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掲題の本は、祥伝社から出ている本です。 能力開発研究所・所長の(だった?本が古いので現在は不明)方の書かれた本です。 この本の評価は非常に難しい。 現状認識とサジェストペディア学習法をもとに学習法を構築している点は、評価できると思いますが、具体策については・・・。個人的な見解ですが・・・ 何ができるか、どういった可能性があるのかを学ぶにはよい本だと思います。 では、どういったことが書いてあるか。 現状認識として、 センター試験の成績は、単語力に大きく影響を受けるとしています。 また、単語を徹底的にまず鍛えてから長文などの練習をして高い効果をあげている高校があることなどを紹介しています。 また、サジェストペディア学習法をもとにしたスーパーラーニングという名称の方法論について説明しています。 この方法論自体は、脳波などのコンディショニングを整えて、記憶の効率を高めようとしています。 また、英単語は一日200個記憶可能だとしています。 英単語は、一日1000個記憶することも可能であるとしている点は、その通りだと思います。 一日1000個というと驚かれる方もいると思います。 しかし、一日です。24時間です。 もう以前に何度も書いてきましたので、具体策については省略しますが、単語はまとめて覚えた方が圧倒的に効率的・効果的です。 少しずつ覚えようなんて、わざわざ「ぐずぐず・だらだら」やっているのと同じだし、文法・長文の練習の効果も下げる効果ももちます。 文法・長文の練習のときに、単語が不明でそっちに神経をとられてしまった経験ありますよね。 世間の常識からは、いささか距離をおいているようにも感じますが、ただ、理にかなっているのは、この本の方法論の方だと思います。 昔の本なので、具体的な方法論はかなり面倒。手間がかかりすぎ。 今は、コンピューターも普及しているので、随分違う方法で実現できると思います。 それでは、今日はここまで。
2005.05.31
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掲題の本は、元ソニー教育研究室の友寄さんのお書きになった本です。 この本の紹介はこの時期がいいと思っていました。 なぜか? この本の他の本と最も違うところは、「具体的」だということです。 今日紹介するのは、「一夜漬け」の方法。 この本での「一夜漬け」はこのように書かれています。 記憶するべきことがらが、いくつかあって、それぞれA・B・C・D・E・F・Gと記号をつけます。 まず、Aを勉強します。 次に、BとAを勉強します。Aは復習です。 次に、BとCです。Bは復習です。 次に、AとBとCとDを勉強します。D以外は復習です。 次に、・・・ というように、常に復習を意識し、反復・定着を計画的にやるように勧めています。 いかに、前日といえども一回やっただけでは、全然記憶できないことは、みなさんもたぶん経験されたことがあるでしょう。 私はめちゃめちゃあります。 私は、頭が悪いのか、三回くらいまでは本当にボロボロです。 だから、三回以下しかやっていない状態はまるで信用できません。 たとえ、三時間前に勉強したところであってもです。 この本は、他にも具体的な方法がたくさん書かれているのですが、一般的にはあまりできない方法もたくさん。 用いることができそうな方法を1つついでに紹介します。 「サジェストペディア」学習法という舌をかみそうな学習法です。 語学の学習法として割と有名? なのですが、初めて聞くという方もいるかも? この方法も反復も一内容としているのですが、特徴的なのは、音楽の活用です。 音楽を聞いてリラックスした状態を人為的に作り上げ、脳波の状態をよくしてから勉強するということです。 脳の状態がよくないと勉強がはかどらないことはみなさんも経験があると思います。 疲れていたり、イライラしていては記憶ははかどりません。 そこで、音楽で人為的にいい状態にしようというわけです。 しかし、この音楽もなんでもいいというわけではありません。 ここでは、バロック音楽などのクラッシックが紹介されています。 私は、リラックスするためには、クラッシックでなくてもいいんじゃないかと個人的には思っています。 よく最近、「Feel」とか、「Pure」とかいう音楽コンピレーション・アルバムがあります。 正直、あの類の方がいいと思います。 私もよく使います。 私は、家にいるとついついテレビの誘惑に負けてしまうので、どうしてもその日にうちにこなすべき勉強があるときは、よく外でやります。 図書館だったり、喫茶店だったり・・・ 喫茶店はしかし、時に勉強にふさわしくない場合があります。 そう、「おばさんたち・こどもたち」です。 どちらも、マシンガンのように話しまくるので近くにいるとひどく集中のさまたげになります。 そんなときのために、私は、MDに上に書いたような音楽を持って行きます。 いかりをおさえる効果とともに、集中を促す効果もあります。 私のお薦めの音楽は、上記のコンピレーション・アルバムの他にジャズや川のせせらぎ系の音楽もいいと思います。 ただ、日本語で歌詞があるものは絶対ダメだと思います。 静かな状態では、川のせせらぎ系の音楽は本当に効果を実感します。 テスト直前なので短時間で入手可能な人は是非おためしあれ。 私の生徒で興味のある人は連絡ください。 それでは、今日はここまで。
2005.05.30
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何度も何度も学習した内容は、そうでないものに比べてはるかに長期間覚えていることができます。 この何度も何度も学習することを「過剰学習」といいます。(光文社「記憶術」より) 具体的には、自ら覚えているかどうかを問いかける「自己テスト」や「暗唱」といった作業を繰り返すことになります。 ただ、わかっていてもこの手の作業を実行することは難しい。 そこで、私の方法です。 その1、私の場合、記憶したいことがらをお風呂の直前に勉強します。 理由は単純です。 「自己テスト」をお風呂の中で実施するためです。 お風呂の中で勉強した内容を思い出せないようでは、勉強の仕方がいい加減だったことになるので、思い出せない内容をお風呂から出た後、確認します。 慣れてくると、どの程度やると、ちゃんと思い出せるかがわかってくるので、 徐々にお風呂の時間が有効なものになってきます。 しかし、このやり方にも欠点があります。 考え事をしながら、作業をするのでよくどこを洗っていたのかを忘れてしまいます。 とくに、洗髪の作業の進み具合を。 だから、きっとシャンプー代はよりかかることになってしまうでしょう。 その2、電車にのる直前に覚えたい文章を頭にいれます。 そして、電車の中で頭の中で繰り返します。 電車の中では、勉強しようと思っていても込んでいたり、すわれなかったりでなかなか思うようにいきません。 そこで、電車に乗る前に、覚えたい内容を一度確認するのです。 その上で、反復・定着作業を電車の中でするのです。 まだ、テスト直前の高校もあると思います。 よかったら試してみてください。
2005.05.29
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200個の単語を覚えるとします。 そして、その後テストをするとします。 目標は何点にするべきでしょう。 200個だから、数も多いし、とりあえず150個くらいかな? と思った人。ブー(ブザーのつもり) 普通8割ぐらいが合格ラインだから160個にした人。 ブー 普通9割で合格しない資格試験なんかないから、180個にした人。 ブー こういった単語などの記憶目標は、必ず100%でなければなりません。 書き間違いなどのケアレスミス以外は、一切認めてはいけません。 試してみればわかります。 何をためすかというと、記憶するまでの手間と、その後の忘却の様子をです。 8割や9割というのは、10割に比べると手間的にはずいぶん楽です。 しかも、8割・9割というのは、短期記憶でかなりカバーできてしまいます。 反復回数が少なくても8割程度なら到達できます。 反復回数が少ない場合、忘却率が格段に高まります。 それだけではありません。 忘却率が低い方法を常にとっていれば、その後の計算がたちます。 普通、入試用の単語集は1000~3000程度と数はさまざまですが、しっかり記憶しその後やり直す必要性が低ければ、月にいくつやればいいという計算がたちます。 一方、忘却する可能性が高い方法をとっていると、一見計算しているように見えて全然意味のない計算をしている場合があります。 たとえば、よく生徒の中に一日5個ずつ覚えれば、一年で1500個覚えられるとかほざいている生徒がいます。 全く意味のない、くだらないたわごと。 5個だけ覚えるなんて、1~3分もあればできるでしょう。 ほとんど反復は必要ありません。 あっという間に記憶できるかわりに、あっという間に忘れます。 一見1500個記憶したつもりでも、その中のかなりの割合はすでに忘却の彼方。 計算していた結果は、得られません。おそらく、期待していた2割もあればいいほう・・ この手の計画がいくつかあれば、三年生での入試の失敗も約束されたようなもの。 しかし、忘却率が低ければ、入試までの計算はある程度たちます。 英単語、英熟語、古文単語、世界史(日本史or地理or・・・)月に、どの程度のことをすれば、間に合うか。 計算たちますよね。 そうなると、後はどうやって100や200の単語を覚える際に、完璧にするかという方法論になります。 いろいろ試してみてほしいのですが、効率的に反復することができなければ、100や200の単語を完璧にすることができません。 どうやって効率的に反復するか、考える点はそこにあります。 方法はいくつもあります。 私のところでは、PCソフトを使いますが、そういったものがなくても方法はいくらでもあります。 単語カードでもよし、それが面倒であれば、単語集だけでもやりようはいくらでもあります。 要は、徹底した反復と、ある程度の数を完璧にすることさえ、していけば方法は問題ではありません。 せっかく勉強するなら、後々忘れないほうがいいですよね。
2005.05.24
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最近、女子ゴルフ界の盛り上がりがすごい。 また、今日も新しいスターが出現しそうだ。 なんと、またまた18才だという。 これでは、男子が盛り上がらず、女子が盛り上がるのは当然だ。 なんか、女子は若手がたくさん。すごく華やか。話題も盛りだくさん。 一方、男子ゴルフは未だに50才台、60才台がてんこもり。ほとんど老人ホーム。 見てるだけで辛気くさい。 これは、当分この状態は続きそうだ。 尾崎・青木という名前がまだ紙面を飾るようではお先真っ暗だろう。 女子はへそだしのティーンエイジャー。 男子は、片足墓場につっこみながらの優勝争い。まさに好対照。 さて、高校生のテストが近い。 高校生のテストは実に面白い。 何が面白いか。 中学生のテストと違い、一夜漬けが難しい。量が多く、難度も高いから。 だから、テスト勉強しながら、結果を見る前にもう反省を始める生徒が多い。 また、このテストの最中に今の自分の勉強の体制の足りない点がはっきり見えてくる。 自分が考える十分な準備ができなかった科目があるはず。 その科目を次はどうするのか。 テストの後どういった体制を作り上げるのか。 問題はそこにこそある。 しかし、多くの場合、同じ間違いをひたすら繰り返す生徒が多い。 のど元すぎれば熱さ忘れる。のごとき。 反省しているつもりは今だけ。ということにならないようにしたい。 ただ、次回は頑張ろうでは意味がない。 なぜ、十分な準備ができなかったのかを考える必要がある。 必ず、無駄な作業がある。 必ず、完結していない勉強がある。 「完結していない勉強」とは? よくありますよね。 「授業は聞いたけど、忘れちゅった。」とか、「一度読んだけど、忘れた。」とか。 こういうのが自分にもあるな~と思った人。 この場合の授業とか、読んだ時間は、結局無駄な時間になっている。 身になっていないのだから。 もう少し、ちゃんと計画的に復習・定着のための反復作業がなされていたならば無駄にならなかったはずの時間。 しかし、結局無駄になってしまった。 理由は何か。「努力が足りなかった。」という理由は理由ではない。 今後の具体策が何もない。「努力ができなかった」理由があるはず。 世の中のことは、必ず原因があって理由がある。 「できなかった」のは、それなりの理由があるはず。 疲れていた。これも実は立派な理由である 疲れてできなかったのであれば、必ず無駄な作業が一週間の中にある。 だから疲れる。 無駄な作業、無駄な授業、反復しきれないのに授業だけ増やしていないか。 復習できないのに、使う問題集だけ増やしていないか。 誓っていうが、高校生の数学・英語どれをとっても、真剣に取り組めば、2・3ヶ月で必ず片づく。 一年たって片づかないはずがない。 しかし、片づかない。 単語500個なんて、方法論さえ間違えなければ、誰でも一週間もあれば余裕で覚える。 しかし、高校の定期テストごときの英語で苦しむ生徒は多い。 過去問ベースの「あんちょこ」に頼るようでは、お先真っ暗。 出題される問題がわかっている状況で、いい点がとれたところで、それはあなたの実力ではない。 当たり前の話だが。 「あんちょこ」に頼っている間は、勉強方法は全く洗練されない。 しかし、この「あんちょこ」を率先して配る塾の多いこと。 いったい何のための塾なんだ。 勉強方法も磨かず、実力も養成できず、直前に「あんちょこ」だけ配るのであれば、ただの「詐欺」。 実力を養成できていない現実を、「あんちょこ」で誤魔化しているだけ。 この手の塾には、長く居続けてはいけない。 もちろん、誤魔化されるのが、趣味の人は例外であるが・・・ 「あんちょこ」をもらって喜んでいる人たちは、この現実に早く気づいてほしい。 「あんちょこ」が必要なのは、自分が反復練習できていないから。 定着のための作業ができていないから。 そこで、過去に出題された一部分だけを記憶して、まるで全体をしっかり復習したような「気分」に浸って喜んでいるようでは・・・・ はっきり言いましょう。 あなたの先は、たかが知れている。 まあ、この現状に気づくことなく、一時的な見せかけの点数に喜ぶ人たちは、所詮、それだけの実力でしかないということ。 そういった人たちが、「夢」・「希望」をかなえられる実力が培われる訳がない。 しかし、ある意味必要なのことなのかもしれない。 物事をしっかり考えられるかどうか、ここでふるいにかけられる。 物事をしっかり考えられない人が、重要な仕事に就いては、社会の迷惑だから。 さてさて、あなたの今度のテストはどうでした?
2005.05.21
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愛知県に超管理系の有名進学校G高校がある。 補講、多い宿題、課題テスト、等々教員の側でしっかり管理。 普通に通えば、それなりに成果があがります。 だから、高1・高2の間は、全国模試でもいい成績。 高校入学時点では、より偏差値が高かったはずの高校にも勝ってしまう。 1・2年の間は。 一方放任系のA高校(昔はT高校も超放任だった)。 補講なんて一切ない。課題テストはごくごくまれにある。 宿題もゼロではない。と言う程度。 しかし、定期テストのレベルだけはやたらと高い。 教科書の範囲なんてそっちのけ。教科書のレベルなんてなんだそれ。という感じ。 しかし、超放任だからさぼるやつはさぼる。 だから、1・2年の間の全国模試の平均点は超悲惨。 高校入学時点の偏差値なんてみるかげもない。 しかし、超放任ながら定期試験のレベルは高く、生徒は各自、自らの考えでいろいろ工夫を始める。 自分の方法論を磨き出す。 そして、高校三年生になると、G高とA高はいつのまにか番付通り。 それだけではない。A高卒の浪人は成績がのびる。 三年間で磨いてきた方法論がここで生きる。 しかし、G高の浪人は成績がA高生に比較すると全然のびない。 管理され、やらされた生徒たちは、自ら学ぶ力がついていない。 方法論が洗練されていない。磨かれていない。 武器がないまま、学校の管理だけがなくなる。 これは、G高だけの問題ではない。 岐阜県にもK市にあるK高校。かつてはすごいスパルタで有名だった。 今、周辺の高校はそのやり方を少なからずまねている。 また、周辺の塾の先生たちにはこのK高校の卒業生が多い。 はっきり、影響がみえる。 管理の仕方はそれなりに知っている。自ら体験してきたから。 しかし、自ら学び取る方法論はからっきしダメ。 漢字50回とか、70回とか平気な顔をして言っている。 また、塾内部で資格取得手当がある塾がある。 しかし、制度があっても全然取得できない。 方法論が陳腐だから、管理されないと何もできない。 仮にとれても自分の担当科目だけ。また、覚えればいい科目だけ。 この影響は、はっきり数字にあらわれる。 名古屋市は、年間100名を超える東大合格者を排出する。 それに対し、名古屋市の10分の1弱の人口の岐阜県のT市+TK市+K町のトップ生が集まるK高校、人口比は10分の1弱だが、東大合格者数は、25分の1~100分の1にすぎない。 これは、両方の土地を経験したものから見ると、土地柄だけの影響ではない。 というよりも、そんなものはごくわずかでしかない。 所詮、人間の機能に差なんか地域によって異なるわけがない。 決定的なのは、勉強のスケジュールであり、方法論。 地元の高校・塾は、明らかにトップの大学・学部に合格できないようなスケジュールしか組んでいない。 また、やらされてきた教員たちは、まともな方法論を伝授できない。 そもそも持っていないから。 また、愛知県のA高校やT高校のような、勉強方法を磨く環境もない。 だから、地元の教育機関の力不足がそのまま結果にあらわれる。 ただし、管理能力は高い。 だからそこそこの大学の合格率は高い。決して低くない。 しかし、あくまで「そこそこ」のレベルでしかない。 とても、子どもの頃の夢をかなえるレベルではない。 そこそこでいい人は、やらされるままでいい。 そうでない人は、+αが必要なことを強く認識してほしい。 そのスケジュールでは遅すぎる、不十分すぎることを強く認識してほしい。 気がつくのが、三年生になってからでは手遅れだ。 疑問の余地はない。 数字はウソをつかない。
2005.05.20
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英語の参考書を読んでみましょう。 文法でもいい、長文解釈用のものでもいい。 読んでみるとすぐにわかります。 単語力がない人はさっぱり進みません。 普通の日本語の本ならば、1ページに1分もあれば読めるはず。 ところが、辞書を引きながらだと1分どころか数分は当たり前、下手をすると10分超えることも・・・ しかも、辞書をたくさん引くと、精神的なスタミナを激しく奪います。 単純な作業は精神的なスタミナを奪います。どんどんやる気がなくなります。 「修行」をしたい人はそれでもいいかもしれません。 しかし、普通は「修行」を主たる目的として勉強する人はいません。 学力をつけることが目的のはず。 しかも、辞書をひく回数が多いと文章のポイントを見間違えることが多い。 ついつい、知らなかった場所に注意が集まります。 しかし、文法の本の場合、通常、ポイントは例文にあるわけではありません。 文法はルールの解説書であり、例文はその例示にすぎません。 しかし、辞書を何度も引くと例文の方に注意が集まり、全体的なルールをつかむという本来の目的が忘れ去られます。 これでは、勉強の効果自体が大幅に低下します。 しばらくすると気がつきます。 まず、やるべきは単語力の増強であることに。 スムーズに英語の参考書を読み進めるためには、単語力が不可欠であることに。 しかし、気がついても、そのための努力ができない人がいます。 もちろん、塾が方法論を提供していなかったり、学校の宿題が多かったり、とそのタイプの人のための言い訳は盛りだくさん。 言い訳に困ることはありません。 しかし、言い訳しててもちっとも学力は向上しません。 参考書を自力で学ぶという点については何も解決しません。「別に、自力で参考書で勉強しなくても塾で授業うけるからいいもん。」という人。 自力で勉強できない程度の力しかついていない現状をどうみるのか。 それが、いままでのやり方の結末であることをどうみるのか。どう考えるのか。 同じやり方を続けて、結果だけ変わってほしい。気持ちはわかるが・・・ ありえない。 やるしかないですよね。 いい方法論・いい道具をさがすべきできよね。
2005.05.18
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掲題は、某国営もどき放送局でこの春から始まった英語の番組です。 今日、本屋でこの番組のテキストを手にとりました。 私のように受験英語の文章は読めても、英会話をする機会がなかなかない人間にとっては、実にいい本。 最初は、漫画形式になっているのが、少々気になりました。 ドラえもんの英語バージョンが頭をよぎったからです。 しかし、英会話に馴染みたい人間には実にありがたい。 読み始めたらどんどん進んでしまい、あやうく全部立ち読みで終わりそうになったので、あわてて買いました。 内容は簡単です。レベルははっきり高くありません。 だから、高いレベルを求める人には向きません。そういう人はビジネス英会話がいいでしょう。 この本のいいところは、反復もしっかりとれます。 場面も絵があるので、実にイメージがわきやすい。 ただのテキストデータとしてではなく、映像もどきで頭に入ってきます。 これがありがたい。 しかも、ドラえもん英語バージョンのおかした失敗をおかしていません。 ドラえもん英語バージョンのおかした失敗? 読んでみればわかります。 ドラえもん英語バージョンは、一見、さまざまな場面の英会話に親しめるように思えます。一見は。 しかし、現実には、小学生の生活場面にしか過ぎないので、社会人の出会う場面はほとんどない。 しかも、のび太は驚いたり、いじめられたり、泣いたりと感情的な場面ばかりで、論理的な言葉はほとんど発しません。 他の出演者もそう。会話の形式が結構かたよります。 この本は、一応登場人物は社会人です。 少々恋愛系にかたよりそうなのが今後の心配ですが、とりあえず楽しみです。 さて、私の生徒たちの古文のテストがありました。というよりあったはず。 どうだったんだろう。 古典文法は、最初が肝心。 ソフトを作り、たくさん基礎的な練習をしてもらいました。 短時間ながら、一人数百問は解いたはず。 だから基本は完璧。 まだ、完璧でない人はしっかり勉強してください。 動詞の活用・活用の種類が不完全だと次の助動詞もぐらぐらです。 結局、古典は駄目ということになりかねません。 是非、早めの対応を。 後は、問題形式次第。 次は、現代社会のソフトのデータを作ります。 しかし、注文している本がいまだにとどかない。 しょがない。なしでつくるか。
2005.05.11
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高校生の単語力について語られることがよくあります。 ○○レベルならば6000とか、△△レベルなら6500とか。 しかし、そのスケジューリングについてはほとんど語られることがありません。 たとえば、G県のある塾では、三年生の二学期になってもまだセンターレベルの英単語について催し物をやっているそうです。 センターには間に合うかもしれませんが、二次には間に合うの? 人ごとながら心配です。 常識でいえば、センターレベルのような大したことのないレベルの英単語に三年の二学期までかかっているようでは、二次に向けての準備は間に合うことはありえないでしょう。 しかも、その催し物でも完璧にはならない様子。 常識論を言います。 すべての範囲を直前までで1~2度しか総覧できないようなスケジュールは、欠陥スケジュールです。 2000の単語を十回に分けて200ずつ覚えていったとします。 一度しか回せなければ、最初にやったものは、ほぼ完璧に忘れ去るでしょう。 ではどうする? 早めに始めましょう。 そして、自分のやり方を試してみましょう。早い時期に終わるように。 一度やってみて、出来具合をチェックしてみましょう。 自分の思うようにやっても、完璧になっているかどうかはわかりませんよね。 もし、完璧になってなければ、その補充・対策をする必要がありますよね。 さて、それでは私のところの単語スケジュールです。 一年の間に、センターレベルの単語は終わります。一度。 一度と書きましたが、もちろん、いい加減にやるわけではありません。 すべての範囲を一度完璧にします。 二年の間に、二次用の単語も終わりにします。 私のところでは、ソフトを使うので、100なら100を完璧にしてから先に進めます。 また、ある程度の数をやったら、覚えていないものだけを抽出できます。 そして、それだけをまた徹底的に練習します。 私のところでは、ソフトを使いますが、別にソフトがなくても同じことはできます。 カードを自分で作って、何度もやったり、記憶してないものだけを抜きだしたりすれば、5割程度は同じことができるでしょう。 気がついたら間に合わないという事態だけは避けたいものです。
2005.05.08
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私の生徒の通う高校では、古典の問題集の答えが配布されません。 授業中にやっていないページがあるにもかかわらず。 また、問題を仮に授業中に解いたとしても、教員がする解説をすべて書き留めることは、大変な手間です。 そんなことは、普通できません。 そこで、生徒からのリクエストもあり、今日、問題集を見てきました。 今日見た中で、高1生の文法の学習に一番適していると思ったのが、河合出版の「古典文法基礎ドリル」です。 問題数、見やすさともに文句なし。 解説もまあまあでしょう。 この古典文法に関する問題集は、十分な問題量をもった問題集があまりありません。 このあたりが苦手な生徒が毎年たくさんでる理由でしょう。 しかし、いつも思うことですが、学校の先生が答えを配布しないことで多くの生徒が迷惑を被っています。 生徒どうしで、「ここの答えなんだった?」なんてことを毎年繰り返しています。すごく時間を無駄にしています。 また、解説が手元にないため自分で勉強していても理由を確認できません。 このように膨大な時間の無駄を生み出して平気でいられる教師のバカさかげんには毎年あきれてしまいます。 答え・解説をどうして配布できないのでしょう? 配布したら授業を聞かなくなるからですか? 生徒に迷惑をかけないと、聞いてもらえない授業なんて意味がない。 もし、そんな理由なら、その教師は辞めた方が社会のためです。 解答を配れない教師は、社会の迷惑でしかないことに早く気がついてほしい。 ホント、たのみますよ。
2005.05.01
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