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もちろんこれまでも、良い作品だと思ってました。 だからこそ、読み続けているのです。 しかし、それでも今巻はスゴかった…… 羽海野チカ、恐るべしです。 「新しい日々」と「昼休み」は、 これまでの『3月のライオン』の流れに乗った世界。 ほのぼのとして、とってもイイ感じ。 ひなを見つめる零の眼差しが、あぁったかい~んだから。そして、まず衝撃を受けたのが「もうひとつの家」。こんなお話しが、何気なく、ポンと挿し込まれてる。もちろん、これまでのお話しを全く知らない人が読んでも、分からないでしょう。でも、桐山零を知っている人なら、このお話しの凄さに、誰もが圧倒されるはず。次に「やわらかい風」で、ワンクッションおいてから、「雨の降る街」で繋ぎ、「泳ぐ人」で対局シーンに突入。この流れもスゴイ(もちろん、コマ割や画力もスゴイ)。そして、その締めくくりは、余韻をいつまでも残す優れもの。それでも、やっぱり圧巻は「訪問者」。三姉妹の実の父と相対する零の姿は、まさに対局中そのもの。そして、「約束」での鬩ぎ合い あのさあ 自分語りしたいなら ホント早く消えろよ これは家族の話なんだよ 他人には関係ないだろがっそこへ、決めの一手 いいえ 僕は ひなたさんとの結婚を考えています だから 他人事なんかじゃ無いんです!!もう、スゴ過ぎ……ひなじゃなくても、こりゃ倒れるわ。
2015.03.22
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8巻を読んでから約半年、 やっと9巻を読みました。 ずっと、今巻が出たことに気付いていなかった……。 そして予想通り、今巻でお話しは完結。 丸部とお夏、テツオの関係や、 浦子と沙都子、死番虫、テスラ、Qに関する諸々も明らかに。 なかでも、やはり、丸部の正体が物語の核心。 この倒錯した世界を生み出した元凶。最終巻は、全てのキャラの深部がえぐり出され、なかなかハードな内容となりました。お話しとしては、丁寧に、そしてしっかりと締めくくられ、読む者が、納得するしかない所に、ちゃんと着地出来たと思います。
2015.03.22
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「マッサン」も、いよいよあと一週間。 そんな中、リタをメインに描いた本作を読んでみました。 『ヒゲのウヰスキー誕生す』に比べると「マッサン」のお話しに近いですが、 それでも、京都や鎌倉での生活描写は、ドラマにはないもので新鮮でした。 また、当然のことながら、マッサンのことについては、 色々とある程度の記録が残っていたとしても、 その妻であるリタについては、そこまで詳細な記録は多く残っていないでしょう。 だから、どうしても、事実に基づき書こうとすれば、話は少々薄くなってしまう……。特に後半はかなり急展開で、重要な事柄もスッと通りすぎてしまう感じ。リマが何故急に失踪したのか、よく分からないし、威のことも、あまり触れられていない。まぁ、朝ドラではエマは渡米し、悟が後継者となっていくのでしょうけれど。
2015.03.22
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「盛の部」と「衰の部」との二部構成。 「盛の部」は、『バクマン。』を読んでたときのワクワク感。 もちろん、本作の方が、随分先に世に出た作品です。 右肩上がりの作品を読むのは、心地よいですね。 しかし、現実は、そう甘くない…… 『バクマン。』は、右肩上がりのまま、作品が終わったけれど、 本作では、現実に即して『衰の部』が描かれます。 それは、ノンフィクションのリアルな感情の爆発。正直言うと、『衰の部』は、あまり読みたくなかった。井上さんは、本作を発表することで、ある意味踏ん切りを付けたのだろうけれど、徳山さんの本当の思いは、こちらに何も伝わってこないまま。巻末の「解説」の文中にも、そのことに関する配慮が感じられました。岡嶋二人さんの作品も、これで、もう読むことはないかな。でも、『焦茶色のパステル』だけは、読もうか……。
2015.03.08
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岡嶋二人さんの作品で、3冊目に読むことにしたのが本著。 『チョコレートゲーム』は、「日本推理作家協会賞」受賞作品だったが、 本作は、「吉川英治文学新人賞」受賞作品。 でも、作品のレベルとしては、随分差があるように感じた。 もちろん、様々な経験を経て書かれた本作の方が、数段上。 本作は、1988年10月の作品だが、 当時としては最先端のコンピュータ技術を駆使して事件が組み立られており、 とてもスリリングな作品に仕上がっている。作品発表から四半世紀が過ぎ、その間に、IT技術が驚異的に進歩したにも拘わらず、今読んでも、面白い。これは、凄いことだなと思う。それでも、3冊の中では、『クラインの壺』が、やっぱり一番良かった。書く度に、レベルが上がっていっているということか。「江戸川乱歩章」を受賞した『焦茶色のパステル』も、読んでみたくなったけど、取り敢えず、中断していた『おかしな二人』の読書を、再開することにします。
2015.03.08
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『クラインの壺』を読んで、 次に『おかしな二人』を読み始めたのだが、 「はじめに」に次のように書いてあった。 もし、岡嶋二人の小説をこれから読もうと考えていて、 ネタをばらされるのが厭だという方は、 どうかこれは読まないでいただきたい。(p.16) ということで、「はじめに」を読み終えたところで、 『おかしな二人』を中断し、本作と『99%の誘拐』を先に読むことにした。 ***中学生連続殺人事件の犯人であるとされ、自ら命を絶ったとされてしまった息子の汚名を晴らそうと、探偵のように行動する小説家・近内泰洋が主人公。昭和60年3月の作品である。息子の同級生・貫井直之が殺されたことを、夕刊の記事で知った近内が、その翌日、息子の省吾の欠席や身体中のアザについて様子を聞くため、学校の職員室を訪ねたときの、担任の植村とのやりとりに驚いた。まず、近内は職員室に普通に入室し、そこで話が始まってしまうのである。そして、出席簿を使って息子の出席状況だけでなく、他の生徒の出席状況が悪くなっていることまで説明する。さらに、この一月ほどの間に、生徒たちの授業態度が悪くなり、ラジオを聞いている生徒が何人もいたり、突然騒いだり、紙吹雪を撒き散らすと言う。また、下級生を脅してお金を巻き上げたり、万引きをする生徒がいるとか、親の金を無断で持ち出したり、無断外泊をしたり、保護された女生徒を引き取りに、警察に自分が出向いたことまで話すのである。これは、昭和60年頃には、何の違和感なく読まれたのだろうか?まず、自校の生徒が殺されたばかりなのに、職員室に保護者を招き入れたり、そこで懇談など出来るだろうか?というか、学校自体も、通常通りの授業が行われ、職員室が、こんなにのんびりしたムードでいられるだろうか?さらには、出席簿を、他の生徒の出席状況を見ることが出来る状態で、そのまま保護者に見せたりして良いものだろうか?また、自分の息子の身体がアザだらけになっているのに、こんなに冷静に、学校で担任に話をする保護者なんているのだろうか?そして、教室内で問題行動が目立ちはじめて一カ月も経っているのに、それを沈静化するための、努力があまり感じられない話しぶりで、校外での問題行動のあれこれを、ペラペラと話してしまうに至っては、もう、驚くというか、呆れるしかない。個人情報保護法成立前で、今とは随分感じ方が違っていたとは言え、昭和は、こんなにものんびりした感じだったろうか?今だったら、学校はマスコミに包囲され、職員室は厳戒態勢、アザなんかついていたら、理由は分からずとも、親は怒鳴り込んでくること間違い無し。ましてや、他の生徒の校外での問題行動をうっかり喋ろうものなら、どんなことになるか、もう分からない。でも、30年近く昔だったら、こんな感じだったのかも知れない。話の筋よりも、そんなことの方に気が行ってしまった。本作は「日本推理作家協会受賞作品」だが、『the TEAM』を読んだ後だと、「まだ、若い頃の作品だなぁ」と感じてしまう作品だった。
2015.03.01
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『the TEAM』が面白かったので、他の作品も読んでみようと思ったら、 以前は、岡嶋二人という名前で、徳山諄一さんと共作していたと知った。 その頃は、井上泉と名乗っていたようだが、なかなか興味深い。 それで選んだのが、岡嶋二人最後の作品となった本著。 平成元年の作品だが、スマホはおろか、まだケータイもなく、 ポケベルを使ってた頃のお話し。 コンピュータのスペックも、今と比べれば驚くほど低く、 インターネットも普及していない。そんな頃に、ヴァーチャルリアリティ・システム『クライン2』を用いたゲーム作製に、自分の原作を使用するということで、参加することになった上杉彰彦。今では、視覚レベルなら、かなり現実に近い感覚が得られるようになったが、『クライン2』は、その他の感覚も、全てリアリティが感じられるというもの。お話しが進む中で、どこまでが現実で、どこまでがヴァーチャル世界のことなのかが、分からなくなっていく。背筋が寒くなるようなエンディングは、見事と言うしかない。現在にも、そして未来にも、ある意味、警鐘を鳴らす作品。そして、これが「岡嶋二人」というヴァーチャルな存在に、訣別する作品となった。
2015.03.01
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『海街diary』の舞台・鎌倉のガイドブック。 6月に公開される映画を撮影するときにも、参考にされたかも? 吉田さんの『ラヴァーズ・キス』という作品も、鎌倉が舞台とのこと。 しかも、『海街』に登場するキャラクターもいるらしい。 『海街』のエピソードの中で描かれていた風景が、 実際の写真で、次々に紹介されていく。 そして、その一枚一枚が、本当に「絵になっている」。 キャラ達と共に、街が物語を紡いでいるのだと、強く感じさせられる。私は随分昔に、しかも、たった一度しか鎌倉に行ったことがない。それでも、何だか懐かしさを感じさせられる一冊だった。
2015.03.01
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副題は「復職のための実戦ガイド」。 アエラムックの一冊で、2011年10月15日発行。 100頁余の、コンパクトな一冊で、大変読みやすいものだが、 そこに書かれている内容は新しく、しかも、本当に知りたい情報が満載。 「治療編」では、薬物療法や認知行動療法、通電療法、漢方療法、 TMS(磁気刺激療法)や断眠療法といった、様々な治療法に加え、 光トポグラフィー検査や血液検査(EAP濃度)といった最先端技術や、 休養のしかた、病院選びのコツにまで触れており、それが適確かつ明瞭。続く「復職準備編」では、「復職ロードマップ」で全体像を示したうえで、睡眠コントロール術や、復職支援プログラム、復職前後の不安解消Q&Aを示し、さらに、再就職を目指す人には、ハローワークの活用法を伝授する。また、現代型うつ病や、双極性障害の説明、復職成功体験談も役に立つ。そして、何と言っても目を引くのが「お金の不安 Q&A」。自立支援医療制度や高額療養制度、税金の医療費控除等、知っているのと知らないとでは、相当負担感が違ってくる。もちろん、サラリーマンなら傷病手当金は必須。最後の「対応編」では、家族の対応と職場の対応が示されている。もちろん、これだけのボリュームの一冊で、うつに関する全てを詳細に知ることは、出来るわけがない。個々のことを詳細に知るには、一冊ずつ相応しいものに当たっていくしかない。それでも本著は、復職に向けて「うつ」というものを知るためには、その全体像を予め把握しておく上で、最適の一冊だとと言える。『精神科・心療内科の上手なかかり方がわかる本』と共に、ぜひとも、側に置いておきたい一冊。
2015.03.01
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「公式テキスト第3版 2種セルフケアコース」を読んで、 「重要ポイント&問題集改訂版」を読んでから解いて、 「公式テキスト」の内容を文書にまとめたうえで、 本著の問題を解いてみた。 3種の時と、同じパターンでやってみたのだが、 さすがに、レベル差はかなりある(特に法令関係)。 それでも、3種と重複している内容もかなりあるので、 見た目のボリューム差ほど、負担増にはならなかったように思う。ただし過去問は、公式テキストが第3版になる前のものに即しているため、変更された内容があったり、現在のテキストには書かれていない事柄もある。その辺りのことが、きちんと説明されているのが、本著のありがたいところ。試験まであと2週間、頭に叩き込んでいきます!
2015.03.01
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