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将棋の世界に「手順前後」という言葉があります。 この言葉の意味は、正しい順番でやれば、効果があるのに、手順を間違えてしまうと、効果がないばかりか、かえって悪い結果を生むことがあるというようなものです。 勉強の世界にもこの「手順前後」がよくあります。 特に「書く」作業において。 その内容を大まかに理解し、その内容を整理・確認するために「書く」ことにはそれなりに意味があり、このことを私は否定するつもりは全くありません。 ただし、効率性については完全に否定しますが。 しかし、多くの授業では意味内容を全く理解していない段階で、ノートをとらせます。 そうすると、意味内容のわかっていないものを写しているだけなので、ただの作業にすぎません。 この状況では書いたら覚えるとか、理解に役立つという効果はないとはいいませんが、大幅に減殺されています。 意味不明の段階で書いたのでは、「写経」とたいして違いません。 完全な手順前後。 では、どうするか? 多少なりとも、基本的な概念・用語を理解してから授業を受けるのがよいでしょう。 すべてを授業でマスターしようとすると、先に書いた手順前後が発生します。 数学の授業で、「先取り」を主張しているのと同様で、その授業で10のことがでてくるところ、先に3~5程度でも理解しておけば、その授業での達成度は大幅に向上します。 他の人が10覚えるところ、自分は5でいいのであれば当然です。 また、覚える内容が他の人の半分であれば、1つにかけるエネルギーは他の人の倍になり、より覚える可能性が高まります。 一方、10覚える人は、1つにかけるエネルギーが希薄になり、結局すべてを忘れてしまうというのはよくあるできごとです。 テスト前になったら、授業内容を全然記憶していないという人はこういう現象を身をもって証明しています。 とはいっても、社会・理科まで予習をしている時間なんかない! という人はたくさんいると思います。 その通りだと思います。普通にやれば・・・ 無駄な時間がないかを検討してみてください。 作業だけの時間はありませんか? 効果のないことをしていませんか? 私のところでは、授業のためのノート作りにもPC技術をもって積極的に支援します。 PC系の資格はだてではありません。 自動化の技術はこんなところにも活かせるのです。 時間がなくて大変な人は一度相談してください。 それでは、今日はここまで。
2005.04.13
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大手の学習雑誌の出版社である学○が、かつて(今も?)CAIという学習用ソフトを作って、塾を経営していました。 あまり、流行ってもいなかったようですが、効果は非常に高いものです。暗記系の教科には。 かつて、私が努めた塾の1つで、製作会社は違うのですが、同様のものを使用し商売をしていました。 効果は劇的で、「伝説」とさえ言われていました。その塾では。 そのソフト自体は、構造もさほど複雑でなかったのですが、製作会社が作るのをやめた時点で、扱うのをやめてしまいました。 構造が単純なので、効果があった以上、自分で作ればいいのにと思っていましたが、そうはなりませんでした。 なぜ不思議に思うのかというと、高校の数学の教科書には、その昔プログラムのページがあり、高校部をもつ塾は当然のようにベーシックの知識のある人間がいたはずです。 もちろん、教科書のレベルはたいしたレベルでもないため、そのレベルではまったく歯がたちません。 しかし、商売としてプログラムを教え、かつ、大学が理系であれば、当時使用されていたレベルのCAIぐらい、学べないはずがありません。単純な構造なので。 私が作っているものは、その商品ほど単純な構造ではありません。 成果があがった実績は現存しています。また、「合格保証」を似た商品でだす会社もあります。悪いはずがありません。 具体的な話をしましょう。 普通、社会科関係は一問一答の問題文を読むのに、5秒~10秒程度かかります。 また、読んだ後、答えを書くのに、同じく5秒~10秒程度かかります。 そして、答え合わせをするのに、一問あたり数秒かかります。 しかも、問題集やプリントの場合、当然のことながら繰り返しはありません。 忘却曲線を応用しようとすれば、自分で管理するしかありません。 十問や二十問ならば、管理もできるでしょうが、問題数が増えてくれば、管理できるはずもありません。 ところが、ソフトを使用した場合、問題を読むのにかかる時間は、間違いなく問題集を利用した場合よりも、短くて済みます。 しかも、合理的にやればやるほど、短くて済みます。 おそらく平均すると、半分以下の時間で済むでしょう。 なぜ、そうなるのかは企業秘密です。 また、解答にかかる時間は、五分の一以下になります。 答え合わせには、原則時間はかかりません。 したがって、時間効率は、三倍程度には軽くなるのです。 また、忘却曲線の応用もプログラムさえしっかりしていれば、自動でできます。 いいことばかりです。 実績もあり、理屈も通り、効率性も断然上となれば、使わない理由など何もないのです。作れる能力さえあれば。 あなたは、これでもまだ、普通に問題集をやりますか。確認テストで我慢できますか。 私のところでは、英語系のみでなく、高校の社会科のデータ作りにも本格的に取り組みを開始します。 それでは、また。
2005.04.10
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ビルゲイツは、OSの専門家であると同時に大変法律に詳しかったことで知られています。 今回のフジテレビ事件でも、堀江社長の勉強ぶりには驚かされます。 まあ、最終的にどうなるかはわかりませんが・・・ 普通に生活していても、法律知識が役立つことはよくあります。 たとえば、私がかつて在籍した会社で契約を「更改」したことがあります。 なぜ、「更改」という形で会社が文章を作ったのかは今もって謎です。 もし、意味を知らずに使ったとすれば、担当者・上司すべてのアホです。 なぜか。 「更改」という意味は、担保その他の付随契約をすべてチャラにしてしまうのです。 したがって、特約条項などはすべてパーになってしまいます。 私は、なぜかわからなかったので、そのままだまっていました。 まさか、あなたアホですか? とも聞けません。 普通の人にも起きる出来事の中で、法律知識が役立つことはたくさんあります。 たとえば、 子どもがよく、他人の悪口を言ったあげく、「だって本当のことだもん。」といいます。 子どもだけでなく、教養のない大人は時々口にします。 しかし、この手の発言は意味がありません。 たとえ、本当のことであっても、それが公共の利害にかかわることであったり、公務員の職務や、公職の候補者に関することでなければ、立派に名誉棄損という罪になってしまいます。 また、よく「○○さんが言ってたもん。」というセリフもよく聞きますが、このセリフもあまり意味がありません。 少しは、意味があるのですが、それは死者が対象の場合。 相手が生きている場合、人の噂を信じたとしても、名誉棄損の罪から逃れることはできません。 もちろん、まだ公訴を提起されていない犯罪事実は別ですが・・・ 但し、この犯罪事実も「犯罪」事実でなければなりません。 ただ、単に約束を破ったとかいう類の話であれば、「犯罪」事実とは言えません。 従って、悪口を言われた場合、黙っている必要はありません。 多くの場合、法律は言われた側の味方です。 大人数を相手にしていた場合は、なおさらです。 紙ベースで配布した場合などは、確たる証拠になります。 まず、裁判で負ける可能性はどんどん少なくなります。 そう言ったことが、もし将来あなたの身にふりかかった場合、泣き寝入りする必要がないことは、是非とも覚えておきたいものです。 もし、私にそのようなことが起きた場合、是非とも教えてください。 私は、大学時代、訴訟法を専攻しました。 集団訴訟がメインテーマです。 このテーマは面白いのですが、怖い分野でもあります。 なぜなら、多くの会社は少なからず、「慣習」によって違法行為をしています。 私がかつて、在籍したことのある会社の中にも、「慣習」によって違法行為をしていました。 これを「集団訴訟」でやってしまうとどうなるだろう。とよく考えたものです。 ホントにつぶれてしまうのでは? また、あるホームページ(もうすでに削除されてしまいましたが、)では、ある示談の内容が書かれていました。 その内容がもし本当で、すべての職員に同様の内容が適用できると仮定するとホント、その会社にとって事態は重大です。集団で訴訟を起こされると。 このように、我々の常識と法律とは、少なからずズレがあり、しもか、場合によっては重大な結果をもたらします。 勉強することって本当に大切ですよね。 それでは、今日はここまで。
2005.04.08
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最近、UFOの新商品の塩味にはまっています。 そんなに、カップ麺とか詳しくありませんが、一度安さにつられて買って依頼、やみつき状態。 今日も五つ買ってきました。ちょっと買いすぎ・・・・1ケース 焼そばUFOしお 119g ×12個入り よかったら、試してみてください。 今日、スウィングガールのDVDを借りることができた。 これから、見る予定。一緒にコトー先生も借りてきた。 コトー先生を見ると、初心にかえることができる。 「人の役にたつ。」 受験も終わり、最近、このHPに訪れてくれる人達に変化が見えます。 私が教えた生徒達はどのくらいいるんだろう。 どんな年齢層の人たちなのだろう? 私書箱でもメールでもBBSでも書き込んでくれると嬉しいです。 どうせ書くなら、読者層にあった話にしたい・・・。 スウィングガールの監督の作品を見ると考えさせられます。 この監督は以前、テレビでも発言していましたが、視聴者の期待を裏切らないことを常に考えているとのこと。 「つぼ」をもれなくつくことを考えていると言っていました。 この発言を聞いてから、私はこの監督の作品を見るようになりました。 どうしても、映画の中には独りよがりのものが多い。 見ていて、何か意味不明・・・というやつ。 私もよく独りよがりになってしまう。気をつけたい。 しかし、勉強の世界に進んだ技術を持ち込むのは、自然の流れだと思っている。 いつまでも、黒板+紙の時代ではないはずだ。 それに、勉強方法を知っているなら、技術を学ぶこともできるはず・・・ 多くのパソコン関連の教科書はまるで絵本のように書かれているのだから・・・ また、用いる方法論には、実験・証明があって然るべきということも当然のことだと思う。本当にいい方法なら、教員自身が実験台となり、証明できるはず。 この2点は譲ることができない。 この2点を掲げて、理解を得られないのであれば、教員なんて職業に未練はない。 金儲けの商業ペースに巻き込まれたい人しかいないのであれば、それでいい。 さて、さて、あいもかわらず、巨人は絶好調のよう。 毎年、リリーバー不在で同じ失敗を繰り返す。 学習能力がホント欠如している。 一番の人気球団であり、毎年、有力選手が逆指名してくれるこの球団。 なぜ、弱点補強にエネルギーをそそげないのだろう。 うーん。不思議としかいいようがない。 生徒達も、毎年、多くの生徒が同じ誤りを繰り返す。 もちろん、この場合、毎年人は違っているのだが・・・ ある高校では、電子辞書は使用不可だと聞いた。 意味不明。 パソコンを使ったことのある人なら、ストレスの少ない道具の方が実用的であることは当然理解できると思う。 なぜ、本なの? 線を引けるから? 何度も言うが、線を引くこと自体に意味はない。それどころか、時間の無駄だ。 線を引いて単語が記憶できるなら、一日中線を引いていればいい。 わざわざ、赤ペンに持ち替えて、線を引く。単語1つ1つに。 どれだけの時間が無駄になっているか、考えただけども・・・・ そんな時間があったら、他の教科をやった方がいいと思うのは当然だ。 過去に引いたことがわかる? それがどうした。何の意味があるのか。 どの単語が重要かわかる? それで? その後どうするの? しかも、重要な単語が全部わかるのは、いつのことなのか? それで、受験に本当に間に合うのか。 何度も言うが、重要な単語を知りたければ、受験用の単語集の方がはるかに効率的だ。 また、最初からそういった単語だけを集めたソフトなら、記憶するところまで一本道だ。 もっと言えば、調べる必要がある単語は、最初から記憶してしまえば、なおさら効率的。 その作業が、授業に沿っていれば、さらにさらにいい。 わざわざ多大な労力を払って調べることに意味はない。 全く、○○につける薬はないとはこのことだ。 また、文句だらけになってしまった。 今日はここまで。
2005.04.07
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甲子園大会が終了しました。 愛工大名電が優勝しました。 私は、何度も書きますが、高校野球が好きです。 プロ野球も好きですが、高校野球の方がより好きです。なぜか? 理由は単純です。 高校野球の夏の予選を見に行けばわかります。 みんな本当に真剣です。 プレーする方も、応援する方も。負けたら終わりという状況の中で3年間の努力のすべてをぶつけてプレーする。 応援する方も、泣きながら祈るような気持ちで応援する。 本当に泣いている場面にも数多く出会うことができます。 プロ野球ではありません。泣いている人がいても酔っぱらいのオヤジか、ついていけないカルトな人たちばかり。 高校野球のように、ふつうの人がふつうに祈るような気持ちで目に涙を浮かべながら応援する光景には出会えません。 さて、問題です。次の中で最も熱心に応援しているのは、だれでしょう。 1 野球部の補欠選手 2 選手の彼女とおぼしき女の子 3 学校のOB 4 その他 さあ、どれでしょう。 正解は、4のその他です。最も熱心なのは、選手のお母さん達だと思います。 この人たちの応援は、熱心を通り越して怨念のようなものまで感じます。 「敵にけがをさせてでも我が子に勝たせたい」そんなレベルだと思います。 しかし、高校野球を見ていていつも思うことがあります。 たぶん多くの人が感じることです。 同じ高校ばかりが出場します。 もちろん、金のかけ方、選手の集め方も違うのでしょうが、指導者の力量の差を常に感じます。 予選の1・2回戦では、よく見かけるミスも強豪校では、滅多に見ることはできません。 何をどのくらいやれば、うまくなるのかをいい指導者はちゃんと心得ているのでしょう。 多くの強豪校は、自らも甲子園を経験し、中には、その後のキャリアも輝かしいものを持っている人が少なくありません。というより大多数です。 自らが経験し、ここまでやれば結果がでるというレベルをよく知っているからでしょう。 勉強でも、実は同じことが言えます。 「この作業をこの回数やれば、必ず力がつく」というのは、実際あるのです。 多くの生徒が、何をどのくらいやればいいのかわからず、適当なものを適当にやっています。 できる・できないの差は実は、方法論の違いにあることが多いのです。 苦手な人の多くは、見当違いの勉強をしているだけであるにもかかわらず、「私は、苦手」「私には、無理」と思いこんでしまいます。 また、多くの教師が、自らを高めた経験が欠如しているため、間違った方法論を伝授しています。 この時期、多くの生徒が塾などを選択すると思います。 是非、自分の先生がどういう人なのかは、真剣に調べてください。 高校野球の監督でも、経験が長くても、全く成果が上がらない人が大勢います。 というより、大多数です。 教師もそうです。実は、もっと深刻です。 勉強が本当に得意な人の中で、教師という職業を選ぶのは本当にわずかしかいません。 本当に得意な人の多くは、医学部・工学部などを選択し、教育とは別の世界にすすんでいきます。 また、教師になる人の多くは、高校時代に数学ができなかった人が大多数です。 数学を教えていても、ベクトル・微分・積分だと全く不明という人も大勢います。 だから、まがい物の方法論を伝授する人が本当に多いのです。 事実、私は、英検2級を不合格を恐れて受験できない英語教師を何人も知っています。 長年、教えていて基本はしっかりしているはずなのに・・・ 高校レベルの単語は忘れていて、覚え直すことも大変だというのです。 2級からの単語なんて、大した数ではありません。あの数なら、朝飯食べながら程度の勉強でも、2週間もあれば・・・と思うのですが。 だから、本当に慎重に自分の勉強のパートナーを選択してください。 それでは、今日はここまで。
2005.04.04
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先日の暴れん坊将軍の舞台は、大奥が舞台でした。 まさか、江戸城で、将軍に刀を向ける人はいないはず。 今日は、最後どうするつもりだろう・・・と思っていたら、 やっぱり、大奥でも、将軍に刀を向ける武士がたくさん出てきました。 ん~ なんなんだ。この話は。 さて、本題です。 マネーボールは、私の最近の愛読書の1つです。 ご存じの方も多いと思いますが、オークランドアスレチックスのGMであるビリービーンが、確率的・統計的な見地から選手集め、作戦立案などを行い、 金持ち球団よりもはるかに少ない予算であるにもかかわらず、毎年リーグ戦を勝ち抜くことに成功する物語です。 しかし、この本の前半には、統計的・確率的な見地から様々な案を立案してきた人々が、当時の暗愚な球団経営者から無視され続ける話がのっています。 この暗愚な経営者だらけの中、ビリービーンが、賢明にも統計的・確率的な見地を重視し、大成功を納め続けるという設定になっているのです。 勝ち続けるために、必要な要素を統計的・確率的な見地で調べると、重要なものは、長打率・出塁率であり、送りバントや、盗塁などは、重要でないことがわかると、オークランドアスレチックスは、出塁率の高いだけの太った選手を集め始めます。 体が大きく長打力のある選手は、相手投手が警戒するため、四球が多くなり勝利に重要な出塁率の高い選手であるというわけです。 さて、この本の話を前提に、現在の大学受験に目を移します。 現在、東海地域のトップ校である名大に入るには、どの程度の得点が必要でしょうか? 文系では、センター試験で8割ちょいの得点力があれば、勝負になります。十分に。 しかし、当然のことならば、ほとんどの生徒は、この水準に達しません。 8割ちょいという程度であるにもかかわらず。 センター試験なので、特別細かい点がつかれるわけではありません。 英語・数学も得意な人ならば当然満点を狙える試験です。 であるにもかかわらず、多くの人は8割ちょいという水準に達することができないでいるのです。 8割という水準は、完璧な水準では決してありません。 それなりに、勉強できていれば達することができる水準です。 であるにもかかわらず・・・ これは、何を意味するのでしょうか? ちょっと振り返ってみましょう。 高校受験の場合、競争の激しい高校であれば、当然のように9割以上の得点が求められ、ミスが許されない勝負になります。 だから、当然のように、そのレベルの生徒はすべての範囲をまんべんなく練習することができています。 結果として、ミスが少ない者が勝つという試験になります。 しかし、高校受験の際には9割を超える得点力をもち、ミスをするかしないかの勝負を演じていた生徒たちが、大学受験では、8割に達することができません。 これは、ほとんどの生徒は、すべての教科を十分に勉強できていないことを意味します。 ということは、大学受験に向けて最も重要なのは、他の人よりも「効率的・合理的」に学習することです。すべての受験科目を十分にやりきることなのです。 しかし、滑稽なことに、ほとんどの人は、塾や教材を選択する際に、この観点はまるでありません。 まるで、マネーボールの昔の球団経営者が、統計的・確率的な見地にまるで感心を示さなかったように。 あなたの塾や教材を選択する基準はなんだったでしょうか。 「あの先生の授業が受けたい。」、「大手の塾だから。」、こんな理由は、全然話にならないというしかありません。 これが、基準ならば、あなたは金だけかけ続けた球団経営者と同じレベルです。 特に、公立中学から高校生になったみなさん。 あなたたちは、私立の生徒に比べると、もうすでに一年程度は、勉強のカリキュラムが遅れています。 もうすでに遅れている人たちが、効率性・合理性を無視していれば、当然のように遅れます。 だって、もうすでに遅れているのですから。 中学の頃、450をはるかに超える得点力をもちながら、大学受験では・・・ という人は決して珍しくありません。 というよりも普通です。 だって、450を超える得点力をもつ人なんて、ちょっと大きな都市ならば、はいて棄てるほどいます。 A県のA丘高の生徒の得点力は、470以上なんて別に普通です。 T海でもそうでしょう。 しかも、私立の連中は公立よりもはるかに進度が速い。 だから、普通にやれば、普通に負けます。 しかし、この現実はつらい現実なので、多くの人にとっては受け入れがたく、また、不愉快な現実です。 特に高いレベルを目指す人にとってはそうです。 今まで、この手の話に拒否反応を示し、ゴーイング・マイ・ウェイを決め込んだ人たちは、私の教え子にも何人かいます。 しかし、彼らがその後どうなったかは、言うまでもありません。 現実を受け入れず、統計的・確率的な見地を無視した球団経営者と同じ結末です。 あなたを指導する人は、短期間で修得するノウハウを持った人でしょうか。 合理的・効率的な教材を提供できる人でしょうか。 ムダな作業を要求しないでしょうか。 学校の作業と重複させたりしないでしょうか。 また、方法論の正しさを客観的に証明できる人でしょうか。 高校生のみなさんの中には、この三年間の過ごし方次第で、自らの夢を断念せざるをえない人がでてきます。 しかも、その人数は決して少なくはありません。 さて、あなたはどうする。 統計的・確率的な見地を無視した球団経営者と同じ道を歩みますか? それとも、ビリービーンと同じ道を歩みますか。 それでは、今日はここまで。
2005.04.01
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