混沌の本棚
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内田康夫講談社文庫 ☆☆☆☆ 奈良に行きたい病がまた悪化してきているので、図書館で借りた。丁度、職場近くの千代田区の図書館の場所が分かったためもある。 浅見光彦のシリーズではなく単独。広告代理店に勤める若いサラリーマンが恋人の失踪をいぶかしみ、調べ始めるうちに…というストーリー。第二次大戦中の残虐行為とか、大規模公共工事に伴う金権腐敗とか、色々盛り込まれている。また、エイブルックタイヤというのが笑った。あの大メーカーの名前もじったわけね…(^_^;)。 冒頭のサスペンス色で先も期待したのだが、ラストはあまり好みではなかった。が、なかなか面白い地名の薀蓄などが盛り込まれていて、私の目当てはそちらだったのでいいか。奈良の博物館に勤める少々エキセントリックな主人公の姉春日が結構好きかも。旅情を期待して呼んだせいか、残念ながら東京がメインで奈良の描写は少なめな印象ではあった。
May 27, 2007
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