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夏休みを利用してリリアの家に遊びにきた幼なじみのトレイズ。そんな中リリアの母のアリソンが突然仕事で家を空けることになる。このままではリリアとトレイズはしばらく二人きりで暮らすことになるのだが、アリソンの勧めもあって二人は旅行にいくことになり・・・。 一つの大陸の中にロクシェとスー・ベー・イルという二つの大国があり、それら二つの国はある歴史的な理由でずっといがみあってきたという「アリソン」の世界の話の続編になります。 「アリソン」は主人公で空軍パイロットの少女アリソンとその部下ヴィルらが、二つの国の歴史と存亡にかかわる壮大なアドベンチャーを繰り広げるストーリーです。そして、この「リリアとトレイズ」は「アリソン」の主要キャラクターの子どもたちが主人公となる続編で「アリソン3<下>陰謀という名の列車」からの続きになります。 トレイズに素っ気ないリリアにちょっと押しの弱いトレイズ。二人をくっ付けようと大人たちがおせっかいを焼くという展開で基本的に話は進みます。「アリソン」でお馴染みのキャラクターたちも大活躍、飛行機や列車など乗り物も健在、そして何やら国家的な陰謀に巻き込まれていきそうな展開でとても面白かったです。 ジャンルはアドベンチャーファンタジー。アドベンチャーが好きな人にお薦めです。<終>アリソンシリーズ
2005年10月31日
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トレジャーハンターになることを夢見て家を飛び出した可憐だったが、死んだ親爺の残したサーカス団と借金を否応なしに相続しなければならなくなって・・・。 ずっと昔に純血種の人間が絶滅し、人猫や人犬といった人間と猫、人間と犬が合わさったような種族が生き残った世界の話です。そこで人猫の主人公の可憐はサーカス団の団長として都市から都市へと興業を繰り返し、借金返済のため頑張るわけですが興業収入だけでは借金を返済できなくなります。そういうわけで団員たち全員でトレジャーハンターの仕事を引き受け借金返済をしようとするのです。 勧善懲悪のストーリー展開と人猫の身体能力を生かした雑技団の団員たちのアクションシーンや旧時代の遺跡から発掘される魔法のような道具などが出てくる独特な世界観で面白かったです。 ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>
2005年10月30日
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宇宙からの侵略者を前に絶体絶命の地球。地球を救うため、今どき古風で硬派な不良高校生・岩鉄巌男は妹ロボットもえみちゃん一号に乗り込むのだが・・・。 圧倒的な技術力を持つ異星人から地球を守るには、武力では全く対抗できないので妹ロボットもえみちゃん一号の妹力で異星人の心をつかみ地球を侵略しないように説得するしかないというストーリーです。妹ロボットに乗り込むのが岩鉄巌男という男の中の男を目指す武闘派不良高校生なので異星人の心をつかむためとは言え、そうした彼が恥ずかしがりながらも真剣に「お兄ちゃん」などと妹言葉?を使って異星人を説得しようとする姿が大爆笑でした。ものすごく変な話でしたが巌男と異星人との心の交流があったり意外に良い話で面白かったです。 ジャンルはコメディ。コメディが好きな人にお薦めです。<終>「ロボット妹」の姉妹作「LAST KISS」こちらはシリアスな話です
2005年10月29日
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ミズベ国のリダーロイス王に招かれたアルダ・ココ一行は、そこでヨールから「千年前の悲劇」の真相を知らせれます。真相を知ってもコーサ国に守龍を呼ぶことをあきらめることができないアルダ・ココやアナンシアたちはリダーロイス王の破格の好意で龍の元を訪ねることになって・・・。 龍の島を訪れたアルダ・ココたちは龍の長老たちに守龍を招く是非を問うために試練を受けることになります。この試練というのが、とにかくすごくてビックリしました。とくにアルダ・ココは魔法も使えないし体を鍛えているわけでもないので途中死んでしまうのでは?と思ったほどです。 故郷の村やコーサ国を豊かにするため、そして約千年の間守龍を連れてくるという多くの人々が願いながらも果たしえなかった悲願を実現するためにあきらめず必死で頑張るアルダ・ココたちが感動的で大変面白かったです。 ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終> 緑のアルダシリーズリダーロイスシリーズ1巻龍と魔法使い1巻 「リダーロイス」「龍と魔法使い」両シリーズを読んでおくといっそう「緑のアルダ」シリーズを楽しむことができます
2005年10月28日
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松尾ナミは魔法遣いという素質を持ちながらも魔法を遣うといつも失敗ばかり、日本にいる「魔法遣い」たちは十九歳までに魔法士研修をうければ国家公務員の身分が保障されるので父に魔法士研修をうけるように厳しく言われるのだが、魔法を遣うといつも失敗ばかりのナミには魔法遣いになる自信がない。そんな彼女がある日出会ったのは龍太郎という少年で・・・。 魔法遣いが公務員という身分を保障されて、一般の社会に普通に受け入れられているちょっと不思議な物話です。主人公の少女が将来への不安や恋の悩みといった誰にでもある同じような不安や悩みをかかえていることに加え、魔法遣いなるという普通の人間にはない悩みで苦しんでいる様子が違和感なく伝わるような話で青春ストーリーとしてなかなか面白かったです。 ジャンルは恋愛ファンタジー。恋愛ものやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>魔法遣いに大切なことシリーズ
2005年10月27日
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日黒期が訪れ太陽が見えなくなって一ヶ月。主人公の少年ネリムは日黒期という謎の自然現象に興味を持つ。そんな中、学校の保健室にやって来た医務員ディネに日黒期の謎や六年前の「森の神隠し事件」で失踪したネリムの兄のことについて「本当のこと」を知っていると仄めかされて・・・。 日黒期の謎、兄の失踪事件そして主人公の前に現われる真実を知っているという女性。それらは閉ざされた街の高度に政治的な事柄に関わっていくことになります。16歳の少年が主人公なのに意外にも物語は政治サスペンス風でした。 真相を知らされて政治的な駆け引き争いに巻き込まれたネリムが、政治家の父や失踪して姿を見せない兄などに翻弄され苦悩しながらも大人として成長するというストーリーで少年の成長と様々な事件が巧妙に絡んでいく展開が大変面白かったです。 ジャンルは政治サスペンス風ファンタジー。ファンタジーやサスペンスが好きな人にお薦めです。<終>2巻もでてます。
2005年10月26日
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ファウラーで新しい生活を始めることになったキリ、ロキシー、ファナの三人だったが、ファナの体が深刻な状態であることを告げられて・・・。 ファナを助けるためにはディートニアに行って総主教のヴァルカーレに会わなければなりません。しかし、キリはディートニアを転覆しようとしている人物としてディートン教の関係者に狙われているのです。今までの対立や困難な旅を乗り越えて何とかして友人のファナの命を救いたいと行動するキリたちに感動しました。また、ディートニアやディートン教の人たちに酷い目に合わされ侮蔑されても、熱心にディートン教を信仰するファナが可哀相であると同時に純粋で美しいと感じられました。 ジャンルはSF。SFが好きな人にお薦めです。<終>ブラック・ベルベットシリーズ
2005年10月25日
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オカルトの研究をしている叔母の迪子からホムンクルスの少女サクラを預かることになった主人公の雅人は・・・。 過去の心の傷から人を避けがちで一人でいたがるようになってしまった雅人が、ホムンクルスのサクラと一緒に暮らすうちに忘れていた大切な事を思い出し過去と向き合っていけるようになるというストーリーです。 ホムンクルスが登場するので始めはオカルトアクションものになるのかなと思いましたが、実際にはアクションシーンの全くないハートフル・ファンタジーでした。サクラの面倒をみるうちに精神的に成長し変わっていく主人公がよく描かれていて心温まる良い話で面白かったです。 ジャンルはハートフル・ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>
2005年10月24日
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伊出延久は準決勝でアメリカ帰りでモデルをしている雷殿静と対決することになります。一方、滝田留宇衣はこのまま勝ち抜くと準決勝はライバル佐世古駿と対戦することに・・・。 ハイスクール・テニスストーリーの18巻です。ものすごく久しぶりに読みました。内容はテニスはやったことはないが元有力陸上選手の伊出延久とジュニアのテニス大会では優勝をしていたけれど中学になってからはライバルに勝てなくなってしまった滝田留宇衣が、テニス初心者ばかりの幕ノ鎌弱小テニス部をその部員たちとともに強くしていくという話です。 今回は滝田留宇衣と佐世古駿のライバル対決、強敵・雷殿静に挑む伊出延久の対戦とインターハイ準決勝のとおりの見ごたえのある対戦でとても面白かったです。 ジャンルは青春スポーツもの。スポーツマンガなどが好きな人にお薦めです。<終>1巻最新刊20巻19巻
2005年10月23日
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主人公・浅間健一がナサニエルと名乗る不思議な男に連れられて来た世界は、穀死病が蔓延し深刻な食糧危機に陥った30年後の日本だった・・・。 健一が訪れた30年後の日本は、単に食糧不足の社会というだけでなく少ない食糧で生き延びるために必要という理由で暴力的な行動、自己中心的な行動をとるなど反社会的な者や普通とは違う容姿や考えの者を選別し処分する怖ろしい社会です。そこは自分が処分されないために他人が異常な行動をしているなど密告が横行する人々の心が荒みきった世界で健一は、30年後の自分とその妻になっている幼なじみの榛名朋恵が処分されるため連れて行かれたことを二人の娘だという智美から知らされます。そうした中で健一は智美のためにも30年後の自分とその妻を救おうするのです。 社会というものは人間一人一人の信頼と努力によって成り立つもので、それがとても貴重で大切なものだと知らされる話でした。そして、30年後の自分とその妻、娘を守ろうと必死に頑張る健一とその友人たちの活躍がとても感動的で面白かったです。 ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>時空のクロス・ロードシリーズ新・時空のクロス・ロードシリーズ
2005年10月22日
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豊葦学園に通うことになった主人公の守屋克喜は、寮に住み着いている座敷童・未麟との同居を強いられることになって・・・。 一般的に座敷童というと幸運をもたらす着物を着た子どもの姿の妖怪ですが、この物語ではこうした座敷童像を完全に否定するストーリーになっています。座敷童・未麟は着物ではなく何故かセーラー服を着ていて態度もものすごく大きいのです。さらに自分のことを史上最強の座敷童と宣言していてワラシモドキという座敷童のライバルとバトルを繰り広げることになります。また、人間の登場人物も超常現象を熱心すぎるほど研究する柏木よう子や科学を異常なほど信奉する三千院真人、生徒会長で黒魔術を信仰する黒薔薇騎士団を組織している万里小路柚祢など変人ばかりでてきます。 一般的な座敷童のストーリーを超越した展開、個性的で魅力的なキャラクターたちが大活躍で大変面白かったです。 ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>2巻も出てます
2005年10月21日
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五月の一言で合コンをすることになった行衡たち。しかし、驚いたことに合コンに現われた慈吾朗と善美の年齢が入れかわっていて・・・。 高校の保健室を根城に極悪非道ギャング兼、探偵団をしている東京S黄尾探偵団の特別編です。以前のコミック版の「奥様は魔女!?」の原作で小説ヴァージョンになります。この東京S黄尾探偵団シリーズは、幽霊が出てきたり霊能力者が登場したりもするシリーズですが、「奥様は魔女!?」はシリーズの中でも魔女や魔法、呪いのアイテムといったものが当然のように出てくる特別変わった話です。内容はコミック版と変わりなかったのですが、小説ならではの心理描写などの表現でとても面白かったです。特に久しぶりの魔女になった行衡・ゆきぴーが大爆笑でした。 ジャンルはコメディ。コメディが好きな人にお薦めです。<終>コミック版東京S黄尾探偵団1巻
2005年10月20日
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神永瑞穂は、植物を育てる特別な才能のある「緑の指」を持つ少女。ある日瑞穂と幼なじみの雅之は千夏という美しい女性に出会うが、千夏の正体は温暖化と植物の有毒化で人類滅亡の危機に瀕している世界からやって来た別世界の人間で・・・。 別の世界のこととは言え、人類の存亡にかかわる環境問題に立ち向かう少年と少女の物語です。この話の世界では、植物の有毒化により食べ物がなくなって人類が滅亡の危機に瀕するのですが、その原因は人間自らが自然環境を破壊したことにあります。あらためて自然の大切さ偉大さを認識しました 話は、瑞穂が毒がなく環境に適応した植物を増やすため頑張るということになりますが、食物を狙う人々や環境原理主義者という過激なテロリストたちに襲撃されたりします。そうした中で瑞穂、雅之、千夏たちが命がけで力を合わせて世界を救おうとする姿は大変感動的でした。 ジャンルがSF。SFが好きな人にお薦めです。<終>時空クロス・ロードシリーズ新・時空のクロス・ロードシリーズ
2005年10月19日
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学園祭、「荒雪姫」と恐れられる(カノジョ)白銀雪子は生徒会からその実力を買われ学園祭中のケンカを止める特別執行委員されてしまう。一方、雪子の想い人の(カレ)水瀬遊矢は演劇部の応援で忙しい。そんな中、雪子の親友・高嶺美樹が悪魔を呼び出してしまい・・・。 何年か前、白銀雪子の大ケガを治すため水瀬遊矢は悪魔を召喚しますが願いは叶えられたものの遊矢は代償に緊張感と恐怖心という二つの感情を失ってしまいます。人間は不自然な感情の欠落に耐えられないので、このままでは遊矢は狂ってしまうことになります。遊矢が召喚した悪魔を見つけ出せば失った感情を元に戻すことができるのですが、時間が経過しすぎたせいで今度は失った緊張感と恐怖心を急に戻すと精神崩壊を起こすことになってしまいました。はたして雪子は遊矢を救うことができるのか?という物語です。 この3巻は雪子と美樹との友情、雪子と遊矢の関係の進展という展開でヒロイン白銀雪子大活躍のストーリーでした。友情にしても恋にしても全力でぶつかる雪子が格好良く感動的に描かれていてとても面白かったです。 ジャンルは学園ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>カレとカノジョと召喚魔法シリーズ
2005年10月18日
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かつて耶麻台国の女王・火魅子が持っていたという数種類の神器。それらを手にすれば、この国を支配することができるという。時は戦国時代、火魅子の神器を守護する一族・火の八部衆は、神器を狙っている甲斐大名の武田晴信に襲われる。その争いに巻き込まれたのがフリーの忍者で主人公の炎小太郎とその師匠の曙川吾妻、そして記憶喪失の謎の少女・鏡娘だった。三人は、火の八部衆と行動をともにすることになるが・・・。 小太郎たちの前にあらわれた神器・昇龍玉の精の珠喪、そして小太郎たちとは別行動の八部衆らに襲い掛かる黒き者どもなど、今まで主に神器を狙う武田晴信の手下の忍者と争ってきた展開とは一転する展開になりました。火の八部衆も出揃い、八部衆の宿敵という存在「黒き者ども」も登場しての新展開でとても面白かったです。 ジャンルはバトル忍者ファンタジー。迫力ある忍法合戦ものなどが好きな人にお薦めです。 なお、この「神洲天魔鏡」シリーズは、同著者の「火魅子伝」「火魅子炎戦記」シリーズに登場する亜衣、衣緒、志野、珠洲などのキャラクターが出てきます。「火魅子伝」「火魅子炎戦記」シリーズが好きな人にもお薦めです。<終>神洲天魔鏡シリーズ
2005年10月17日
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真目家を根底から覆すという驚異の遺産「天国の門」。「天国の門」をめぐり真目麻耶、峰島由宇、真目勝司、ミネルヴァのマジシャン、遺産の力で変貌した謎の変異体、遺産を管理するADEMそして真目不坐と全ての勢力が結集します。その時、由宇・麻耶の前に立ちはだかったのはマジシャンに操られた坂上闘真だった。 世界の情報を握る一大グループ真目家と狂気の天才科学者・峰島勇次郎。世界に大きな影響を与える二つの組織が共同でつくった「天国の門」という超技術をめぐる争奪戦のストーリーです。次から次へと登場する峰島勇次郎が作った狂気の超兵器、真目家に伝わる素養のある者が握ると人格が変わり超人的な力を発揮する刀「鳴神尊」など9Sシリーズ独特の超兵器を駆使した迫力のアクション・シーンで相変わらず面白かったです。そして今回は真目家の対立とともに「鳴神尊」の秘密が明かされたり目の離せない展開でした。 ジャンルはアクション。アクションが好きな人にお薦めです。<終> 9Sシリーズ
2005年10月16日
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少女リィンは、両親を失ってから未開の地で新種の植物を探し町へと運ぶ職業・プラントハンターになることを決める・・・。 CDのように音を記録することのできる沿声草、町を守る百年樹、空を飛ぶ風渡り草など不思議な植物たちが存在する世界の物語です。主人公のリィンは植物の声を聞くことができる優秀なプラントハンターですが、人づきあいは苦手です。そうした不器用なリィンが人づきあいが苦手で時には誤解をされたりしながらも植物たちの力で人々を幸せにするという心温まるやさしいストーリーで大変面白かったです。 ジャンルはハートフル・ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>2巻もでてます
2005年10月15日
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基地跡をめぐる攻防戦で部下を生きて帰すため6本の義腕を操る敵の指揮官・哥羽茉莉を迎え撃つ清瑞。一方、呪術の暴発で遭難してしまった九峪と星華は・・・。 基地跡の攻防では人数の多い狗根国軍の優勢で進みますが、物語の後半では急展開で耶麻台共和国・耶麻臺国同盟軍の反撃が始まることになります。戦いは始まったばかりでなので、今のところ局地戦以外どちらが優勢ということはないですが今後狗根国軍が切り札の空中要塞・枇杷島をどう利用するのか非常に興味深いです。耶麻台共和国側にも方術を使ったハングライダーのような空を飛ぶ道具がありますが、基本的に日本の弥生時代のパラレルワールドのような世界観で空中要塞の活躍が楽しみです。 ジャンルは戦記ファンタジー。戦記ものやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>火魅子炎戦記シリーズ
2005年10月14日
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人の意思に応えあらゆることを可能にする奇跡の物質ビアトリス。この未知の物質を理解し、操り、研究する日本で唯一の高校である東京ビアトリス総合大学附属高等学校に通うことになった主人公・吉村護は、登校初日に先輩の鷹栖絢子に突然告白されて・・・。 話は純愛ラブストーリーとして進みますが、純情なヒロイン鷹栖絢子は「衛星を撃ち落す魔女」「ビアトリスの死天使」と呼ばれるとんでもない能力を持つ天才ビアトリス使いで各国が奪い合ったり、テロリストに狙われるような存在であったことから主人公・吉村護の日常がものすごいことになっていきます。生徒会のメンバーにからかわれたり、テロリストに襲われたり通常の恋愛ものの展開とそうでない展開が組み合わさったストーリーでとても面白かったです。 ジャンルはラブストーリー。恋愛ものが好きな人にお薦めです。<終>護くんに女神の祝福をシリーズ
2005年10月13日
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ひねくれ者のガユスと相棒の非常識で美貌の狂戦士ギギナは、重力を操る謎の連続殺人犯に命を狙われることになり・・・。 ガユスのような化学物質を操る化学系呪式士やギギナのような生体強化により超人的な身体能力を身につけた生体系呪式士など森羅万象を統べる究極の力・呪力が存在するという独特な世界設定の話です。 ひねくれ者で毒舌なガユスとドラッケン族という戦闘民族でやたらと好戦的かつ一般常識が欠如しているギギナというものすごく個性的すぎる二人がケンカしたり張り合いながら、襲い掛かる強力な能力を持つ竜や陰謀大好きな宗教家らと次から次へとバトルを繰り広げるという展開のストーリーになっています。世界観が独特で最初読みにくいと感じましたが、個性的で魅力的なキャラクターたちのやり取りや何が起こるか分からないアクションシーンがとても面白く楽しく読むことができました。 ジャンルはアクションファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>続きもでてます
2005年10月12日
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かつて「氷の天使」、「仮面のマルガリータ」と言われた歌姫マルガリータは強力な魔薬の影響により歌を歌えなくなってしまった。そんな彼女がやって来たのはロクゴウ砂漠でキャラバンをしているシフォン・キャラバン。危険な砂漠をわたって大量の物資を街から街へ移送したり、ときには旅賊と戦闘になったりする過酷なキャラバンの生活が始まる。 ザ・サードシリーズの外伝です。主人公は「いつか時が流れても」登場のマルガリータ。超人的な能力をもっている本編の主人公・火乃香と違い基本的に普通の人間とそれほど変わらないマルガリータが、魔薬で受けた精神的なダメージと闘いながらキャラバンの生活に慣れようと頑張るストーリーで一生懸命な彼女の姿がよく描かれていて大変面白かったです。 表題作ほかに「帰還」「月に杯」「邪眼鳥」「きみがいる」の短編4つを収録しています。 表題作「風のままに、歌のままに」では主人公のアクションシーンはないですがジャンルは基本的にアクション。アクションが好きな人にお薦めです。<終>本編1巻外伝
2005年10月11日
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中村うさぎさんのエッセイです。久しぶりに小説ではなくエッセイを読みました。著者の中村うさぎさんのエッセイは以前にも、税金を払うお金はないのにものすごい借金をしてでもブランド品を買うエッセイ、叶野姉妹の美香さんや中村うさぎさんが勝手にシャネル仮面と名づけた謎の女性などとブランド品の対決をするエッセイ、そして下ネタ満載のエッセイなど様々なエッセイを読んだことがあるのですがどれも大爆笑エピソードばかりで大変面白いです。 今回の「穴があったら、落っこちたい」は前半はいつもの爆笑エピソード後半は中村うさぎさんの視点で見た様々な事件の感想という構成になっています。後半は少し意外な展開でしたが、あいかわらず個性的な中村うさぎさんのキャラクターが全開で面白かったです。 中村うさぎさんは借金をしてブランド品を買うのですが、借金をかえすために「ショッピングの女王」などのブランド品を買ったときの爆笑エピソードをエッセイにしてお金を稼ぎます。とにかく、この著者のエッセイはこうした著者の強烈なキャラクターでとても面白いです。 ジャンルは爆笑エッセイ。気軽に爆笑エピソードを楽しみたい人にお薦めです。<終>中村うさぎエッセイ集
2005年10月10日
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かつて狂竜事件によって竜機神(ドラグーン)に家族を殺されたタクロウと大切な人を守ることができず目の前で亡くしてしまいふさぎ込んでいる竜機神(ドラグーン)のテレジアは、お見合いすることになり・・・。 スクラップド・プリンセスの外伝です。本編が始まるずっと前、人間がHIと呼ばれる謎の異種知性体の侵略と戦っていた時の話になります。今回は宇宙戦争というよりもタクロウとテレジアの人間とドラグーンの絆を中心とした展開でした。本編ではドラグーンとそのパートナーと言えばゼフィリスとシャノンの二人以外あまり登場しませんが、本編では断片的にしか語られなかった個性豊かなドラグーンたちとそのパートナーのD騎士たちのエピソードが満載でとても面白かったです。 ジャンルはSF。SFが好きな人にお薦めです。<終>スクラップド・プリンセス1巻まんがもあります本編は剣と魔法のファンタジー風な話です
2005年10月09日
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祖父が死んでしまったことで精神的に傷つき自分をアンドロイドと思い込んでしまっている少年・小田桐正機と正機の祖父・小田桐博士に作られ正機の面倒を頼まれたアンドロイドの少女・桜野茜の話です。 生きていることに耐えられなくて自分のことを感情のないアンドロイドと思い込んでいる小田桐正機ですが、それでも必死にもがいて元の自分に戻ろうとしている姿がとても人間らしくて感動的でした。また、正機を愛しながらもアンドロイドなので自分の想いが人工的に作られたものではないか?と悩んだり、傷ついた正機を救うことができなくて憂鬱な思いをかかえているアンドロイドの茜もやはり人間的で面白かったです。 ジャンルはアンドロイドが登場するのでSFなのかな。SFが好きな人にお薦めです。<終>
2005年10月08日
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幽霊が見える少女キーリと不死人ハーヴェイそしてラジオの兵長は、離ればなれになってしまった不死人のベアトリクスを捜すため植民祭のウエスタベリにやって来た。ベアトリクスとは別の不死人ヨアヒムには出会ったのだが、ベアトリクス捜索についてはうまくいかない。そんな中、町の不良に襲われたキーリに異変が・・・。 キーリが幽体離脱状態になってしまっただけでもビックリしましたが、さらにハーヴェイやヨアヒムが小さい頃の時代にタイムスリップしてしまい驚愕の展開でした。戦争の話やハーヴェイが死んで不死人にされてしまった経緯などは悲惨で衝撃的でしたが、ハーヴェイ自身も覚えていない小さい頃のハーヴェイの話は非常に興味深くて面白かったです。 ジャンルはSF。SFが好きな人にお薦めです。<終>キーリ1~5巻キーリ7巻
2005年10月07日
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主人公の船津東哉は「神」なのですが、その力を恐れた船津一族によって厳重に封印され社に独りぼっちで閉じ込められています。そんなある日、従姉妹の麻里が「封印を外します。力を貸して下さい」と訪ねてきて・・・。 主人公の東哉は神であり、また自分を封印した船津一族に復讐しようと企んでいるので、最初は何だか怖ろしくて物騒なキャラクターだと思いましたが読んでいくうちに実は不器用なだけで神というよりもやさしくて人間らしい魅力のあるキャラクターであることが分かり割と楽しく読むことができました。 見所は圧倒的な力をもつ神々のアクションシーンと不器用な東哉と同じく不器用なヒロイン麻里のもどかしい恋愛シーンです。 ジャンルはアクション。アクションが好きな人にお薦めです。<終>
2005年10月06日
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グインとスカールはイシュトヴァーンに重傷を負わせることで何とかゴーラ軍の追撃を逃れることに成功するが山火事の炎に囲まれてしまい・・・。 山火事でグインとスカールたちが大ピンチという話でした。人間相手では無敵のグインも災害にはそうはいかないようです。ここ1年ぐらいで世界的に津波や地震、ハリケーンなど災害が相次いで被害も膨大ですが山火事という災害もあらためて怖ろしいと思いました。今後は乾燥する季節なので火には注意しなければなりません。 閑話休題、今回はイシュトヴァーンの転機となる内容でもありました。最初は陽気な傭兵として登場した彼が出世するに従い疑心暗鬼になり暗くなっていきましたが、今回の転機でどう変わるのか楽しみです。 ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>103巻
2005年10月05日
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フランスの大貴族ブルーメール公爵の一人娘グリシーヌ、ベトナム人の父とフランス人の母をもつコクリコ彼女たちが巴里華撃団の隊員になる前の物語。 サクラ大戦というゲームのノベライズのようですが、ゲームの方はやったことがありません。そのかわりと言ってはなんですが前テレビで放送されていたのを見たことがあります。毎週見ていたわけではないので詳しくないですが、普段は舞台女優をしている女の子たちが怪物が出現すると街を守るためにロボットに乗って戦うというようなストーリーだったと思います。 今回この「サクラ大戦 巴里前夜」読んでみてテレビで放送されていた内容とは全く違うものでしたが、舞台となった第一次世界大戦(本書では欧州大戦)の中で戦争に翻弄されるヒロインたちグリシーヌ、コクリコの悲劇が描かれていて重厚な戦争の悲しい物語という感じで楽しめました。 ジャンルは異世界歴史ファンタジーかな。第一次世界大戦の話に興味のある人にお薦めです。<終>ゲームです
2005年10月04日
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高山桜子の通う旺道高校の駐車場で惨殺死体が発見された。発見された死体は激しく腐敗しているが、着ていた服には異常はなく(中に入っていた人間が腐敗しているのに服に異常がないのはおかしい)死因も分からない。十年前にも同じ学校で似たような事件が発生していたことを知り、高山桜子と浅子悟郎は他殺事件と判断して犯人をつきとめようとするのだが・・・。 何者かに憑依している何でも一瞬で腐らせる怪物・腐敗の王を捜し出し退治する話です。ホラーとミステリーを組み合わせたストーリー展開でなかなか面白かったです。それにしても腐敗の王に憑依されている人は、腐敗の王に操られて次々と人を殺してしまうことになるので可哀相でした。また、物語は十年前の事件とともに進行するのですが、十年前の登場人物は名前がややこしくて困りました。 ジャンルはホラーミステリー。ホラーやミステリーが好きな人にお薦めです。<終>シリーズ1・2巻です。紹介したのは3巻目になります。
2005年10月03日
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ローデウェイク辺境州は独立し、ローデウェイク福音王国として新たに生まれ変わることになった。新国王となるラシードはまだ結婚していないので王国の維持のために周りが結婚を勧めるのだが、持ち込まれる結婚候補者のリストにラシードの表情は明るくなく・・・。 結婚の話です。今回の主役・ラシードは親に捨てられた過去があったり、育ての親にものすごく恩を感じていて血のつながらない自分が家を継ぐわけにはいかないと考えていたり、政略結婚では相手や産まれてくる子どもが幸せになれないと思っている人物なので周囲の人たちが結婚を承知させるのに困るというストーリーになっています。そして、その後ラシードの結婚問題には隣の国の権力争いや内乱もからんで大変なことになっていき、恋愛はもちろんアクションもありでとても面白かったです。 ジャンルは戦記ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終> ゆらゆらと揺れる海の彼方1~3巻と5巻
2005年10月02日
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進路調査票に「故郷の星へ帰る」と書く不思議系少女・松澤小巻、バレンタインデーに部屋の窓を粉砕してチョコレート投げ入れるクールなツンドラ系美少女・相馬広香。変わり者の女の子二人と主人公の田村くんのラブコメディです。 ヒロインの女の子二人がものすごい個性的なキャラクターなので、これはとにかくバカバカしくて大爆笑の物語なのかなと思って読んでいたら、予想外に切ないラブストーリーでコメディとしてではなく真面目なラブストーリーとして楽しむことができました。意外でしたが面白かったです。 ジャンルはラブストーリー。恋愛ものが好きな人にお薦めです。<終>2巻も出てます
2005年10月01日
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