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天皇陛下の崩御ではなく、ご譲位で新元号を迎える…というのは、いま生きている日本人は、誰も経験したことがないことで…当たり前だけど(笑)。大晦日と似ているようで…緊張感やや多め、上手く言葉で表現できないような、不思議な心持ちがする。17時から始まった「退位礼正殿の儀」。全局が生中継でOA(当然だ)。勿論、私も職場で見ていた。十数分の儀式…ではあったが、非常に簡素な儀でありつつ、厳粛かつ清廉な空気を強く感じ、日本人として深い感動を覚えた。国民代表の辞を述べた安倍総理が、相当緊張しているのもよく分かった。あの場にいた人は、全員ガチゴチに緊張をしていたに違いない。テレビ見てただけでも、ものすごく緊張してたんだから、私ゃ(笑)。------------------------------------------------------------直前まで推敲をされていたという陛下のお言葉も胸を打つものであったが…今の、このお姿が、日本国民が天皇陛下として最後に見るお姿なのだ…と思うと、この私もさすがに胸がいっぱいになった。挨拶を終えられて、美智子皇后の手を取って壇上から降り、松の間をお出になる直前、会場に向かって一礼をされたお姿を見たときは「これで平成が終わるんだ…」と非常に感慨深いものがあり、また非常に感動したものだ。長い間のご公務、本当にお疲れさまでした…と、当たり前の言葉しか頭に浮かばなかった。------------------------------------------------------------明日から「令和時代」が始まる。日本には「水に流す」といういい言葉…つうか、お互いに深く傷つく前に止める、といういい風習がある。平成は大災害も多かったし、一部のアジアの国によって日本のプライドが深く傷つけられたりした。そういった悲しいこと・不愉快なことを(忘れては絶対いけないが)一旦リセットする機会である、という言い方もできる。令和の世は、大災害の少ない時代であってほしいと思うと同時に、日本を貶め傷つける一部アジアの「反日を国是とする”害虫”ども」と、距離をとっていくべきだと思う。ゴマをすることも、顔色を伺うことも一切しなくていい。いざとなったら「1匹残らず駆除できる」くらいの状態にしておくべきだろう。-------------------------------------------------------------しかし、平成の30年間で、私の人生も大きく変わった。そりゃそうだ。小学4年生だった人間が、40歳の中年になっちゃったんだから(苦笑)。で、平成の世で何に最も感謝か…といえば、かなり妙な発言かもしれんが「インターネット」「ホームページ」に感謝せざるを得ない。インターネットを通じて、たくさんの同好の士と知り合い、昭和歌謡(特にテレ東『なつかしの歌声』)でも、落語でも「仲間という財産」ができたことは、本当に大きい。それまでは孤独と闘いながら(苦笑)昭和の歌謡曲の研究をしてきた身として、刑部准教授やYさん・Iさんなどという「『なつかしの歌声』研究のエリートメンバー」(笑)と親しくなれたのは、本当にラッキーだったとしか言えない。そして、絶対に仲良くなれなさそうな大御所の方々と交流が持て、また親しくなれたのも信じられないことだった。談志師匠に玉置宏先生、白山雅一先生、青空たのし先生。演芸評論のほうでは保田先生を筆頭に長井さん・和田さん・石井さん・瀧口さん。たけ平師に夏丸師に三朝師なんかと親しくなれたのも、ただただ感謝、感謝である…。…こういう文章書くと、私ゃ死んじゃいそうだな(苦笑)。そうそう簡単に死んでられないんだヨ、私ぁ!会社の仕事も頼まれごとも山ほどあるし、来年は落語と『なつかしの歌声』で大きいことをやる予定だし!新しい時代に、程々に希望を持って生きていかなくては!
2019年04月30日
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明日の火曜で平成も終わり。う~ん…何とも感慨深い。個人的に…この30年半は、結局「昭和」に縋り「昭和の薫り」をいかにキープさせるかってことに費やしたままで終わってしまった…という感がある(苦笑)。歌謡曲も映画も演芸も…明治生まれ・大正生まれのお歴々に情熱を捧げて、大半の人を見送り…(苦笑)。だから、平成を拒絶したまま平成が終わり、新元号・令和に突入していくという感じで…。令和になっても、ある程度「昭和」をキープして生きていくことにはなるだろうが、なるべく世間から爪弾きにされないように、ある一定の常識と節度は持たなきゃならんだろう。--------------------------------------------------------------しかしねぇ…この30年半、昭和歌謡の趣味を続けてきたが、毎年毎年、昭和を彩ったスター歌手との別れに心を痛め続け、ヘロヘロになった30年という言い方もあるかもしれん。ざっと思いつくだけでも…平成元年…美空ひばり、城卓矢平成2年…高峰三枝子、若原一郎、出門英平成3年…ディック・ミネ、春日八郎平成4年…赤坂小梅、近江俊郎、松尾和子平成5年…藤山一郎、日本橋きみ栄平成6年…藤島桓夫平成7年…神楽坂はん子、林伊佐緒平成8年…三橋美智也、織井茂子、美ち奴、松島詩子平成9年…市丸、鶴田六郎平成10年…高田浩吉、若山彰、榎本美佐江平成11年…淡谷のり子、渡辺はま子平成12年…池真理子、青江三奈平成13年…藤本二三代、並木路子、三波春夫平成14年…菊池章子、村田英雄平成15年…塩まさる、バーブ佐竹平成16年…和田弘、豆千代平成17年…三船浩、北原謙二平成18年…川田正子、松山恵子、三原さと志、黒木憲平成19年…井沢八郎、植木等、山田真二平成20年…フランク永井、日野てる子平成21年…小野巡、胡美芳、深緑夏代、浜名ヒロシ平成22年…大木英夫、荒井恵子、石井好子、久保幸江平成23年…山下敬二郎、日吉ミミ、二葉あき子、花村菊江 松田トシ平成24年…青葉笙子、芦野宏、尾崎紀世彦、伊藤エミ、 宮史郎、岡本敦郎平成25年…田端義夫、島倉千代子、神楽坂浮子平成26年…及川三千代、神戸一郎、山口淑子平成27年…矢吹健、菅原やすのり平成28年…伊藤ユミ、佐々木行平成29年…かまやつひろし、ペギー葉山、安西愛子、 平尾昌晃、三条正人、はしだのりひこ平成30年…朝丘雪路、西城秀樹平成31年…森山加代子こうやって見ると、平成15年くらいまでは戦前からの大御所、つまり『なつかしの歌声』のレギュラーメンバーは、かなり存命だったことが分かる。勿論、第一線から退いていたり、歌えない状態だった歌手も多数いるが…。井沢八郎・日吉ミミ・尾崎紀世彦・宮史郎・島倉千代子・ペギー葉山・三条正人あたりの方々は、未だに私の中では「死んだカテゴリー」に入ってない、正直。西城秀樹に至っては(語弊のある書き方かもしれないけど)この中に名前が入っていること自体が「論外」だもの。---------------------------------------------------------------令和に入ったら、ますますメディアで「SP盤時代の歌」を聴くことは難しくなっていくと思う。最近、Twitterを見ると、私よりはるか年下の…10代後半~20代で、東海林・藤山クラスの歌手の歌を愛好している人も見受けられる。それはそれで嬉しいことではあるのだが、私より20歳前後も年下の若い世代は「SP盤時代の流行歌」に対する距離感というか、アプローチの仕方が我々とは違うんだろうなぁ……という気もする。早い話、世間的に見て「かなり特殊な趣味」の中に「SP盤時代の流行歌を聴く」ということが「押しやられてしまった」ということ。確かに私も含めて、歌謡曲マニアは変な人が多い(苦笑)。その中でも「最上位クラス」で、私はキチガ…もとい!!!!変人なんだろうとは思う、自分でも(笑)。「昭和歌謡曲が好きな平成生まれ」の中でも、戦前~戦中~戦後のお歴々の歌が好きな人は、たぶん1割にも満たないと思われる。山口百恵あたりの昭和歌謡なら、かなりの人数がいるとは思うんだけどネ。ま、私は悲観的に物事を捉えることが多いから、どうしてもこういう文章になってしまうが…。戦前~戦中~戦後の流行歌を懐かしがる年代が絶滅寸前の現在、どうやって若い世代に昭和の歌の凄さを伝えたらいいのかが、私には全く分からない。伝える言葉が見つからない。「昭和の流行歌はいい!」と思う神経の持ち主がおかしくて、「ダセエ」「古っ」と感じる人のほうが普通の神経…ってな言われ方をされるのが現状だから。「現実は事実」なのよ、寂しいけど。明後日からの新時代、私は変わらず自分の趣味を貫いていくと思うんだが、ちょっとスタンスが変わるかもしれんわネ。
2019年04月29日
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個人的な意見だけど…フジテレビ(地上波)は、いま現在完全に終わった…というか、民放でいちばんダメになったテレビ局だと思う。大半の番組が長続きしない(させない?)、男女関係なく看板アナは育たない…見たいと思う番組は、私ゃほぼない。ま、日テレも最近、おかしくなってきたように思うがネ…。そんな暗黒フジだが(笑)その中で、たったひとつの光明と言っていいのが、BSフジで月~金の22時からOAしている『クイズ!脳ベルSHOW』だと思う。この番組は、今の(地上波の)テレビ(クイズ)バラエティが無くした(捨てたと言ってもいい!)ものが、かなりの比率で入っていると思う。私は2年くらい?前から、ずっと見ているのだが、ここ最近になって「この番組は凄い番組だぞ」と思うようになった(笑)。…「何をいまさら」シリーズではあるが(苦笑)。前々からのこの番組のファンの方、申し訳ありません!-----------------------------------------------------------------4人の解答者(月火と水木で入れ替わる)が、脳トレクイズを行うだけというシンプルな構成。5日間通しで見ても疲れないのが素晴らしい。あと優勝賞品がお米(あきたこまち)ってのがタマラナイね(笑)。月・火の上位2名、水・木の上位2名で金曜に決勝大会だが、最終のすごろく問題で、5日間の闘いの意味が無くなるのも実に楽しい(殆ど運だからネ、すごろくは)。そしてゲスト…たまにゃ普通の芸能人も出てくるが、大半は往年のスター!あるいは「誰?この人」というレベルの方々ばかりなのが、本当に凄いしエライ(笑)!プロレスラーのゲストも多いが、地味に噺家も多いのがいい。覚えているだけでも、現小さん師・木久扇師・木久蔵師・きく姫師・金馬師(!)・談笑師・世之介師辺りが出ていた。そういやヨネスケ師もいた(笑)。金馬師匠なんざ(たぶんだが)番組最高齢の解答者だったと思われる。金曜日の決勝まで残ってたし。それから、小桜京子や梅田智子などなど…「えっ!?まだこの人生きてたの?」的な人を復活させてるのに感動(笑)。歌手もそうで、なかなかクイズ番組に佐々木新一や森若里子・高田恭子・野路由紀子・三笠優子・藤野とし恵・葛城ユキ・西島三重子なんか出ないよ、普通(笑)。しかし、すげえメンバーだよなぁ…殆ど『歌謡祭』だ(笑)。そして!下手な司会者が仕切ると、凡庸で見ちゃぁいられないほどのつまらない番組になりそうなのを、見事に仕切っているのが「ますだおかだ」の岡田圭右と、フジの川野良子アナ。ほかのテレビじゃ「スベリ芸」とか言われてて、つまらないという評価を受けかねない岡田氏だが、この番組での采配…というか仕切りは凄い。年齢も世代もジャンルもバラバラな4人を絶妙かつ適度にイジって、適切にツッコんでいく技術、…これは本当に「絶品」のひと言に尽きる。川野アナの、ときたま答えをポロリしてしまう杜撰さ(これは褒め言葉よ!)も好い。----------------------------------------------------------------喋っている中身を、いちいちオープンテロップで出すこともないし、CMまたぎを乱発して視聴者ぁとにかく引っ張ろうという姑息な手段もない。だから、見ていて心地いい。今の地上波のテレビが捨ててしまった(根元の)大事なもの、忘れてしまったものが、この番組にはある。それは、私世代(40歳前後)が知っている最後だと思うが、テレビ番組が最大の娯楽だったころの「テレビ番組の持つ力」とでも言うのか…。上手く言葉で表現できないけれど、あの「テレビの持つ無意味な楽しさのようなもの」が(僅かだが)滲み出る唯一の番組じゃなかろうか、いま現在で。だからといって、予算増やしてゴールデンに昇格させるとか、地上波に移行…なんという愚行だけは止めてもらいたい。よくテレ朝が失敗するパターン(苦笑)に持ってくのだけは絶対に止めてもらいたいと切に願う。どんなに金がかかっていても、地上波フジの『ナゾトレ』と『潜在能力テスト』は、中身の劣化が酷くなってしまった。バカすぎる解答者の、バカすぎる答えを聞くと腹ァ立つ…。テレ朝の『Qさま』も、番組全体のレベルが落ちてきたし…。いちばん予算のなさそうなBSの番組が素晴らしいってのは、なんか皮肉なもんネ(笑)。
2019年04月17日
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1・失言だらけの桜田義孝五輪相、とうとう辞任10日の晩は出かけていて、家に帰ってPCを立ち上げたら、速報がネットに上がっていた。私は「なんで、このタイミング?」と思って本文を読んだら「…ああ、ねえ…」ということだった(苦笑)。月並な誹謗中傷だと「議員辞職も妥当」とか言われるだろう。私も確かにそう思う。水泳の池江選手が白血病になったときの「がっかり発言」は、マスコミの揚げ足取りだったと思うとこもある。でもさ、自分がそういうふうにしかマスコミに追われないと客観的に少しでも思えば、公的な発言をする際に、もう少し気を使ってもよかったんじゃないのかね?蓮舫のバカ女を「レンポウ」と読んだのは笑ったけど(笑)、それ以外の読み間違えは、国会議員云々の前に「大丈夫?」というレベルのオンパレードだもの。復興大臣も兼務してるのに「石巻」を「いしまき」って…。ナンダカワカラナイ。でもね…過去の様々な発言を見たり、今回の顛末を聞くと…桜田氏は「何かの病気」なんじゃないだろうか?絶対、脳のどっかに傷が付いているんじゃないかと。または若年性アルツハイマーとか、パーキンソンの初期症状とか。これ、単なる上がり症じゃないでしょうよ。…ま、もっとも、あがり症ならば、ハナっから政治家なんか目指すんじゃねえ!って話でもあるが(苦笑)。桜田氏が「一発逆転」で名声を取り戻すためには、池江選手の全快を祈って、また様々な発言の責任を取って自害をするしかないだろう(超暴言)。「浜野矩随」の母親のごとく。自害したらしたで、キチガイ反日野党&左巻き連中が「安倍が桜田を殺した」とか言うんだろうけど(苦笑)。でも桜田氏に名前を間違えられた蓮舫なんざ、松岡農水大臣を自殺に追い込んだんだけどね、2007年に。間接的な人殺しよ、あの襟立てバカ女。-----------------------------------------------------------------2・2024年に紙幣のデザインが一新!ガッチガチの保守である私だが…新札のデザインをニュースで見たときは「変えなくていいよ、こんなのに!」って思った。まず、西洋数字と漢数字が逆になってるのが、個人的にすごく嫌な気がしたのヨ。札の真ん中にでっかく「10000」「5000」「1000」って西洋数字があると、なんか外国のお札みたいで好きになれないんだよねぇ…。外人観光客連中に気ィ使うことなんざないんだよ!日本の札が分かりにくいんなら、日本来ンな!ってことでいいよ(笑)。肖像画だけを変えて、ほかのところは「モデルチェンジ」じゃなくて「マイナーチェンジ」でいいと思うのだが…。肖像画に選ばれた3人も…確かに全員、近代日本を造りあげた偉人であるのは百も承知だが…なんか華がないというか…。新一万円札の渋沢栄一は、昭和38年に、千円札が聖徳太子から伊藤博文に変わったとき、最終選考に残ってたはずで…たしか「ヒゲがないから偽札を作りやすい」とかいう理由で、落選をしたと聞いたことがある。貨幣博物館にあるんじゃなかったっけか?サンプルが。千円札の北里柴三郎も…晩年の顔じゃなくて壮年期の顔だが…晩年の顔だと、北大路魯山人と区別つかないのよネ(爆笑)。五千円札は津田梅子…確かに偉人だけど…う~む…(苦笑)。ここで、私が思う理想のお札の顔を挙げる。 一万円札… 東海林太郎 五千円札… 淡谷のり子 千円札… 藤山一郎…うんうん、これがやっぱいいな(笑)。五千円札が藤山一郎、千円札が霧島昇ってのもいいかもね。みんな偉人だもの(笑)。あるいは、こんなのも捨てがたい。 一万円札… 古今亭志ん生 五千円札… 金原亭馬生(先代) 千円札… 古今亭志ん朝「美濃部一家」でいいヤネいいヤネ、おい(笑)!日本全国で流通する紙幣なのに、やたらめったら江戸前のお札(笑)。五千円札が桂文樂(先代)、千円札が三遊亭圓生でもいいな。みんな偉人だもの、パート2(笑)。
2019年04月13日
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新時代を迎えるというときに、昭和40年代の演芸ブームを支えた巨人が逝った。医学漫談の創始者・ケーシー高峰先生。享年85。1年前から肺気腫を患っていたそうで(ベビースモーカーだったらしい)、ここ半年は仕事を休んでいたという。私ゃ、もう大ファンだったので…今朝、訃報を知ったときのショックは本当に大きかった。日大医学部在学中に「坊られい」名義でキャバレーの司会を始めたのが芸能生活のスタートと聞く。その後、東京漫才の一翼を担っていた「ヒット・ますみ」の大空ヒット師に弟子入りして、後の「青空はるお師」と組み「大空はるか・かなた」の「かなた」として漫才師に。解散後、昭和43年に「ケーシー高峰」として漫談家になってバカ売れに売れた。舞台の挨拶で使っていた「グラッチェ!」「セニョール」「セニョリータ」は大流行語にもなった。…ちなみに、私は今でも使うときがあります(爆笑)。それにしても、冷静に考えてみると…「ケーシー高峰」って凄い芸名だぁネ(笑)。ベン・ケーシーと高峰秀子(!)をくっつけちゃったんだから(笑)。---------------------------------------------------------------小さいころから『笑点』を始め、様々な演芸番組で見てきたケーシー先生。この名前を書いただけでも、見ただけでも、妙な嬉しさがこみ上げてくるのは、何なんだろう?あの下ネタ満載のエロ医学漫談(この書き方でいいのか?)、小さいころは意味が分からないことだらけでネ(当然だ)。中高生になって、だんだん「そういう下ネタ関連の意味」を把握してくると…「こんなことテレビで演ってていいのか?」と心配になりながらも、腹ぁ抱えて笑ったものだ。圓歌師匠も、談志家元も、志ん朝師匠も「ケーシーのあとに出るのは嫌だ」と言っていたくらいなんだから。その一方で、性格俳優としても大活躍された。2時間ドラマで刑事や孤児院の先生というような役で出ると、画面をビシッと引き締めてくれた。普段のエロ漫談(苦笑)を完全に忘れる、いぶし銀の名演技だったと思う。その反動だったのか、本業のエロ漫談にゃあ、ますます拍車がかかりまくったという…(笑)。---------------------------------------------------------------話は前後するが、昭和45年、人気絶頂時に出したレコードで『そりゃあないぜセニョリータ』という曲がある。早い話が、デビューシングルってこと。この曲、個人的な意見だが、クレージーキャッツの一連の歌を除いたら、数多のコミックソングの中で”最も完成度の高い曲”だと言い切っていいと思う。確かに、エロい歌詞にエロいコーラスも入る(笑)エロエロな歌なんだけど、村井邦彦作曲(!)によるミディアムテンポの軽快なメロディーが、実に心地いいのネ。これオススメ。聴いたことないという方、是非ともご一聴ください。----------------------------------------------------------------私は2度、生の舞台を見ることができた。2回とも高田文夫先生がやっていた『高田笑学校』の舞台。新宿の紀伊国屋サザンシアター。制限が全くない舞台だったので…そりゃもう…女性の局部を言語で言いかねないほどの舞台だったのを覚えている(笑)。確か、2度目のほうは東日本大震災の直後の開催で、あれはチャリティーも兼ねてたライブだった。あれだけふざけてたケーシー先生が、最後にスッと真面目な顔になり「ご寄付をよろしくお願いします」と深々と頭を下げられたのを見て、私は感動。かなりの額を寄付してしまって、帰りに夜飯が食べられなくなったのよ、確か(苦笑)。あと玉置宏先生のお別れ会で、至近距離(1m以内!)で見かけたことがあるのよ、私(笑)。私の知り合いに、今は山形にいる(と思うんだが)NHKの島田政男アナウンサーがいて(談志家元とも懇意にしてた)、その島田アナと2人で会場をウロウロしてたら、右後方から「おい、島田!」という声がして…。振り返ったら、すぐ目の前にケーシー先生のド迫力の顔が!あんなにビックリして、また嬉しかったことはない(笑)。----------------------------------------------------------------正月の演芸特番で、『笑点』で、もう二度とケーシー先生を見ることはできないのか…。こんな悲しいことはないな。20年くらい前の正月のNHK『初笑い東西寄席』で…あれは確か浅草演芸ホールの高座だったと思うが…ケーシー先生が高座に出たら(中継)司会が橘家圓蔵師匠で、何かのヤジを高座に向かって怒鳴り(笑)、ケーシー先生が無言で睨んで客席大爆笑ってのがあったなぁ…。あと別の年、鈴本の高座に出てきた途端、喝采を送る観客に突然「うるせー!バカ!」と怒鳴ったこともあった(笑)。とにかく、悲しい。そして、ただただ寂しい。ケーシー高峰先生のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
2019年04月11日
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毎度毎度、タイトルがやたらに長い落語会だねぇ(苦笑)。我が盟友の落語作家・井上新五郎正隆先生プロデュースの会、第4弾に足を運んだ。会場は、いつも通りのらくごカフェ。今回は柳家一琴師匠が、井上さん作の新作・速記か何かから掘り起こして手を入れた古典・普通の古典(笑)を三席。-----------------------------------------------------------------一席目は、発掘落語と銘打った「士族の俥」という噺。「素人鰻」の俥屋版…という言い方もできちゃうかもしれんが、大名行列の豆知識をマクラで軽く振って、スッと分かりやすく聴くことができた。こんな噺があったんだぁね。二席目は、一琴師の十八番!上方落語の「夢八」をたっぷり。よ~く考えると(よく考えなくても?)後味が悪い…つうか、結構グロい場面の多い噺なのだが、一琴師は持ち前の明るさと分かりやすさで、実に軽快に聴かせてくださった。これ聴くと、改めて一琴師の落語の巧さ、というものがよく解る。-----------------------------------------------------------------そして!三席目に演ったのが、井上さん作の「うぶだし屋」。終演後に一琴師が「井上さんが書いた原稿ほぼそのまま演った」と聞いて、私ゃ正直、腰ィ抜かしそうになるほど驚いたのネ。友人だから嘘でも褒めてあげる!ってことじゃ絶対になくてさ、井上さんの書く作品が、凄い勢いでグレード上がっていくのが手に取るように分かり、なんか空恐ろしくなったのヨ(笑)。一琴師の噺家(プレーヤー)としての巧さ・凄さも勿論あるが、井上さん自体のレベルも相当に上がってきてると私は思う。…たぶん、そう思ってるのは私だけじゃないだろうネ(苦笑)。「テメエごときが偉そうに抜かすな!大バカ!失せろ!」とかなんとか、いろんな方向から言われそう(笑)。骨董屋(うぶだし屋)が地方に骨董品の買付に行くという噺で…場面転換の少ない、シンプルな構成なのがナイス!アンケートに書いたのだが、時代設定がイマイチ不明な点があったんだけど(台詞で「仕事をサボる」とか出てきたので)その”気になった一点”(傷というほどじゃない)を除いたら、別に普通に鈴本とか末廣亭で聴いても、何ら違和感を感じぬレベルの作品だったンだ、これが(汗)!ホントよ。--------------------------------------------------------------------いや~本当に素晴らしい会だった。今まで見てきた一琴師のカフェでの会の中でも、かなり上位に入ると思う。実は来年、私も久々に大きい落語会をプロデュースする予定でいるのだが(詳細これから)…「こういう会」を目の当たりにしてしまうと、いろんな意味で自信を失いそうになる(涙)。私が企画している会、あまりお客さん来なさそうだしなぁ…なるべく赤字にならないようにしたいもんだが…。だから、今年1年は貯蓄を優先させるため、落語会を開くのは止すことにしている(笑)。
2019年04月07日
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いや~!また久しぶりのブログになってしまった!昨日の午前中は、私の仕事が仕事だから…ってぇのもあるが、あんなに職場で緊張したことはなかった。10分遅れで始まった、菅官房長官による新元号の発表。普段、あれだけ人前に出ることの多い菅官房長官なのに……顔色があまり良くなく、一世一代の発表をするという緊張が手に取るように分かった。「令和」私は一瞬だが「命和」と読み違えてしまい(音も似てるから)、「ちょっと、あざとすぎないかねェ?」と2秒ほど思ったら、「令和」だった(苦笑)。職場の平成生まれの面々は「なんか変な感じがする」などと言っていたが、私は個人的に「いい響きのいい元号じゃん!」と思った。これ本音。少なくとも、小渕官房長官から「平成」を最初に聞いた際の「何じゃこりゃ!変なの!」感は殆どなかったと言っていい。しかも、支那の古典から採った元号ではなく「万葉集」から採った元号というのが実にいいヤネ。キチガイ反日左翼の連中が「命令の令だ!安倍の独裁が~!」などと譫言をほざいているようだが(笑)、そういう連中は「ご令嬢」「ご令息」などという言葉を知らないって無知をさらけ出しているうえに、全国各地にいる「令子さん」にも、カズレーザーにも(笑)、日本国全体にも喧嘩を売っていることに気づいていないんだろう。左翼連中は、周囲が見えてないドメクラばっかだから(笑)。そもそも出自が怪しいんだし。ヨボセヨ~!かねぇ、出は?嫌なら日本から出ていきゃいいじゃんね。別に私は止めないヨ(笑)。ご自由に出てってちょうだい。ま、つまりこういう「戦争&ヒトラー&差別&無差別テロ&言論統制大好き」のキチガイ&ドメクラの反日左巻き連中と支那&朝鮮が嫌がる元号(…支那と朝鮮、果たしてどこまで嫌がってるか知らないけど)ということは、普通の日本人にとって、実にいい元号ということである(笑)。こんなときまで悪口ィ言わないと気が済まない連中ってのは、何なんだろうね?私の大っ嫌いな、あの国民民主党の玉木雄一郎議員ですら、ブログやTwitterで、キチンとした、日本人として真っ当なことを言ってるってぇのに(笑)。日本には「思想の自由」「発言の自由」というものがあるが、私は(決して言論統制ということではなく)「反日的思想が下地にある人間で、日本人として発言していいことと悪いことの状況判断が出来ぬ発言をする人間(政治家含む)」だけは、日本国の法の下に厳罰に処すべきだと思っている。こういうときにゃ、特に強く思うネ。正直言やぁ左巻きに対して、もっとヒド~い罵詈雑言(笑)を書きたいんだけど、今日はこれくらいで勘弁してやる。-------------------------------------------------------------------あと余談。最初に「令和」を聞いたときに、思わず私の口から出た言葉。それは…。「令和歌謡大全集」だった(苦笑)。あと30年もすりゃ、必ずそういうことになるんだろう(笑)。でも「平成歌謡」よりは、違和感ないのが面白い。しかしまあ、これで私の好きな昭和初頭にデビューした歌手のお歴々は、みんな前時代の人になってしまうということだ。私が小学生~中学生くらいのときにおける「吉原〆治」とか「松井須磨子」とかのカテゴリーに、東海林・藤山・淡谷が入ることになるんだもんね。だから、テレビ東京でここら辺の歌を放送しなくなったのは、ある種、当然のことなのかもしれんわネ。腹ァ立つけど。--------------------------------------------------------------------あっ、そうだ!当ブログをご覧の『なつかしの歌声』ファンの皆さまにご報告。まだ一切シークレットのことですが、来年に(令和2年ってことね)テレビ東京『なつかしの歌声』関連で、私、ちょっと”動こう”と思います。過度に期待されると困るので(苦笑)先に言っておきますが、全く大したことではありませんので(笑)!明確なビジョンが決まりしだい、ここで発表いたします。
2019年04月02日
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