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今日18日(月)、朝鮮半島の南に位置する済州島の南で「カルマン渦」が出現。カルマン渦は、強い冬型の気圧配置の時に現れます。日本付近は、冬型の気圧配置が強まり、強い寒気が南下中です。寒気の底は、今夜(18日)。北日本の日本海側は平地も雪でふぶく所があるでしょう。・・・・カルマン渦が現れる時は、冬型で強い北風にのって寒気が南下している証拠です。今夜(18日)は、北日本の日本海側では平地も雪で積もる所があるでしょう。北陸や関東北部の山沿いも雪雲が流れ込むため、峠を越える車は冬装備を万全に。全国的に北風が強まり、気温が急降下。東京都心や名古屋、大阪など都市部でも、夜は朝より気温がグッと下がり、一桁の気温となりそうです。引用サイト:こちら関連日記:2023.03.06の日記 こちら
2024.11.18
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日本の新たな大型主力ロケット「H3」の4号機が4日午後3時48分頃、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。ロケットは予定の軌道に投入され、搭載した防衛省の通信衛星「きらめき3号」を分離した。H3の打ち上げは、3回連続の成功となった。 「きらめき3号」は防衛省独自の通信衛星で、大容量のデータを安定して送受信できる。陸海空の各自衛隊間で迅速な情報共有が可能となり、統合運用能力が高まると期待されている。きらめき3号Xバンド防衛通信衛星(えっくすばんどぼうえいつうしんえいせい)は、防衛省がPFI方式で整備・保有・運用する防衛用の通信衛星。愛称は「きらめき」。・・・・PFI方式とはいえ、従前とは違って防衛省が独自に通信衛星を保有・運用することになるため、有事においても防衛省が主体的に衛星を運用できる。また飛躍的な通信の高速・大容量化が図られているため、短時間での映像などのデータの伝送が可能となり、弾道ミサイル発射情報や海外に展開した部隊が活動する現場の状況を日本国内で速やかに把握することが可能となる。また通信の秘匿性も高められており、通信妨害や通信傍受に対する抗堪性が高められている。さらに通信方式の違う陸・海・空の3自衛隊のそれぞれの通信を変換して伝送できるため、自衛隊の統合運用能力を高めることができる[10]。本衛星システムで使用されるXバンドは、降雨などの気象の影響や大気による減衰を受けにくく、抗堪性、秘匿性、広帯域性に優れているため、移動体衛星通信に適している周波数帯域である。Xバンドバンド(X帯とも、英語: X-band)は、マイクロ波の周波数帯域の一つ。9GHz帯(8 - 12GHz:波長25 - 37mm)のセンチメートル波(SHF)にあたり、主に軍事通信やレーダー、気象衛星、高分解能の降雨レーダー、地球観測衛星の合成開口レーダー(SAR)などで利用されている。関連日記:2024.07.02の日記 「H3」ロケット こちら関連サイト:H3ロケットの成長はまだ続く こちら3回連続で打ち上げに成功し、ようやく開発が軌道に乗ってきた日本の次世代主力ロケット「H3」。試験運用は2号機までで終了しているが、機体は開発の途上にあり、さらなる成長が計画されている。新開発の主エンジン「LE9」は、現在の主力ロケット「H2A」の主エンジンよりパワーが大きい。さらに部品数が減って構造が単純化し低コスト化につながった。ただ、初号機に2基搭載したLE9は、打ち上げ時に多少の振動が生じていた。そこで2号機は従来型と改良型を1基ずつ搭載。効果が確認されたため、3、4号機は改良型を2基搭載し、打ち上げを成功させた。さらに宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、改良型よりも振動などへの対策についての効果を高めたLE9の開発を急ぐ。
2024.11.04
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アストロスケール、デブリ除去技術実証衛星「ELSA-d」で模擬デブリの再捕獲に成功2021年8月26日– 持続可能な宇宙環境を目指し、スペースデブリ(以下、宇宙ごみ、デブリ)除去サービスを含む軌道上サービスに取り組む株式会社アストロスケールホールディングスは、日本時間8月25日深夜に行われたデブリ除去技術実証衛星「ELSA-d (エルサディー、End-of-Life Services by Astroscale – demonstrationの略)」の実証において、捕獲機(サービサー)が磁石を活用した捕獲機構を用いて、模擬デブリ(クライアント)の捕獲実証に成功したことをお知らせします。デブリ除去を含む軌道上サービスを提供する上での大きな課題は、対象となる物体の捕獲です。今回の実証結果により、捕獲対象物体として運用を終了するなど機能停止した衛星を、サービサーが捕獲できることが証明されました。引用サイト:こちら商業デブリ除去実証衛星『ADRAS-J』ADRAS-J(Active Debris Removal by Astroscale-Japan)ミッションは、軌道に存在する実際のデブリへの安全な接近を行い、デブリの状況を明確に調査する世界初の試みです。これはデブリ除去を含む軌道上サービスにおいて不可欠な要素であり、本ミッションでは、捕獲・軌道離脱を除くすべてのRPO(ランデブ・近傍運用)過程を実証します。引用サイト:こちら同上 動画 こちらアストロスケール ホームページ こちら関連サイト:スペースデブリの脅威 こちら関連日記:2022.08.10の日記 宇宙ゴミ こちら
2024.11.03
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↑宇宙のゴミをリサイクル(画像提供/シエラスペース)© GetNavi web現在、ISSで出たゴミは地球に帰還する宇宙船に積み込み、大気圏で燃え尽きることで処理します。しかし、月探査や火星探査など、より遠い場所での活動ではこの手法を用いることはできません。宇宙開発企業のシエラスペース(Sierra Space)が開発したマシン(上の画像)は、宇宙での活動で出たゴミをタイルのような形状に圧縮することができます。ゴミからほぼすべての水分を抽出しリサイクルすることができ、汚染物質も除去してくれます。圧縮されたゴミは、宇宙船を放射線から防ぐ追加の遮蔽物として利用することも可能。引用サイト:こちら
2024.11.03
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【ライブ配信】H2Aロケット49号機 打ち上げ こちら関連サイト:H2A49号機、まもなく打ち上げ 日本の名作ロケット、引退まであと2機 こちらH2Aロケット49号機、打ち上げ成功 情報収集衛星レーダー8号機を分離 産経新聞 こちら26日午後2時24分20秒に種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げられた日本の主力大型ロケット「H2A」49号機は、搭載する国の情報収集衛星レーダー8号機を予定通り分離できたと確認され、打ち上げは成功した。H2Aの打ち上げ成功は49機中48機で、成功率は97・95%となった。引用サイト:情報収集衛星「レーダ8号機」を搭載 延期 こちら関連サイト:情報収集衛星の概要 こちら関連サイト:「光学衛星」と「レーダー衛星」 こちら情報収集衛星は、内閣衛星情報センターが運用する衛星で、外交・防衛などの安全保障や、大規模災害への対応など、日本の危機管理のために必要な画像情報の収集を目的としている。その目的から「事実上の偵察衛星」とも呼ばれる。 1998年の北朝鮮による「テポドン」ミサイルの発射を受けて導入が決定され、2001年に内閣衛星情報センターが設立された。そして、2003年から衛星の打ち上げが始まり、これまでに実証機や運用を終了したものを含めると18機が打ち上げられている(打ち上げに失敗したものを含めると20機)。 情報収集衛星は、「光学衛星」と「レーダー衛星」の2種類から構成される。光学衛星は、光学センサー(デジタルカメラ)を使って地表を撮影する衛星で、地表を細かく見られるものの、夜間や雲があるときには観測ができない。 一方レーダー衛星は、合成開口レーダー(SAR)という装置で、電波を使って撮影する衛星で、あまり細かいものを見ることはできないものの、夜間や雲があっても観測できるという特長がある。光学衛星とレーダー衛星を組み合わせて運用することで、日本周辺をはじめ、世界各地の安定的、継続的な監視、観測を行えるようになっている。 現在の方針では、光学衛星とレーダー衛星それぞれ2機ずつの計4機体制で運用することになっており、これにより地球上のあらゆる地点を1日1回以上撮影することができる。4機体制は2013年4月に確立され、現在は、設計寿命を超えて稼動している衛星や予備機を含めると、光学衛星が4機、レーダー衛星は5機が運用されている。 また2020年には、情報収集衛星と地上局の間で通信を中継するための「データ中継衛星1号機」が打ち上げられている。同衛星を使うことで、光学衛星やレーダー衛星が撮影した画像が地上に届くまでにかかる時間を短縮し、即時性を向上させることが可能になった。関連日記:2024.07.02の日記 「H3」打ち上げに成功。レーダー衛星「だいち4号」軌道投入 こちら関連日記:2024.02.17の日記 H3ロケット打ち上げ成功 こちら関連日記:2024.02.16の日記 H3ロケット打ち上げ再挑戦 こちら関連日記:2023.03.03の日記 H3ロケット打ち上げ報道 こちら
2024.09.26
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2003.09.18の日記 こちら引用サイト:こちら彦名小景:秋よ、来い!0917「全然真夏ですね」 山陰両県で厳しい残暑に猛暑日となる地点も引用サイト:こちら
2024.09.18
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ロックーン(英:Rockoon)とは気球による空中発射ロケットである。名称は rocket と balloon に由来する。主に観測ロケットや技術試験ロケットの打ち上げ方式として用いられる。・・・・福島県の民間企業AstroXは気球を使い、高度20kmの成層圏からのロケット打ち上げを2028年度の実用化を目指している。同社は2022年12月10日にモデルロケットを使い、世界初の方位角制御を行うロックーン方式の打ち上げに成功している。引用サイト:Wikipedia情報 こちら日本海新聞 0907ネット散策:養父市 ホームページ こちら養父市は「国家戦略特区(農業特区)」に指定されています。 こちら区域方針1.対象区域兵庫県養父市2.目標高齢化の進展、耕作放棄地の増大等の課題を抱える中山間地域において、高齢者を積極的に活用するとともに民間事業者との連携による農業の構造改革を進めることにより、耕作放棄地の再生、農産物・食品の高付加価値化等の革新的農業を実践し、輸出も可能となる新たな農業のモデルを構築する。3.政策課題(1)耕作放棄地等の生産農地への再生(2)6次産業化による付加価値の高い新たな農産物・食品の開発(3)農業と観光・歴史文化の一体的な展開による地域振興4.事業に関する基本的事項(実施が見込まれる特定事業等及び関連する規制改革事項)<農業>・ 耕作放棄地等の再生【農業委員会、農業生産法人】・ 農産物・食品の高付加価値化の推進【農業生産法人、信用保証、農家レストラン】<歴史的建築物の活用>・ 交流者滞在型施設の整備【古民家等】関連日記:2024.09.15の日記 ルナテラス こちら
2024.09.15
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日テレNEWS NNN 日テレNEWS NNN© 日テレNEWS NNN日本の南の海上では対流活動が活発になっていて、台風11号だけでなく“台風の卵”ともいえる熱帯低気圧や、まとまりつつある雲がみられます。小笠原の南にある熱帯低気圧は、今後もあまり発達しない予想です。一方で、フィリピンの東にある雲は今後発達し、週後半には沖縄付近に進む可能性があります。週後半以降の天気に影響してくる可能性があります。9月は台風の発生数や日本への接近数が多い、まさに「台風シーズン」本番といえます。今後も最新の情報をこまめに確認するようにしてください。引用サイト:こちら海水温引用サイト:気象庁 こちら今夏の気温今夏、日本の平均気温が昨夏と並び1位タイ…過去30年の平均値よりも1・76度高く引用サイト:気象庁 こちら気象庁「今年の暑さは異常気象だった」引用サイト:こちら気象庁は、今日10日「エルニーニョ監視速報」を発表しました。それによると、エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態になっているとみられます。今後、秋にかけて平常の状態が続く可能性もありますが(40%)、ラニーニャ現象が発生する可能性の方がより高くなっているとのことです(60%)。ラニーニャ現象が発生すると猛暑となることが多いため注意が必要です。引用サイト:こちらエルニーニョ現象が日本の天候へ影響を及ぼすメカニズム エルニーニョ現象が発生すると、西太平洋熱帯域の海面水温が低下し、西太平洋熱帯域で積乱雲の活動が不活発となります。このため日本付近では、夏季は太平洋高気圧の張り出しが弱くなり、気温が低く、日照時間が少なくなる傾向があります。また、西日本日本海側では降水量が多くなる傾向があります。冬季は西高東低の気圧配置が弱まり、気温が高くなる傾向があります。ラニーニャ現象が日本の天候へ影響を及ぼすメカニズム ラニーニャ現象が発生すると、西太平洋熱帯域の海面水温が上昇し、西太平洋熱帯域で積乱雲の活動が活発となります。このため日本付近では、夏季は太平洋高気圧が北に張り出しやすくなり、気温が高くなる傾向があります。沖縄・奄美では南から湿った気流の影響を受けやすくなり、降水量が多くなる傾向があります。冬季は西高東低の気圧配置が強まり、気温が低くなる傾向があります。インド洋熱帯域の海洋変動が日本の天候へ影響を及ぼすメカニズム 夏季にインド洋熱帯域で海面水温が高いと、インド洋全域で海面気圧が低めになり、赤道に沿って西太平洋まで低気圧場が伸張してくる傾向が見られます。このときフィリピンのミンダナオ島東方では、低気圧場に向かって吹く北東風偏差が発生、フィリピン付近を中心に下降流となり、積乱雲の活動が不活発になります。日本付近では太平洋高気圧の北への張り出しが弱くなり、北日本を中心に多雨・寡照となる傾向があり、沖縄・奄美では高温となる傾向が見られます。 インド洋熱帯域の海面水温は、エルニーニョ/ラニーニャ現象が発生すると、エルニーニョ監視海域の海面水温の変動に遅れて変動する傾向があります。このことから、エルニーニョ現象終息後の夏季に、北日本を中心に多雨・寡照、沖縄・奄美で高温となることがあります。また、ラニーニャ現象終了後の夏季に、その逆の傾向が現れますが、インド洋の海面水温が高い場合ほど顕著ではありません。引用サイト:こちら日本海新聞 0903
2024.09.02
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みなさんは、海で泳いでいて、知らぬ間に沖に流されてしまった経験はありませんか。これは「離岸流」と呼ばれる、目では見えにくい潮の流れが原因なんです。離岸流とは、海岸に打ち寄せた波が沖に戻ろうとする時に発生する強い流れのこと。波は沖から海岸へ打ち寄せますが、海水はどんどん岸に貯まるので、どこかから沖に戻ろうとします。この時、岸から沖の方へ向かって一方的に流れる速い流れのことを離岸流(リップカレント)と呼びます。・速さ最大で1秒間に2mほど。人の早歩きと同じ位の速さですが、水中だと速く感じられ水泳選手でも逆らっては泳げないとされています。・長さ通常数10m〜数100m程度。岸から離れると流速は弱まります。・幅は、10〜30m程度とあまり広くはありません。・発生期間一旦発生した後、1ケ月近く同じ場所で発生し続けることもある一方、発生から2時間後には位置を変えることもあります。離岸流に流されると、知らず知らずのうちに沖まで流されてしまうことがあるので、注意が必要です。では、実際に流されてしまったら、どうしたらよいのでしょうか。流されたら岸と平行に泳げ!【1】慌てず落ち着く。可能であれば、まわりの人に流されていることを知らせる。【2】無理に岸に戻ろうとせず、岸と平行に泳ぐ【3】沖向きの流れを感じなくなったら、岸に向かって泳ぐ。泳ぎに自信のない方は、無理に泳ごうとせず浮くことに専念する。引用サイト:ウェザーニューズ こちら関連サイト:動画 こちら
2024.08.17
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引用サイト:こちら関連サイト:北米襲うヒートドーム現象の恐怖 こちら関連サイト:2023年異常な暑さ こちらヒートアイランド 関連日記:2023.11.23の日記 こちら地球温暖化引用サイト:こちら
2024.07.14
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日本海新聞 0707ちょっと寄り道:七夕飾り こちら
2024.07.07
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月1日、次期主力ロケット「H3」の試験3号機の打ち上げに成功した。YouTubeのJAXA公式チャンネルで行った生配信は、お昼時ということもあってか、一時7万2000人以上が視聴した。 打ち上げから1分57秒後、ブースターの「SRB-3」を切り離したH3試験3号機は、その後も第1段エンジンの分離、第2段エンジンの燃焼と順調に推移。予定通り、打ち上げからおよそ16分後に先進レーダー衛星「だいち4号」(ALOS-4)の切り離しが確認された。 だいち4号は、「だいち2号」の後継機となる、Lバンド合成開口レーダー搭載の“先進レーダー衛星”。新たに採用したデジタル・ビーム・フォーミング技術により、だいち2号の高い空間分解能(3m)を維持しつつ、観測幅を4倍(200km)に拡大する。引用サイト:ITmedia NEWSこちら関連サイト:H3ロケット3号機打ち上げ 失敗乗り越え見学者も号泣 こちらレーダー衛星「だいち4号」(ALOS-4)地殻・地盤変動の監視レーダ衛星は、異なる時期に観測した2つのデータの違いを調べることで、火山活動や地震などによって、地殻や地盤がどれだけ動いたかを数cmの精度で測定することができます。例えば、火山を継続観測することにより、地表の変位から地下のマグマだまりの位置や動きを推定できるので火山活動の把握に役立ちます。先進レーダ衛星は、同じ軌道を飛ぶ「だいち2号」が観測したデータと比較して違いを調べることもできます。「だいち2号」で、日本全土のすべての活火山を観測しようとすると、1火山あたり年4回程度しか観測することができず、より頻繁な観測は火山活動が活発化した後にならざるを得ませんでした。先進レーダ衛星は、活火山の観測頻度を2週間に1回に向上させることで、防災関係機関が、火山活動、地盤沈下、地すべりなどの異変を、早期に発見して、国民に注意喚起を行えるようにします。また、図1に示す通り高い分解能を維持しつつ、観測幅が50kmから200kmに飛躍的に拡大するので大規模地震や複数の火山噴火など、被災地が広範囲にわたる場合でも一度に観測できるようになります。防災以外の利用(例:森林管理)全陸域面積の3割を占める世界の森林の減少は、温室効果ガスの増加に深く関わるため、森林保全や状況把握が重視されています。国際協力機構(JICA)と共同開発中の熱帯林早期警戒システム(JJ-FAST)は、「だいち2号」観測データを用いて世界約77か国における数ヘクタール以上の熱帯林の伐採地の検出が可能です。しかし、小規模な伐採地も多く、より詳細により頻繁に観測したいとの要望があります。先進レーダ衛星は、「だいち2号」に比べ、5倍の細かさで高頻度に観測するので、これまで監視できなかった小規模伐採地の検出が可能になります。引用サイト:こちら関連サイト:「だいち4号」(ALOS-4)とは こちら関連日記:2024.02.16の日記 こちら関連日記:2023.03.03の日記 こちら関連日記:2022.06.12の日記 こちら追記 1008先進レーダ衛星「だいち4号」が静止衛星との間で光衛星間通信に成功 こちら宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2024年10月8日付で、初期機能確認運用中の先進レーダ衛星「だいち4号(ALOS-4)」が、静止軌道上の「光データ中継衛星」との間で波長1.5μmのレーザー光を用いた通信速度1.8Gbpsの光衛星間通信に成功したと発表しました。「だいち4号」は2014年5月に打ち上げられた陸域観測技術衛星2号「だいち2号(ALOS-2)」の後継機として開発されたJAXAの地球観測衛星で、2024年7月1日に「H3」ロケット3号機で打ち上げられました。「だいち4号」には「だいち2号」から能力が向上したLバンド合成開口レーダー(SAR)「PALSAR-3」と、船舶自動識別装置(AIS)の信号を受信して船舶情報を取得する船舶自動識別信号受信器「SPAISE3」の他に、静止軌道上の衛星と光衛星間通信を行うための低軌道衛星用光ターミナル「OLLCT」が搭載されています。光ターミナルはJAXAが開発を進めている光衛星間通信システム「LUCAS」で使用される送受信機で、「光データ中継衛星」にも静止衛星用光ターミナル「OGLCT」が搭載されています。発表によると、JAXAは2024年8月20日から約4万km離れている「光データ通信衛星」と「だいち4号」の間で相互の捕捉・追尾を確立し、「だいち4号」へのコマンド送信および「だいち4号」からのテレメトリ取得に成功しました。1.5μmの波長帯における通信速度1.8Gbpsでの静止軌道-低軌道間の光衛星間通信に成功したのは世界初とされています。今回実証された通信速度1.8Gbpsは、前世代のデータ中継技術衛星「こだま」(DRTS、2002年9月打ち上げ・2017年8月運用終了)の伝送速度240Mbpsから7.5倍に向上しています。また、1.5μmの波長帯は地上の光ファイバー通信網でも用いられる汎用的かつ高い性能を有する波長であることから、今後は宇宙での利用が見込まれるといいます。JAXAによると、地球を周回している低軌道衛星と地上局の間では一般的な1日あたりの通信時間が約1時間に限られるところ、静止衛星で中継するLUCASでは約9時間と大幅に増加します。地上局とは直接通信できない場所で取得したデータをリアルタイムで伝送したり、緊急時にLUCAS経由でコマンドを送信して迅速に画像を取得したりできるといったメリットがあるといいます。
2024.07.02
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寒気を伴った気圧の谷が接近 大気不安定になり急な雷雨のおそれ© ウェザーニュース日本海を進む低気圧は北海道の北へ進み、そこからのびるシアーラインと呼ばれる前線のようなラインが今夜にかけて北日本を通過します。北海道では午前中から、午後には東北地方の日本海側や北陸にも雨雲がかかり、本降りの雨となる所が多くなる予想です。低気圧に向かって地上付近では暖かく湿った空気が流れ込んでいて、寒気が接近中の上空との気温差が大きくなり、大気の状態が不安定になります。特にシアーラインの近傍では積乱雲が発達しやすく、落雷や突風・降ひょうなどを伴うおそれがあり、注意が必要です。引用サイト:こちら関連サイト:シアーラインとは こちら風向・風速(どちらか一方でも良い)が急に変化しているところを結んだ線を「シアーライン」と呼びます。積乱雲に伴って発生するシアーラインでは、積乱雲から吹き出す風と積乱雲周辺の風が線状にぶつかり合っています。
2024.06.17
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ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の近赤外線カメラで撮影した土星と環。ディオネ、エンケラドゥス、テティスの3つの衛星が鮮明に写っている=NASA提供//ハンギョレ新聞社© ハンギョレ新聞 提供 太陽系で最も派手な土星の環が、2025年春からしばらくの間消える。本当に消えるのではなく、私たちの視野に入らなくなる。土星の環の直線の傾きが地球の目の高さと正確に一致するためだ。 土星の赤道面を囲んでいる環は厚さが非常に薄い。最も薄いところは10メートルほどしかない。したがって、環と同じ目の高さでみると、環が紙のように薄くなり、目立たなくなる。 大きく7本に分かれている土星の環は、現在の地球からみると9度傾いている。しかし、2025年になると、直線の傾きがほぼ0度になる。環を目の高さでみることになるわけだ。この時に環を地球からみると一直線の形になるため、識別するのは難しい。地球と土星は、およそ15年ごとに、このような位置関係に近づくことになる。2023~2025年の間に地球からみた土星の環が次第に薄くなっていく様子を表現した図=NASA提供//ハンギョレ新聞社© ハンギョレ新聞 提供引用サイト:こちら
2024.06.06
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月の内部の「カンラン石」を分析し地球のものと比較できれば、月は、地球に別の天体が衝突して一部が飛び散ってできたとする現在有力な説を裏付けることにもつながり、月の起源を探る上で重要な手がかりとなると期待されています。引用サイト:こちら月の発生起源 仮説 ジャイアント・インパクト説 こちら関連サイト:もっと知りたい月 こちら関連日記:2024.01.25の日記 slim こちら関連サイト:「地球」の8割を占めるのに“見るのが困難”な石「かんらん岩」 こちら関連サイト:北海道にある高純度な「かんらん岩」 こちらちょっと寄り道:関連日記:2023.03.29の日記 「地球の中身」の研究 こちら関連日記:2024.06.02の日記 1億年生き続ける微生物 こちら
2024.06.04
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中国国家航天局(CNSA)は2日、無人月面探査機が月の裏側への着陸に成功したと発表した。CNSAによると、「嫦娥6号」は2日午前6時23分(日本時間午前7時23分)ごろ、月の裏側の南極エイトケン盆地に着陸したという。嫦娥6号は5月3日に打ち上げられた。月の裏側の貴重な岩石や土を持ち帰る計画で、この地域の調査ミッションとしては世界初となる。月の南極にある巨大なクレーターから、月最古の岩石を採取できる可能性がある。月の裏側に到達した宇宙船と通信するのは非常に難しいため、着陸にはリスクが伴う。中国は、2019年に「嫦娥4号」を月の裏側に着陸させ、この偉業を達成した唯一の国となっている。嫦娥6号は海南省の文昌衛星発射場から打ち上げられた後、着陸のために月の周りを旋回していた。その後、着陸船が周回機から切り離され、地球からは決して見られない裏側に着陸した。国営新華社通信によると、嫦娥6号は降下中、自律視覚障害物回避システムを使って障害物を自動的に検知したほか、可視光カメラが月面の明るさと暗さに基づき、比較的安全な着陸エリアを選択したと、CNSAが説明した。着陸船は安全な着陸エリアの上空約100メートルで滞空し、レーザー3Dスキャナーを使用してゆっくりと垂直降下したという。また、この作業は通信中継人工衛星「鵲橋2号」が支援したと、CNSAは述べた。中国の国営メディアは、着陸成功は「歴史的な瞬間」だと説明。2日早朝、嫦娥6号が月面に着陸したとき、「北京の航空宇宙飛行管制センターでは拍手が沸き起こった」と報じた。3日間かけて採取着陸船は最大3日間かけて地表から物質を採取する予定で、CNSAは「多くの技術革新、高いリスク、大きな困難」を伴う作業だとしている。引用サイト:BBC こちら動画:中国探査機、月裏側で世界初の試料採取 離陸にも成功 こちら2024年6月4日 15時07分 中国の国営メディアは4日、中国の無人の月面探査機が、月の裏側で岩石などのサンプルの採取を終え、月面を離陸したと伝えました。地球に持ち帰ることに成功すれば世界で初めてとなります。国営の中国中央テレビによりますと、先月初めに打ち上げられた中国の無人の月面探査機「嫦娥(じょうが)6号」は2日、月の裏側への着陸に成功しました。そのあと、中継用の衛星を通して地球との通信を続け、2日間かけて、月の裏側の複数の地点で、表面や地中から土壌や岩石のサンプルを採取したということです。引用サイト:こちら探査機「嫦娥4号」が撮影した月の地形と探査車「玉兔2号」写真:中国国家航天局(CNSA) / Techniques Spatiale中国当局は、2019年1月に人類史上初めて月の裏側に着陸した探査機「嫦娥4号」および探査車「玉兔2号」が撮影した写真を新たに一般公開した。今回のミッションで撮影された月の画像の中で最も解像度の高い画像であり、玉兔2号が撮影したパノラマ写真も含まれている。引用サイト:こちら関連動画:NASA こちら関連動画:かぐや こちら追記 0625“月の裏からサンプル” 中国の無人月面探査機カプセルが帰還中国政府は、今後、2026年ごろに「嫦娥7号」、2028年ごろに「嫦娥8号」をそれぞれ打ち上げ、さらに月探査を進める計画です。そして2030年までに中国人宇宙飛行士による有人での月面着陸を目指すほか2035年までに月面に科学実験や資源開発を行う研究ステーションを整備するとしています。加速する中国の宇宙開発中国は、2030年までに世界の宇宙開発をリードする「宇宙強国」を目指すという目標を掲げ、月の探査計画以外にもさまざまな分野で開発を加速させています。・・・・月をめぐる各国の競争が激しくなる一方、月の資源に関する国際的なルールは、事実上、確立していません。宇宙の利用に関する初めてのルールとして、1967年に発効した「宇宙条約」は日本やアメリカ、中国、ロシアなど主要な国を含め、締約国は110か国以上に上ります。宇宙条約では、すべての国が自由に宇宙空間を探査できることを認め、特定の国が月などの天体や宇宙空間を自国の領土とすることを明確に禁じています。一方、宇宙における資源開発についての明確な規定はありません。また、1979年に採択された「月協定」は、月の資源は人類の共同の財産で国や企業、個人の所有物にはならないと定めていますが、日本やアメリカ、それに中国やロシアなど宇宙開発を進めている主要な国は参加していません。国内の法律で定める動きこうした中、宇宙空間で企業が採取した資源の扱いに関して、国内の法律で定めようという動きが相次いでいます。アメリカは2015年、民間企業が宇宙空間で採取した資源をその企業の所有物として認める法律を定め、その後、ルクセンブルクやUAE=アラブ首長国連邦も同じ趣旨の法律を作っています。日本でも2021年に「宇宙資源法」が成立し、一定の条件のもと、企業が採取した資源がその企業の所有物となることを認めています。また国連の委員会の中では新たな国際ルールを定めようという議論が始まっています。月の開発競争 各国は月を舞台にした各国や企業の開発競争はここ数年、激しさを増しています。去年、インドは、無人の月面探査機「チャンドラヤーン3号」の月への着陸に成功し、月面への無人探査機の着陸に成功した国としては、旧ソビエト、アメリカ、それに中国に次いで世界で4か国目となりました。また日本もことし1月、無人探査機「SLIM」の月面着陸に成功し、インドに次いで5か国目となりました。一方で、ロシアは去年、無人の月面探査機「ルナ25号」で、旧ソビエト以来およそ半世紀ぶりとなる月面着陸を目指しましたが、通信が途絶え、成功していません。民間企業ではことし2月、アメリカの宇宙開発企業「インテュイティブ・マシンズ」が無人の月着陸船の月面着陸に成功し、民間企業としては世界で初めてとなりました。月面着陸をめぐっては、日本の企業やアメリカの別の企業も着陸船の開発を進めています。月の南極付近には、水が氷の状態で存在している可能性が指摘されていて、各国は将来、飲み水や燃料として利用できるかに高い関心を示していて、今後も競争が続く見込みです。引用サイト:NHK こちら
2024.06.04
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日本海新聞 0516関連日記:2023.08.14の日記 キキクル こちら
2024.05.27
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初となる発見©The Daily Digest 提供天文学者チームの一員でカリフォルニア大学サンタクルーズ校のブラント・ロバートソン教授は「ビッグバンからわずか 3億5000万年後の銀河の姿をとらえたのはこれが初めてです。そして、その驚くべき距離についても確証があります」とコメント引用サイト:Zeleb.es こちら
2024.05.27
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台風1号発生へ 沖縄に影響今日24日午後3時現在、フィリピン付近で熱帯低気圧の雲がまとまりつつあります。この熱帯低気圧は、今後発達し、24時間以内に台風になる見通しです。勢力を強めながら北上し、28日(火)には強い勢力で暴風域を伴いながら沖縄の南に達する予想です。沖縄では28日(火)から29日(水)ごろにかけて土砂降りの雨が降り、風速25メートル以上の暴風となる所もありそうです。また、海上では波が高くなるでしょう。沖縄では前線の影響で降り始めからの降水量が500ミリを超え、すでに大雨となっている所もあります。最新の気象情報を確認し、台風の接近前に、屋外の飛ばされやすいものを片付けるなど、備えを進めてください。・・・・今後発生する台風は29日(水)には日本の南まで進み、暖かく湿った空気が前線に向かって流れ込む影響で、西日本や東日本でも局地的にザーザー降りの雨となりそうです。暖かく湿った空気の流れ込みの程度によっては、警報級の大雨となる可能性があり、注意が必要です。側溝や雨どいの掃除をしておくと水はけがよくなります。雨が降る前、週末のうちに備えを進めておいてください。また、週末お休みの職場などでは、今日のうちに雨への備えをしておいた方が良さそうです。引用サイト:こちら
2024.05.24
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5月11日、日本の大山町で9本の謎の光の柱が撮影され、住民たちはそれがUFOではないかと信じました。・・・・元々の投稿は、XネットワークのMaashiiアカウントによって行われ、1200万人以上にリーチしました。写真は鳥取県大山町の美佳港の上空で撮影されました。「自宅の前の夜空を見上げると、空にいくつかの光の筋が見えました」とMaashiiは述べました。実際には、その光は美佳港の船からの反射です。光の柱は低温によって形成される氷の結晶が光を反射することでできるのです。この現象は午後10時頃に発生しました。引用サイト:こちら関連日記:2024.05.13の日記 こちら
2024.05.24
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インドでわずか約6900年前にできた「天体衝突クレーター」発見© Forbes JAPAN 提供インド北西部のカッチ地方にある円形の凹地は長年、科学者の興味を引きつけている。隕石衝突クレーターの残骸が風化を受けたものと推測されていたこの凹地は、周囲の岩石に天体衝突の変成作用で形成される特徴的な鉱物が含まれていることが、最新の地球化学的分析によって明らかになったと、米航空宇宙局(NASA)のウェブサイトEarth Observatoryに掲載されているリンジー・ドーマンのブログ記事に記されている。・・・・サンプルの岩石や堆積物から、地球の自然環境ではめったに見られない鉱物をいくつか検出した。これらの希少鉱物は、隕石が地面に衝突する際に生じる超高温高圧下で形成される。さらに研究チームは、異常に高いイリジウムの濃度を測定した。金属元素イリジウムは、地球の外側の岩石層にはほとんど存在しない一方、鉄隕石に広く含有されている。・・・・地球にはこれまでに無数の隕石が衝突し、地球の歴史を形作ってきた。地球にある(金などの)重元素の大部分や、現在知られている生命の原材料物質も恐らく、隕石によって運ばれてきた可能性が高い。さらには、非常に大型の隕石の衝突が、恐竜絶滅の引き金になった可能性もある。だが、現在でもまだ視認可能な衝突クレーターの数は極めて少ない。その理由は、天体衝突の痕跡の大半が、浸食作用とプレートテクトニクスによってずっと以前に消滅したからだ。「地球衝突データベース」には、天体衝突で形成されたことが確認されているクレーターが全世界で200個弱登録されている。引用サイト:こちらちょっと道草:イリジウムイリジウム(英語: iridium [ɨˈrɪdiəm])は、原子番号77の元素で、元素記号は Irである。遷移元素かつ白金族元素に分類される元素の1つで、単体では白金(プラチナ)に似た金属光沢を有する。名称「イリジウム」という名は、その塩類が、虹のように様々な色調を示す事から、ギリシャ神話の虹の女神イリスにちなんで名付けられた。所在地球の地殻イリジウムは白金の精錬時に得られる副産物として採取されている。このためプラチナの生産量に、イリジウムの生産量も依存する。ただ、地球の地殻中での濃度は0.001 ppm(1 ppb)に過ぎず、イリジウムの1年間の採掘量は、4トン程度と少ない。このため、レアメタル(希少金属)として扱われている。なお地殻中でも偏在が見られ、イリジウムの産出量の95パーセントを南アフリカ共和国が占めており、南アフリカ共和国のブッシュフェルトの埋蔵量は、現在知られている中で最大である。この他には、ロシアのノリリスクや、カナダのサドバリーでも採掘されており、僅かながらアメリカ合衆国でも発見されている。・・・・高温に曝されても酸化被膜が生成され難いため、飛行機や自動車エンジンの点火プラグの電極の材料として使用される。ロジウム(Rh)との合金は、IrRh熱電対温度計として 2100 ℃までの計測が可能である。引用サイト:Wikipedia情報 こちら関連日記:2024.04.28の日記 虹の女神イリス こちら
2024.05.16
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引用サイト:こちら「国際宇宙ステーション(ISS) きぼう」 観測のチャンス上の図は、今日14日の「きぼう」が見え始める時刻と最大仰角(最接近)時の方角です。午後7時33分前後から、広い範囲で観測のチャンスがあります。見え始めから見え終わりまでは5分程度です。明るい星のような光が、飛行機よりも速めのスピードで、流れて行くように見えます。望遠鏡などを使うと、視野が限定されてしまい、見逃す可能性がありますので、肉眼で探すと良いでしょう。スマートフォンなどで動画の撮影もオススメです。光がスーッと動いていく様子をとらえることもできます。引用サイト:tenki.jp こちら
2024.05.15
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太陽表面で大規模な爆発現象「太陽フレア」が発生したのを受け、世界各地でオーロラが観測された。北海道雄武町でも、夜空を赤く染めるオーロラが見られた。左下の明かりは同町の市街地=2024年5月11日午後8時43分、恵原弘太郎撮影© 朝日新聞社引用サイト:こちら通信衛星やGPSなどに影響のおそれも今月8日から10日までにあわせて6回発生している「太陽フレア」と呼ばれる太陽表面の巨大な爆発現象が新たに11日も発生しました。情報通信研究機構によりますと、大規模な「太陽フレア」が72時間で7回発生するのは観測史上初めてで、今後、数日にわたって通信衛星やGPSなどに影響が出るおそれがあり、注意を呼びかけています。引用サイト:こちら世界各地で「オーロラ」観測 日本でも確認 太陽フレア連続発生で こちら関連サイト:宇宙天気予報 こちら関連サイト:総務省検討会資料 こちら関連日記:2022.08.12の日記 こちら関連日記:2023.02.28の日記 こちら関連日記:2023.11.22の日記 こちら関連日記:2024.01.27の日記 こちら追記北緯40度でオーロラ、観測史上初、20年ぶりの強い磁気嵐–記録的だった「太陽フレア」「宇宙天気予報」を運営する情報通信研究機構(NICT)によると、日本時間5月8日午前10時41分~5月11日午後8時44分に発生したXクラス以上の「太陽フレア」は8回発生。Xクラス以上の太陽フレアが72時間で7回発生したのは「GOES」衛星の観測史上初という。最大規模は5月11日午前10時23分に発生したX5.8。NASAの太陽観測衛星「Solar Dynamics Observatory(SDO)」で観測された太陽。(左から)可視光、紫外線。今回の太陽フレアをもたらした黒点群は13663と13664(提供:NICT)© UchuBiz地磁気観測所による地磁気指数の暫定値(提供:NICT)© UchuBiz気象庁の地磁気観測所(茨城県石岡市柿岡)では、5月10日午後5時5分に急始型と呼ばれる地磁気嵐を観測。地磁気観測所では、地磁気変動の活動を表すものとして「K指数」を算出。K指数は2以下が「穏やか」、3と4が「やや乱れている」、5以上が「乱れている」。今回、地磁気観測所は上から2番目の「8」を4回観測。K指数が8を最後に観測したのは2005年8月であり、約19年ぶりとしている。地磁気嵐の発生に伴い、日本の上空では5月11日の日中に北緯37度から高緯度側、5月12日には全緯度帯で高度60~100kmの電離圏で電子密度が減少する「負相嵐(ネガディブストーム)」の発生も確認されている。負相嵐では、通常電離圏で反射されるはずの電波が周波数によって反射されないという現象が起きるといわれている。今回の大規模な太陽フレアは北緯40度付近の都市でもオーロラが観測されている。オーロラは通常北緯65度以上で観測される。引用サイト:こちら日本海新聞 0516
2024.05.13
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© ウェザーニュース5月11日(土)夜、島根県や鳥取県で夜空に輝く何本もの光の筋が出現しました。これは「光柱」と呼ばれる現象で、サンピラー(太陽柱)などと同じ原理で発生します。上空の氷の結晶が光を反射光柱は大気光学現象の一種です。大気光学現象とは、大気中の氷の粒が光の道筋を曲げることで、虹色の光が見えたり、特徴的な光の筋や環が見えたりする現象です。光柱の場合、雲に含まれる氷の結晶の平面で光が反射して進行方向が曲げられています。このとき、氷の結晶が水平よりも少し揺らいだ状態で浮かんでいると、このように筋状の光に見えるといわれます。今回見えている光柱は、沿岸で操業する漁船などの明かりが反射して出現したものとみられます。漁火光柱(いさりびこうちゅう)とも呼ばれます。引用サイト:こちら
2024.05.13
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帰還直後に重力を感じたエピソードとして「足がむくんでじんじんしていた」と明かした。このほかにも「シャワーを浴びた際に水が下に落ちて湯船に溜まるのが新鮮だった。無重力では四方八方に飛び散ってしまう」と述べた。加えて「宇宙ではモノを仮置きするときに、そっと離すと机に置くのと同様にとどまるが、地上で同じことをすると落ちてしまう。大切なモノは『持ったね?持ったね?』と確認するようにしていたが、落としても大丈夫な紙などは帰還直後はよく落としてしまっていた」と明かした。JAXAの古川聡宇宙飛行士© UchuBiz引用サイト:UchuBiz こちら
2024.05.03
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日本海新聞 0414関連日記:2022.11.08の日記 蒸気霧 こちら関連日記:2023.05.04の日記 だるま朝日 こちら
2024.04.15
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日本海新聞 03.20アルテミス計画アルテミス計画とは、アポロ計画以来、約半世紀ぶりに人類を月面に送り込み、月での持続的な人類活動の構築を目指すものだ。また、月の周回軌道には有人の中継宇宙ステーション「ゲートウェイ」を建設するほか、月を足がかりに、2030年には人類を火星に送る壮大なプロジェクトとなる。アルテミスという名称は、ギリシャ神話でアポロの双子とされる月の女神に由来する。アルテミス計画の目的各ミッションのスケジュール(当初の計画より遅延も)アルテミスⅠ:無人の月周回試験飛行(2022年11月~12月に成功)アルテミスⅡ:有人の月周回試験飛行(2025年9月予定)アルテミスⅢ:女性初の月面着陸(2026年9月予定)アルテミスⅣ:ゲートウェイ組立拡充(2028年予定)アルテミスⅤ:月面探査車による月面活動拡充(2029年予定)背景にある宇宙を巡る国際競争「アルテミス合意」と国際ルールメイキング日本の技術と産業界への期待引用サイト:こちらWikipedia情報 こちら
2024.03.29
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記者会見では、発射後に何らかの異常が発生し、ロケットの「飛行中断システム」が爆破したという見方を明らかにした。「リフトオフすると飛行経路や各部の正常/異常をコンピュータが判断する。逸脱する場合には落下しても安全な場所で中断する」仕組みだという。 結果としてミッションは完遂できなかった。しかし豊田社長は「スペースワンとしては“失敗”という言葉は使いません。全ては今後の挑戦の糧。会社の文化です」と話す。そして「2020年代半ばまでに年間20機の打ち上げ」という目標を変えるつもりは「全くない」としている。 会見に登壇した東京大学の中須賀真一教授(大学院 工学系研究科)は「素早くリカバリーして、時間をかけず次の打ち上げにつなげてほしい。今回は大きな痛手を負ったが、ここから立ち直るスピード感を、この機会を利用して鍛えていただきたい」とエールを送った。 スペースワンは研究機関ではなく、株主や顧客がいる営利企業だ。現在は投資フェーズにあるが、なるべく早く結果を出す必要がある。事実、今回の件で主要株主であるキヤノン電子などは株価を下げた。 また世界中で宇宙産業の“官から民へ”という動きが加速する中、スペースワンは「契約から打ち上げまで世界最短」「世界最高の打ち上げ頻度の宇宙輸送サービス」を打ち出している。“スピード感”は、自社のサービスの特徴であり、他社と競争を有利にする重要な要素だ。 そもそもカイロスという機体名は、ギリシャ神話に登場する時間の神「カイロス」から拝借したもの。そこには「時間を味方に付けて市場を制する」という強い意志を込めたという。失敗を「糧」と言い換え、目標を変えない姿勢からも、早期の事業化に向けた同社の強い意志が垣間見える。 今後は、射場や破片の調査や飛行データの解析などを通じて原因究明を急ぐ。すでに豊田社長をトップとする対策本部を立ち上げた。「原因が明確になれば、可能な限り早く対応(=次の打ち上げ)したい。今回の結果を糧にして、事業化を加速していく」(豊田社長)。引用サイト:itmedia.co こちら関連日記:2024.03.12の日記 こちら
2024.03.14
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打ち上げが明日に予定されている、国内初の民間小型ロケット「カイロス」は、運営会社のスペースワン株式会社によりますと、1日前天候判断の結果、明日の打ち上げが可能であるということになりました。打ち上げ時刻は午前11時1分12秒の予定です。明日は、串本町田原のロケット発射場スペースポート紀伊周辺で交通規制が行われ、串本町と那智勝浦町に設けられる見学場の前後1キロメートルは駐停車禁止、その先2キロメートルは駐車禁止となります。また、見学場の入場チケットの再販売は行っていません。チケットをお持ちでない人は、無料のWEB配信のほか、サテライト会場となっている阪和自動車道下り紀ノ川サービスエリアなどの無料パブリックビューイングをご利用ください。引用サイト:テレビ和歌山 こちらライブ配信 こちら【LIVE配信】ロケットが上空で爆発!「カイロス」午前11時打ち上げの直後に上空に煙 数秒で爆発、火花散らして落下 「カイロス」打ち上げ失敗打ち上げ後に爆発した小型ロケット「カイロス」初号機。機体は火花を散らしながら周辺の山林へ落下していった=2024年3月13日午前11時1分、和歌山県串本町、朝日放送テレビヘリから、遠藤真梨撮影© 朝日新聞社 宇宙ベンチャー「スペースワン」(東京)の小型ロケット「カイロス」初号機が13日午前11時1分ごろ、和歌山県串本町の発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げられましたが、機体は直後に爆発、炎上しました。 同日午後の記者会見で今回の打ち上げ失敗について問われたスペースワンの豊田正和社長は「我々としては失敗という言葉は使いません。新しい挑戦だととらえている」などと述べました。引用サイト:こちら
2024.03.12
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動画サイト:こちらイメージ打ち上らず。予定変更か関連サイト:午前11時1分打ち上げへ 民間ロケット「カイロス」 日本の宇宙開発の未来託す こちら 宇宙事業会社スペースワン ホームページ こちら民間小型ロケット「カイロス」初号機の打ち上げが延期となった経緯を説明するスペースワンの関係者(9日午後、和歌山県那智勝浦町で)=金沢修撮影© 読売新聞 宇宙関連の新興企業「スペースワン」(東京)は9日、同日午前の予定だった小型ロケット「カイロス」初号機の打ち上げを13日以降に延期すると発表した。延期の理由について、「海上警戒区域に船舶が残っていたため」と説明している。 カイロスは9日午前11時1分、和歌山県串本町の発射場から打ち上げられる予定だったが、直前に16分後の打ち上げに変更され、その後、日程の延期を決めていた。 県内のホテルで9日午後、報道陣の取材に応じた同社の関係者は「次こそはという思いで作業を進め、期待に沿えるよう全力を尽くしたい」と語った。 カイロスが搭載しているのは政府の小型人工衛星1基。高度約500キロ・メートルで地球を周回する軌道に投入する予定で、打ち上げから約50分後に切り離される計画。軌道投入に成功すれば、民間企業が単独で開発したロケットとして国内初となる。 同社は、2021年度中の打ち上げを予定していたが、コロナ禍やロシアのウクライナ侵略の影響で計4回延期していた。引用サイト:こちら
2024.03.09
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Image: ESO/M. Kornmesser / クエーサー「J059-4351」の想像図© ギズモード・ジャパン 提供オーストラリア国立大学(ANU)の研究チームは、チリにある欧州南天天文台(ESO)の超大型望遠鏡VLTを用いて太陽の500兆倍明るい天体を発見したと発表しました。今回見つかった天体(クエーサー)はJ0529-4351と呼ばれ、地球から120億光年以上先の宇宙で発見されました。クエーサーとは?→ブラックホールがエネルギー源の天体クエーサーは宇宙初期の天体で、超大質量ブラックホールをエネルギー源としているため宇宙のなかでも一際明るい光源であり、莫大なエネルギーも放出しています。J0529-4351(今回発見された天体)の中心にあるブラックホールは、1日で太陽1個分の質量を飲み込んで成長していることがわかっています。これはこれまで発見されたなかで、最も成長が早いブラックホールでした。そしてその質量はなんと太陽の170億倍以上…。もはや桁違いすぎてイメージがつきません。光の正体はブラックホールが吸い込んだガスとちりブラックホールが質量を飲み込む(ガスやちりを吸い込む)時に、その周辺には降着円盤と呼ばれる円盤がうまれます。その内部では物質同士の摩擦によって、温度が数十万度以上に上がります。そのため物質はプラズマ化してしまい、X線や可視光線などの電磁波を放出するようになります。それらが光り輝いてクエーサーの源となっているのです。J0529-4351は、直径7光年でそのサイズも宇宙最大規模でした。実は40年以上見逃されていたJ0529-4351は、1980年から実施されたシュミット望遠鏡による観測画像に写っていましたが、クエーサーとしては明るすぎるとして、40年以上銀河系内の恒星だと思われていました。今回の研究をまとめた論文の共同執筆者で、オーストラリア国立大学(ANU)の天文学者のクリストファー・オンケンはそれほど目立たないクエーサーがすでに約100万個も見つかっているのに、この天体が今日まで知られていないままだったのは驚きだ。文字どおり、これまで灯台下暗しだった。と語っています。引用サイト:ギズモード・ジャパン こちら
2024.03.07
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「H3ロケット」で打ち上げられたキヤノン電子の衛星、初ショット公開 撮影は「PowerShot S110」© ITmedia NEWS 引用サイト:こちらJAXA=宇宙航空研究開発機構は、きのう(25日)の夜、再び通信を確認した探査機「SLIM」が、復活後に撮影した月面の写真を公開しました。引用サイト:TBS NEWS こちら民間企業として初めて月面着陸に成功しました。「オデュッセウス(Odysseus)」と名付けられた着陸船が歴史的な快挙を遂げる道中で撮影した、宇宙から見た地球の息をのむほど美しい画像を見てみましょう。引用サイト:こちら壮大なオーロラをISSから撮影 こちら
2024.03.05
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引用サイト:ウェザーニュース こちら環天頂アークが現れる条件とは? こちら
2024.02.29
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25日の通信結果(JAXAの公式Xより)© ITmedia NEWS 月面着陸に成功した小型月着陸実証機「SLIM」が、14日間続いた極寒の夜を越え、2月25日に通信を再開した。JAXA(宇宙航空研究開発機構)が2月26日、SLIMのX公式アカウントで発表した。 25日に地上から送信したコマンドに対してSLIMから応答があり、通信機能を維持して夜を越えられたことが分かったという。 月面では14日間続く灼熱の昼と、14日間の極寒の夜が訪れる。月面の昼は110度、夜はマイナス170度になるとされ、SLIMの設計範囲を超えた非常に厳しい温度環境だ。 SLIMは1月20日に月面に着陸。一時、太陽電池による発電ができず運用を停止していたが、その後、通信を確立。着陸地点が日没を迎えたため1月31日運用を停止し、冬眠状態になっていた。 夜の極寒でSLIMの機能喪失も懸念されていたが、2月25日夜、無事に電波の送受に成功した。通信時、一部の機器の温度は最初から100度を超えていたため、通信は短時間で終了した。今後、温度が十分に下がったところで観測を再開できるように準備していくという。引用サイト:こちら関連サイト:こちら月面での越夜はなぜ「特別」なのか 月面での越夜はなぜそれほど特別なのか。これまでの月着陸機の事例と越夜について振り返ってみる。 月面の温度は昼に100度(摂氏、以下同)、夜に-170度といわれる。1972年のアポロ17号の観測で低温では、103K(およそ-170度)、高温で385K(およそ111度)だった。その後はNASAの月周回探査機「ルナー・リコネサンス・オービター」(LRO)が継続的に温度を測定しており、緯度によって温度に差があることもわかってきた。極域の環境では100Kを下回ることもあり、低温環境では表面温度が-180度や-220度に達することもあるようだ。 極端な温度差のため、月探査機の電子機器は熱によるひずみや歪みで損傷してしまうリスクがある。アポロ11号のミッション中には、電子機器のはんだ付け部分が熱で損傷して誤動作を引き起こしたという例がある。また宇宙機でも利用されているバッテリーのリチウムイオンは極端な低温では凍結してしまう。 月面で探査機が「1日以上」の時間を越えて活動するには、日中の放熱と夜間の保温の機能を備えた設計の上で、日中に太陽電池から得られるエネルギーを利用して活動し、夜間は活動を休止して機器を保護するというサイクルを繰り返すことになる。・・・・なぜ原子力電池なしで月の夜を乗り越えられたのか? RTGやRHUなどによるヒーターが使用できない場合、宇宙機の越夜の可能性は非常に厳しくなる。日本が過去に計画した「LUNAR-A」のように、地下に進入するミッションの場合は地下の断熱効果を利用できるが、発電機器は月面に残しておく必要がある。SLIMと同系統となるNASAのサーベイヤーミッションは、RTGを持たずに月面で越夜に成功したきわめて珍しいミッションだ。 サーベイヤー3号のミッションレポートによれば、RTGを持たない探査機はバッテリーを使った夜間のヒーターと、徹底して日中の熱流入、夜間の熱流出を抑える設計で乗り切っている。電子機器は2つの「コンパートメント」と呼ばれる断熱容器に収められ、各コンパートメントの上部にはラジエーターが取り付けられている。日中はラジエーターから熱を逃し、夜間はラジエーターを切り離して保温する。コンパートメント内には銀-亜鉛蓄電池を電源とするヒーターが取り付けられ、夜間は機器を温めていた。探査機の外側も多層断熱材で覆われている。 サーベイヤー探査機は総じてマジックを使っていたわけではなく、事前に月面の熱環境を想定してひたすら理論で探査機の設計を積み上げていくことで越夜を実現した。そもそも温度を含めた月面の環境を測定するためのミッションで、温度環境は完全にはわかっていないという厳しい条件でこれを実現している。それでも、着陸地点にあった岩が周辺の熱環境を左右していた、という「運」もあって探査機寿命の命運は別れたという。 SLIMは、サーベイヤー探査機の系譜に連なる、原子力電池を利用せずに越夜を実現した探査機ということになる。半世紀以上の月探査で、温度などの月面環境がより明らかになってきているという進歩はあるが、1月20日の着陸後まもなくリチウムイオンバッテリーを切り離しているため、夜間のヒーターの電源として利用できない制約もある。 将来は日本の深宇宙探査でもRTGなど多様な電源の利用を推進する声があり、それは宇宙探査の手段として向き合うべき課題だ。ただ、マジックではなく過酷な月面環境を読み切って探査機の設計に反映させたSLIMの実力は、今後続くインドと共同の「LUPEX」や将来に日本が参加する有人月探査にも活きてくるはずだ。引用サイト:こちら関連サイト:民間初の米月面着陸船が休眠状態に、夜明け後に通信再開トライへ こちら米宇宙企業インテュイティブ・マシンズは29日、半世紀ぶりの月面着陸を成功させた無人船「ノバC」(愛称オデッセウス)が電源消失のため休眠状態に入り、中核ミッションを終了したと発表した。写真はノバCが撮影した月面の様子。提供写真(2024年 ロイター)JAXA月探査機「SLIM」再び休眠状態に 次の運用挑戦は3月中旬以降JAXAによると、SLIMは通信機器の温度が十分下がってから観測を再開できるように準備を進め、日本時間2024年2月29日夜の運用ではMBCも起動したものの、越夜の影響によるものか正常に動作しませんでした。着陸地点は日本時間2024年3月1日3時すぎに日没を迎えたため、SLIMは再び休眠状態に入っています。月面の温度は昼間は約110℃、夜間は約マイナス170℃と温度差が激しく、電子機器等が故障する確率も上がるものの、JAXAはこれまでに取得したデータをもとにSLIMが再度夜を越してからとなる2024年3月下旬の運用機会に向けて調査を行うということです。引用サイト:こちらSLIM まとめ解説 NHK こちら24.04.20追記SLIM、2度目の“越夜”に成功 極寒に耐え、再び航法カメラの画像を送る28日午前11時ごろの投稿によると、「昨晩SLIMから応答があり、SLIMが2回目の越夜に成功したことを確認しました。昨晩はまだ太陽が高く機器が高温であることから急ぎ航法カメラによりいつもの風景の撮影などを短時間実施いたしました」という。 取得した機体データからは、一部の温度センサーや、既に使用していないバッテリーセルに不調が出始めていることも分かった。それでもJAXAは「1回目の越夜で確認した主要な機能は維持」しているとみている。 月面では灼熱の昼と極寒の夜が、地球時間の14日周期で訪れる。昼間は摂氏110度、夜はマイナス170度になるとされ、SLIMはもともと越夜を想定して作られてはいなかった。引用サイト:こちら24.04.24追記月探査機SLIM、またまたまた復活 3度目の「夜」越え、通信再開復活した探査機SLIMが送ってきた月面画像。これまでの画像と比べて全体的に明るい=JAXA提供© 朝日新聞社3月末に復活した際に探査機SLIMが送ってきた月面画像=JAXA提供 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は24日、「休眠」していた月探査機SLIM(スリム)との通信が再開したと明らかにした。マイナス170度の極寒の「月の夜」を生き延びる「越夜」に成功するのは、3月末に続き3回目。撮影した月面画像も送信してきた。 JAXAによると、SLIMが再起動したのは23日夜。前回は3月30日に休眠に入ったため、約3週間ぶりの復活となった。再起動したタイミングは、これまでで最も早い月齢だったため、太陽がほぼ真上から差し込んでいる。撮影した画像も全体的に明るく、影も非常に短いことが見てとれる。 月面では、太陽の光が当たる状態と当たらない状態が約2週間ずつあり、当たらないとマイナス170度ほどになる。SLIMは過酷な環境に耐えられる設計になっておらず、稼働できるのは数日と見込んでいたが、着陸から3カ月以上たっても探査を続けるたくましさを見せている。 一方、月面の岩石調査に使う特殊カメラは、2月末に復活して以降、正常に動いていない。電源は入るが、撮像ができていない状態だといい、プロジェクトチームが観測できないか試みるとみられる。引用サイト:こちら0430追記スタートラッカーで撮影した月面(出典:SLIM公式Xアカウント)© UchuBiz宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小型月着陸実証機(SLIM)は4月29日未明、再びの日没を迎え、休眠に入った。「3度目の越夜成功」からの復帰運用となった今回は、スタートラッカーによる北側斜面の撮影に挑んだ。・・・・スタートラッカーとは、宇宙を航行中の探査機の向きを、星の並び具合から精密に計測する装置だ。原理的にはカメラと同様の撮影が可能なことから、SLIMの公式Xアカウントいわく「裏コマンド」として運用に挑んだ。・・・・SORA-Qが撮影したSLIMの画像にはスタートラッカーが写っていた。つまり、スタートラッカーから撮影した今回の画像には、SORA-Qが写り込んでいる可能性があるという。なお、スタートラッカーはカメラとしての使用は想定されておらず「鮮明な画像を得るのは困難」とするものの、今後機会があれば違う設定での撮影にも挑むとしている。SLIMの太陽電池は、5月中旬〜下旬ごろに発電を再開する見通し。その際には再びの運用復帰に挑戦する。引用サイト:こちら関連日記:2024.01.25の日記 こちら
2024.02.29
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今年1番「小さい満月」あす24日(土)夜の天気予報© サニースポット※「地心距離」とは 地球の中心と天体の中心の間の距離のこと月の軌道は太陽や地球などの重力を受けて変化するなど複雑であるため、1公転の中で最近・最遠となる時の距離は変化しており、一定ではありません。引用サイト:こちら引用サイト:今日の月 こちら
2024.02.24
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2024.02.24
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まだまだ謎多きブラックホールに関する9つの興味深い雑学 こちらブラックホール誕生を告げたかもしれないガンマ線バースト(GRB 221009A)のイラスト Image: NASA/Swift/Cruz deWilde© ギズモード・ジャパン 提供世界初のブラックホールの画像超大質量ブラックホール連星が時空を歪めるスパゲッティ化現象中間質量ブラックホールはどこにある?最古のブラックホールブラックホールはものすごくたくさんあるブラックホール誕生時に大爆発を引き起こす中性子星にしては大きく、ブラックホールにしては小さい形成速度は思ったよりも速いかも人類がブラックホールの存在を知る8つの方法 こちら◆1:アルバート・アインシュタインの「確固たる予言」◆2:ガンマ線バースト◆3:重力波◆4:奇妙な動きをする星◆5:X線◆6:超大質量ブラックホール◆7:スパゲッティ化◆8:ブラックホールの影を観測する
2024.02.18
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17日の打ち上げを前に、組み立て棟から発射地点に移動するH3ロケット2号機=鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターで2024年2月16日午後3時28分、吉田航太撮影© 毎日新聞 提供 日本の新型主力ロケット「H3」2号機が17日午前9時22分ごろ、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる。国産ロケットとしては約30年ぶりに新規開発されたH3は「コスト半減」を掲げ、国際的な商業市場での競争力確保を目指す。ところが2023年3月、初号機打ち上げに失敗。原因究明と再発防止策に約1年を費やし、再挑戦に期待をかける。引用サイト:こちらNHK:「H3」ロケット2号機 あす打ち上げへ【ライブ配信予定】 こちらH3ロケット試験機2号機の打上げ計画 こちら【▲ 搭載が完了したロケット性能確認用ペイロード(VEP-4、中央)。衛星分離部(PAF)にはキヤノン電子の「CE-SAT-IE」(左)とセーレン株式会社が中心となって開発した「TIRSAT」(右)が搭載されている(Credit: JAXA)】© sorae引用サイト:こちら関連日記:2024.02.15の日記 こちら関連日記:2024.02.17の日記 こちら「H3ロケット」1年越しの打ち上げ成功 去年「うまくいくまで、またみんなで」と語ったバネ製造会社社長は「涙腺と戦いながら拝見した」引用サイト:FNNプライムオンライン こちら
2024.02.16
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JAXA「H3ロケット試験機2号機」打上げライブ中継2/15延期 こちらH3ロケット試験機2号機は、2月15日午前9時22分~午後1時6分ごろ(日本標準時)、種子島宇宙センターの大型ロケット発射場からの打上げが予定されている。 ライブ中継は、打上げ予定時刻の約90分前から、打上げの約30分後まで、YouTubeライブとニコニコ生放送、ジャパンケーブルキャストのチャンネル700で配信する。【▲ H3ロケット試験機2号機のフェアリングに格納されるロケット性能確認用ペイロード(VEP-4)と2機の小型副衛星(Credit: JAXA)】© sorae関連サイト:H3ロケット2号機「早く成功させたい」 打ち上げ延期で責任者 こちら
2024.02.15
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ポイントは太陽との絶妙な距離感?地球はなぜ生命の惑星となったのか【図解プレミアム 宇宙の話】© ラブすぽ地球はなぜ生命の惑星となったの?現時点で私たち人類が知る限り、地球は全宇宙のなかでたった1つ生命に満ちた天体です。ここでいう生命とは、知能をもった高等生物に限らず、細菌のような微生物を含みます。生命の惑星であることのもっとも重要な条件が、「液体の状態の水がある」こと。生命が命を維持していくためには、さまざまな化学反応が必要です。液体の水は水素結合と呼ばれる特徴的な性質を備えています。水素結合には、分子同士を緩やかに結びつける作用があり、生命活動を維持するための化学反応を起こす場となってくれるのです。太陽系の惑星だけを見てみても、その表面が豊富な水で覆われているのは地球だけ。地球が「水の惑星」と呼ばれるゆえんです。水は、一気圧では0度から100度の間でしか液体として存在できません。その点、地球は太陽とちょうどいい公転軌道半径であるため、この温度条件を備えることができているのです。地球より少し太陽に近い金星では、太陽に近すぎて表面温度が高温になり液体の水は存在できませんし、地球の外側を公転している火星では、表面の水は凍りついてしまいます。このように、惑星の表面に液体の水が存在できる領域のことを「ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)」と呼んでいます。太陽系での距離を表すとき、地球と太陽との距離(約1億5000万キロメートル)を1天文単位(1au)といいますが、太陽系のハビタブルゾーンは大雑把にいって0・7au(金星の公転軌道)と1・5au(火星の公転軌道)の間にあるといわれています。出典:『眠れなくなるほど面白い 図解プレミアム 宇宙の話』引用サイト:こちら関連サイト:金星、地球、火星と「ハビタブルゾーン」 こちら関連日記:2023.03.29の日記 こちら関連サイト:137光年先に「スーパーアース」発見、ハビタブルゾーン内の可能性も こちら
2024.02.11
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1959年、ソビエト連邦が打ち上げた宇宙船であるルナ2号が、人類の作った物体として初めて月面に到達しました。それ以降、人類は100機を超える月面探査機や有人宇宙船を月に送り込み、アポロ計画では宇宙飛行士が実際に月面へ降り立つなど、人類は月面の環境を大きく変えてきました。こうした状況を受けてアメリカ・カンザス大学の地質学者であるジャスティン・ホルコム氏らは、月が新たな地質学的時代「Lunar Anthropocene(月人新世)」に突入したと、査読付き学術誌のNature Geoscienceに掲載された論文で主張しています。そもそも月面には大気や活発な地殻変動がないため、月面の岩石や地表は風や雨による浸食を受けません。そのため、一度隕石(いんせき)などが衝突してクレーターができると、地球とは異なり数百万年~数十億年もその痕跡がクレーターとして残り続けます。つまり、人類が月面に及ぼす影響も、基本的には半永久的なものになるわけです。 日本時間の2024年1月20日にはJAXAの月探査機「SLIM」が月面着陸を果たしたばかりであり、今後もNASAの有人月探査ミッションであるアルテミス計画が2026年に計画されているほか、中国やインドも有人月探査を計画しています。そのため、「人類が月に影響を及ぼしている」という認識を持つことには価値があると、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンのジャン・ピーター・ミュラー教授は指摘しています。引用サイト:GIGAZINE こちら関連日記:2023.01.05の日記 こちら関連日記:2022.07.31の日記 こちら
2024.02.09
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月探査機「かぐや」に搭載されたハイビジョンカメラで撮影された「地球の出」(JAXA、NHK提供)© 時事通信 提供「DNA、引き継いだ」=初の月周回探査「かぐや」責任者―SLIM着陸 「SLIM(スリム)」の16年前に月を周回した日本初の本格的探査機「かぐや」は、月全体の詳細な地形など貴重なデータを取得した。その一部はSLIMが世界で初めて達成したピンポイント着陸技術にも活用。かぐやのプロジェクトマネジャーを務めた宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所の佐々木進名誉教授は「かぐやのDNAを引き継いでいる」と成功を喜んだ。・・・・ トラブルもあったSLIMの着陸には「失敗していてもおかしくなく、運が良かった」と辛口の評価も交えつつ、「さまざまな制約の中で、宇宙研らしくいろいろなことを考えた」と称賛。「今までの踏襲ではなく、新しいことをやることに喜びを感じるという考え方。DNAは引き継がれている」と語った。 引用サイト:こちら観連日記:2024.01.25の日記 こちら関連日記:2024.01.19の日記 こちら関連日記:2024.01.27の日記 こちら ・・・・ちょっと寄り道:琴の若 DNA新大関・琴ノ若は偉大な「DNA」と「人間力」の持ち主 しこ名に隠された思い注目されたしこ名は…千秋楽から3日後の31日(水)に行われた大関昇進伝達式。「大関の名に恥じぬよう感謝の気持ちを持って相撲道に精進してまいります」口上に入れた『感謝の気持ち』という言葉。祖父や恩師などからの教えであり、この気持ちが一番大事だと思い、絶対に入れたい、とこだわりを見せた。そして、もうひとつ注目を集めていた、祖父のしこ名「琴櫻」の襲名について。千秋楽のインタビューでは、伝達式まで親方たちと相談すると話していたが、伝達式の会見で次の大阪場所は「大関・琴ノ若」で出場し、5月の夏場所から「琴櫻」を襲名すると発表された。そこには、先代・琴ノ若が成し遂げられなかった大関という地位で戦うところを一場所だけでも見せてあげたいという、子から父への気遣いが感じられる。早くも横綱級と言える「人間力」には驚かされた。3月の春場所は「琴ノ若」で優勝するという父への恩返しができる最後のチャンス。逆に、良くない結果で終わった場合は、残念な状況で「琴櫻」襲名となってしまう、リスクの大きい決断を下した琴ノ若。勝っても負けても話題になる、それこそが看板力士の宿命だが、来場所は琴ノ若が勝って注目されることを願ってやまない。そんな琴ノ若が新大関として、2月11日(日)「日本大相撲トーナメント第48回大会」に参戦する。1日で優勝者を決める過酷な戦い。「大関・琴ノ若」の名前で歴史に名を刻めるか。i引用サイト:こちら
2024.02.04
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地球の天気を左右するのは上空にある雲だといわれる。雲がなければ晴天となり、逆に雲が厚ければ雨や雪になる可能性が高いからだ。一方、宇宙空間における環境を左右するのは太陽。つまり宇宙(太陽系)は太陽の活動により、天気のように変化するため、専門的にはこれを「宇宙天気」と呼ぶ。 ところが、2024年はその「宇宙天気」に特徴的な出来事が起こる可能性が高いという。気象問題に詳しいジャーナリストが解説する。「太陽活動が活発になると増加するのが、太陽に見られる『黒点』の数で、黒点数は約11年周期で増減を繰り返し、数が多いほど大きな太陽フレアが発生するとされます。米海洋大気庁(NOAA)の宇宙天気予報センターは、これまで黒点数がピークになるのは2025年と発表していました。ところが昨年10月、その予報を訂正し、『次にピークに達するのは2024年1月から10月の間』としたのです」(前出・ジャーナリスト) では、太陽フレアなどによる宇宙天気災害が起こった場合、どのような影響を受けるのか。・・・・専門家の予測によれば、携帯電話やテレビは2週間ほど断続的に利用できなくなり、110番や119番などの緊急通報もつながりにくい事態になるという。では、対策はあるのか。「大規模通信障害に関しては国家として対策を講じてもらうほかありませんが、我々一人一人が、最悪の状況を想定し、日ごろからの備えをきちんとしておくことが重要。たとえば、携帯電話の代替として他の連絡手段、例えば災害用伝言ダイヤル(171)などの使用法を確認しておく、あるいは停電や物資の停滞に備え、非常食や水を備蓄しておく。社会インフラのすべてを高度な機器に頼っている今、自然災害の対策同様、各自の備えがより重要なのです」(防災の専門家)引用サイト:こちら
2024.01.31
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NASAが開発したLRAは宇宙機同士の距離を測る(出典:NASA)© UchuBiz米航空宇宙局(NASA)は米国時間1月18日、月周回衛星「Lunar Reconnaissance Orbiter」(LRO)がインド宇宙研究機関(ISRO)の「Chandrayaan-3」で運ばれた月着陸船「Vikram」を対象にした初のレーザー照射実験を実施したと発表した。・・・・NASAは政府や民間の月着陸船にLRAを搭載する予定だ。月面への軟着陸を断念したAstrobotic Technologyの月着陸船「Peregrine」や日本の「小型月着陸実証機(SLIM)」、2月中旬に打ち上げられるIntuitive Machinesの月着陸船「Nova-C」にもLRAが搭載されている。引用サイト:こちら関連日記:2024.01.19の日記 こちら参考サイト:jaxa こちら
2024.01.29
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240116jupitermagnetosphere01© ギズモード・ジャパン 提供1979年、惑星探査機ボイジャー2号が収集したデータから、木星の磁気圏シースには気流があることがわかりました。45年のときを経て、今、明らかになるプラズマの流れ…宇宙のロマンですね。・・・・ボイジャー2号が、磁気圏シースを超えて木星にフライバイ(最接近)したのは1979年のこと。その時収集されたデータが今、科学者たちの研究に役立ち、木星上部に少なくとも3つのジェット気流があることがわかりました。・・・・研究によれば、この巨大な磁気圏を作り出す一因となっているのが木星の衛星たち。磁気圏内のプラズマ密度が、風船のように膨らませているのだとか。Shen氏とZhou氏いわく「木星の磁気圏界面と磁気圏シースの近くを周回する衛星が、気流の影響を直接的にうけやすいでしょう」引用サイト:こちら
2024.01.29
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組織管区・気象台気球気象レーダー地震観測網磁気観測所気象庁長官に福井県出身の森隆志気象防災監、入庁きっかけは「雪が好きで…」 政府が人事了承、1月就任へ2023/12/23(土) 7:46配信 政府は12月22日の閣議で、気象庁の大林正典長官(61)が辞職し、後任に福井県福井市出身の森隆志気象防災監(59)を充てる人事を了承した。来年1月10日付。 森氏は1964年生まれ。福井市宝永小学校、同市進明中学校、藤島高校を経て東京大学理学部地球物理学科卒。88年に気象庁に入り、気象衛星課長だった2014年には気象衛星ひまわり8号の打ち上げを担当した。大阪管区気象台長、地震火山部長、大気海洋部長を歴任。23年1月からは次長と並ぶナンバー2の局長級ポスト気象防災監。7月の秋田県の大雨では、長官代理として官邸で岸田文雄首相らに概要を説明した。 福井新聞の今年9月のインタビューでは、気象庁入庁のきっかけについて「福井に生まれて雪が好きだったので、小学生の時から気象台に入りたいと思っていた」と話していた。 気象庁は職員約5千人。本庁に四つの部、全国に5管区気象台、50地方気象台などがある。引用サイト:福井新聞 こちら
2024.01.27
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1月25日の記者会見左から宇宙探査イノベーションハブの平野大地主任研究開発員、宇宙科学研究所の國中均所長、坂井真一郎教授、大槻真嗣准教授(ニューズウィーク日本版記者撮影)みなさん、晴れやかな表情だが1月20日(SLIM着陸直後)の記者会見左から宇宙科学研究所の藤本正樹副所長、國中均所長、JAXAの山川宏理事長 (ニューズウィーク日本版記者撮影)笑顔はなかった。(左)推定される着陸位置及び姿勢から作成したCG画像 提供:JAXA、CG製作:三菱電機エンジニアリング (右)LEV-2がフロントカメラで撮影した画像 ⓒJAXA/タカラトミー/ソニーグループ㈱/同志社大学<JAXAは25日の記者会見で、小型無人探査機「SLIM」が目標地点との誤差100メートル以内の「ピンポイント着陸」に世界で初めて成功したことを発表。他にも着陸直後には分からなかった多くのことが解明された。日本初の月面着陸を10のトピックスで振り返る>1) 実は、着陸時にはメインエンジン2基のうち1基が機能していなかった!高度50メートル付近で撮像した月面画像。SLIMメインエンジンから破断し落下するノズル部とみられる物体を確認 ⓒJAXA2)世界初のピンポイント着陸は、計画の100メートル以内よりも1ケタ良い精度で大成功!3)なぜピンポイント着陸成功の発表は1カ月後の予定から前倒しできたか4)むしろ「100メートル以内」はどこから来た数字か5)太陽電池が動かないのはSLIMが西向きに倒れたせい6)小型月面探査ロボットLEV-2がSLIMの太陽電池が横向きになっている証拠写真の撮影に成功!7)バッテリー切れが迫る中、着陸後に月の起源の謎に迫るカンラン岩候補の撮影に成功8)JAXA関係者でも着陸中はSLIMの異常には気づかなかった9)着陸直後とは異なる笑顔の記者会見 プロジェクト責任者と宇宙研所長の採点は?10)今後の課題は?この答は ニューズウィーク日本版サイト こちら で関連日記:2024.01.25の日記 こちら関連日記:2024.01.19の日記 こちら
2024.01.27
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月面に着陸した探査機SLIM。手前左下に映っているのはSLIMから分離された小型ロボット=JAXAなど提供© 毎日新聞 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日、20日未明に月面に着陸した小型月着陸実証機「SLIM(スリム)」が、着陸目標地点から誤差100メートル以内に降り立つ「ピンポイント着陸」に成功したと発表した。あわせて、分離した小型ロボット「LEV―2」が撮影した、月面のSLIM本体の画像を公開した。 JAXAによると、SLIMが着陸したのは月の東側、赤道のやや南にある「神酒(みき)の海」の「SHIOLI」クレーター(直径約300メートル)付近の傾斜地。目標からわずか55メートルしか離れていなかったという。ただし、着地姿勢は計画通りではなかった。【田中韻】引用サイト:こちら・・・・ JAXAは、タカラトミーなどが開発した超小型変形ロボット「SORA―Q(ソラキュー)」が分離後に正常に動作し、探査機の様子を撮影したと明らかにした。探査機が頭からひっくり返るように月面に接地している様子が写っていた。引用サイト:共同通信 こちら・・・・関連日記:2024.01.19の日記 ライブ こちら・・・・自習MEMOSLIM外観月の岩石撮影用のカメラカメラは横についている?機体がひっくり返っていても、太陽光が当たれば、所期の詳細撮影の可能性はありか?・・・「はやぶさ」のような奇跡のドラマ再来を期待する。関連日記:2022.06.12の日記 探査機はやぶさ こちら・・・・月面着陸結果の報告1月20日午前0時から20分間かけて実施したSLIMの月面着陸について、JAXAの報告は下記の通り。・「障害物回避を行う直前、高度50m付近まで、SLIMは正常に着陸降下した」・「特に、14回実施した画像照合航法は、その航法結果も含めて、全て正常であった」・「SLIMのピンポイント着陸精度は障害物回避の直前で評価することが適切であり、評価の結果、ピンポイント着陸精度は10m程度以下であり、3~4m程度であった可能性が高いと考えている」・「高度50m付近で、何らかの異常が発生し、結果としてメインエンジン2基のうち1基を喪失した」・「一定の冗長性を有していたことから、SLIMは着陸できなくなるといった致命的な破綻をきたすことなく、ゆっくりと東に移動しながら緩降下を続け、高度5m付近で小型プローブ(LEV-1及びLEV-2(SORAQ))を分離、月面に送り届けることを達成した後、仕様範囲より低い降下速度で接地した。但し、降下速度以外の接地条件が仕様範囲を超えていたため、想定と異なる姿勢で静定した」推定される着陸位置及び姿勢から作成したCG画像(提供:JAXA、CG製作:三菱電機エンジニアリング)© UchuBiz・・・・分光カメラによる撮影月面着陸したSLIMに搭載されたカメラで撮影した月面の画像。右側の灰色の部分は途中で作業を切り上げたためにデータのない部分(JAXA、立命館大、会津大提供)月面着陸したSLIMに搭載されたカメラで撮影した月面の拡大画像。「しばいぬ」などの名称は、撮影した岩石の愛称(JAXA、立命館大、会津大提供)SLIMの撮影に成功したのは、JAXA、タカラトミー、ソニーグループ、同志社大で開発した小型ロボット「 SORAソラ ― Qキュー 」(重さ約250グラム)。球状から変形し、両脇の車輪で月面を走行できる設計になっている。着陸直前にSLIMから分離され、着陸した機体を撮影した。引用サイト:読売新聞 こちら・・・・JAXAが成果報告SLIMの着陸目標地点と、現状の位置の推定。インド探査機Chandrayaan-2が撮影した月面地形と重ねたもの(©Chandrayaan-2:ISRO/SLIM:JAXA)© Impress WatchSLIMは自己判断により、より安全な場所を探して着陸する能力を持つ。そのため、地上約50m上空で一旦空中で停止(ホバリング)し、画像解析によって岩など危険な障害物を避けるルートを判断して、障害物回避マヌーバを行ない着陸する。地上50mに達するまでは、予定通りピンポイント精度を優先して航行するが、実際に着陸する段階では、現場の状況を分析して、より安全に着陸できる場所をその場で自律的に判断して決定する。ピンポイント着陸性能は、この障害物回避マヌーバ開始直前の高度50m付近での位置精度が基準となり、この時点では10m程度以下、実際には3~4m程度の誤差に収まっているとみられている。SLIMの正確な着陸目標地点は、月の経度:25.24889(deg)、緯度-13.31549(deg)。位置情報はプロジェクトにとって重要な情報であり、着陸安全性の確保などの理由から、これまでは小数点第一位までのみが公表されていた。着陸地点は、理学的な観測成果や着陸時の安全性などを考慮して、長い議論の末に決定したものだという。0時19分18秒頃から加速度が半減した© Impress Watch推進系トラブル発生もSLIMが自ら対処今回、SLIMの着陸は成功したものの、想定外の姿勢で着陸してしまったため、太陽光パネルによる発電が行なわれなかった。その原因も分かってきた。高度50mに達するまでは、すべてにおいて順調な進捗だったが、ここで想定外のトラブルが発生。SLIMから送られてきたデータによると、高度50m時点で障害物回避マヌーバを行なう直前のタイミングで推進系に異常が発生していたことが明らかになった。SLIMからのデータによると、0時19分18秒頃、メインエンジン2基のうち、1基に何らかの異常が発生し、推進力が得られない状況になっていた。データでは、このタイミングから推進力が半減していることが読み取れるほか、着陸後の温度挙動を調べたところ、2基のエンジンのうち、片方のエンジンの温度が上昇していないことから、エンジンに異常が発生していたとみられる。ただし、SLIMはエンジンが1基停止しても着陸は可能で、エンジンが1基使用できない状況でも、自己判断によって姿勢を制御し着陸に成功した。実際に着陸した場所は、50m上空で障害物検知を行なった際に想定した位置から東へ約55m程度移動していたが、100m以内のピンポイント着陸は見事に成功した。メインエンジンの機能が喪失した原因は、メインエンジン自体ではない何らかの外的要因がメインエンジンに波及した可能性が高いとし、今後は、その原因について調査を継続する予定。マルチバンド分光カメラによる撮影も成功着陸後に太陽光パネルでの発電が出来なかったことから、必要な情報の送信などを行なったうえでSLIMのバッテリーは過放電によるトラブルを防ぐためにシステムから切り離された。しかし、既報の通り、必要なデータはすべて送信が完了していたほか、SLIMのミッションの一つである、マルチバンド分光カメラによる月面の撮影にも成功した。着陸後の45分間の間に、打上げや着陸の衝撃に耐えるためのロック機構を解除し、マルチバンド分光カメラの各機能がすべて正常に動作することを確認。本来は35分程度で333枚の画像を撮影する予定だったが、15分のスキャンで打ち切り、257枚を撮影、地球に送信できた。送られてきた257枚の写真を合成した画像も公開している。撮影時間が半分程度であったため、画像の半分はデータがない状況だが、送られてきた画像には、観測対象となる「カンラン石」が複数写っているのが確認されている。引用サイト:こちら・・・・【動画】JAXA報告会見 探査機「SLIM」日本初の月面着陸成功 こちら・・・・JAXAマネージャ「100点満点」SLIMの月面着陸プロジェクトに20年間携わってきたJAXAの坂井真一郎プロジェクトマネージャは「今回のピンポイント着陸について100点満点と私は考えています」「誰もできなかったことを実現し、 降りられるところに降りるのではなく、降りたいところに降りることができるんだということを実証し、新しい扉を開いて、これまでできなかったミッションができるようになることが、今回の大きな意義」とコメントしました。動画サイト:日テレ こちら ・・・・SORA-Qの挑戦について月着陸実証機SLIMのピンポイント着陸というミッションにおいて、「LEV-2(SORA-Q)」が大きな貢献を果たせた事を大変嬉しく思います。これによりSORA-Qは月面に着陸、撮影した日本最初のロボットになりました。今回の成功は共に夢を追い求めた全ての関係者と応援して下さった皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。このSORA-Qプロジェクトの成功が、世界中の子どもたちが自然科学に対する興味や関心を持つきっかけになることを願うと同時に、難しい事や新しい事に挑戦していく事の大切さと、夢と希望を与え自分自身の未来を創り出す力を信じるきっかけとなることを期待しています。創業100周年を迎えるこの記念の年に、生業である“おもちゃ”の技術が今回の偉業の一翼を担えたことを誇りとし、私たちはこれからも「アソビ発」の新たな挑戦を続けてまいります。2024年1月25日株式会社タカラトミー 代表取締役会長 富山幹太郎引用サイト:こちらちょっと息抜き:チョロQ こちら・・・・小型月着陸実証機「SLIM」の撮影に、ソニーのロボット制御と画像処理技術が貢献4者の共同開発においてソニーグループは、ソニーセミコンダクタソリューションズのIoT向けスマートセンシングプロセッサー搭載ボード「SPRESENSE」を活用し、月面ロボットの制御システムと画像処理技術の開発を主導したという。LEV-2はLEV-1と共に日本初の月面探査ロボットとなり、世界初の完全自律ロボットによる月面探査と、世界初の複数ロボットによる同時月面探査を達成したという。また、LEV-2は世界最小・最軽量の月面探査ロボットにもなったとしている。引用サイト:こちら関連サイト:SPRESENSE こちらSPRESENSE™は、低消費電力でありながら、GPS受信機能とハイレゾリューションオーディオコーデックを搭載したIoT用ボードコンピュータです。GPSと高機能プロセッサーを活用したドローンや、ハイレゾリューションオーディオの再生・録音、内蔵フルデジタルアンプを活用したスマートスピーカー端末、低消費電力を活かした定点撮影カメラなど、IoTを今まで以上にスマートで高度なものにしていきます。*) SPRESENSEおよびロゴは、ソニーグループ(株)またはその関連会社の登録商標または商標です。関連サイト:SLIMの高精度月着陸を実現した三菱電機の技術 こちら三菱電機は2015年度にSLIMのシステム開発をJAXAから受注し、主に鎌倉製作所(神奈川県鎌倉市)でSLIM全体の設計・製造・試験を担当。高精度着陸のために不可欠である「航法誘導制御系」も、JAXAの協力のもとで三菱電機が開発を担当している。 航法誘導制御系は、カメラ、レーダーなどのセンサー類、計算機およびその搭載ソフトウエアによって構成され、SLIMは自律的に位置・姿勢を推定し、飛行軌道や姿勢を修正。また、航法誘導制御系にはJAXAの開発した画像航法技術(画像航法アルゴリズム、画像航法カメラ)が実装され、SLIMは飛行中に撮影した月面写真をもとにして自己位置を推定。 三菱電機は航法誘導制御系の要となる統合化計算機および搭載ソフトウエアを開発したほか、着陸レーダーなどのセンサー類の開発・調達を担い、JAXAが開発した画像航法技術と組み合わせて航法誘導制御系を完成させた。今後、三菱電機はJAXAとともに今回の着陸を含めた運用全体の技術評価に取り組むとしている。月面着陸した宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))の月探査機「SLIM(スリム)」の運用再開を受け、太陽電池パネルを開発したシャープ(堺市)は29日、同社公式のX(旧ツイッター)に「今晩は月を見上げてぐっすり眠れるシャープ社員がたくさんいるはず」と投稿した。引用サイト:こちら関連サイト:こちらシャープ製薄膜化合物太陽電池を搭載 こちら続報拾い読み:分光カメラで鉱物組成を分析 スリム搭載、「巨大衝突説」検証探査機「SLIM(スリム)」に搭載された特殊な「マルチバンド分光カメラ」は、鉱物の色を分析して化学組成を明らかにする。月のマントルに由来する「かんらん石」を調べ、月が形成された歴史を解き明かす。研究チームは「月研究の前提が大きく変わるかもしれない」と期待する。探査機SLIMの模型を手にする立命館大の佐伯和人教授=2023年12月、滋賀県草津市 月の起源は、地球に別の天体が衝突し、月と地球に分かれたとする「ジャイアント・インパクト説(巨大衝突説)」が有力だ。地球と月のかんらん石を比較し、成分が似ていればこの説を支持する証拠の一つになる。そうでなければ、月のもととなったのは、主に衝突した天体側ではないかという見方も浮上する。 立命館大の佐伯和人教授と宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発したカメラは、月面で反射した太陽光を捉え、虹色のように光を分けて岩石の組成を調べる。小型が売りであるスリムの特徴を生かすため、骨組みや合金の材質を一部変えるなど工夫。コンパクトながら2~30メートルの広範囲を撮影できるようにした。 スリムの着陸後、カメラは月面に散らばる岩石の撮影に成功した。佐伯教授は「まさにこの景色が見たかった」と感極まった。「できるだけたくさんの岩石の観測をしておきたい。半年から1年後ぐらいには成果を発表したい」と力を込めた。引用サイト:静岡新聞 こちら関連サイト:立命館大ESEC こちら・・・・ちょっと寄り道:「かぐや」の成果と「SLIM」参考サイト:「かぐや」の成果 こちら参考サイト:月の「かんらん石」 こちら・・・・宇宙航空研究開発機構(JAXA)は30日、月面着陸をした探査機「SLIM(スリム)」が28日の運用再開後も順調に稼働を続け、特殊なカメラを使った月面の岩石観測を追加で実施できたと明らかにした。着陸地点が「日没」を迎え、太陽光発電が止まると見込む2月1日以降は「休眠」状態に入るとしている。 岩石観測は、月の起源を解明する手掛かりになる。これまで観測対象として犬の種類に例えた愛称を付けた六つの岩石のうち五つ(トイプードル、秋田犬、甲斐犬、セントバーナード、柴犬)の詳細な観測に成功。運用再開後、さらに二つの岩石(土佐犬、ビーグル)も対象に追加して撮影した。残りの岩石(ブルドッグ)も観測する予定。着陸地点の付近には、隕石が衝突して露出した月の地中深くにあるマントル由来の岩石があるとされる。岩石の組成を地球のマントルと比較し、月の起源が地球なのか、かつて地球に衝突した天体なのかを調べる。 スリムは20日、赤道南側の「神酒の海」にあるクレーター付近に降りた。・・・・月は地球と同様に自転運動をしており、月にも白昼と暗夜が存在する。しかし月の自転周期は「一恒星月(27日7時間43分11.47秒)」に等しく、月の1日は地球のおよそ1か月に相当する。月の一度の昼間は地球の14日に相当し、夜の時間はやはり約14日となる。 月の夜は光や太陽の放射熱流が無く、月表面の赤外線熱流も非常に少ない。また、月には大気がないので月面表土の熱伝導係数は小さく、夜になると月の表面温度は約マイナス180度まで急速に降下する。この長時間の低温環境が月探査機の「生存技術」に厳しい挑戦をつき付けている。引用サイト:こちら・・・・引用サイト:こちら・・・・「もっと知りたい! 「月」参考サイト:JAXA こちら・・・・神酒の海引用サイト:こちら続報 02.01夜を迎えて休眠状態に 2月中旬以降に運用再挑戦【▲ 日没にともなう休眠前にSLIMの航法カメラで最後に撮影された画像(日本時間2024年1月29日14時頃に公開)。手前の月面が夜闇に覆われつつある様子がわかる。SLIMプロジェクトのX公式アカウントのポストから引用(Credit: JAXA)】© sorae▲ 参考画像:小型月着陸実証機「SLIM」の「マルチバンド分光カメラ(MBC)」によるマルチバンド観測で取得された岩、愛称「トイプードル」表面の画像。運用再開後の日本時間2024年1月29日8時頃に公開されたもの。SLIMプロジェクトのX公式アカウントのポストから引用(Credit: JAXA)】追記 02.0231日には新たなワンちゃんの観測も岩石はほかにも「あきたいぬ」「しばいぬ」「ブルドック」「かいけん」「セントバーナード」が存在、30日~31日に行われた観測では、「ラブラドール」「ダルメシアン」「パピヨン」などが“新たに仲間入り”したと発表されました。引用サイト:BuzzFeed Japan こちらマルチバンド分光カメラ(MBC) JAXAマルチバンド分光カメラとその科学観測SLIMに搭載されるマルチバンド分光カメラ(MBC)は、750nmから1,650nmまでの波長帯を10バンド、10mの距離で0.13cm/pixelの高解像度で観測するカメラです。打上げ後のチェックアウト観測により地球画像を取得し、機器の健全性を確認しました。MBCはSLIMの月面着陸後に本観測を開始し、着陸点周辺の岩石とレゴリス(月表面の土壌)を観測します。観測波長は月の主要鉱物である輝石、カンラン石、斜長石などを識別するために選定しています。重要な情報が、月のマントルの組成(鉱物量比や鉄とマグネシウムの比など)です。月の体積の9割以上を占めるマントルの組成が分かれば、それと地球マントルの比較、巨大衝突の計算シミュレーションとの比較などにより、巨大衝突によって起こる惑星と衛星の再分配や衝突条件に制約を与えることができます。MBCは着陸点周辺の岩石やレゴリスを観測し、岩石に含まれる鉱物の種類や量比、鉱物の鉄とマグネシウム量比を推定することで、月のマントルの組成推定を目指します(観測イメージ図)。引用サイト:JAXA こちら追記 02.0510バンド詳細観測を行った岩石(出典:JAXA、立命館大学、会津大学)© UchuBiz近赤外線で詳細観測した「あきたいぬ」(出典:JAXA、立命館大学、会津大学)© UchuBiz観測を成功させたSLIMチームとMBCチーム(出典:JAXA、会津大学、立命館大学)© UchuBiz引用サイト:こちら24.04.20追記SLIM、2度目の“越夜”に成功 極寒に耐え、再び航法カメラの画像を送る28日午前11時ごろの投稿によると、「昨晩SLIMから応答があり、SLIMが2回目の越夜に成功したことを確認しました。昨晩はまだ太陽が高く機器が高温であることから急ぎ航法カメラによりいつもの風景の撮影などを短時間実施いたしました」という。 取得した機体データからは、一部の温度センサーや、既に使用していないバッテリーセルに不調が出始めていることも分かった。それでもJAXAは「1回目の越夜で確認した主要な機能は維持」しているとみている。 月面では灼熱の昼と極寒の夜が、地球時間の14日周期で訪れる。昼間は摂氏110度、夜はマイナス170度になるとされ、SLIMはもともと越夜を想定して作られてはいなかった。引用サイト:こちら追記 05.29探査機SLIM、4度目「越夜」ならず 通信再開せず、来月再挑戦宇宙航空研究開発機構(JAXA)は28日、1月に月面着陸した月探査機SLIM(スリム)との通信再開を断念したと発表した。約2週間続く零下170度の極寒の夜を生き延びる「越夜」をこれまで3回達成してきたSLIMは現在「休眠中」だが、搭載した機器が壊れた可能性がある。 JAXAによると、SLIMは4月23日に3度目の越夜が確認された後、休眠状態に入った。太陽光が太陽電池パネルに当たり復活するのは先週末ごろとみられていたが、通信は復旧しなかった。着陸地点が暗闇になるギリギリの27日夜も、地上からコマンドを送信したが返事がなかったという。 機器に不備が出ているのか、5月上旬に太陽表面で発生した爆発現象「太陽フレア」の影響があったのか、などはわかっていないという。JAXAによると、着陸から4カ月たち、大半の機器が設計の想定を超えて使用されているという。 ただ復活の望みは残っているといい、太陽電池パネルに再び太陽光が差し込む来月下旬に再起動を試みるという。引用サイト:朝日新聞 こちら関連日記:2024.02.29の日記 こちら
2024.01.25
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人工衛星を使ったソニーの宇宙プロジェクト「STAR SPHERE」に、一般のファンが参加できる機会がやってきました!2024年1月からいよいよ、宇宙から見た地球の写真を撮影できる体験型サービスが始まります。2023年1月に打ち上げた人工衛星「EYE(アイ)」が搭載するカメラを地上から操作し、地球の写真を撮るサービスです。・・・・EYEは「宇宙の視点」から、4K動画や高精細な写真が撮れる人工衛星です。STAR SPHEREプロジェクトでは、一般の方々に向けて宇宙視点のカメラを開放する準備を進めてきました。プロジェクトのことや、人工衛星のEYEが搭載するソニーの技術を詳しく解説した別記事『宇宙を撮れるみんなのカメラ! ソニーが開発中の人工衛星を見てきた』も合わせてご覧ください。・・・・今回、提供が始まる宇宙撮影体験への参加は無料ですが、STAR SPHERE公式サイトから無料のクルー(アカウント)登録が必要です。まずは2024年1月からテストを兼ねたプレ体験を予定。こちらは2023年12月までにSTAR SPHEREのクルー登録を済ませていたユーザーから10組を選びます。2024年2月中旬からは、正式な宇宙撮影体験の一般募集をスタート。クルー登録者に限らず、STAR SPHEREの公式X(エックス)や、ソニーグループが運営するほかのSNSなどでも募集告知を行う予定です。撮影体験の実施は3月中を見込んでいます。引用サイト:マイナビ こちらちょっと寄り道:ソニーの宇宙開発STAR SPHERE こちら宇宙をすべての人にとって身近なものにし、みんなで「宇宙の視点」を発見していくプロジェクト。STAR SPHEREが大切にしている「宇宙の視点」とは、宇宙から見るというだけではなく、宇宙を通してものごとを捉え、考えてみることを意味しています。人工衛星を通して一人ひとりが宇宙とつながり、様々なコミュニティと宇宙がつながっていく。アート、エンタメ、教育……。「宇宙の視点」で私たちの身近にあるもの、こと、文化を楽しみ、アップデートしていくことで毎日の生活も地球の未来も豊かになっていく。これは地球上に暮らす約80億人、みんなのプロジェクトです。あなたと、アーティストやクリエイターと、企業のみなさん。すべての人と一緒に挑戦していきます。SORA-Q こちらSORA-Q(ソラキュー)は、JAXA、タカラトミー、ソニーグループ、同志社大学の共同開発による超小型の変形型月面ロボットである。直径約8センチメートルの球体から変形して走行可能な探査機に姿を変え、月面のデータを取得し地球に送信する計画である。ロボットの名称は正式には「Lunar Excursion Vehicle 2(LEV-2)」といい、SORA-Qは愛称である。・・・・前後に1つずつカメラを搭載しており、前方のカメラで着陸機や周囲の状況を確認し、後方のカメラで月面を走行してできた轍などを撮影する。内部のメインボードとカメラボードにはソニーの開発した「SPRESENSE」が搭載されており、AI技術を活用して良質な画像だけを選択するという。関連日記:2023.03.12の日記 GALAXY CRUISE こちら「GALAXY CRUISE(ギャラクシー クルーズ)」は、国立天文台が推進する市民天文学プロジェクトの1つです。本プロジェクトでは、すばる望遠鏡に搭載された世界最高性能の超広視野主焦点カメラ「HSC」を使った、大規模な観測プログラムによるデータが活用されています。すばる望遠鏡が捉えた宇宙を巡りながら、衝突銀河の形の分類にご協力いただくことで、市民天文学者と研究者とが共に銀河の謎に挑み、研究成果を生み出すことを目指しています。・・・・[第2シーズン]「すばるクオリティー」の画像を使って、衝突・合体銀河の謎をより深く探求します。第1シーズンでは出逢わなかった約3万の暗い天体の分類にご協力ください。参加手順 こちら
2024.01.21
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20日0時20分着陸予定 ライブ配信あり宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小型探査機「SLIM (Smart Lander for Investigating Moon)」が、20日0時ごろから月面へ降下を開始し、日本初の月面着陸に挑戦する。成功すればソ連、アメリカ、中国、インドに続いて5カ国目となる。今回のプロジェクトは、単に月面へ着陸するだけでなく、よりピンポイントで着陸を実現すること。これまでは数キロ単位で着陸地点の誤差が生じていたが、将来的にはよりピンポイントでの着陸が必要なことから、誤差を100メートル以内に収めることを目標誌している。さらに、着陸しやすい平坦ではなく、大きい岩石などの障害物を避けつつ、斜面でも着陸できるよう、片方の脚が接地したあと、他方の脚が接地するようにして衝撃を和らげるようにする二段階着陸方式を採用。高精度を要するこうした技術が成功すれば、将来の夜惑星探査に貢献できると考えている。・・・・この模様はYouTubeで1月19日23時から開始し、サブ管制室の様子と記者会見の模様を配信する。降下開始したら約20分で着陸する予定。世紀の瞬間を祈りながら生で見よう。ライブ配信 動画 こちら20日0時20分着陸予定引用サイト:こちら引用サイト:jaxa こちら2024.01.20追記 宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))の月面探査機「SLIM(スリム)」は20日未明、月面に向けて降下を開始した。同日午前0時20分頃に着陸したとみられ、JAXAが機体の状況を確認している。成功すれば日本初で、世界でも旧ソ連、米国、中国、インドに続く5か国目の快挙となる。引用サイト:読売新聞 こちら日本の月面探査機「SLIM」が着陸成功、5か国目の快挙…通信できているが発電できずバッテリー尽きる可能性 こちら魔の20分「減速をはじめて着陸までの約20分間の運用は、息もできない痺れる様な、魔の20分になると思われます」これはSLIMプロジェクトチームの櫛木賢一サブマネージャの言葉です。引用サイト:こちらSORA-Q こちら小型プローブLEV (Lunar Excursion Vehicle) こちらJAXA 記者会見見解LEV 1 電波はきているLEV 2 どう機能したかはLEV 1からのデータ解析による運用経験が成果。点数でいえば60点データ分析に数日かかる会見動画 こちら愛称は「ムーン・スナイパー」、SLIMの月面着陸成功で英BBC「日本は勝者の仲間入り」1/20(土) 10:55配信読売新聞オンライン 【ワシントン=冨山優介】宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))の月探査機「SLIM(スリム)」の月面着陸成功は、海外メディアも相次いで速報した。 英BBCは「日本は米ソ中印に続き、勝者の仲間入りをした」と伝えた。 米紙ニューヨーク・タイムズは、JAXAが目指す精密着陸技術を詳報し、「日本も参加する有人月探査『アルテミス計画』でも将来、役立つ可能性がある」と指摘した。米CNNは、SLIMの愛称「ムーン・スナイパー(月の狙撃手)」を紹介し、「着陸地点付近の地形は険しく、通常なら避けるが、JAXAは安全に着陸するSLIMの技術を信じた」と解説した。 米航空宇宙局(NASA)のビル・ネルソン長官は19日(日本時間20日)、「月面着陸に成功した史上5番目の国となり、おめでとう」とX(旧ツイッター)に投稿した。 引用サイト:こちらSLIMは「ムーンスナイパー」とも呼ばれている。それだけに狙った地点に正確に着陸するのが最大の目標だった。これまでの月面着陸機は地球で軌道を決めて着陸地に誘導する方式だったが、SLIMは着陸機がカメラで月面をリアルタイムで観察し、自ら適切な着陸地点を見つける方式だ。JAXAでは、SLIMの目標だった「ピンポイント着陸」に成功したかどうかを精密に分析して確認する方針だ。JAXAは「SLIMの成功は『着陸できる所に着陸する時代』から『望む所に着陸する時代』への転換を意味する」としている。 SLIMが着陸した地域は、米アポロ11号が着陸した「静かの海」の南側「神酒(みき)の海」に近い「SHIOLI(しおり)」クレーターだ。他の着陸機が平らで障害物のない地域を目指す中、SLIMはむしろ険しい傾斜地に向かっていった。近い将来、月面開発が行われ、火星など他の惑星への探査が続く際、最も必要なのが傾斜地にも着陸できる技術だからだ。傾斜地に着陸するために、SLIMは本体側面に装着された5本の脚を利用した。月面に垂直に降りた後、着陸直前に「横になる」方式で着地したのだ。着陸成功率を引き上げるため、重さも約700キログラムと軽量化した。昨年、世界で初めて月の南極に着陸したインドのチャンドラヤーン3号の重さは約1.8トンだった。引用サイト:朝鮮日報 こちら成功報道 海外 こちら成功報道 テレ朝 こちら関連日記:2023.08.24の日記 インド月面着陸 こちらHAKUTO-R 関連日記2023.04.26の日記 こちら2023.04.25の日記 こちら2022.12.19の日記 こちら2022.12.04の日記 こちら 続報拾い読み読売新聞:JAXA月面着陸成功、日本独自技術の高さ証明…SLIMは地球に帰還する機能なし SLIMの目的地の「SHIOLI」クレーター(中央)付近(NASA/LRO)© 読売新聞引用サイト:こちら続報拾い読み読売新聞:JAXA探査機、月に降り立った「脚」は小田原の鋳造会社が製造…開発者「憧れと誇りが月まで届いた」20日未明の歴史的快挙の達成を、小岩井さんは相模原市のJAXA宇宙科学研究所で職員らと共に見守った。無理難題と思える課題に挑戦し続けた苦労が報われ、小岩井さんは「歩みを止めずに進み続けるという思いを込めた『今日のスペシャルは明日のスタンダード』との我が社のスローガンを体現できた」と胸を張った。引用サイト:こちら続報拾い読み月着陸のJAXA探査機SLIM、データの取得も成功 今は休眠状態 朝日新聞社月面着陸時の状態を示すデータ画像。左は北から、右が西から見た時の探査機SLIMの状況。太陽電池パネルを西側に向けているように見える=JAXA提供 © 朝日新聞社宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日、月面着陸に成功した月探査機「SLIM(スリム)」について、着陸の際の飛行データや画像データなどは地球に送信できたと発表した。 狙った場所から誤差100メートル以内に降り立つ「ピンポイント着陸」を確認するデータも得られたとみられ、詳細な分析を進めている。 発表によると、SLIMは20日午前0時20分に月面に着陸した。太陽電池パネルの発電ができず、内蔵バッテリーを使って稼働していたが、午前2時57分にオフにした。「休眠状態」にあるという。オフまでの約2時間半で、降下中に撮影した月面画像や飛行データなどを送信した。引用サイト:こちら続報拾い読みBBC 電源オフに 太陽光発電に期待とJAXA過去の事例から統計的に、月面着陸は非常に困難なことが分かっている。成功例は約半数にとどまっている。昨年には日本の民間企業、ispace (アイスペース)が月面着陸を試みた。しかし同社の「HAKUTO-R」は、搭載コンピューターのソフトウェア不具合で月面上の正しい高度が判断できず、月面に落下した。アメリカの民間会社アストロボティック・テクノロジーは18日、月着陸機「ペレグリン」の着陸を断念。ペレグリンは推進システムの故障のため、着陸を試みることができないまま、地球の大気圏に突入して燃え尽きた。引用サイト:こちら続報拾い読み:日本初の月面着陸後になぜか横浜市歌 SNSトレンド入りの壮大な曲SLIMの記者会見が開かれたのは相模原市のJAXA相模原キャンパスだ。なぜ横浜市歌が選ばれたのか。JAXAの広報担当者に尋ねると、「深い意味はなく、たまたまなんです」と返ってきた。動画配信中に使ったBGMはフリー素材の中から、「宇宙っぽい壮大なBGM」を選んだところ、「たまたま」横浜市歌がアレンジされたものだったという引用サイト:朝日新聞デジタル こちらちょっと息抜き:横浜市歌 ポップ調 こちら続報拾い読み:太陽光発電再開、月面調査開始 01.29 こちら続報拾い読み:奇跡の復活 こちら時の人日本海新聞 02.06
2024.01.19
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