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クラッシュ・ブレイズの2巻です。すでに3巻のヴェロニカの嵐が出ているので、少し読むのが遅いのかな。 今回はタイトルのとおり3人のスペシャリストたちレティシア、ジンジャー、ジャスミンのそれぞれが主人公の短編集になっています。 まず、レティシアが主人公の「ファロットの美意識」。伝説的な殺し屋と言われるファロット一族の実力を見せ付けられる話です。レティシアが連続惨殺事件に巻き込まれるわけですが見事返り討ち、レティシアがとても格好良かったです。それとリィとレティシアのデートも面白くて大爆笑でした。しかし、人の命を奪う職業?である殺し屋は大変おそろしいと思いますが、この話ではもっと合法的でしかも人の命を左右する可能性が高い職業の人がいっぱいいて怖かったです。世の中にはJRの職員などのように人間の命を預かっている職業の方が結構たくさんいるようですが、そういう職業の方にはスペシャリストとしての誇りと責任を持って頑張ってほしいと思いました もう二つは「ジンジャーの復讐」と「深紅の魔女」。一つは女優の話、もう一つは戦闘機のパイロットの話です。「スカーレット・ウィザード」登場の女性ふたりが大活躍します。しかし、この二つの職業は案外人には理解できないものなのでしょうか。映画を作る職業の人や戦闘機を作る職業の人にも専門性が求められると思います。 「クラッシュ・ブレイズ」シリーズは「デルフィニア戦記」と「スカーレット・ウィザード」二つのシリーズの魅力的なキャラクターたちが共演して送る極上なストーリーでとても面白いです。前の「暁の天使たち」シリーズとともに面白い本が読みたいと思っているあらゆる人にお薦めです。<終>デルフィニア戦記スカーレット・ウィザード暁の天使たちクラッシュ・ブレイズ1巻クラッシュ・ブレイズ最新刊ヴェロニカの嵐
2005年07月31日
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地水火風聖魔の六つの門があり、モンスターや召喚術が存在する世界。六門世界の話です。それから、モンスターコレクションというカードゲームにも対応しているシリーズです。 この「真の名は・・・」は「空中庭園の降臨」という話の続きにあたります。「空中庭園の降臨」では脇役だったエルリクを主人公に空中庭園で出会ったエルリクの友人のモンスター、サラスとの友情と闘いの話です。そして「エルリク」を主人公としたシリーズでは最終巻になります。見所は人間とモンスターの友情と絆、そして様々な魔法が飛び交う人間たちモンスターたちの戦闘シーンです。 ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>
2005年07月30日
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いきなり宇宙人に誘拐され解剖されてしまうつばさ先輩と主人公のはじめ。いいかげんな宇宙人のせいで先輩の脳とはじめの脳がいれかわってしまい・・・。 普通、二人の体と心がいれかわってしまうという展開の場合、何らかのショックで精神のみがいれかわるケースが多いですが、この「先輩とぼく」では脳そのものが物理的にいれかわるということで新鮮でした。さらに、その後の展開としては体と心を元どおりにしようと努力するということになりそうですが、「先輩とぼく」ではいれかわってしまった事実をまわり人たちとともに極普通に受け入れてしまうというかなり異色な展開でびっくりしました。変わり者の先輩に振り回される主人公という展開ですが、つばさ先輩を筆頭にユニークで魅力的なキャラクターがたくさん登場してとても面白かったです。ジャンルはコメディ。コメディが好きな人にお薦めです。<終>
2005年07月29日
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昨日に続いての「鏡のお城のミミ」4巻になります。カルネー公爵の城に招かれたエリックとミミ。そこでミミはカルネー公爵の息子の婚約者と勘違いされ花嫁修業をすることに、一方エリックもたくさんいるカルネー公爵の娘の誰かと結婚させられそうになって・・・。 お互い両思いなのにさっぱり恋の進展のないミミとエリックが、陰謀によって引き離されそうになり自分の気持ちに気づくというストーリーなのですが、話の展開のわりに二人のラブラブシーンが少なかったように思います。と言うよりも、カルネー公爵とその妻ソランジュの夫婦の愛のパワーがすごかったのかな。それはともかく、まだまだミミとエリックの受難は続きそうです。 ジャンルは恋愛ファンタジー。恋愛ものやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>
2005年07月28日
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「鏡のお城のミミ」の3巻です。ミミの故郷、アメデ村へエリックとともに帰ってきたミミ。ミミは大歓迎されるが、よそ者のエリックはものすごく警戒されてしまい・・・。 エリックが警戒されるのは、アメデ村の人々がミミの母セシルがよそ者とかかわったため不幸になったと考えているからです。わたしのセシルさんが可哀相だと思いました。しかし、この話に登場するボドワン夫妻のエピソードで夫婦愛には様々な形があることを知り、セシルさんが一概に不幸と言えないことに気づきました。相変わらず、元王子という身分に振り回されているエリックとなかなか自分の思いに気づかないミミ。二人の恋の行方はどうなるのでしょう? ジャンルは恋愛ファンタジー。恋愛ものやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>
2005年07月27日
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ねずみは嫌われ者なのでしょうか?十ニ支の物語に登場するねずみは、ねこに嘘を教えるようなひどいことをするキャラクターなのですが、実際のところねずみのイメージというのはどうなのでしょう。農作物を荒らしたり、伝染病の原因になったり悪いイメージもありますが、世界的に人気のあるミッキーマウスなどもねずみのキャラクターです。日本でもハム太郎やピカチュウなどのねずみのキャラクターは人気があるように思われます。そして、フルーツバスケットの草摩由希もねずみに変身するキャラクターです。 今回15巻は、草摩由希の話と文化祭での劇の話。「ねずみは嫌われ者」だと言われ続ける由希はとても気の毒でした。しかし、それを乗り越えようと決意するシーンが非常に印象的で良かったです。 文化祭の劇「シンデレラっぽいもの」も大変面白かったです。とくに、配役が大爆笑!それにしても、本田透のいじわるな姉役は「マリア様がみてる」の福沢祐巳の山百合会版シンデレラと同じ役だったことに気がつきましたアニメの影響か私の頭の中では、本田透と福沢祐巳は同じ声なのです。声優さんが誰なのかはちょっと分かりませんが、同じ声のように思われます。しかし、シンデレラ役は祥子さまが演じたシンデレラとは大きく違い、花島咲の黒いシンデレラ。黒いシンデレラは、はなちゃんのイメージにピッタリでとても似合っていて良かったと思います。 ジャンルはファンタジー。心が癒される感動的な話です。心を癒し感動したい人にお薦めです。<終>
2005年07月26日
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美駒の郷の姫だった業多姫・鳴は争いに巻き込まれ、自分と同じく異能をもった少年・颯音とともに異能が受け入れられる土地、戸谷ノ庄へ向かう。争いがないと聞いた戸谷ノ庄にも近隣の大名との争いが存在したが、戸谷ノ庄の異能を持った自警団「鼠」に受け入れられた鳴と颯音は「鼠」の仲間である銀や犬射原らともに戸谷ノ庄を平和な郷にしようとするのだが・・・。 以前所属していた組織「狐」の刺客に記憶を封じられ操られてしまう颯音。戸谷ノ庄に隠された危険な武器をめぐり、「狐」の刺客が鳴たちに迫る。愛する颯音に忘れられてしまった鳴がとても可哀想でした。そうした中、暗号を手がかりに鳴は隠された武器を捜していくのですが、ヒントもあるのでコツが分かると暗号を解読するのはそれほど難しくなく楽しめました。 ジャンルは戦国ファンタジーとミステリーを合わせた感じかな。ロマンティックな恋愛の要素あり、かっこいい戦闘シーンありで面白いです。基本的にファンタジーやラブ・ロマンスが好きな人にお薦めだと思います。<終>
2005年07月25日
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行方不明の峰島勇次郎を捜す手がかりとなる遺産「天国の門」。怪物となったNCT研究所職員が向かった先は、その「天国の門」がある都市・希望。峰島勇次郎の娘・由宇は希望に向かうが・・・。 希望を管理する坂上闘真の妹、真目麻耶。なぜか闘真や麻耶の命を狙っている真目グループ総帥不坐と謎の少女。「天国の門」を手に入れようとするテロリスト・ミネルヴァと手を組み利用しようとする真目勝司。由宇を捕らえるために迫るADEMの特殊部隊。そして、巻き込まれる由宇の思い人・坂上闘真。世界の情報を握る真目家と狂気の天才・峰島勇次郎、この二つの勢力が関わる遺産「天国の門」とは?9Sの主要キャラクター総出演でおくる第3巻は由宇と麻耶の対決や本格的に登場の真目不坐、1巻の風間の再登場など見所たくさんで非常に面白かったです。もちろん、峰島勇次郎の遺産である超兵器も健在でアクション・シーンも必見。 ジャンルはアクション。アクションが好きな人にお薦めです。<終>
2005年07月24日
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草摩家を十ニ支の呪いから解放するために必死なる依鈴。しかし、なかなか手がかりは見つからず体をこわし倒れてしまい・・・。 今回は依鈴と初春の話でした。お互いに相手のことを大切に思うからこそ別れなければならない二人を見るととても切ない気持ちになります。 そして、草摩家の呪いですが呪いを解く方法はあるのでしょうか。呪いは神様と十ニ支の動物たちが一緒にいられるようにかけられたもので、元々は相手を苦しめようとかけられたものではないようなのですが、草摩家の人々は異性に触れると変身してしまうという体質にとても苦しんでいます。やはり、早く呪いを解く方法が見つかってほしいと思いました。 ジャンルはファンタジー。心に響くハートフルな話なので本を読んで感動したい人にお薦めです。<終>
2005年07月23日
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ハーヴェイがいなくなってから1年半、16歳になったキーリは兵長、不死人ベアトリクスとサウスハイロで暮らしていて・・・。キーリの出生とは?ハーヴェイとは再会できるのか? ハーヴェイは音信不通でキーリたちに心配をかけています。ベアトリクスは浪費ぐせがひどくてキーリに迷惑をかけています。炭鉱の街ではカフェのウェイトレスのバイトをしていたキーリですが、ベアトリクスのムダ使いとハーヴェイの影響でギャンブラーになってしまうのです。1巻のキーリは普通の少女だったのですが・・・。やはり教会で言っているように不死人にかかわると人生をふみはずしてしまうのでしょうか?そして、首都ではこの恐ろしい不死人を作ろうという動きがあるようなのですが、不死人がこれ以上増えてしまうのはとても恐ろしいことのように思います。 今回は2巻登場のユリウスが再登場、そして地下水道では教会兵や謎の怪物たちと追いかけっこと見所たくさんで面白かったです。ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>
2005年07月22日
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明智光秀の養子・隆海となり織田信長に仕えるカイ。そして織田信長は浅井長政のいる小谷城にせめることに・・・。 今回、ルイス・フロイスの目的が明らかになります。とんでもないことを考えていると思いました。一方、カイもテンと結ばれるために陰の王になることを真剣に悩んでいる様子。そして、信長も濃姫を復活させようとしています。それぞれのキャラクターの思惑が絡み合い、戦国時代の中でも最大のイベントでもある本能寺の変へと進んでいきます。 陰の王という神になろうとしているカイですが、この話で人間が神になることはそんなに難しいことなのでしょうか。安倍晴明や菅原道真などは人間から神様になっていますよね。それとも、カイの性格などが神に向いていないのでしょうか?とにかく、テンとカイには幸せになってほしいと思いました。 ジャンルは戦国ファンタジー。日本史など歴史が好きな人にお薦めです。<終>
2005年07月21日
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美しい世界バルヴァローズに生じた瘴気を浄化するために眠りについた女神。その女神を守る存在が聖石の使徒です。 この「蒼の組木箱」は本編「聖石の使徒」に番外編になります。本編の主人公の墨石の使徒?・アラクセイトの大爆発してダイヤをつくる活躍も面白いですが、今回の番外編の主人公たちナウルニールとトリノアークの過激なお師匠さまズの活躍も非常に面白かったです。ゲストは不思議な勘で隠し財産・遺産を探し出す少年ファヴランと何やら事情のありそうな琥珀の子供(聖石の使徒には選ばれていないが聖石をもって生まれた人を聖石の子供と言う)の姫刀自のふたり。ファヴラン少年がナウルニール、トリノアーク、姫刀自と個性豊か過ぎる3人にふりまわされての珍道中は大爆笑でした。 ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。番外編も良かったですが「聖石の使徒」シリーズ本編を早く出してほしいです。<終>本編1巻
2005年07月20日
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神・リュキュートの領域からメイの母・ルファードリオンの領域へやって来たシンたち。封印されているというルファードリオンやメイの父を救うためにルファードリオンの領域を進むが・・・。 「クロスカディア」シリーズの完結編です。クロスカディアはクロネオン、ヴァータ、レン、アガー、テラーと呼ばれる5つの月が存在する世界。5つの月にはそれぞれ「神」がいるとされています。そして、その月のひとつには本編ヒロイン・メイの両親が封印されているのです。 また、クロスカディアという星には4つの大陸があり、それぞれ人間族、魔妖族、憑霊族、鱗王族と4つの種族が暮らしています。 この話は魔妖族に命を狙われているヒロイン・メイが人間のシンや鱗王族のレゼルド、憑霊族のラフラ・リフラに助けられて失った記憶や両親を取り戻そうとする物語です。この完結編では、メイの記憶がよみがえりメイがどうして魔妖族や神から命を狙われているのか「神」とはなにか?全て謎が明かされることになります。自らを悪人と言っているメイですが命を狙われている理由は何か悪いことをしたわけでなく、どちらかというと法律的・政治的な理由でとても気の毒でした。 ジャンルはアクション・ファンタジー。ヒロインが記憶を失い、命を狙われているという過酷な状況で深刻そうな話に思われますが実際に読んでみると全然そんな雰囲気でなく気楽に楽しく読むことができました。完結編ではシンが有効な武器を持っていなくてあまりアクション・シーンなかったですが次から次へと明かされる真実、衝撃の展開で完結編にふさわしい内容で大変面白かったです。 律崩術と呼ばれる魔法や特殊な力をもつ様々な種族たちのアクション・シーンが見所です。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>1巻
2005年07月19日
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「月のパンドラ」は、「月17世」シリーズの続編でフランス革命がなかったという異世界の18世紀のフランスに召喚された日本の女子高生・璃羽が大黒魔導士から月王シャルルを救うためシャルル王の宝「パンドラ」を探し出す話です。 この「カテドラルで眠れ!」では行方不明になった鳩ヨゼフを捜すことになった璃羽たちですが、どうやら鳩にパンドラの在り処のヒントがあるみたいで・・・。今回の話のキーワード鳩、香港など中国の人は食べる習慣があるということを聞いたことがありますが、ヨーロッパの方でも食べる習慣があることを知りました。日本では、あまり鳩を食べたりしないですよね。もし、日本にも鳩を食べる習慣があったとしたら公園などにたくさんいる鳩はどうなってしまうのでしょう。みんな捕まえて食べようとするのでしょうか?それにしても食欲魔人と言われる璃羽ですが鳩を探しに来たところで鳩料理を食べるなんて、特に鳩好きでない私もちょっとどうかと思いました。 ジャンルはファンタジー。月王シャルルをはじめ、シャルルを守るクウガやユウジンなどかっこいい美形が颯爽と活躍するところが魅力です。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>上は「月17世」シリーズ1巻
2005年07月18日
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前5巻「NOT DEAD OR NOT ALIVE」で第三EMP学園でおきた事件の解決編になります。体温はあるが呼吸と心臓が止まり死体もどきになってしまった生徒が続出。眠りから覚めた彼女らは、なんと吸血鬼になっていて第三EMP学園に吸血鬼化現象が蔓延していく。第二EMP学園からやってきた呪いのアイテム専門家・那岐鳥と保安部の祈とともにこの吸血鬼化現象の原因となった呪いのアイテムを探すチームを結成した高崎佳由季。一方、光明寺茉衣子も宮野にふりまわさつつもルームメイトの若菜や友人の類のために奮闘します。 暴走しているだけに思えた宮野秀策が大活躍。謎の存在である「インターセプタ」や「インスペクタ」の正体にせまっていきます。それに、いつもは犬猿の仲といった茉衣子との関係もちょっとだけ進展があって良かったです事件の真相については、前巻からの謎がいちおう解明されます。やっぱり妖しいと思っていた人物が黒幕で納得できました。 ジャンルは、コメディ。コメディが好きな人にお薦めです。<終>
2005年07月17日
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以前、「学校を出よう!3」The Laughing Bootlegで朝起きたらルームメイトが消えていた、という事件に巻き込まれた蒼ノ木類。ようやく新しいルームメイトとも親しくなり始めたのですが、ある朝のこと新ルームメイトの雨森日世子がベットから降りてきません。心配になった類は日世子を起こそうとするのですが、日世子は体温はあるものの息をしていない様子。もしかして日世子は死んでいるのでは?人体消失の次は、変死事件に巻き込まれてしまうのか?14日から続けて「学校を出よう!」を読みました。今度の事件は以前のものと比べても、さらに不思議です。 事件をまとめると、第三EMP学園の女子寮D棟を中心に体温はないが息のない死体もどきが急増。ヒロイン光明寺茉衣子は、生徒会会長代理・縞瀬真琴にこのことを相談にいくのですが「分からない」と言われてしまいますさらに、「アスタリスク」?そして「メルクリウス・シンドローム」というキーワードで操られている謎の少女と操っている謎の人物。それから2、4巻に登場する「インターセプタ」「インスペクタ」という時空間を越えた存在も関わっているようです。 こうしてまとめても事件の真相がさっぱり見えてきません。この後死体もどきの衝撃の正体が見えてきますが・・・次巻6巻へ続きます。まだ話の途中ですが光明寺茉衣子らが真相を知るために奮闘したり、事件の仮説をたてたりする過程が面白かったです。それにしても、最強のテレパス能力をもつ真琴が何も分からなかったり事件をあらかじめ知らなかったりするのが腑に落ちません。明日は6巻を読む予定。 ジャンルはコメディでコメディが好きな人にお薦めです。<終>
2005年07月16日
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第三EMP学園の生徒会会長代理・縞瀬真琴に呼び出された光明寺茉衣子と宮野秀策は、仲嶋数花という少女を拉致し第三EMP学園に連れてくるように指令を受けた。どうやら、第一EMP学園・第二EMP学園も彼女を拉致するために動いている様子。超能力学園スラップスティック・コメディ4巻です。 何だか事情がありそうな仲嶋数花。彼女を追いかける茉衣子と宮野ですが不思議なことにEMP学園が彼女につけたマーカー(発信機のようなもの)はついたり消えたりで居場所を特定できません。また、第一EMP学園の黒白の人形使い・枕木庸一、第二EMP学園の多鹿と蜩も介入して・・・。 最初は何故、仲嶋数花を拉致しなければならないのか?仲嶋数花は超能力者で第一から第三までのEMP学園は彼女の能力が欲しくて学園にスカウトするつもりなのかな?と考えながら読んでいましたが、徐々に事態があきらかにつれて物語はとんでもない方向へ進んでいきます。まったく予想のできないものすごい壮大な展開がとても面白かったです。さらに、いつもの第三EMP学園以外の第二や第一のEMP学園のメンバーが活躍して新鮮で良かったです。 結構深刻な展開になっていきますが、ジャンルは一応コメディです。コメディが好きな人にお薦めです。<終>
2005年07月15日
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EMP学園は、超能力を持った者たちが社会に混乱を起こさないようにするために一時的に超能力者を隔離・保護するための施設です。物語の舞台は第三EMP学園。学園の女子寮で一人の少女が煙のように消えてしまったのです。たくさんのありとあらゆる超能力者が押し込められた第三EMP学園では、どんな不思議なことがおこってもおかしくありませんが怪事件が発生した以上解決しなくてはなりません。妖撃部で対魔班の黒衣の少女・光明寺茉衣子が解決に乗り出すのですが、事態は茉衣子の身にも降りかかり・・・・。 茉衣子に何から何までそっくりなもう一人の茉衣子。いつも茉衣子と言い争いをしている対魔班の班長・宮野に素直に付き従う茉衣子。生徒会会長代理・真琴に奴隷のようにコキ使われる茉衣子。とにかくヒロイン光明寺茉衣子がたくさん出てきて大変な話でした。それにしても同じ人物がたくさん増えて一番困るのは、食糧の問題というのが何となくおかしかったです。 ジャンルは超能力学園コメディです。コメディが好きな人にお薦めです。<終>
2005年07月14日
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宇宙から降ってきた巨大な塩のかたまりが街を飲み込み、人間の社会を崩壊に追い込もうとしている世界。この塩害といわれる災害により東京は崩壊寸前、それでも主人公の少女・真奈と過酷な世界から真奈をなんとか守っている男・秋庭は静に暮らしていた。しかし、二人の静かな生活に「世界とか、救ってみたいと思わない?」とそそのかすように囁く男があらわれて・・・。 塩害というのは、ただ街が塩でいっぱいになるというだけでなく人間そのものが徐々に塩化してしまう怖ろしいものです。しかも、対抗策がないので塩害にたいして人々は怯えることしかできません。この話はこうした過酷な大災害におそわれた街で肩を寄せ合って暮らす男と少女を描いたSFラブ・ファンタジーです。 塩害によって真奈と秋庭は出会いました。塩害がなければ二人は出会うことがなかったかも知れません。では大きな犠牲を出した塩害は、二人にとって良かったことなのでしょうか?塩害によって社会が崩壊したとしても愛する二人が出会うことができて良かったと考えることはロマンティックな気がしますが、もしかしたら塩害がなかったとしても二人は出会い幸せに暮らしているという可能性もあるので、塩害によって二人が出会うことができて良かったとは、一概には言えないと思います。そんなことを考えさせられる話でした。 ジャンルはSF。SFが好きな人にお薦めです。<終>
2005年07月13日
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高上昇の通う赤城高校の文化祭にやってきたクウ、透、コウたち、それなりに楽しんで数日が過ぎたある日のこと。高上家にクロネコ便が届いた。その中身は何と呪布で全身をぐるぐる巻きに拘束された女の子だった。そして、妖しい人たち?が次々とあらわれて・・・。 謎の少女に妖しげな集団、クウの昔の知り合いの天狐、クウたちの知らないところで何やら陰謀が進行しているようです。そうこうするうちに下校途中の高上昇が誘拐されてしまい本格的にトラブルに巻き込まれていきます。次々とあらわれる不審なキャラクターたちに理由も分からず陰謀に巻き込まれていく主人公たち。3巻の展開は犯罪サスペンス風で非常に面白かったです。しかし、物語は1・2巻と違い完結していなくて続きがとても気になるところでおわっています。続きの4巻が本当に気になります。 ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>
2005年07月12日
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宇宙船の遺跡のある炭鉱の町に住むことになったキーリ、ハーヴェイ、兵長の3人。キーリは「バズ&スーズィーズ・カフェ」でアルバイトをすることに、一方ハーヴェイはアパートの部屋から出ることなく過ごしていて・・・。 今まで旅をする話でしたが、一転して定住することになります。また、キーリのアルバイト先のカフェを経営している夫婦バズとスーズィーやキーリの親友の幽霊ベッカに似ているハーヴェイの知り合いベアトリクスなど初登場のキャラクターも増えて「キーリ」新展開です。 今回、定住することになっても相手のことを思いやりすぎたり、すれ違いもあってケンカをしてしまうことになるキーリたち。その後、不死人狩りの教会兵もあらわれて大変なことになります。これから、どうなってしまうのか?ドキドキ、ハラハラの展開でとても面白かったです。 ジャンルはファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>
2005年07月10日
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幽霊の見える少女キーリと「不死人」ハーヴェイ、ラジオの憑依霊・兵長は砂の海を渡る船「砂もぐらの七番目の息子」号に乗ることに・・・。キーリの続編です 以前に起こったという戦争のことやハーヴェイがお金を稼ぐ?ためにしているカードゲームの成り立ち、キーリたちがいる惑星の秘密そしてキーリの過去と1巻で触れられなかったキーリの世界がさらに広がっていく2巻でした。それにしても一見キーリを守っている保護者ハーヴェイですが、実は逆にキーリに頼っていたりしてキーリ、ハーヴェイ、兵長の3人がお互い助け合いながら旅を続けるというところは1巻と変わらない面白さでした。とくにハーヴェイは不死人ということで高い戦闘能力をもっていますが、その分トラブルにあうことが多くキーリや兵長にものすごい迷惑をかけているように思います。 いちおう続編なので2巻より先に1巻を読んでおいたほうがより楽しく読むことができると思います。ジャンルはファンタジー。幽霊が出てきますが、こわい話というよりも心温まる話なのでホラーが苦手という人にもお薦めです。<終>
2005年07月09日
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異世界の住人「紅世の徒」、彼らはこの世で好き放題に存在の力を喰い散らかし自在に物事を捻じ曲げる。そして存在の欠けた場所は歪み、世界に不自然と矛盾がたくさん生まれる。紅世の王たちは、その存在の歪みがいずれこの世にも紅世にも災厄をもたらすと考え、「紅世の徒」に大切なものを奪われた人たちに異能の力を与えて彼らを討伐することにした。王の力を振るい「紅世の徒」を追い詰めるこの世の人でもなく、「紅世の徒」でもない存在その名は「フレイムヘイズ」。この話は、紅世の魔神「天壌の劫火」アラストールと契約した「炎髪灼眼の討ち手」瞳と髪を紅蓮に煌かせ黒衣をまとったフレイムへイズの少女シャナを主人公としています。 「灼眼のシャナ」は独特の世界観とシャナというとても魅力的なキャラクターが活躍するアクション・ファンタジーです。2巻ではシャナ以外のフレイムへイズ「弔詞の詠み手」マージョリー・ドーや紅世の徒「屍拾い」ラミーなど新キャラが登場して、坂井悠二とケンカしてしまい精神的に不安定なシャナに迫ります。シャナに危機が・・・。 この巻登場の新キャラだけでなく前巻から出ている坂井悠二とシャナのクラスメイトたち吉田一美、佐藤啓作、田中栄太が以外と大活躍で話を盛り上げていたように思います。さらに2巻では1巻で「紅世の徒」の事件に巻き込まれ命を落とすことになった坂井悠二とシャナの仲にも進展がみられてよかったです。また、アクションも1巻以上の迫力でとても面白かったように思います。 ジャンルはアクション。アクションが好きな人にお薦めです。<終>
2005年07月08日
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アニメ「げんしけん」の作中アニメが「くじびきアンバランス」です。アニメの「げんしけん」は前に少し見たことがあるのですが、そのなかの「くじびきアンバランス」についてはあまり記憶に残っていないです。確か「げんしけん」のメンバーたちは「くじアン」と言ってはまっていたようですが、アニメで見たかぎりは「くじアン」がどのような作品なのかよく分かりませんでした。そういうわけで今回小説版を読んでみようと思いました。 舞台は立橋院高校という入学試験をはじめ大事なことは全て「くじびき」で解決するのがルールという奇妙な高校です。主人公の少年・榎本千尋はそこで知り合った秋山時乃という異常にキノコ好きな先輩のことが好きになってしまうのですが、それほどキノコ好きでない千尋は無理してキノコ好きをよそおうことになります。 また、毎年死傷者が出ることもあるという次期生徒会執行部になるための戦いに千尋は時乃と同じチームで参加することになり・・・。恋の行方は?戦いに勝ち残れるのか?という話です。 ジャンルは学園ラブ・コメディといったところかな。ヒロイン?の秋山時乃が異常なキノコ好きということもあって何だかキノコのことが印象に残った話でした。それと次期生徒会執行部になるための戦いは、チーム戦ということもあり個性豊かなキャラクターたちが一致団結して不思議な競技でライバルチームと戦うということでとても面白かったです。コメディが好きな人にお薦めです。<終>
2005年07月07日
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聖創学院の多すぎる怪談がある時期から徐々に数を減らし始め、同時に怖ろしいケータイの噂がひろがっていく。ついに魔女・十叶詠子の物語が学院を侵食し始めた。 とうとうシリーズ最終章です。今回は魔女・十叶詠子の話となります。生まれながらにして他の人間には見えない世界が見える詠子。詠子がどんなに身近にいる妖精さん、幽霊さん、神様、悪魔の存在を語っても人々から気味悪がられ家族からも拒絶されます。そして、詠子だけに見える人たちは彼女をかばってくれるやさしい人たちであると同時に周囲の普通の人間たち詠子のお父さん、お母さんまでも食べてしまうとても怖ろしい人たちでもあります。そんな世界を変えるために、十叶詠子という存在が受け入れられる彼女の望む世界を実現させるために詠子は「山ノ神」のいる異界とこちらの世界をつなげようとしています。しかし、普通の人間は異界では存在することができなくて・・・。今までの話では得たいの知れない存在だった十叶詠子がこの巻を読んでイメージが変わりました。世界に、周囲の人たちに受け入れられたいと考えることは、人間が基本的に考えていることと同じように思います。 物語の完結に向かってこの先どうなっていくのか。空目たちは?小崎摩津方は?とても楽しみです。ホラーが好きな人にお薦めです。<終>
2005年07月06日
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「シオン暗殺計画」。若くして業績とカリスマ性をかねそなえ国民から圧倒的支持を受ける美貌のローランドの国王シオン・アスタール、彼を支持し信頼する者は多い。しかし、彼をこころよく思わない者もまた多く存在している。そして、この「伝勇伝」6巻はシオン王暗殺をたくらむ者たちと反対に彼を守ろうとする者たちの思惑がいりみだれた物語です。 シオン王を暗殺しようとする者たち、それは謎の反国王派貴族、復讐をちかうエスタブール王国の残党勢力、そして連続婦女暴行犯の罪を着せられ無理やりに労働をさせられている恐るべき魔眼を持ったローランド最強でもっともなまけものな魔法使いとその相棒でだんごの敵をすべて抹殺するローランド最強の美しき剣士、その他この巻で最愛の人を奪った者が誰であるか気づいた一人の少女がひさしぶりに登場。 シオン王を守ろうとする者たち、それはシオンが王になる前から彼を支持し苦楽をともにした戦友、そしてローランド国王を常に守護する剣の一族の当主とシオン王の王としての暗い部分を引き受けている忠実な腹心。これら二つの勢力がぶつかることに・・・。 今回の話はシオン暗殺を企む話であるとともに、フェリス・エリスの話でもあります。フェリスの過去、狂ったエリス家の血塗られたエピソードはとてもつらい話でした。しかし、フェリスの兄ルシル・エリスが大活躍。邪悪な魔の手からフェリスを守りとても格好よかったです。そして、圧倒的なルシルの強さの秘密にも迫ることに。今後のルシルの活躍が楽しみになる話でした。 ジャンルはファンタジー。シリアスな戦争の話と主人公ライナ、フェリスのような魅力的なキャラクターが気にいった人などにお薦めです。<終>
2005年07月05日
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「サカサエンを失くしたので捜してほしい」六瓢となのる奇妙な人物からの依頼が天狐空幻のもとにきます。サカサエンをめぐって子連れ狼?の狐の親子、レインコートの男、フクロウの仮面の男などが次々と登場、どうなる? お笑いタレントのパペット・マペットさんは、カエルとウシのぬいぐるみをいつも両手にはめています。最近、終了した「まほらば」というアニメにも灰原というキャラクターがジョニーという名の犬のぬいぐるみを片手にはめ腹話術のような会話をしていました。そして、この話に登場する六瓢というキャラクターは狼と羊のパペットと両手にはめているのです。こうした、ぬいぐるみを手にはめることが最近流行しているのでしょうか?私は最新ファッションを熱心にチェックするようなタイプでないですが、実際のファッションでは流行していないように思うのですが・・・。しかし、何故かこのごろ本やアニメにはぬいぐるみを手にはめているキャラクターが多く出てきているように思います。どういうことなのでしょう。やっぱり、パペット・マペットさんの影響でしょうか?謎です。 閑話休題、「我が家のお稲荷さま。」2巻は1巻同様アクションあり、笑いあり魅力的なキャラクターが大活躍でとても面白かったです。ジャンルは何なのかな?多分コメディやアクションが好きな人にお薦めの作品だと思います。<終>
2005年07月04日
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きのう読んだ「ハリー・ポッター」シリーズに続いて魔法使いの話を読みました。魔法使いが主人公というところは、これら2つのシリーズに共通していますが物語からうける雰囲気は全く違っています。一番の違いは冷徹かつ論理的に行動するりすかの相棒・供犠創貴と感情を優先させて行動しているハリー・ポッターの違いでしょうか。この違いは特に戦闘シーンに大きくあらわれているように思われます。「りすか」シリーズでは魔法使いはそれぞれ属性・種類があり、魔法の使いかたにも魔法式と魔方陣があります。りすかの場合、属性は水・種類は時間・通常時では自身の内に干渉して時間を操作することができます。具体的にいうと未来まで時間を省略できる、ようするに運命に干渉する魔法を使うことができるのです。運命に干渉するというと何でもできそうな気がしますが、実際には自身の内に干渉するという制約があるので臨機応変さに欠ける能力です。こうした属性・種類・魔法式・魔方陣を考えての戦闘は魔法使い同士の相性や作戦が勝敗の大きな要素となります。一方、「ハリー・ポッター」シリーズは戦闘に魔法使いの属性や種類などの要素がなく、様々な攻撃の呪文を命中させる、よける、呪文で防ぐなどのスキルが戦闘で重要であり魔法使い同士の相性や作戦が重要なわけではありません。もちろん個々の魔法使いは魔力や知識や技術に違いがあり、これらが勝敗の分かれ目になります。 こうして説明してみると「りすか」シリーズが「ハリー・ポッター」シリーズと比べて難しそうな感じがしますが、実際に読んでみるとそれほど気にせずに楽しく読むことができます。魔法少女が活躍する話が好きな人にお薦めのシリーズです。<終>
2005年07月03日
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魔法省の神秘部にはいったい何があるのか?ハリーが見る夢にはどんな意味が?ダンブルドアの真意とは?ヴォルデモートひきいる死喰い人たちの動きは?上巻を読んでかなり遅れて下巻を読むことができました。下巻では上巻の謎が解き明かされます。さらにハリーには、今まで隠されていた真実と大きな喪失が訪れることに 下巻では、いよいよハリーたちと死喰い人たちの死闘が始まります。自主的に闇の魔術に対する防衛術を練習していたハリーたちは、その魔法を駆使して不死鳥の騎士団とともにヴォルデモートや死喰い人と戦います。今までのハリー・ポッターシリーズになかった規模の魔法の戦闘シーンは、死喰い人たちの怖ろしい呪文に必死に立ち向かうハリーたちがリアルに描かれていてとても面白かったです。 人間的にも成長しつつあるハリーと復活したヴォルデモート。せまる二人の対決がますます楽しみになりました。有名なシリーズなのであまり説明する必要がないと思いますがジャンルはファンタジー、ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>
2005年07月02日
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ディートニア転覆のためキリは、ロキシー、ファナらとともにハル神父がいるというファウラーへ。欲望うずまく大都市ファウラー、そこにはディートニアに反感をもつ勢力が集まっていて・・・。 昨日にひき続いて「ブラック・ベルベット」シリーズ2巻を読みました。2巻になってハル神父、ゴールデン・アイなど次々と新キャラクターが登場。なかでもレインボウという髪を虹の七色に染めたキャラクターがとてもインパクトがありました。内容は今回もキリが大暴れで面白かったです。しかし、このシリーズ神父がやたらと強かったりしますがディートン教という宗教はどのような宗教なのでしょうか。SFアクションが好きな人にお薦めです。<終>
2005年07月01日
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