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今週留守にするのだが、そう言う時にかぎってバタバタと忙しい。先週の中頃から問題勃発。香港ベースのパキスタン人とケンカ。上等じゃねーか。びた一文払わねーからな。
August 30, 2004
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前日に引き続き「僕の中の最低な部分」その2。2年前にモロッコを旅した時のこと。マラケシュの広場からホテルに帰る途中、公園の出口に老婆の乞食が座っていた。僕はいつものように全く無視して通り過ぎようとすると、家人が突然僕をなじりだした。彼女曰く、僕は「全く心がせまく」「どうしてコインの一枚や二枚あげられないのか全く理解できない」と言って怒るのだ。次の日、やはり夕食後スークからの帰り道に別の乞食がいた。僕はまた怒られるのが嫌なので、今度はパンをその乞食にあげることにした。モロッコのレストランでは、必ず円形の乾いたパンが出てくるので、それを取っておいた。僕は、その乞食の前にパンをポンっと投げ置いた。そうしたらまた家人が「あなたのやり方には優しさがない。ぜったい見下している。」といって前日以上に激しく攻撃するのだ。僕は、楽しい旅行中になんで突然怒られなければならないのか納得がいかなかったが、確かに僕は喜捨とか施しとかその類のことが苦手ではある。もっと素直に出来るとよいと自分自身思うこともある。これは多分僕の自意識と関係あると思う。まず、人のせいにするわけではないが、昔「一人の乞食に施しをすると味を占めて次から次へと物乞いが出てきたり、ますます観光客に対して付け上がるので、施しはするな」ということを誰からか教えられたような気がする。それを未だに忠実に守っているようなところがある。あと、彼らは絶対的に貧しく、たとえ僕が恵んであげたとしても彼らの貧窮が解決されるわけではない、重要なのは社会の在り方も含めて、彼らと一緒に考えてあげることだが、僕にはその時間も余力もない。むしろ中途半端な施しは彼らを傷つけてしまうに違いないと、考える。しかし、これは全く勝手な自己正当化かもしれない。こういう風に考える裏には、彼らに係わりたくない、という僕の中の差別意識があり、さらに言えば施しをすることによって、実は自分は上でお前は下なのだと思いたかっただけじゃないのかと、自分の中の差別意識を強く認識させられるのが嫌なのだ。「お前は偽善者だ」「奇麗事をいいながら、実は俺達と関わり合いたくないだけだろう」と突きつけられるのが怖いというか。あと、特にイタリアやインドでものすごく強引に物乞いを受けたりすると、なんで一方的に俺はお前らに要求されなかればならないのかと怒りすら覚える。確かに、お前らが貧しいのはお前らだけが原因ではないが、それだって無条件で旅行者に物乞いをしていい筈がなかろうと。物乞いをされると、今迄書いてきたようなことを一瞬のうちに考える。そして行動がぎこちなくなる。物乞いが子供だったりした場合は、つぶらな瞳にそんな自分が写っている気がして恐ろしくて逃げ出したくなる。そして事実逃げ出してしまう。どうしたらいいのだろうか?もっと僕は自由になりたいのだが。ちなみにドバイには乞食はいません。失業者は基本的にビザを剥奪され、本国に強制送還されてしまうのです。この国のそういう歪んだ部分に就いてはいつか書くことにしよう。
August 29, 2004
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運転手が一ヶ月の夏休みを取った。一ヶ月の休みと、自分の家族の待つ国へと帰る航空券は労働者の数少ない権利なので、それを上司の僕は拒否することは出来ない。彼のいない一ヶ月間、僕は自分で毎日片道40分の道を運転することになる。それはいいのだが、病み上がりのインド人の同僚、彼は昨年末に大手術をしたのだが、彼がまた体調が万全でなく、送迎をして欲しいという。ところが、僕は理由を付けて彼のその依頼をFLATLYに断ってしまった。そればかりか、僕はたった二人で部屋にいるのに、業務関係以外ほとんど彼と一日中話をしない。彼は、以前「なんでそんなに寡黙に仕事ができるのか?」と僕に聞いてきたりしたことがある。大抵は珍しく仕事で忙しい時が多いのだが、そういう時は僕はついイライラしてしまう。別に静かに仕事してたっていいじゃん?お前らみたいにベチャベチャベチャベチャ話しながら俺は仕事しないのーー。それとなんで上司の俺が、部下のお前を送り迎えしなきゃいけないんだよ?!おまえ、日本では、社長が黒塗りの社用車で通勤してる時に平社員が「すいません、同じ方向なんで」なんていうことはありえないわけで、お前も、そりゃあ大手術の後っていうのは知ってるけど、労働者用の送迎バスもあるんだから、それ使えよ!そうすると、いや、俺はムスリムじゃないから送迎バスでは後回しにされて、時間がかかって...などといってくるから、そんなこと知らん!と一蹴。大体、あなたとは会社での人間関係で、会社の就業時間を一歩でたらもう、はっきりいうと会いたくないんですぅーーー。以前、彼が病気の時には如何にも部下思いの日記を書いたものの、状況が変わって彼も一応回復し、僕ももうドバイから帰りたい今は、もうあまり僕は自分自身のことを彼と同じ境遇とは思えない。これって差別なのかしら?最低だな。それに彼がインド人じゃなくて、例えば可愛い女子だったら、こうも横柄にならないだろうと考えると、やっぱり僕は最低である。でも絶対送迎はしてやらない。
August 28, 2004
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今日は週末です。音楽談義その2。砂漠に合うベストテン、僕の趣味なのでかなり趣味/時代的に偏りがあって独断ですけど、どうぞ。10.The Sheltering Sky(Sakamoto)すいません、そのまんまです。教授がそうというわけではないが、砂漠にはクラシックが一番合うのかもしれない。「ツァラトゥストラ」とよさそう。地球上で一番宇宙に近いところかもしらんし。9.Blue Days(Jazzmasters)まあ、所謂「夏の夜」ってことで。砂漠でも夏のドライブには合いますね、この曲。8.Eye in the Sky(Alan Persons Project)砂漠はどちらかと言えば、ヨーロッパ系というよりは、小難しくないカリフォルニア系が合う感じもある。その流れで言えば、ヒューイ・ルイスやブルース・ホーンズビー、ジャクソン・ブラウンなんかもよさそうだ。あと、"SKY"とか"WIND"とかいう感じの曲はやっぱり良い感じ。7.Oh Patti(Scritti Politti "Provision")グリーン・ガートサイドの乾いた声もいいし、曲の持つ喪失感、あとマイルスのトランペットも良い味を出している。マイルスってすごく砂漠にあう感じがする。あまり知らないのだけれど。6.King of Pain(The Police "Synchronicity")ポリスは"Walking on the Moon"なんかもいいな。5.The Sound of Crying(Prefab Sprout)暗めのネオアコは砂漠にあう。でも明るい、オレンジジュース/ブルーベルズ系はダメ。大好きなスタイルカウンシルも、砂漠ではあの洗練が邪魔。多少AORっぽいDanny WilsonやDeacon Blueなんかがいい。そういう意味ではこのPrefab Sproutはハマリだけど、湿っぽい曲はやはり合わないのでこの曲。あと"Andromeda Hights"もいいね。4.Heart to Heart(Kenny Loggins "Adventures")"Eye in the Sky"と同じで、AORは合います。だから"What a fool beleives"もいいし、マイケル・マクドナルド、マイケル・フランクス、スティーリーダン、すべてよし。3.Don't Give Up(Peter Gabriel+Kate Bush)いわずと知れた名曲でございます。満月の夜の砂漠で好きな人と御一緒にどうぞ。2.Return to Innocence(Enigma)エニグマはベストしか持って来てないが、ほとんど全部砂漠で聞くために作られたような曲ばかり。どの曲でもいいのだが、有名なこの曲。1. WINDSWEPT(Bryan Ferry -- "Boys and Girls")ボブ・クリアマウンテンの透明感は砂漠にすごく合うと思う。中でもこの曲。題名からして非常にいい。他にも"More Than This"や"To Turn You On"(ロキシー"Avaron")も砂漠の朝にぴったり。いかがでしょう?
August 27, 2004
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僕はずーっとここの人たちに言っていることだし、実際事実だと思うが、ケータイは日本がコスト/機能共に一番である。なんだ、海外のケータイは。可愛くないし、Internetに接続できないじゃないか、といつも言うのだが、そういう僕も足掛け3年も日本を留守にしていると、よく日本のことが分からない。僕が日本を出る時は、やっと写メールが出始めたころで、J-Phoneが快進撃を続けていて、ドコモは出遅れた、などと報道されていた。それが「着メロ」になり、「着うた」となって、それでAUのシェアが伸びていると言う。今日、「着うた」に関して公取が大手レコード会社を調べるっていうニュースがあった。そのニュースをNHKのニュースでちょっと長めにやってて、実際「着うた」がかかってくる所を初めて見た。初めて見て、フツフツと疑問が湧いてきた。こんなの日本に帰って、その辺の人に聞けば一発でわかることなのだろうが。質問その1着信音の代わりに歌が流れるということは、例えば新しい彼女とよろしくやっている時に、いきなり昔の彼女から中島みゆきの「うらみます」と共に電話が来たりするのだろうか?中島みゆきが古いというなら、宇多田の「First Love」でもよい。女性にあてはめると、昔の男からポリスの「見つめていたい」が流れてくるようなものである。いずれにしても、かなり避けたい事態ではある。まあ、これは単純にマナーモードにしていれば避けられるのかも。質問その2「着うた」がかかってきたら、電話で会話を始める前にその曲をフルコーラス聞かなくてはならないのか?逆にいえば、相手の好きな歌を着うたとして選んでしまった場合、かけてる方は3分間くらい相手にずーっと聞かれて、待たされるリスクを負っているということ?質問その3この「着うた」は100円/曲らしいが、選ぶ時に特定のサイトにアクセスするらしいが、その時もパケット通信料がかかるの?それに、曲のファイルをDLして、それをさらに送るってことはものすごい回線使用料がかかるってことかな?ああ、ひょっとするとこれは定額性の料金プランが出来てから広まったサービスなのかな?質問その4それだけ「着うた」が普及しているということは、「着うたは着うたで返す」とか「せっかく送ってもらったんだからワンコーラスくらいは聞くのが礼儀」とか、そういうルール/規範のようなものが既にあるの?まあ、いずれにせよそんなこ難しいことではなく、みんな気軽に使ってるんだろうが。なんか知らないと不思議だ。もしよろしければ、「なんだ、この縄文人は!」と言わずに教えて頂きたいです。
August 26, 2004
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ちょっと仕事が忙しくて日記のUPが滞りがち。もうすぐ今の仕事は終わりになるので、最後っ屁のように商売を立て続けに決める。同じ仕事を10年以上もやってるんだから、邪魔が入らない限り商売を作るのなんて簡単である。今までは周囲に問題が多すぎた。耐えられなくてぶちぎれたら、全てお取り潰しになり僕も返り血を浴びた。僕は新しい相手と新しく商売を作るのが好きである。これは一見いいことのようだが、今は後述するようにそれほどいいことでもない。でも好きなのだ。なんというか...頭のなかにエンドルフィンかなんか出る感じがする。商売を作るのは止められない。でも自分の快楽の為にやっているためか(笑)、他人の協力が必要になったりして時間がかかりそうだと分かると萎える。今回の赴任はまさにそれだ。いきおい、「Patchiは使いづらい」ということになる。これはこの3年間の反省点。商売を作るのは、なんというか...冒険に出発するような不思議な高揚感があるのだ。だいたい客は発展途上国の海千山千の輩で、ちゃんと代金を支払ってくれるかどうか分からない。代金回収に必要な書類の些細なミス("."(点)を","(コンマ)と間違えただけで難くせをつけて支払いを拒否してくることだってある。運ぶ船だって、いつどっかに消えるかも分からない。売るタイミングと仕入れるタイミングがずれることもあるから、売った瞬間に相場が跳ねれば、それだけで大損である。だから商売を作る直前には、これから起こる可能性のある、あらゆるリスクが頭に走馬灯の様に浮かんでくる。しかも客は新規、どんな性格かも分からない。でもそこで売ってしまう。これはほとんど背徳の快感である..多少大袈裟だが。大丈夫、何が起こってもきっとなんとかなる、なんとかできると考えて不安な気持ちに片目をつぶるわけである。でも少なくとも、契約から実際に物を届けて代金を回収するまで最低でも2ヶ月くらいはその客と会話を続ける訳であって、つまり契約をするということは、いわば評論家的に常に逃げ道をキープするのではなく、彼等に対してなにかコミットすることでもある。こうやって「逃げ道を断つ」というのもなんとなく気持ちいいものだ。しかし今の時代は、そういうのは主流ではない。「新規の客よりも昔からの客の方が利益率は高い」というのが、現在の商売の常識である。経費配分として効率がよいのだ。それにリスクの多い取り引き自体、どんなにその時儲けても評価されない。いまは、儲かる「仕組み」を作れ、ということが命題だ。僕のいまいる所もその考えに沿ったものだ。しかし、既存の客にずーと寄り添っているというのも、なんと煮詰まることか。退屈とか簡単とは言わない。一人の客でさえ、そのニーズにずーっと完璧に応え続けるというのは大変だ。しかし煮詰まる。飽きっぽいのかな。でもやっぱり3年くらいが限界だな。
August 25, 2004
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本日ちょっと空いた時間にIT関係のサイトなどで携帯のニュースを見たので、頭がそれモードになっているのだが、ユーミンの「シンデレラエキスプレス」は好きな曲だ。JRのCMでも使われたが、僕が学生時代にたまたま日曜の夜9時頃、新幹線の最終の発車時間に東京駅に居合わせたら、映画のように抱擁するカップルが実際にいっぱいいた。彼等はまだ来週だか来月だかに会えるまで我慢したのだ。現代は今だに遠恋は辛いものの、携帯電話の普及でコミニュケーションが以前より取りやすくなったと聞く。その結果、昔は卑弥呼とあがめられたユーミンが携帯に負けた、とは良く言われていることだ。※「シンデレラエキスプレス」の♪意地悪なこのテストを私、きっとパスしてみせる♪とか、「SWEET DREAMS」の♪何に負けたの?分からないことが悔しいだけ♪といった、女性の強さのような歌詞はとても好きだが、それは今日のテーマと違うので割愛。しかし、二人がお互いに心に一点の曇りもないほどラブラブなら問題ないが、話はそう簡単ではない。今では恋愛のIssueが、「会えない切なさ」から「いつでも出れるはずのケータイに出てくれない猜疑心」にとって代わってしまっている。最近では、そんな猜疑心を持つ自分が嫌なのか、相手に嫌われたくない弱気からか、電話すらかけず、基本はメールを送りあうこともあるという。それでも「返事が遅い」といらだったりする。疑い出すと切りがない。僕の学生時代や社会人成り立ての時代は、まだまだ家から家に電話をしていた。つまり家にいる彼女と電話するわけだから、今どこにいるのかとか誰といるのかとか気にする必要はない。なんとなく家で僕からの電話を待っていてくれたようで嬉しくもあり、時間を忘れて深夜に長電話したものだ。今すぐに抱きしめたい程に心は通じ合っているのだが、彼女の気配は耳をくすぐる声だけで、実際の彼女は電話線の向こうにいる。昔の(今もそうなのだが)固定電話は、恋人達をいとも簡単にプラトニックな恋愛にいざなってくれた。そして、みんな知っているように恋愛というのはプラトニックなものが最高に楽しいのだ。今の恋人達は(いや多分夫婦も)、相手への疑いを取り除くことに大きなコストを費やしているように感じる。そして結論からいうと、疑い出したら切りがなく、大部分自分で解決するしかない。相手を信じるのでなく、自分で大丈夫だと思い込むしかないのだ。もちろん相手の都合を顧みずいつでも私が話したい時は電話にでろ、というのは子供の考えかもしれない。メール中心のコミニュケーションになるのはその反省でもあるだろう。でも逆に言えば、好きな人に対して「自分が話したい時には恋人だったら相手もそれに応えて欲しい」という程度の甘えさえ許されない時代なのだとしたら、大変な時代だと思う。これでは恋愛はなかなか始まらないのでは、と思うのは古い世代のノスタルジーか。今ケータイを捨てろ、というのは原発をなくせ、と同じくらい非現実的な話だから、もう10年前には戻れないだろう。それに岸田秀によれば「愛するとは愛しているかのごとく振る舞うこと」のようだから、多かれ少なかれ思い込みなのかもしれないが。今僕たちは携帯でのコミニュケーションを得た。ケータイのメールなどで得られる親密感は独特のものだ。それはそれでよい。しかし固定電話の距離感も素敵だった。そして、それはこれからなかなか得られないものかもしれない。
August 24, 2004
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数年前に中断した北京語の学習再開。昔会社の金で習っていたことがあるが、予想以上に覚えていていい感じ。英語を学んだ日本人にとって中国語はとっかかりやすい言語ではあると思う。重要なのは音読と丸覚え。ネックなのはヒアリング。日本人の耳は、総じてナマケモノであり、これを鍛え直す必要がある。当方中検3級なり。ぜんぜん偉くない。履歴書にかけるのは2級から。しかし、2級の壁が結構僕には厚い....。某巨大掲示板に、商社に勤める者の悪口としてよく書かれるのが、「偉そうにしているのに全然言葉もしゃべれない」というやつであるが、まったく僕はその通りである。「工作員」として反論もできない。英語でさえ本当にいい加減だ。いろいろ齧るのだが、正直言ってどれも中途半端である。しかし齧った中で言うと中国語は、割と違和感ない。お恥ずかしい話だが、僕は名詞に性があるとそれだけで嫌になってしまう。会話ではそれほど重要ではない、と言われて分かっていても、苦手意識は消えない。だからフラ語、独語はちょっと辛い。昔よく「フラ語は最初は難しいけど、一年間一所懸命やればあとは楽」と友人が言っていたが、本当だろうか?にわかに信じがたい。その友達は「英語は奥が深い」とも言っていた。奥が深いことが分かるほど勉強していたとは恐れ入った。ドバイに来て分かることは、ちょっとアラビア語に代表されるセム語族はどの言語も難しそうっていうこと。全く独自の世界がある感じがする。さらに、典型的日本人の僕はだいたい文字と文法から入るので、そうするともうアラビア文字は???という感じ。ところで、同じアラビア文字を使っているイラン(ペルシア語)は英語と同じくインド=ヨーロッパ語族。しかし人に聞くと、セム系のアラビア語と似ているという。??? こうなると、分類がどう行われているかを知るのに一生かかりそう。でもアラビア語って話している人の数はすごく多いし、国連の公用語でもあるから、大学の第二外国語の選択にもっとあってもいいと思う。先生があまりいないんだと思うけど。そこへ行くと、やはりウラルアルタイのトルコ語は大変日本語に近しい感じで、勉強し安そうだ。日本語が「...か?」で疑問文を作れるのに対し、トルコ語は「...mi?」でよい。もちろん疑問符はあるが、文末に付ければよい。「どこ?」は「nerede?」で、「トイレどこ?」は「トイレット、ネレデ?」だ。文法を説明しだすと例外ばっかりですごく複雑だが、文法自体それほど重要ではない、というのも日本語と似ている所。これからやるなら、北京語とトルコ語だな。あとはどんなにやっても身に付かなそうだ。....今日、チノパンを買いにショッピングセンターに行ったのだが、ついでにICレコーダーを衝動買い。使うかな?(笑)まぁいいや。そんなに高くなかったし。今こういうの一万円しないのね。
August 21, 2004
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今日は週末。疲れたので何もしないで家で過ごす。ちょっとピーナッツチョコを買いに外にでたら、すごい人出だった。やだやだ、暑いし。冷房の聞いた部屋でお茶でも飲みながら、好きな曲でも聞いて過ごしたい。初期の古内東子を聞く。初めて聞いたのは「うそつき」だろうか。フィラデルフィアソウルっぽいイントロが耳についた。曲名は忘れたが、アルバムの中に、好きな女の子が彼氏の愚痴を言うのを黙って聞いている男の歌があって、昔からこんなことばっかりな自分といつも重ね合わせてしまう。平井堅「EVEN IF..」もそうだな。しかし、御存じの通り古内は言い出せない女の子の歌が圧倒的に多いのである。女の子をこんな気持ちにさせる男はうらやましい、といつも思うのだが、ひょっとして自分も気付いてあげられなかったことがあるのかな?などと考える。あはは、そんなことないか。でも自分だけが悲劇のヒロインだとは思わない方がいいことは確かだな。ここに来る前からカフェブームがあったが、今はどうなのだろう?きっと経営的には厳しいんだろうが、ゆったりした空間といい椅子はけっこう好きでいくつか良く行った、などとEBTGを聞きながら考える。Ben Wattのギターとか、ペンギンカフェオーケストラ、ドルッティコラムなんか流れてるカフェがあったらまた行ってもいいな。古いオジサンだな、俺も。昔、渋谷のNHKの裏に、その頃珍しかった一軒家カフェがあって、確か"ムルソーダプレ"かなんかって名前だったが、まだあるのだろうか?お茶はフォーションだった。そこで初めてラプソンスッチョンを飲んだのだが。そう思っていたら、トレイシーソーンの歌う"ALISON"が聞こえてきた。コステロといえば、バカラックとの供作以降よく知らないが、新婚して出した新作はなかなかいいと聞く。買ってみるか。こないだ、ドバイに初めて出来たカラオケに行って、ミスチルの「口笛」などを歌ってしまった。ミスチルもコステロも猿真似をした時は最悪と思ったが、この曲は好きだ。日本人が外国人アーティストの、コピーでなく、雰囲気まで真似てしまうと恥ずかしくて見ていられない。スプリングスティーンの佐野元春もそうだった。それを脱皮するとなかなか良くなる感じ。日記以外のホームページをアップする。もう一度クロスオーバーイレブン聞きたい。思うのだが、J-WAVEが出来てからエアチェックというのをしなくなった感じ。いいことなのか悪いことなのか。そういえば「J-WAVEっぽい」音ばっかりだったトーキングラウドってレーベルは今どうなったんだろう?「今どうなったんだろう」ばっかりだが、ついでにもう一つ書くとJonny Marrって今何してるんだろう?バーナードサムナーとグループ作ったってとこまでは知ってるのだが。あーー、「心に茨を持つ少年」聞きたい。絶対Marrはヘッズの"Nothing But Flowers"や、B.Ferryの"Right Staff"のような派手な曲よりも静かな曲の方がいいと思うのだが。高橋幸宏のオールナイトのことを思い出していたら、幸宏がコピーしたバカラックの"The April Fools"を思い出す。「幸せはパリで」もう一度みたい。DVDなんて絶対出てなさそう。カトリーヌドゥヌーヴとジャックレモンのラブストーリー、最高なのだが。そういえば、こないだ調べてみたらいい映画はDVDもどんどん品切れである。ヴェンダースの映画なんて見れるのはホントに少ない。「ベルリン」でさえそうだ。それでいいのか?だからいまブルーノガンツが見れる作品はほとんどない。「永遠の一日」くらい?リスボンが舞台の「白い街で」ってけっこう好きな作品なのだが。To be continued...
August 20, 2004
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ロンドンのコベントガーデンやハーヴィーニコルズなんかで食べた方も多いと思いますが、そのWAGAMAMA、ドバイ進出。http://www.wagamama.aeここ一年の間に、このWAGAMAMAを含めて3つのヌードルバーが出来た(あと二つはEmirates Tower Hotelとインターコンチ)。このWAGAMAMAは数カ月前に出来たのだが、今日初めて行って見る。ここは日本人経営ではないので、味はあまり期待してはいない。行ってみると果たしてここはロンドンだった。立地も欧米系の企業が多く入居している地域にある。この立地は正解。インテリアは、まんまロンドン。椅子が高くて酔っぱらって落ちたら怪我しそうである。インド人とかフィリピンとかアジア系の子がサーブしてくれるのなら気が楽なのだが、なぜが僕は小生意気そうなイギリス人のおねえちゃんが担当する席に案内されてしまふ。でもひさしぶりに聞くイギリス英語もなんだか心地よい。WAGAMAMAラーメンとチキン餃子とビールを頼む。ホテルの中にあるから酒が飲めるのは嬉しいが、ワインまでならともかく、ラーメン屋のくせしてシャンパンがメニューにあるのはさすがにロンドン生まれ。日本人の僕にとって嬉しいのは、月桂冠の日本酒と梅酒の存在。あとカルピス(笑)一杯540円するけど。そのラーメンは塩味の白湯スープの細麺であるが、「固め、濃いめ、味玉」が基本の僕としては味が薄すぎます。これも「健康志向」ということでしょうか?ウザイなあ(笑)胡椒とラー油をいっぱい振りかけさせて頂きました。あと意外にもテイクアウトした抹茶のケーキがチープに美味しい。これもう一回食べてもいいわ。まあ夜は混むのかも知れないが、昼時なのにあまり混んでなくて、大丈夫なの?って感じだが、利益率厚そうだし、それに別につぶれてもいいかな、個人的には。梅酒は欲しいが。祝女子ホッケー初勝利!井上選手は残念でした。
August 19, 2004
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原田慎次/浅妻千映子著「アロマフレスカの厨房から」光文社新書 読了。もうアロマフレスカってなくなったと誰かから聞いたのだが、ホントなんだろうか?ホントだとしたら、この原田シェフはどこの店にいるのだろう?これは料理本に近いけれど、懇切丁寧にいろいろ教えてくれていて、とても楽しく読む。やはりプロの話は面白い。特に素材に就いての話。ここ数日間、トラブルがあって久々に仕事を多少していたら、同僚のバラジに「なんか仕事してるみたいですね」って言われた。失礼な奴だ。まぁ仕事がないからこの会社はほどなく潰れる訳であるが。東京より、東京のお客さんのイスタンブール/ドバイ旅行をアテンドするように要請あり。おおっ、そんなのこの3年間で始めてだよ。はいはい、やりましょう。日本人のお客さんの接待、大好きです。僕は「接待なんてしなくていいポジションに置いてやるから、仕事だけしろ」と上司から言われて、ここ数年そうしていた訳だが、やっぱり接待のような、多少リラックスできる仕事もあった方がいいよ。All work and no play makes Jack a dull boy. 多分僕は今迄シャイニングのジャック・ニコルソンのようだったと思う。日本に帰る前にリハビリしないと。あと将来部下を持つようになったら、その彼にはある程度余裕のもてるようなポジションを与えてあげることが重要だと痛感。なんかどんどん日本が近くなっていいな。
August 18, 2004
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今日も食関係の皆さんのサイトを訪問しました。しかし、困るのは書いてある内容がとても美味しそうなことです。おなかがすいてきちゃいます。数日前に「言葉は無力だ」と書いたそばから言いますが、言葉ってやっぱりイマジネーションを想起させますね。昨日NHKを付けていたら、NHKのオリンピックダイジェストみたいな番組で映像が見れました!でもライブは無理みたいですね。録画の映像だった。なんで初日は見れなかったんだろう。しかし改めて見てみると、イタリアの点の取り方は美しいねぇ。でもよく1点差まで粘ったな。また女子ホッケー負けちゃったな。和田アキ子もがっかりだ。次(ってあるのかな?)はガンバレ。ところで、もうかなりずっと前に、「海外で日本のTVが見れる!」と日記に書いて、(その当時ライコスに)消された経験があります。その時は消しやがったな!と思いますが、今は納得しております。なぜなら違法かもしれないからです。でもその「録画ネット」という会社、裁判で争ってます。↓NHKと民放5社が海外在住者向「録画ネット」停止の仮処分を申し立てhttp://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/biz/325549これはBB環境を使って、日本においたチューナー付パソコンを遠隔操作してHDDにMPEGで録画、海外でそれを見るという仕組み。まあね、こんなことしたら、それこそオリンピックとかワールドカップの各国ごとの放送権なんて意味なくなっちゃうし。それはわかるんだけどさ、じゃあ別のやり方でいいから、日本のテレビ見えるようにしてくれよ!って感じ。日本の局が作ったものだけでいいからさ。「NHKと民放5社」が出資して会社作って、「録画ネット」のビジネスモデル買えばいいじゃん!「放送権」をもってる会社が、海外だけどストリーミングだけという前提で放送する、って何か問題あるのかな?ちょっとこのテーマ、今後もチェックしよっと。なんとなく「録画ネット」サイドを応援したい感じ。しかし、なかなか放送局も既得権益手放さないねぇ。まぁそれで役人もテレビ局の社員も飯を食っている訳だが。コンテンツだけでは今みたいな暴利はなかなか出ないんだな、やっぱり。
August 17, 2004
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もうすぐ日本に帰ることを考えて、昨日から楽天の中の食の関係の方、具体的には、製菓関係、飲食店関係、フードコーディネーターの方なんかのサイトを見ています。ほとんど素通りで申し訳ないのですが、只今勉強中なのでお許しを。特に製菓関係の方のサイトは面白いですね。自分の仕事とも近いし。もともと僕は食べ物に係わる仕事に就くなんて考えたこともなかった。学生時代の教科書には日本経済を牽引したのは重化学工業だって書いてあったので、そういうところがいいなと(単純!)。だから内需関係の仕事にはあまり興味がなかった。それがなぜか食材の商売をするようになって、最初は面食らったけれど、始めて見たら結構面白かった。奥も深い。僕は世代論というのはあまり好きではないのだが、僕たちの世代は、一つ上の年代がやってる「焼鳥屋で上司の愚痴」の反省から、「プライベートに仕事を持ち込まない」というのをよしとする性格を持っているような気がする。どっかの雑誌でリリー・フランキーも同じような事を言っていた。"好きなことを仕事にしちゃうと、仕事の時間とプライベートの時間の区別がつかなくてすごく嫌だ" みたいな内容だったと思う。よくわかる。だけど僕の後輩でもそうなのだが、下の世代の人達は「仕事の夢」というのをみんな語る。ベンチャーで成功していたり、また「夢」がないとフリーターでそれをもうしばらく探したりする逆のパターンもあったり。でも、これもすごくPOSITIVEでいいと思う。僕は「好きなこと」を仕事にすることに恐怖感があった。「好きなもの」はずーっと好きでいたかったし、仕事で夢やぶれて「もう見たくないもの」になってしまうかもしれないのはなんか嫌だった。あと、お金ってやっぱり重要なんじゃないかと...。バイトで翻訳をしたり、駄文を書いたりしてたし、ニューアカの本を沢山読んでいたので、青○社とか、み○ず書房とかで編集者になれたらいいな...というのはあったのだが、ある日街を歩いていたらその出版社が入っているビルがすんごくボロくて。やっぱりやめようかな...と(笑)。「その程度の夢」でしかなかったという感じだし、あと若くて世の中に出てないから逆に怖かったんですね。だから今見ても、この考え方すっごくネガティブ。書生の空論という感じ。わかってない。あと僕は「好きなこと」に関して冷静で現実的になれないんだと思う。主観や思い込みが入るというか。これはとても危険な気がする。たぶん人間が情緒的過ぎるんだろうと思う。でも希望とは違う分野かもしれないけれど、仕事を始めて見ると、その流れで「夢」みたいなものはフツウに見えてきたし、それは今でもある。やっぱり行動を始めることだよね、重要なのは。ということで、早く日本に帰って行動を開始したいPatchiでした。仕事の話は長くなるな..。反省。
August 16, 2004
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くろっかす♪さんの日記で、昨日は東京湾の花火の日と知る。そう言えば、NHKで阿波踊りの中継もやってた。日本の夏はいいねー。暑いけどね、特に今年は。現在ドバイ39℃です。あれっ、涼しい!野村選手とかヤワラちゃんとかどんどん金メダルを取るのに、静止画像以外全く見れないのであーる。こういう事態は予想していたのだが、予想以上につまらん。歓声はそのまま聞こえるのに、絵だけ急に静止画像になる。これは、なんというか、精神的に盛り下がりが激しい。あーあ、たぶん、というか絶対北島の決勝も見れないし、日本VSイタリアも見れない....(泣)。野村の一本背負いとか見たかった。女子ホッケーはあっさり負けたみたいですね。でも相手が中国じゃあしょうがないということで。次は頑張って欲しいです。なんでこっちの局は放送しないの?それともどっかのサテライトが独占してるのかしら?うちのアパートもそれくらい加入すればいいのに。まったくもう。
August 15, 2004
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どんどん会社を清算する準備が整う。僕のいる会社は債権債務がそれほど複雑ではないので、極端な話一ヶ月くらいで作業終了しそうだ。会社ってのは作る時には時間がかかるけれど、つぶす時はあっという間につぶせるものだと、ちょっとびっくり。まぁ、来た道を戻るだけでどんな道かはわかってるんだから当然だけれど。家では引越しの荷造りを始める。まだ数ヶ月先の話だが、ぼーっとしてるとそのくらいすぐ過ぎるので徐々に始めた。そしたら、頭の中が急に日本モードになって、帰国した後の仕事について思いをめぐらせてしまって、昔の取引先のサイトなどを見てしまう。僕のいる業界はこの3年の間に一見したところだいぶ変わったように見えるが、内実はそれほど変わってないようだ。それは構わない。それならやることもいっぱいあるだろう。僕は子供のころからとても怠け者だった。でも僕の回りはものすごく優秀な奴が多くて、子供の頃からぼーっとしてると彼らに置いてきぼりにされるというプレッシャーはとても強かった。そのおかげで、今はなんとか生活出来ている。だから僕は自分はどうあれ、厳しい環境の中にいたいと思っていた。そういう意味では、日本を離れたスポーツ選手なんて素晴らしいと思う。世界のレベルを知るチャンスがあるのだ。たとえ負けても得るものは大きい筈だ。しかし僕は自分の仕事を実際に海外でやってみて、僕自身も僕が就職した日本の会社も、全く国際競争の中で勝ち抜くことが出来なかった。損を出さないようにしていたので黒字ではあったけれど、仕事自体が細り、先が見えなくなった。まだまだ世界レベルではないってことだ。「身分不相応に夢が大きいんじゃないのかね、Patchi君」という感じだろう。回りを見回してみたら、誰もそんなこと考えてない。自分の昇進ばかりだ。きっと僕はまだまだ子供なのだ。
August 14, 2004
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今日は平和な休日。家でゆっくりすごす。ホントは買いものに行きたいのだが、暑くていやだ。というわけでよしなしごと。RE:イラクイギリスのジャーナリスト、バスラで拉致。バスラはもともと17世紀から東インド会社の支店があったところ。イギリスには土地勘があるだろうが、どうなるだろうか。米軍がナジャフ攻撃。狙われているシーア派のサドルにはおそらくイランが裏にいる。しかもナジャフはホメイニが亡命中にイラン革命の理論的根拠を著した整地。次はイランか。アメリカは次のパンドラを確実に開けつつある。しかしここ数年というもの、乾ききったこの辺の街で車が燃えていたり遠くで黒煙が燃えていたりする映像が多すぎる。はっきりいうともう見たくない。RE:フィリピンフィリピンでのカニバリズムのニュースあり。時々フィリピンからは、この手のちょっとファナティックでグロテスクなニュースが聞こえてくるが、なぜ?人々の情が厚すぎるから?キリスト教の影響?なんか多神教のアジアの考え方とちょっと違う。RE:山崎栄子氏おそらく原爆記念日などの特集だろうと思うが、NHKの海外放送で聾唖の被爆者である山崎栄子氏の講演をみて、心打たれて涙が止まらない。きっとこの人の瞳の裏にはまだ被爆直後の映像が焼き付いてたりするんだろう。その手話での講演の迫力はすごい。講演を始めたのは、戦後何十年も経ってから夫に真実を教えられてからだという。特に「これは大量だが普通の爆弾だと思っていた...けれどもそれは新型爆弾だった」ということが大変なショックだったと。そしてその直後から猛烈な怒りが湧いてきたという。多分それで初めてそれまで自分が見た悲惨な光景や自分の苦労の説明がついた..つまり自分を取り巻く情況を完全に理解したんだろう。人がなぜ黒焦げになっているのか、またある人は桃のように膨張してしまっているのか、なぜ街のまん中に綺麗に平らな野原が出来たのか(爆心地)、なぜ工場の煙突が曲がっていたのか(熱線)。また、次の瞬間にも自分に放射能障害が出るかもしれないことも理解した。その彼女の「怒り」について考えてみる。それについては御本人は番組で語ってはいない。「どうして長崎に?」だろうか?それとも「戦争を始めた人類の罪深さ」に対して?「自分が今迄何十年も真実を知らなかった...ひょっとしたら自分以外にも知らない人はまだまだ多いかもしれない。それは絶対に許せない」ということが一番近いように僕は感じる。怒りは静かに、しかしかなり強く彼女の中にあるものの、他人に決して向けられてはいないのだ。しかし「伝えよう」という姿勢はものすごく積極的で、全身を見てほしいから脚の見えない講演台よりも長机を望むほど。その講演でのパフォーマンスは、ものすごい迫力と説得力で響いてくる。ここではヒューマニズムは陳腐ではない。考えてみれば、原爆の悲惨さなんて言葉では伝えられないもの。もともと言葉は無力だ。彼女は聾唖だがまったくハンデを負ってはいない。失礼な言い方かもしれないが、逆にこの老女は大きな武器を持っているとさえ言える。
August 13, 2004
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小野不由実著「黒祠の島」祥伝社文庫 読了。「屍鬼」に続き小野不由実。俗世から離れた離れ島での惨劇。土着の宗教。島の秩序を守る旧家。財産の相続と本家/分家の確執、代を絶やさない為か、あるいはただ好色なだけか、旧家の主人による過去の密通の数々と出生に秘密を持つ人々の存在。すべてがまるで横溝正史で、とっても大好き。「屍鬼」と同様、かなりスプラッターな描写あり、それはちょっと気持ち悪い。でもこういうのがまだ読めるのはとてもうれしい。しかもハッピーエンド。本日親会社の支店の支店長と電話で会話。「君の境遇は可哀相だが、君自信の評価はそれほど低くないから、卑屈になったり人を恨んだりしないように」と慰められる。ボーナスが低かったのは「今年昇格した人は、みんなその分ボーナスの評価は低いのだ、さもないといくら成果主義といっても年長者が怒り出す」からだと。そんなもんかね。まあ慰めてくれたんだから、素直にそう思っておこうかな。人を恨んでも、とりあえず全く得にはならんしな。
August 12, 2004
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パームアイランドやDubai Health City、世界一高いBurj Dubaiなど、バブリーな開発計画を続々発表しているドバイだが、今日知り合いからメールで、「Dubai Bubble City計画」の記事が転送されてきた。↓ 記事によれば、「今回は陸上や海上の話ではなく、200M上空に、大きなヘリウムガスの風船と"Anti-Gravity Reaction Motor(?)"でうかぶ都市である」「透明で泡のようなデザインで強化ガラスと特殊な樹脂で作られる」「中にはレストランとテーマパーク、博物館が作られる」「エネルギーは全て太陽光発電で、この計画に耐えうる高性能の太陽電池が現在開発中」「かかる費用は300兆ドル(!)」だって。こんなことが可能なのか!?まことしやかにスキャンされた新聞記事が送られてきたが、全部デマかもしれない。でもここの国なら金に目を言わせて本当にやりかねない(昔、雨を降らせる為に雲を作る為、上昇気流を作ろうと3,000M級の山を作ろうと言う計画がおお真面目にあった)。だけどにわかに信じられない。
August 11, 2004
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鹿島茂著「悪女入門」講談社現代新書 読了。今日は質問していいですか?女性への質問ですが、よかったら男性もどうぞ。A.出会った瞬間から相手が自分に惚れてるのってわかりますか?B.そして出会った瞬間から、その惚れてる相手が自分にアクションを起こすように作戦開始しますか?C.自分に惚れてる男は、どんなに怒っていても心の底ではあなたを許そうと待ち構えていることって知ってますか?D.都会が好きですか?E.お金に執着はあまりないけれど、楽しいことや気晴らしが好きですか?F.「恥ずかしさ」を効果的に使ったことがありますか?G.ちょっとした外出にも身なりと化粧を整えますか?H.視線を「なにげなく」交すことができますか?I.男がこうあってほしいと願う女性に自分を変身させることは簡単なんですか?J.「無理目」を装いますか?K.しかもその「無理目」さをわざと一瞬壊し、スキを見せることは簡単ですか?L.でも実は「どんくさい」だけだったりしますか?M.彼に強烈な記憶を残すために「小道具」を良く使いますか?N.実は部屋にいるのに電話に出なかったりして「不在」を装ったことがありますか?O.常に微笑みを絶やしませんか?P.A~Oを意識しないで出来ますか?「魔性の女」ガイド。文学から恋愛を学ぶなんて30男のすることではない。しかしこの本の最終章によれば、僕は「魔性の女」を待望しているタイプであるらしい。んんんん....。♪To need a woman, you've got to know, as the strong gets week, mens of rich get poor..♪ B.フェリーもかなわないのだ。僕なんてひとたまりもない。
August 10, 2004
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最近、週に一度ジムに行ってスカッシュをしている。ヘタクソなので、先生についてわりと真剣にやっているわけだが、今日がその日だった。ハッキリ言って毎回ヘロヘロだ。もう年だな。筋肉痛になるのに一日タイムラグがあるし。ところで、今ではこんなにだらしないし、日記の文面もあまりらしくないかもしれないけれど、僕は中高大とずーっと運動部である。大学の時はちゃんと体育会。それも「陸上ホッケー部」だった。そんなマイナーなスポーツにまつわる同胞意識からか、僕は女子ホッケーを応援します!!ひょっとしたら結構いい所までいくんじゃないかな。ちょっとしか見たことないけど、強い国と互角に戦ってるし。皆さんに見ていただきたいのは、そのスピードですね、やっぱり。やってる方は辛いんですけどね。35分間ずーっと中腰でダッシュしているようなものだし。背筋を鍛えないと腰をやられるんですよ、あれは。ルールはほとんどサッカーと同じ。サッカーほど厳しく無いけど、オフサイドもあります。シュートはゴールを囲むサークルの中で打たないといけなくて、そのゴール前で守る方が反則すると、ショートコーナーという、いわばサッカーのコーナーキックのようなゴール前のセットプレーになります。このセットプレーの緊張感も是非味わっていただきたいです。ちなみに学生時代、僕はキーパーでした、はい。女子ホッケーは、高校野球と同じで「西高東低」。僕の学生時代には、関西は天理大や立命とか、まあはっきりいうと「女の子」というよりはジャージが似合う「女子」っていう感じで、ホッケーはめちゃめちゃうまかった。でもなぜか関東ではホッケーはそのころ「お嬢様スポーツ」。ポロシャツにチェックのスカートなんかはいてて、この違いはいったい??一番強い学校も成城だった。これは、昔松尾さんという、あのラグビーの松尾選手の姪?かなんかでCANCANのモデルをしてて、昔のコカ・コーラのCMで、「I feel Coke」で最後ににっこり笑う女の子が成城にいたこととか、最近では女優の伊藤裕子がやっぱり成城のホッケー部だったとかいうことに由来している。そんな関東の学生リーグも山梨学院大学の参入以来、ちょっと変わったようだ。ま、無理もない。白根高校→山梨学院ってコースを作っちゃえば、そりゃ強いわ。今回の日本代表はもちろん、本格的な選手たち。がんばってほしい。それでちょっとでもホッケーがメジャーになればいいな。
August 9, 2004
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辰巳渚著「なぜ安アパートに住んでポルシェに乗るのか」光文社ペーパーバックス 読了。良く売れていると聞く。おそらく興味を引くタイトルだからだろう。マーケティングには現状分析が欠かせないし、だからこの本も現実追従になるのは避けられない。だから、得てしてこの手の本は「当たり前のことばっかり書いている」と思いやすい。そう思ってもいいが、せっかく買ったのだから何か得ようと思って、謙虚に読む。この人は、かなり買い物好きのようだ。あと良く言われることのようだが、文章に主観と客観が時々まざり、読んでる方は読む目的を時々見失う。しかし「現状分析」なのだから、あまり過大な内容を期待する方が間違いというものか。今は、日本人は小銭には困っていないし、市場には多様な商品があふれて、それが選択消費を可能にしている。著者が言うように、何をどうやって買うか、自分の金をどう使うか、全部自分で「これ」と決める必要がある。家を買っても良いし、ポルシェを買っても良い。無駄使いさえ、それで都会生活で積もり積もったストレスが発散できればそれでいい。そこには社会的規範や常識のようなものは既に存在しない。かくして、消費生活には個々人の生き方が反映される、と著者は言う。やれやれ、これじゃ糸井重里のころから僕たちは全然変わっていないじゃないか。糸井重里が「おいしい生活」「ほしいものが、ほしいわ」と言ったのは82年。このコピーの意味は、大塚英志が言うように「消費というふるまいにおいて、上下間の差異の根拠をただの記号上の差異とみなすことで『階層』を消滅させようというもくろみ」であり、「(糸井が語りかけているのは)『階級』が喪失し、誰もが等しく豊かになった事態であり、『中流幻想』の左翼的肯定こそが糸井のコピーの根幹」(「おたく」の精神史 2004年)である。これがとことんまで行き着いたのが現代ということか。確かに、ポルシェを持っている人が金持ちかどうかわからない。翌月には自己破産しているかもしれない。吉牛のカウンターに高額納税者が座っていることもあるに違いない。お金の使い方は人それぞれで、それだけを取ってその人がどういう人かなんて今はわからないのだ。この本の著者もかつてはパルコに勤務していた。糸井のコピーも西武百貨店だ。同じことを言っている二人が、かつて同じ資本に係わっていたというのは偶然ではないかも知れない。我々の消費観念にかなりセゾンは影響を与えたのは確かだろう。未だにWeb Acrossでは人々の消費生活をレポートしつづけている( http://www.web-across.com/lifestyle/ )。ただし、僕的には「選択肢」の多い世の中は非常に疲れる。この間帰国した時にコンビニに行って、あまりの緑茶飲料の種類の多さに全く選べなかった。選択肢の多い生き方というのは疲れる。そして必ずしも幸せではないと思う。それにお金の使い方まで、そんな自己満足のマスターベーションになってしまっていいのかな?僕は、自分の金は家族や友人など、好きな人の為に使いたいと思うが、それもめぐりめぐって自己満足なんだろうか?
August 8, 2004
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いやぁ、勝ったねぇ...。ちょっとおどろき。でもよかった。普段なら勤務日の土曜だが、今日は今の国王が在位した記念日とやらでお休み。地元のテレビ局を付けて見たら、やっぱりアジアカップを放送していたので、日本代表の試合を久しぶりに中継で見る。アラビア語の実況は訳わからなかったが、勝った後に「イナモト、ナカタ、ヤナギサワ...」とかって言ってたので、「欧州組がいないのに良く勝った」とかって言ってたのかしらん。ドバイの解説者の割には良く知ってるじゃん。でも、「タマダ」と「スズキ」をしょっちゅう間違える。やっぱり基本はいい加減だよね。でも解説者も誉めてた感じ。言葉わからないから、そう思うだけだけど。アブダビで五輪代表の試合を見た時に感じたことだけど、大体日本人はまじめだからさ、サッカーも真面目なのがよくわかる。いっぱい練習してるんだなとか。個人技もセットプレーもね。だからみんな試合では一生懸命だし、試合内容もおしなべていい。でも得点が入らないと、「あーあ、やっぱりサッカーは狩猟民族のスポーツなのかしら...」とか考えて、見てる方も絶望的になってしまう。でもそこで得点が入って、勝ったりするとさ、「ああ、あなたたちはこういうサッカーがやりたかったのね」って、ものすごい説得力を持ってファンにも届いてくる。それってやっぱり強烈なメッセージだと思う。相手や周囲になにかを伝えたいと強烈に思うことは、結果を出す為には重要かもしれない。
August 7, 2004
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橋本治著「上司は思いつきでものを言う」集英社新書読了。なんか、もっと早く読みたかったな。それは、内容がどーのこーのという話ではなくて、「みんなそうなんだな」って癒される為にね。上司に思いつきであさってなナンクセ付けられたら、「えー!」って大袈裟にあきれて、それでも上司が曲げなかったら黙って言うことを聞けと。そうだ、だってサラリーマンなんだからさ、そうするしかない。だけど、こういう状況になっているのは社会的な背景があって、もう右肩上がりの経済が終わって、企業にも日本という国全体にも「新しい現場」がもうないこと、現場を失うとどんどん官僚化が進むということ、そうして現場を失って官僚化した「上司」に対して依然として儒教道徳をベースにした複雑な思い込みを僕たちは捨て切れていないこと、がその原因であると。なるほどね、その通り。やっぱり上司に対して「このくらいのことわかるだろう?」っていうような、期待とも侮蔑とも自分自身の甘えとも思える感情って僕も持ってるな。それは捨てるべきなんだな。要は自分が一番大事なんだからさ。
August 4, 2004
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今日はよしなしごと。まずうれしいニュース。ABCが洋販の支援を得て再建される可能性が出てきたらしいとのニュース。ABCは洋販からかなり仕入れてたし。でも所謂ABCらしい写真集とかは嶋田洋書が多かった。青山にある嶋田洋書の店ってまだあるのかしら?まぁ、イエナもなくなる、ABCも倒産、東京の書店は厳しいものが依然としてある。今後の希望は古本屋だろうか?センスのいい古本屋が欲しいな。きっともうあるんだろうと思うけど。仕事のグチロンドンにある問屋経由ベルギーのメーカーから乳製品を買ったが、契約後にそのベルギー野郎から連絡あり、あの値段はドルではなくて、ユーロベースだと言ってきやがった。そんな通貨を確認するなんて基本中の基本じゃない?そんなこと知らない、お前もいけしゃーしゃーとそんなこと連絡してくるな、と間に入っているイギリス人をどやしたら、怒ったり泣き落そうとしたりしてくるので、さらにむかつき、泣き付くならベルギーに泣き付け、と突っぱねて電話を切ったら、どうやらその後ベルギー野郎とロンドンの兄ちゃんの間で血みどろのケンカがあったらしいが、どうやらベルギーは自分の間違いを最後まで認めなかったらしく、ロンドンの問屋は泣く泣く「代わりにアイルランドの品を用意したから、それで許してほしい」と言ってきたので、それは受けてやる。入社以来外国と商売をしてきたが、全く英語はうまくならず、声ばかり大きくなり、日本の価値観を和製英語でがなりちらすことばっかりしてきたし、英語だろうが日本語だろうが、また買っても負けてもケンカはストレスがたまるし、いいことない。ただ、昔と比べて英語のケンカで勝つことは多くなったが。どんどん品がなくなってきた。無垢な昔に戻りたい。仕事の心配事穀物を積んだ船がもうすぐ出港する。船会社には出航の時に船代を払うのだが、ひどい船会社によっては、出航して船代もらった直後に自己破産して世界のどっかにトンズラしたり、インド洋の真ん中で貨物もろとも銀行管理下に入ったり、「故障したので修理する」といって貨物を積んだまま訳の分からんアジアの港に寄港し、船のペンキを全て塗り替えて船名も変えて追跡不能にして、貨物もろともどっかに消えるということが結構ある。かくいう僕もこの中の一つは経験あり。だから、船が出港するたびに常に心配になる。神に祈る気持ち。だって防ぎようがないんだもん。あーー、心配シンパイ。思わずいろんな人に電話してしまった。志望の学生さん、商社って良い仕事じゃないですよ。部署にもよりますがね。ストレス溜まりまふ。
August 2, 2004
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トニー・パーソンズ著「ビューティフル・ボーイ」河出書房新社 読了。まず訳がものすごくよい。もっとも今の日本語に訳してあるので、そのうち古くなってしまうのかもしれないが...。テーマは現代的でよくあること。よくあることだけに、すごく感情移入して読む。海外小説にこんなに身につまされるのは、主人公と僕がほとんど同じ世代であるからか。文学作品のような深さはないのだが、妙に惹きつけられる。再読したいと強く思う。戦争をした世代である父親と自分を比べて、「戦争をして完璧な愛を手に入れるか?平和な世の中で5年か6年か7年周期の小刻みな愛を手に入れるか?どっちが本当はラッキーな男なのか?」と自問自答し、そして自分が子供だったころの両親との思い出にふける。しかし、主人公は離婚してしまったので、自分の子にその思い出を与えることは出来ないのだ。それに、いろんな権利が認められていないにせよ、昔の女性の方が今よりも幸せな部分もあったと思う。今は昔に比べて男がロマンティックで、その分ダメな自己中男になってしまっている。自分も含めて、今の男性は女性に多かれ少なかれ甘えないと生きていけないような気がする。女性や子供を犠牲にしながら、きっと僕たちは今を生きているのかもしれないな。ところで、小田島恒志+小田島則子って小田島センセのお子さんたちかしら。
August 1, 2004
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