吟遊映人 【創作室 Y】

吟遊映人 【創作室 Y】

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

吟遊映人

吟遊映人

カレンダー

2010.08.21
XML

「火事を消すのと刑務所に乗り込むのは違うわ」
「(ああ)大違いだ・・・だが、より面白い」

アメリカン・コミックにはあまり詳しくなく、いやほとんど知らないと言った方が正しい。
せいぜい“スーパーマン”や“バットマン”の類しか頭に浮かんでこない。
そういうヒーローモノこそが正統だと思っていたため、本作のような趣の異なるヒーローコミックは、実写化されてもなおさら難解であった。
だが、こんな無粋な吟遊映人でも、「ウオッチメン」が単なる勧善懲悪を主としたヒーローモノではないことだけは理解できた。

1930年代から40年代にかけて、アメリカでは仮面とコスチュームを身に着けたスーパーヒーロー達が犯罪と戦っていた。
その後、何十年か経って第二世代のスーパーヒーロー達が、ウオッチメンと名乗り、世間に強い影響力を及ぼした。

それを内々的に捜査したのは同メンバーであるロールシャッハで、何者かがスーパーヒーローたちの抹殺をもくろんでいるのではと推理する。

ウオッチメンのメンバー全員に、暗く、陰鬱な過去が纏わりついているようだ。
背景にそのような影を落としながらも、今をスーパーヒーローとして生きるそのプロセス、あるいは心理描写をもう少し表現していただければありがたかった。
なにぶん、勉強不足のため、本作の衝撃的な世界観を理解するのは至難の業なのである。

さらに、ラストシーンの込み入った状況も、まるで糸が絡まったように整理するのに苦労した。
「ウオッチメン」を鑑賞するには、時を置いて二回ぐらい見直した方が良さそうだ。
念のため申し上げておきたいのは、本作はアメコミの実写化であるが、子供向きではない。
正に、大人向けの作品である。
R-15指定の成熟した大人が楽しむための作品なのだ。
20100821b

2009年公開
【監督】ザック・スナイダー


また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010.08.21 08:00:21 コメントを書く
[映画/冒険&ファンタジー] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: