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突然あらわれたヴィルヘルミナは、「零時迷子」という秘宝を持つミステス坂井悠二の破壊を宣言します。シャナは当然愛する悠二の破壊を認めるわけがなく・・・。 5巻以来の無表情でメイド服を着たフレイムへイズ・ヴィルヘルミナの再登場です。シャナの保護者の一人でもある彼女ですが悠二の破壊をめぐってシャナとはケンカしてしまい、さらに坂井悠二の母であり現在シャナの面倒をみている坂井千草との対決に敗れ去り、ものすごく落ち込んで可哀相でした。一方、ヴィルヘルミナに殺されそうになる坂井悠二は、自分が命を狙われてシャナに守ってもらうという状況にも関わらず吉田一美とファンシーパークという所でデート。いいのでしょうか?ちょっと考えられません。いろんな人に迷惑をかけると思います。もちろん全然気の毒ではなかったです。 坂井悠二の父親・貫太郎も登場し、話は全体的に保護者と子どもたちという感じで新鮮で楽しかったです。 ジャンルはアクション・ファンタジー。今回はアクション・ホームドラマという感じだったかな。アクションが好きな人にお薦めです。<終>
2005年08月31日
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「紅世の徒」の襲撃があったミサゴ祭りも終り、シャナたちは次なる試練である期末試験に挑むことになります。ミサゴ祭りや「紅世の徒」・フレイムへイズたちのせいで全然勉強をしていなかった悠二、田中、佐藤の運命は・・・。 期末試験をむかえてみんなで一緒にお勉強会をしようという話です。個人的には友達と一緒に勉強をしようとすると始めは勉強をするつもりでもついつい一緒に遊んでしまうという展開になり、あまり勉強がはかどったという印象はないです。 それはさておき、シャナのライバル吉田一美は勉強よりもおいしい料理を振舞うことでさらに坂井悠二の印象を良くしようとします。一方、勉強のできるシャナですが教えることは苦手であることが判明。逆襲はうまくいきません。シャナと吉田一美、二人の恋のかけひきが面白かったです。 ジャンルは、今回あまりアクションシーンがなかったのでラブコメといったところかな。ラブ・コメディが好きな人にお薦めです。<終>
2005年08月30日
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統和機構によって作られた合成人間・織機綺は、調理師専門学校に通ってごく普通の生活を送っていた。しかし、同じ学校に通う蒼衣秋良も実は合成人間であり二人が「牙の痕」と呼ばれる地に足を踏み入れた時、突然奇妙な世界に迷い込んでしまい・・・。 心の闇から顕れる爆弾の群れ、巨大な竜巻、そして謎の子供ブリック次から次へと異常な事が起こり、合成人間としては何の能力のない綺とブギーポップに復讐しようとしている割に人のいい蒼衣秋良は窮地に陥ります。さらに炎の魔女・霧間凪、リセットの姉の「リミット」雨宮美津子、そして死神・ブギーポップも「牙の痕」にやってきて驚愕の真実が明かされることになります。 それにしても統和機構がおそれる空から降りてきた4つのものが大変気にかかりました。その一つマンティコア・ショックの際失われたものというのは、エコーズのことなのかな。目撃したのに誰にも認識できなかったというのは「ビートのディシプリン」のカーメン?霧間凪の母のことなどもあって物語はクライマックスへ向かって加速して行くようでとても面白かったです。 ジャンルは合成人間などが出てくるのでSFかな。SFが好きな人にお薦めです。<終>ブギーポップシリーズ1巻
2005年08月29日
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「灼眼のシャナ」の昨日の続きを読みました。坂井悠二とともにミサゴ祭りにやって来た吉田一美。しばらく二人で祭りを楽しんでいましたが、そんな時「紅世の王」教授が御崎市に実験と称する襲撃をしかけてきました。混乱の中、吉田一美はとうとう愛する坂井悠二がすでに死んでいて「トーチ」になっていることを知ってしまい・・・。 真実を知った吉田一美は、きっと「トーチ」である坂井悠二を今までのように好きでいることができなくなるのかなと思っていましたが、真実を受け入れてそれを乗り越えてしまいびっくりしました。話は、「紅世の王」教授に対してシャナと悠二、吉田一美、カムシン、マージョリーと田中・佐藤、たちが力を合わせて御崎市を守るため戦う展開になるのですが、教授と直接戦闘をするシャナに対し吉田一美の快進撃はまだまだ続きます。前巻とこの巻と主人公は吉田一美のようでした。本来の主人公のシャナは「紅世の王」と戦うということでは頑張りましたが結局、悠二と祭りを楽しむことができなくて可哀相でした。 閑話休題、真実を知ったクラスメイトたちやフレイムへイズたちと力を合わせて戦うということで、前回なかったアクション・シーンも満載で面白かったです。 ジャンルはアクション・ファンタジー。アクションが好きな人にお薦めです。<終>
2005年08月28日
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シャナや坂井悠二の住む御崎市では、ミサゴ祭りという大規模な花火大会があります。坂井悠二をめぐって恋のライバルであるシャナと吉田一美は、悠二とミサゴ祭りに行こうと思っていますが、そんなある日カムシンという不思議な少年が吉田一美の前にあらわれて・・・。 シャナのライバルである吉田一美が「紅世の徒」や「フレイムへイズ」といった今までシャナと悠二のふたりを結んでいた世界を知ることになります。愛する悠二がすでに存在の力を奪われ「トーチ」という人間の代替物になっていることを知った吉田一美はどうするのか?そのときシャナは?といったところで次巻へ続きます。今回はアクション・シーンが全くなくて残念でした。そのかわり、吉田一美をメインとして恋愛の話が続きます。いつものフレイムへイズと紅世の徒の剣や自在法を駆使したアクション・シーンも好きですが、今回のこうした恋愛の話もわりと面白かったです。次巻は、真実を知った吉田一美とシャナと悠二の関係がどう変化するのかとても楽しみです。 ジャンルは基本的にはアクション・ファンタジー。アクションが好きな人にお薦めです。<終>
2005年08月27日
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天道宮という外界から隔離された宮殿に「天壌の劫火」アラストールという紅世の王、メイド服で大荷物を背負っている女性ヴィルヘルミナ、謎の白骨シロらとともに一人の少女が暮らしていた。少女はフレイムへイズ「炎髪灼眼の討ち手」となるための修行をしていて・・・。 フレイムへイズになる前のシャナの話です。シャナはどうしてそんなにメロンパンが好きなのか?フレイムへイズになるためにどんな修行をしていたのか?アラストールの過去やシャナの世話係ヴィルヘルミナのキャラクター、シロとの修行を通してシャナの性格・考え方が分かって興味深かったです。さらに以前から何度か名前だけがでてきたミステス天目一個も登場。「灼眼のシャナ」の世界がひろがる1冊でした。 ジャンルはアクション・ファンタジー。アクションが好きな人にお薦めです。<終>
2005年08月26日
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草刈鷲士とその実の娘、結城美沙。年の差9歳の父娘が、秘密結社「ミュージアム」と戦ったりしながら宝探しをする話です。見所はある理由で死んだことにされていてなかなか名乗ることのできない美沙の母・麻当美貴、結城の家を継ぐために頑張りながらもバラバラな家族を何とかしようと努力している超能力少年で鷲士と美貴の息子で美沙の弟の結城樫緒、何も知らされていない草刈鷲士の草刈家・結城家の奇妙で複雑な家族問題。そして、謎の武術「九頭龍」を使う鷲士と超科学兵器を操る美沙が「ミュージアム」のハイキュレイターと戦うアクションシーンです。 今回メドゥーサ編は、海に沈んだ幻の大陸アトランティスで世界と人類の存亡をかけた話です。相変わらずのものすごいアクションシーン、「九頭龍」の謎にせまるエピソード、「ミュージアム」の幹部で圧倒的な強さのシェピロ・ダンストンの登場と大変面白かったです。特にメドゥーサ編初登場のデーモン・ギャレットのキャラクターが最高でした。下ネタを連呼しながら鷲士や美沙に勝るとも劣らない大活躍!シリアスなシーンでもこのノリで大爆笑で良かったです。 ジャンルはラブコメアクション。アクションが好きな人にお薦めです。<終>DADDYFACE1巻
2005年08月25日
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シャナの持つ大刀「贄殿遮那」を狙う「紅世の徒」ソラトとティリエル。ソラトとティリエルに絶大な力をあたえる特殊な封絶「揺りかごの園」(クレイドル・ガーデン)にシャナたちは勝つことができるのか・・・。 「灼眼のシャナ」の昨日の続きです。前巻で敵が出揃い、今回はアクションまたアクションの展開になります。剣にわずかに触れるだけで剣と接触しているものを傷つけることができる魔剣「ブルートザオガー」、おそるべき「揺りかごの園」(クレイドル・ガーデン)の能力に立ち向かうシャナとマージョリー・ドーの活躍が面白かったです。そして、坂井悠二とシャナと吉田一美の三角関係の行方も注目。全体的に見所が多くて良かったように思います。 ジャンルはアクション・ファンタジー。アクションが好きな人にお薦めです。<終>灼眼のシャナ1巻
2005年08月24日
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この世の在り様をみだす異界の住人「紅世の徒」を退治するフレイムへイズの少女シャナの話の3巻です。 シャナたちの前にまたまた「紅世の徒」があらわれます。シャナの持つ刀「贄殿遮那」を狙う愛染の兄妹ソラトとティリエル、そして二人に雇われた「紅世の王」シュドナイです。いきなり現れた3人もの敵にシャナたちは、どのように立ち向かうのか・・・。 今回登場の「紅世の徒」ソラトとティリエルですがとても変なキャラクターでした。「紅世の徒」や「紅世の王」には1巻登場のフリアグネや「弔詞の詠み手」マージョリー・ドーと契約しているマルコシアスなど変わり者が多いように思います。さらにシャナには「紅世の徒」だけでなく恋の強敵クラスメイトの吉田一美が立ちはだかります。次々とものすごそうな敵があらわれるという展開でなかなか面白かったです。しかし、勝負の行方は次巻に持ち越し。4巻が待ち遠しいです。 ジャンルはアクション・ファンタジー。アクション小説が好きな人にお薦めです。<終>灼眼のシャナ1巻
2005年08月23日
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文化祭で涼宮ハルヒらSOS団(世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団)は、映画を作ることになります。映画のタイトルは「朝比奈ミクルの冒険」。ウェイトレスに扮した未来人・朝比奈みくるが魔法使いに扮した宇宙人役の宇宙人・長門有希と戦うストーリーです。ものすごいコスプレに戸惑う朝比奈みくる以外は特に問題のない文化祭の映画を撮るという一般的な部活動のはずでしたが・・・。 涼宮ハルヒの本人の自覚のない不思議な力によってとんでもない映画の設定に日常世界が侵食されていき、やがて世界が危機に陥るというすごい展開です。映画を撮りながら世界を守るということを中心に話は進むわけですが、文化祭の映画を撮るということと世界を守ることが同時に進行してなんとも不思議な面白さでした。 ジャンルは、非日常系学園ストーリーとありますがSFっぽい内容だと思います。SFが好きな人にお薦めです。<終>このシリーズの1巻
2005年08月22日
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海獣(ラグナ)という様々な特殊能力を持った生物を駆り、過酷な冥海(メノーグ)で知略を尽くした戦闘を繰り広げる戦記ファンタジー3巻です。 今回はいよいよ皇帝シグルドひきいるのアールガウ軍とローデウェイク公国軍がぶつかります。アールガウ側の戦力はおよそ9千騎さらに遅れて援軍が来る予定です。それに比べてローデウェイク側は約3千騎、援軍はきびしいです。圧倒的な戦力差に加えてアールガウ軍の姿を消すことができる海獣(ラグナ)を操る精鋭部隊・蒼影騎士団や新型海獣(ラグナ)フェンサリルの特殊能力が次々とローデウェイク側に襲いかかります。ローデウェイクの城代で天才ジュラがこの猛攻を何とかするために仲間たちと力を合わせ幾重にも策をめぐらし必死に対抗するところが大変面白かったです。 ジャンルは戦記ファンタジーで戦記ものやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>ゆらゆらと揺れる海の彼方1巻
2005年08月21日
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上条当麻は布団を干すためにベランダに行くとそこにいたのはベランダの手すりにひっかかった白い服の女の子インデックスだった。インデックスと名乗る少女は10万3000冊の魔道書を持っていて、そのために魔術師に追われていた。しかし、本当は・・・。 超能力が科学的に認知された学園都市を舞台に異能の力を打ち消す右手を持つ少年主人公の上条当麻と謎の少女インデックス、そして魔術師たちの超能力VS魔術の話です。上条当麻の異能を打ち消す能力「幻想殺し」は学園都市の超能力の基準では無能力とされています。特に役立つ能力でもなく物理的には無力だからです。そんな主人公が自分の力「幻想殺し」でインデックスを救う可能性を見出すためにどんな困難にもあきらめず立ち向かう姿が印象的で面白かったです。 ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>
2005年08月20日
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この世に生まれたばかりの上弦が主人公の「双月」、舞が月島亮史のために手料理を作る「ラディカル・クッキング」、使い魔ツキが思わぬピンチにおちいる「ブラック・マンデー」の短編小説3つと月島亮史とかつての敵・笑石との邂逅を描いた「わらいぼとけ」、5万円のボーナスをどう使うのか舞・レレナ・月島亮史の3人が悩むことになる「ボーナスのゆくえ」、雪村舞と偶然出会った少女・碧との物語「天使と黒猫」のマンガ3つを収録した「吸血鬼のおしごと」の特別編です。 本編は終了した「吸血鬼のおしごと」ですが、この特別編では月島亮史・雪村舞・レレナ・ツキのかつての幸福なひとときや意外なエピソードなどバラエティにとんだ話がいっぱいでとても面白かったです。 ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>「吸血鬼のおしごと」1巻
2005年08月19日
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父イエルのような大召喚術師を目指している主人公のマリア。しかし初歩的な召喚術も使えない彼女は、家を飛び出し聖都サザンの大学院(アカデミア)で修行をするために傭兵のアルバイトをすることになります。そんなある日、魔力の爆発に巻き込まれたマリアは目が覚めると堕天使と魂を共有する関係になっていて・・・。 モンスター・コレクションのイエルの娘マリアの話です。最初から実力のあったイエルにたいして娘のマリアは召喚すら満足にできません。さらに事故に遭い異常に魔物に好かれるやっかいな体質にゲイの堕天使フレイムと魂を共有する体になってしまいます。満足に召喚もできないマリアが聖都防衛隊になって悪戦苦闘したり、ゲイのフレイムに操られ仲間の少年に襲いかかりそうになったり、とんでもない魔物に求婚されたりして大変面白かったです。 ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>マリアの両親が活躍する物語の1巻です。「召喚士マリア」は初めて読む人でも違和感なく読むことができますが、両親の活躍を知っているとよりこのシリーズを楽しめると思います。
2005年08月18日
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夾は、小さい頃に透の母・今日子に会ったことがあり・・・。透の両親・今日子と勝也の話になります。 不良時代の今日子や今日子にくらべるとさっぱり登場機会のない本田勝也の今まで知ることのなった透の両親の話は非常に興味深かったです。本田透というこの物語のヒロインがどのようにして育ったのか、両親の話をとうして分かったように思います。また、小さい頃の透もかわいくて見所たくさんでした。そして、話の後半は現在にもどって透と草摩家の話になります。夾の揺れるこころはどのような決断をするのか。草摩家の呪いは解くことができるのか?今後の展開が楽しみです。 ジャンルはファンタジー。心あたたまる物語です。<終>
2005年08月17日
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オーギュスト役の最終選考の条件は、「メデュウサ」のハミル役を演じること。ケイは、ライバルであるワタルのハミルの演技を超えるため「伝説のハミル」と呼ばれた藤崎晃一に会うことになります。ケイと藤崎晃一の生み出すハミルとは? 「赤の神紋」は、作中の舞台劇「赤の神紋」の話です。主人公の葛川蛍はこの「赤の神紋」のオーギュスト役を目指し、プロの役者への道を歩み始めます。才能のある蛍ですが、欠点もあり苦労することになります。また、手ごわいライバルたちも登場してオーギュスト役をめぐる争いも盛り上がります。 また「赤の神紋」は、劇作家の話でもあります。舞台劇「赤の神紋」の作者である天才・榛原憂月と榛原憂月のあまりの才能に苦悩する小説家兼劇作家・連城響生の「赤の神紋」をめぐる物語。榛原憂月と連城響生の関係はちょうど「赤の神紋」のオーギュストとクラウデスの関係になります。連城響生は、原作者の榛原憂月よりも良い「赤の神紋」の舞台を作ろうとします。 ジャンルは演劇ファンタジー。ボーイズ・ラブでもあるのでBLや演劇の話が好きな人にお薦めです。<終>赤の神紋1巻
2005年08月16日
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キーリ、ハーヴェイ、兵長はベアトリクスを捜してウエスタンベリへやって来た。しかし、そこにいたのは・・・。 前巻まではハーヴェイを捜していたキーリたちですが、今度はベアトリクスを捜すことになります。ハーヴェイやベアトリクスなど不死人は、教会によって迫害されているので目立たないようにしています。そうした不死人を捜すのは大変そうです。さらに、今回は物語の後半でキーリの身にものすごいことが起きてしまいます。不死人たちの過去や再び不死人を作るおそろしい計画などと合わせて目が離せない展開でとても面白かったです。 ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>キーリ1巻
2005年08月15日
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宇宙人によって脳を入れ替えられてしまったつばさ先輩と主人公のはじめ。2巻では、はじめの幼馴染・嵐が登場。嵐は、はじめにとって妹のような存在ですが、親公認の仲の先輩とはじめの間に割って入ろうと悪戦苦闘。どうなる? つばさ先輩とはじめに嵐が加わって三角関係という展開になるのですが、体がつばさ先輩と入れ替わって女になってしまったはじめに対して「中身がはじめにーちゃんだから問題ない」と即断できてしまう嵐がすごかったです。そして当然、この展開にたいして大喜びで楽しみまくるつばさ先輩の変人ぶりも健在でとても面白かったです。 ジャンルはコメディ。コメディが好きな人にお薦めです。<終>
2005年08月14日
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むりやり連れ去られた主人公のカリエは、皇子の身代わりをすることになります。流血女神によって過酷な運命に翻弄されるヒロイン・カリエの激動のサバイバル・ファンタジー。 エティカヤで正妃になったカリエですが、こどもを救うため全てを捨ててユリ・スカナへ向かいます。一方、エティカヤ王のバルアンは自分を裏切ったカリエに追っ手を放ちます。追っ手は最強の暗殺者といわれるザカール人。カリエの運命は・・・。 流血女神伝シリーズ最終章の幕開けです。ザカールの予言は色々ありますが今のところさっぱり当たっていないように思います。これは、カリエが流血女神ザカリアの意志に逆らって頑張っているからなのでしょうか。女神の復活や世界を滅ぼすと言われているカリエのこどもの運命などとても気になります。 さて、今回のカリエのコスプレですが妊娠をしていてそれどころではないようです。しかし、イーダル王子がドレスで女装して大活躍。カリエも早くコスプレができるように元気になってほしいです。 ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>流血女神伝1巻
2005年08月13日
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王国(キングダム)を倒すために惑星国家キビの防衛大学士官候補生たちは、降服した政府にかわり宇宙戦闘艦アマテラスを購入し戦いを続ける。幾多の戦闘を経てようやく母星キビに戻ってきたアマテラスだったが・・・。 いつも不利な状況での戦闘が多かったアマテラスですが、今回は母星キビを楯にした敵艦ジュットランドを前に攻撃することができません。今まで軍師として様々なアイデアでアマテラスを救ってきた主人公の香月シノンなのですが戦いする様子が全くなく、攻撃することによりキビに被害が出る状況で今回はあまり出番がなかったです。そのかわり、アマテラスに乗り込まずキビに残ることになったシノンたちの防衛大学同期生や王国に不満をもつキビの人たちにスポットが当たる話になっていました。キビの国民の考えや王国に降服してアマテラスを降りることになったクルーの苦悩など考えさせられる内容だったように思います。 ジャンルはSF。SFが好きな人にお薦めです。<終>スターシップ・オペレーターズ1巻
2005年08月12日
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狗根国軍は耶麻台国復興軍と裏切った天目によって奪いかえされた九洲を再び手に入れるため彩花紫王女を総司令官とする狗根国九洲遠征軍を組織して九洲に迫る。一方、耶麻台国と天目側も狗根国軍を迎え撃つための策をめぐらすが・・・。 ついに狗根国軍のもつ切り札、天空人の遺産・枇杷島が動き出します。空を飛ぶ要塞というなので天空の城ラピュタのような感じかな。要塞は飛行石のようなものでなく人間が術によって動かしているので大変そうです。そして、迎え撃つ側の九峪と天目は狗根国軍の動きを探るため志野・珠洲・真姉胡・織部を送り込みます。今回は志野たちが工作員のように大活躍して面白かったです。 それから彩花紫王女は枇杷島が空を飛ぶことを知られないようにしています。どのような作戦なのでしょうか。いよいよ本格的に両軍が動き出して今後の展開が楽しみです。 ジャンルは戦記ファンタジー。戦記ものやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>
2005年08月11日
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東京に人食いボタル出現。都知事は「ホタル撲滅」を宣言するが、そうしている間にも次々と生物兵器の襲撃が起きる。そして、遂に警視庁の魔女王・薬師寺涼子が立ち上がる。 「薬師寺涼子の怪奇事件簿」は、女性ながらキャリアで階級は警視、絶大の美貌と無双の凶悪さで「ドラキュラのよけて通る」ドラよけお涼の異名を持ちおそれられている薬師寺涼子とその部下・泉田準一郎が普通ではありえないようなモンスターとついでに政治家を退治する物語です。涼子が傍若無人にカッコ良くモンスターや政治家をやっつけるシーンはとても痛快で非常に面白いです。今回の敵は妖怪ヤマガラシ。さらに謎の怪人や暗躍する秘密結社ゼンドーレン、東京都知事も登場して大騒動を繰り広げます。期待どおりの面白さで大変楽しく読むことができました。 ジャンルは痛快警察小説といったところかな。警察や政治家に不満があるときに読むとより楽しむことができると思います。 ところで涼子の部下の泉田準一郎は、名前が総理大臣の小泉純一郎に似ているように思うのですが気のせいなのでしょうか。それとも何か意味があるのかな?少し気になります。<終>薬師寺涼子の怪奇事件簿1巻マンガも出てます
2005年08月10日
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「少年探偵 虹北恭助の冒険」シリーズの続きです。学校に通わず古本屋「虹北堂」で一日中本を読んで過ごしている恭助。小学校のころから不登校で社会生活不適応者ですが、彼には一目で謎を見抜く推理の才能があります。その推理はまるで魔法のように見えることから彼をよく知る人たちに魔術師と呼ばれています。しかし、前回恭助が中学生の時フラッと外国へ行ってしまうというところでシリーズが終わっていました。そして今回は高校生になり外国から帰ってきた恭助の活躍が復活します。 以前からのキャラクター野村響子や商店街の人々に加え、フランス人で武道の達人の真衛門と美絵留の兄妹、響子が通う学校のミステリ研究会のメンバーたちなどユニークな新キャラクターもたくさん登場して面白かったです。見所はやはり恭助の推理シーン。と言っても殺人事件のような深刻な事件でなく町内で起きるちょっとした事件なのですが、普通のミステリーでは圧倒的に殺人事件が多いのでこうしたちょっとした事件というのは逆に新鮮で良かったです。 ジャンルはミステリー。ミステリーが好きな人にお薦めです。<終>
2005年08月09日
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へっぽこ冒険者たちに貴族エルンストから宝探しの依頼が舞い込んだ。依頼者のエルンストとともに宝の眠るヤスガルン山脈の遺跡を目指すヘッポコーズですが、この依頼には何者かの陰謀があるようで・・・。 ソード・ワールドのリプレイで初の長編です。主役がヘッポコーズということもあり、あいかわらず実力はあってもどこかへっぽこという活躍でとても面白かったです。また、ヤスガルン山脈を舞台に繰り広げられる壮大な陰謀に立ち向かうという展開は長編にふさわしいもので良かったと思います。 ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>ヘッポコーズリプレイ1巻です。
2005年08月08日
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主人公の二ノ宮峻護の家にやって来た兄妹、月村美樹彦と月村真由。兄の美樹彦は変人で妹の真由はおとなしそうな印象。二人は居候として一緒に住むことになったが、真由は男性の精気を糧とするサキュバスだったのだ。どうする二ノ宮くん!? 真由はサキュバスなのに重度の男性恐怖症です。男性の精気を吸わなければ生きていけないのですが、男性恐怖症なのでそれができません。真由が比較的恐怖を感じずにすむ存在でしかも制御不可能なサキュバスの能力に耐性のある二ノ宮くんが真由の男性恐怖症を治すために奮闘するのですが、二ノ宮くんは高い倫理観の持ち主でなかなかうまくいきません。心の中ではお互いに両思いなのに変な関係のせいでぎこちない二ノ宮くんと真由のすがたが大変面白かったです。また、二ノ宮くんの姉・涼子と真由の兄・美樹彦のものすごい変人ぶりも最高でした。 ジャンルはラブ・コメディ。コメディが好きな人にお薦めです。<終>
2005年08月07日
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少々遅くなりましたが、グイン・サーガの100巻を読みました。グイン・サーガは体は人間なのですが豹の頭を持つ記憶喪失の謎の人物グインが主人公のファンタジーです。グインは常に自分の異貌と失われた記憶に苦しんでいますが、人並みはずれた身体能力と頭脳そして人望により英雄、王になっていきます。グインは100巻を前に再び記憶喪失になってしまい、さらに隣国の王イシュトヴァーンの捕虜になってしまうのですが・・・。 相変わらずグインは記憶喪失でルードの森の中をイシュトヴァーンに連行されるという展開が続きます。後半になってグインを捜すマリウスの歌が聞こえたり、意外な人物がグインを助けにあらわれるのですが全体として100巻という区切りの割りに見所がなかったように思います。今後に期待かな。 それにしても100巻達成というのはすごいです。わたしがこのシリーズを読み始めたのは数年前で読み始めて半年ぐらいでリアルタイムに追いつきました。確かモルダニアのアリがイシュトヴァーンに殺される巻「ガルムの報酬」でリアルタイムに追いついたのかな。その時が60巻だったのでものすごいスピードで100巻を達成したと思います。とは言え1巻から100巻までかかった時間は26年とあるのでとんでもないシリーズです。完結となる「豹頭王の花嫁」はいつ出るのか検討もつきません。まあ、いつかは完結するのでしょう。 ジャンルはファンタジー。とても壮大で感動的な話です。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>
2005年08月06日
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クリムゾン・ローズ・ソサイエティ(CRS)は吸血鬼を狩る吸血鬼の国際的な組織です。CRS日本支社の緑川淳司と花村雅香は、聖陵女子大でおきた怪死事件の潜入調査をすることになり・・・。 強力な能力を持ってはいるが、たくさんいる人間に比べて少数派の吸血鬼たちが地球や社会に配慮しお互いに支えあって生きようと考える組織CRSの話です。CRSの活動は、大きく分けて先天的吸血鬼たちの互助会という活動と人間たちが吸血鬼の駆除に乗り出さないように社会に迷惑をかける後天的吸血鬼を倒す活動があります。この話の主人公たち先天的吸血鬼の緑川淳司、CRSの新人・花村雅香、淳司の伯父は社会に迷惑をかける吸血鬼を倒すために大活躍します。 アクションありユーモアありで他の田中芳樹の作品同様、大変面白かったです。とくに人間の社会の中でひっそりと遠慮して生きる地球にやさしい吸血鬼たちの姿が大爆笑でした。この話の吸血鬼に比べてやはり、人間は地球や他の生物たちに対してやさしくないのでしょうか? ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>
2005年08月05日
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修理屋の金田寛治の不思議な物語の完結編です。1巻の「それでも君が」では31人だけの住人が暮らす不思議な閉鎖世界での話。2巻の「お伽話のように」は閉鎖世界から日常の世界に戻った金田寛治の身におこるやはり不思議な物語。そして、この3巻「左手をつないで」で今までの話がつながることになります。 ドルチェ・ヴィスタシリーズの世界観はとにかく不思議です。最後の最後まで不思議な話でした。とくにラストシーンはとても衝撃的でした。しかし、金田寛治をはじめとするキャラクターたちは不思議な世界の中でどこか温かな印象を物語に与えてくれて面白かったです。 ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>
2005年08月04日
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クロネコ便でやって来た包帯ぐるぐる少女「シロちゃん」の話の完結編になります。前巻でシロちゃんが高上家を去ってから数日、高上透のもとに再びシロちゃんがあらわれます。透はシロちゃんとの再会を喜びますが、鬼はやはりシロちゃんをねらっていて・・・。 前巻から登場している謎の人物たち、眼鏡の女や班長と呼ばれる少年の正体があきらかになり、さらにシロちゃんをクロネコ便で高上家におくった者の正体とその陰謀もあきらかになります。そして、当然シロちゃんが何者なのかも分かります。前巻からの不可解だったすべての謎が解き明かされてすっきりしました。今回の「シロちゃん事件」はサスペンス風でなおかつアクションありの展開でとても面白かったです。しかし、シロちゃんはこの事件を影で操っていた人に利用されていたり、鬼や神族の都合に振り回されて可哀相だと思いました。 ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>
2005年08月03日
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以前の「火魅子伝」の続きです。「火魅子伝」は現代の高校生・九峪が突然3世紀の九洲へ召喚されたことから始まる物語です。九峪は現代に戻るために狗根国に滅ぼされた耶麻台国を復興しようとします。そのために、女王火魅子の資質のある火魅子候補たちとともに立ち上がるのです。その後、物語は10巻で一部完結ということになりますが、九洲の狗根国軍は倒したものの耶麻台国の完全復興はならず九峪も現代に帰ることができないというところで終了していました。 そういうわけで、とにかく続きが気になって読みました。「火魅子炎戦記」は基本的に未来からやって来た九峪が軍事的戦略や社会システムについて詳しく知っており、それを利用して耶麻台国を復興という面白さは「火魅子伝」と変わりありませんでしたが、しきりなおしということもあってか1巻ではあまり話が進まず2巻以降に期待です。 それから3世紀の九洲となっていますが、異世界の3世紀であり私たちの実際の歴史を参考にした世界観とはかなり違っています。一番違うのは魔人が出てきたり魔法のような術を使えるキャラクターが登場することでしょう。 ジャンルはファンタジー。戦記ものなどが好きな人にお薦めだと思います。<終>リンクは火魅子伝1
2005年08月02日
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前巻で里香の手術がおわり、結果は成功。しかし、裕一は里香に会わせてもらえなくて・・・。 今回は里香の主治医である夏目の話でした。外伝というわけではなく本編の続きもありますが、メインは昔の夏目吾郎とその妻・小夜子の話です。わたしは、最初あまり夏目先生が好きではありませんでした。なぜなら、彼が大人気なくて頼りになる医者という感じでなく、裕一に対してもやつあたりではないかと思う行動ばかりしていたからです。しかし、今回の話を読んで彼のイメージが変わりました。夏目は裕一に「もう里香には会うな、邪魔なんだよ、おまえは」と言っていますが、これは裕一のことを考えたうえで出た言葉だったんですね。夏目のことが少し好きになりました。 ジャンルはラブ・ストーリーです。不治の病で入院している少女・里香と少年・裕一のせつない恋愛の話。感動のラブ・ストーリーが好きな人にお薦めです。<終>
2005年08月01日
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