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夏期講習が間近です。この時期から秋までの講座選択は本当に悩ましい。それは、この「上滑り問題」。多くの生徒は、できるだけレベルの高い講座を受講したがる。気持ちはわかる。高いレベルの講座を受けていないと、何かプライドがくすぐられるというか、不調の自己申告というか・・・ところが、私にはここで過去の多くの生徒の顔が浮かぶ。レベルの高い講座を受講していたが、身につかず、それだけでなく、結局冬になっても基本が固まっていなかった生徒達・・・・本人達の判断はかなり当てにならない。というより、判断材料にすべきでない。判断材料にすべきは、本人の基礎の固まり具合と、その時点での理解力。両方が必要です。しかし、この判断も難しい。最難関を回避しても西大和レベルまでは、完全制覇した生徒もいる。最難関を受講し続けても、東海・滝などのレベルまで連敗した生徒もいる。悩ましいのは、最難関でついていければ、算数・理科は60以下の偏差値の学校では圧倒的優位の地位を築けるから。 ただ、くれぐれも見栄で受講選択をしてはいけない。上滑りで失敗する生徒が毎年少なからず存在する現実を忘れてはいけない。友達がいるからなどという理由は論外だ。 ついていけているかどうかは、本当は自分は判断できるはず。授業で扱った問題が解けるかどうかを確認すればいいだけ。 ただ、所詮は小学生。判断に誤魔化しもあれば、甘えもある。そこを突き詰めるのは大人の役目。 しかし、大人の側にも都合がある。また、大人でも判断の難しい場合もある。 ん~。本当に悩ましい。ただ、被害者になりうべき人物は、大人ではなく、生徒本人ただ一人。そこだけは、わすれずに。ん~。本当に悩ましい。
2008.07.17
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「トレンド」なんて言うと、株式投資かなんかかと思う人もいるかも・・・しかし、今日は中学受験の話。公開試験に限らず、成績が一本調子で上がり続ける人はほとんどいません。これは、株式とよく似ています。上がったり、下がったり・・・それは、そうですよね。実力の変化が少なければ、ミスが少ないときが好成績。多いときが・・・実力が上がり続けていたとしても、ミスが少なければ、実力以上の好成績。ミスが多ければ・・・だから、前回の偏差値がここ数ヶ月で最高ならば、普通に考えれば、次は下がります。余程の実力の改善がない限り・・・しかし、我が子のこととなると、理屈はわかっていても、なかなか割り切ることができません。気付いてみると、ここ数ヶ月で最高だった成績が、「ノルマ」のように考えてしまう・・・上記のように、ミスの多少によって成績面は大きく推移します。体調面も見逃せません。だから、一本調子の上昇なんて考えては・・・・ 私が言いたいのは、過度の期待は、間違いなくお子さんを追い詰めるということ。ここ1~3ヶ月にここしばらくの最高の成績があれば、おそらくトレンドは上向きです。 逆に、ここ1~3ヶ月に過去最低があるのであれば、トレンドは下向きかも・・・このトレンドが続くようだと、危ないです。早急に改善にとりかかりましょう。 とにかく、トレンドの話をしたのは、一回の結果のみで判断するのは危険すぎるということです。上がり下がりがあるのは、普通のことです。問題はトレンド。がんばれ。小学生。
2008.07.14
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