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幾島に春画を見せられて「いやん!」って目を背ける篤姫様。このドラマを見ている男子諸君のハートをドキュンと射抜いた本日最初のシーンでは?今日は、私が男子だったら間違いなく鼻血ブーブーものの、宮崎あおいちゃんの魅力満載の回でした。微笑みと、決意のまなざしへの表情の変化は、「この子天才だわ!」と思ってしまいました。堅物な水戸のご老公や、江戸の母君・英姫などなど、様々な人の心を溶かして、信頼を勝ち取ってきた様が、うそのように見えたらこのドラマはおしまいなわけです。そういう意味で、今回の大河はキャスティングでかなり勝利しています。幾島が篤姫の突拍子もない発言に「は?」ってきょとんと答える場面がたびたび出てきますが、この幾島の反応が「お約束」として、大好きです!大奥で働く女性というのは、当時では相当なキャリアウーマンだったのでしょうね。頂点に立つ幾島、滝山はもちろんのこと、その下に控えるたくさんの女性たち。男女雇用機会均等法なんてなかった時代に、実はかなり女性にとって働きがいのある職場だったはず。「新選組!」に続編が出たように、「篤姫」スピンオフドラマとして大奥のキャリアウーマンたちを主演に(幾島と滝山)、ある日の大奥の出来事(婚礼の日の大奥の朝からのてんやわんや振りなど)をドラマにしてはいかがでしょう?篤姫を、家定との初夜の床へ送り出す幾島の気持ちはどんなものだったんでしょう?ついにここまできた!という気持ち半分、娘を嫁がせる母の気持ち半分、だったのでは。さて、最後の数分間のアヒルを追いかけるシーン。これは、総集編にも必須の名場面と思います。池に落ちそうになった篤姫を助ける家定の身のこなし、篤姫じゃなくたって恋に落ちてしまいます。さすが、北辰一刀流免許皆伝だけあります、山南さん、じゃなくて堺雅人!(爆)これで、山南さんに続き婦女子の心を鷲掴みにしたことは間違いないでしょう。また助命嘆願あるやもしれません!「うつけ」を演じなければならなかった公方様の心中とは?そして、心を許した唯一の側室・志賀の存在。彼女の存在は、例え子をなさないとしても、最初で最後の恋敵でありある種同志のようなものだったのではないでしょうか?大河ドラマもそろそろ半分折り返し地点です。勝海舟、坂本龍馬なども出てくる、本来の幕末ムードが漂ってきますね。(ま、新選組は出てこないでしょうが)
2008年05月18日
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久々にこの組み合わせの演奏会を聞きに行ったように思います。指揮:小澤征爾オケ:新日本フィルハーモニー交響楽団会場:サントリーホール曲目:モーツアルト ディヴェルティメント ニ長調 K.136 モーツアルト オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314 チャイコフスキー 交響曲第6番 ロ短調 「悲愴」チャイコの悲愴といえば、今年小澤がカラヤン生誕100年記念でベルリンフィルを振ったときの曲。その演奏は録画はしてあるんだけど、まだちゃんと見ていません(笑個人的にはそんなに好きな作曲家ではないのです。チャイコで好きなのは、交響曲よりもむしろ弦楽アンサンブルだったりバレエ音楽だったりですね。「くるみ割り人形」がチャイコの中では最高に好きです。あとは、まあまあ・・・。小澤の指示なんだと思いますが、2楽章以外は全て聞かせどころでホルンがベルアップをしており、下手側通路の真上の席で座っていた私は、たびたびのけぞっておりました。いやはや・・・。やりすぎじゃないですかねえ?モーツアルトは2曲とも良かったと思います。オーボエ協奏曲は新日フィルの首席・古部賢一さん。彼のオーボエは以前から好きでしたが、やはり今日も安定感があって良い演奏でした。はずれがないって、すごいことだと思うのですよ。ホールのせいか、とてもまろやかな響きだな~と思いました。このマエストロとオケはやはり相性が良いのかもしれません。ベト7って改めて良い曲だな、ショスタコの5番ってすごいな、って思わせてくれる演奏だったのはどちらもこの組み合わせでした。(特にショスタコの5番)それにしても、マエストロ小澤、70歳過ぎてるとは思えない演奏でした。彼の場合、特に彼自身のキャラが立ってる指揮ではないように思っていました。オケをウマく乗せて自分の思い通りにするという、黒子のようで実は存在感のある指揮者。まだまだ元気で活躍してほしいものです。ウイーン国立歌劇場の芸術監督を退いたあとは、どうするのでしょう?ちょっと気になります。
2008年05月16日
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見終わったあと、自分の気持ちまで揺れてしまう作品。鑑賞直後に何か感想を抱いたとしても、ちょっと時間が経つとまた気持ちが変わったりして、しばらく後をひく。田舎で実家のガソリンスタンドを継いだ兄(香川照之)と、東京に出てカメラマンとして華やかに活躍する弟(オダギリジョー)のっ目の前で起こった事件・・・。それをめぐる兄弟の心の葛藤を描いている。と、ひとことで言ってしまうと陳腐な感じがするが、事件そのものも真実が結局明らかにはならない。その当事者である兄と、智惠子にしか分からないんだろう。目撃者は弟しかいない。真実は永遠に闇の中。兄弟は他人の始まり、を痛感させられる。信じていた弟に裏切られた、信じていた兄は変わってしまった・・・。と、お互い言うのは勝手だけど、最初から変わっていなかったのかもしれないし、理解なんてしあえてなかったのかもしれない。大体、戦国時代なんて兄と弟が家督争いで殺しあう話なんてざらにあるし。血がつながっているのに、実はとても遠い存在なのかもしれない。この映画のもう一組の兄弟(父と叔父)を見ててもそう思える。兄が「ここ(拘置所)から出て職場に戻るより、ここにいたほうが気が楽」のようなことを言うが、それは本心かもしれない。この田舎を出て行った弟には実感できないだろうが、田舎の「世間の目」は厳しいということを、兄は身をもって知ってるんだろう。温度差、ってやつなんだろうな。結局、兄は家に帰ったんだろうか?弟はどうしたんだろうか?気になるその後は、全く観る人にゆだねられている。何が真相なのか、それさえもゆだねられてる気がした。そういう映画が嫌いな人には、すっきりしないイヤな映画だろうなあ。私はすごく好きなタイプの映画。共演する役者同士が化学反応しあい、お互いの深い演技を引き出し合うことってあると思うのだけど、この映画の香川照之とオダギリジョーがまさにそう。どちらがリードしているとも言えず、対等にお互いの迫真の演技を引き出している。都会的でクールなオダギリジョーというのは分かるし、温厚で実直な香川照之もありがちっぽいんだけど、実はそうじゃない面がどんどん見えてくるところ、この監督の見立て通りなのか、それとも偶然の産物なのか?それにしても、香川照之ってメチャクチャ懐の深い役者ですね。脇でも主役でも、確実に仕事をこなす。必殺仕事人。彼の出る作品にハズレはないんじゃないかと思ってしまう。いや~、ほんと久々にガツンとやられる映画に出会ってしまいました。しばらくしたらまた見るかも。
2008年05月13日
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