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ウクライナへの侵略攻撃が始まってから、私はこのブログ日記で55点のウクライナ連帯のポスターを制作してきた。制作しながら様々なことを考える。 そのひとつが、きわめて中・近世的な思い上がった支配者の、肥大化した個人的欲望に起因する、一方的な侵略戦争が、21世紀の現代に起った、ということ。中・近世との違いは、現代の支配者が実戦場に出ないことだ。自分の身を遙か後方の安全な場所におき、国民を欺瞞で操りながら権力をふりかざして死線に送り込み、ゴミ屑のように捨てている。こうして一方的に戦争を仕掛けた21世紀の支配者は、中・近世の実戦場に出た支配者のように、馬上で討ち死にすることはあるまい。ヒトラーのように追いつめられて自殺するか、飽食による心臓病か糖尿病、あるいは高血圧症で死ぬのが末路であろう。 支配者の肥大化した個人的欲望は、「国益」にすり替えられているので、侵略行為に対する国際的な非難は、徹頭徹尾、被侵略国の悪行を諌めるためであり被侵略国の国民を救うためであると強弁する。この非論理的な強弁・・・第三者からみると嘲笑に価する強弁・・・を補強するためにあらゆる手段を使って偽の証拠をつくりあげる。あるいは事実に精通している証人となるような人物を暗殺する。自分一個の命と富の保全だけが重要なので、他者の命、人間の生命に対して無頓着なのだ。 国政のこのような支配形体は、共和制と名付けようが連邦制と名付けようが、本質は独裁国家である。独裁主義の要点は十ある。 一、軍国主義が併存する。 二、平和の概念が内向きである。 三、情報を規制する。 四、監視制度を強化し、社会の隅々まで徹底する。 五、国民に密告を奨励する。 六、国民に対する暴力が常体化する。 七、風俗純化を喧伝する一方で、権力的に構造化し且つ地下化した性的紊乱が横溢する。 八、人種・民族・宗教差別を助長する。 九、あらゆる分野における社会格差を著しくし、平等概念を排斥する。これは往々にして被支配者 (国民)に対する「みせしめ」に利用される。 十、国民を無知に落とす。知性を否定する。そのための制度が企図され,実行される。情報規制もそのひとつ。出版物検閲制度を設け、恣意的な発禁や、公共の場で宣伝を兼ねた焚書をおこなったりする。山のように積まれた書籍に火がつけられ、盛大に燃え上がる光景に、知性を削がれた民衆はお祭りのように興奮する。独裁者にとっては、むしろそれが狙いなのだ。燃え上がった民衆の情動は伝染する。独裁者は人間の情動作用や心理的作用、そして認知の錯誤に如何に導くかの操作法について、よく知っているのである。 私があげた上記の独裁主義軍国主義政権の要点は、現在侵略をおこなっている国家に限ることではない。民主主義を標榜している国においても、独裁主義ないし民主主義を偽装したファシズムの萌芽を予感する風潮がないわけではない。民主主義というのは多様性のバランスによって維持されているからである。わたしたちの日本もまったく例外ではない。むしろ日本は、情動に左右されやすい危うい地点に立脚している、と私は視ている。 ところで、私は侵略者の強弁について考えながら、日本語の「盗人、猛々しい」という表現を思い浮べた。そして、これを英語でどのように表現したらよいかと考えた。 直訳すると、たぶん、「A thief is firce.」だろう。しかしこの直訳を逆に日本語に訳すと、「盗人は凶暴だ」となり、「盗人、猛々しい」に含まれる真意から離れるように思う。 五つくらい言い方を考えてみて、これはどうだろう?と思いついたのが次ぎの表現だ。 Even though he is a thief, he tries and viorently insists on his justification of the wrongdoing.
Apr 30, 2022
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昨日の日記は「香」について私の日常の一齣を書いた。書きながら昔観た展覧会を思い出した。たしか図録を所蔵しているはずだと、きょうになって探してみた。意外にすぐ見つかった。 1993年2月、東京大丸百貨店内にあった大丸ミュージアムにおいて『香りの美学展』が開催された。私はミュージアムから招待されて、開幕の翌日に行った。主催は同ミュージアムと読売新聞社。文化庁とフランス大使館の後援。シャネルや資生堂など多くの企業が協力した。 展示品は、古代ローマの化粧用具、香油瓶各種に始まり、7世紀イスラム初期の香油瓶を通過し、15世紀フランスはルイ15世時代以後20世紀にいたるまでの貴婦人たちの豪華な香水瓶。さらに現代アーチストのデザインによる香水瓶の数々。ヨーロッパにおける香水カタログやポスター。そして東洋の香り。日本の贅をつくした蒔絵の香箱や香棚、香炉、伏籠、香枕、香時計、香道具。銘香(沈香、白檀、肉桂、没薬、乳香、龍涎香、麝香)の実物。さらに香料製造道具である陶磁製の蘭引(ランビキ:蒸留器)等々、全430点。 ほとんど小さな器物のレイアウトながら、たいへん充実した一大展覧会だった。 日本の香り文化が、香枕や香時計のように、大変広い生活領域にわたり且つ優れた工芸技術と和していることに、私はあらためて驚いた。現代のアロマ流行は、世界中の香り文化の歴史的流れを引き継いでいるのだが、しかし日本においては、残念なことに、アロマオイルやアロマキャンドルに代表される文化が、アロマディフューザーを含めて、嘗てのような高度な伝統的工芸技術と固く結びついているとは言い難いのではあるまいか。 寺社における薫香は、ほぼあらゆる文化圏の宗教空間やその儀式目的と同じで、現代の私たちになじみの香り文化である。 私は、昔、パリのノートルダム大聖堂の日曜ミサを見学した。私はクリスチャンでないので、見学である。オルガンの奏楽が響きわたるなかを、大きな振り香炉に先導されて、司祭や大勢の聖職者や6,7人の侍童の列が聖堂に入ってきた。香炉から立ちのぼる香煙は、たなびく雲のように堂内に流れた。 キリスト生誕のときに、東方の三博士が贈り物として捧げたのは「黄金、乳香、没薬(もつやく)」である。黄金は現世の王を意味し、乳香は神を、そして没薬は救世主を象徴している。ミサにおける香煙は、人の心を静め慰めると同時に、立ちのぼる煙に神への願いがこめられている。その願いを神が叶えてくれるという信仰である。 ところで、実のところ私は、女性男性にかかわらずコスメティックスの香りが嫌いなのだ。女性の洗練されたメイキャップの顔は好きなので、矛盾しているのだが、いかにハイ・ブランドのコスメティックスであろうと、とにかく人工的な「匂い」が嫌いだ。・・・昔、大学へ向かう途中で、すてきなメイキャップの女性をみかけた。思わず学校へ行くのをやめて彼女のあとを追い、声をかけた。当時はストーカーという言葉は知らなかったが、まあ、それにまちがいない。むろんみごとにふられた。黄色のワンピース服を華やかに着ていた。58年も昔なのに、いまだに憶えている。何と言って声をかけ、彼女が何と言って私をふったかも。・・・いや、これは余計な話だった。 中近東やアラブ諸国、東アフリカの人たちが衣服に焚き込めている没薬(ミルラ)や乳香(オリバナム)の香りはすばらしい。すれちがうと清潔感が風となってただよう。 私自身がしかたなく使用しているのは無香料の整髪料だけである。夏の汗ばむ時季には、自分のためというより他者に気をつかって、スーツの裏やパンツの裏に、白檀などの小さな匂い袋を忍ばせている。私は毎日料理をするのでコスメティックスの香りを禁忌としている。もちろんレストランなどでは厳禁である。ワインの香りもトリュフの香りもだいなしになる。 しかしながら「香り」については多いに関心がある。私の取材ノートファイルには、「にほいの記憶」という章がある。「香り」「匂い」に関する断片的記述をランダムに放り込んである。たとえば・・・◉ 映画『危険なめぐり逢い』1975年、仏伊合作。監督ルネ・クレマン、音楽フランシス・レイ、主演シドニー・ローム、ビック・モロー、マリア・シュナイダー。 ブーツ少年を誘拐した女優アンは、犯行を同居者である美術学生ミシェルであるとブーツに錯誤させるために、ミシェルの香水を使う。アンはブーツに睡眠薬入りのココアを飲ませる。つづくシーンで、アパートに帰って来たアンがミシェルの香水を返す。ブーツは言う。「香水が同じだ」。(ルネ・クレマン監督の最後の作品)◉ 私は,M某さんの家の昔風の厠の土壁の匂いから、少年時代に住んでいた家の物置小屋の匂いを思い出した。それは大層懐かしい鄙びた匂いの記憶のよみがえりだった。 ●マルセル・プルースト『失われた時をもとめて』の第一篇「スワン家のほうへ」は、マドレーヌ菓子を口にした途端に思い出した山査子(さんざし)の香りから過去の記憶へはいってゆく。 ●匂いは記憶される。また、記憶から再現する。◉ 少年時代、好きな人の洗い立ての衣服の匂いにあわい恋心を掻立てられた。◉ 自分の体臭には気付かない。嗅覚はもっとも早く順応し、麻痺する。 ●あるとき神戸でのこと。T某さんのマネジャーKさんが、観客のなかに自分のコートに顔をうずめて自分の体臭に陶然としているらしい人がいると、そっと私に耳打ちした。◉ 青酸カリで死亡した人の唇は杏のにおい。◉ エジプトの遺跡発掘品の香水瓶が、発掘時にまだ匂いを残していたという。◉ ナポレオンの艶笑譚。チーズのにおいとジョセフィーヌ。◉ 幻臭。◉ 「源氏物語」匂宮・・・この名は体臭に由来する。塚本邦雄氏説。◉ はなきり刑(鼻に利の右。ギあるいはゲイと読み、この一字で鼻切を表わす)。古代中国の刑罰。「易経」に記述あり。◉ 横溝正史『香水心中』(角川文庫『殺人鬼』所収)◉ ガストン・ルルー『黒衣婦人の香り』(東京創元文庫) ・・・まあ、こんな具合にメモし、取材ファイル「にほいの記憶」の章に放り込んであるのだ。 そうそう、ついでにドイツ映画『パフューム:ある人殺しの物語(Perfume: The Story of a Murderer)』. 2006年。 原作パトリック・ジュースキント、監督トム・ティクヴァ、脚本トム・ティクヴァ、アンドリュー・バーキン、ベルント・アイヒンガー、撮影フランク・グリーベ、出演ベン・ウィショー、ダスティン・ホフマン、アラン・リックマン、レイチェル・ハード=ウッド、ジョン・ハート。 ・・・たしか成人指定映画だった。匂いとエロスの関係を異常性たっぷりに。その抉り方はさすがにドイツ映画と、私は感心した。 18世紀のフランス。下層民の極度に貧困の娘が、魚市場の汚泥の中に赤ん坊を産み落とし、そのまま姿をくらましてしまう。生き延びた赤ん坊は、嗅覚が異常に鋭い青年に成長する。あいかわらず汚泥にまみれて街をうろつくだけだが、あるとき、すれちがったプラム売りの娘の体臭に魅かれて後をつける。彼女の首筋に触れるほど鼻を近づけると、娘は気配に驚いて振向く。しかし、その目はそばに立っている青年を見てはいない。気配の主をほかにさぐっているのだ。青年はおどおどと、自分が・・・、と云う素振りをするが、娘は違うというふうに首を振る。 プラム売りの娘が去ってから、青年は不思議に思いながら自分の掌や腕の臭いを嗅いでみる。臭いがしない。豪雨のなかで素裸になって必死に汚泥を洗い落とし、再び自分の体臭を嗅いでみる。やはり臭いがない。天才的な異常に優れた嗅覚をそなえたこの青年には、体臭が無いのだった。 そして、・・・ナレーションが言う。「彼は存在しなかった(He did not exist)」と。 ・・・私は、このシークエンス(一連の場面)、このナレ−ションに感心してしまった。人間存在の「個」について、これほど端的に哲学的・社会生物学的な解を表現したものに出逢ったことがなかった。 映画のストーリーテリングとしては、冒頭の魚市場の汚泥のなかに産み落とされて捨てられた「存在の意味」に、きっちり結びついているのである。
Apr 28, 2022
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山田維史『嘘つきは真実(事実)を嘘だと喧伝する。嘘つきの常套手段だ。/ 悪人に平和はない。』Tadami Yamada(ウクライナ連帯ポスターNo.55)〈嘘つき常習者が「これは真実だ」と言った。真実か? 嘘か?〉・・・欧米笑い話。 一度嘘をついた者は、死ぬまで嘘をつきつづけることになる。真実が見失われるからだ。「真実」と「嘘(フェイク)」という相対的倫理観が無になるからだ。このことは、政治においても国家観(間)においても、また歴史観においても、学問倫理においても、宗教教義に含まれる倫理観においても、・・・自他がある人間社会のあらゆる状況に適応する。(山田維史)「悪人に平和はない:There is no peace for wicked」 は、英語圏のことわざ。
Apr 28, 2022
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私は、朝から寝るまで、チャカチャカ何かをしているので、瞑想などしはしないのだが、きょうは珍しく香を焚いてしばらくのあいだ静かにしていた。日差しは初夏。一日二日おきに降る雨のあとは鬱陶しい。 チャカチャカしていると言っても、音をたてたり声をだして騒々しくしているわけではない。そのてんは、むしろ静だ。しかし、一日のスケジュールと言うかルーティンというか、何かしら手を動かしている。まず、私はここ5年以上前から、TVをまったく見なくなった。TVを見ながらゆっくり茶を飲むなど・・・そんな自分の姿を想像すらできない。朝昼晩の食事を自分の身体に合うようにきっちり調理し、絵を制作し、書き物をし、あるいは本を読んでいる(小説ではない)。あるいは電話相談を処理したり、地域の見守りや訪問をする。 きょうの香は、インド産の白檀。弟がプレゼントしてくれた。香炉は、美しい深い茄子紺色。厚手のビンテージのガラス器。形は、おおらかながら、きりりとして美しい。昔、私がニューヨークでみつけた。 春の夕たえなむとする香をつぐ 蕪村 今日の日記のタイトルを「香を焚いて」としたので、ついでに私の蔵書から『香道』の画像を掲載しよう。わずか300部しか刊行されなかったので、現在ではまともな古書店でも見つけるのは難しいかもしれない。 杉本文太郎著『香道』雄山閣版 昭和47年刊 限定300部 A5判404頁、布装金箔押・パラフィン紙カヴァー・銀刷布目紙貼函・帯付 【註】原本は昭和4年刊。版権所有は雄山閣。 香道は秘伝口伝のため、その日本文化独自の技芸の奥義を説く刊本はかつて皆無にひとしかった。本書原本も40年間絶版だった。再刊にあたり、香道志野流家元・蜂谷宗由氏ならびに御家流家元・三条西堯山氏が序文を寄せている。組香は226種が紹介されている。もちろん源氏香も。 私は本書を刊行当時、いちはやく入手した。50年前、27歳だった。当時としては高価だったが、イラストレイターとして原稿料が入るようになっていた。
Apr 27, 2022
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山田維史『希望の復活』Tadami Yamada(ウクライナ連帯ポスターNo.54)
Apr 27, 2022
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しゃくなげ 石楠花やふと足とめる他家の庭 青穹(山田維史) 石楠花や旧居に置いて移りけり 石楠花や甲斐の山々驟雨かな 石楠花や段々滝の笛吹川 紫陽花や新芽若葉は伸び盛り
Apr 26, 2022
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山田維史『悪の攻撃に立ち向かう』Tadami Yamada(ウクライナ連帯ポスターNo.53)
Apr 26, 2022
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山田維史『ウクライナは永遠に』Tadami Yamada(ウクライナ連帯ポスターNo.52)
Apr 25, 2022
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ウクライナへ侵攻から今日で2ヶ月。 赤ん坊や子どもを含む市民虐殺がつづいている。 It's been two months since the invasion of Ukraine.Citizen massacres including babies and children arecontinuing.【国連機関が把握しているウクライナの被害:4月22日現在】 民間人死者 2435人(子ども184人) 負傷者 2946人(子ども286人) 国外への避難 516万人 国内外への避難 1,280万人 攻撃を受けた 医療機関 149施設 (*)死傷者の実数は、以上をはるかに上回ると みられている。 (朝日新聞4月24日より引用)山田維史『故国を離れる悲しみ』Tadami Yamada(ウクライナ連帯ポスターNo.51)
Apr 24, 2022
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午前中は、市民会館の大ホールで日野市の全民生委員・児童委員による令和3年度の活動総括および令和4年度の活動計画を協議する総会が開催され、私も出席した。 昨夜から今朝6時ころまでかなり激しく雨が降っていた。これは早めに家をでなければならないかなと、ベッドの中で雨音を聞いていた。しかし、8時頃にはすっかり腫れて、暑くなりそうな陽がさしてきた。 さて、じつはこの協議会において私はひとつ役目を負わされていた。会の終了直前に、民生委員の歌「花咲く郷土」を独唱しなければならなかった。 マスクをし、私の希望でマイク無しで歌った。声は大ホールの後ろまで届いたはず。決して大声で怒鳴っているわけでない。77歳の老人だが、そのぐらいの歌声はじゅうぶん出る。伴奏はCD(カラオケ)。ただしその伴奏音楽を観客席に向けて流しているので、ステージの私にはあまり良くは聞えない。しかも観客席から返ってくる音が、ごくわずかながらずれて私の耳にとどく。リハーサル無しだったので、私は歌いながらこのずれに気付いたのだ。これにはよわった。プロ歌手のコンサートで歌手がイヤモニターを装着している意味がよくわかった。 そのステージを地区担当副会長氏が写真撮影していられた。撮影されたことなど無論私は知らなかったのだが、さきほどその写真がメールで送信されてきた。それが下の写真である。 (追記:ちょっと書いておこう。朝の洗顔をしながら突然思い出した。2,3歳のころ、父と風呂に入っていたときに、父が私の耳を洗ってくれたことを。もちろん毎日洗ってくれていたのだろうが、それが或る一日に集約されての記憶なのだろう。あるとき父の手がすべって、私を湯のなかに落としたことがあった。そのことはうっすら憶えている。が、耳を洗ってもらっている場面は、今の今まで一度も思い出したことがなかった。へんなことが記憶の古層に眠っているものだなー。今から逆算すると父が30歳になったかならぬ頃だ。) (再追記:協議会に着て行くスーツに、Yシャツは春らしく薄いピンクにした。そして、上記の記憶の蘇りでセンチメンタルになったわけではないが、35年前に母が私にプレゼントしてくれた堆朱(ついしゅ)のカフスボタンを取り出し、身に付けた。母の在宅医療における私の看護の様子を見ていた人たちの推薦で、母の死後、私は民生委員および児童委員に就任した。そして今年の11月末日をもって退任する。9年間務めた。今日出席した協議会が私の最後の会である。)
Apr 22, 2022
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山田維史『民主主義世界はウクライナの心を守る』Tadami Yamada(ウクライナ連帯ポスターNo.50)
Apr 22, 2022
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山田維史『人類史に汚点を残す邪悪な侵略戦争を誰が賞賛する?』Tadami Yamada(ウクライナ連帯ポスターNo.49)(ウクライナ連帯ポスターNo.40〜No.48)(ウクライナ連帯ポスターNo.31~No.39)(ウクライナ連帯ポスターNo.22~No.30)(ウクライナ連帯ポスターNo.11~N0.21)(ウクライナ連帯ポスターNo.1~No.10)山田維史Tadami Yamada
Apr 21, 2022
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行く春 いく春や今日も今日とて明け鴉 青穹(山田維史) いく春を惜しみて潜る二度寝かな いく春や君は昔の君ならず いく春を惜しみ過ぎるぞざんざ降り 降りやまぬ山下りゆく花筏 野良猫がつどいおるなり暮れの春 遅咲きのたよりメールで北の春
Apr 20, 2022
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山田維史『邪悪な所行 侵略に正義は無い』Tadami Yamada(ウクライナ連帯ポスターNo.48)
Apr 20, 2022
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山田維史『ウクライナは世界の愛と共に』Tadami Yamada(ウクライナ連帯ポスターNo.47)
Apr 19, 2022
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午前中の小糠雨が夕方から本降りになった。風まじりである。仕事場の窓に叩き付けている。気温が下がってきた。少し寒い。私はセーターを着込んだ。 こでまりの白き淋しや小糠雨 青穹(山田維史) 椿散り木瓜の紅散るきょうの雨 春暮るゝ女坂また男坂 変わる地球(ここ)変わらぬ其方(そち)や春の月 (無季) 変わる地球変わらぬ其方や雨後の月
Apr 18, 2022
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山田維史『なぜ世界は邪悪な戦争を放置するのか?』Tadami Yamada(ウクライナ連帯ポスターNo.46)
Apr 18, 2022
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主治医の診察室の窓から見える山肌に竹林がつづく。先日、医師と話しながら筍が出ているのに気付いた。私が「先生、立派な筍が出ていますねぇ」と言うと、医師は振り返って窓を見て「穫るなと言っているんですが。竹林を見て楽しんでいる患者さんがいるので・・・」 「そうですか。なるほど」と言いながら、私は、穫りたてをその場で焼いて食うと美味いんだ・・・と思った。 ちょうど今時分は竹の古い葉が黄ばんでくる。それを「竹の秋」という。なかなか雅趣ある言葉だ。ついでに述べれば、夏に麦が熟して黄色になる。「麦の秋」という。いずれも春と夏の季語である。こういう雅趣ある表現は、英語には無いのではないかしら。 竹の秋つぎの世代はすくすくと 青穹(山田維史) 竹秋や老いし我身も背筋伸ぶ Bamboo forest continues on the mountain surfaceseen from the window of the doctor's office. The otherday, I noticed a bamboo shoot while talking to mydoctor. When I said, "Doctor, you have a good bambooshoot," the doctor looked back at the window and said,"I'm telling my family not to harvest, but they will har-vest it. The patients enjoy watching the bamboo forest." While saying, "I see. Isee," I thought It would be deli-cious to bake the freshly harvested food on the spot. At this time, the old bamboo leaves are tuning yellow.It is called "Bamboo Autumn". It's a very elegant word. Incidentally, the wheat ripens and turns yellow in thesummer. It is called "Wheat Autumn". Both are seasonalwords for spring and summer. I wonder if ther is nosuch elegant expression in English.【Haiku】 Take no aki tsugi no sedai wa sukusukuto Bamboo autumn But the next generation is coming on nicely and quick easy Takeaki ya oishi wagami no sesuji nobu Bamboo autumn I'm old, but I have to straighten my spineTadami Yamada
Apr 17, 2022
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山田維史『ウクライナの誇り 自由を守るために、民主主義を守るために、人間の尊厳のために』Tadami Yamada(ウクライナ連帯ポスターNo.45)
Apr 17, 2022
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山田維史『邪悪な戦争・虐殺をやめろ』Tadami Yamada(ウクライナ連帯ポスターNo.44)
Apr 16, 2022
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ことしは我家の小庭に鶯が来なかったと思いながら、小雨が小やみになった山道を行くと、まるで申し合わせたように「ホーホケキョ」と可愛い鳴き声がした。私の思いに応えるかのようなタイミングだったので、私は足を止めた。すると鶯は再び近くの薮陰で鳴いた。まだ若い鶯のようだ。声が澄んでいる。文字どおりと言うのもヘンだが、まさに文字どおり「ホーホケキョ」と明瞭だ。私にとっては「初音」であった。 うぐひすの鳴くや小薮の雨宿り 青穹(山田維史) うぐひすや恋の初音のいたいけな うぐひすや小薮をいでて小家に來よ I thought that the Jaoanese nightingale did not cometo my small garden in this spring, but when I went down the mountain road where the light rain was light,I heard a cute cty of a nightingale, "Hohokekyo", as if Ihad agreed. It was time to respond to my thoughts, soI stopped. Then the nightingale rang again in the near-by bush. It looks like a young hightingale. The voice isclear. It's strange to say literally, but it's literally"Hohokekyo". It was "Hatsune (the first chirps of Japa-nese nightingale in the year)" for me.【Haiku】 Uguisu no naku ya koyabu no amayadori A nightingale chirping, took shelter from rain under the small bush Uguisu ya koi no hatsune no itaike na A nightingale the first chirps of love, inocent Uguisu ya koyabu wo idete koya ni koyo A nightingale, Come to may small house from the small bushTadami Yamada
Apr 15, 2022
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山田維史『ウクライナは滅びず 永遠に』Tadami Yamada(ウクライナ連帯ポスターNo.43)
Apr 15, 2022
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山田維史『子どもたちを救え』Tadami Yamada(ウクライナ連帯ポスターNo.42)
Apr 14, 2022
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暑いと感じた一日。初夏である。とは言え、関東地方は今夜あたりから天候が急変するかもしれない、週末は雨、または雷雨の予報が出ている。 素袷や合せ鏡のおくれ髪 青穹(山田維史) 素袷や水白粉におゝ冷やっこ 【註】素袷(すあわせ)とは、素肌に直に着た袷のこと。芸者などにみかける。 A day when I felt hot. It's early summer. However, theKanto region is forecast to have rain or thunderstormson weekends, as the weather may change suddenlyfrom around tonight.【Haiku】 Suawàsé ya awàsé kagami no okuregami Wearing a lined kimono without any underwear, straggling hairs in two mirrors Suawàsé ya mizuoshiroi no ō hyakko Wearing a lined kimono without any underwear, and putting liquid powder, "O! cold"【Note】"Suawase" is a lined kimono worn directly onthe bare skin. You can often see it in geisha in aerly summer.Tadami Yamada
Apr 13, 2022
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山田維史『ウクライナの子どもたちを救え』Tadami Yamada(ウクライナ連帯ポスターNo.41)
Apr 13, 2022
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山田維史『自由のため民主主義のために立つ』Tadami Yamada(ウクライナ連帯ポスターNo.40)ウクライナ連帯ポスターNo.31〜No.39山田維史Tadami Yamada
Apr 12, 2022
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我家の小庭の「二人静」 ゆく春や二人静の鈴の舞 青穹(山田維史) 春霞こひし静の神楽舞 春霞ふたり静の舞の袖 これきりと涙ぐみつつ春はゆく 朧夜やうつつまぼろし行く影ぞ 花散りて誰(た)がために鳴く百千鳥 "Futarishizuka" in my small garden Yuku haru ya hutarishizuka no suzu no mai Spring pass away The bell dance of Futarishizuka Harugasumi koishi sizuka no kaguramai Spring haze Kagura dance of Shizuka in love Harugasumi futarosizuka no mai no sode Spring haze Dancing sleeves of Shizuka twins Korekiri to sode wo nurasi te haru wa yuku This is the separation, being moved to tears, Spring goes on Oboroyo ya utsutsu maboroshi yuku kage zo The shadow goes on a hazy night wherher it's real or illusion Hana chiri te tagatame ni naku momochidori Many kind of birds crying for whom the flowers are scarreredTadami Yamada
Apr 11, 2022
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山田維史『ウクライナの自由と民主主義のために』Tadami Yamada(ウクライナ連帯ポスターNo.39)
Apr 11, 2022
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ゆく春 ゆく春や散る花もなき戦場の 青穹(山田維史) 春惜しむいとまもなかり此の別れ Spring pass away Yuku-haru ya chiru hana mo naki senjō no Spring pass away of which battlefield where there's no any flowers for falling Haru oshimu itoma mo nakari kono wakaré To lament spring to leave. Wthout even saying good-by, this farewellTadami Yamada
Apr 10, 2022
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山田維史『ノー! 残虐行為 虐殺』Tadami Yamada(ウクライナ連帯ポスターNo.38)
Apr 10, 2022
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さくらがい 桜がひ唱歌のごとき恋昔 青穹(山田維史) 波音に涙ぐみつつ桜貝 若き日や我身はげしく貝ひとつ 蒼き波ひいて我が手に桜貝 Sakuragai (Tellinacean) Sakurgai shōka no gotoki koi mukashi Sakuragai My love as the song says, Long ago Nami-oto ni namidagumi tsutsu sakuragai Sakuragai With tears in the soud of waves Wakakihi ya wagami hageshiku kai hitotsu The passion of my youth was tremendous Oh sakuragai Aoki-nami hiité waga-té ni sakuragai The blue waves recede Only one sakuragai in my hand Tadami Yamada
Apr 9, 2022
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山田維史『民主主義のために ウクライナと共に』Tadami Yamada山田維史『ウクライナは永遠に 民主主義は破壊されず』Tadami Yamada(ウクライナ連帯ポスターNo.36, No.37)
Apr 9, 2022
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山田維史『世界と共にどこまでも』Tadami Yamada(ウクライナ連帯ポスターNo.35)
Apr 8, 2022
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山田維史『愛をこめて世界はウクライナと共に』Tadami Yamada山田維史『真実を見よ ウクライナのために祈る』Tadami Yamada(ウクライナ連帯ポスター・No.33, No.34)
Apr 7, 2022
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山田維史『ウクライナは滅びず』Tadami Yamada
Apr 6, 2022
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街中のおもしろい店名に気付いた。「春夏冬」という。私が脱字したのではない。これが店の名である。ちょいとシャレていましょう? うん? なぜかって? 「秋」が抜けている。「秋,無い」。そうです、「秋無い」すなわち「商い(あきない)」そして「飽きない」。ね? ・・・店主の顔を見てみたくなりました。 ところで昨夜22時30分、地震があった。20秒ほどでおさまった。先日ほどの強震ではなかったが、それでも弱震とも言えない揺れだ。 前々日の夜も、寝ていた背中にさざ波のような微震を感じた。揺れが大きくなるかと思いながら、ほとんど気付かないほどの揺れに身体感覚を集中した。しかしすぐに平静になった。じつはそれと同じような微かな感覚の異常が昨夜もあったのだ。私は、昨夜は早々とベッドに入り、本を読んでいた。前夜のようにすぐに平静に返るかと思っていると、揺れが激しくなったのだった。 私は、東北大震災後の我家の敷地の地表の変化を観察し、我家の敷地に北北西から南南東にかけて断層が走っているかもしれないと推測している。日野市を走る立川断層は、我家からは遠く離れているとされている。しかしその立川断層の「親戚」みたいな断層ではないか、と。 私は身体感覚を鋭敏にして、報道されることがない極々微弱の震動を感じ取ろうとしている。 地球、46億年の地下古層を、見ることができないもどかしさ。
Apr 5, 2022
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主権国家への非道の侵略戦争がつづくかぎり、私はウクライナに連帯を示すポスターを作りつづける。ウクライナ連帯の31作めのポスター。山田維史『戦争を止めろ ウクライナは永遠』Tadami Yamada
Apr 4, 2022
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火箭(ひや)射れど敵は背にあり春の泥 青穹(山田維史)血の海に我が世の春を謳うやつ爆破され春は荒れ野のいずこなる寄する濤退かしてみしょう門出かな死にきれぬ死にきれぬぞよ春嵐【追加句:鬼畜の民話】春雷や王と喚ばれし鬼畜あり赤鬼の人倫の果て春雪崩三匹の鬼畜の密議春の夢春泥に隠せぬ機心図星かなゆく春や善行もまた悪行も Hiya iredo teki wa se ni ari haru no doro Fire arrow shot, but the enemy is on the back Spring mud Chi no umi ni wagayo no haru wo utau yatsu A guy who sings the spring of his own world in the sea of blood Bakuha seshi haru wa areno no izuko kana Where did it go, the blasted spring in the wilderness? Yosuru nami hikashitemishō kadode kana If the waves come, let's get rid of it The beginning for that ShInikirenu shinikirenu zoyo haru-arashi I can't die, Alas! I can't die, Spring storm【Additional haiku : Folktales about Devils】 Shunrai ya ou to yobareshi kichiku ari Spring thunder! There is a devil who is called out as a king Akaoni no jinrin no haté haru-nadaré The red devil The end of humanity Spring avalanche Sanbiki no kichiku no mitsugi haru no yume Three devils held secret conference about their spring dreamsShundei ni kakusenu kishin zuboshi kana Evil plot that cannot be hidden in the spring mud, and It was already hit the mark Yuku haru ya zenkou mo mata akugyou mo Spring to go Good deeds and also bad deeds die Tadami Yamada
Apr 3, 2022
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きのう4月1日、午後遅くに上野公園に行ってきた。いやいや、花見ではない。東京都美術館で開催中の「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」を観るためだ。 3日が最終日で、駆け込み観覧だった。が、じつは新型コロナウィルス禍のため時間による入場人数制限がされていて、しかも前もってインターネットで予約するシステム。チケット代金は銀行口座引き落とし。メールでQRコードが送信されてきて、観覧者は展覧会会場でそのQRコードを検知機にかざすのである。 私が予約をこころみたときは、すでにチケットはほぼ完売で、わずかに残っていたのが4月1日午後4時から午後4時30分の間に入場するものだった。 私の目当てはフェルメールの『窓辺で手紙を読む女』であった。みなさん御承知のとおりドレスデン国立絵画館が所蔵するこの絵は、先年、4年間におよんだ洗浄修復が終了した。そして、フェルメールの死後約300年間にわたり世界中の美術関係者と愛好家に親しまれてきた「瞑想的」な絵の下から、愛の使者「キューピッド」の姿が現れ、作品は一変してしまった。 ドレスデン国立絵画館や美術関係者は、洗浄修復にいたるまでの科学機器を駆使しての研究と洗浄修復の過程を公表し、フェルメール作品の本来の姿になったと語った。おそらく「誇らしく」思っているだろう。 このたびの東京都美術館における展観は、修復後初めての海外展である。私は美術愛好家のひとりとして、ドレスデン国立絵画館の御好意に謝す。 じつは私は、この作品の「キューピッド」現出についての修復終了直後の新聞報道に接して、私自身のきわめて感覚的な感想を、このブログ日記に書いた。その要旨は「オーヴァー・クリーニング」ではないか?というものだ。 「キューピッド」は確かにフェルメールが描いた。しかし、後にその像をフェルメール自身が塗りつぶして消去したのではないか? あるいは別人が塗りつぶしたとするなら、その人物は相当腕の立つ画家だった可能性がある。なぜならフェルメール絵画の大きな特徴であるその「美」を実現しているのは、室内光のとらえかた、・・・その静謐感であり、深い陰影に対する淡い微かな影であり、空中に弥漫する光である。それを精妙な筆さばきでとらえていることだ。ドレスデン国立絵画館が「別人が塗りつぶした」と主張している、その不詳の別人画家は、フェルメールのような光と陰をとらえる精妙な筆捌きでキューピッドを塗りつぶしていたのだ。300年間も誰にも気付かれずに。 17世紀のオランダ絵画には室内画が少なくはない。しかし、それらはいかに優れた描写力を誇示していようとも、フェルメールがとらえた光と影(あるいは陰)とが混じり合う境界の精妙さに匹敵はしない。レンブラントの「レンブラント光線」と称されるスポットライトを当てたような光と陰との強烈な対比とも無論ことなる。『窓辺で手紙を読む女』が、レンブラントの作品と推測されていた時代があったというのだから、わたしには理解しかねる驚きだ。 しかし、上述の私の感想は、ドレスデン国立絵画館がにべもなく否定している。科学的な研究が証明しているというのだ。 それはそうかもしれない。私は私の感受性にたよって述べたにすぎない。私は現代の絵画修復が、きわめて先端的な科学技術と化学分析とによって、慎重におこなわれていることを承知している。 しかしながら、そのような科学・化学技術によって穴掘り兎のように掘りおこした穴ぼこに、何か埋めることは本当に無いのだろうか? 穴掘り兎は「美」を形成している「感覚」に到達したのだろうか。 私は、『窓辺で手紙を読む女』についての追求を、きょうは此処までにしておく。これから展覧会図録の解説をじっくり読んで、論理的な穴が無いかを調べる。何かが、引っかかるのだ、私には・・・ Yesterday, April 1st, I went to Ueno Park late in theafternoon. No, it's not cherry blossom viewing. This isto see the "Vermeer and the 17th Century Dutch Paint-ing Exhibition" being held at the Tokyo MetropolitanArt Museum. The 3rd was the last day, and I was a rush viewing.However, due to the new coronavirus, the number ofvisitors is limited by time, and the system is reservedon the internet in advance. The ticket fee is debitedfrom the bank account, and the QR code is sent bye-mail, and the viewer holds the QR code over the detector at the exhibition hall. By the time I made a reservation, the tickets werealmost sold out, and the only one left was to enterbetween 4 pm and 4:30 pm on April 1st. My aim was Vermeer's "Girl Reading a Letter at theWindow". As you all know, this painting in the Dresden National Painting Museum has been cleanedand restored for four years last year. Then, under the"meditation" paintings that have been familiar to artpeople and enthusiasts around the world for about300 years after Vermeer's death, a figure of themessenger of love "Cupid" appears, and the workchenges completely. Oops. The Dresden National Painting Museum art offi-cials announced the process of research and clean-ing and restoration using scientific equipment up tocleaning and restoration, and said that it becausethe original form of Vermeer's work. They are prob-ably "proud". THis is the first overseas exhibition after restora-tion at the Tokyo Metropolitan art Museum. As oneof the art lovers, I apologize for the kindness of theDresden National Painting Museum. Actually, I wrote my own extremely sensuous im-pression in this blog diary in contact with the news-paper report immediately after the restoration of the appearance of "Cupid" in this work. Is it thegist "over cleaning", isn't it? That's it. "Cupid" was certainly drawn by Vermeer. However,was Vermeer himself painting and erasing the imagelater, wasn't it? It was. Or if another person painted for to erase theimage, I think that the person may have been a veryskilled painter. This is because the "beauty" that is amajor feature of Vermeer's painting is realized by the way the room light is perceived ... its tranquility,the faint shadows against deep shadows, and theillusion in the air. It is the light to do. It is to cap-ture it with a delicate brush stroke. The unknownpainter, who the Dresden National Painting Museum laims to have been "painted by anotherperson," erased the Cupid with a subtle brush-stroke that captures light and shade like Vermeer,Without being noticed by anyone for 300 years. There are many indoor paintings in 17th centuryDutch painting. However, no mztter how goodthey show off their descriptive power, they are notcomparable to the subtleties of the boundarieswhere Vermeer captures the mixture of light andshadow. It goes without saying that there is astrong contrast between light and shadow, whichis similar to the spotlight of Rembrandt's "Rembrandt rays." It's a suprise to me that "GirlReading a Letter at the Window" was supposedto be Rembrandt's work. However my impression above is completelydenied by the Dresden National Painting Museum.Scientific research has proved it. It may be so. I am aware that modern painting restorationsare carefully carried out by the most advancedscience and technology and chemical analysis. However, is there really nothing to bury inthe pits dug like a digging rabbit by suchscientific and chemical technology? Did thedigging rabbit reach the "sense" that formsthe "beauty"? I will leave my pursuit of the "Girl Read-ing a Letter at the Window" here today. Fromnow on, I will read the explanation of theexhibition catalog carefully to see if thereare any logical holes. Something gers caught, to me ...Tadami Yamada
Apr 2, 2022
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人の世に咲かせて散らす春の雨 青穹(山田維史)ひとり消え二人消えゆく春霞悪心や春荒涼の弾の雨居直りて花盗人の出条件四月ばか莫迦には効かぬ皮肉かな Hito no yo ni sakase te chirasu haru no amè Spring rain that blooms and scatters in the human world Hitori kié futari kiéyuku harugasumi One disappears two disappears into spring haze Akushin ya haru kōryō no tama no amè Alas evil mind! a spring desolation rain of bullets Inaori te hana-nusubito no de-Jōken Flower thieve take a strong attitude, show conditions to recover Shigatsu-baka baka ni wa kikanu hiniku kana It's April Fools' Day, but irony won't work for the hellTadami Yamada
Apr 1, 2022
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