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前置きなしでスタートします、スパナチュ祭。まずは第9話『リアル・ゴーストバスターズ』。おいおい、まさかゴースト・フェイサーズじゃないだろうな(だったら…ちょっと嬉しい…笑)。違いました。でもこれまたヒネったエピソード。 チャックのケータイから呼び出されたディーンとサム。来てみれば、スパナチュ萌えのベッキーの仕業。なんと、スパナチュ・オタクのイベントに、本物二人を招いてしまったというわけ。相変わらずベッキーのサムを見る目つきが…肉食系だ(笑)。 さてこのイベント、ウィンチェスター兄弟になり切ったファンが、貸し切った怪しい洋館で事件を解決するLive Action Role Playingゲームだという。ロールプレイと言うからには、集まった濃厚な面子(あ、アッシュのコスプレ見っけ!!)、みんな完全になり切っちゃってます。ま、似てないのはお約束&ご愛嬌。 正体明かさず、自分たちになり切るファンの異様な熱気に居心地の悪いウィンチェスター兄弟。俺たちの人生を見世物にするな!!怒り収まらぬディーンは、主催者であるチャックに小説を書くことを止めるよう迫る。っとそこで、イベントのつもりが、事件は実際に起こってしまう!!参加者も、「やけにリアルだなぁ」って、そりゃリアルだ。 子供の霊の登場に、異常事態を察した兄弟、その気になってる本気コンビ、ダミアンとバーンズをうまく担ぎ出して、現れて人を襲う本物の幽霊を退治するが…現れた子供の霊がこの世に遺した恨みの対象はディーンとサムの読みとははずれていて…なんと子供の霊は、この子を殺した別の子供への恨みを伝えに現れていたのだった。 刃物片手に頭皮の皮を剥ごうと迫り来る悪童幽霊三人組…怖ーっ!!ウィンチェスター兄弟危機一髪、っと目の前で馬乗りになる悪霊が消えていく。認め合えたニセ兄弟、ダミアン&バーンズ(もちろん、本物の兄弟のことを「ファンにしてはやるなと勝手に認めてるだけなんですけど)お手柄、「こんなとき、二人ならどうする?放っておかない!!」とまぁ、勇気まで兄弟になり切って、見事悪霊退治しちゃいました。闘い終わって宴もお開き。別れ際、含蓄ある熱いメッセージをダミアン&バーンズから送られるディーン。ほんと、イイ話なんだけど、ちゃんとオチがありますので注意。 一方、チャックに惚れちゃったベッキー、付き合ってないのに「私たちもう付き合えない」とばかりに、上から目線で別れ話。さらには“その後のサム”を気遣ってまでくれちゃう。スゲェ。サム苦笑いも、うまくかわす。成長しましたねぇ。 そんなイタいベッキーではありますが、最後に置き土産。それは、コルトはまだ存在するということ。クラウリーという悪魔の側近が所有しているということ。ま、チャックの本から教えてるだけなんですけど。目指すはコルト。兄弟の旅は続く。 一方第10話『死の天使』。とうとう出ました。涙なくして語れないエピソード@スパナチュ。ヘビーなエピソード、来ました(涙)。 ルシファーを倒せるコルトの存在をベッキーから知らされ、ディーンとサムはクラウリーなる悪魔の元を訪れる。冒頭ジョーがキメてくれます。危ないビジネスで豪華な生活をしている富裕中年風悪魔のクラウリー。ご自慢の邸宅にハンター侵入にお冠。 でも、目的はご存知なわけで。「コルトは持っていけ。そしてルシファーを倒せ」と持ちかけられ、あまりの呆気ない展開に罠の予感。しかし聞けば、壮大な家族喧嘩である最終戦争を迷惑がっているのは人間だけではなく。 訝しげなディーンとサムにクラウリー、「ルシファーは堕天子だが悪魔じゃない。天使を倒したルシファーが、次に邪魔にするのは俺たち悪魔さ」。混沌に突き落とされたこの世を、悪魔が悪魔的に謳歌するにはルシファーは目の上のたんこぶ。理由はなんだっていい。コルトでルシファーを仕留め、最終戦争を終結させて人類の、そしてディーンとサム自身の運命を変えることが先。 コルトを手にしてベースたるボビーの家へ戻るハンター一行。キャスとエレンは飲み比べ。それまではあまり相手にしてる風でなかったディーンがジョーにモーションかけて撃沈。明日はコルトでルシファーと対決。だから最後の夜になるかもしれない。この一瞬の平和がやけに物悲しい。最後の夜を、ボビーが集合写真に収める…。 ウィンチェスター兄弟、ボビー、エレン、ジョー、カスティエルの5人が決戦の街に着くと、そこには無数の死神たちが!!死の臭いに、地獄も沸き立っているのか???大量の血の予兆か???なぜ???捜索の途中、カスティエルはルシファーに捕獲される。いわゆるヘッドハンティング開始、静かに拒むカスティエル。消えたカスティエルを探すディーンたちの前に現れたのは、今シーズンも下働きで嫌らしく兄弟を付けねらうメグ!!なんか、こすからいのに、あんまり重用されてないんだよな、この悪魔。 メグは、引き連れてきた地獄の番犬を解き放つ。かつて、ヘルハウンドに一度噛み殺されたディーンは、トラウマを刺激されて頼みの勇気も出やしない。姿なき猛犬に逃げ惑うハンターたち。追いつかれたディーンを救いに戻ったジョーに、獰猛な爪が襲い掛かる。その傷、もはや命取り。 ジョーを抱えたディーンはサムらと合流して日用品店に駆け込み、塩で入り口を塞ぐ。逃げ隠れたのではない。むしろ、ヘルハウンドに囲まれたのだ!!どうやって逃げ出し起死回生のチャンスをうかがうか…。ジョーの生死は?乾坤一擲、千載一遇、悪魔クラウリーにまで発破をかけられたこのチャンスに、ルシファーを撃たぬ手はない。なのに、事態は完全なピンチに。 無線でピンチを伝えるディーンに、ボビーは「状況判断」を促す。全滅か、はたまた…。動けないジョーの悪化する容態を前に、一縷の望みはあまりに選択困難。そこにきてジョーが瀕死の中に、大きな勇気。 自分がヘルハウンドを引き付けて爆弾のスイッチを押し、皆を逃がすと申し出る。あまりに辛い提案に、誰も首を縦に振らないが、ジョーの勇気を無駄にするわけには行かない。わが子のハンター魂に応えよと、孟母エレンは決断を強要。兄弟らは手製の爆弾を作って仕掛ける。 ジョーの作った脱出のチャンスの重さを胸に、一人ひとりが別れを告げる。最後にディーンが、万感の想いでジョーとの別れを果たすと、「あなたを一人にはしないわ」とエレン。動けないジョーの代わりに、地獄の番犬を導きいれて引きつける役を引き受ける。 後ろ髪を引かれながらひとり、またひとりと脱出をはかる。死を目の前にした母娘。先に息絶えた愛娘ジョーの健気な犠牲をたたえ、エレンは最後の勇気で爆弾のスイッチを押す。燃え上がる炎を背に、ルシファーに迫るディーンとサム。 ルシファーは、四騎士の一人、この不可解に群がる死神を束ねる「死」を呼び覚ます儀式の地に、この血なまぐさい街を選んでいた。儀式も佳境に突入する場にサム乱入、慌てる様子もないルシファーの注意を逸らし、飛び込んだディーンが引き金引いてコルト一発!!…が、ルシファーは死なない!! やはり、コルトでルシファーを倒す策は無謀だったのか???相も変らぬふてぶてしい表情で、失意の兄弟を横目に「死」復活(お、形容矛盾!?)の儀式を完遂するルシファー。メグの監視を振り切って逃亡したカスティエルが、ディーンとサムをその場から非難させるが、復活したデスが世界にもたらす死の害悪は、もはや想像を超えていた。家ではボビーが、言葉なく最後の集合写真を暖炉にくべる…。 うーん。やはり当初はこのシーズンで一区切り…だったという展開を予想させる急展開&重たい別れ。あまりに呆気ないエレンとジョーの退場は、少々残念な気が。でも、鮮烈な印象を遺した紛れなき生粋のハンター母子でした。天晴!!(つづく)【送料無料!23%OFF!】SUPERNATURAL スーパーナチュラル <フィフス・シーズン> コンプリート・ボックス(DVD)
2011/01/26
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第7話『危険なゲーム』。久々に来ました、一話で成立するエピソード。この回はちょっとオシャレな話で、そのまんま一本の映画で見たような、切なくて寓話テイストに溢れたスタイリッシュな一本。謎秘めたる男の魔女。彼とのポーカーは甘く危険なゲーム。勝てば…賭けた年齢だけ若くなれる。けれど、負ければその分歳を取る。今夜も、危険な賭けに負けた男が、年齢不相応に老衰して死んだ…。 調査に乗り出すディーン、サム、そして脚の負傷からハンターとして動けなくなって意固地になったボビー。愚痴と不満にゃ事欠かない!!ポーカーならサムにも負けない、自信満々のディーン、早速男魔女と一戦交えようかと息巻く前に、先行して調査したボビーの様子がおかしい。歯切れも悪いし、挙動も不審。 なんと、脚の自由と失われゆく若さを取り戻すため、魔女と勝負して負けたという。珍しく利己的な暴挙に出たボビーに、ディーンも呆れるが、ボビーの切実な思いもまた事実。そんなら俺が、ボビーの負け分を取り返してくるぜ!!行け!!ディーン!!あ、でもポーカーの腕では、ボビーはディーンにも一目置かれてるんですね。ボビー、多芸だなぁ。すぐ憑依されちゃうけど(苦笑)。 で結果は…見知らぬ老人がサムを迎える。って、あんた誰?まさか…まさかのそのまさか、取り返すはずが50歳分負けて80歳になったディーンです。皇帝パルパティーンなんて言われてますけど。さぁ、あとはサムに賭けるしかない。サムが時間を稼いでいるうちに、魔女の持ち物を焼いて魔法を解かなくては!!けれど、サムはポーカーが弱いし、ディーンだって、階段一段上がるにも、土を掘るにも、ドアを蹴るにも息が上がる。気持ちは若いが、体が動かないディーンに、ボビーの叱咤激励が容赦ない。 サムの奇跡的なまぐれの勝利に助けられて、見事魔法の解けたディーン。相手の身になってはじめて、相手の気持ちが分かるとはこのこと。ボビーの歯がゆさを受け止め、口は悪いが人一倍家族愛の強いディーン、あらためてボビーに「動きまわるだけがハンターじゃない。前線を引いても闘うことを止めていないボビーは、いつまでも傍にいて欲しいハンターだ」と涙ながらに語る。照れながら悪態をつくボビーもまた格好良いですね。 年齢を賭けて負けを知らない、歳を取ることを拒絶する男魔女。彼が愛した女性は人間。いつまでも二人で愛し合って若い永遠の命を生きようと誓った関係。しかし、この女性、先日“天寿を全うした娘”の葬儀に出たという。いつまでも若く生き続けること。それは、哀しいこと。若い姿のまま、自分よりもはるかに歳を取った娘を先に送る辛さ。このゲームを終わりにしたい。告げられた男魔女も、涙ながらに愛する女性と最後の勝負―自分が絶対に負けないポーカーをする。女の賭けた年齢は全人生。勝って彼女の若さを奪い、彼女と別れることが結末…。 ゲーム、若さと老い、夢と現実、正気が愛に勝り、愛ゆえに正気を成就する悪魔と人間の関係。それら、散りばめられたエッセンスのすべてがスタイリッシュ。もちろん、ディーンとボビーの関係を通じて、伝わってくる熱いメッセージも純粋で素晴らしい。しかし80歳のディーンもセクシーですねぇ。あんな親爺になりたいもんです。あ、それとスーツもおしゃれな、ちょいチープ系イケメン男魔女、パトリックって言うんですけど。。。若い頃のパトリック・デンプシー似てるからかな(笑)。 続いて第8話『異次元へのチャンネル』。なぜかフルハウス風なスタートがまたもシュールです。最初の5分だけでも観る価値あるなぁ(笑)。ふだん真面目くさってるサムの、おどけたシーンが笑えます。多分…こっちが素でしょう(笑)。 で、こんな無茶苦茶なストーリーと来ればもうお分かりですね。あのお方の仕業です、出ましたトリックスター。前登場エピソードで一杯喰わされてとっとと退治したいディーンに、「最終戦争の手札として利用しよう」と持ちかけるサム。そのためには、この危険な悪戯をクリアしなくちゃならない。 今回のお題は…テレビの世界を演じ切れ!!無茶だなぁ、相変わらず。で、様々なテレビ番組の中を、ディーンとサムがヴァーチャル・トリップ。なるほど、それでフルハウスっぽかったのか。まぁ出てくる出てくる、あんなドラマにこんなドラマ。 パクりまくった世界で、ディーンとサムがなり切らなくちゃいけないってんだから、こりゃ笑える…いや大変です。ERじゃないだろうけど、所謂医療現場系ドラマ『ドクター・セクシーのラブカルテ』(どんなタイトルだ)に始まり、日本のバラエティ・クイズ番組(おおっ、なり切るためにアドリブかましたディーンの日本語が聞けちゃいますよ!!)、バディものの刑事ドラマ、公共広告風医薬品CM(サム、無残…涙)、挙句の果てには…『ナイトライダー』???で、サムはナイト2000になっちゃってます。BGMもそれ風なんだ(苦笑)。どこまで続く、このゲーム!? でも不可解なことが。たびたびカットインするカスティエルが、指先ひとつで飛ばされてしまう…。トリックスターにこれほどの力、あったか???さぁ、結末は意外な展開に。このトリックスター、なんとなんとその正体は大天使ガブリエル!!悪魔じゃない上に大天使じゃないか!!そうとも知らず、数シーズンにわたって闘い続けてきたウィンチェスター兄弟よ。 聞けば、天使の兄弟喧嘩、家族の諍いに嫌気がさして、トリックスターに身をやつして争いの終結を待っていたのだという。長男がミカエル、弟がルシファー。お前たちも、天使の兄弟の代理戦争を闘う運命なのさ、と投げやりに言い放つガブリエル元トリックスター、されど否定するディーン。「家族と向き合うことを。俺は怖れない」。立ち去るディーンの男気完全復活。というところで今回はこれまで。さぁ、意外な正体が明らかになったトリックスター、今後はどう絡むんでしょうねぇ。(つづく)【送料無料!23%OFF!】SUPERNATURAL スーパーナチュラル <フィフス・シーズン> コンプリート・ボックス(DVD)
2011/01/25
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スパナチュ祭、まだまだ加速していきます。このディスクは、ブラックユーモア系とイミシン系の二本立て。 まずは第5話『蝋人形の館』。タイトルからして、アレだ(笑)。次々に起こる不可思議な事件。被害者は、皆“有名な誰か”のファンだった。ジェームス・ディーンが事故死した呪われた車・リトルバスタード、襲い掛かるリンカーン大統領(関係ないけど、メイドさんの話すスペイン語は、案外全部聞き取れたぞ。最近勉強してないのになぁ)…鍵はこの街にある蝋人形の館。 なんでも、客足悪いも本物志向のこの博物館、有名人の遺品なども置いてあるようで。なら、そこに残った念が人を殺しているのか?早速その晩調査を開始、あろうことか非暴力主義の聖者ガンジーが、獰猛にもサムに襲い掛かる!!うわ、シュール。乱暴なガンジー、必見だ。 で、サムがガンジーのファンであったことが判明。ガンジーに襲われてサムには手がかりが転がり込んだ。これは悪霊じゃない。なにか…そう、とても餓えている…。お気楽保安官に聞き込みを重ねる折から、なんとパリス・ヒルトン(本物出演…笑)に友人を誘拐されたという女性が二人駆け込んでくる。 なるほど、この女性たち、セレブに憧れてたんだ。蝋人形館に向かうと、“蝋人形の館でコケちゃった”リアル・パリスが、異様な形相で待ち構え、ウィンチェスター兄弟を捕獲。獲物とバケモノで交わされる会話は、ほぼパリスの自虐ネタ。ディーンも言いたい放題。うーん、どちらも大人です(汗)。 パリスに乗り移っていたのは悪霊ではなく、異教の神レーシ。昔は供物を捧げられてきたのに時代は変わって。最終戦争にかこつけて、空腹を満たそうとお出ましになったようで。パリスのリアルなお顔がぶっ飛ぶシュール・エピソードの真骨頂!!久々のコンビネーションはまずまず、サムのヘルプがありがたいディーンだった…。対等の印に、ディーンは愛するインパラの鍵をサムに渡す。 っと、セレブなあの方の登場で、悪ノリ・スパナチュ路線に終始した第5話ですが、当然最終戦争は粛々と進行しているのでありまして、こちらメイン・エピソードの進展も目が離せません。それでは第6話をどうぞ!! 第6話『正しき選択』。このエピソードは、ここのところディーンの男気に押されまくっていたサムの、真摯なキャラが染み渡る一本。 とある街、ここでは、子供じみた噂話や大げさな脅し文句が現実になる。脳みそを引き出すほどに自分の頭を掻いた女性、おもちゃの悪戯ブザーで感電死した男性。悪戯グッズが現実に人を殺す? 真偽を確かめるため、鶏肉にブザーを押し付けるディーン。目の前では、直火焼きチキンのロースと出来上がり。おい、これマジかよ!?ってんで兄弟、町の悪戯グッズのお店に直行。あ、ディーン、さりげにチキン食べてますけど(笑)。 どうやら店主も、まさか自分のお店の不人気グッズの数々がそんな悲劇を引き起こしているなどとは露知らず。黒じゃないこと明々白々。 同じ頃、ひげの生えた、フリフリの服を着た妖精に歯を引っこ抜かれて病院に運ばれた男性が。何かのせいで、子供の世界の子供じみた言い伝えが、現実となって人を攻撃している!!現実化している元は一体? サムの調査で怪しい子供・ジェシーがヒット。この子、実は実母が無原罪の宿り(こういう言い方、していいのかな)で悪魔に生まされた子供。そして、天使も悪魔も取り合うほどの、大きな力を持ってます。ジェシーがそうだと信じること、念じることはすべて現実になってしまう。 現に、その力の強大さを恐れて始末しようと向ったカスティエルは、早々にフィギュアにされてます。ま、実はカスティエルも子供に手をかけるのにためらったからなんですけどね。悪魔から身を隠し、わが子を捨てて暮らしてきた母は、最終戦争の開始と共に、決別したはずの悪魔の再訪を受け、ジェシー奪回の急先鋒にされてしまう。 ディーンとサムが、ジェシーに「辛いことだけれど、正しい選択(つまり悪魔に利用されないよう、今の生活を捨ててボビーに匿ってもらうこと)をして欲しい」と説く部屋に、悪魔の憑依した母親が迫る。しかし、ジェシーの強い意志は、長年会えなかった母の姿をした悪魔を退ける。 サムの「自分のような間違いを繰り返して欲しくない」という誠実で切実な説得に胸が痛む。サムを信じきれないカスティエルも、ディーンを立てるために従わざるを得ない。 育ての親に最後の別れをしたいと告げるジェシーを送る一行。果たして、ジェシーはいずこへとも知れず姿を消してしまっていた…。 駆け足第6話はこれにて終了。随所に笑える小ネタ満載(真顔で仕掛けられたブーブークッションに引っかかるカスティエルが…笑)ながら、サムの成長に目を細める好エピソードでした。(つづく)【送料無料!23%OFF!】SUPERNATURAL スーパーナチュラル <フィフス・シーズン> コンプリート・ボックス(DVD)
2011/01/19
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2011年1月14日(金)、俳優の細川俊之氏が亡くなられた。享年70歳ということで、まだまだお若かった。 あえてここに記事を残しておきたいと思ったのも、まさに私が個人的なファンであるからであるが、実は実際には、あまり氏の活動を熱心に追いかけてきたタイプのファンではない。 むしろ、強烈なインパクト一発で、私の中に大きな居場所を作ってしまった俳優。きっかけは、1988年NHK朝の連続テレビ小説『純ちゃんの応援歌』。あまりテレビを見る習慣がなかったり、所謂テレビっ子としては育てられなかった私も、なぜかこの番組は、見ていたのだとぼんやり記憶している。 昭和20年代を舞台にしたドラマで、細川氏は、気障で胡散臭い、けれどお茶目で完璧な詐欺紳士・ジョージ北川(イメージとしては、崩しきらない『クヒオ大佐』)を演じていらした。白川由美氏演じる興園寺つやと、大人の恋を演じる様は実にスマートで、話題となった山口智子氏のはつらつぶりや、高嶋兄弟の共演そっちのけで、ジョージ北川の醸し出すダンディズムと、あの声に魅了され続けた。 以来、私の中で、憧れの声の主として、ずっと心にあり続けた。以降、十八番の二枚目はもちろん、三枚目を演じても軽妙。これまた崩しきらずとも嫌味なく、時代劇でも現代劇でも、あのスマートさと声で、しばしば私の耳を惹き付けた。 ねっとりとした濃厚なフェロモンを醸し出すあの声…アラン・ドロンとダリダのヒット曲『あまい囁き』(数年前CMで使用されリバイバルした)の、中村晃子とのカバー曲は、今でも愛聴の一曲で、毎日持ち歩くiPhoneにも当然入れてある。 囁くというよりは、ときに高飛車に、ときに卑屈に懇願する変態的なまでの台詞回しは、もう倒錯的な耽美主義とよぶほかないが、そう指摘されてもご本人は涼しげに何食わぬ顔をしそうなあたりがニクい。 濃厚な耽美と、軽快なダンディズム。そこに、独特なインテリジェンスを感じさせる、私のアイコンがまた一人、逝ってしまった。合掌。(了)【21%OFF】[CD] 中村晃子/虹色の湖【25%OFF】[DVD] クヒオ大佐
2011/01/17
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第3話『それぞれの道』。タイトル通り、ディーンはハンターとして最終戦争への決着に奔走。ハンターを抜けて別の人生を生きようと、偽名で街に潜伏し、バーで働くサム。その顔はどちらも浮かない。 しかしこの回、見どころは満載。なんせ、新たに誕生したディーンとカスティエルのコンビネーションが見られます。なんせ天使ですから、ホンマもんの天然ちゃんカスティエル。こりゃ、ファンが日に日に増えても仕方がない、母性本能をくすぐるエピソードとなっています(笑)。 大天使が目撃されたと言われる町で、この新コンビは調査を開始。当然、チグハグですが、当たっているのはカスティエルですから…。ハラハラしながら尻ぬぐいでコンビプレーを成立させようとディーン奮闘。 一方、身を隠すサムを、かつてのハンター仲間が放っておかない。最終戦争は始まったのか?誰が始めたのか?その真意を問うて、あろうことかサムに悪魔の血を飲ませようとさえする!!怒り心頭に達したサム、ハンター仲間をコテンパン。久しぶりに血が騒ぎましたが、自制心はありました。ディーンとの絶縁のきっかけともなる悪魔の血には断固ノー。 一方舞い降りた大天使を捕まえるため、イエルサレムまで飛んで貴重な香油を入手してきたカスティエル、聖なる炎で燃える円陣に立ち現われたのは、大天使・ラファエル。ミカエルと並ぶ実力者。神は死んだ。だから、天使が統治する世界の創造のために、大天使は動いたという。神が死んだならなんで俺らは生きてる?天使の企みになんで振り回されなきゃいけない?ディーンの怒りはおさまらない。ディーンをミカエルの器にしたいラファエルを出し抜いたカスティエル、大健闘。しかし、ラファエルの攻撃目標はカスティエルに決定。勝てるのか? 過去から脱がれられぬサムには、ルシファー直々に「承諾」の打診が…。えっと…この回では、気の利いたディーンが、カスティエルを「男」にしようと一肌脱ぎますが…結果は観てのお楽しみ。あと…5thシーズン、あえて『トワイライト』を引き合いに出したセリフが多いんですけど(笑)。先駆者のゆとり&ライバル心をディーンに代弁させてる??? 第4話『5年後の世界』。悪魔の誘いを早々に受けたサムは、やはりディーンに合流を促す。二人なら結末を変えられるはずだ、と。反対するディーン。「兄弟愛が、アキレス腱になる。悪魔の思うつぼなんだよ」、と。 新たな相棒(?)カスティエルは、ミカエルの剣を使わずにルシファーを倒す唯一の望み、コルトの捜索への復帰をディーンに要請。そこで、マインド・コントロールの達人、“狸のザカリア”が、ディーンを5年後の世界にワープさせる。目的は簡単。残酷な未来を見せて決断を迫る。ディーン、ミカエルの剣にならなければ、こうなるぞ…と。当然、脅迫するための未来だから、実に惨憺たる有り様。 ありえない方が大統領になっている世界(笑)は、人間を悪魔に変えるクロアトアン・ウイルス蔓延中(いわゆるクロアトアン・パンデミックです)。最終戦争を経て、逆転の一矢を報いようと、ディーンが隊長となってレジスタンスを組織している。この世界では…カスティエルは天使から人間にされ、なんと怪しいニューエイジ風セックス教祖となっていた!!サムがルシファーの器になることを受け入れたことより衝撃的。退廃ムードのカスティエルもまたオツではあるのですが。別人だ(前は人じゃなかったけど、笑)。 この残酷な未来、天使も存在しない未来とは、つまりミカエルの剣の「器」になることをディーンが拒み続けた結果。しかし、5年後になると、ディーンは結構頼れるリーダーになってるんだなぁ。一匹狼的な人なのに。ま、ときどきお父さん譲りの親父くさい説教垂れますけど、その辺の昔気質と気楽な感じのギャップがまた魅力でありまして。 目の前の運命と闘う現在のディーン、ルシファーの「器」となったサムと闘う未来のディーン。目的の為に仲間を騙すこともいとわない未来のディーンに、「それじゃ、俺でなくなってしまう」と現在のディーン。果たして、単独行動に移って相対した5年後のサム=ルシファーの投げつけた、未来からの挑戦状とは!!しかし、白いタキシードのサム、格好良いなぁ。美しき堕天使ルシファーとはこう描かれるべきでしょう。ミルトン読むと、ちょっとルシファーびいきになってしまうんですよね。いけない、いけない。 この残酷な未来を見せ付けられても、ディーンの覚悟は揺るがなかった。だからこそ、サムと合流。サムと一緒にいて、サムがルシファーの「器」になる運命を変えることに賭けたい。確かに、サムを対等に扱わなかった自分にも責任はある。己の非を認めて同じ道を行くことを再度誓った兄弟の旅はまだ続く。(つづく)【送料無料!23%OFF!】SUPERNATURAL スーパーナチュラル <フィフス・シーズン> コンプリート・ボックス(DVD)
2011/01/17
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さて、ダイジェストで送りますスパナチュ祭り。5thシーズン、入りました。ちょっと古い話なので、事実関係は誤りがあるかもです。ご容赦を。では早速、今回は1話、2話です。 新たな幕開けを告げる第1話『ミカエルの剣』。呪われし悪魔の子として将来を嘱望される(困)サム。サムを悪魔にしたくないディーン。弟が兄を助け、兄が弟を救ってたどり着いた、悪魔復活の封印はトラップで。 前シーズン最終話でサムが殺した悪魔リリスはトラップ。実はリリスを殺すことこそが最終戦争の封印を解くカギだったとは!!悪魔ルビーを信じ、悪魔の力を使って結果的に封印を解いてしまったサムに、ディーンの怒りは限界に。復活したルシファーは、この世での再軍備のために、「器」となる身体探し開始。無論、本命はお前だ、サム!! 一方天使たちも、ルシファーとの全面戦争の切り札には、ディーンをして「ケイト・ブランシェット」と言わしめた(笑)大天使・ミカエルの剣を持ち出し、その「器」を探す。その「器」とは…ディーン、お前だ。 天使にしろ悪魔にしろ、「器」になってもらうには、身体の同意がいる。通称・狸、大天使ザカリアは、ディーンにイエスと言わせようとディーンの心に土足で踏み込む。双方、「器」の同意を強要しながら、小競り合い。スマートで狡猾で、ゆとりもあるのがルシファー側というのも面白い。天使の方が、必死で、強引で、えげつない(笑)。 最終戦争系エピソードは休む間もなく加速する。スパナチュ作家で預言者のチャック、熱烈なスパナチュ萌えヲタ・ベッキーが狂言回しを引き受ける。応酬の先鋒・キャスとも合流しなくてはならない。サムが始めた最終戦争に終止符を打つため、ボビーも駆けつける。サムとディーンの隠しようもない溝にボビーの胸もいたむ。 顔が変わって再登場のメグにしてやられ、またも憑依されたボビーは自らの足を突いて正気に。以降ボビーは車椅子での生活を余儀なくされる。コンビに乱れが生じたいま、ボビーの負傷は大きな痛手。ザカリアの揺さぶりにディーンあわやというところに、追われた天使・カスティエル登場。どうやって復活したのか…。 第2話『呪われた町』。ルシファーに対抗する存在(神?)を探し出すとカスティエル。気落ちしたボビーを残して、溝を抱えたまま“呪われた街”へ向かうディーンとサム。エレン、ジョー、ルーファスら総登場。 ここは互いが互いを殺し合う街。閉じ込められた生き残りの住民。誰が悪魔で誰が味方か、疑心暗鬼にとらわれた一行。娘・ジョーを探すと言ったエレンの、援軍要請してきたルーファス…その瞳が黒く反転する!! 信じ合えないディーンとサムに、悪魔は容赦なく先手をかけてくる。そして、黒幕は意外な人物で…。黙示録にある四人の騎士の仲間、「戦争」の指輪の魔力も封じ込めたが、もはやディーンとサムの関係は修復不可能に!?「別の道を行こう」。サムを信頼できないディーンの絶縁宣言。それは、いつも家族を思いながらしか生きられなかったにも関わらず、サムを救えなかった自分との絶縁宣言でもあった。 いやぁ…第2話が異様に駆け足だな(汗)。ま、徐々に濃厚になりますので、悪しからずと言うことで。「四騎士」の登場も今後の鍵に。兎に角、五度目の賽は投げられた!!(つづく)【送料無料!23%OFF!】SUPERNATURAL スーパーナチュラル <フィフス・シーズン> コンプリート・ボックス(DVD)
2011/01/15
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やぁやぁやぁ。っとまぁ、帰ってきましたよ、あの兄弟が。ご存知、ディーン&サム・ウィンチェスター兄弟。しかし、全然時間が作れなくて、ようやくたどり着いた感じです、5thシーズン。で、5thシーズンで打ち止め…と聞いていたけれど、しっかり続いてる(続く?)んでしたよね。なんだ、まだまだ結構壮大じゃないか。 ということで、恒例のスパナチュ祭(記事)もアップできないまま今日まで来てしまいまして。。。今から事実関係をつきあわせてあらすじを起こすのは結構大変。手元のメモがぁぁっ!! 個人的には、結構こだわって4シーズン分は記事にしてきたので、苦しい決断なのですが、まずはアップデートしなくていけないので、5thシーズンはほぼダイジェストでツッコんで行こうかと思っています。悪しからず。 先日観たガエル・ガルシア・ベルナル&ルナ・ディエゴ主演『ルド&クルシ』。あ、もうこれサッカーファンは必見の映画(特に、中南米のサッカー事情と、サッカーの果たす社会的な役割がよく描かれています)なんですけど、ルド&クルシは、搾取農園で働きながら、サッカーのスタープレイヤーを夢見る貧しい兄弟。その青春の挫折と栄光が、クドいほどのテンションとビターな情感たっぷりに描かれていて、とてもすばらしい作品なのですが、ナレーションがいいんですね。ナレーションでカットインしてくる、兄弟をダシに一発当てようと目論むしょうもないスカウトマンの、人生の酸いも甘いも噛み分けた一人語り風のセリフが味わい深い。 その中に「人類初の“戦争”は兄弟間で起こった。やがて戦争の代替として“競い合い(スポーツ)”が発達。だが近頃は戦争がスポーツ化、スポーツが戦争化している。」というセリフがありまして。あぁ、そうだよな。ウィンチェスター兄弟も、やっぱり最後は、それぞれ天使と悪魔の槍となって、天国と地獄の兄弟喧嘩に突っ走るんだろうな、とはやくも予想したのはいつのことだったか。 もう、シーケンスとして聖書やミルトンが濃厚に顔を出し始めたあたりから、アベルが勝利し神に愛される“カインとの喧嘩”のような形にはならないけれども、絆深きゆえに、ウィンチェスター兄弟を闘わせるのは絶対にアリだろう、と思っていたんです。彼らは、いやキリスト圏は、やはり聖書から離れられないし、聖書から離れられなければ、神の愛を巡る兄弟喧嘩(それが天使VS悪魔という図式になっても)は避けて通れないテーマですから。 なんてことを思いながら迎えた5thシーズン。やっぱりとんでもないことになってきました。果たして、兄弟の運命は?封印を解いて最終戦争を引き起こしたサムは…そして、そんな弟の暴走にやりきれない思いを抱えるディーンは???やっぱりスーパー・ナチュラルって面白いです!!(つづく) 【25%OFF】[DVD] ルドandクルシ【送料無料!23%OFF!】SUPERNATURAL スーパーナチュラル <フィフス・シーズン> コンプリート・ボックス(DVD)
2011/01/07
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新年明けましておめでとうございます。やっぱりこれがないとはじまらない。お節コレクション2011、Winter&Spring!! たびたび書きましたが、本当にお節料理をつまんでのお正月が迎えられるか、今年は正直危なかったです。なかば、いやほぼ覚悟していました。 しかし、こうして無事ひと段落ついて、自らも手がけたお節料理を囲んで、家族皆で新年を迎えることができて幸せです。なんせこの慌しさも、仕事やら厄介ごとではなく、むしろ喜ばしいイベントによるスケジュール不順でしたので、どちらでもいいか…とも思いつつ、結局は皆で分担し、ほぼ例年通りのお正月を迎えることができました次第。 そうした忙しさに配慮してもらって、当面は最小単位の家族で迎えたお正月ですが、きっと落ち着いた頃に、従兄弟ら親戚も新年の挨拶に遊びに来るのではないでしょうか。 滅多に経験できない空気感の中で迎えたお正月、今年のお節料理は写真の通り。サプライズで、お世話になっている高級中華料理店から、「日頃のご愛顧に」といただいた中華風お節料理セットが今年はヒットでした(笑)。 手づくり部門では、重ねて諸事情あって、恒例の裏漉しにまさかの父が参戦。うん、こんなことする人じゃないんですけど、今回は頑張りました。「ベテランの私」が生意気にも指導しつつ、二人で卵白、卵黄、サツマイモなどの裏漉しをせっせとやりました。これもまたなんとも楽しい思い出です。うん、ホントこの二人だけで…という組み合わせは初めてですね(笑)。 きんとんが…ちょっと大ぶりになってしまったかな。それから、お節料理ではないけれど、お雑煮。今年はダシの作り方を変えたそうで、上品に仕上がっていましたが、鶏ダシの甘さがまだ慣れず。というより、毎年食べてきた“家族伝統の味”がやっぱり一番しっくり来ます。このお正月は、なぜか甘口のものばかりをつまんでいました。ということは、手づくり部門の方ばかりですね。でも、不思議と食べ飽きなかったなぁ。相当疲れがたまっていた??? 2011年末は、心穏やかにお節料理の準備ができますでしょうか、かなり気が早いですね。まだ360日はありますので(苦笑)。皆さんはどのようなお正月を迎えられたことでしょう。2011年も、どうぞ当ブログをよろしくお願いいたします。(了)
2011/01/03
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明けましておめでとうございます。2011年のスタートです。例年にない慌しさの中、三十数年生きてきて初めて、実家でお正月を迎えることができない=子供の頃から続けているお節料理の手伝いもできない展開になるかと、心ワサワサしておりましたが、自宅と実家を行ったり来たりしながらもかろうじてノルマ達成。忙しい中にも新たな希望に溢れた年明けとなりました。さて恒例の今年の目標。まずはここ数年の目標を。■2006年「欲張らず、必然的でリアルな目標へ邁進」■2007年「ライヴ感を取り戻し、身の振り方を考え直す」■2008年「最優先で大切にすべきものを守る」■2009年「柔軟性ある持続力」■2010年「粋な実験、地道な実践」 そこへ来て、2011年は「死との舞踏」となりました。このテーマ設定にいたったのは、昨年秋のこと。それまで、ずっと考えながらまとまらなかった一本の太い柱。それが何か模索していて、毎日考えていて、ある日ふと気が付いたのです。なんだ、実はずっと前から考えていたことじゃないか。 この言葉は、聖書、それも12世紀の聖書に挿絵として描かれた、“メメント・モリ”を視覚化した骸骨との舞踏=「死の舞踏」から来るもので、それについてどのようなスタンスを抱いているかは3年前の著作で触れているワケですが、ようやくここへ来て、そろそろもっと「死の舞踏」と踊ってもいいんじゃないかな、と思ったのです。 といって、別にネガティヴな意味があるわけでは断じてなく、“メメント・モリ”の意味どおり、死つまり「命に限りがあること」を常に頭に覚えて、今の生を目一杯生きる。つまり、生を輝かすためのダンスを、もっともっと楽しんで、真剣に踊ろうという意味なのです。 十代、二十代くらいでは、私に関して言えば、「死」という言葉に対して、ちょっとナイーヴでセンシティヴなニュアンス以上で踏み込むことができなかった。けれど、三十代も後半にさしかかり、また特に、生と死について深く考える瞬間に多々めぐり合った昨年を受けて、ようやく今、はっきりと「死との舞踏」を、ポジティヴな意味を持つ言葉として考えることができるようになったという手ごたえがあるのです。 思えば、中学生になって初めて買った本が、有名無名の人々の遺言集、つまり「最後の言葉」をまとめた本でした。あの頃は、怖いもの見たさで読んでいたような、感傷的な雰囲気があったけれど、それでもやっぱり、それぞれの「最後の言葉」から、どのような生を辿ったか、それは美しかったのか醜かったのか、醜すぎて美しかったのか、夢想したことを覚えています。 ネクロフィリアの陥穽を避け、己の中でテーマとして対峙するにふさわしい時は来たか?その問いに答え、首肯して今年は、「死との舞踏」を通じて、日々に無数に見出せるだろう、生の喜びひとつひとつに愛情をもって接し、人間本来の生命力を謳歌する一年にしたいと思っています。(了)
2011/01/03
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