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縁あって長くこの楽天BLOGを利用していますが、サービス面でやっとアクセスレポートが利用できるようになりました。全部ではありませんが、エントリーごとの閲覧数が見ることができ、ダントツに多かったのがNCISのシーズン12「Check」でした。やはりショッキングな内容は、アクセスが多くなるようですね。そして改めて、多くの人に読んでもらっているのだなあと思いました。ありがとうございます。今回もある意味ショッキングな内容がありますが、ISISのテロ活動について扱っていて、たまたま本国放送時にパリでの大規模なテロ事件があったために、放送予定を変更し、次のエピソードと共に後回しにされたそうです。それを知って見ると、ヘティの台詞などが重く感じられますね。ところで、カレンがケンジーに手渡していた本は近藤 麻理恵さんの本のパロディですよね。あのデスクを見たらディークスに同情してしまいますね。交差点での交通事故で、会計士のベルリッジが死亡し、車の中からISISの重要人物、バドゥル・アル・ディンの名前を意味するメモが見つかった。バドゥルについては、CIAも最近になってやっと身柄を特定することができたというが、アメリカ国内でリクルーターとして暗躍しているのだろうか。バドゥルの制作する宣伝ビデオを見てISISに参加する者も多いと思われる。ベルリッジに妻によると、夫は最近仕事を首になり夜な夜な外出していたという。メモは夫の字ではないと言い、車の中から見つかった携帯を調べると、妻に内緒で運輸業をしていたらしい。昨夜ベルリッジの車を利用したヤクーブは、イラクで特殊部隊にいた人物で降りた場所がメモの内容と一致した。ヤクーブの自宅に向かうと、家族が長女のザーラが誘拐されたという。ザーラは父親の名前で車を利用し、LAXに向かったと思われる。ザーラの両親は自分の娘がISISと関係あるとは思っていなかったが、偽造パスポートでザーラがイスタンブールに発ったという事がわかる。ザーラはISISの宣伝ビデオを見て、花嫁として渡航するつもりだったらしい。偽造パスポートを入手した経路を調べてたところ、ザーラがかつてモデル事務所で撮影をしていたことが判った。この事務所が怪しいと見たNCISは、ケンジーがモデルとして潜入することになった。ネルとエリックが代表のアリソン・ネルソンとペリー・ガフニーのデジタル記録を調べたところ、ペリーがグランドパークで男と会っていることがわかる。その男はパスポート偽装で知られているメータで、サムとカレンはペリーに3冊の偽造パスポートを売った事を認める。撮影の合間にケンジーは事務所の内部を調べていたが、アリソンに気づかれ逮捕する。カメラマンのペリーは、その様子を見て逃亡する。ザーラは目的地のイスタンブールに到着していなかった事がわかり、まだ国内にいる可能性が出てきた。保安ゲートを通った時の写真で、ザーラのすぐ後に通った男がアリソンと交際しているファラズで、FBIがISIS戦闘員として目を付けていた。NCISの取り調べに、アリソンは悪びれることなく、自分は少女たちを正しい道に導くという。逃走しているペリーの車が見つかり、ペリーが失踪届が出ている2人の少女と一緒にいるのを追う。ケンジーは強い思い込みのある少女たちを説得し、家に戻るべきと話す。ペリーと助けに現れたファラズはNCISによって捕らえられるが、ディークスの前にLAPDの内部捜査官が現れ、ディークスを元同僚のボイル刑事殺害で逮捕してしまう。ああ、だから内部捜査があったのか。これは先シーズンから引っ張っていましたから、今になってやっとという感じですね。ケンジーとの甘ーいトーク、仲良しぶりもこの時のためだったわけだ。ディークスのために同僚が無実を証明するという展開を期待します。特に心配はしませんが、それがきっかけでK/Dに溝が入る事になると嫌ですね。普段なかなか聴けない「I love you」が良かったです。ケンジーの見事なスタイルに見とれてしまいますが、あの銃はどこにあったのかな。(笑)さて、まじめな話、聖戦士の花嫁に未成年の女性が続々と集まっていくという事実に、たまたまメモがあったから助けることができた、というのはとても印象に残りました。「Homeland」でも同じような場面があって、クィンが容赦なく始末してましたね。ビデオを見て、本当にそれが正しいことだと思って参加する少女たちを手引きする役目がなければ国を出るのは難しい。世界中でそういった組織が機能しているのですね。人身売買と同じで、それらの組織を撲滅するのは簡単ではなさそうです。いつもの派手なドンパチがなかっただけに、放送を日延べした事に思いを巡らせました。
September 30, 2016
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どのドラマでもそうですが、原題にから学ぶことが多いです。気になってついつい、調べてしまいます。この回もそう。「(秘密を共有するほど)非常に親密、いつも一緒にいる」という意味だそうですが、普段は泥棒同志でない間柄にも使うのでしょう。でも、泥棒なんだな。(笑)だから洒落ていますよね。事件も興味深かったです。保釈中に失踪したコリー・ヒューイットが、民家の地下室で射殺遺体で見つかった。先週保釈されてすぐ殺されたようで、審問に出頭しなかったため、保釈金立替業のカーメン・タマヨによって見つかった。コリーの車にGPSを付けていたので居場所がわかったという。コリーには100万ドルの保釈金が支払われていた。コリーは軽い犯罪を犯した後、銃を使ったダイヤ強盗事件を起こし、逮捕されたが共犯者など何もしゃべらなかった。盗んだとされるダイヤは見つかっておらず、共犯者が持っていると思われる。犯行自体は、著名な宝石デザイナーのリムジンに車をぶつけ、相手にナンバーを覚えられたために捕まったというずさんな犯行だった。しかし殺され方はプロの犯行と思われる。見つかった家は、受刑者の持ち物でダイヤ強盗事件の共犯者はまだ捕まっていない。コリーが釈放された時の防犯カメラの映像を見ると、公衆電話で誰かに連絡を取りその後母親が迎えに来ていた事がわかった。母親のセルマは息子に不利になるので失踪届は出さなかったと言い、息子が殺された事を知らなかった。コリーが電話をしたのは、ブライス・ファウラーという人物だが、どうやら他人のIDを盗んだらしく、指紋から複数の人物の名前が見つかった。どの名前も詐欺事件で捜査中で、セルマに写真を見せると見たことがない男だという。ブライスの別の名前「マーヴィン」で、LAの女性が失踪届を出していたことがわかり話を聞く。ホテルのコンシェルジュをするドリーは、4ヶ月前、マーヴィンにレストランを開くという投資話をもちかけられ、交際を始め2万ドルを渡したという。しかし、自分のホテルでダイヤの強盗事件が起こった時、リムジンの予定をマーヴィンに漏らした事を思い出し、騙されたことを知って失踪届をすぐに取り下げたという。マーヴィンが開く予定だったレストランがあるというので訪れてみると、セルマが壁を壊していた。セルマは、マーヴィンはエイヴリー・クックという名前で1年間付き合っていたという。ダイヤの強盗はエイブリーのアイデアで、コリーが失踪したときにレストランに隠したダイヤがないと言ったという。コリーがダイヤを持ち出したとすると、保釈金の残り90万ドルを支払えなくなる。エイヴリーの居場所がわかったため身柄を拘束するが、エイヴリーは重大犯罪課の追及を次々とかわして言い逃れしようとする。投資話の詐欺のことなど追及すると、コリーを探すのに協力するという。ドリーから聞いた話を利用してダイヤ強盗を計画し、保釈されたコリーと一緒に3人で街を出るつもりだったという。しかしコリーが失踪したので探していたというが、セルマもエイヴリーも殺害時のアリバイがあった。コリーが見つかった家の持ち主は、2018年に出所予定のホセ・バスケスで、コリーとの接点は見あたらない。セルマは息子の死よりもエイヴリーに執着しているようなので、正直に話すように迫ると、保釈金の10万ドルは盗んだダイヤ2個をチョコレートの箱に入れて、カーメンに渡したという。カーメンはバスケスが家を抵当に入れて保釈金を立て替えていた。令状を取りカーメンの事務所を調べたところ、2万ドルとチョコレートの箱が見つかった。セルマが出勤後にコリーに残りのダイヤを出すように脅し、手に入れた後バスケスの家で殺し、すぐに見つかるように車を止めて置いた。しかし、なかなか見つからなかったので自ら見つけて、100万ドルの立て替え分を回収しようとした。カーメンはバスケスの事は覚えていないと言い、弁護士を要求するが、シャロンは見つかった金を押収するので高級弁護士は雇えないという。部下が全てを証言しており、ダイヤを売った相手を言えば第2級殺人にすると持ちかける。スライダーの裁判で復帰したフリンが証言することになった。ラスティはやはり証言するガスから、何度もメールを受け取っていて、自分がスライダーの取材を通じて親しくなったことを伝えていない。シャロンは自分の口から早くガスに事実を伝えるように言うが、タイミングを逸する。裁判でマリアナ殺害でスライダーは有罪となるが、弁護士のモンローはラスティに「友人として」スライダーのために量刑決定の証人になって欲しいという。それを知ったガスはラスティに腹を立て去っていく。ガスはラスティに友人以上の感情を持っていたという事でしょうか。ラスティはずいぶんもてるんだな。TJからも、「こんなに心配しているのに、君は僕のことを利用しただけなのか」と言われていましたし、そういうタイプなのか。スライダーは取材対象で友人ではないが、もしプロを目指すのなら、関係者との個人的な感情やいざこざを避けて、自分の立場をはっきりさせなくてはだめですね。さすがにシャロンも曖昧な態度を取るラスティにぴしゃりと言いましたが、理解ある優しい母親のイメージだったのに、彼女でなくては言えない事でしたね。まあ、ガスは裁判で微妙な立場なのでこれ以上ラスティに強い事は言えないでしょうが、後味が悪かったですね。ところで、フリンが証言中に一瞬記憶が飛んだのか?と驚きました。あれは演技?あるいは、本当に忘れてその場で何とか切り抜けたのか。大きな事故で手術をしているので、心配になりますね。詐欺師は人殺しはしないと思うので、犯人ではないと思いました。保釈金立替業というのがあるのですね。仮釈放中の受刑者を捕らえる賞金稼ぎとか、いろんな職業があるものですね。
September 28, 2016
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うーん、このためのエルムスリー登場だったのか。久しぶりに古いネタを掘り起こして(というか、後で取り上げようと寝かしてあったのか?)繋げたわけですね。ということは、これは続きがあるのかな?今度こそ、決着を付けて欲しいですが。証人保護プログラムで新たな人生を迎える事になっていたジェイダ・カレドが護送車で移送中に何者かに襲われ、行方不明になる。銃撃戦の中で、犯人の一人ディエゴ・サラザールを捕らえるが、サラザールはメキシコのモリナ・カルテルの幹部で、スーダンにいるジェイダの兄タヒア・カレドがカルテルにジェイダの誘拐を依頼したとも考えられる。LAでのモリナ・カルテルの実力者は後継者候補の長男アレックスだが、アレックスは闇に隠れていて顔が知られていない。DEAのタリアがアレックスが催すパーティに参加するというので、ケンジーも潜入する事になった。ジェイダの保護を担当していた連邦保安官のドリュー・グロラーは4年間ジェイダと一緒にいて、ジェイダの本当に気持ちを知っているという。ジェイダは兄に対する証言を望んではいないと言い、身柄を引き渡した後、サムがジェイダに会いに来ない事を批判する。グレンジャーは捜査でジェイダを騙し利用したサムに、サラザールの尋問を任せることにする。そのために拷問ではなく、怪我をしたサラザールに鎮痛剤を見せろという。サラザールは何もしゃべらないかったが、サムは軍人らしいと聞き、お互い通じる物があると話しかける。しかし、サラザールは本物の軍人ではなかった。グロラーが何者かと連絡を取ったことがわかり、追跡すると、白髪の男と会っているのを確認する。お琴は犯罪組織に資金洗浄をしているウェイン・モリスで、モリナ・カルテルやタヒアは顧客だった。カレンはモリスを泳がせることにする。しかしグロラーが姿を消し、手がかりを失ってしまう。ケンジーとタリアはパーティに潜入し、アレックスに面会を求める。カバナにいたアレックスらしい男に近づき、PCでジェイダの情報を見ていた男に発信器を付けることに成功する。モリスの名前を出すと、鎮痛剤欲しさにサラザールはモリスに雇われた事を認める。モリスはタヒアの20年来の仕事相手で、ジェイダのことは知っているらしい。タヒアはジェイダを生け捕りするよう求めたという。サラザールはタヒアからサムとジェイダの関係を聞いており、サムを挑発する。アレックスは特権階級なので、有力な弁護士がいるので捕まっても刑務所に入ることはないという。モリスが映画のチケットを購入したことが判り、張り込んでいるとフードの人物に何かを渡した。カレンがフードの人物を追うと、それはジェイダで、グロラーと一緒だった。カレンは2人を止めることが出来ない。逮捕されたモリスはタヒアとジェイダは兄と妹として、再会を望んでいるという。ジェイダは今朝の攻撃が兄の企みかどうかを尋ねてきたので、帰国して欲しいというタヒアのメッセージを伝えたという。ジェイダはグロラーに連絡を取り、モリスから偽のパスポートを受け取った。今日、カルテルの自家用機で帰国するという。サムはジェイダの気持ちが信じられず、帰国すれば拷問され殺されるという。ヘティはジェイダを止めることができるのかとサムに尋ねる。サムはジェイダに信じてもらうために、サラザールから証拠を掴むと答える。サラザールは、帰国してどうなるのかは誰にも判らないという。サムはジェイダを死なせるわけにはいかない、もし彼女が死ねば自分の魂に闇が宿り、残虐な行為に手を染めることになると訴える。サラザールは悪の世界でお前を待っていてやるとほくそ笑む。エリックがカルテルの飛行計画を掴んだため、NCISは飛行場に向かう。カルテルのメンバーの前にジェイダとグロラーが現れ、ジェイダがグロラーに別れを告げると、カルテルはグロラーを射殺する。NCISチームはカルテルと抗戦し、飛行機に乗り込もうとするジェイダを引き留めようとする。銃弾を受けた「アレックス」はカレンに自分はアレックスではないと告げ、サラザールの携帯が鳴った。サラザールはタヒアがジェイダをもてなした後、拷問して殺すと語る。アレックスはサラザールだった。カレンがジェイダに帰国を辞めるよう説得し、サムからの電話を渡す。サムはスーダンに戻れば殺されると訴えるが、ジェイダはNCISの言うことを全て聞いて来たが、疲れ切り元の生活を取り戻したいと言い、サムの言うことだけは信じられないと答える。カレンはジェイダを止めるすべを失い、飛行機は飛び立った。NCISはまだ発信器が有効なので追跡する事にする。ヘティはサムに、サラザールがアレックスであることを暴き良い仕事をしたと慰める。捕らえられたアレックスの裁判やスーダンに戻ったジェイダのその後、などなど続きそうですね。サムの心に闇が忍び込むのかどうかは、潜入捜査官として格好のテーマとなりそうですが、さすがにそれはないでしょうね。そういうドラマじゃないって。(笑)私は最初にPC青年がアレックスかと思ったのですが、まんまと騙されました。そういう点ではなかなか良い展開でした。ジェイダとサムのやりとりを見ていて、本家のトニーとジャンヌの関係を思い出しましたね。シチュエーションは違いますが、裏切られた女の恨みは消えませんね。ジェイダが国に戻って兄に殺されないと思うのは、アメリカに住んで辛いことを忘れてしまったからかな。サラザールこと、アレックスの言うことを真に受けるのも何だか変ですが、もし本当に兄と妹が許し合ったとしたら、サムはジェイダを敵として殺す事になるのだろうか。それはそれで、辛い展開になるでしょうが。最近、タリアとケンジーが仲良くなって、ディークスをいじっているのが面白いです。さすがに今回はディークスは脇役でした。
September 23, 2016
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被害者のママさん、よく見る人だと思ったら、そうでした「glee」のフィンのママだった。泣き顔がとても上手いですよね。まもなくクリスマスという事もあってか、事件以外はほんわかした感じでしたね。駐車場の4階から若い男性が墜落して死んでいるのが見つかる。死亡時間は昨夜の9時から12時で、爪が激しく割れているなど争った跡が見られることから自殺ではなく、突き落とされたと見られる。車のボンネットにはひっかいた跡があった。被害者は20歳のカイル・ギランと判るが、携帯は見つからず、駐車場の監視カメラには死亡時刻前後に出入りした車が映っており、その中でナンバープレートが判読できないポルシェがあった。死因は墜落による鈍器損傷で、Dr.モラレスは被害者以外のO型の血液を検出したという。カイルはLAから離れた場所に住む両親と同居していることになっていたが、両親は1年以上息子と疎遠だったという。カイルは親の金を盗んだり、ドラッグなど問題を起こし、家を出ていた。夫婦仲も悪いようで、シャロンはカイルの友人らの名前を教えるようにいう。郵便の転送先からカイルの現住所が判り、近くの高級アパートに住んでいるという。駐車場も借りていたと思われ、部屋を捜索すると、自宅で電子機器の発送作業をしていたようだとわかる。さらに、息子の居場所は知らないと言っていた母親から3,000ドルの小切手が送りつけられていた。カイルはイーベイで電子機器を売って収入を得ていたようで、定期的に海外からも入金があった。捜査班がカイルのPCを調べていると、いきなりチャット画面が開きカイルがオンラインで身体を見せるクレイグリストの出演者であることが判る。カイルはネットで自分の映像を売り、支払いをpaypalの贈り物として指定した電化製品を受け取っていた。カイルの母親は小切手について聞かれ、自宅に同居していた時、たまたま息子のPCを覗いてカイルがネットで見せるだけでなく、男性客に売春をしていた事を知ったという。そのことで父親と大げんかとなり、カイルが家を飛び出したため、連絡を取るためにあえてネットで息子に客として予約を入れた。ホテルに現れたカイルは驚いたが、もう家には戻らない、金は稼いでいるので必要ないと言ったという。母親はカイルの車を尾行し住んでいる場所を確認すると、小切手を送った。息子を巡り、夫とも断絶したという。カイルのファンの中で、LAに住むポルシェの持ち主が見つかった。ヒップホップの新星グレイで、SNSなどを見るとバイセクシャルらしい。カイルは自分の事でグレイを脅したのか?署に現れたグレイは、カイルの件と聞いて、単独で聴取を受ける。カイルとはネットを通じて数ヶ月前に知り合い、昨夜は10時半に会おうとメールを受け取った。いつもように、カイルの車の隣に車を止めて下に降りたがカイルは現れなかった。カイルにはルームメイトがいるらしいので、部屋は訪れずに帰ったという。そのルームメイトはジェイソンと言い、留守がちらしいが、カイルは今は身体を売っていないという。捜査班はカイルの死亡を告げ、グレイの携帯を押収する。カイルは使い捨て携帯を使い、サンディエゴに何度も電話していた。例のジェイソンの事か。カイルの前に、701号室に住んでいたのは麻薬と売春で刑務所に入っているサミール・パテルだった。サミールも21歳と若く、カイルのことは知らないというが、ジェイソンについては、製薬会社の営業職で出張が多かったという。ジェイソンとはクレイグリストで知り合い、初めて会った時にアパートに住まわせたいと申し出があったという。家賃もただで信じられない条件だったので、それを飲んだが、極度に嫉妬深い怖い男だったので3ヶ月で家を出た。若い男が集まるクラブに行った夜、ジェイソンは銃を突きつけて自分を脅し、セックスをさせた。それはレイプだというと、サミールは泣き出す。サミールの前にも701号室にリーランド・ブランチという人物が住んでいて、行方不明だという。ジェイソンは連帯保証人となっていて、実際にジェイソン・ハーパーという人物と契約書を交わしていた。ジェイソン・ハーパーのIDを盗んだようで、住所が判明する。アパートの管理人エリック・マイヤーを署に呼び、グレイのことを知っているかどうかを尋ねると、当日エレベーターで一緒になったと認める。供述にあいまいなところがあるので、上着を脱がせて腕を確認するとひっかき傷があった。今すぐ取引に応じれば、第2級殺人罪にするというと、マイヤーは反論する。マイヤーは若い男性を高級アパートに囲って、妻子はサンディエゴに住まわせていた。サミールへの性的暴行を罪状に入れると追及すると、カイルがグレイと一緒になるために別れると言ったので止めようと説得したが、カイルが襲ってきてあれは事故(正当防衛)だったという。リーランドの居場所を尋ねると、サクラメントで元気にしているというので、裁判か取引かマイヤーが選ぶ事になった。結局マイヤーは裁判を選び、サミールへの暴行は物的証拠がなく起訴できなかった。手術が無事終わったフリンは、退院してシャロンの家で療養することになった。プロベンザはパトリスとの大切なディナーを準備していたが、フリンがそれがプロポーズだと漏らしてしまい、プロベンザは予定をキャンセルする。パトリスは新たにレストランを予約して、仕事場にプロベンザを迎えに来る。自分もそのつもりで来たけれど、あなたはまだそのつもりはあるのというと、プロベンザはあると答える。フリンは手術ですっかり病人扱いされ、焦る気持ちはわかります。順調に回復してきているとはいえ、時間はかかります。こうこれ以上シャロンの世話になりたくないと思っても、今は仕方ないですね。見栄を張ってまた怪我をするよりは、甘えることですね。パトリスは本当にベテラン介護士として頼りになりますね。魅力的な女性というだけでなく、実際にああしててきぱきと対応してくれると、プロベンザが恋をしてしまうのも判りますね。そして、ついうっかりばらしてしまうフリン、最大の過ちですね。(笑)でも、それを知らされたパトリスもすてきだった。あの真っ赤なドレスは勝負服でしょうか、お見事としか言いようがないです。初めての結婚ではないとはいえ、お互いに慎重に愛を育んできた。覚悟もできた。年を重ねているからこそ、人生の終盤を一緒に歩いて行きましょうという決意は勇気がいるでしょうし、そこを踏み出した2人には胸が熱くなります。シャロンとフリンもまったりと、ラブ×ラブな様子にラスティも当てられ気味でしたね。スライダーはいよいよ裁判なのでしょうか、ラスティが引きずり込まれる様な感じでちょっと心配ですね。あの犯人はよほど収入があったのですね。管理人の収入だけでまかなえたのだろうか。
September 21, 2016
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これもクリス・オドネルの監督エピソードなのですね。ストーリーは、昔懐かしい刑事ドラマのような展開でひねりもなく、だんだん、ケンジーとディークスのロマンチックカップルが主役の、潜入捜査ドラマになりつつあるような気がする。(笑)何だか表看板というのか、2人の関係がなければ、このシリーズは希薄になってしまうのでは?国防総省に勤務していたデイヴィッド・ラムジーが兄の死をきっかけに離職し、「開かれた心教会」に妻と入信した。その妻ケイトが教会から一人で脱走してきた。この教会は、信者を洗脳して各人の秘密を聞き出すと、それを使って企業スパイ事件を起こしたり、機密を闇マーケットに売るなどの疑いがあった。実際、教会幹部のマーロン・アマーが中国のスパイ、ダオ・ジーと会っているという情報があり、デイヴィッドが国防総省の最新技術の誘導ライフルに詳しいことから、中国に機密が流出した恐れがあった。ケイトは夫を愛しているが、教会にいることができず脱走を試みた。教祖のリー・アシュマンは夫妻を引き離そうとしており、信者には何でもするので残ったデイヴィッドが心配だという。ケンジーとディークスが信者として潜入捜査することになったが、NCISに司法省の連邦検事補ゲバラが監督のためにやってきて、潜入捜査はするなという。この教会の信者は、捜査が行われるとすぐに告訴し連邦裁判所は手一杯になっている。刺激してはいけないという。グレンジャーはすでに潜入捜査に入っていると言い、アマーとジーが再び会う事から取引がまだ終わっていないので阻止できると説得する。サムとネルは、アマーとジーを逮捕に向かう。協会内に入ったディークスとケンジーは、それぞれ教会が関心を持ちそうな経歴の人物だとアピールする。ディークスはデイヴィッドを見つけ接触し、妻の脱走でデイヴィッドが追い詰められた立場にあることを知る。その後プールに沈められたディークスは、通信機をだめにしてしまい、カレンたちとの連絡方法を失う。ケンジーは教祖のリーに目を付けられ、幹部のガイアに別室に呼ばれ特別待遇を受ける。ケンジーは飲まされた酒に薬が入っており意識を失う。ディークスは「お仕置き」を受けるデイヴィッドを追い、グループセッションに加わる。デイヴィッドは強圧的な始動に精神のコントロールを失いそうになっていく。NCISでは、6人の信者が行方不明になり教会内の様子もわからないことから、突入を主張するが、ゲバラはアマーとジーの逮捕が先だと認めない。ディークスは隙を見て身分を明かしてデイヴィッドを説得し、教会を出てケイトに会わせると誘う。ケンジーが目を覚ますと、ベッドに横たわり信者の女性たちとリーに囲まれていた。思うように身体が動かない中でリーたちに反撃し、部屋を出る。外して持っていた通信機でカレンに助けを求めると、カレンはアマーたちを捕らえたというサムの報告で突入を開始する。しかし、サムとネルはまだ2人を捕らえていなかった。ディークスはデイヴィッドと共に力尽くで立ちふさがる男たちを倒し、お仕置き部屋を脱出する。途中、動けないケンジーを救い出すと外に出るがすぐに銃を持った教会の男たちに取り囲まれてしまう。そこにFBIとNCISが救出に現れ、リーを始め男たちは逮捕される。アマーとジーが逮捕されていないのに突入したことがゲバラに知られてしまったが、何とかNCISが2人を逮捕して金と情報が入ったUSBを取り戻したため、事なきを得た。本来ならサムとカレンが中国スパイを捕らえるのでしょうが、あえてサムとネルが行った訳ですね。そちらのアクションもなかったし、お邪魔虫の司法省の役人とやりとりも中途パンパな感じ。まあ、グレンジャーが存在感を示すためのゲバラさんだったかな。ゲバラさん割と良い味が出ていたので、また出てくると良いかも。心を開く、身体を開く、脚を…といちゃついたり、デイヴィッド夫妻に刺激されて、仕事場でもだんだん線引きが難しくなってきたケンジーとディークスが当たり前に見えてきました。ヘティからきついお叱りがあって、関係を見直すことになればまた心配ですが、この調子で続くとなるとやっぱり、シリーズの雰囲気が変わっていくように思います。とにかく、2人が主役になると、ディークスの「男」度が上がりますね。おちゃらけを言って和ませる役から、タフガイぽくなって、良いのやら悪いのやら。セバスチャン・ロシェさんはカリスマ性のある教祖にはふさわしいかも知れないけれど、ただのエロ教祖ではもったいないですね。良い役者さんなのに。
September 16, 2016
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今シーズンの感謝祭エピソードは、家族ネタで大騒ぎというのではなく、かなりタフな展開となりました。大体の場合タイトルはダブルミーニングですが、単に「逮捕される」だけでなく、「誰かの代わりに罰を受ける(take the fall for)」という意味合いだと奥深いですね。株式仲買人のトム・パーマーが自宅の前で殴り殺されているのが見つかる。午前4時半頃、出勤しようとしていて後ろから滅多打ちされていた。実は2~3日前に被害者と妻が見知らぬ者に襲われ、大けがをしていたが、地元警察は休暇前に重大犯罪課に捜査を回してきた。その際、トムは犯人は大柄の茶髪でグレーのピックアップトラックに乗って逃亡したと言っていた。検死の結果、犯人は背後からバールのようなもので被害者の全身をを何カ所も殴っており、致命傷は後頭部の傷だった。しかし、2~3日前の暴漢とは向き合って殴り合ったようだ。パーマー夫人は夫の死にショックを受け気もそぞろで、犯人の顔をよく見ていないと答える。帰宅した夫が庭で大声で口論していたので見ていると、車の追い抜き方が悪いといって、大柄の男がトムを突き飛ばしていた。思わず間に割ってはいると、男は妻を突き飛ばしその後蹴ったという。妻はその時に腕を骨折した。トムは犯人の事は知らないと言っていたが、仕事上苦情を言ってくる客もいるという。仕事関係でトラブルを探すと、同僚のジョーダン・ガルシアという人物の顧客を盗んだとして、脅すようなメールが見つかった。ジョーダンを呼んだところ、女性で、ジョーダンはトムから首にされそうになったと、悪口をまくし立てる。シャロンが取調中、フリンがシャロンの自宅で倒れて頭から血を流したため、救急病院に搬送される。プロベンザはすぐに病院に向かうよう勧める。ジョーダンは恋人も夫もいないというので、男性の家族を調べるが犯行時のアリバイがあった。しかし、ジョーダンはフィアンセがいるのを隠していた。フィアンセは造園業のサム・カーティスで、最初の暴行犯と外見が似通っていた。カーティスはグレーのシボレーに乗っており、取り調べるが、トムの事は知らないという。タオはトムの車に付いていた指紋とカーティスの指紋が一致することを突き止め、厳しく追及する。カーティスはジョーダンがトムのせいで昇進とボーナスを奪われ、血痕も延期せざるを得なかったと認める。パーマー夫人は面通しで、カーティスに反応したものの特定できなかった。何か怯えているようだったという。やはり単なる運転上のトラブルではなさそうだ。フリンは検査の結果、抗凝血剤の副作用でめまいを起こして倒れた事がわかる。しかし、倒れたせいで血栓はより危険な場所に移動した。医師はすぐに手術しなければならないという。ホッブス検事補はカーティスを暴行罪でしか起訴できないという。シャロンは再度ジョーダンを殺人容疑で尋問するが、ジョーダンはサムがトムを2~3発殴った事は知っているが、殺しと聞いて黙秘する。シャロンはサイクスに金の流れを追うように命じる。カーティスは取引に応じ、トムを殴ったがその場に妻はいなかったと証言する。シャロンはジョーダンに権利を放棄するよう求め、会社の恵まれた健康保険について尋ねる。また、ジョーダンがトムに奪われたのは金額にして200万ドルだという。パーマー夫人の医療機関の受診歴を調べると、近くの病院で保険を使わず夫が1500ドルを支払っていたことが判った。それだけでなく、数度に判って別の病院で夫のカードで支払われていた。何の治療だったのか答えないため、カルテを見るというと妻は拒否したため逮捕する。妻はトムからDVを受けており、トムは毎回違う病院に連れて行って保険を使わずに支払っていた。妻はトムがカーティスから殴られているのを見て、自分が夫を殺して罪を着せようと考えた。それには、昇進のタイミングも考慮したという。警察に通報しなかったのは、昇進が見送られるからだという。シェルターに逃げ込まなかったのも、自分が悪くないのに逃げるのは嫌だったという。ちなみに、カーティスに殴られた後、外に出るとトムはなぜ警察を呼ばなかったと自分を突き飛ばし蹴ったという。今朝、カーティスが捕まっていないのをチャンスと見て、バールで夫を殴り殺し、凶器は洗って自宅に隠した。ホッブスによると犯行は計画的で正当防衛でもなく、故殺で起訴はできないという。フリンのために、重大犯罪課のメンバーは病室に感謝祭のごちそうを持ち込む。その目の前でフリンは手術室へと向かう。シャロンは心配な手術の前にフリンに何も伝えなかった事を後悔する。シャロンが最後に大切なことを言えたのに言う機会を逃したのだから、というのはホッブスの「故殺は認めない」に対して、答えたようでしたが、まあ、それはフリンに対して言ったも同然ですね。シャロンとアンディはほんわかした態度でお互いの愛情を育んで来たけれど、決定的な事はまだ言っていない。仕事上差し障りがあるとか、いざとなれば、別れたって良いとテイラーにも言っていたが、やはりそれで終わりとなると後できっと後悔するだろう。死ぬのを前提でプロベンザが細々とした同意書を書いていましたが、男と男の約束で、本当に大切な事は自分で書けとノートを渡したところは、判っていてもやっぱり良いですね。フリンは「君を愛していた」と書くのでしょうね。つい「Homeland」を思い出しましたが、男って生き物はロマンチックなんだな。チームにとっても、フリンは大事な仲間ですが、さすがにシャロンがみんなの前取り乱すことはできず、ぐっと堪えているところが印象的でした。SVUのオリビア・ベンソンと重なる面がありますね。どうか、無事手術が行われますように。
September 14, 2016
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潜入捜査だとか、パートナーとの絆だとか、このシリーズ本来の王道エピソードでしたね。ただまあ、過去のパートナーという、元カノ、元カレみたいなキャラクターのいきなりの登場は、やっぱり感情移入しにくいな。後付設定が見え見え。また、今のパートナーとの関係をどう位置づけるかが問題です。結局、サムのキャラクターの掘り下げエピソードとなって、サムばかりが光りました。最初、ゲストを見て一瞬、またサバティーノ?と思ってしまったのですが違いました。(笑)元NCIS捜査官で、今はATFと契約して潜入捜査中のマーク・ルイーズが、軍用の爆薬バインテックスの取引に関わり、爆発事件に関与した上に200万ドルを持ち逃げしたという。記録映像によると、ルイーズは取引が流れた後、取引現場を爆破した疑いがあった。ルイーズはATFと何週間も連絡が取れていないため、NCISに捜査依頼があった。ルイーズはサムがカレンと組む前にコンビを組んでいたパートナーだったという。ヘティとグレンジャーは、薬物依存でNCISを去ったルイーズをサムが感情的にならずに逮捕できるのか、心配する。カレンもサムを心配する。サムは、ルイーズがずっと依存症と闘っていたと言い、肩を持つ。サムはルイーズの過去には触れないまま、チームと捜査を始める。ルイーズが取引していた相手は武器商人のラモン・サントスで、取引現場の爆発でルイーズはマディソンを殺した疑いを持たれた。ルイーズの妻子と親しいサムは、現在のルイーズの状況を知る。ルイーズは辛い立場にあった。携帯の位置情報からルイーズを逮捕したサムは、カレンらからルイーズを守ろうとする。ルイーズは自分は爆薬を起爆していないといい、売り手が現場の証拠隠滅を図ったのだろいうと応える。ルイーズは何としてもバインテックスを入手するつもりで、またサントスに取引を持ちかけるつもりだという。そのために200万ドルを持ち去ったと弁明する。サムは仲間に隠して、またドラッグに手を出したのではないかと問い詰めるが、結局はルイーズの言葉を信じることにする。サントスは20キロのバインテックスを売却しようとしており、取引の場に全部を持ってこなかった。サムとルイーズは客と仲介人として、サントスに商売をもちかけることにする。サントスは、200万ドルを持って来いと良い、その間サムを人質に取るという。サントスの身柄をチェックしたNCISは、武器商人ではなく別人で、イスラムのテロリストだという。爆薬は売るのが目的ではなく、カネ目当てで本気で売るつもりはないらしい。サントスの部下たちはテロ組織とは無縁のギャングで、サムはサントスを信用出来ないボスだと説得し、部下たちはサントスを撃ち殺してしまう。フィリピンのギャングのディエゴは、改めてサムに金を取ってくるように言う。ルイーズと金の隠し場所に向かったサムは、ルイーズからNCISとの通信を外すよう言われ、アリシアとの仲を疑われる。2人がもめている間に、ディエゴの弟イスコが後をつけてきて銃を向ける。グレンジャーたちがイスコを捕らえるが、サムはイスコを人質にしてバインテックスの取引を迫ることにする。ケンジーとディークスは、ルイーズが信頼できず薬物依存の件でグレンジャーを問い詰める。グレンジャーはただサムを信じろ、と答える。ヘティもまた、ルイーズの過去を見直し、サムが仲間を死なせた罪悪感からむやみにルイーズを信じようとしているのではないかと心配する。尋問中のイスコが逃げようとして撃たれ死亡したため、やむなくカレンがイスコの身代わりとなる。取引の場で、カレンが頭巾を被ったまま交渉が始まり、バインテックスを確認した段階でATFとNCISが突入する。その時、逃げた敵を追ったサムとルイーズは、互いに銃を向け合った。ルイーズが撃った銃が敵を倒し、自分も被弾する。ルイーズはやっとサムに借りを返すことができたといい、険悪だった2人は仲直りする。ルイーズも妻子とよりを戻し、サムはカレンのもとに戻る。パートナーの絆が強いことを知っているから、カレンはサムの気持ちも理解できるという事ですね。責任感が強くて、パートナーを信じる気持ちが揺るがないサムだからこそ、仲間もサムを信じるし協力もする。ただ、捜査はチームで行うので、ルイーズを信じられないというのは作戦に悪影響を及ぼす。危険な賭けです。また、ヘティもグレンジャーも元部下のルイーズに、全幅の信頼を置けないところが不安材料だった。そういう意味では、騙しているのではないかと見せ、さすがにベテランのアンソニー・ルイバイバーさんは上手いと思いました。サムと相棒という目で見るのは、慣れないので変な感じでしたが、今後またゲストで出てくるかな。本当はカレンがもっとサムとぶつかるべきだと思いました。嫉妬みたいな感じで。アリシアの存在を知らなかったのも変です。みんな人が良すぎる。それと、サントスの部下がいきなりボスを裏切るのも、え?という展開でした。その辺、もうちょっと、工夫はなかったのか。人が死にすぎだし。連邦捜査官が死体を道具に使うのありなの?
September 10, 2016
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徹底的にリアリティショーを批判しているような描かれ方でしたが、業界モノとしてにやりとさせるシーンもありましたね。きっと制作陣の中にもアグリーなリアリティショーと関わった人がいるのだろうな。今はすばらしいシリーズを制作することができて、さぞ幸せなのでしょう。どこかで見たなあと思った、コリーンの頼りないダンナ役の人は「トゥルー・ブラッド」に出ていましたっけ。夫婦で100万ドルを目指してレースに挑むリアリティショー「スカベンジャー・ハント」の撮影中、チップ&ドナ・コクラン夫妻が運転する車が100メートルの崖から落ち、ドナが死亡した。チップは崖の途中でひっかかっていて、病院に搬送される。現場を見たタオは、事故ではないという。チップは崖から落ちる直前に車から飛び降りていた可能性があり、病院で面会したところ、直前にドナと口論していて、ドナが崖の方にハンドルを切ったので殺されると思って飛び降りたと認める。ドナは夫の浮気を疑っており、それはいつものことだという。そこに、チップの広報係の姉が現れ、チップを勝手に退院させてしまう。ショーの司会者兼プロデューサーのオーリンによると、コクラン夫妻の口汚い言い合いや他の参加者への暴言などは、意外にも視聴者に人気で、車載カメラの2人の映像は、局の法務部に没収されてしまったという。チップは姉の家から姿を消していたため、姉を連行するが、セレブを気取る姉は警察には非協力的で、チップは現在、「マリオ・ロペス・ショー」に生出演中だという。慌ててテレビを付けると、チップは姉と作り上げた脚本通り答えていた。しかし、あるはずのない車載カメラの事故の瞬間の映像を見せるというと、一同は驚く。夫妻は直前までののしり合っていたが、ハンドルがコントロールできなくなり、チップが「因果応報だ」と言って飛び降りてしまった。チップはスタントマンだった。チップはこういった展開は制作側の演出で、自分たちが悪役に見えるように編集されるのだという。当然、ドナがプロデューサーから指示を受けていたと思ったという。何せ自分たちは人気があり、スピンオフの企画もあるので妻を殺すはずがないという。このショーで使われる車はハンドルが2つある特別仕様で、鑑識によるとハッキングされ遠隔操作された疑いがある事がわかる。タオは映像をチェックし、蛇行を繰り返していた車が直進してそのまま崖に突っ込んだという。何者かが車に細工をしたのか、ハッキングして故意に崖に飛び込ませたのか。過去3シーズン分のエピソードをチェックしたフリンによると、病院に見舞いに来ていたレース参加者のコリーンとレスが、コクラン夫妻を潰す役をしたらしい。コリーンはチップだけでなく、他の参加者レジーにも色目を使い、そそのかされたチップはレジーを酷いやり方で脱落させた。しかし、チップはコリーンとのことは浮気でも何でもないという。では、誰がコクラン夫妻を恨んでいるのかというと、チップはツイッターに気になる書き込みがあるという。「コックローチ」と呼ばれる夫妻に対して、「害虫駆除」という人物が悪口を繰り返していた。コリーンは、チップやレジーを誘惑したのは当然演出だとあっけらかんとしている。まさかチップがレジーに大恥をかかせるとは思わなかったという。レジーはコンピューターエンジニアで、車をハッキングすることはできるかもしれない。害虫駆除氏もレジーの可能性がある。レジーは車をハッキングをしていないと言っていたが、ハッキングにはブルートゥースが使われているのなら自分は無関係だという。100メートル以内にいなければできないからだ。レジーが取引を求めているようなので、ハッキングのプログラムを使った人物の名を言えば罪を軽くすると応じるとその名前を吐いた。ドナの追悼エピソードを警察署内で撮影していたオーリンにそのことを告げると、オーリンは否定する。令状を見せ携帯電話を提出するように求めると、オーリンはコックローチ夫妻のために、自分のシリーズは「悪魔のいけにえ」の様になり、自分は安いギャラでシーズン6まで辞められないキレる。オーリンは大学で専門家になるべく研鑽を積んできたが、局の意向で視聴率を求められる日々を送っている。それが許せない。携帯にレジーのアプリが見つかったためオーリンは逮捕される。検察側の取引にも、オーリンはエピソードを見てもらったら陪審員はきっと自分の気持ちを理解してくれるという。シャロンはフリオが今回の事件で不安定な様子だったのを心配する。フリンによると、フリオの妻が発作を起こして自動車事故で死んだ事と重ね合わせたのではないかという。シャロンはフリオにチップと亡くなった妻の事を話すように勧める。ラスティは、スライダーの弁護士モンローに会い、インタビューするときに同席するよう求める。スライダーへの取材の許可をとりつけたラスティは、モンロー本人にも関心を持つ。コリーンにしても、チップの姉にしても、むかつく人たちばかり。視聴者が好むからと言って、ここまで人をばかにした、欲望向きだしの出演者が偉そうにしているのが、本当に嫌ですね。まあ、嫌なら見なければよいという事なのですが、捜査はしなければならない。シャロンの家で暇しているフリンが何でも協力したいんだということで、何と3シーズン分も見てすっかりはまっていたのが面白かったです。良かった、出番があって。シャロンとフリンの関係は、ますますほっこりと親密になっていきます。癒されますね。サンチェスが「ここにいる人間は皆スピンオフが何かを知っています」というのがツボでしたね。そのサンチェスがまた、良いところを持っていきました。奥さんが非業の死を遂げて、そのことで心を閉ざしていたサンチェスが、チップに言った言葉は胸を打つものでした。俺は幸運だったのかと問われ、もし幸運だったのなら、あなたの代わりに奥さんが飛び降りて助かって、あなたは彼女を救うことができたのではないかと、生涯悩み続けなくて良かったでしょう、と皮肉な答え。サンチェスはそう言うことで、やっと前に向かって歩き出すことができる気持ちになった。チップもその姉も、ドナの死を格好の話題作りにしようとしているようで、人間性を失っているように見えました。ラスティとスライダーの弁護士のやりとりは、今後の伏線かな。若干20歳に満たないラスティが、プロの弁護士を相手にちっとも引けを取らないのが凄いと思いました。
September 7, 2016
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待望のトニー・ゲストエピソードですが、そもそも、これまでにトニーがLAに出演したことはなかったのですね。なんでートニーの大物ぶりと全編コミカルなやりとりがとてもバランスが良かったです。これなら大成功と言えるでしょう。撮影はシーズン6の終わりにしたようで、1年後のマイケル降板のことは全く関係なかったのですね。とにかく、再びトニーを見るのは感慨深いですね。シンガポールからLAに護送されてきたリオ・シャムスンダンが、到着時に別人と入れ替わっている事がわかった。リオは資金洗浄の容疑で、たくさんの偽名を使い犯罪組織の金回りに精通しているという。連行していた航空保安官は機内で薬の入った飲み物を飲まされ、深く眠り込んでしまった。おそらく、フライトアテンダントが手を貸し、同じ便に乗った替え玉が途中で入れ替わったと思われる。LAに容疑者を引き取りに来たトニー・ディノッゾはLA支局にリオを探すよう、協力を求める。実はまだギブスには報告していないという。リオの替え玉はハンと名乗り、弁護士が現れた上、拉致されてアメリカに連れてこられたと主張する。本物のリオは、空港でレンタカーを借りたことが判り、エリックとネルがGPSで追跡する。ケンジーはスーツを着こなすトニーを褒め、ディークスはトニーを意識する。リオの車を追い、駐車場に向かったトニー、ディークス、ケンジーは姿を現したリオに、黒い車に乗った男たちが襲撃したのを止める。しかし、撃ち合いのさなか、リオはまた姿をくらませる。敵の身柄を確保したところ、ジャージー島出身の男とわかる。ジャージー島はオフショア金融センターがあり、資金洗浄が行われる場所で、リオは世界中から追われる身らしい。NCISは逃げたリオの持ち物を調べ、整形手術をしようとしていたと考える。駐車場近くの整形外科医を捜したところ、担当医が見つかり、リオの滞在ホテルが判る。サムとカレンがリオの部屋に入り、身柄を確保しようとすると、ホテルには先ほどの襲撃者に人数が増えてリオの部屋に向かう。廊下で鉢合わせしたサムとカレンは敵と撃ち合いになり、リオはまた逃げたが、外で待ち構えていたディークスとトニーに捕らえられる。敵もリオを追って撃ち合いになったが、NCISチームが制圧する。散々ギブスからの連絡を無視していたトニーだったが、ヘティはギブスからのメッセージを伝え、トニーはリオをD.C.に連れて帰る。容疑者のリオがとんでもなく、おちゃらけたキャラクターだったのが軽い展開とマッチしていましたね。今回のエピソード・タイトルもまた、同名のロマコメ映画のタイトル「アバンチュール・イン・リオ」なのでいつにも増してドタバタなのでしょう。言及された「ナイトライダー」、「特攻野郎Aチーム」いずれも80年代ですね。それにしても、びしっとスーツが決まっているトニーの醸し出す、本部のエージェントの知的な面とTシャツ、短パンのカリフォルニア人たちの抜けた対比がよく出ていましたよね。普段ならおふざけ役のトニーが完全に2枚目役で、これもクロスオーバーの良さでしょうね。ギブスの役目はヘティがしっかり引き受けているところもgood。ケンジーが浮ついて、ディークスがジェラシー丸出しなのも、お決まりですが、意外にトニー/ディークスのケミストリーが良かったので、さぞファン・フィクションが盛り上がるだろうなと思いました。個人的にはディークスのブルース・リーへのオマージュが良かった。(笑)エリックのタイツ姿をチクチク攻めるネルのギリギリトーク、最高です。
September 2, 2016
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