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今の家に移り住んで10年。小さい家と小さい庭。それでも地面があるのが嬉しくて、毎年少しずつ何かを植えたり花壇を作ったりした。ところが、片手間にやることなので一貫性が無い。その時の好みや興味で実にさまざまな草花を持ち込んでは植えてみる。いつかきちんと整理するのだ、と口で言ってはみるものの、そんな日は到底来る気がしない。プロの手が必要だと思い始めたのは1年前くらいから。私も植物のことや園芸に関して全くの素人では無いのだが、自分の知識や技術は日本では使えてもご当地、ことに寒冷地での庭造りにはお手上げだと白旗を揚げた。初めに相談したのはお向かいのジーンさん。コテージスタイルの庭造りが専門の庭師。真向かいなので彼女のお宅の美しい庭造りを年間を通して見てすっかりファンになってしまった。残念ながら人気があって忙しいことと、今年でリタイアしてフロリダで悠々自適な「老後」(まだ早いと思うが)を過ごすことに決めているという。しばらくしてジーンさんが、かつて彼女の下で働いていたメアリーさんという庭師を紹介してくれた。ジーンさんの一押しということで、メアリーがよければ是非お願いしたいと思った。メアリーさんがうちの荒れ放題の小さな庭を見てどう思うか、それは全く想像できなかったのだが、初めてうちへ来て一緒に庭を歩きながら、問題点、希望する点、造園のスタイルについて色々と熱いディスカッションを終えて、彼女はうちのプロジェクトを引き受けてくれるということだった。ジーンさんは何も言わなかったのだが、このメアリーさんは日本の植物にも詳しい。自分の家には竹や笹を植えていると言うし、うちの庭にあるささやかな和の植生についてしっかり把握していた。アメリカの庭師の誰もがそういう訳ではないので、これはもうラッキーと言うしかない。会話の内容や、私が一部請け負って手伝っている仕事を見て向こうにも分かったのだと思うが、メアリーさんは私を「ずぶの素人ではない」くらいには思っているようだ。梅の木の話をダーリンには「Ume」というが、私には「Prunus mume」と学名でいう。こちらもうっかり気を抜けないのがある意味、昔懐かしく楽しい。庭仕事にも、「取り壊し」と「掃除」がつきもの。メアリーさんとの共同作業で始まったプロジェクトは裏庭のフェンスとの間のスペースを整理すること。数年前に私が川砂利を敷き詰めて造った「なんちゃって枯山水」は撤去ということになった。気に入っていたのは私だけで、ダーリンを含めてみんな「歩きにくい」と文句たらたらだったのでやむをえない。「なんちゃって枯山水」を撤去中。基本、石拾いの単純作業。西日が当たると暑くて作業どころではない。なので朝のうちに頑張って石を拾って一輪車に積んで保管場所へ持っていく。拾った川砂利はとっておく。メアリーさんの方針で、ウチの庭にあるものを極力再利用するということになった。大賛成。汗水たらして拾った砂利はまた庭のどこかで活用される。ところで、なぜ私がこういう単純作業を手伝うかというと(その必要は無いのだが)、時給の高い彼女に草むしりや単純作業まで全部お願いしないでも、コストゼロでこの私ができるからである。もちろん毎週のようにメールでやりとりして、彼女の同意を貰ってのこと。向こうも「助かる」と言っている。枯山水は無くなって、目下私は時間を見つけて雑草を抜いている。傍らの花壇では植え替えや植え込みが進んでいく。さすがにプロ、庭の様子は見違えるように良くなっている。
2013年07月29日
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古くてオンボロの我が家を購入したのは何年前だろう。建物もそうだったけれど庭の状態もひどいものだった。それでも自分の地面があれば幸せで、とりあえず何でも植えてみた。家の修理が最優先だったから、庭にかける予算は極めて少し。秋になるとセールになる多年草を買ってきては植えたものだ。セールものだし花も終わっているから何色なのかは全く分からない。HomeDepotで3ドルくらいで叩き売られていた芍薬の根っこ。予想外に丈夫でそれなりに生き延びて、たまに花を2輪、3輪つけた年もあった。ただし、分からないまま買った私が悪いのだが、色が派手なピンク。そのうちお金ができたらクリーム色や渋い色味を株を買って植え替えてしまおう。そろそろかな、と思った今年の6月…なんと、特大の花をつけた。全く別物のよう。こんな大きくて花びらがぎっしりの花、これまで咲かせたことが無い。抜かれてはマズイと思って、急にヤル気を出したのだろうか?花数もとても多く、15輪は咲いただろうか。「とてもキレイなので株分けしてください。」 というリクエストまで来た。花が終わった今朝、この方用に株分けしたところ。ただし、HomeDepotで3ドルだったことは秘密だが。咲き終わりのころの花初めは大きかった花も、咲き終わりになると少しずつ小さくシンプルになった。それでも一輪挿しにすると十分キレイ。この株はもちろんキープして大事に育てていくことに決定。他に別の色味のものを加える予定。コロンバイン(苧環の仲間)もよく咲いている。
2013年07月02日
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