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levin15412 @ Re:キックスピンドルのオイルシール交換(04/14) О氏の納車も今週とか言われていたようなの…
2024.04.21
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カテゴリ: HONDAスーパーカブ90


車体から鉄ホイールを外して、タイヤレバー3本でタイヤを外すと、リムバンドがバルブの所で首の皮一枚で繋がっていた。これは使えない。幅も狭いので急遽amazonに発注。
ホイールの内側から電動インパクトでニップルを半分ほど緩めて行く。スポークを抜いてしまったら、首の曲がりや内側、外側が分からなくなるので、新しいホイールにバルブホールを合わせて重ね、4段ある中の一番下側の9本を順番に入れ替えて行く。この方法が一番簡単で絶対間違えない。4段目(一番上側)が終わると、全てのスポークが新しいホイールに移植できる。
ニップルを大体同じだけ締め込んで行き、写真屋から借りている振れ取り機にセットして、振れ取りを行おうとしたら、手持ちのニップルレンチが適合しない。調べてみると、カブのニップルはフロントが5.1ミリ、リアが4.5ミリになっているらしく、HONDA純正の専用レンチを使用するようであるが、高価な物なので、amazonで、4.5ミリの入った10本組のコンビネーションレンチを999円で購入した。届いたレンチは予想以上にしっかりした物で、厚みもありメッキも美しい。4.5ミリのスパナがピタリと嵌まり、トルクを掛けてもびくともしない。素晴らしい。
ホイールの振れ取りは縦方向と横方向を調整する必要があるが、縦は凸部を締め、反対側を緩める、横は右に振れたら右側のスポーク緩め、左側のスポークを締めるのだが、調製しきれない場合は、対角線上の反対側を逆に調製すると何とかなるようである。何れにせよ、完璧には出来ないので、ある程度で妥協するしかない。カブなのでそんなにスピードを出すわけではないので、シビアな調整は必要無いだろう。
調整が終わったところで、届いたリムバンドを嵌める。ホイールが1サイズ広くなったので30ミリの幅広バンドにしたのだがこれがピッタリだった。
次にいよいよタイヤだが今回購入したディーストーンは、少し硬いので嵌めにくいとレビューがあったが、届いたタイヤは普通のように思えた。ホイールが届くまで、ビードに咬ませをして広げていたので、ヒートガンで温めて、シリコンスプレーを吹いただけで、すんなり嵌める事が出来た。最近分かった事なのだが、最後の方になるとスプーン型のタイヤレバーの背中(まるまっている方)の方をリムに側にしてこじるとチューブを痛めず、入れる事ができる。空気を入れて、漏れのチェックをして、車体に取り付ける。
次はフロントだ。外してみると、ニップル径はリアと同じ4.5ミリだった。純正なのか交換されているのかは不明だが、amazonスパナが使える事は有りがたい。リアと同じように、スポークの移植を行ったのだが、1本だけどうやっても緩まないニップルがあった。スパナで無理やり力をかけたらナメた。ペンチで挟んで無理やり回したらもっとナメた。仕方が無いのでバーナーで炙ったらすんなり緩んだ。最初から炙ればよかった。
振れ取りを終えて、リムバンドを付け、タイヤとチューブを嵌める。空気を入れて漏れのチェックをして、車体に取り付ける。今回は大きなトラブルも無く、換装ができたと思ったその時、異変に気づいた。フロントを吊った状態でホイールを手で転がしているとタイヤがフロントフェンダーの後部付近に僅かだが接触している音が聞こえた。なにぃ~。ここまで来て、どういう事だ。組み付けが間違っているのかと思い、点検するも間違いは無い。と言う事は、ホイールの幅を純正の1.40–17から1.60–17に換装し、タイヤも純正の2.50–17から2.75–17に換装しているので、タイヤがフェンダーに納まり切らないのだ。不覚であった。これは予想していなかった。タイヤとのクリアランスは余裕をみて取ってあり、1サイズ位なら大丈夫だろうと思い込んでいた。リアとフロントのホイールとタイヤを同サイズにすれば、リアタイヤがすり減った頃に、フロントと入れ替えが可能となるので、タイヤ交換の時期を遅らせる事が出来るだろうと、セコい考えでやってしまったのだ。無知だった。
どこが接触しているのか探るべく、懐中電灯でタイヤとフェンダーの隙間を照らし隈無く調査するとやはり、フェンダーの一番後の辺りだ。その他の場所は十分クリアランスがあり大丈夫という事が分かった。フェンダーを後方へずらす事ができれば、何とかなりそうに思えたのでその方法を考える。フェンダーを取り付けているボルトは三つ叉の下辺りのフェンダーの中央と、両フロントフォークの下部に振れ防止のプラステーがボルトオンされている。
中央の取付を後方へ付け替えようとすると、エアークリーナーケースに接触してしまうので無理だ。プラステーとフロントフォークを留めているボルトを外してみると、フェンダーの後方下部辺りが3㎝程動く事が分かったが、フェンダーエンドのツバがエンジンに接触する。だが、10ミリのボルトに嵌まるフェンダステーの厚み分のスペーサー2ヶとフェンダーステーと10ミリのボルトを繋ぐ鉄製ステーを2ヶ作る事とフェンダーエンドのツバを削れば何とかなりそうである。
やるなら、善は急げだ。各部の計測を行い、Z金具を切断、穴開け、厚みのあるスペーサー材料を探し出し、成形穴開け加工、ツバの接触部分の削り取りなどで、タイヤ交換の倍以上の時間を費やした。
自作の金具類を取り付けて、いざ、フロントホイールを手で転がしてみると、当たらない。タイヤはフェンダーの何処にも接触していない。やれやれである。思わぬ落とし穴で苦労したが、何とかなったので、雨が上がったら明日試乗してみよう。
完成したカブを眺めてみると、ディーストーンのブロックタイヤとブラックのアルミホイールに換装した事により、足下がグッと引き締まり、ワイルドなオフロードバイクになった。思惑通りだ。今日は土産に貰った獺祭の4合瓶を開けるとしよう。

鉄ホイールから外したタイヤ

アルミホイールの上に鉄ホイールを乗せて最下層にあるスポークから換装を行う

振れ取り作業中のリアホイール

amazonで買ったコンビネーションレンチセット

千切れそうなリムバンド

30ミリ幅のリムバンド

アルミホイールにピッタリと収まったリムバンド

換装したリアホイールと換装前のフロントホイール

振れ取り作業中のフロントホイール

純正と同じ大きさのニップルホールのため隙間は生じない

Z金具で作ったステー

ステーで延長したフェンダーステー

本来なら三日月形に覗いた穴が右のボルトに共締めされる

グラインダーで削ったフェンダーエンドのツバ

リアからのフォルム

迫力のあるフロントからのフォルム

ホイールとタイヤの交換が終わったスーパーカブ90






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Last updated  2024.04.22 06:35:25
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