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「無くて七癖」 と言われるように、人には多かれ少なかれ、癖というものがあるものです。 私が日頃お付き合いのある著者の方々も、それぞれに癖をお持ちですが、(さすがに記すのは控えさえて頂きますが) 実にユニークな癖をお持ちの方もおられます。 そして皆さんも、きっと一つや二つは癖をお持ちでないかと思います。 もちろん私にも癖がある (自覚症状がなくて、特にカミさんから指摘される) のですが、編集者になって数年が経つと、編集者としての癖 (癖というよりも職業病で、しかも自覚症状のあるもの)がプラスアルファとして身に付いてしまうように思います。 編集者になってからプラスされたと思われる、私の主な癖 (というよりも、職業病の一種) ・ 街中や車内で広告や文章を目にすると、 その表現や言葉の使い方、 句読点や改行の位置まで気になってしまう。 おまけに、ついつい誤植探しまでしてしまう。 ・ 街 (特に、初めて訪れた街) で書店を見つけると素通りができず、入らずにはいられない。 ・ 書店に入ると、ほとんどすべての本棚を端から端までチェックする。 ・ 書店で本を手にすると版数 (重版の回数) が気になって、まずは奥付をチェックする。 ・ 新しい企画のネタ探し (テーマや著者探し) が頭の中で年中無休状態 自覚症状のあるものを5つほど挙げてみたのですが、特に2つ目と3つ目は一緒に買い物に出かけるカミさんには大迷惑のようで、その間、私は放置されて、一人フリータイムとなってしまいます。 人に迷惑をかけるものは直した方がよいのかもしれません。でも、癖がすべて悪いかと言えば、 そんなこともなくて、 ユニークな癖の持ち主は、 他の人に覚えられやすいというのも確かですし、 その人の個性として見られることもあると思います。 ただ、その場合に、 「知ってる、知ってる! 〇〇をする人でしょ?」 と、癖の方だけを覚えられていて、 肝心な名前の方は覚えられていない場合も多々あるので、 自分の癖に誇りを持っている方はその点にどうかご注意下さい。 私の小さな課題は、上の2つ目と3つ目の癖 (癖というよりも衝動に近いもの) をどうするかですが、これは私にとっては趣味にも近いものなので、どうにもこうにもやめられそうにありません。 でも、今後、街の書店が様々な商品を扱うようになって本の売り場を縮小したり、書店そのものが少なくなってしまうと、書店でたくさんの本棚を眺めながらじっくりと本選びをすることもできなくなるのかなぁ、と少し悲しく思っています。
2010.12.29
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“先輩として後輩を指導する、あることについて人に教える” という場面や機会は、社会人になってからというよりも、すでに学校生活やアルバイトなどを通して、誰もが一度や二度は経験していることではないかと思います。 出版社の編集部においては、入社して数年 (毎年、新規採用をしているところでは入社して2年目くらい) の編集者に、新人編集者の指導を任せるところもあるのではないかと思います。 私も日頃、後輩の指導をする機会が多いのですが、そうした経験を通して、 「人に教えるということは、自分自身が学ぶことである」ということを常々感じています。 “教えることは自分の知識のアウトプット” であり、 “学ぶことは自分へのインプット” と見ると、一見、それらは相反するものに思うのですが、 「教えることで、自分自身の理解も深まるし、自分が実はよく理解していなかったことも明らかになる」 といった点では、この両者は表裏一体のものなのだと思います。 おそらく皆さんも、人にわかるように教えることが、いかに大変であり、 「人に教える中で、自分自身が本当はよく理解していなかったこと、曖昧な理解をしていたことに改めて気づかされた」 という経験をお持ちでないかと思います。 人にわかるように教えるためには、 自分が本当に基本から理解していないと、できないことです。 大学時代の輪講、そして、入社して2、3年の若手編集者に新人の指導を任せることの狙いも、そうした点にあると思います。 その意味で、入社1年目の編集者は、1年後、2年後には自分が後輩の指導をきちんとできる (後輩からの質問に自信を持って答えられる) ように、編集者の仕事をしっかりと学んでいってほしいと思います。 もちろん、 これは他の仕事でも同じだと思いますが、編集者の仕事も、先輩が手取り足取り教えてくれることはありませんから、先輩や上司の仕事を見様見真似で学んでいくことが大切です。
2010.12.21
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まだ1年の締め括りには少し気が早いのですが、先日、今年に入ってから自分が担当したすべての本の校正刷りをまとめて整理しました。新人時代は、それほど溜め込まずに整理していたように記憶しているのですが、今では、デスク脇に積み上げた校正刷りを年末に整理することが、私の恒例行事となりました。 社内の他の編集者たちの様子を見ていると、本が刊行されると、それほど間をあけずに、その本の校正刷りを整理する人もいるのですが、自分の場合はすぐに整理ができなくて、年末にまとめて整理するようになってしまいました。 一つには、整理の時間がとれなくて (面倒に思ってしまって) ついつい後回しにしてしまっているということもあるのですが、やはり一番の理由は、たとえ本になって用済みとなってしまった校正刷りとはいえ、いろいろと思い入れがあって、本ができたからとデスクの脇からすぐに整理してしまうのは気が引ける、というところにあったりします。 通常 (私の場合)、1冊の本を刊行する間に、 初校 ⇒ 再校 ⇒ 三校 (⇒ 必要に応じて念校)と3回の校正をしていて、初校と再校の際は正校正 (せいこうせい) と控校正 (ひかえこうせい= 正校正のコピー) の2通を印刷所から出して頂いています。 そのため、1冊の本が完成するまでに、 初校 (2通) + 再校 (2通) + 三校 (1通) = 合計 5通の校正刷りができることになるので、 ボリュームのある本が数点あったりすると、 1年後には校正刷りの立派な山が出来上がります。 そんな校正刷りですが、編集者が単に著者の原稿との照らし合わせをするだけのものではなく、著者と編集者とが何度も何度も 「読む・書き込む・議論する」 場とも言えるものであり、傍目には単なる紙の束であっても、1冊分の校正刷りには、著者と担当編集者の格闘の跡がいっぱい残っています。 「デスクの脇に、すでに本になった校正刷りをいつまでも置いておくのはだらしがない」 と言われてしまいそうなのですが、この山積みの校正刷りを整理しながら、 「このときは、著者とこんなやりとりをしたなぁ」 と思い出しながら1年を振り返ることが、 私にとって年末の楽しみの一つとなっています。
2010.12.14
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出版業界への就職を考えている方々が悩むことになるのが、「自分はどの出版社を目指すべきなのか」 ということではないかと思います。 皆さんの中には、 編集者という職業に何となく憧れがあって、 「本 (雑誌) 作りができるのであれば、どこでも」 という姿勢の方も少なからずいるのではないかと思います。 そうした姿勢を否定するわけではないのですが、 編集者になりたいというからには、 “自分はどんな本 (雑誌) を手掛けたいのか” ということを、しっかりと考えることがとても大切だと思います。 もちろん、 「自分はいろいろな分野に取り組める出版社に就職したい」 と考えている方もいると思います。 そうした場合には、社内に複数の編集部があるような総合出版社を目指すことになると思います。でも、 出版社のほとんどが、 ある分野に特化した (どんな分野でも扱うのではなく、自社の強みを発揮できる分野に注力している) 専門出版社であることを考えると、あまり上の考えに固執し過ぎると、それに適した出版社が必然的に限られてしまいます。 また、 すでに自分が手掛けていきたい分野が明確になっている方は、 その分野に強い (その分野で有名な) 出版社への就職を目指して活動しているのではないかと思います。でも、やはりこのことに固執し過ぎても、上と同じように出版社が限られてきてしまうと思います。 (これは以前から変わらないことではありますが) 出版社の採用状況が厳しいことを考えると、 1. いろいろな分野に取り組める出版社に就職したい 2. 手掛けたい分野はこれしかないので、それが実現できる出版社に就職したいのどちらの考えでも、そのことに固執してしまうと、就職のハードルをますます高いものにしてしまうと思います。 もし1のように考えているのであれば、さらに一歩踏み込んで、「いろいろな分野の中で、自分が特に興味・関心が高いのは何か」 と掘り下げてみて、そして、2のように考えているのであれば、 周辺の分野へと横に広げてみるとよいと思います。 総合出版社の編集者、専門出版社の編集者にかかわらず、編集者というものは好奇心が旺盛で、常にアンテナを張って、日頃からいろいろな分野に興味・関心を持つことが大切なわけですが、就職活動という場面においても、 一つの方向や考え方に固執し過ぎて、 開けるべき扉も開けず、 トライすべきこともトライせずにチャンスを逸しないよう、柔軟かつ広い視野を持って頑張って下さい。
2010.12.07
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