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けんとはまだまだクリスマスホリデー中なので、家にいる。なのに私は働かなきゃいけないなんて、残念だわ~。でも6連休だったからね。去年よりは、ずっとマシ。さて、あんなことの後で6連休。そして久しぶりのキッチン。私はちょっと緊張してた。でも同じアシスタントのSも同じく9時から仕事だったので、一緒にキッチンに入り、普通に振舞った。ヘッドシェフは自分の夫が私にいかに失礼なことを言ったか知っていただろうに、謝りの言葉も何もなかった。でも多分そうだろうなぁと思ってたので、別にがっかりもしなかったけど。彼女も、彼女の夫と同類だもん。仕事はさすがに疲れたねぇ。毎年のことだけど、クリスマス明けの1週間はびっくりするほど忙しい。今日も普段の週末を軽く越える130人分以上の食事!を作った。休憩なんて、9時から始めたのに3時半まで取れなかったよ。こんなに忙しいのに、ヘッドシェフがスタッフをもうひとり入れたがらないため、キッチンは大混乱だった。食器類が足りなくなるわ、オーダーが混乱するわ、ひどいもの。全部それがヘッドシェフの評判に繋がるのだ。自分が少しでもお金を儲けるために人を削り、お客さまから苦情が来る。やり方考え直した方がいいんじゃないの?と思うけど、彼女はきっと気づかないだろうな。
2006年12月27日
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最近、我が家のフェンスを軽々越えて好きなところに行ってしまうようになったバート。このままじゃいかん!と焦った私たちは、『トレーニングカラー』なるものを手に入れた。これは犬の首輪に小さな機械がついていて、飼い主の持つリモコンで犬をトレーニングできるのだ。その首輪の機械からは警告音が出たり、小さな電気を発して犬に警告を与えることができるのだ。実際に私も自分の手でどれぐらいの衝撃を感じるのか試してみたけど、静電気がパチンと当たる程度で、痛みはあまりない。どちらかというと、ちょっとびっくりする程度。これをさっそくバートにつけて、なかなか言うことを聞かないバートを訓練することに。まずは、長いリードをつけて外を歩かせて、バートの気が逸れて私から離れた時にcome!と呼ぶ。そしてそのコマンドと同時にリモコンで弱い電気を与える。すると、バートは周りをキョロキョロしながら、不思議そうにしている。そうして、それが止まらないので私のところに向かう。その時にリモコンを止めるのだ。するとバートの頭の中には、こういう図式が出来上がる。コマンドを耳にする→不思議な感触を感じる→コマンドのとおりに動いた瞬間に不思議な感触が止まる→ママから褒められるこれを繰り返すと、犬の中にこのような立派な図式が出来上がり、トレーニングがスムーズにいくというもの。半信半疑だったが、トレーニングを始めてみてびっくり。自分の興味が別の所にあると、今までは私が何を言っても私の所に戻ってこなかったのに、最初のコマンドで戻ってくるようになった!その後はリードなしでも、同じ結果。10分後には、このトレーニングカラーなしでも呼べば帰ってくるようになった!まぁまだ初日だし、これからいろいろ訓練しなくちゃいけないんだけど、まずは滑り出し良好。この調子で、数ヵ月後にはものすごいいい子になってくれたらいいんだけど・・・がんばれ、バート!
2006年12月26日
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今日はクリスマス。ニュージーランド人が、朝からプレゼントの山を開けて、食べて飲み続ける1日だ。我が家はふたりきりのため、けんとも私に彼の生まれ育ったドイツ風のクリスマスの食事を作ることを強要はせず、いたって普段どおりの食事だ。でもいつもよりいいビールといいワイン、それにいいチーズは揃えてある。だからこのクリスマスホリデーは、昼間っからビールを飲んだりワインを飲んだり、そしてチーズとクラッカーをつまみながらの映画三昧である。でも、もちろん我が家の可愛いわんこたちにも楽しい思い出を残すため、午前中には海へお散歩。さすがにクリスマスなので、人はいない。だから暖かいビーチを独り占め。バートが泳ぎ回って、リサは走り回る。そうして両方が疲れた頃に、家に帰ってランチ兼スナック。ワインを片手に映画を観るのである。ところが今日は予期せぬお客さまが。それは以前私が一緒に働いていたアメリカ人の大男Joと、彼のおばさん。突然の訪問にびっくりだったけど、長いこと会ってなかったのでお茶を飲みながらゆっくり話した。懐かしい友達に会うのは、嬉しいことだ。彼らが帰ったあとは、けんとのために久しぶりに寿司を巻くことに。2ヶ月ほど続けた炭水化物抜きダイエットも、このクリスマスホリデー中はお休み。だから久しぶりに巻き寿司でも!ということになったのだ。けんとの大好きな照り焼きチキンの巻き寿司(←日本ではスーパーにしか売られてない偽寿司だけど、けんとはこれが好き)と、私が先日作ったイワシの酢漬けを巻いてみようと思ってる。さ、映画でも観ながら寿司でも巻こう。こうして何もない穏やかなクリスマスの1日が過ぎていく。何もなくても、けんとと一緒にゆっくり過ごせるだけで十分。幸せを感じる、静かな1日だった。
2006年12月25日
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この日も家に帰って、再びけんとに報告。オーナー一家と話した内容を、全て最初からけんとに繰り返して話して聞かせた。けんとは言った。Aがヤツに電話した結果がいい方向に向かえばいいけど・・・ヤツがうちに今晩電話を掛けてくることはないってことだから明日の朝までゆっくり考えればいいよけんとは話しながらサンドイッチを作っていた。何をする意欲もなかった私は、けんとが作ってくれたサンドイッチを一口かじった。あまりにもいろんなことが起こりすぎて、お腹も空かないし味もわからない。そうして、7時半をまわった時のことだった。電話がなった。けんとと私は顔を見合わせた。私たちは、それがヤツからの電話であることが瞬間にわかった。私は絶対に電話にはでたくない。けんとは、ため息をついて電話を取った。Hello?そうして私を見て、受話器を指差して目をまわした。やっぱりあのブタだったのだ。Aが「今晩はとすかと連絡をとるな」とわざわざ言ったにもかかわらず、ブタは我が家に電話をよこしたのだった・・・本当に、ほんの小さな約束のひとつも守れない男なんだな。あまりのアホさ加減に、あきれてモノも言えないよ。ブタとの短い会話を終えたけんとが、あきれた顔で言った。どうしようもないヤツだなまた嘘言ってたよものすごくフレンドリーなのを装って『とすかは契約書にサインしてくれたかな?』だってさ理由が笑えるよ『新しい契約書に書かれた時給で給料を支払いたいから』だってさとすかが契約書にサインしてなくても新しい時給で払えるのにさとすかが辞めると思って大慌てなんだよ、きっとそう言って、けんとは笑った。本当にこの男はアホだな。あれだけ失礼なことを言っておきながら、私が怒って辞めてしまうかもしれないと思ったら、急に手のひらを返したようにフレンドリーになるなんて。本当にアホだわ。最初から人を脅すような失礼なこと、しなきゃ良かったのよ。自業自得だよ。ただ、ブタは「どうしても今晩中に契約書にサインしたかどうか連絡が欲しい」と言い張り、自宅の電話番号をけんとに残した。けんとが今すぐ返事できない理由として『まだ僕が契約書に目を通してないから』と言ったのだが、うすっぺらい契約書のこと、数分で目を通せてしまう。彼らも返事を待っていることだろうし、けんとは1時間のうちに結論を出そうと私に提案した。なので私には急にタイムリミットが出来てしまった。けんとといろんな仮定をして、どれが一番私にとっていいのかを話し合った。けんとが一番気にしたのは、こんなことがあった後も私が嫌な気持ちにならずにヘッドシェフと一緒に働けるか、ということだった。確かに難しいかもしれない。でも、あのブタよりはマシだ。彼女は心の底ではどう思っていようが、表面上は取り繕ってうまいことやろうとするだろう。こんな田舎で、私の代わりを探すのは困難だからだ。それに彼らのカフェビジネスの賃貸も、いつまで続くかわかったものじゃない。このままキッチンに残れば、オーナー一家がカフェを取り戻した時、そのままもう一度彼らのために働くことが出来る。それに新しい仕事を探すにしても、キッチンで働いている方が印象がいいことには間違いない。そこで8時半になる頃には、私の気持ちは固まった。このまま働き続けよう。どうして私が今までずっと働いてきた好きだった場所を、あんなアホのために去らなきゃいけないんだ。もし何かがまた起こったとしても、私にはけんとと、そして私の仕事振りをちゃんと認めてくれるオーナー一家がいる!怖いものなんかない!そうして、けんとはブタに電話し、私が契約書にサインすることにしたと伝えた。ブタは喜んでいたそうだ。当然だろう。私が今この時期に辞めれば、クリスマスホリデーで浮かれるニュージーランドで私の代わりは絶対に見つけられないし、クリスマス明けの1年で一番忙しい2週間に、自分の妻がアシスタントひとり欠けた状態で、休みも取ることが出来ずに働くことになるのだ。新婚1ヶ月目にして最初の夫婦喧嘩の種に十分なりえる・・・本当に、感謝の手紙ぐらい書いてもらってもいいぐらいだわ。次の日、私は仕事に普通に出かけた。ヘッドシェフは休みだ。いろいろ話を聞いてもらったオーナーには、朝一番に続けることにしたことを伝えた。オーナーはとってもホッた様子で、「これから全てがいい方向にすすみますように」と言ってくれた。そして10時過ぎにキッチンにやってきたAにも、話した。私は、とりあえず昨晩ブタから電話があったことを伝えると、Aの眉がつりあがった。まぁ、当然かな。彼がブタに言ったこと、ブタは全く守らなかったのだから。でも私が、「それでも続けることにしたよ」と言うと、Aは額の汗をぬぐう仕草をして、ひゅーっと息をついた。Aもホッとしたようだった。そして1日中、私は忙しく働きながらヘッドシェフからの電話を待っていた。彼女には、週末のオーダーのために足りないものを伝えることになっていたし、土曜日にあのブタの挨拶を聞きに来るかどうか返事もしなくちゃいけなかった。でも、5時になっても電話は掛かってこなかった。そこで私は、自分からヘッドシェフに電話した。電話に出たヘッドシェフに、足りないものを事務的に伝える。そして、土曜日は行かないと言う代わりに、次に会うのはクリスマス明けの水曜日になるだろうと伝えた。特にあなたからの希望がなければ水曜日の9時にくるけどそれでいいかしら?するとヘッドシェフは言った。もちろんよ!9時に来てもらえると助かるわありがとう!私は電話を切った。久しぶりに気分が良かった。これで6日間キッチンに戻ることはない。ゆっくり休んで、忙しい2週間に備えよう。ヘッドシェフなんか、気にしない。私は私の仕事をするだけだ。そうすれば、評価はちゃんとついてくるんだから。終わり
2006年12月24日
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火曜日の朝を迎えた。まだ気持ちはすっきりしていなかったが、救いは今日はヘッドシェフがすぐに帰ることだ。私は11時から仕事だが、彼女は今日、多分1時ぐらいにキッチンを出るだろう。顔を合わせてる時間はたった2時間だ。そしてその後、私はたっぷり時間がある。オーナーにはこの電話の内容を話すつもりでいた。彼女には昨日の夕方に、ヘッドシェフの夫が我が家に電話を掛けてけんとと話し合うことを伝えたので、結果が気になっているに違いないから。そうして仕事に行くと、さっそくオーナーが小声でどうだったか聞いてきた。彼女も、ヘッドシェフに見られると後で詮索されることがわかっているので、ヘッドシェフが見ていないのを確認しながらだった。私は、あまりにも長い話なので夕方にゆっくり話すわと言った。でも、とりあえず私の要求はちゃんと通ったはずだと思う、と伝える。キッチンに入っていくと、ヘッドシェフは何事もなかったかのように私に普通に話しかけ、私はできるだけ普通に返事していた。普通の1日のようだった。新しい契約書もちゃんと用意されていて、家に持って帰っても良さそうだった。1時前になり、もうすぐ彼女がキッチンを出るというとき、私に土曜日は何をしてるの?と質問した。さぁ、特に私は計画を立ててないけど、と答えると彼女は言った。10時ごろ、10分ぐらいここに来れるかしら?夫が来て、クリスマスの挨拶をスタッフみんなにするつもりなの私は、あのブタと顔を合わせることを考えると、急になんとも言えない痛みがズンと体にのしかかった。絶対に顔なんか見たくない。私は「けんとが何か計画してるかもしれないから、彼と話さなきゃ返事できないわ」と苦しい言い訳をした。すると、では明日キッチンに電話するからその時に土曜日どうするか教えてね、と言って、彼女は帰っていった。ヘッドシェフが1時過ぎに帰った後も途絶えないオーダーをさばき、一息つけたのは3時をまわった頃だった。私とオーナーは外に出て、ふたりで座った。オーナーはとても気になっていたようで、座るなりすぐに電話はどうだったのか尋ねた。私は昨日の電話の内容を、出来るだけ正確にけんとが言ったとおりに伝えた。言葉は詰まり詰まりだった。電話の内容を思い出すだけで、悔しさが蘇る。泣くべきじゃないけど、まだ落ち着いて話せるほど悔しさを消化していなかった。話を聞き終えたオーナーはあまりにひどい話にショックを受けていた。そして言った。この話は、Aも知っておくべきだわとすか、Aにも話してくれる?そうして、オーナーはA(オーナーの息子で、今はワイナリー全体の責任者)を呼んでくるから、と席を立った。その時、お客さんが入ってきてメニューを見ているのが見えた。オーダーが入ってくるかもしれない。キッチンにいたほうがいい。私はキッチンに戻り後片付けを始めた。その後Aがキッチンに入ってきたのは、オーナーがオーダーを持ってきたのとほぼ同時だった。私は、できるだけお料理の方に気をやりながら、Aに電話の内容を話した。話に集中すると泣きそうだった。でも、あのブタに「アシスタントシェフに値しない」と言われたことを話したとき、こらえていたものが一気にあふれて、涙が流れた。私は泣きながら全てを説明した。Aはキッチンの台の上に両手をついて、下を向いたまま私の話を聞いていた。Aの顔は無表情ともいえるぐらいだった。私と同じように、Aもショックを受けているのが見て取れた。私が話し終えたとき、Aが口を開いた。まず、本当に君には申し訳ないことをしたよ謝るね僕らは、こんな結果を招くためにカフェを貸したわけじゃないそして、Aは次々に語った。カフェは貸しているだけなのでいつでも取り戻せること、ヤツの言ってることは無茶苦茶で、私がしたことになんら落ち度はないこと。もし、私がキッチンで働くのがイヤなら、ワイナリーとぶどう畑での仕事を私に用意すること。そして、何より私をもっと泣かせたのは、Aが言った、僕らが今までどれだけとすかを大事に思ってきたか!とすかはここのアシスタントシェフだしもらってる給料に値しないなんて、有り得ないよ!という言葉だった。今まで一生懸命働いてきたことをちゃんと認めてくれる言葉に、どどっと涙があふれた。ヤツのアシスタントシェフの名前に値しないと給料に値しないという私の一番悔しかった言葉を、覆してくれる言葉だった。そしてAは続けた。今まで働いてきた人たちをこんな風に扱うなんて、許せないことだヤツはこのビジネスを借りてるだけだオーナーは僕たちなんだよ彼は大きな誤解をしてるねヤツに電話してくるよ、今からそうしてAはキッチンを出た。私は急な展開に驚いた。Aの電話で一体どうなるのかわからなかったが、私は成り行きに任せることにした。今さらどうなる訳でもない。しばらくしてAが戻ってきた。そしてヤツに今日はとすかに連絡するなと言ったので今晩よく考えて明日に返事をくれればいいよと言ってくれた。私はその後このことで頭がいっぱいで、片付けながらもずっと同じ事を考えていた。辞めるべきか、続けるべきか。考えても考えても、答えが出なかった。でも明日には答えを出さなきゃいけない・・・きれいにキッチンを片付けてキッチンを出ようとすると、オーナーがキッチンに入ってきた。私の泣いていた目を見て、大丈夫?と気を遣ってくれる。私は、今晩ゆっくり考えますと言った。オーナーは言った。とすかにはずっといてもらいたかったけどこんなことになってしまって・・・辛かったでしょうにそう言ったオーナーの目には涙があふれていた。そしてお互いに半分泣きながら、肩を抱き合った。オーナーは気分を変えるようにして、明るく「ワインを飲んでいきなさいな」と言った。私とオーナーはワインバーに戻った。するとそこには、オーナーの旦那さまのBがいた。オーナーが今日あったことを説明した。すると、Bが言った。彼らは自分達でビジネスを扱うのは初めてだ彼らは学ばなきゃいけないことがたくさんあって今、最初の曲がり角に立ってるんだよなんとなくわかりやすくて、納得できる言葉だった。そうだな。彼らも初めてで、学んでるんだと思えばいいかもしれない。こんなふうに働く人を押さえつけるようなことをしては、ビジネスはうまくいかないってことを、私を通して学んでるんだ。そうして、ワインを飲みながらオーナーと話をして落ち着いた後、お礼を言って駐車場に向かった。すると、駐車場の方から旦那さまのBが歩いてきた。私の近くまで来ると、Bは立ち止まった。そして私に話しかけた。とすか、僕たちに話してくれてありがとう僕らはこういうことを知る必要がある君は正しいことをしたんだよよくやったね、とすかありがとう私はオーナーやAに話したことで、オーナー一家に余計な頭痛の種をまいたような気がしていたのだが、Bはそんなことも見透かしたみたいに、私にこう言ったのだった。私は恵まれてるな、と思った。悔しくて泣いていたことを帳消しにしてあまり余るほどのサポートを、こんなに周りの人から受けられるなんて。私は、本当に恵まれている。つづく
2006年12月23日
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泣いてばかりはいられない。これからどうするか考えなくては。私はけんとと話し合った。明日には新しい契約書をヘッドシェフが持ってくるはずだ。それを受けるかどうか。こんなことを言われた後で。けんとは言った。僕はドーベルマンと同じでされたことは絶対忘れないだから僕がとすかの立場だったら絶対辞めるよでもとすかは違うでしょ私は違うだろうか。私もきっと絶対忘れない。態度にも出ると思う。でももう一方で、今まで大切にしてくれたオーナーのことを思うと、簡単に辞めるとも言えない自分がいる。ヘッドシェフとブタはワイナリーのカフェビジネスだけを借りているのだ。お客さんからしたら、オーナーがそこにいる限りオーナーのものだと思うだろう。この一番忙しい時期に私が辞めたら、カバーする人なんて今すぐ見つかる訳ないし、フロントに立つオーナーはお客さんからの苦情を受けることになる。実際には彼女のせいではなくても。オーナーに迷惑だけは掛けたくない・・・私は悩みに悩んで、結局次の日仕事に行くことにした。一晩寝れば、怒りも悔しさも少し落ち着くかもしれない。落ち着いて欲しい。いつの間にか時間はかなり経っていて、私は着替えてベッドに入った。いつまでもゴロゴロと寝返りをうち続ける私に、けんとは言った。とすか、寝なさい今考えても、何も変わらないよ明日、ヘッドシェフと会って彼女の態度を見てそれで我慢が出来ないと思ったら辞めればいいんだカジュアルコントラクトなんだから私はそうだな、と思った。あんなヤツらのために、どうして私が睡眠時間を削って考え込まなきゃいけないんだ。時間の無駄だ。全ては明日だ。考えるのは明日でいい・・・私は何度も何度も寝返りをうちながら、そのうちやっと眠りについた。つづく
2006年12月22日
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けんとは話し始めた。電話の内容はこうだった。けんとがまずはアシスタントシェフという職名について尋ねた。するとブタはこう返事した。お前の嫁には『アシスタントシェフ』を名乗る資格なんてないんだとすかはNZのシェフ資格を持ってないとすかはアシスタントシェフと名乗る資格はないんだよ俺の言ってる意味がわかるか?だからキッチンハンドで十分だっ!これは、ヘッドシェフが私に言った「単純な書き間違い」という弁解と全く違う。それどころか、わざわざアシスタントシェフから書き直したことを認めるものだった。けんとはそれに対して落ち着いて答えた。資格は関係ないよ以前の契約書では職名は『アシスタントシェフ』だ君がそれを代えることはできないんだよするとブタは言った。違うね今は俺がこのビジネスのオーナーで契約書は俺が自由に変えられるんだしかしけんとはさらに落ち着いて答えた。では、君はこう言ってるんだな君のカフェではヘッドシェフが休みの日にはただのキッチンハンドが料理をするってことだな?そう理解していいんだな?するとブタは言葉に詰まった。そして言った。法的には無理な話だがそこまで言うならアシスタントシェフの職名はつけてやってもいい・・・法的に無理な話?契約書の職名をキッチンハンドに代えるほうが、法的に無理なんだよ。そして、時給の交渉はこうだった。とすかはすでにその仕事振り以上の給料をもらってるもらいすぎてると言っていいもしとすかがクライストチャーチ市内でこの給料以上の仕事を探そうとしても絶対見つけられないそして続けた。俺には最近資格を取ってシェフになった友人がいる彼ならとすか以下の給料でも喜んで働くって言ってる俺の言ってる意味がわかるか?つまり、とすかが辞めてもそのポジションを埋めるのに俺たちは困らないんだよ彼だけでなく他にもたくさんのシェフがそのポジションを狙ってるんだだから、選ぶのは俺たちだお前の嫁は選ぶ立場にないんだよ俺の言ってる意味がわかるか?けんとは言った。でも君は、電話で僕の妻に時給を50セント上げることを伝えたんだろう?最低の時間保障だって同じだ君は彼女に25時間を口頭で保障したんだ今さらそれは代えられないよするとブタは渋々同意した。そしてけんとはブタが読み上げる契約書の内容を一語一語確かめて同意し、電話を切ったのだった。そのほかにもブタはたくさんの脅しをしてきたそうだ。例えば、スタッフが多すぎるからまさにこの日にウェイトレスをふたり解雇しただとか(だから私のポジションだって削れると脅しているらしい)、彼らの住む町(クライストチャーチから車で20分ほどの町)でシェフの募集が最近あったが60人を越える人が応募してきたぐらい、仕事を探してるシェフがあふれてるんだとか(だから私が辞めても困らないと言いたいらしい)。私が何より悔しかったのは、私はアシスタントシェフという職名には値しない人間だと言われたことだった。私はヘッドシェフが結婚式と新婚旅行で休んだ約3週間、それこそほぼ毎日もうひとりのシェフと責任を背負ってがんばった。本当にしんどい3週間だった。そんなことなんて、まるで頭にないんだろう。あんなにしんどい思いをしてまでがんばったのに、こんなブタみたいなヤツにアシスタントシェフという名前に値しないと言われるなんて・・・私は悔しくて悔しくて泣けてきた。あんなにがんばったのに。涙があふれてきて、止まらなかった。けんとは私をしっかり抱きしめてくれた。私はその腕の中でしばらくそのまま泣き続けた。つづく
2006年12月21日
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家に戻ってからすぐに、まだ職場にいるけんとに電話をした。けんとは、私の契約書の話なのに、なんでけんとが話し合わないといけないのか意味がわからないよ、と言う。でも、ブタはけんとが私を操ってると思っているのだろう。大間違いだ。けんとは私をよく知っている。私が自分でわからない私自身の癖も性格も把握してる。けんとに話せば、けんとは私の性格を考えて的確なアドバイスをくれるだけだ。でも最終的には必ずとすかが決めなさいと言う。自分の考えを押し付けたりはしない。7時前にけんとが家に帰ってきた。私は、今日1日に起こったことを最初から話した。まず最初にオーナーと話したこと。ヘッドシェフとの話し合いの内容。あのブタとの電話の内容。そして、もうすぐヤツから電話が掛かってくるはずであること。けんとは言った。彼が何を話したいのか知らないけど大丈夫だよ私は少し安心した。そして軽い夕食を終えたころ、電話が鳴った。間違いなくヤツだ。けんとが電話を受けてソファーに座った。すると犬たちが鼻をくんくん鳴らしながらけんとにまとわりついた。けんとは私に身振りで、犬たちをつれて別の部屋に行くように指示した。そこで、私は寝室に犬たちを連れて行き、扉を閉めた。私はベッドの端に座り、犬たちを落ち着かせる。時々居間から洩れてくるけんとの声を聞きながら、静かに電話が終わるのを待った。電話はなかなか終わらなかった。ようやく20分ぐらい経った頃けんとの声が止み、数秒後には寝室の扉が開いてけんとが中に入ってきた。けんとは一言私に言った。ヤツは100%のアホだそして首を振りながら、私の横に座った。とすかの言ってた意味がわかったよヤツは僕にも俺の言ってる意味がわかるか?を連発したよしかも、ヤツの言ってることは滅茶苦茶なのにねでも最終的にはちゃんととすかが言った内容のとおりに合意したよけんとは「ヤツはどうしようもないアホだ」と繰り返し言いながら、合意に至るまでのブタとの会話を私に聞かせてくれた。それはあまりにもショックで、私はものすごい怒りを募らせることになる。本当にヤツは『ブタ野郎』だった。つづく
2006年12月21日
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ヘッドシェフと話し合いをした後、私はキッチンに戻っていつもどおりに働いた。ヘッドシェフとは、必要なことはできるだけ普通の調子で話しながら、仕事を続けていた。私はこういうことがあった後、すぐに以前のように話せるような性格ではなく、かなり後を引いてしまう。でも、とにかく努力して普通に話すようにしたのだ。ヘッドシェフは、その後も何度も何度も掛かってくる電話のため、外に出たりしててキッチンと外を行ったり来たりしていた。私は気にも留めてなかった。いつものことだから。でも、ふたり向かい合って仕事をしていたときのことだった。電話が鳴った。ヘッドシェフが電話に出た。私は彼女の言葉を全て頭に入る前にブロックして、話の内容は何一つ聞いていなかった。聞くつもりもなかった。すると電話でちょっと話した後、ヘッドシェフは私の名前を呼んでその電話を私に向けて差し出した。私は、全く聞いていなかったので、相手が誰なのかもわからず電話にとりあえず出た。キッチンに掛けてくるのはけんとぐらいだろう。そうして電話に出てみると、それはヘッドシェフの夫だった。(以下、ブタと呼ぶ)そのブタは、大きな声で怒鳴りつけるように話し出した。契約書に文句があるらしいな昨日わざわざ俺がカフェまで行って説明してやったのに文句があるなら、なんでその時に言わないんだよとりあえず、キッチンハンドはミスプリントだだからキッチンスタッフか何かに変えてやる俺が言ってる意味がわかるか?それから、おまえにはパーマネントパートタイムの契約書は絶対にやらない!俺が言ってる意味がわかるか?でも時間は週25時間を保証してやる時給も今より50セント上げてやるこれで納得したか?私は、あまりの勢いとその失礼さに驚いて言葉もなかった。何が、してやるだ。私は旦那と相談したいと言った。するとブタは言った。お前が契約書にサインしないから給料が払えないこの契約書の内容について、今すぐお前の夫に電話しろで、そのあとすぐに俺に連絡するんだお前がサインしないと給料は払えないんだ俺の言ってる意味がわかるか?それから、この契約書の内容は絶対に他のスタッフに話すな俺の言ってる意味がわかるか?私は、呆気にとられた。なんて傲慢なヤツだ。人のことを馬鹿にしてる。私は、わかったと言って電話を切った。そして何もなかったようにキッチンに戻り、ヘッドシェフにけんとに電話してくる、と言って再びキッチンを出た。駐車場に向かって歩きながらけんとに電話する。一体、あの電話はなんだったのだろう?脅しじゃないか?何が「俺の言ってる意味がわかるか?」だ。言ってることがおかしいのがわかってないのは、お前の方だ。私は事の経過をけんとに報告した。けんとは即座に言った。契約書にサインしないから給料払えないっていうのは、嘘だ契約書がなくて働いてる人だっていっぱいいるでも、とけんとは続ける。とすかはその条件で納得できる?私は一瞬言葉に詰まった。私は、この条件で納得できるだろうか。もちろんだ。これが、ちゃんとした話し合いの元に出てきたものなら、大喜びだっただろう。ただ私が素直に「納得できる」と言えないのは、あのブタの、人を見下したような態度が許せないからだ。あいつの金儲けのために働くのはごめんだ。私は自分の思いをけんとに伝えた。するとけんとが言う。でも、とすかはその条件を得るためにがんばったんでしょ?カジュアルコントラクトであることには変わりないのだしイヤならいつでも辞められる彼らがとすかにパーマネントになってもらうことを拒否したんだからイヤなら、いつでも朝一番に電話して「私、辞めたから」って言ってやればいいそうだな。そうかもしれない。イヤならいつでも辞められるんだ。カジュアルだから。でも、これなら働きながら次の仕事を探すことが出来る。その方が、次のキッチンでの仕事を見つけるのにはいいだろう。そこで、私はけんとにありがとうと言って電話を切り、キッチンに戻った。そしてヘッドシェフにその新しい内容を受け入れることを伝えた。すると、ヘッドシェフは少し微笑んで、彼女の夫が今晩新しい契約書を作るから、明日には新しい契約書を持ってこれると言った。しかし夕方、帰る少し前にヘッドシェフが私に言った。夫と話したんだけどちゃんと契約書をまとめるために夫がとすかの旦那さんと話したいって言ってるの今晩、何時ごろけんとは戻ってくるの?嫌な予感がした。でも、私は素直に7時過ぎだと伝える。するとヘッドシェフは、では7時過ぎに電話するから、と言って会話は終わった。まぁ、けんとなら、あのブタと話しても大丈夫だろう。私みたいに萎縮したりは絶対しないから。私は、帰り道にこのブタとの会話を思い出して、また腹が立っていた。けんとにすぐに電話して、7時過ぎにヤツから電話があることを伝えなきゃ。私はドキドキしていた。あのブタは、けんとにまであんな口調で話すのだろうか。けんとは大丈夫だろうか。言い合いに負けるような人では決してないけれど、けんとまで嫌な思いをさせるのは本当に申し訳ない。でも、ただの「契約書を書くための言葉あわせ」のようなものだろう。そんなにひどい会話にはならないだろう・・・でも私は、甘かった。このブタは、本当に『ブタ野郎』だったのだ・・・・・つづく
2006年12月20日
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コーヒー片手のヘッドシェフについて、私は外に出た。そして木陰のテーブルに着く。するとまず、ヘッドシェフが口を開いた。今、気が付いたんだけどSの契約書にキッチンハンドって書いてあるわね。もしかしてとすかのにも同じこと書いてあった?かなりわざとらしい。Sは同じアシスタントで、彼女の契約書を突然持ってること自体が不自然なのに。オーナーに聞いたのだろう。そして手元に残っていたSの契約書を持ち出したに違いない。私はベンチに深く腰掛けて、大きく息を吸い込んだ。言わなくては。怒りで声が震えそうだった。でも、言わなくては・・・私は静かに切り出した。そうね私の契約書にもキッチンハンドと書かれていたわありがとう格下げしてくれて精一杯の皮肉を込めて「ありがとう」といった私に、ヘッドシェフは全てが単純な間違いなのだ、と主張した。そして、明日にはちゃんと訂正した契約書を用意する、と言う。私としては、単純な間違いだったとは決して思わない。だって、アシスタントシェフがキッチンハンドになった以外は、全く以前と同じ契約書で、明らかにそこだけ書き直した努力が伺えるから。そうしたかったのだろう。でも間違いだと言い張るなら、それでもいい。結局書き直すことには合意したのだから。そして、それ以外にも問題があるのかと尋ねられたので、私は一気に話した。いつも決まった日に、特に彼女の決まった休みの日に必ず働く私。要するに、私が彼女の休みを毎週同じ曜日に必ずカバーすることが暗黙の了解になっているにもかかわらず、またカジュアルコントラクトであったことに失望したことと、こうやってこの日のように働くことになってたのに急にスタンバイに変えられたりして、働く時間がどんどん短くなってきていること。そして、時間が保証されないなら、第二の仕事を探すことも考えていること。また、新しい契約書なので給料は話し合いで決めることができるはずなのに、彼女の夫は給料の話し合いには応じない態度だったこと。そして、私は給料の値上げと時間の保証を訴えた。当然だ。私は彼女が休みの日に、彼女に代わってキッチンに立つ。同じアシスタントのSは、ヘッドシェフの代わりに働くことは絶対にしない。できるのは、私だけなのだ。それなりの責任を負っているのだから、もうちょっと待遇を改善して欲しい。すると、メモに私の言ったことを書き込んでいたヘッドシェフが言った。とすかの気持ちはよくわかった今晩、夫と話してみるわそして、私たちは立ち上がった。言いたいことは言えた。私の気持ちは仕事に来る前より晴れやかだった。そしてヘッドシェフは、話し合いに前向きだった。このことが、何より私を楽観的にさせた。私は、こうやって話し合う時間をとってもらったことに感謝していると、彼女に告げた。でもこの時私はまだ知らなかったのだ。この後にやってくる本当に嫌な電話のことを・・・つづく
2006年12月19日
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昨日の続きみたいな日記です。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~私は今日は10時から仕事の予定だった。しかし今朝9時前に、ヘッドシェフから電話が入る。それは予約がほとんどないので、来なくていい。でも忙しくなりそうだったら電話する。という、連絡だった。これはもう、絶対オーナーにレファランスになってもらって別の仕事を探さなくちゃ、という思いを新たにさせる電話だ。そこで9時半過ぎ、私はオーナーの家に電話。しかし誰も出ない。そこで私はワイナリーに直接掛けて、オーナーかウィトレスが出るはずの内線番号を押した。すると電話に出たのはウェイトレスのA。私は面倒だったので、自分が誰か告げずにオーナーを電話口に呼んでもらえるようにお願いした。すると、オーナーが見当たらず困ったAが、よりによってヘッドシェフに電話をつないでしまった!私は一応知らん振りして、「オーナーとお話したいんですけど」と言うと、やっぱり声でばれた・・・ヘッドシェフが「あれ?とすか?」と聞く。こういうときに咄嗟にうそが出てこない私。私は、諦めて「そうだ」と答えた。するともちろん不思議に思ったヘッドシェフが、どうしたのかと聞いてきた。ここで答えに詰まる訳にはいかない!私はなんとか落ち着いた声で、ただ彼女とちょっとお話がしたかったのよ。いないなら、後でまた掛けなおすわ。ありがとうねといって、電話を切った。すると、今度は10時半ごろヘッドシェフから電話が。11時から仕事に来てくれ、と言う。やっぱりさっきの電話で、何かおかしいと感じたのだろうか。まぁ、感じなかったらかなり鈍いよね・・・そうして用意をし、仕事に向かった私。車を降りて歩いてワイナリーに向かうと、オーナーが私に気づいて、こちらに向かって歩いてきた。その顔は少し心配そう。ヘッドシェフから、私がオーナーに電話したことを聞いたのだろう。そして、どうしたのか尋ねられた。私は、新しい契約書でキッチンハンドに格下げされたこと、お給料の交渉も取り合わないという態度だったことなどを打ち明けて、別の仕事を探すことになると思うと伝えた。そして、もしそのときには、レファランスになって私を推薦してもらえるか、とここまでを一気に話した。すると、オーナーはゆっくりと言った。そうだったのね・・・もちろんとすかには、絶対に良いレファランスをあげるわよ。それは、何の問題もないわ!でも、本音としては去ってほしくないけれどそんな契約書じゃ、仕方ないわね・・・そうしてとっても親切にも、オーナーからヘッドシェフに話してみようか、とまで申し出てくれた。その親切に、胸が詰まる。でも、いつまでも誰かに頼りっぱなしじゃだめだ。出来る所までは自分でしなくちゃ。なのでそれを丁寧にお断りして、私は自分で話してみる、とオーナーに言った。そうしてキッチンに入ると、ヘッドシェフが何事もなかったかのように、私に「コーヒーでも飲む?」と言ってきた。私はそんな気分でもないので、断って仕事を始めた。チラリと予約表を見ると、昨日から何も変わっていない。ということは、やはりヘッドシェフは私の様子がおかしいので話を聞きだすために仕事に呼んだということだろう。だって、今朝はその全く埋まってない予約表を見て、私に来なくていいと言ったのだから。コーヒーを作りに行ってしまったヘッドシェフ。なかなか帰ってこない。多分、オーナーからいろいろ聞き出しているはずだ。そうすると思ったとおり、ヘッドシェフはコーヒーを片手に戻ってくると、5分ほど外で座って話が出来るかな?と聞いてきた。私はもちろんだと答えた。いよいよ対決の時がやってきたのだ。つづく
2006年12月18日
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長い怒りの日記です。気分が乗らない方は、読まずに素通りしてくださいね。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~今日、新しい契約書をもらってきた。先週の月曜日からヘッドシェフとその夫がワイナリーのカフェ部分だけを借りて、彼らのビジネスとしてカフェが再出発したからだ。そして1週間待って、新しい契約書をもらった。そこには納得いかないことが記載されていた。数週間前、ヘッドシェフがホリデーに入る前に私にいった言葉がある。それは、もうひとりのアシスタントシェフのSと私には、カジュアル・コントラクトではなくそれ以上のものを考えている、という言葉。私はだから、当然長期のパートタイム契約になると思っていた。カジュアル・コントラクトでは、雇い主から連絡が無ければ私が予告なしに解雇されることも可能なのだ。今まではその契約でもオーナーの人柄を知っていたため問題には思っていなかった。でもヘッドシェフの性格もこの1年でよくわかった私。彼女なら一時の感情で、人の首を切ることをなんとも思わない。だから彼女の元で働くなら、どうしてもパーマネント・パートタイム・コントラクトでないと安心できない。しかも、本人がそれを一度私に示唆したのだから。しかし、それよりももっともっと腹が立つことが契約書には書かれていた。以前の契約書では、私は「アシスタント・シェフ」だった。なのに、今回の契約書には、なんと「キッチンハンド」と書かれていたのだ。キッチンハンドとは、おわかりの方もおられると思うが、ただの皿洗いのことだ。彼女の休みの日に彼女に代わって料理をする私に、「キッチンハンド」と名称をわざわざ変えたのだ。信じられる?彼女からしたら、私がキッチンハンドでもアシスタントシェフでもなんの違いもないのに、わざわざ名称を変えたのである。私にとっては、これから次の仕事を探すために履歴書を書くたびに前職名をキッチンハンドと書くことになるのだ。それは履歴書を書くに当たって、プラスになるとはいい難い。私はちゃんとした訓練を受けているわけではないけれど、それでも数年間調理の仕事をしてきて、同じアシスタントでももうひとりのSは「できない」と言って絶対やらない単独のキッチンで週に1・2回は働いてきたのだ。プライドの問題かもしれないけど、わざわざただの皿洗いに格下げされては、やはりやる気は起きない。家に帰ってきてからけんとと落ち着いて話したけど、やっぱり納得がいかない。まだ契約書にはサインしてないので、明日仕事前にオーナーと話をすることにした。オーナーと話をして、こっちの履歴書で必ず必要な「リファランス」になってもらえるか聞いてみること。履歴書を出した先の担当者が、この「リファランス」に電話などで履歴書出した本人の仕事ぶりを直接尋ねることができるのだ。だから誰にリファランスになってもらうかが、次の仕事をうまく見つけられるかの重要ポイント。オーナーからいい返事がもらえれば、その後にヘッドシェフと話をして解決しなければその場で辞めることもできる。なんて言っても、カジュアル・コントラクトですからね。まぁ、解決されれば問題ないわけだけどさ。難しいだろうなぁ・・・
2006年12月17日
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今日は本当に本当に久しぶりにのんびりと天気の良い休日を、けんととふたり揃って過ごすことが出来た。ここ数週間忙しかったからね。まずはゆっくり朝ごはん。そして食後には賢くいつもお留守番してくれてるバートとリサを連れて、久しぶりに海に行った。最近は川にばっかり行ってたので、海は本当に久しぶり。だんだん海に近づくにつれて、バートもリサも大興奮。くぅ~ん、くぅ~ん!と、鼻を鳴らして大喜び。大喜びはいいけれど、リサは喜びのあまり粗相をしてしまうことが度々あるので要注意。後ろを振りかえっては、リサを落ち着かせる。最後の直線の道ではバートとリサで大合唱だったけど、なんとか無事にビーチに到着。まわりに人も犬もいないことを確認してから、バートとリサを自由にした。バートとリサが気持ち良さそうに海辺を走り回るのを見ているだけで、こちらも気分がよくなるよ。やっぱりビーチみたいな広々とした所って、犬でも気分が開放的になるんだろうな。河口に行って2匹にたっぷり水遊びをしてもらい、1時間ほどでビーチを後にした。はぁ~、気持ちよかった!あとは、ゆっくりお昼寝しておくれよ。
2006年12月16日
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今年も私の働くワイナリーのクリスマスパーティーに参加してきたよ~!去年と同じく馬車に乗って、近くのワイナリーをめぐるティスティングツアーから始まった。私は浴衣を着ていたので馬車の乗り降りは結構大変だったけど、それでもオーナーが大喜びしてくれたので、やっぱり来ていってよかったわ。これは1軒目のワイナリーでのティスティング風景。(ちなみに真ん中で浴衣着てるのが、私)この後、ワイナリーに戻ってバーベキュー。みんな飲みに飲みまくって、かなり酔っ払った人もいたけど、なかなか楽しいパーティーとなった。今年もよくがんばったな。(←自分で言わなきゃ誰が言う?)クリスマス明けは大忙しだけど、がんばるよ~!
2006年12月15日
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金曜日には私が働くワイナリーのクリスマスパーティーが予定されていたため、今週は木曜日にけんとと一緒に町に出かけた。クリスマス前なので、本当にどこに行っても人があふれてる!でも普段はない活気があって、なかなかいいな。私も来週もう一度町には来るだろうけど、とりあえず何かを買わなくちゃ!という気になって、食料品をいっぱい買った・・・普段は買わないようなおいしそうなお肉とかお魚、それにたくさんの果物も。クリスマスぐらい(日本の感覚で言う『お正月』みたいなもの)ちょっと贅沢してもいいかな、と思って。だってどこにも行かないからね。町をうろうろして、いつも立ち寄る食料品店に寄ってみた。以前も韓国人経営のアジアン食料品店だったのが、オーナーが別の韓国人の方に代わったようで、店の名前も商品のラインアップもちょっと変わっていた。いい方向に!そこにはキムチ(それは以前もあったけど)とともに、豆もやしとか韓国焼肉に欠かせない葉っぱ(ゴマの葉っぱだったっけ?)とかも置いてあった。しかもお手頃な値段で。これは韓国焼肉大好きなけんとのために買うしかない!私はキムチ・豆もやし・ゴマの葉っぱ&サラダ菜をその店で、お肉屋さんでは豚肉のフィレの塊を買って家路に着いた。そして夕食は即席で作った豆もやしのナムルとキムチ2種類にサラダ、そしてコチュジャンと酒・醤油に漬けた薄切り豚肉を香ばしく焼いて、気分は再び本場、韓国焼肉店!まぁ、そこまではいかないとしても、出来る限り近づいたような気分で楽しい夕食になった。まだたくさんお肉も葉っぱもキムチも残ってるので、週末にはもう一度韓国焼肉できるかな?
2006年12月14日
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今週の金曜日は私の働くワイナリーのクリスマスパーティーだ。去年に続いて2度目の参加。実は去年、浴衣で参加したかったのだけど、けんとにきっと、動くのに不便だよと言われて止めたのだった。去年は馬車に乗ることになっていたので、馬車の乗り降りが大変だろうということでね。しかし先日そんな話をオーナーにしたところ、オーナーにぜひ浴衣で来てほしいわ~!と言われたので今年こそ!と、浴衣のチェックのため夕食後にクローゼットから浴衣を出してみた。そして寝室のベッドに広げて、けんとにクリスマスパーティーには浴衣を着ていくんだという話をすると、けんとが言った。背中にさぁ~、あの変なバックパックみたいの背負うの?バックパックみたいなの???あんた、それはもしかして・・・袋帯のこと、言ってるのかぁ???確かに袋帯は、バックパックみたいかなぁ?????私はおかしくて、たっぷり10分間は笑い転げたよ。そういう発想もあるんやなぁ・・・
2006年12月13日
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ヘッドシェフが休んでいた間、助けに来てくれていたシェフのK。今日はここに置き忘れていた包丁をとりにキッチンにやってきた。いつものように、ものすごく柔らかな声と笑顔でキッチンに入ってきたK。Kの腕には1歳半の息子が。さすが彼女の息子だけあって、この男の子もとっても穏やか。足や腕をたくさん蚊に刺されて真っ赤に腫れてたのだが、本人はふ~んといった様子。特に気にもしていないようだった。でもKが、噛まれた所が熱を持ってるのよ~というと、息子が一言蚊の鳴くようなかすれた声で言った。ホッ~!(「hot」と言っている)それが、なんとも言えずめちゃめちゃかわいいの~!そして「ホッ~!」って言う時に、なぜか片手をパーに開いてお顔の横に持ってくるのよね。かわいすぎ~~~!Kが教えたのだろうか?金曜日にはワイナリーのクリスマスパーティーがあるので、また会えるかな?今度はもっと一緒に遊びたいな~。
2006年12月12日
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今日ね、びっくりしたよ。いつものように仕事から帰ってきて、バートとリサを放してからコーヒーでも作るか、と家の中に入って5分ほどして出てきたら、バートがいない。家の裏にでもいるんだろうな、と勝手に思い込んだ私。ご飯の音を聞いたら帰ってくるだろう、と思って、リサとバートのボウルにカラカラと音をさせながら(ドライフードだから)ご飯を入れて待っていると・・・視界の端をピョンピョンと跳ねているものが。顔をあげたら、それはフェンスの向こうをピョンピョン跳ねるバートだった・・・え~!なんで、フェンスの向こうにいるんだろう?もしかしてパドックに行くゲート、風とかで勝手に開いちゃったのかな?そう思いこんで、そのうちバートはゲートの方から帰ってくるだろうと高をくくっていたら・・・バートがフェンスの方向から走ってきた・・・やっぱりフェンスをジャンプして越えたのか・・・私は見たわけじゃないのでこの地点では確信がもてなかったけど、一応その話を帰ってきたけんとにした。そうして私たちの夕食後、けんとが犬たちを連れて散歩に出たのだが、10分ほどして戻ってきたけんとが言った。バートねジャンプして軽がるとフェンスを越えたよ・・・やっぱり。でも、いつの間にそんなことするような知恵がついたんだろう?困ったことになったよ。何か対策を考えなくちゃ・・・
2006年12月11日
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今年のクリスマスプレゼントはコレなのかしら?首に私のマフラーを巻いてるバート・・・かわいいから、コレでも許すわ。っていうか、かわいすぎ~!(親ばかでございます・・・)
2006年12月10日
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金曜日に一緒に町に行って、ショッピングモールをうろうろしてる時に、見つけてしまったよ・・・けんとの大好きなコメディーのDVD。待ちに待ってた、シーズン7のDVD4枚組みだ。けんとが見つけたので、内緒というわけにはいかなかったけど。さっそく買いこんだよ。支払い済ませるときに、お店の若いお兄ちゃんに「Seinfeldファンなの~?」と不思議そうに聞かれた。どちらかというと、男の人に人気のあるコメディーだからかな?私も結構好きだけど、これはけんと用のクリスマスプレゼントだ。帰りの車の中で、クリスマスまでどこかに隠しておこうか?と一応聞いてみたけど、答えはもちろんNo!待ちきれないんだって。そんなわけで、けんとには早めにサンタクロースがやってきたよ。私にもサンタさんはプレゼント運んできてくれるのかな・・・?
2006年12月09日
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今日は、久しぶりにけんとについて町に行ってきた。ここ2週間は週休1日だったので、金曜日は家に残ってたのよね。さすがに疲れてたから。久しぶりに町に行くと、人の多さにびっくり。ショッピングモールでは、クリスマスのお買い物で人々が忙しそうにたくさんの荷物を持って歩いてる。私たちは特にホリデーに行く訳でもないし、特別なクリスマスディナーをする訳でもないので、普段以上の買い物はしないけどね。のんびりニュージーランド人も、クリスマス前だけは忙しそうだわ・・・私たちは、けんとのランチタイムになると、車でけんとの職場から少し離れた所へ移動。そこにはおいしい和食のお店があるのだ。前回行ったときに、そこの白ご飯のおいしさに感激した私。こうやって海外に住んでると、日本で食べれるあのおいしいお米が無性に恋しくなる。そこは、いままで食べた日本食レストランの中で一番ご飯がおいしい。お料理もおいしいだけあって、やっぱりお店は結構混んでたけど待って食べる価値あり。けんとは中トロのあぶりを乗せた丼、私は鶏の竜田揚げランチを注文。出て来るのに多少時間はかかったけど、おいしかった~~~!また行かなくちゃ。来週は木曜日に町へ行く予定なので、また食べに行けるな。ああ~、待ち遠しい・・・
2006年12月08日
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実は水曜日、旦那の職場の方々20人が、私が働くワイナリーのカフェにお揃いでランチに来てくださった。これは毎年恒例のクリスマスランチで、プレゼント交換とか表彰式(冗談のね)もある、半日つぶしてやるランチパーティーだ。到着したら、大皿のおつまみを3つ。メインは、それぞれがメニューからすでに選んでいて、前日にリストを送ってもらっていた。デザートも同じくリストがあり、誰が何を食べるか連絡をもらっていた。なので、到着したらおつまみ、おつまみが終わる頃にはメイン、メインが終わって一息ついた頃にデザート、とこちらが食事の進み具合を見計らって出していくことになる。しかもこの日は天気が良くて、他のお客さまもたくさん来ていた。シェフKの最後の日でもあり、私たちは大忙しで、入ってくる注文とけんとのグループの食事を同時にさばいていった。前日にオーダーをもらっていたので、用意する時間はじっくりあったわけで、失敗はできない。さらに、なにかトラブルがあるとけんとにも申し訳ない・・・というので、久しぶりにものすごく緊張したな~。なんとかうまく終えて家に帰ると、先に戻っていたけんとがありがとうと言って、ぎゅっとハグしてくれた。みんな満足してたよ、と報告してくれる。はぁ~、がんばった甲斐があったよ。達成感があった1日だったな。
2006年12月07日
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先日書いた旦那の新しい偽名の話。偽名を使って請求した小包が届きましたね~。証拠写真はこちら。でも名前は微妙に違ってましたね~。自分で作った名前ぐらい覚えとけよっ、て突っ込み入れましたよ。ってことで、旦那の新しい偽名は改めて・・・Tanaka Akanashi赤梨 たなか?ってことで、よろしくお願いします。(何をやねん?)
2006年12月06日
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私の働くカフェにいる、ひとりの女性。私が働き始めたときからいたのでもうかれこれ1年10ヶ月の顔見知りだが、彼女の人生は驚くようなスピードで、激しく回転している。どうして彼女の身に続けて運の悪いことが起こるのか、不思議なぐらい。結婚してふたりの子どもがいるけれど、旦那さまとはうまくいっていなかった彼女。でもけんかを繰り返しながらも何度も仲直りして、ふたりで大きな土地を買い家を建てている最中だ。ところがその家なかなか工事がすすまず、気が付いたら枠組みの木が腐ってきたそう。だからいちからやり直しらしい・・・数ヶ月前には、飼い犬が2匹とも走行中の車から飛び降りて死んでしまうという、悲しい事故にも遭った。職場では、他のウェイトレスの女性と大喧嘩に発展。最近、ついに離婚の決心をしたらしい彼女。ところが昨日の朝、キッチンで働いている私のところに来たその彼女が突然言った。私、妊娠してる!え・・・?でも私、旦那と別れるのよ!え・・・?一体、あなたはどうするの~~~???こんな波乱万丈の人生を送る人、会ったことないよ。彼女、これからどうするんだろう・・・
2006年12月05日
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実は日曜日はオーナーのお誕生日だった。彼女62歳になる。でも未だに週5日、私たちと同じように立ちっぱなしで1日中働いている、働き者の女性。すごいよね。私だって週5日立ちっぱなしだと疲れるのに、彼女はこれをずーっと続けているんだから。そこで日曜日はシェフのKと共に、私が焼いて冷凍しておいたチョコレートケーキの在庫を出してきて、1日の終わりにふたりで飾り付けた。そして大きなおつまみ用のプラターも用意。カフェが閉まる5時になったら息子夫婦が子供連れでやってくると聞いていたので、彼らのために用意したのだった。5時になると、Aと奥さんとその息子たちがやってきて、大きい方の息子(2歳半)がおばあちゃんであるオーナーのためにバースデーソングを歌った。私は用意しておいたプラターとケーキをテーブルに運んだ。プラターを用意しているのは知っていたオーナー。でもケーキは知らなかったので、びっくり。さっきまで歌を歌ってた男の子も、ケーキに目が釘付けになった。こういう瞬間が、作り手としてはたまらない。私は、オーナーのお誕生日に少しだけどお祝いできたような気がして、嬉しかった。あの後オーナー一家みんなでプラターとケーキ、楽しんでくれたかな?
2006年12月04日
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ヘッドシェフの3週間の休みの間、キッチンを仕切ってくれてるシェフのK。彼女のお料理は創造的で、見た目も繊細。お料理を美しく見せる術をよく知っているのだ。そして何より美味しい。(←コレが重要)はっきり言って素晴らしいシェフなのだ。私もアシスタントのSも、すでにKのお料理の魅力にとり付かれ、今ではもっとKと一緒に働きたい~!と思っている・・・ヘッドシェフのCには申し訳ないんだけど。でもKと働けるのは、今週の木曜日まで。残念だなぁ・・・もっともっと一緒に働いて、いろいろ教えてもらいたかったなぁ。
2006年12月03日
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今日も仕事だったけど、早く切り上げて帰ってくることができた。そしてそこからは、家でけんとが午前中に買ってきた棚を一緒に組み立てたり、伸びてきた家の周りの草を刈ったりすることになったんだけど。久しぶりに私も芝刈り機に乗ってみたくて、けんとにお願いして私が芝刈りをさせてもらうことになった。でもけんとが「くれぐれも井戸からの水道管には気をつけるように」と言う。私もその水道管がどこから出てきてるか先にチェックし、その場所を気をつけるよう心にメモ。芝刈りを始めて数分後、問題の場所に差し掛かった。コレぐらいなら大丈夫だろう、と思ってそのまま避けて運転したつもりが・・・突然ガガガーッという音が。私は慌ててブレーキを踏んで芝刈り機を止めた。けんとは信じられないといった表情で私を見つめている。後ろを振り返ってみてみると、そこにはザクザクに切られた水道管が・・・やってしまったぁ~けんとが叫んだ。たった5分前に「気をつけろ」って言ったのに!知ってるよ~。気をつけてはいたんだよ。でも、やっちゃったの・・・自分の不注意さに悲しくなったよ。でも悲しんでも水道管が元に戻る訳でもなく・・・先日のけんとの撃ち抜きに続き、再び水道管の修理が必要になってしまった私たち。こういうことって続けて起こるものだなぁ。はぁ~。
2006年12月02日
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うちの周りは何度も書いてるとおりド田舎で、馬が道を走ってたり、羊が道路を移動してるのは珍しくないのだけど、昨日の朝はちょっとびっくりした。朝、いつもどおり車に乗って仕事に出かけると、道の先の方に動物の群れが。初めは遠かったので、こっちに向かってきてるのかどうかはっきりわからなかったのだけど、よーく見たらこっちに走ってくる牛の群れだった・・・30頭ぐらいが道幅いっぱいに広がって、1台の車に追われながら(コレが牛追いの役目)私の車に向かって走ってくるのだ。私は思いっきりスピードを落とし、道の脇に車をよけてゆっくりすすんだ。牛たちは、だんだん私の車に近づいてくると、何頭かは立ち止まり、じっと私の顔を見る。(いや、多分ただ車を見てたんだと思うけど)そして向きを変えようとする!いやいや。そんなついて来られたら困るんで、是非とも走り去ってください~!!!いや~、車に乗っててよかったよ。ちょっとこわかった・・・
2006年12月01日
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