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昨年末の「第22回」、先月11日の「第20回」に続く第3弾!日本のテレビ番組72年の歴史の中で、未だに破られない最高の視聴率、81.4%を叩き出した「第14回紅白歌合戦」が、明後日の午前中にBSで放送される!なぜ今回はBSなのか…?それはさておき、この「第14回」は…私の目が悪いのか、さほどレストアするところはないのでは?と思っている。思い出してみても「あの場面のノイズが酷かった」みたいなのを見た覚えがないからだ。「第22回」「第20回」は家庭用VTRで録られたものだったが、この「第14回」は、いわゆる「キネコ」で収録したもの。だからフィルムっぽい画質は仕方ないし、わざわざVTR風(?)に直すこともなかろう…と思うんだが…。しかも私は、裏にテレ東の「勝手にテレ東批評」「モヤさま」があるから、11時までしか録画が出来ないという(涙)!一応、知人にBlu-rayに焼いてくれ!と頼んではいるが…。------------------------------------------------------------------「第14回」は過去2度、BSの「思い出の紅白歌合戦」で再放送されている。一度は平成8年(1996)末で、第16回(昭和40年)の一部とドッキングで放送された。これはこの年に渥美清が亡くなり、14回・16回共に応援ゲストで出ているから、それもあって再放送されたのだと思われる。2回目は平成13年(2001)のクリスマス。このときが「第14回」単独初の全編再放送となった。96年の再放送時にカットされた歌手や場面も大量に出てきたので、「ああ、本当の流れはこうだったんだ…」と感激しながら見たのを覚えている。当然、今でもVHSで保存しているし(笑)。------------------------------------------------------------------この回は翌年が東京五輪だったので、舞台セットも聖火台&五輪。オープニングは渥美清が聖火ランナーで登場!そしてフィナーレは「蛍の光」ではなく「東京五輪音頭」を藤山先生を芯にして全員で合唱して終わる…という…。高度経済成長まん真ん中の大晦日の匂いが凝縮されている凄い紅白である(笑)!歌われている歌も…今日では忘れられた歌もあるけれど、今でも当たり前に歌われてる「高校三年生」「島のブルース」「島育ち」「こんにちは赤ちゃん」「長崎の女」「見上げてごらん夜の星を」「ホンダラ行進曲」などが出てくる。見応え満点の場面が多い!そして応援ゲストも凄いが、中でも八波むと志の生舞台の動画があるのは一級の価値だろう。三木のり平先生&千葉信雄と3人で「三人吉三」のコントを軽くやっている。この生放送の4日後、八波むと志は自動車事故を起こし、9日に亡くなった。本当に最晩年(この言い方が適切か分からないが)の貴重過ぎる、そして悲しい動画になったということである。柳家金語楼先生、トニー谷、清川虹子、藤田まこと、長谷百合、武智豊子、クレージー、永六輔、黒柳徹子…応援ゲストも凄い!それにしても、ほぼ故人の中、今でも(足が弱ったとはいえ)普通にテレビに出まくっている黒柳徹子は凄いな…(汗)。-----------------------------------------------------------------とにかく、この回も録れる人は必ず録っておいたほうがいい。録れなくても、見られる人は必ず見たほうがいい!…ホント余計なお世話&上から目線だが、これは声を大にして言わせておくんなさい‼
2025年03月06日
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好きか嫌いかで言やぁ、嫌いだった。昔の「なるほど・ザ・ワールド!」のレポーターや、テレ東の月曜夜の生放送「お笑い名人会」などのときは、特に何とも思わなかったが、90年代後半~2000年~2010年ごろの……「テレビ出ずっぱり」のころはイヤだった。「ミリオネア」以外の番組は殆ど見ていなかったような記憶がある。黒光りしたギラついた顔に、非常に癖のある高飛車な仕切り…どうにも趣味が合わなかった感があった。だからこそ…本当に酷い言い方、もうネット上のクレーマーのことを糾弾できない言い方になるが、奥様に先立たれ、TBSの番組でのセクハラや、息子が窃盗で捕まって仕事を干されて、自身もパーキンソン病を患ったと聞いた際「これまでの報いが一気にきたな(笑)」と思ったことがあった。我ながら人非人だなと思うが、正直そう思った。---------------------------------------------------------------1月半ばに焼肉店で(なんでパーキンソン病なのに、そんな嚥下がしにくい物を食べに行っちゃったんだろ?)牛タンを喉に詰まらせ救急搬送(心肺停止で)されて以来、意識不明の状態が続いていたという。そして本日未明に息を引き取った。本名、御法川法男。享年80。嫌いだとは言っても、それは私の勝手な感情。みのさんは天才と言い切っていい仕切りの凄さ、プロの喋りの技術があった方なのは間違いない。学校を休んだり、夏休みのときに見ていた「おもいッきりテレビ」。天才的な話芸を魅せた、フジテレビの「珍プレー好プレー」のナレ。独特のタメが話題になった同じフジの「クイズ・ミリオネア」。テレ東系だと「愛の貧乏脱出大作戦」もあったっけ…なんだかんだ言って見てるじゃないか!みのもんたを(苦笑)‼-------------------------------------------------------------------文化放送のアナウンサーから昭和54年にフリーになったが、一時はあまり仕事がなく、実家の水道メーター会社の仕事をしつつ細々とアナウンス業を続けていたと聞く。私が覚えている、最も古いみのもんたは、上記の「なるほど~」の「国内特集」という番組後半のクイズの出題者(レポーター)だった。「海外特集」は益田由美アナウンサーがやっていたから。あと三朝師匠とやっているポッドキャストでも話したが、テレ東の「お笑い名人会」の司会。この印象が強い。テレ東の演芸番組を一手に作っていた稲井宏明プロデューサーの代表番組のひとつ!第37回「ゲスト・稲井宏明【元テレビ東京プロデューサー】 伝説の番組を語る!①」林田・三朝の「おもしろ演芸&芸能史」第38回「ゲスト・稲井宏明【元テレビ東京プロデューサー】 伝説の番組を語る!②」林田・三朝の「おもしろ演芸&芸能史」鈴々舎馬風師匠がハリセンで米助・夢之助・左談次・権太楼・鶴光をボコボコに張り倒す「ハリセン大喜利」の仕切りは楽しかった。------------------------------------------------------------------とにかく、あの90年代後半~2010年ぐらいまで?のレギュラーの多さ・多忙さは本当に凄かったと思う。それで銀座に飲みに行って、また朝から生放送で…って、よくあれだけの仕事量をこなしたなと思わずにはいられない。しかし、みのもんたでなければ…という仕事の代表格は、こらもう「珍プレー好プレー」のナレーション以外にないだろう。あれだけは、どんなにみのもんたが(私より遥かに)嫌いな人でも「ありゃ、みのもんたでなきゃ…」と確実に言うだろう。友人である弁士の坂本頼光先生がⅩで「あれはカツベンだ」と仰っていたが、その通り。他愛のないことを言っても、見事に芸に昇華させていた。私は野球は殆ど興味もないし分からないから、珍プレーは楽しく見られるのだが、好プレーの凄さが解らない(苦笑)。んで、確か番組の最後に好プレーをやるのだが、ダブルプレーの見事な送球を表現する際に…うろ覚えで恐縮だが確か、選手の名(苗字)だけをズバッとひと言言うだけで、そのプレーが凄いものでプロ野球の名人芸なんだ…と視聴者に見せることができたのは、凄いテクニック(みのさんの名人芸)だったと思う。----------------------------------------------------------------享年80。もう少し節制した生活をして、セクハラまがいのことをせず、息子さんも真っ当だったなら…今でも普通にテレビで活躍していただろう。間違いなく。いい意味でも悪い意味でも「昭和の匂いのする芸能界の巨星」がまた消えた。嫌いな人だったからか、余計に寂しさが大きい。長い間お疲れさまでした。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
2025年03月01日
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