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今週は、いま進めている本のうち、2冊の書名を決めなくてはいけない (最終決定ということではなく、候補を絞り込む) ということで、アレコレと頭を悩ませています。 本のタイトル (書名) について考えるときには、その本の内容のことはもちろんですが、どんな人たちが、どんなシーンで (どんなふうに) 読むだろうかと、読者の人たちが本を手にして読んでいる様子まで想像したりします。 編集者たちがアレコレと考えて付けてきた1冊1冊のタイトルを過去に遡って眺めてみると、本のタイトルも時代を映す鏡の一つであることに気が付きます。 例えば、 いま刊行が相次いでいる電子書籍関連の本のタイトルをこれから数年後に眺めてみると、 「この年に電子書籍が人々の間に広がり始めたんだなぁ~」 ということが掴めるように思います。 つまり、過去に刊行された本のタイトルを各年代ごとでスライスしてみると、そこから、その時代に旬であったテーマ (その時代のキーワード) が見えてくるように思います。 また、本のタイトルの付け方の変化 (いまとなっては既に当たり前のようになっていますが、タイトルが文章のように長いものが流行り始めた時代など) も見えてきたり ・・・。 これとは少し異なる視点かもしれませんが、皆さんも、自分の本棚や床に積み重なった本のタイトルを眺めてみると、その頃に自分が関心を持っていたことや、「そう言えば、この頃はこんなことがテレビや新聞で話題になっていたなぁ~」 なんてことを思い出すのではないかと思います。 編集者にとっては、過去に刊行された本のタイトルは、まるで宝箱のようなものです。 うまい付け方を見つけて、 その言葉の使い方に学ばされることもありますし、 逆に、 「これはこうした方がよかったのでは?」 なんて感じに、自分なりの考えを引き出すきっかけにもなったりします。 「時代を映す鏡」 と呼ばれるものは他にもいろいろとありますが、本のタイトルもその一つと言えるのではないかと思います。
2010.06.30
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昨日は仕事の後、 久しぶりに (とは言っても、 まだ修了して3ヶ月しか経っていないのですが) 大学院時代の友人と再会し、とても楽しい時間を過ごすことができました。 私が編集者との2足の草鞋を履いていた大学院での2年間で学びたかったことの一つは、ワンソース・マルチユースの考え方や手法でした。 また、当時はiPadなるものが登場するとは思ってもいませんでしたが、それ以前から電子書籍端末がいくつか出てきていたことで、自分なりにこうした分野への関心が高まっていたことや、本とICT (Information and Communication Technology) をうまく融合できないかなぁという漠然とした思いもありました。 これまで多くの出版社は、 印刷用に組版した最終データ (ワンソース) を、 紙の本へのアウトプットだけに用いてきました。 でもこれからは紙の本だけではなく、それを例えば電子書籍を刊行するためにも利用するという、マルチユースの考え方がとても大切な時代になったと思います。 iPadやKindleなどの電子書籍端末の登場によって、電子書籍が急速に広まってくることは間違いないと思いますし、紙の本は作らず、最初から電子書籍として刊行するということも当然のように広まってくると思います。 でも、こうした時代になったことを、自分たち編集者 (出版社) はピンチになったと捉えるのではなく、アイディアと工夫次第で何か新しいことができる可能性を秘めた時代が来たと考えるべきではないかと思っています。 例えばワンソース・マルチユースの考え方では、上とは逆の発想で、最初に電子書籍として刊行し、その動向や読者の評価次第では、その組版データを紙の本へのアウトプットに展開するということも、自然な流れの一つです。 確かに、電子書籍があるのに (それよりも高い定価設定になるであろう) 紙の本を買う人がいるかどうかということはありますが、この点については相乗効果で成功した例も出てきています。(もちろん、今後もすべてうまくいくというほど単純ではないと思っています。) また、ICTを活用して、同じ本 (電子書籍) を購入した人たち(読者)を端末を介してネットワーク化し、そこに作られた新しいコミュニティの中で (例えば、その本の内容をKeyとする) 別のストーリーを展開する、ということも考えられます。 こうしたことは一つの例に過ぎないのですが、 これまでの “凝り固まった” 自分に 「ワンソース・マルチユース」 というメガネを一つ掛けてみるだけでも、何か新しい可能性を生み出す小さな種が見えてくるのではないかと思っています。
2010.06.23
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現在、 iPadの解説書や活用ガイドがいろいろと出版されています。 楽天ブックスにも iPad特集 のコーナーが設けられたようです。 新しい情報ツールやアプリケーションが発売されると、それをテーマに特集を組んだ雑誌や書籍が発売されるのは出版界では常なので、特に驚くことではありません。 自分が興味深く思っているのは、 それらが皆、 電子書籍ではなく紙の書籍や雑誌であるということです。 iPadは電子書籍や電子雑誌が読めるということで、iPadの解説書や活用ガイドも電子書籍で、というのが自然だと考えます。 でも、現状は ・・・。 まだiPadを持っていない人をターゲットにした内容のものであったり、iPadで読めるように電子書籍化するのが間に合わなかったというのも理由として考えられます。 そしてもう一つは、iPadで解説書や活用ガイドのページを開いて読み始めるとそれ自身で画面がふさがってしまい、その解説に対応するiPadの操作がやりにくくなる、ということもあるかもしれません。 “自分自身の機能や操作法についての解説は、自分自身に内在していない方が使いやすい” ということがあれば、今後新しい電子書籍端末が出てきても、その解説書や活用ガイドは紙の本として生き残ることができるかもしれません。 もちろん、iPadや他の電子書籍端末を使って、新しく買った端末の解説を読むということは起こりうるのですが ・・・。 ほんの些細なことかもしれないのですが、私自身は、いまの現象をとても興味深く思っています。
2010.06.17
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先週は土日とも、夏に刊行予定の本の校正作業で自宅に缶詰状態。 あっという間の週明けとなってしまいました。 書籍の編集者は (特に編集・校正作業に限っては) 独りでコツコツと進めていく部分が多いので、自分がやらない限りは仕事が全く前に進まないということで、私自身はこういう週末を過ごすことが時々あります。 日曜日の夕方、 さすがに このまま月曜日を迎えるのはちょっと寂しすぎると思い、 散歩がてら、しばらく通ってなかった近所の書店へと足を運んだのですが、哀しいかな、お店のシャッターには閉店の貼り紙がしてありました。 行くといつも笑顔で迎えてくれる優しいお爺さんが切り盛りしていた小さな書店だったのですが、そのお爺さんの人柄もあって、お店全体がいつも ほんわか とした雰囲気に包まれた、とてもアットホームなところでした。 まさに “街の小さな本屋さん” といった表現が似合うお店でした。 とても残念です。 昨今の読書離れだけでなく、ネット書店や大型書店などの影響もあって、昔ながらの街の小さな書店は大変厳しい状況を迎えていることはよく知られていることではありますが、自分にとって身近な存在の書店がこうしてなくなってしまうことで、このことを改めて痛感させられました。 ちょっと悲しい気持ちで帰宅し、昨今の厳しい状況の中でも元気に頑張っている書店はどんなところだろうと調べていると、 本屋の歩き方 というサイトに出会いました。 すでにご存知の方も多いかもしれませんが、キャッチフレーズにもあるように、本屋さんの持つ魅力やそこでの楽しみ方を再発見させてくれるサイトなので、ぜひ覗いてみて下さい (「1000人に聞いた気分別オススメ本」 のコーナーは面白いですよ)。 こうしたサイトをきっかけに街の書店が活性化してくれればと思いますし、一編集者としては、読者が書店で買いたくなるような魅力的な本を少しでも多く生み出すことができればと思う次第です。
2010.06.14
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来年度の出版社への就職、あるいは今年の就職を目指して、いま多くの方々が就職活動を頑張っていると思います。 リニューアルされたばかりの 出版 .COM に掲載されている出版社の採用情報を見ると、新卒採用のエントリー受付を締め切ったところも多いようです。 もちろん、出版社の採用情報は複数の求人サイトで掲載されているので、ぜひそちらも見て頂きたいと思います。 ところで、 こうした求人サイトに採用情報を掲載していたり、 新聞に求人広告を出したりしている出版社は、大手の出版社と、中小のごく一部の出版社であることに注意して下さい。 各出版社のホームページを見て頂くとわかりますが、自社のホームページに (ひっそりと) 社員募集の案内を載せていたりするところもあるわけです。 そんなわけで、自分が希望する、あるいは関心を持っている出版社が、いわゆる多くの人が注目している、集まってくる情報サイト (メディア) に採用情報を掲載していないからといって、その出版社への就職 (編集者への道) が閉ざされていると考えるのは、少し早合点です。 非効率で大変な作業かもしれませんが、各出版社のホームページを細目にチェックしたり、あるいは直接問い合わせをするなど、諦めずに頑張って下さい。 陰ながら応援しています。
2010.06.07
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今年で17回目となる 東京国際ブックフェア が来月開催されます。 このブックフェアには毎年大変多くの方々が訪れて下さるのですが、今年はどちらかと言えば、同時開催の デジタルパブリッシングフェア の方が皆さんの興味・関心が高いかもしれませんね。 この東京国際ブックフェアに一度でも行ったことがある方であれば ご存知のように、 会場には毎年国内外の多数の出版社が出展をして、それぞれのブースに新刊や自社の代表的な出版物を並べています。 そして、各ブースには、その出版社の編集者や営業担当の方がいて、ブースを訪れた方々に自社の刊行物の紹介などを行っています。 (私自身は、今年はどうなることやら。) そんなこともあって、 このブックフェアは出版社への就職を考えている人たちにとっては、 その会社の社風を垣間見ることができる絶好の機会でもあります。 もちろん、あくまでもブックフェアですから、 “ブースにいる出版社の人たちに就職相談” というわけにはいかないですが、その出版社に勤めている人たちと直接お話しをすることができる良い機会になるのではないかと思います。 「この本、読みました。 面白かったです。」 とか、「これの続刊はいつ頃出る予定なんですか?」 なんて感じに、一読者として気軽にお話してみるとよいのではないでしょうか。 出版社を目指している人たちにとっては、ちょっとした会話のキャッチボールでも何かしら得るものがあると思います。 もちろん、各社のブースをじっくり眺めるだけでも、その会社の社風が何となくわかると思います。 ぜひ、会場に足を運んでみて下さい。
2010.06.03
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