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2012.12.10
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カテゴリ: 教え
20121210

ツァラトゥストラはかく語りき

自然の大いなる営みの中に、圧倒的絶対的なものを見つけ、人間の卑小なるを思い知らされたとき、人には多少なりとも哲学的な思考が芽生えるものです。

冬の或る日、ある場所。
天気晴朗なれども、その孤高なる一木に「陽」の明るさを感じることはありませんでした。
とはいえ、そこに「陰」なる影を感じることもく、それは人の一切の感情を拒絶した、ただ一木の存在あるのみでした。

実は一興までに「アルプス交響曲」を聴きながらこの景色を眺めていました。
次は同じくシュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」が続きます。
その時、私の哲学的思念のスイッチが入りました(笑)
ティンパニーは我が漫然の心に覚醒の楔を打ち込み、金管は嚢中の迷路を電光石火で突き進み、このごろでは錆びついていた哲学的思念回路に灯をともしたのです。
私はとりとめもなく沈思黙考に耽りました・・・


きっとシュトラウスはニーチェを精読した後にツァラトゥストラを作曲したはずであり、彼もその哲学的な思惟をベースに譜面に向ったのであろう、私はそう確信します。

ただそれはそれとして・・・
「アルプス交響曲」も「ツァラトゥストラはかく語りき」もお気に入りの曲ですし、何よりシュトラウスはバイロイトにて敬愛してやまないワーグナーの「タンホイザー」を指揮したこともあり、彼は好きな作曲家の一人なのですが、新聞で気になるコラムを目にしました。

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大芸術家なのに金の勘定ばかりしており、作曲家マーラーの妻アルマに「シュトラウスの頭の中にあるのはお金のことだけだった。四六時中、鉛筆を握って、収益を最後の1ペニヒに至るまで計算していた」と書かれた。
ドレスデンで「サロメ」のリハーサルを終えて帰ってきたシュトラウスに息子が、「パパ、いくらもうかったの」と聞いたところ、「お前もやっと自分の息子になった」と言ったという逸話さえある。


産経新聞 【from Editor】 2012.12.1
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なんだかなぁ(>_<)、と思わずにはいられませんが、でもツァラトゥストラの時はよもや銭勘定をしていたとは思いたくはありません!
彼の思惟は哲学で満ち溢れていた、私はそう思う、いや、そう願いたいのです(汗)
でなかれば、あのティンパニーと金管に我が魂が轟くはずありやなし、です。

とはいえ最も肝心な事はといえば!
「哲学的」と書いてはみても、元の元であるニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」四部作を読んだことはいまだありません(汗)
まずはそこからでしょうかね(笑)

ときにニーチェ。


「われわれはわれわれの椅子を中間に置いた」
彼らのほくそ笑みはわたしにそう言う。
「瀕死の剣士たちからも、満足したブタからも、同様に遠く離して」
だが、これは凡庸というものだ、たとえそれが中庸と呼ばれているにもせよ。


やれ右だ左だ、と批判するところの正体をそう喝破するニーチェでした(^^)
なるほどその通り!





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最終更新日  2012.12.11 06:34:05


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