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数学は、暗記科目であるという人がいる。 私もその一人です。 しかし、そう思えない人がいます。 そう思えるか、思えないかの境界線は何か? よく、「後は計算するだけ・・・」という言い方をする場合があります。 特別新しい話もなく、また、特別な計算の「工夫」もない場合に使います。 この「後は計算するだけ・・」の部分については、自分で数学を勉強する場合、ほとんど読みません。 一方、よく生徒から「先生、そんなこと言っても、そんなこと気がつかんよ。」と言われる部分があります。 よく数学は、暗記科目だと言われる場合の「暗記する部分」はこの部分のことです。 問題を読んだときに、気がつくべき点、脳裏をよぎってくれないと式がたてられないような知識、また、類題での解き方、などなどの点を暗記しておくのです。 また、この場合の「暗記」にも誤解があります。 英語などの「暗記」と違い、一言一句正確に覚える必要はありません。 内容さえあっていれば、言い方なんてどうでもいい。 だから、英語の暗唱のように、何度も何度も読み込む必要性なんてどこにもない。 だから、回数も英語や社会などに比べると全然少なくてもOK。 ただ、解き方の「流れ」を頭に入れる必要があるので、社会のように対象が「短く」はありません。 とはいっても、「こーやって、こーやって」と頭の中で確認できればいいだけ。 だから、そんなに膨大な量を記憶するわけではありません。 まあ、論より証拠です。 しっかり読み込んだ例題を、何日か連続して読み返してください。 短時間に読めるし、また、その後の実力の備わり具合も全然違っていることに気がつくはずです。 やってみようよ。 全然難しくないから。
2005.06.25
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今日も、私の蔵書の中から勉強法を書いた本を紹介しようと思います。 今日は、掲題の本です。松本幸夫さんという方が書いた本です。 この方は、ヨガもやっておられる方のようでその点が随所にうかがえます。 まず、この本の中で「記憶力が驚くほど向上する10の法則」というのを紹介しています。 1 映像化する。 2 興味を持つ 3 連想する 4 観察する 5 リズムを活用する 6 感覚を総動員する 7 繰り返しを行う 8 直後に復習する 9 リラックスする 10 目的を鮮明にする。 というものです。どれをとっても記憶するのに有効なものが並んでいます。 ただ、順番はちょっと違うんじゃないかな・・・という気も。 (ただ、作者が順番に意味をもたせているかは不明。) たとえば、1の映像化は、歴史漫画などが非常に記憶しやすいことや、歴史の得意な生徒の多くが大河ドラマなどのドラマなどの映像をよくみていることなどからも頷けます。 また、5のリズムを活用するというのも、ビックカメラやエイデンのテーマをすぐ覚えてしまうことからも頷けます。 しかし、なかなか応用が難しい。 単語を記憶するときに映像化? 興味? どうしよう・・・という感じ。 ただし、連想はなんとかなる。連想して単語を記憶する本も出ているくらい。 しかし、連想といってもついつい「ダジャレ」になってしまう。 連想は、このあたりの「ダジャレ」が限界か。 やはり、7・8あたりが王道かな。この2つはどんな範囲・ジャンルでも活用が可能です。 この本は、この法則の他にもさまざまな具体策が書かれています。 たとえば、朝食は必ずとれ。とか、呼吸法についてとか。 記憶関連の本を読んでいると「呼吸法」について書かれているものは意外と多い。 というよりも大半は書かれている。 この呼吸法は、意外とバカにならない。というよりかなり有効です。 私も呼吸法を強く意識している訳ではありませんが、酸素を多くとりいれた状態が有効であることをほぼ毎日確認しています。 家に、ダイエット系の自転車こぎの機械がある人は試してみてください。 あのてのものを利用しながら本を読んだりしてみてください。 負荷はちょっとだけ重たいなと思うぐらいのものにして。 集中力も理解度も結構よくなります。 しかも、このての機械はこいでいる間、他にすることがない。 だからやるしかない。という不思議な効果もついてきます。 さてさて、今日は深夜に書いているのでこの辺で。おしまい。
2005.06.02
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今、英文法の問題集を大量に広げています。 英文法用のソフトを作るためです。 しかし、こうして見ると高校生用の英文法用の問題集はどれもとっても帯に短したすきに長しの状態です。 中学生用の問題集は、知識的に欠けるところのないものはたくさんあります。 その問題集を何度もやれば、それでいいというものが・・・ しかし、高校生用の問題集はそうではありません。 ぜんぜん足りないものばかり・・・ 非常に不思議な状態。 これでは生徒のみなさんも勉強しずらいだろう・・・ また、まだ覚えていないであろう「単語」至るところに出てくる。 勉強しずらい環境はホント山積み。 私のソフトは極力最初は和訳付き。未習英単語対策です。 私も当初、問題集を参考にしてソフトの問題をつくる比率が高かったのですが今は大きく変更しました。 問題集は、ホントの意味で「参考」にとどめています。 ベースは参考書。 しかし、いつも思うことですが、問題集はたくさん解いた方がいい。 問題集ごとに載っている問題はかなり違うが、それでも重なる部分も少なくありません。 その「重なる」部分が「よく出る」という意味です。 また、大学入試での出題状況も情報として非常に有意義です。 そして、複数の問題集を見た後、参考書に戻ると、どこが重要かを認識した上での総まとめができます。 問題集だとどうしてもバラバラになり、頭の中で整理しきれないものが、最後に参考書にもどることによって整理することができます。 みなさんも、最初の内は問題集をやっていてもチンプンカンプンのこともあるかもしれません。 我慢しましょう。 何冊かやっていると整理されてきます。参考書に何度かもどればさらに深まります。 また、問題集の解説がわかりにくかったり、省略され過ぎている場合が多いことも無視できない問題です。 自分が作ったソフトでも、随時、解説がでるようにしてあるので、解説のいい加減な問題集はちょっとむかつきます。 参考にならんやないけ・・・というより、パクれんやん。 しかたないから、参考書をみて解説を充実させることになります。 そうなると、最初から参考書を見ながら問題作った方が、解説を作りやすいことに気がつきます。 また、最初から参考書を見ながら問題を作った方が、体系的に整理されることにも気がつきます。 そうなると、また市販の問題集の欠陥があらためて見えてくる・・・・ せっかくなので、今回私の机の上に広がっている問題集を参考までに紹介します。 1 旺文社「基礎からよくわかる英文法問題集」 この問題集は、問題数が多いので購入したのですが、簡単な問題は数が多いの ですが、モレもかなりある。 また、解説もかなりいい加減。ポイントをはずした解説もかなりある。 また、問題自体に細かいミスも・・・ ざっとみて、60点。 という感じ。 2 基礎英文法問題精講 この問題集は、問題と解説が同じページにあるので私の好み。 また、問題のバランスも悪くない。 しかし、これも難があります。 問題をダイレクトに解説した部分がない場合があります。 これは、ちょっと勉強しずらい。75点。という感じ。 3 Next Stage英文法・語法問題 この参考書は左が問題・右が解説のよくあるパターン。 一問一答形式です。 解説と問題がダイレクトに直結しているので、見やすい。 しかし、知識がバラバラになってしまい、ぜんぜん体系的に整理されて こない。 そこが問題。75点。 まあ、また本屋に行ってこよう。 という感じです。 今日は。
2005.06.01
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