイに抜ける透明感があります。ほんの少し樽熟成されたニュアンスを感じる気がしますが、ベリーA・ブラッククイーンの樽熟からのものか、カベルネやメルローからのものか、あちらこちらの味覚では解かりません。気軽に楽しめる価格でもあり、普段飲みには良いのではないでしょうか?このワイン、リリースされるロットによりその混ぜられている品種(もとのワイン)の種類も変わります。そのため、味わいも変わってしまいます。内容・味わいが変わりますと堂々うたうワインも珍しいかも。
June 18, 2009
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今から9年前くらいかな?S氏とH氏がドイツからウィーンに流れてくる旅行(ツアー)に参加していて、ウィーンではたまたまあちらこちらの滞在と予定が合うことから、一緒にウィーンのホイリゲ(自家製ワインを飲ませてくれる居酒屋的存在)に行くことになった。ガイドブックにはまず載っていないノイシュティフト・アム・ヴァルデ地区のツィンマーマンというホイリゲに行きました。ツンマーマンはあちらこちらのお気に入りです。しかし、その日は天気が悪く、その時期としては信じられないくらいの低い気温で、庭に設けられたテーブル席が気持ち良いこのホイリゲの真価を見せつけることはできませんでした。その後、近くのフーガッスル・フーバーというホイリゲをハシゴして、ウィーン旧市街にもどったのですが、その、あちらこちら的には不完全燃焼であったホイリゲ訪問もS氏的には何か感じるものがあったらしく、「定年退職したら一緒にウィーンに行きてーな~」というのがS氏の口癖。「いっすねー!行きましょうよ!」と言い続けていたあちらこちら。その定年退職まで一年をきり、10年越しの約束を果たさねばなりません。ちょうど来年は2年に一度の「VieVinum」(ウィーンで開催されるワインイベント)の開催もあることだし、今からスケジュールを組むための下調べをしています。「ワイナリーの経営する宿を泊まり歩く」なんてどうかな?もちろんレストランも併設されているところに。ホワイトアスパラも旬だし、食べ過ぎ・飲みすぎ要注意の旅行になるのは避けられないところですが、今から楽しみな旅行予定なのでした。
June 14, 2009
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いつの間にか梅雨入りしてしまったようです。昨夜遅くから今日午前にかけてかなり降水がありました。その後、午後から晴れて蒸し暑い感じ。夜は少し涼しくなり、星が見えています。明日は晴れるのかな?これから一月くらいの間、うっとおしい天気が続きますね。庭のブドウの木たちもこれからしばらく病気や害虫の脅威にさらされ、試練のときです。昨年は5月後半から6月上旬まで国外逃亡していたので、帰ってきたときにはぶどうの木は大変なことになっていましたが、今年は、今のところは面倒を見てやれているので、昨年とは比較にならないくらい良い感じです。そういえば、去年は今年より10日くらい早く梅雨入りしてたんですよね。でも、巨峰君は開花期の天候不順の影響か花ぶるい気味で、さらに黒豆病のような病気の症状も見えます。カベルネ・フランの『フランク』は、昨年のダメージを引きづり、今年は極わずかしか花穂をつけませんでした。今年は体力回復期間となりますね。そのほか、ベリーA2本はなかなか順調です。プティ・ヴェルドーの『プティ』は少し徒長気味(無駄に枝葉が伸びすぎ)のような気もしなくはありませんが、まづまづ順調のようです。まぁ、しかしすべてはこれからの状況次第ですね。
June 11, 2009
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3月にオーストリア訪問したときに、あちらこちらのワイナリーで見慣れないワイングラスを使用しているのに気づきました。持った感触は極めて軽やかで、独特のシェイプを持つワイングラス。ワイナリーのオーナーの中には、自分のワインに合わせてオリジナルを作らせているところも…(完璧主義者ルディ・ピヒラー氏です)3月に訪問したところでは、ルディ・ピヒラー以外にもプラガーやヴィーニンガーも使用していました。そこで、昨年訪問したワイナリーの写真を見返してみると、シュタイニンガーやブリュンドゥルマイヤーさらにはヒルツベルガーもそれっぽいグラスを使っているもよう。いろいろと調べていくと、ハンス・デンクというワインに詳しい僧侶が古代ローマ時代に使用されていた独特の角度にヒントを得てデザインしたグラスのもよう。素材には鉛入りのレッドクリスタルではなく、軽くて強固なカリ・クリスタルを使用し、すべてハンドメイドで作られているようです。カリ・クリスタル素材のグラスはロブマイヤーも採用していますね。ネットで何とか手に入らないかといろいろと調べてみたのですが、アジアまで送ってくれそうなところは見当たらずじまい。メーカーのホームページからも注文ができるのですが、こちらもアジア地域の設定はなく、日本に一番近いギリシャとして、一応登録はしてあります。でも、注文してから、「実はギリシャでなくて日本に送ってほしいんだけど、送料等はどないなりますの?」とかやりとりするのも面倒なのでそのままとなってました。日本には全く入っていないようなので、自分のところで輸入しちゃおうか、とも考えて、一応先方に送る挨拶文を考え英訳したものも準備していました。ところが!なんと、最近日本にも入ってきていたのです。オーストリアワイン等の輸入商社AWA扱いです。確認したところ、やはり現地のワイナリーに勧められて限定で輸入したみたようです。もうしばらくしたら、あちらこちらも購入してみますので、使用レポートをお伝えしますね。あ!最近は ヒルツベルガー・ローテストーア GVフェダーシュピール2008年 プファッヘル ウィーン1 白(ゲミシュターサッツ)2007などのオーストリアワインを飲んでみました。ヒルツベルガーは相変わらずのエレガント系の素敵なワイン。グレープフルーツのシャープな感じとこの品種特有の白コショウの風味がすてきでした。ウィーン1は、ヴァインフィアテルのワイナリーながらわずかにウィーンのビーサムベルクに畑を所有するプファッヘルのワインで、セパージュは、リースリング・GV・ヴァイスブルグンダーの混植混醸(ゲミシュターサッツ)です。リースリングの比率が高く、それらしい香りがありながら、グレープフルーツや金柑のような柑橘系の香り、きれいでシャープな酸味と決して細見ではないコクがあり、料理への相性はなかなか広く合わせられそうなワインです。
June 11, 2009
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都内の某所で行われた ラム・セミナーに行ってきました。ラムと言ってももちろん子羊ではなく、ラム酒の方です。あちらこちらはあまりラム酒の知識がなかったので、今回は良い勉強の機会となりました。ラム酒の原料には大きく分けて2種類あり一般的なのはサトウキビから砂糖を精製した残りの糖蜜から造られる「インダストリアル製法(工業的製法)」もう一つは、サトウキビを搾った搾り汁から造られる「アグリコール製法(農業的製法)」今回のセミナー&試飲会は「アグリコール製法」ラムの代名詞ともいえるフランス領の島で造られるラムについてのものでした。「アグリコールラム」には大きく分けて3種類ありひとつは樽熟成しない「ホワイト・ラム」次に大樽(ブルゴーニュなどでワインの発酵用に用いるものに似ています)で短期間熟成させた「ゴールド・ラム」最後は主に小樽で熟成させた「熟成ラム」この熟成ラムは唯一AOCが認められているマルティニーク島のものは最低3年の熟成期間が必要とのことです。この「熟成ラム」で特徴的なのは、南国であるカリブ海の高い気温のために、樽からの蒸発量(エンジェルシェア)が年間7~10%と非常に大きく、そのことと高温下での熟成により、熟成スピードがスコッチウイスキーなどよりはるかに早く進み、3年熟成のラムであってもウイスキーなどの10年熟成くらいの熟成感を持ったものになるとのことです。「ホワイト・ラム」の印象は、原料であるサトウキビの風味や生のとうもろこしを感じさせる風味を持つものが多く、蒸留所によってキメの細かさや荒々しさを感じさせるものなどもあります。「ゴールド・ラム」は全体的にスムースな口当たりと滑らかなふくらみがあり、バランスの良さがあるものの、普段気軽に飲むのに適しているように思います。それに対して「熟成ラム」は、まさに熟成による個性が百花繚乱。熟成期間の長さや樽の種類(バーボン樽・ファレンチオーク・アメリカンオーク・ブランデー樽・ウイスキー樽・シェリー樽など)により様々な個性のラムがあるようです。そのほか蒸留所の個性なのか、塩気のような風味やヨード香を持つもの。ベルガモットのような柑橘やアブサンのような香を持つもの。麦焼酎を思わせる香ばしい風味を持つもの、などもありました。普段は食事とともにお酒を楽しむことがほとんどなので、アルコール度数の高い蒸留酒を飲む機会はほとんどありませんが、ラム酒の世界も面白いものですね。 ↑セント・ジェームス ↑サンテティエンヌ ↑ネイソン ↑ダモワゾー ↑ラマニー ↑ラムJM
June 8, 2009
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山形県南陽市赤湯のワイナリー 「酒井ワイナリー」東北一の長い歴史を誇るワイナリーでもあり、現在は2004年にワイナリーに入った5代目の一平氏を中心にワイン造りをしているようです。その昔、ワイン生産現場に濾過器が導入されはじめ、周辺のワイナリーでフィルターをかけたワインが造られはじめたころ、その当時の濾過器では味わいの多くを取り去ってしまうことが多く、先代は、それらのワインに「やんだ!」と拒否反応を示し、そのため酒井ワイナリーでは昔ながらの無ろ過ワインを造り続けています。その手法は醸造の終わったワインを先ず1升ビンに詰め、そのまま熟成(放置)することにより、重力でオリが沈むのを待ち、上澄みだけをビン詰めするというもの。 無清澄・無ろ過・生詰めその際に残ったものをいろいろ集め、再度オリ下げを待って「鳥上坂」シリーズで発売しています。この「鳥上坂」ワインは、複数のワインの残り物(オリ)からのブレンドとなり、意外と面白い味わいとなっています。ブレンドされる内容はそのつど変わるため、味わいもロットごとに変わります。ワイナリー曰く「まぜこぜワイン」その他、「かあちゃんが遊びで造ったんだぁ」という「かあちゃんワイン」というイレギュラーものもなかなか面白いものがあったりします。酒井ワイナリーの自社畑は急斜面の石ころだらけのところにあり、斜面の下のほうからの風が鳥を吹き上げることから鳥上坂と呼ばれているようです。数年前から羊2頭を放し飼いすることにより、ブドウの木の下に生える草を食べさせているようです。羊たちは草の生長点(若芽)を選んで食べるために、草の丈が一定のところで止まり、草ぼうぼうとなって困ることもなく、さらには地面を覆うように生育する草に地表がカバーされるので、畑の下草の状態としては理想的に保たれるようです。また、羊は牛と同じく4つの胃を持ち、食べた草を完全に発酵させた状態で糞をするために、そのまま畑の中で糞をされたものが肥料として期待できるのだそうです。(牛の糞は水分が多く発酵させないと肥料として使用できません)羊さんが安心して草を食べられるくらいですから、当然除草剤なし、ボルドー液のみの防除だそうです。今年はさらに1・2頭の子羊をもらいうけてくる計画だそうです。現在いる羊さんたちは、なんと将来食べられてしまう運命のようです。最近の羊君の問題は、オスにサカりがついてしまい、むやみやたらに体当たりされること。体の大きさはそうとうなものだそうで「小さな車のぶつかるくらい」の衝撃があるのだそうです。今回は、畑も少し見せてもらいましたが、作業中の一平氏も羊たちも畑のどこかには居るはずですがどこにいるのかわかりませんでした。訪問直前に羊たちの毛刈りをして、その毛を洗浄したものがワイナリーの中庭に干してありました。周りのワイン醸造の世界の影響を受けずに、昔ながらの伝統を、ほとんど他の世界を知らぬまま無意識に受け継いでいるため、 「山形のニコライホフ」という人もいてたりします。家族構成も似てますしね…
June 6, 2009
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最近山形訪問の時にワイナリーの方と話していて昔のことを思い出したので書いてみます。初めてオーストリアを訪問したのは1993年の5月。目的は音楽を聴くこと。滞在期間8泊に対して オペラ 2公演(ドン・ジョバンニと神々のたそがれ) オペレッタ 2公演(チャルダッシュの女王と白馬亭にて) オーケストラ・コンサート 4公演 (ウィーンフィル2回・ベルリン・フィル2回) 室内楽 1公演(アルバン・ベルク・カルテット)というのは尋常ではありません。その中の一日は音楽なしでヴァッハウ渓谷に遊びに行きドナウ川沿いに広がるブドウ畑を見てワインが美味しそうと感じたことが、あちらこちらのその後の運命を決定づけた。…のかな?ちなみに、事前にチケットはまったく取ってなく、すべて現地調達でしたが、初めてでありながらよく全部の公演のチケットが取れたものだと今更ながら思います。で、そのなかでも最難関と思われていた カルロス・クライバー指揮ウィーンフィル定期公演日曜日の朝のコンサートホール前はチケットを求める人であふれていました。(ウィーンフィルの定期公演は基本的に会員の前売りのみで売り切れています)特に目立つのは日本人と思われる東洋人。あぁ、こんなにいっぱいいたら絶対チケットは手に入らないだろうな。なんて絶望感にかられたものですが、結構不要なチケットを売ってくれる人がいるもので、あちらこちらも無事ホールの中に入ることができました。2階バルコニー上手側の2列目の席は1枚2500円位だったかな?で、演奏ですが…正直に言ってなんだかよくわからないまま終わってしまいました。多分、初めての海外旅行だったので時差ボケもあり、楽友協会大ホールの響きが良くつかめなかったこともあり、前夜も到着後すぐコンサートに行き、その疲れもあり、たぶんボーとしていたのでしょうね。演目は モーツアルト交響曲33番 Rシュトラウス「英雄の生涯」特に「英雄の生涯」驚きのハイスピード演奏は、(30数分しかかからないで演奏終了したように思います)ボーとしたあちらこちらには、目の前をするすると音楽が通り過ぎて行ってしまった感覚でした。ただ、なんとなく感じたのは、偉大な英雄として大仰に形作るのではなく、等身大の人間像なんだな、ということ。シュトラウスが作曲したのは何歳のときだったかすっかり忘れていますが、たぶん30代前半くらいか、そんな若き英雄(?)とそれを取り巻くことを描いたような演奏だったように感じました。結局、クライバーとウィーン・フィルの組み合わせはその日以降実現しないままにクライバーは死去しています。今考えると、コンディションの良くないまま聴いてしまいなんだかもったいないような気もするし、でも、それで良かったような気もするし…そんなことを思い出したのは、「クラシカ・ジャパン」というクラシック専門番組でアバド指揮ルツエルン祝祭オーケストラの マーラー「5番」を見ていたからかも…クライバーを聴いた前日(到着日の夜)のコンサートがこのマーラー「5番」だったのです。(アバド指揮 ベルリン・フィルでした)
June 4, 2009
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