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ちょうど1年前の今ごろ、T塾長から開業祝いとしてデンドロビュームという蘭の花を頂きました。花が散ってからもときどき水をやって、ときどき日光浴をさせていたんですが夏ごろになって、気付いたら葉が増えていました。さらに秋ごろになると、いつのまにか新たな株がグングンと伸びだして気付いたら、葉だけでなく茎も増えていました。そしてついこの間、花を咲かせたのです。13個ほど花を咲かせました。茎も葉も緑色一色であったこの植物に白と紫と黄の綺麗な色が添えられました。いずれまた散ってしまうことでしょう。次に花が咲くのは、また1年かかるのでしょう。もしかしたら、来年は咲かないのかもしれません。けれど今後もときどき水をやって、ときどき日光浴をさせようと思います。諦めず、コツコツと続けていたらいつか花開くと思います。
Mar 29, 2006
先日、親しくさせて頂いているT塾長に開塾1周年ということで、飲みに連れて行ってもらいました。昨年の3月頃の不安な日々から話がはじまり、今後の僕の塾の方向性について話が膨らんでいきました。そんな中、T塾長はとても興味深いお話をしてくれました。以前、塾の集まりの飲みの席で右隣には生徒数が1000人規模の塾長左隣には生徒数200人規模の塾長に挟まれたことがあった。その二人の塾長はあまりにも対照的に見えた。右隣の塾長は、講師というのは穴さえあけてくれなければいい。どっしりと落ち着いた語り口であった。左隣の塾長は、講師はああだこうだと、全然言うことを聞いてくれないとずっとぼやいていた。そんな話を伺いながら、T塾長が僕に対して、暗に示していたことは一講師としての道を選ぶのか経営者としての道を選ぶのかどちらを選択するのかということです。一講師としての道ならばとことん教務を磨いていくことだと思います。経営者としての道ならばシステムや人材育成に力を注いでいかなくてはなりません。後者の道で怖いのは塾が大きくなればなるほど開塾当初の理念が失われていくことだと思います。人はそんなに簡単には思い通りに動いてはくれないのです。僕はどちらの道を選ぶのかその岐路に立たされています。今は教え子達も僕の塾の講師になってくれています。彼らには、僕の目標や理念を時折、話していきたい。僕は彼らを信頼しています。そこに、僕の理念が彼らの授業の中にも根付くことを期待しているのです。
Mar 27, 2006
僕は今でも才能は生まれたときから決まったもので子どもは生まれたときは、真っ白な白紙のようなものだとは思わなくて、最初からひとつの本のようなものだと考えています。ただ、それは完成された本ではなくところどころに空白があるのでそこをどう埋めるかで、人生は変わってくるものだと考えるのです。けれど、たとえばピアノに才のある子であれば3ページあたりに「2歳になったとき、鍵盤を叩いて見ると…」みたいな文がところどころに、すでに書き上げられていて、ピアノについて書いていけば、自然と素晴らしい物語になっていくように思えるのです。僕は、そういうたくさんの本を読ませてもらっています。無理矢理、文を書き換えたいとは思いません。空白を埋めるのはその本人にしかできません。僕にできることは受験と言う目標までの物語を完成させるためのお手伝いです。これからも空白のある物語に関わり続けていきたいと思います。
Mar 26, 2006
卒塾生の子たちが、この春から講師としてデビューしてくれます。彼等は僕のやり方を知ってくれているしなによりもお互いの気心が知れているのでお互いに言いたいことを言えます。また、授業の細かい方向性も逐一確認していくだろうから、そうブレる心配がないでしょう。彼等は僕のしたい授業がどういうものなのか、身を持って知っています。これからは教える側に立って、それがどういう意味だったのか実践するなかで、まずはつかみ取って欲しい。そのうえで気になる点を議論していきたいのです。今日もひとりの教え子がメモを取りながら僕の授業を最後まで見ていました。受験を終えた彼等が、後輩たちを指導できることは素晴らしい出会いだと思います。これをサイクルというのでしょう。地域に根差すということの素晴らしさを感じずにはいられません。強いチームを作っていく上で、細かい打ち合わせは欠かせません。それをストレスなくできることは非常に有利だと思います。それぞれの行動がひとつになってブレることのない大きな推進力を生み出すでしょう。
Mar 25, 2006
勉強において、大切なのは「やる気」だと思います。本気であればあるほどいいと思います。そして僕は、そういうやる気のある人たちと出会いたい。ひとり、やる気のない生徒がいます。その子はなんのために勉強するのかそのことが分からないでいます。塾は嫌いじゃないけれど勉強はとても嫌いです。塾には遊びに来ている感覚です。授業前はいいけれど、授業が始まると勉強と向き合うことができません。お母様はとても心配していらっしゃる。学習習慣の確立と定着していない前学年の内容からはじめる必要性をお母様はよく分かっていらっしゃる。けれど、本人には全くやる気はなく、集中力は続かない。その子は小学生なのでなぜ勉強するのかなんて今の段階では考えることはできないしこちらとしても、それを伝えることはとても難しい。勉強に対して、これほどまで拒絶反応を示す子にやる気など生まれるわけもありません。ただ僕が確信的に思うことがひとつあります。その子は勉強ができないことがいかに辛いことなのか身をもって知らない。自己防衛的に無意識的に蓋をしてしまっているように感じます。学校教育という場ではそれを知ることはできないと思うのです。その温室を離れ、社会に出たときに身をもって知ると思うのです。お母様はそれをよく知っておられるからこそ子を塾に送り出すのです。自分を突き動かすのは自分の感情です。勉強勉強と言われて、うっとおしいという感情が生まれてとる行動は勉強から逃げることしかありません。逃げて逃げて逃げまくった結果新たに浮かび上がってくる感情はむなしさだけです。塾は勉強を通じて自己を高め、自己実現をするための場所です。それが根底にある以上、その子からお金を頂くわけにはいきません。これからも塾には遊びに来て欲しいし勉強もして欲しい。いつか本当にやる気が出てきてそのときから授業をはじめていこうと思います。
Mar 24, 2006
3月16日に大阪府立入試の後期試験が行われました。一番ホッとしているのは生徒たちでしょう。やるだけやったのだからあとは自分を信じて、落ち着いて発表を待って欲しいと思います。彼らの頑張りは、僕にとっても自信になりました。僕が塾に求めているものはたったひとつ。最近観たTVのドキュメンタリー番組で英語講師の特集があったけれどもあの授業の雰囲気そのものこそが僕の求めるたったひとつのものなのです。講師時代、尊敬するY先生から「講師の喜びというものは、合格という瞬間にしかない」という話をされていました。ですが、真剣な授業の雰囲気を味わった後のあの充実感は何物にもかえがたいのです。決して容易に手に入るものではないからこそそこには決して空しくはない、確かな快感を感じるのです。今年も、そしてこれからもひたすらにそれだけを求めていきたい。
Mar 17, 2006
この3月から前の塾の教え子であったIが僕の塾の講師になります。彼とは僕が講師2年目のときにまかされた新教室のときからのつきあいで高校3年生までの4年間、指導することができました。この春、彼は念願の薬大に合格し薬剤師の道を歩むことになりました。そんな彼を、僕の塾の講師として招くことは本当に幸いなことです。さらに幸いなことに現中3の塾生が将来、薬学の道に進みたいという。中学でそう思い立ったことは凄いことだと思います。受験が終わったら、その希望をじっくり聴いてみたい。すべての仕事というものは基本的に、使命があるものだと僕は思っています。だから、それが本物かとどうかこれから何度となく試される場面があるでしょう。本物であるならば、多少の壁も乗り越えていって欲しいと願います。教え子であるIがその道を目指す塾生と出会えることが本当に嬉しい。良き師弟関係がもてることを願っています。けれど僕はIに過度の指導をさせないようにしようと思います。この業界に染まることを恐れているからです。大学に入ってからの勉強が一番大切です。そこで本気で頑張ることによってその道を目指す若者たちにとって良き手本となるでしょう。補講や対策授業は僕の仕事です。講師陣でしっかりと連携していって強いチームを作っていきたい。
Mar 8, 2006
先週の木曜日の授業終了後に親しくさせていただいているS塾長先生が僕の塾まで来てくださいました。2月の中頃にも来て下さってチラシを持ってきてくださいました。僕はそのチラシを見て、愕然としました。内容はシンプルで…強い!僕が感じた印象はこれです。S先生とお話をする度にいつも伺うのがS先生の目指す塾の目標です。それが抽象的ではなく具体的なのが印象的です。基本的に数字について話される。目標とする数字を自分の頭のなかで反芻し目標達成に向けて、行動に移していく。とても刺激を受けました。S先生はずっと目標を求め、常に行動している。僕も負けじと自分の目標に向けて、行動していかなくちゃいけない。僕の塾はまだまだ進化できる。今回の目標とする数字は、ひとつとして生徒数もあるのですがもうひとつ別の目標とするものがあって、できるだけ塾生たちのコマ数を増やすように提案しました。僕の塾は、コマ数を増やしても、あまりコストがかからないシステムにしています。ですから、少ないコマ数でたくさん生徒さんが来てくれた方が利益はでるのですが、今回求めている目標は、生徒数だけではないのです。1年目の塾でも、僕を信じてついて来てくれた生徒たちは僕が塾をはじめた信念を理解してくれたことに他なりません。そこからはじまり、進化していくのならば、単に生徒数を増やすことだけに専念してしまうとどんどん弱い塾になっていくことでしょう。代表である僕は、高校受験をメインとして統括し、高校部は、Oさん中心に進めていきます。高校受験は5教科を中心に、大学受験は教科を絞り込んでいきます。僕は地域に根ざした自立型個別指導を目指したい。であるならば、生徒、保護者との信頼は大切にしていかなくてはならない。僕たちに夢や希望があるように生徒たちにも、それぞれに夢や希望があります。僕達はそれを十分にサポートすることこそが使命だと思っています。
Mar 1, 2006
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