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10月30日(土)、31日(日)、古本街・書店街として有名な東京神田の神保町において、 「第20回 神保町ブックフェスティバル」 が開催されるのですが、30日の今日は台風接近の影響もあって、残念ながら屋外イベントは中止となってしまいました。 既にご存知の方も多いと思いますが、屋外イベントの一つに、各出版社による本のワゴンセールがあります。 私も数年前までは営業担当と一緒にワゴンでの販売を行なっていたのですが (最近は、いろいろと経験してもらおうということで、若手の編集者が担当することが多くなりました)、 毎年多くの方々が何か掘り出し物はないかと来られて、わずか2日間ではありますが、大変楽しいイベントになっています。 また、編集者としても (もちろん、営業担当にとっても) 、読者の方々と直接お話しができるということもあって、このイベントは大変貴重な機会となっています。 「この本、面白かったよ」、「期待して読んだけど、いまいちだったよ」、「このシリーズ、いいですね」 、「こういう内容の本はない?」 などなど、嬉しいこと、 ちょっと残念なこと、 そして、 次の企画のヒントになるようなことなど、 普段はメールや葉書きで頂くことが多いご意見を読者の方から直接頂けることは、大きな刺激になります。 (その本の読者層も見えてきたりします。) 本そのものが無くなることはないと思っていますが、将来、電子書籍で読むことが当たり前の時代になってしまったとしたら、こうした楽しいイベントも縮小あるいは無くなってしまうのかなぁと、ちょっと気になったりもします。 何でもネット、メール、ダウンロードの時代は便利ではありますが、新しいモノを創造するためには、デジタルではないリアルな空間における互いに面と向かってのコミュニケーションがとても大切だと思うので、もし、電子書籍の時代を迎えたとしても、そのカタチを変えて、多くの人たちが集まる こうしたイベントを残していきたいものです。 本好きな皆さんは毎年楽しみにしていると思いますし、参加する各出版社も読者の方々と出会える このイベントを大変楽しみにしています。また編集者を目指している皆さん、ワゴンセールには編集者の方々も多く参加しているので、各出版社のワゴンの向こう側にいる人たちをちょっと観察してみる、ワゴンの本を選ぶ・買うタイミングで話しかけてみる、というのもいいかも・・・。 そんなことで、31日はどうか良い天気となりますように。 追記(11/1) 31日は残念ながら良い天気とはなりませんでしたが、多くの方々にお越し頂き、各出版社のワゴンセールも大賑わいでした。 お越し頂いた皆様、有難うございました。
2010.10.30
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昨今、様々な電子書籍端末、電子書籍が読める機能を持ったPCが各社で開発され、発売されてきていますが、現在の電子書籍端末は電子ブックリーダーとも呼ばれるように、「電子書籍を読む」 ことを第一の目的に作られているように思います。 しかし、 電子書籍の誕生によって、 誰もが著者になれる (紙の書籍よりも手軽に出版できる) 時代を迎えたことを考えれば、現在の単なるブックリーダーとしての機能だけではなく、将来的には、電子書籍端末を使って電子書籍を出版できる (原稿の執筆から編集作業まで可能とし、最終的に、ブックストアーへの販売委託 (登録) までできる) ところまで進化することが求められてくるのかもしれません。 もちろん、 より魅力的な電子書籍を出版しようとすれば、 それを著者一人だけの力で実現するのはとても大変なことであり、そこに編集者 (あるいは出版社のような規模ではないにしろ、何らかの組織) が介在する意味があるのかもしれません。 でも、使い慣れた電子書籍端末を使って読者が本を出版することまでできるようになれば、それは一つのイノベーションとなるのではないかと思います。 まだ、いくつもの課題を抱えているとはいえ、現在の電子書籍端末はそれが誕生した当時と比較すれば、大きな進歩を遂げてきています。そして、その課題の多くは、至極当たり前のことですが、電子書籍を読む端末としての利便性や性能という視点から捉えられているものです。 したがって、本の執筆・編集・出版までできる端末を目指すことになれば、更に別の課題を積み上げることになることは容易に想像でき、結果として、端末価格を上昇させることになることも予想されます。 そうして考えると、“電子書籍の読者と著者の双方を実現可能とする機能” を持った手頃な値段の電子書籍端末が登場するためには、越えなくてはいけない壁は相当に高いのかもしれません。
2010.10.22
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街角の広告・ポスター、雑誌の広告、包装紙やレシートを始め、 今やさまざまな媒体に取り入れられているQRコードは、消費者にケータイのバーコードリーダーで読み取ってもらうことで、より詳細な情報やサービスを提供したり、ある特定のサイトに誘導するためのツールとして、幅広く使われています。 きっと皆さんも、ケータイのバーコードリーダーでQRコードを読み取った経験があるのではないかと思います。 (QRコードは、(株)デンソーウェーブの登録商標です。) 出版の世界では、雑誌 (特に広告のページ) で比較的よく取り入れられているわけですが、本の場合には、奥付やその裏の自社広告のページに小さく入っていることがあるぐらいで、本文中で使われている例はほとんどないように思います。 でも、本とICTの融合の一案として、アナログ媒体からデジタル空間へと広がりを持たせ、読書を楽しくする、より読者の理解を深める仕掛けとして、読書を阻害しない程度の数とサイズでQRコードを本文中に配置するということも考えられます。 安易な例となりますが、QRコードを読み取ると、 ・写真 ⇒ その動画を見ることができる ・クイズ問題 ⇒ 解答が現れる ・序文や後書き ⇒ 著者から読者へのメッセージ映像が流れるといったものや、 ・QRコードで部分的に隠された、文章やイラスト ⇒ 隠れた部分の正体が現れるといった仕掛けが浮かびます。 もちろん、これらのことは、電子書籍ではQRコードではなくリンクを設定するだけでできてしまい、読者もケータイのバーコードリーダーを立ち上げる必要もなく、クリック一つで済んでしまうことではあります。 でも、既存のツールをうまく取り入れる、組み合わせることで、本のもつ可能性はまだまだ広げることができると思います。 “読書を楽しむのに、ケータイも開く必要がある” ということは、読書のスタイルとしては現実的ではないと考えられてしまうかもしれません。 でも、そうしたちょっとした仕掛けが読者の理解を深める、楽しませる、ワクワクさせることにつながっていくのであれば、その試みもありなのではないかと思っています。 ここ数日は、責了間近の数冊の編集作業に追われ、まさにお尻に火が付いた状態でした。脂がのった私のお尻は少しばかり焼き焦げた感もありますが、何とか間に合わせることができて、今はホッとしています。 この週末は、久しぶりにのんびりできそうです。
2010.10.15
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これまで編集者というのは、著者を影から支えつつ、本の完成に向けて黙々と仕事をこなす姿から、黒子のような存在とも言われてきました。私が出版社に入社した頃(20年くらい前)を例にとっても、今と違ってblogやtwitterのような個人で手軽に情報発信ができるようなものもなかったですし、編集者がテレビやラジオに登場するなんてこともほとんどなかった時代でもありました。 そんなこともあって、これまでは、編集者の名前が公になる機会というのもあまりなかったように思います。 (これは今でも見られることですが、 著者のご好意で、 本の序文や後書きに、その本の担当編集者の名前が記されるということはありました。) でも、これからの編集者は黒子としての存在だけではいけないように思っています。 もちろん、これは 「本の編集よりも、自分を売り込むことに注力しよう」 ということではなく、いろいろなメディアを使って自ら情報発信する、情報を編集できる力が求められる、ということです。 仕事として編集者が自ら情報発信するとすれば、これまでは宣伝部や営業部が中心となって行なっていた、新刊情報や書店で開催する各種のフェア・サイン会などのイベント情報がすぐに浮かぶわけですが、それ以外にも、今進行中の本の舞台裏みたいなものを紹介するというのも、読者の期待感を高めることに繋がっていくように思います。 仕事を離れてとなれば (とは言うものの、常に仕事のことが頭から離れないのですが) 、趣味の領域に始まり、それこそいろいろなことが考えられるわけですが、自ら情報発信をしていると、情報に対する感度が高まると同時に、不思議と情報が集まってくるようにもなるものです。 また、 (これは多くの方がすでに経験していると思いますが) 仕事の延長線上では決して出会うことはなかった人たちとの出会いがあったり、そこから何か面白いコラボレーションが生まれて、仕事にもフィードバックが起こるということもあります。 以前にも同じようなことを記したことがあったと思いますが、これからの編集者は、本や電子書籍の編集という狭い範囲の編集にとらわれずに、多様なメディアを上手に使いこなし、アウトプット先のメディアに合わせて情報を的確かつ柔軟に編集できる力が求められてくるでしょう。 そうした意味では、多様なメディアに囲まれて育ってきた、これから編集者を目指す若い人たちには、情報発信力と情報編集力をぜひ養ってもらいたいと思いますし、私も含め、現役の編集者の方々も、若い人たちに負けないように頑張っていかなくてはいけないと思います。
2010.10.06
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