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2008.03.09
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カテゴリ: 映画/TVドラマ

「はいっ!」
「その方、江戸をどのように思う?」
「はいっ!」
「遠慮のう思うままに申せ。」
「はいっ! されば、出府してまもなくペリー艦隊が江戸湾に戻って来ました先日、こん目で確かめんものと出かけましたどん、敵を迎え撃つそん心構えと警備の薄さに驚き申した。」
「う・・・む。他には?」
「国許を思えば江戸の人はともかく、我らお長屋に居る者どもまで白か米の飯をいただくことは、どげんかと思います。」
「大名には体面というものがある。」

「倹約は旨とせねばならぬが、締めるところは締めておる。あまり小さきことにこだわらず、もっと大局を見よ。」

「翔ぶが如く」は、1990年1月から同年12月までNHK大河ドラマとして放送された、司馬遼太郎原作の歴史ドラマである。
この作品は、ピーク時には30パーセントという高視聴率を打ち出し、歴代の大河ドラマとしても高く評価を受けた。
最近では、ダイジェスト版がDVD化され、レンタルショップなどで見受けられるようになった。
総集編第一部前編は、「青雲の志」と題され、一介の下級武士に過ぎなかった西郷と大久保が運命の波にもまれながらも、徐々にその頭角を現していく様を描いている。

薩摩藩の下級武士であった西郷吉之助(隆盛)だが、武骨ながらも地道な努力が認められ、藩主島津斉彬の格別な抜擢を受ける。
斉彬は、薩摩藩の富国強兵に努め、西洋技術を積極的に取り入れた。
そんな西洋学に通じていた斉彬のもとに仕えた吉之助は、多いに影響を受ける。
しかし、斉彬の急死により、吉之助はあえなく失脚。
事実上の新藩主である島津久光と反りが合わずに流罪となってしまう。
一方、幕末の動乱の最中、江戸では井伊直弼が独断で将軍世継問題を強行採決。


その結果、開国・通商派である井伊大老は尊攘派の恨みを買い、江戸城桜田門付近で暗殺されるという事件が起きる。(桜田門外の変)

この一連の歴史の中に絡みつく天下の盟友、西郷と大久保の明らかな違いが目の当たりにされる。
それは、信念を持って正義を貫く西郷は、たとえ相手が身分の高い人物と言えども、死さえ臆することなく忠言するという人であるのに対し、大久保は状況判断能力に優れ、その場の空気を読み、臨機応変に対応した。
したがって権力にはめっぽう弱く、ごり押ししてまでの無理強いを好しとはしなかった。

この二人の相違点を比較しながらの作品鑑賞は、非常に楽しい。


西郷隆盛役の西田敏行、大久保利通役の鹿賀丈史、両者とも見事な演技力で視聴者を酔わせてくれる。

1990年TV放送
【原作】司馬遼太郎
【脚本】小山内美江子
【出演】西田敏行、鹿賀丈史

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2008.03.10 06:22:50


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