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よくも伊勢の顔に泥を塗ったな~という伊勢人もいるのだろうか。このところの食品偽装騒動はおかしい。ミートホープは、動物の種類が違う肉を出していたので問題だが(アレルギーの人とか宗教の人とか)、お菓子屋さんはお土産物で誰も腹をこわしたわけではない。たとえば、今まで売られていた赤福が1050円だとしたら、「新鮮赤福」1200円「解凍赤福」750円とかで売ればいいんじゃないの?包装は同じ。新鮮のほうは、ちょっと丈夫な紙袋にして、解凍のほうはビニール袋。昔から、駅のホームなんかで買うと、蓋開けたとき「あんこが白っぽい色の固めの赤福」ってのが時々あって、今日ははずれだったなーとか思ったもんだが、もともと価格が違えばそれぞれ納得できるものじゃないかなあ。あるいは、キヨウケンのしゅうまいが、真空パック用とそのまま食べるのがあるように、(これは価格が同じだが)、いっそのこと「冷凍赤福 800円」とかでもいいだろう。賞味期限表示はシールで上から貼り替えればよし。庶民は何にイカっているのだ。本当にイカっている庶民など多数派なのだろうか。赤福食べたくても食べられなくなってしまったことにイカっているならわかるけど。「だまされた」って、商売自体、騙す要素がなくて成立しないものでしょうが。10円で仕入れたものを100円で売る。何かをサービスしましょう、あなたの幸せのためにっとしゃーしゃーと言ってのけて値段をつりあげて、それでいて納得して買う人がいるから成り立つものだ。「おいしい赤福も、いまいち赤福も、知ってて同じ値段で売ってたのが許せない」こんな程度の不満を、あれほどでかい騒ぎにする必要があるのだろうか。よほど社員たちに恨みをかうようなひどい営業っぷりなのではないか、と思ってしまう。いや、これまで洩れなかったのは、社員への待遇はよかったのか。嬉々として報道を続けているのは、「儲かっているやつがうそをついたから許せない」「老舗とかお金でも買えない伝統に胡坐をかいて商売しているのが許せない」というところにあるのだ。アホ大学で入試に不正があっても見逃され、無名の会社員が痴漢してもニュースにならないが、有名大学が試験の出題者が誰かと言っただけで懲戒処分となり、有名企業や公務員や教職が痴漢したら学校の名前も出すようなもの。NHKだけじゃあないですよ、TBSだけじゃあないですよ、ニュースはまだ目や耳に情報が入るだけなので危険が少ないですよね、口に入るものを偽装している危険なところがありますよ、と。町の人のことばも「(マスコミを含め)何を信じていいのかわからない」というところだと思うが、編集だって可能だ。
2007年10月31日
水野魚という漫画家がいた。主婦向け漫画雑誌とかで、パチンコ三昧な生活で日々飲んで気を失う自慢等書いていた2児の母。破たんした生活自慢、といってもそれほどひどい生活でもなさそうで、まるでおもしろくないのにあちこち日記をたれながしに書いているなあと思っていたけど、最近ぱったりみなくなった。とうとう干されたかと思って、一応検索してみたら、自殺していたことがわかった。http://oomiya6186.blog.shinobi.jp/Date/200708/読むと鬱になるかも。こんな日記書いている人に日常ネタを書かせちゃあだめだろうよ。おかしい人のまわりは、もともとおかしい人が寄ってきてしまうものなのか、その人を寄ってたかっておかしい人にしてしまったのか、その人からみたら、周囲の人のおかしいところだけ強調されてみえてしまうのか、その人がかかわることで、おかしいところを引き出してしまうのか。
2007年10月30日
病院いったら、風邪じゃあなくて、アレルギーだと。で、ぜんそく治療の薬をもらった。2週間、がんばって薬を続けねば。薬は3種類・朝昼晩の錠剤・一日2回の吸入・とんぷくである。錠剤はえらくちっせー。他に別に特徴はない。吸入というのは、プラスチックのまるい容器をスライドさせてレバーをひいて中ではじけている粉を吸い込む(たぶん)、というものだ。そばをすする要領で吸えと言われた。とんぷく。薬用語だということは知っている。漢字も「頓服」というのも知っている。でもはっきりと意味がよくわかっていなかった。解熱剤などがそれに該当するんだけど、「座薬」が座って飲む薬じゃあないのと同じで、どうするんだっけ?と辞書をひいてしまったよ。定期的にじゃあなく、症状悪化したときだけ飲めという薬なのだな。いま「うるさい。気になる。薬飲め」といわれた。「もう飲んだ」といっても「足りないんじゃない。もっと飲め」と。家族から、病気になって、かわいそうとか気の毒とか言われたことがないのは、日頃のおこないが悪いのと、症状が派手で迷惑さが先立つからだろう。同情しろとか配慮しろとか全然言ったこともないのに、家族の構成員が代わっても「迷惑~~~」と露骨に言ってくださる方が必ずいる。かわいいくしゃみ、いたわりたくなる咳の出し方、練習したい。
2007年10月29日
はとやまくにおさん。病気なのかな。そう思うと趣味の「蝶あつめ」も何か不気味だわ。いきなり「死刑のやつら、俺がサインしないで死んでくれたらいいのに」という発言で世間を驚かす。福田内閣をぶっこわすための麻生の刺客?それから「アルカイダの友達がバリ危ないっていうから俺は行かなかったよ」という失言「アルカイダなのは友達の友達で、バリ危ないって言ってたのは事件のあと」と言い訳して「ほんとのこと言って何が悪い」と怒りだす。意味不明。そんで、「田中角栄の秘書していた若いころはまだ貧乏だったからペンタゴンにウナギや天婦羅をおごってもらっていた。防衛省も情報収集のために接待費もっと使ったら?」おいしいもの食べさせてもらったのだから俺はお礼に情報やったよ、と言いたげな、こんな失言だらけなのって、この先の何かの作戦だとは思えない。ばかでなければ病気だと思う。
2007年10月28日
雑誌『Mart』12月号も買ってしまった。花田美恵子さんが表紙だ。2ちゃんで不買運動だとかいっているが、そういうこと言われれば言われるほど見たくなるではないか。最近知ったのだけど、2ちゃんでID出てくる板っていうのは、「必死チェッカーもどき」とかいうサイトでそのIDを検索すると、同じ人が書きこんでいるのかどうかがわかるようになっている。レス数めちゃくちゃ伸びているスレが、実は1人で1日に何十レスも書いていることも結構ある。しかも複数のスレにはりついていて、それぞれに違うキャラで書こうとしているのがわかるんだけど、でも一覧にしてみると、文体も改行も主義とかも全部同じ人物だなあということがばればれ。複数のパソコンで複数のIDで書きこんでいるだろう、とかいって指摘する粘着なIDマニアもいる。最近の2ちゃんというのは、少数の人で回しているものが増えているよーな気がする。見ているところがマニアックすぎるのかもしれないけど。連歌のスレなんて、どれも同じ人がやってるんじゃん。テーマ狭すぎ。で、話がもどってMartだ。海外駐在妻のおすすめの、地元スーパーによくあるカワイイものとかを紹介とかする構成になってるんだけど、たぶん実物みたらえらく安っぽいものだろうに、ほこらしげに出ているところがなんだか見ていてたのしい気分になる。どう考えても、中身は日本製のほうがいいはずだ。どうせデザインと香料とかでイメージ変えているだけ。日本でこんなもの見ても絶対買わない。と、わかっていても、なんだか楽しいもののようにみえてくる。現地にいれば、ぜったいうっかり買いそうなものばかりなのだもの。商品の素晴らしさを並べ「買いなさい」と訴えているわけではなくて雑誌の写真に載っているのがいい。ルクルーゼの鍋とホームベーカリーとフードプロセッサーと。毎日の家事じゃあなくて、ハレの日の家事のようなネタがメインなのも、嘘臭さ加減がほどよい。すておくのように「発泡スチロール箱と古いバスタオルと新聞紙があれば、保温鍋はいりません」なんて、大真面目に「節約のために日常的に手間のかかることをしろ」という精神とはまるで反対。「パートに行く前に下ごしらえしておけば、帰ったときには大根の味がしみていておいしい」とか、ご立派すぎてついていけない。こんなの毎日のリズムには組み込めないだろう、と思うのだが、大根じゃない日は白菜だったりで、毎日素材が微妙に違うだけの同じ味付けのおかずとか作ってそうな感じの、はりきり具合。すておくのような姑で、Martのような嫁だったら、しんどいだろうなあ。と思うのだが、年齢層的にはそんな具合だ。Martの読者層は、スーパー行って1度に5000円超える買い物が(時々または毎回)できるような人だと思う。すておくは、1日1000円から1500円で家族4人分のおかずというのだと、かなり贅沢な部類になり、「まだまだひきしめられる」とチェックがはいったりする。で、ひきしめの方法に、子どもを連れて車で30分以内の親の家に行って野菜をもらってくれば、食費を浮かせられるし、孫を見せて親孝行だからいいことだとか書いてある。すておくは、家計簿はつけてはいるが、それがあまり機能していないような人が読者のほとんどだと思う。Martは、そんなのつけて現実見つめたら怖いからヤダーとか言いそうな人が読者のほとんどだと思う。2ちゃんすれとか見る限り、どうも初期のMartは、すておくよりかは贅沢なものを載せていながら、基本精神はすておくと同じ「がんがってます主婦」をメインにしたようなものだったらしい。がんばらないで、カワイイものだけみるようにしていたい。だってしんどいことがおおいんだから、癒されたいの。・・・という点で、花田美恵子と海外駐在員妻は、むしろとても近い視点を持っていそうなので、2ちゃんねらーのいうような不買運動は意味がないと思う。よごれた人が出るのはふさわしくない、というほどのレベルの雑誌じゃないし。
2007年10月27日
カリメロとどう違うのか、まるで思い出せないのだけど、声がかれると「ぐーぐーがんもです」と言いたくなるのはなぜだろう。それはそういう年齢だからさ。のどと肩と背中とあばらが痛くなるからせきどめ飲んだ。最初のは、車で通勤中だったので、考えたよ。いねむりしてなくても、もしも事故ってうっかり血液検査でもされちゃって非があるとかいわれたらいやだから。『』ン島(カッコン・葛根)湯の親分みたいなのを選んだ。カッコントーは初期症状だが、中期後期にきくんだって。でも、ねむくならない風邪薬はまったく効かねー。飲んだだけ損した。去年、ほけかんでもらった風邪薬、飲んだらけっこうきいたので、やっぱり処方箋もらって買うような薬にしようかなあと思ったのだが、医者に行く元気がないので、近所の薬局でブロン液みたいなやつで、少し安いハリー液というのを買ってみた。効果てきめん。しかも4時間たつと、ばっちり切れる。うへー。ものすごく体にわるそう。
2007年10月26日
朝日 市民読売 国民日経 個人産経 日本人2ちゃんでみつけた。うまいこというなあ。知泉という、おもしろいサイトをみつけた。http://tisen.cocolog-nifty.com/blog/雑学。静岡では有名人なのかも。本業はすんとうぐんしみずちょうでバラ園をやっているらしい。意外な地名をきいてびっくり。
2007年10月25日
VPN接続で、日本国語大辞典、自宅にいながらにして見放題!なんと便利な時代になったもんだ。あさぎ‐まだら【浅黄斑蝶】00000000000000700500 | 前項目 | 次項目| Knowledge Searcher を使用する | 発音 | 〔名〕マダラチョウ科のチョウ。開張約一〇センチの大形の蝶で、年数回発生し、幼虫はカモメヅルなどの葉を食べる。日本各地に分布し、山林中をゆっくりと飛ぶ。学名はParantica sita ナレッジサーチというのか、こいつも便利だ。
2007年10月24日
しなのスウィートという品種。この2週間くらいしか出まわらないそうなのだが、めちゃうま。この2週間というと、アサギマダラ。渡り鳥ならぬ渡り蝶。藤袴にしか止まらないで、蜜を吸って長距離とぶらしい。ふしぎな虫だ。実物みたけど、アゲハなみにでかかったよ。http://inakagurasi01.web.infoseek.co.jp/y-048.htm
2007年10月23日
かぜひいたかも。ふとんとられた。はなもでなければねつもないのに。せきだけでる。のどがいたい。
2007年10月22日
かにしゃぶは食べたことがあったけど、かにすきという食べ物、実ははじめて。うまい!最後にぞうすい作るところが最高!
2007年10月21日
練習問題「( )に適当な言葉をいれろ」「太郎( )デパート( )くつ( )買った」というような類の、全員同じ答えが出せるものは、作るのも簡単。しかし、文型が使えるようにするための問題作りは結構難しい。ベテランの日本人が作った問題でも「???」というものがあったりする。たとえば、学習項目「~ば~ほど」のための例題。「( )はかめば( )ほどおいしくなる。」学習者の答えの例、「(スイカ)はかめば(かむ)ほどおいしくなる」「(ガム)はかめば(かむ)ほどおいしくなる」いや、それは違うだろう。「(牛乳)はかめば(かむ)ほどおいしくなる」…なんか微妙~。しかし何が適当か思い浮かびませんでした。出題者は何をイメージしたのでしょう。わかった。「ごはん」たぶん、間違いない。でも、若い欧米系の学生には、ただの米の味わいなどわからないでしょう。別の問題、「「せめて」を使った文を作れ。」というのに、「(ピロシキがない)ので、せめて(ケーキでも買おう)」と書くような人たちです。赤いれられたところを、「ごはん=白飯」ではなく、「ごはん=食事」と理解してしまったら意味がないし、あまりいい問題ではないと思います。
2007年10月20日
martという雑誌がある。物・物・物がひしめいているんだけど、それが洋服とか化粧品とかじゃなく、調味料や雑貨ばかりで、思いがけず、つぼった。「今冬のマストアイテムのコート8万円」とかいうのじゃあない。買えないわけじゃあない値段の物がほとんどだ。物だらけの雑誌って、通販か節約か蘊蓄のためってのが多い。流行やエコや健康のためではない。思想も何もない。「かわいー」「おいしー」だけで並んだ物。Made in ChinaもあるかもしれないMade by USAな趣味のものから、コチュジャンやゆずぽんみたいなもんも混じっている。すばらしい。この方向のばかっぽさは、すがすがしいぞ。この雑誌、はなだみえこさんが出ているというリコンのニュースではじめて存在を知った。はなだみえこ。「不倫してました」と売名男が告白、元元姑(どちらもリコンしているので)がわけしり顔でテレビに出てきて、「男の浮気は、女の浮気が原因というケースもあります。」「結婚しているころも、息子は辛そうでした。」「この話は、息子も私も昨日はじめて知りました。」3分前に話していたことと、まるで整合性がないのだけど、ワイドショー的にはそこを見せたいのかな。だとしたら、授業のように、明日になってから「憲子さんの発言の矛盾」とかフィリップ(フリップ?)を作って、おさらいして整理とかありそうだな。貴乃花や家政婦は見たの人の話を事実とする側に立てば、はなだまさるのような人はこんな噂しかけるのは簡単なのかも。ねらいは養育費の減額とかかな。姫井なんとか議員も美恵子氏も、ふりんというのが事実かどうかとか、事実だとしてそれがいいかどうかいうことよりも、名乗って暴露しようとする相手の男が「あほみたい」にみえる。わざわざ女からお金を借りたりもらったりした話まで絡んで出すのはなぜだ。「愛じゃなくてカネとカラダのためです」ということにしておきたいのが、格下男としての意地なんだろうか?有名人男に対し、女が暴露する場合「男がけちで愛も金もくれない」という言い分が定番だ。そういう意味では、上の男たちと実態は似ているのだが、しかし表現が違う。何でそんなレベルの男につかまってしまったの?誰でもいいの?と趣味の悪さにあきれるというのはあっても、女としての価値が上がったり下がったりするということもないし、不潔だとか人の道としてどうよと問い詰める雰囲気にもならない。もっとましな男もいくらでも調達できそうなのに。
2007年10月19日
高速道路が集中工事渋滞。いつも20分で通過するところが、2時間かかった。これが眠くて眠くて。ガムは終わってしまった。コーヒーもない。ラジオ、ボリューム最大。なんかないと寝てしまいそう。で思い出した。農協で買ったものがある。けばけばイガイガのおくら。ハンカチでふきとって食べたら、ちくちくして目が覚めるだろう。食べたら驚いた。なんと花の香りがするではないか。新鮮なオクラは、生で食べた方がいいかも。でも痛かった。ほっぺたの裏、ちくちく。居眠り運転しなくて済んだけど。
2007年10月18日
2002年、NHKはBSのニュースくらいしかみられなかった。いまだに尾をひくNHKの受信料不払い騒動は、不正なカネに纏わる不祥事が発覚した2003年ごろからだ。しかし、黒い問題がない巨大な団体というのはないだろうし、この時点で不祥事が発掘というか発覚されてしまったのは、「絶対の信頼をおけるものだ」として驕った気持ちで売ろうとしている商品(番組)に対し、不信感がくすぶっていたからだ。インチキな商品を買いたくない。そのための別の理由づけとして、1つの金銭不祥事が材料として使われた、という流れだったと思う。当時、ネット(というか2ちゃん)で話題になっていたものに、「奇跡の詩人」「ひきるな」で検索すると今でも出てくるものがある。息子の障害をありのままの形で受け入れられない母親が、おかしな方向に行って幸福感を得るのはいかがなものか、というテーマがネットで中心的な判断だった。自分が外部でどういう扱いを受けているかわかっていない息子はともかく、いずれは社会に出なければならない健常児の妹にとって、このような家庭環境で育つのは気の毒だ。だが、38歳の母親と14歳の脳障害の息子の手による、いわば「コックリさん」で出てきた文を、その子どもの奇跡の言葉であるとして、「信じるに値する事実」というスタンスで、NHKが番組を放送したことが最大の問題だ。ある程度の学識もある大人が、事実として信じたこと、またそれを広めようということができてしまえたことには、次のような背景があると考えられる。1)科学で証明できない奇跡はテレビで人気がある話題だからNHKで扱ってもよい2)日の当たらないところにいる人に光を当てて感動を呼ぶ力が、テレビにはある3)企画は同じ趣向の少数の人により決定でき、その他内部の意見は通らない。4)視聴者から「感動しました」という反響が見込めるような企画ならば簡単に通る5)障害者とその家族は善意の絶対領域であり、批判するのは良識のない人間だ6)本人が真実だといっているだけなのだから、放送側に責任はないわずか5年前だ。しかし、えらく昔のような感じもする。「ネットが中心の話題は寿命が短い」というのもあるが、「この手のネタは現在マスコミで封印されている」というせいもある。その頃から、マスコミ発の「無条件に受け入れなければならない良識」が崩れ始めたのだろう。「テレビが言っているから正しいのだろう」と信じる人はなくならないので、正しくないことをいってあとで批判されないよう、自粛する方向へ向かった。白インゲンダイエット等で、食品の効能をうたう番組もなくなった。この手のネタは、通販番組でも人気が高い。けど、直接的に「商売のため」という大前提があれば双方了解があるものとできるが、「しかけ」として間接的に売ろうとしているものはいかん、という方向。世の中で売れてしまうものには、「そうですね」が期待される形でこたえなければならない挨拶のような場面が発生してしまう。「へぇ、そうなんですか」では世の中に疎い関心の低い人。「そうは思いませんけど」は、何に対しても疑り深い毒舌キャラになってしまう。水をさすな、空気嫁、と。軽い挨拶なんだから目くじら立てるな、挨拶しかけた側の持つ、世間の「良識」「常識」に守られた絶対的な自信をくじこうとすることは、非常識で無粋なことだ、と。そして、軽い挨拶を繰り返しているうちに「信者」みたいな人が堂々と出てきてしまうことになる。信者は、あまりよく考えず挨拶する人とは違って、よく考えたつもりになっていて間違った判断をするので、さらに難しい。「奇跡の詩人」も放送後、講談社から「NHKでも放送された」とおすみつきの帯をつけて本が売れたらしい。関連本では、滝本太郎(2002)『異議あり!「奇跡の詩人」』同時代社著者はオウムで有名になった弁護士だ。一連のオウム問題で、彼の信者に対する態度は一貫していて、信じ込まされた人たちを糾弾する形をとらず、信じ込ませた側に対する責任を追及している。この本でも、家族ではなく、NHKの罪について扱われているようだ。楽天はアマゾン直リンを許さないので、カスタマーレビューのいくつかをコピしとく。気になったのは、「180 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。」 ちょっと待ってください。, 2006/5/14 By aya私はルナくんを知っていますが、ルナ君は自分の意思で会話をしています。これは紛れもない事実です。 ルナ君は本当にすばらしい人です。 という、なんか煽りのために書いているようなもの。それと、「148 人中、137人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。」という、進化を遂げたペン, 2002/6/27 By "羽夢ちゃん"が、なぜか文字化けしていること。おそらくめたくそなことも書いてあったのだろう。どっちもレビュー件数1。異様に多い分母からして、どちらもにちゃんねらで、自分で貼ったりしたのだろうな。 _______________________◆59 人中、56人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 人は弱いものだから, 2005/1/28 様々な専門家の目を通しドーマン法を検証し、この本は「流奈くんは奇跡の詩人ではない」と厳しく問いかけます。しかしその矛先は、流奈くんのご両親でも まして流奈くん本人でもありません。そのように振る舞うことを要求した社会、"奇跡の詩人"を作り上げたNHK、ドーマン法に過大な希望を抱かせたドーマン氏 です。障害を持って生きる家族や本人がどのような思いで生きているか、「治る」「良くなる」という言葉が時にどれほど残酷で、人々の生き方を狂わせるか日木さんの例を辿りながら愛情と反省と正義を以って考えています。この本を通じて、著者たちの人生観も垣間見える興味深い1冊です。 ◆ 38 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 必読, 2004/5/9 あなたが、奇跡の詩人を信じるにせよ、信じないにせよ、この本は必読だと思います。世の中の情報が、こんなに真実にはほど遠い、あやふやなものだということがよくわかります。情報は、役に立つと同時に、危険でもあります。自分に本当に必要な情報だけを、信じる必要があると思います。 ◆ 57 人中、49人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 良いです, 2002/7/16 読み終わったあとは、母親の心情を想像し、せつない気持ちになってしまいました。たくさんの方々からの様々な意見が寄せられ、非常に読みごたえがあったと思います。いたずらに個人を批判し傷つけたりしないような配慮がなされていると感じました。慎重で真摯な態度で執筆・編集されています。とても考えさせられる本です。あの番組を見られた方、また番組で紹介された本を読まれた方に、是非、読んでほしいと思います。 ◆ 69 人中、60人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 「クローズアップ現代」で取り上げて欲しい, 2002/7/16 NHKの犯した過ちが風化しないうちに、これだけの内容をまとめ得た事は賞賛に値する。著者二人の持つ冷静且つ公平な視点は、本来商業主義から守られているNHKにこそあるべきものだ。癒されるからそれで良いというものではない。こんな時代だからこそ、安易な癒しに流されることなく、真実を見抜く目を我々は持たねばならない。さもないと、歴史はまた繰り返してしまう。 ◆ 37 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 真実を見る目, 2002/7/8 放映後、2ヶ月程度で出版されたので、話題のあるうちに出して売り逃げする気の粗悪な本じゃないの?と思いながら読んだが、まったく違った!粗悪本じゃないうえに、タイトルから想像してしまう単なる批判悪口本じゃない。真摯に問題について考え、多面的に事実を捉えるために努力した成果になっている。ひとつの番組を軸に、さまざまな角度から、専門家、詳しい人、ドーマン法に実際に関わった人などが、真剣に書かれている。 今回の番組だけでなく、放送倫理や、重症児を育てることや、民間療法、新興宗教、出版システム、そういったさまざまな問題に興味ある人は必読。 ◆ 27 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 滝本氏と2ちゃんねらーに拍手! , 2002/7/5 正直、2ちゃんねるというサイトによい印象は持ってなかったし、制作期間があまりにも短いので、期待せずに読みました。編集という仕事の片隅にいる人間として、↑のような偏見を持っていたことを非常に恥かしく思います。この本は素晴らしい。短期間で制作しなければならないというハンディを、見事に”迫力”というプラスに変換してます。著者・編者の方々の真摯な姿勢にも打たれました。最後、少し泣きました。編集者の皆さん。この本には書籍制作のアイディアもぎっしり詰まってます。そういう面から、もう一度精読したいとも思います。彼らの情熱を受け継ぐためにも。 ◆ 94 人中、88人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 「奇跡」が必要なのは誰?, 2002/6/30 この本は、私があの番組を見た後に感じた、気分の悪さの理由をきちんと説明してくれた。実際、奇跡が起きたとしてもあのような番組は必要なかったのだ。専門家や障害者のご家族からの寄稿は造られたものではない。地のままの声から何を読みとるか、NHKは私たちの能力を見くびっていたようなので、ここでひとつ見返してやりたい、という気持ちだ。番組を見なかった方にも一読をお勧めしたい。NHKはこの番組を再放送しないそうだが、本書の資料で分かるようになっている。 この本は便乗本でも、奇跡を真っ向から否定するものでもない。NHKがあのような番組をなぜつくったのか、問いかけているのだ。 ◆ 94 人中、90人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 新世紀のメディアリテラシーの出発点, 2002/6/29 本書の意義を何点か指摘したい。 まず、放送を見なかった人にも、あるいは関連記事を読んでいなかったものも一連の議論をフォローできるようにスクリプト等が収録されている点が親切である。 また、リハビリを実践してきた障害者の身内の声を数多く記載している点も問題の所在を浮き彫りにする材料として有益である。 さらに、アメリカにおけるFC法の妥当性をめぐる議論を翻訳して収録してある点、資料的価値を高めている。匿名メディアでの議論、さらに無償の善意がこうした資料の充実を促したとすれば実に頭が下がる。 既存メディアの機能不全と新たなるメディアの可能性を感じさせる一書である。◆ 27 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 暖かな批判本, 2002/6/29 ほっとして泣いて考えて又泣いた。異議というタイトルなのに「奇跡の詩人」に対して、すごく優しさを感じます。読む人にとっては考えさせられる本です。でも、その考える時間は決して無駄にはならないと思います。関係者には当然読んで欲しいけどこの番組を見て無い人にも薦めたくなる本です。
2007年10月17日
あたらしいパソコンになってから、書く場所の確保が難しい。というか、なつやすみがおわってあまり時間がない。とかいいながら2ちゃんざんまいしたりして。日にちさかのぼりでいくつかネタが。
2007年10月16日
久々2ちゃん三昧の週末。昔のようにおもしろいということはないのは、セクト化が進み、そこで「事実」と認識されているものが固定化していてしまい、反対意見は「嵐」とか「スルー」とかされがちなので。(実際、そういう形でしか反論がかきにくいふんいきなのだろう)2ちゃんで事実化されていること。向井亜紀については、「お金を払って子どもを買った人。そこまでしたのに子育てに関心が低い。」ということになっている。2ちゃんてきには、「癌で子宮摘出」「最近腎臓摘出」「やっとの思いで授かった子を育てている」「子どもは戸籍で認めてもらえない」という並々ならぬ経験を重ねた人ならばこうだろうというイメージに向井亜紀がそぐわず、人生の重みや深みがまるで感じられない言動が期待外れで不満なようだ。つーか、謙虚さ?裁判でどーのこーのいっているが、どうも実子ではないようだ、と2ちゃん住民in向井亜紀関連スレでは疑われている。裁判で、DNA鑑定書類の提出は「必要ない」と拒んでいる(らしい)こととか、過去に、片方の卵巣は摘出、もう片方の卵巣も壊死して、それでも最後に残った卵子にかけたが、それも受精しなかったとかいうことを本人が本に書いていることとかが根拠。それで「自分の子どもだから実子として認めろ」と主張するのは、どうも無理があると。戸籍一般、夫婦の実子であるかどうかの記載ってのは、いいかげんだ。男性の場合、あるいは、たとえば未成年の実子が育てられないのに孫をひとりで産んじゃったような夫婦の場合、ぜったいに自分の子でありえないのを承知の上で、「実子として届ける」ことも「認知する」こともでき、しかもそれを公言しても「うそつき」ということでの罰則はない。要するに、借り腹というのだって、実子として届けられるものなのだ。向井さんからすれば、「あたしだけ認められないのは、あたしがかわいそう」ということとか、戸籍に守られなければ家族の一体感がもてない、とかいうのもあるんだろう。将来、子どもたちが「生まれなきゃよかった」といったら、自分もいっしょに山の栄養にしてやるとかいうことを書いているそうだ。山の場所は夫にもいっていないがめぼしをつけたるとか。心中?心中という発想が発作的ではなくあらかじめあるような人は、どう考えても自己中心的過ぎ。向井亜紀の現在のブログに、ほとんど子どもの描写がなく、あっても他人事っぽいとか。(そういわれてみれば、そんな気もしてくる)しかし、「何か食ってうまかった話」の日記に、「普通の母親なら、「子どもたちにも食べさせてやりたい」とか「病気のおかあさんにも」とか書いてもいいのに」とプンスカしているレスを読むと、どえれーこじゅうと根性だなあとも思う。実際にどうおもうかはわからんが、仮に将来おやになることがあったら、対外的な発言は慎重に気をつけなければならん。向井亜紀といえば、独身時代、誰もきいてないのに彼氏はDVDの下着とか言っていた人だ。そんで、「かねてから噂のあった」というそのDVDと結婚して間もないころ、タレントの奥様が料理の腕前を競う番組で、スポーツマンは栄養が大事とかどーのいっていたなあ。とにかく夫第一、すばらしいというマンセーっぷりは、当時新婚数年目だったということをさっぴいても、鬼気迫る勢いがあった。格闘家だったはずの夫が、こうもいいなってしまうのは、それだけ自分が大事にされていると思えてしまうからだろう。昔あった「噂の真相」という胡散臭い雑誌では、浮気性の夫のために「優秀な遺伝子を残す」ことに躍起になっとるとかいうことだった。優秀?いつだったかの選挙でも、「職業差別で保険にもはいれない夫のために清きいっっぴょうを」とかやってたな。世間の理屈は関係ないの、あなただけ、という女は強え。さっちーとかもそうだ。どんなに勝手に振舞われようが、ひとまえで罵倒されようが、夫のほうが妻に対しぜったいの忠誠を誓ってる感じになる。敵に回したらこわいとかも思ってそうだ。でも、恐怖だけではないだろう。というか、そんな夫なのに、ものすごく満足してそうにみえたりする。持ち上げておいて、言いなりにさせる。そのさじ加減はどうやってしたらそうできるのだろう。やっぱり、お互いにどっか信仰めいたものが必要なのだろうし、そうなりそうな相手を見わける嗅覚もするどいのだろう。
2007年10月15日

藤田憲子に対し、貴乃花が口をきかなくなったのは、「貴乃花は輪島の子」という噂を聞いて以来、と藤田憲子が上沼恵美子の番組で言っていたらしい。「ほんまのところどうなんですか?」とのツッコミに「(当時病床にあった藤島親方の)髪の毛でも切って、DNA鑑定でもすればって思う」とか答えたとか。事実でないならまず否定するだろう。というあたりからだと思うのだが、2ちゃんでは「貴乃花は輪島の子」(ついでに若は先代の子、藤島親方は外腹)というコピペはられまくり。少し前の写真なら、本人もそんな気になるかも。2ちゃんでは、花田美恵子離婚で、それまで貴乃花キモイの路線だったのが、「やっぱりおかしいのは勝と憲子」「貴乃花はピュアだから壊れてしまってかわいそう」「お金もらえても美恵子さんかわいそう。魔猿はひどい」「以前出た花田家の家政婦は見たみたいな本は信憑性がある」という方向になっている。かつて美恵子は「おくちぽかん」と言われ、さんざん馬鹿にされてきていた。今ならこりん星のゆうこりんとかもその手かもしれんが、あそこまで作っている感が強いと、したたかものだという認識もされているが、ゆうきなえ(漢字わからん)とかが叩かれたのと同じで、男社会で肩肘張って対等に渡り合える勝気な女にとって、最強の敵である「天然」のプロトタイプとされてきた。見た目が少女そのもの。これでムチムチのプリンプリンな部分があるような外見だったら、他のエリアの者としておかれることはなかっただろう。ところが話したら意外としっかりしてんじゃん、ということで美恵子株急上昇。成城の一戸建てと慰謝料300万円(という噂)はうらやましいが、4人も子育て、母親も亡くなってるしたいへんだよなあ、という方向。憲子は昔からおかしい。宮沢りえ婚約の頃なのだが、おかみさんの仕事はどんなに大変かという話の中で、青年期の若い男の子たちの欲望の発散のため、自分はミニスカートで掃除をしたりしているとか、そういうごほうびを与えることもおかみさんの仕事だとかいう説明をしていて、「へ?」と思ったことがある。10代20代の男の子に、同僚(?)の親としてパンチラみせる?あなたいくつ?宮沢りえにそれをやれと?と思ったのだが、当時は「さすがおかみさん」みたいな持ち上げられ方していた時期だったし、ヌードがどうとかいっていてマスコミ全体がムンムンムラムラ路線だったので、あまりとりあげられなかった。貴乃花の妻ケーコは、2ちゃんでも「したたか」「傍若無人」ということになっている。でも、そういう妻をもった貴乃花は実は幸せなのだと思う。
2007年10月14日
アンチ皇室スレ的な常識。・雅子は愛子ちゃんの軽度の発達障害にもしつけが必要なことも認めようとしない。・雅子は病気ではなくもともと性格が横暴でわがまま。・雅子にぼんやり皇太子は毒されている。この前提でレスをつけよ、という雰囲気になっていて、まとめサイトなるものまである。アンチ皇室っていうより、アンチ雅子一色である。男児を生んだキコさんちはマンセー。次男秋篠宮も以前より高い評価、という位置づけ。・女性週刊誌での、小和田家をよく知る「政府高官夫人」「60代主婦」とは小和田母。・愛子ちゃんの表情には毎度「はにかみ」と苦し紛れのキャプション。・卒業文集の作文や元同窓生の話を総合すると、雅子は意地悪で人を哂う傾向がある。・東大学士編入は外国語と面接だけ。当時の外交官試験はコネ優先。国費留学で雅子ただ一人修士号をとれずに帰国・公務すっぽかし当日や翌日に堂々と私的にどっかにでかけ「治療の一貫」「準公務」とするとかいうあたりは、へぇ~よく調べましたねと思う。若干名という東大学士入学とか、難関の外交官試験とか、狭き門の中の狭き門で、エリート中のエリートだと思っていたけど、本人の資質や努力が飛びぬけてすごい人のほかは、お生まれとお育ちのパワーが強い方がいたから、門が狭められていたということだったのか。見た目倍率が高いというやつだ。AO入試で学生確保しておいて一般入試倍率が2倍以上の定員割れ大学の戦略のようなものだ。母語のようにして獲得した言語なら、よくできてもそんなに驚くほどのことではない。面接では、帰国子女ならではの異国経験と既に米国の大学卒ということで、面接官を圧倒できるしな。東大は1年足らずで退学。外交官試験は夏だから、実際に授業に出ていたかどうか不明。本格的に勉強がしたかったなら、かったるい教養がスキップできる東大の学部って魅力的なところなんじゃないかと思うし、大卒なんだから大学院にも入れてだろう。それに、学部でも大学院でも実際に授業に出てみて、どれもこれもアメリカに比べて劣っていてダメだと思うようなことがあれば、またアメリカの大学院に入り直すだろう。学費程度のお金はじゅうぶんある家だしね。中退でも東大が学歴にあると、のちのち外交官人生でお得だという計算があったんだと思う。7、8人いた国費留学外交官は他の人がみんな修士号をとったけど、そこで求められているのは研究者のようなレベルの論文じゃなくて地道なレポートみたいなものだから、その程度のことができない雅子は怠慢、というのがスレでの判断。どの程度事実かわかんないけど、他の国費留学した人は、中には楽勝で書けた人もいるかもしれないけど、多くは必死で書いたと思う。一人だけがんばらなかったのは、それが書けなくてもクビになるわけじゃない、という効率を計算して動くところが当時からあったのだろう。国のお金で行かせていただいている、ということのありがたみも別になかったのだろう。そんなのあってあたりまえのことだから。でも、勉強が嫌いでも、じゅうぶん天皇家の奥さんはつとまるもんだと思う。だから、それでたたく2ちゃんはおかしいと思うが、「優秀な方なのに籠の中の鳥でおかわいそう」という声およびそれにうまうまと乗っかって環境のせいにしてそうな雅子が嫌だというところなのだろう。外交官試験を公務員試験に一本化したら、それまであふれていた外交官子弟がいなくなったというのは事実だとしたらそれも驚きだ。世襲稼業でよいものも世の中にはある。キテレツ大百科のブタゴリラのように野菜を愛する八百屋の子とかならいい。田舎の小さな寺や神社とか、儀式を継承するだけの仕事は「なんでこんなことをやってるんだろう」という疑問がわかない人で、かつ「これで世界を変えられる」と大それたことを考えないような人を据えなければならないので、世の中が存在を望む限り、世襲を頼らねば存続は難しい。天皇家もそうだ。でも、外交官の世襲はいかんだろう。外国育ちの子に国益なんか守れるかよ。挨拶だけできりゃあいいってもんじゃないだろう。相手国に嫌われても、日本を優先させようということができるのか。異国の民として育った普通の人に守れるのは、せいぜい「我が家」の単位が限界だろう。外国で暮らしたからといって、その人の視野は広くなっているわけではない。その人だけが立派にみえたりするのは、異国の茫洋とした霞む風景の中で、自分だけははっきりしておかないと生きられないからであって、目先の利益のために動くことはできても、他人のことや先々の展望まで考えて動くのは、むしろ難しいはずだ。スレ主というか、連続するスレでヌシのようにしている人(たち?)の、言いたいことは、「第二子を作らず、愛子女帝擁立を望むのは、中国マンセーな反日小和田家の陰謀」と、これはちと極端。総領なうえ、無菌室で育った皇太子は、批判とか不満とか対処が難しいのだろうなあ。独身時代、柏原芳江やブルックシールズのような大柄な女性が好みだということも、結婚まで猛烈アタックを続けていたことも驚いたが、例の「人格否定発言」は一番たまげた。全力でお守りするって、2ちゃんてきには「言質取られた」ってことになっているが、これじゃあ戦略的に間違いだ。相手を全面的に擁護するというスタンスは、さっちーも向井亜紀も同じだが、彼女らのように「おためごかし」のパワーがないと、全力尽くしても共倒れだよ。でも、20代の小娘のキャリアなんてたかがしれてる。その職を続けている人からすれば、否定されたって別に怒るほどのことはないと思えるんだが、引退した人だと頭にくるのかな。若くして寿退職したような同級生も、わずか2年足らずのOL時代が、自分のキャリアだと思ってるしな。ぶらりと行けた外国が行けなくなるストレスは実感をともなわないが、コンビニや書店で立ち読みしたりできないストレスはよくわかる。同じく帰国子女育ちの夫と、いろんな国で転勤生活しながら、現地人と現地日本人の悪口を言って仲良く暮らしていれば、彼女なりのふつうな人生だったはずだ。そして時々目黒に帰っては、「東京もすっかり変っちゃって、さっぱりわかんない」と言っていたはずだ。でもそれを東京の真ん中に住んで言うのは嫌なのだと思う。
2007年10月13日
2ちゃん的事実として、電車男=中の人架空の人物電車男とエルメスに翻弄されたかのようにみえる架空の住民の物語。メディアミックスとして大成功、ということだ。「俺の中で2ちゃんは電車男の出現とともに終わった」と失った信頼をなげく人もいる。(とかいって、それでもまだいるんじゃん)話題になる前のごく初期、2004年の春先に退院後のひまつぶしに「恋人なし30代独身の週末」スレとか、他にもあちこちの「じっくり読む系」の人気スレに貼られ出していたので、そのまま踏んで読んだ。当時、後日談のエロ小説っぽいスレが生きていたころだったので、中の人か誰かにトリップを教えてあげて書かれたのかな、と思っていたのだけど、すべて自作自演のほうが整合性あるね。オタクだとしても、22歳にしては相手の趣味が老けてんな、というのはあった。エルメスがネットどころかパソコンを使ってないとかいうところとかね。贈り物がティーカップというのも、いかにも80年代後半。なので、「少し年上」というエルメスが、実は40歳というのが事実だろうと考えていた。エルメスの髪形が「ツインテールというかツインおさげ」というのも、この人みたいなイメージしかなかったんで、敢えてそれを電車男が見栄からスレ住民にふせているというオチ(あるいは編集長本人登場でドッキリというオチ)が、隠されているんじゃないかと思っていたのだが、もともと作者である中の人が40代であれば、それも納得。(なお、書籍版『電車男』はその新潮社から出ている。)話題についてアドバイスをする住民で、「たとえばティラミス。むかし流行ったよねとか」いう女もいたので、「チーム中の人」だったのかも。八百長のプロレスでもおもしろいという人がいるのだから、別に事実があるかどうかはどうでもいい。2002年ごろには、2ちゃんでいくつか祭りの場面に遭遇した。生活全般板だったかで、「結婚しても家は実家の近所じゃなくちゃいや、という婚約者と別れたほうがいいかどうか。」という内容の相談がスレ立て1。あーだこーだといろいろ質問しまくって、事情をきいて、「別れたほうがいい!がんばれ」と2週間くらいリアルドラマ状態でおもしろかったな。彼らは同じ市内に住んでいて、「両方の家から車で10分のところに」という彼に対し、「どうしても徒歩圏じゃないとダメ」と頑固に言うところから、彼女の母親の干渉っぷりとか、自分は条件以外で認めてもらえていないんじゃないか、利用されるだけじゃないかと男が不審に思いはじめ、他にもいろいろと思い当るところがあって、やっぱり別れるという決意まではできたのだが、これがなかなかもどかしい進行。男も男で、別れ話をしに行って彼女に泣かれるうちにその日は結局、ということになってしまって、からだだけは好きなのかもとか言いだすので、住民女子本気で激怒。非難ごうごうだけど、それでも感謝を忘れず前進し、アドバイス通り達成する男は高感度アップで、最後10スレ目あたりには、まとめサイトのほかにフラッシュもできた。祭りは終わった帰ろうのAAも貼られていた。で、細々と1年くらいスレが残っていて、時々挨拶に来た話によると、女はさっさと別の人と結婚がまとまっているようだった。たぶん中の人はこれをみたと思う。ジョイ祭りというのもあった。JOYという名前で日記を書いていた普通のやんきーっぽい人のやんきーっぽい言動が「通報すますた」とかになった有名なやつだ。検索したら、2ちゃん外にまとめサイトが残っていたが、以下のように管理人のコメントが書きくわえられてあって、時代の変化を感じた。リンクじゃなくて文をはりつけておく。2ちゃんねるでは「祭り」と称して特定の人物や団体に対して「2ちゃんねらー」という匿名の集団によって誹謗中傷や荒らしなど攻撃をする事があります。何故その様なことが起こるのかと言えば、自分にとって気にくわない言動をする人物や団体に対してリスクを負うことがなく制裁出来るからです。その行動には責任が伴わないので、遊び半分の気持ちで個人攻撃をする手合いもいます。そして2ちゃんねるというサイトを通して一つの共通の目標に向かって行動するので、共同体意識による満足感も生まれます。かく言う私もJOY騒動の当時は、無職でロクでもない生活を送っていたせいか、刺激を求めてJOY騒動という祭りに遊び半分の気持ちで参加してしまいました。しかし、理由さえあれば個人による制裁は何でも許されるのでしょうか? 「正義」だと信じて行うものであればどんな個人攻撃も許されるのでしょうか?今の私はそうは思いません。勿論攻撃される側に非がある事は事実なので無視する事は出来ませんが、一部分の事実だけでその人物全体を判断するという態度には問題があると言わざるをえません。赤の他人であれば、自分にとって直接害があるにしろないにしろ、その人の非を容赦なく断罪しても良いとは思いません。それに相手が法を犯しているのであれば専門家に手続きを取ればよく、違法と言えない小さな事であればそっと本人に改善するように勧めればいいのです。何も匿名化された集団で大騒ぎする必要はないのです。そして攻撃を受けた側の中には人格を全否定される人もいます。攻撃する側は軽はずみな気持ちだったとしても、攻撃を受けた人の心の傷はなかなか癒えません。このページを見ることによってそういった個人への制裁を助長してしまうのではないかと思い、このページを消そうと思ったことも何度かありましたが、 2ちゃんねるの陰の部分の歴史として、祭りに参加している側の視点での記録を残そうと思います。反面教師として参考にしていただければ幸いです。
2007年10月12日

果物があるとうれしい。「あなたにとって幸福とは?」とか聞かれても、その程度の答えしか出ない。
2007年10月02日
神様絡めば、幻聴はおつげと言われるらしい。神憑りって、病んでいるとしか思えないのだが、隣人みたいなものなので本当に困る。
2007年10月01日
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