鈴木 セイヤ 0
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水曜日の担当は、坂田博昭です。 門別競馬場に取材に出かけてきました。 夏らしい草花たちが、駐車場の脇に咲いていました 丁度始まった1レース 最後の直線の攻防を正面から 今日は、多くの人々に行き会いました。(以下掲載の写真は全て、十分に距離を取って撮影しています) 齊藤正弘調教師 先週日曜日、JRA函館競馬場で管理するシンボが横津岳特別を制覇。「走っても走っても、(馬券的な)人気がない馬だからなぁ」…と苦笑い。 ただ、巷ではこの先菊花賞云々という期待感を込めた話も出ていて、今度こそ馬自身の人気は確実にアップしたようです。「いずれは、ジャパンカップに出したいね~」 大きな夢を語る、齊藤調教師。 一応、現時点での予定は札幌のOP特別2走だとのことです。勿論、札幌日経オープンの結果次第では、皆さんが期待しているような路線で、早めに大きな舞台を目指していくこともあるかも? 2レースでは、グロリオーソが勝利。 乗っていたのは、リーディングジョッキー・石川倭。 中は、小野望調教師 馬を挟んで一番右で馬を牽いているのが、ジャシーム厩務員 着ているシャツをよく見ると… 小野望調教師曰く「たぶん彼は寿司は食べられないはず」ですって(笑)。 でも、身につけるものから「日本で頑張って行こう!」という意気込みが表れているのだと思います。寿司は味わえなくても、勝利の味はやはり格別なのではないでしょうか。 石川倭騎手はというと… 前髪を、切りすぎたっぽいです。 本人は気にしていましたが…雰囲気変わってなかなかよき。 小野楓馬騎手 昨日は、終盤4個レース連続勝利で、一日5勝と活躍 今日このあとのメインレースでも一番人気の馬に騎乗しますが、明日の重賞。ノースクイーンカップでも、大井所属の遠征馬・ナンヨーオボロヅキの手綱を任されました。 「重賞で、遠征馬の騎乗依頼を受けて乗るのは初めてです。全くのテン乗りですが、どんな馬なのか、どんなレースになるのか凄く楽しみです。」 今季開業の、森山雄大調教師 おめにかかって第一声が…「馬って、どうやったら走るんでしょうねぇ…(笑)」 あながち冗談でもなく、いまだからこその試行錯誤を様々なところで繰り返し、道筋を探っている模様。「たとえば、餌をどのタイミングで、どのぐらいやるか。今までと同じように何度も細かく繰り返しやるやりかたでいいのか、とかですね。細かいことですけれども、人間のアスリートに置き換えれば、とても重要なことじゃないですか。あとは、ハミなどの馬装。これも色々研究の余地があります。」 いまだから、挑んで取り組めることがある。 そんな気概を、話の中から感じることが出来ました。 次にお目にかかるときには恐らく、「いまはこんなふうにやっている」というオリジナルの興味深い仕事の話を聞けるのではないかと、楽しみにしています。 黒川智貴調教師 話は、自ら「いまの厩舎の看板馬」と話す、バンカブルスターに。昨日の最終レースを快勝して2連勝。4歳の夏になっていよいよ軌道に乗ってきました。「我慢して3歳の春まで待ってデビューさせて、ここまでやってきた馬。転入馬もいいけれど、こうしてずっとここに置いてもらって活躍させるのは、格別ですね。もう一段良くなってくれば、さらに楽しみが大きくなると思います。」 近いうちに重賞レースで姿を見ることになるかも知れませんね。 仲原大生騎手 大井から、短期移籍で門別滞在中 5月から乗って17勝と、存在感が増してきています。 冬場、佐賀で短期移籍で乗ったあと、そのまま門別に来てはや3ヶ月。「とにかくレースや馬のことを学びたくて、佐賀に行かせてもらいました。例えば、自分はスタートが本当に下手で、佐賀で鍛えられて掴むことが出来たと感じています。門別では、2歳馬にも乗っていますし、馬のこと中心に更にいい勉強が出来ています。」 レースの中で意識していることは?と尋ねたところ…「『中途半端』っていうのが嫌いなんですが…どうしてもレースの中で弱気になってしまうと言うか、位置取りが中途半端になってしまうところがあって、あとでレースのビデオを見て『これじゃだめだ』と。そういう面をどうやったら解消出来るか、考えて取り組んでいます。」 デビューの時に「やるよ」といわれてもらったという「柏木」の方の鞍は、「この馬は勝てるかも」という大事なレースの時に使っているそうです。 さて、ぼちぼち今日のメインレース。 「星雲賞」は、内回り1600mの重賞競走 大方の想定通り、1番人気のクインズプルートがスタート後サッと先手を取り、ライバルたちはそれを追いかける形。 しかし、自分でペースを作って後続に脚を使わせたクインズプルートが、4コーナーから後続を引き離し始めたところで、もう勝利確定。 小野楓馬騎手 「前回の反省を踏まえた」という逃げ。 素晴らしい好騎乗でした。 馬を曳いているのが、メタブシング厩務員 厩舎では特定の担当者は定めていないということですが、管理する安田武広調教師によると、クインズプルートを最も可愛がって手がけているのが彼だとのこと。 嬉しそうですね! 門別は、明日も重賞レース開催。 牝馬の重賞・ノースクイーンカップ(H2)が行われます。 7月16日(木)門別12R ノースクイーンカップ(H2)発走時刻は20時40分です (主催者HPから抜粋しました) 昨年は、大井のクレイジーアクセルが優勝。 このノースクイーンカップを皮切りに牝馬重賞戦線を渡り歩き、見事グランダムジャパン・古馬シーズンの女王に輝いたのでした。 今年も、遠征馬が4頭 なかなかの力量馬が揃いました。 迎え撃つクオリティスタートも、ここに向けて調子はMAXと聞いています。 レースの中身も、興味深いものになりそうですね。 前走ヒダカソウカップでの、クオリティスタート 明日のレースも、楽しみにしましょう!
2020年07月15日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 ここに来て、競馬場への集客再開の報が入ってきています。 いま、それが「喜ばしいこと」とか「是非出かけて下さい」ということはなかなか申し上げることが出来ない、難しい状況にあるのも事実なのですが…それぞれの主催者の関係者スタッフの皆さん方が、おそらくは入念に準備を重ねてきての、一つの動き。注目していきたいと思っています。 お出かけの方は、くれぐれもルールを守ってお越し下さい。 元の世の中ののありように戻るのには、まだとても時間がかかるか、もしくはもう戻らないかも知れないと思い、少しずつ「今までとは違うこと」も取り組もうとしています。 とか… とか… なかなか、ですね。難しい。 相当の試行錯誤が必要。 やるだけなら、簡単です。技術は、今までよりもものすごく身近なものになっている。例えば、自粛期間中にものすごくユーチューバーが増えたのも、形だけなら誰でも出来るようになっているから。これは本当に大きいと思います。 しかし… 今までしていたことをネットに置き換えるだけでは、ただのお金の無駄遣いになってしまう。それはひとびとにどういう前向きな影響を与えることが出来るのか。 いまはネットで売れている競馬が、これから景気が悪くなっても続いて行くために、どうしても考えて取り組んでいかなければならないのだと思っています。 だって、皆さま方だって、楽しいことでなければ参加されないでしょ? 「新たな日常」の中は、今までとは異なる「不自由」な世界。 その中で「楽しみ」というものをどうやって創り出していくのかということ。 なかなかに、難儀です。 先週、再開してしばらく経った、北海道の場外発売所・Aiba石狩(サテライト石狩)に出かけてきました。 ルールを守って、正しく観戦 「お掃除タイム」には放送が流れて、このように場内スタッフの方々が総出で作業。記載台の上に散乱したマークシートを感染拡大防止のために全て片付け、このように消毒を徹底しています。 まだまだ…集まって楽しむ、というところまでは、距離もあるし時間もかかるのかな。 レース自体を楽しむことが出来るのは、せめてもの救いではあります。 「ファラオ違い」か… ダノンファラオ。今回は、いい競馬しましたね。 ありゃりゃ…門別 最終レース取りやめ 明日は大丈夫かな… 明日の門別。重賞はありませんが、注目の2歳馬戦「JRA認定ウィナーズチャレンジ3」が行われます。これが…かなりのハイレベルメンバーですよ!7月9日 門別8R JRA認定ウィナーズチャレンジ3の出走表です2歳オープン 外回り1200m 発走予定時刻は、18時50分 (競馬場公式HPから抜粋しました) 新馬勝ちの内容から、前回のウィナーズチャレンジ1でも注目されていたプラチナステージが、登録はしていた栄冠賞をパスしてここへ。巻き返しを期します。 他にも、新馬勝ちのあと間隔を取って、満を持して登場するセカイノカナとか、あとから新馬を勝ったトランセンデンスなどの素質馬、新馬は勝てなかったけれど、徐々に良化してきたり弱点を克服してきたりしている馬たちが加わりました。 勝っている馬なら誰でも、ではなく どこをとっても「こういう良さがあるよね」といくつもあげられる馬が揃う。 これが門別2歳馬戦です。 明日、このレースだけは見逃し厳禁でお願いします。 来週は、また北海道からお伝えします。
2020年07月08日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 昨日6月30日に行われた、門別・栄冠賞のリポートです。 朝方はぐずっていた天気も、日中には一時回復。 競馬場へ向かう途中で車を止めてパチリ。 よく見ると遠くの方では… 草を食む。 雲は多くて、本当に束の間の晴れ間、という感じ 実際、このあと日が暮れると、水滴の細かい雨が降ってきました この日、メインレースの前に行き会ったひとびと 阿部龍騎手 朝一番の騎乗前に、装備の確認中 2つの鞍を扱っていたのですが… 右と左 大きさが全然違う! どちらも彼のものですが、背が高くて減量を頑張らなければならないため、鞍などの装備品も全て軽く、出来るなら小さく。革製品は、それなりに重さも出ますからね。 このふたつの鞍の重さは同じくらいとのことですが… 左の鞍、小さっ! 鞍とブーツで、他の人より1kgは軽いそうです。 この日は、ウィナーズチャレンジを勝ったラジアントエンティで栄冠賞に出場「牝馬らしい牝馬ですね 馬の様子も含めて。強い牝馬でよくある、男勝りとか、体がグラマラスとか、そういう感じとは違う馬です。」 そう話しながら、空模様と馬場の様子を窺いながら… 「雨は、降らない方が良かったかな…相手に有利になりそうですから」 と、一言。 さて、レースはどうなりますか。 レースが進むと、この人も鞍の手入れに出てきました。 加藤誓二騎手 先週木曜日の、馬の競走除外からの騎手変更で心配されましたが、馬から落ちた際に首を痛め、違和感があったために大事を取ったとのこと。 「何とか門別にいる間に、あと2つ。通算400勝決めてから名古屋に帰りたい。でも、リーチがかかってからが長いからなぁ…」 そう言わず、門別でチャンスをものにして欲しいですね。 鞍は、このように皮の一部が金色。皮の部分は摩耗すれば交換出来るとのこと。それで、こんな感じ。 「この鞍、デビューの時に調教師からプレゼントされたものなんですよ。だからもうかれこれ20年ものです。」 えっ、それはすごい! 大切に使うとそんなに使えるものなんですね。 「10年前(2010年)に一度騎手を引退したときに、人にあげたんですよね。でもそのあとまた騎手に復帰するとき(2015年)に、その人がプレゼントで返してくれて、手元に帰ってきました。」 へー、それもまたすごい。 見せてもらうと、鞍の裏側に「OHATA」の文字。 はっ!大畑さんでしたか。大畑雅章騎手「新品プレゼントしてくれるんじゃなくて、これ返してくれました(笑)」 いやいや、粋なプレゼントじゃないですか、これは。 デビューの時からのものですからね。 初心忘るるべからず、で、頑張れるんだと思います。 あと2勝で、400勝。ご声援下さい。 もうひとり、ひたすら一日、鞍を磨き続けるひとがここに。 小野楓馬騎手 この日まで騎乗停止中。 先週3日間と、この日。騎乗停止でレースに乗れない日もこうして検量まで来て、先輩の鞍の整備をしていました。 「とにかく、レースに乗りたい…それだけです(苦笑)」 若いだけに、余計にそう思う気持ちは強いでしょうね。「いままで、たくさん載せていただいて、とにかく一日中慌ただしく動いていたら、もう夜になってた、みたいな感じだったものが…乗っていないと、一日が本当に長い。こんな風に一日って流れているのかと、初めて知りました。」 乗らない間に何、というところまではまだ思い及んでいないようですが、「一日が長い」と感じている時点で、恐らく色んなものを目にして、そして感じているのではないかと察します。こうして、何か動いて探そうとしている姿。乗れなかった開催日4日分、得たものはあったのではないかと思います。 今日からレースに復帰。 明日のグランシャリオ門別スプリントではアザワクへの騎乗予定もあり、興味津々ですね。 もうひとり。 この人を取り上げないわけにはいきません。 岩橋勇二騎手 今季好調!6月に入って更にピッチを上げて、昨日のレース終了時点での勝利数は34。トップの石川倭騎手とわずか星1つの差となりました。 「馬は、生き物なんですよね……いまは改めて、それを考えています。」 ……なんだか哲学の世界に足を踏み入れたかのような、岩橋騎手の話。 「馬の気持ちに寄り添うこと。これが大切なことなんじゃないかと思って、意識しています。生き物なので、人間の思う通りに何でも動いてくれるわけじゃない。寄り添って、動けるようにしてあげることをいまは考えています。」 6月30日10レース ソイカウボーイで見事勝利!「(リーディングを獲った6年前とは)活躍していても、心持ちは全然違いますね…。」 今季このあと… もしも追われる立場になったとき、またひとつ心境の変化があるのだろうか。 プレーぶりと合わせて、注目していきたいですね。 さて、メインレースの栄冠賞。 中間、そして当日の降雨で時計の速い馬場となり、序盤から激戦が予想されるメンバー構成。蓋を開けてみると、トンデコパの逃げをサイダイゲンカイが積極的に追いかけていき、前半3ハロンは34秒8。向正面の直線だけの最初の2ハロンは、もっと速かったみたいです。 直線の攻防 内ラチから2頭目の黄色帽がサイダイゲンカイ そのすぐ右にいる白色帽がスティールグレート サイダイゲンカイが振り切った! 今回は、勝って笑顔の服部茂史騎手 前回のウィナーズチャレンジでは、馬の力を信じて仕掛けを待ったところで相手に先に行かれて距離が開き、それが結果ゴール前惜敗につながってしまいました。 今回は、好位につけたあとも押っつけて前へ出て行ってまず番手を競り取り、そのまま前へと攻め込んでいくという、非常に積極的なレース運び。普通なら直線でバッタリ止まってもおかしくないところを最後まで凌ぎきっての勝利には、着差以上の価値があります。 「今日は厳しいレースになったけれど、馬に『気を抜いちゃいけない』ということも教えないといけない。馬がよく頑張ってくれました。」 前回の「反省」を踏まえ、思い通りのレースをして、いい形で勝利をものに出来たようです。 レースのあとに、兵庫から参戦のこの人にも話を聞くことが出来ました。 吉村智洋騎手 角川秀樹厩舎のハートプレイスに騎乗 返し馬の様子 レースの結果は5着「スピードもあるし、とても乗りやすい馬でした。枠順の差もあって好位から内(サイダイゲンカイ)に先に行かれてしまったけれども、よく走っていると思います。1200mの経験があれば、いい勝負に持ち込めたかも知れません。いい馬に乗せていただきました。」 少し肌寒くすらあったこの日の陽気にも、「(兵庫は)滅茶苦茶暑いので、十分気持ちいいです」と話しながら、この日全部で4鞍に騎乗。門別のレースを盛り上げてくれました。 今季中、こうしたスポット参戦の形で、また登場機会があるのではないでしょうか。 さあ、今日もレースが始まりますよ! 今週は、残り今日と明日の2日の開催。 明日のグランシャリオ門別スプリントも、楽しみですね。
2020年07月01日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 先週金曜日に、自粛や制限の緩和がなされて、競馬の世界でも先週お伝えしたように「そろり」と場外発売所が動き始めました。 先週は、名古屋と北海道の一部の様子をお伝えしました。 その後、先週金曜日に、船橋競馬の場外発売所であるエフケイバ成田が営業を再開しました。 なお、前回に引き続き、私からは馬券を買うために現地を訪れて欲しい、とも、訪れないで欲しい、とも申し上げることが出来ません。現下の状況に鑑みて、ご判断下さい。 また、現在エフケイバ成田では、県外からの来場をご遠慮頂きたいと呼びかけております。現時点では、現地にお出かけになるのは千葉県在住の方のみでお願い致します。 取材は、特別な許可を頂き、23日火曜日に行いました。 写真は坂田撮影です。 「サテライト成田」として、同じ建物の中で競輪やオートレースの車券も合わせて売っているこの場所ですが、いまは競馬エリア(建物2階)への動線を完全に競輪・オートレースエリアから分離しています。 この写真は、競馬エリア専用の入り口。 サーモグラフィで検温 マスク着用の確認と手指の消毒もここで エリア内 通常はJRAの開催日だけしか開けないスペースも開けて、出来るだけ密を避けるようにしています。 券売機の並び位置も、かなり余裕を持って設定 レースが締切となり、券売機の利用が一旦途絶えるタイミングになると、スタッフの方々が全ての券売機を1台ずつこのように消毒。これを全てのレースのインターバルで行っています。 普段は開けない非常口や天窓をあけ、さらにこのようなサーキュレーターとしての扇風機を導入。扇風機はサテライト成田全体で相当数買い求めて設置しているとのこと。 全ては、この場所を訪れるお客さま方の安心のため。 ソーシャルディスタンシングのための座席封鎖こそ行われていますが、お客さま方はいつもとほとんど変わらず、レースの映像に見入っています。 そして、この場所でお客さま方を迎えるスタッフの皆さん方の安全のためでもあります。 開けたらあけたで、感染症予防対策は本当に大変。 でも、それをしっかり行うことが、とりもなおさず「この場所を守る」ことに繋がります。 そう、コロナから「場所を守る」 そういう取り組みなんです。 場所がなくなってしまったら、みんなが競馬を契機に集まる場所がなくなってしまうから。 成田空港第3ターミナルにて 来週は、北海道へ戻って、栄冠賞を取材してきます。
2020年06月24日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 競馬でも、地方競馬の場外発売所の一部で、馬券の発売が再開されました。 冒頭から暗い書きぶりで申し訳ありませんが… 率直に言って… 「開いたー!わーい!!」みたいなムードは、全くありません。 いまと、そしてこれから、競馬と競馬に携わる人々が直面する困難を象徴する状況について理解をして頂ければと思い、リポートします。 もしかしたら、状況を知り暗澹たる気持ちになる方もおられるかも知れません。 しかし、この一歩を踏み出さなければ、次のステップには進めない。 先駆けて再開に踏み切った方々の尽力には本当に頭が下がりますし、「ここからだ」と思い競馬を応援して頂ければと思っております。 これから再開した場外発売所を訪れる方は、各々の場所のルールをよく守ってご利用下さい。 いま申し上げられることはこれだけです。 行って下さいとも、行かないで下さいとも、私からは申し上げないでおきます。 それがまさに、業界が置かれた実情です。 すみません…岩手の状況は恐らく、よこてんさんが伝えて下さるのではないかと。 私からは、月曜日の名古屋と、今日の北海道・札幌の状況をお伝えします。 名古屋の状況については、名古屋競馬広報のご協力を頂戴しました。 まずは、6月15日の名古屋競馬の場外発売所再開の様子から サンアール弥富 「出来れば2m 最低でも1m」 実践するとこういうことになります。 席を半分にするぐらいの話かと思っていましたが… 実際にはほぼ4席に1席しか使えません。 サンアール弥富自体は、滞在人数のMAXを100名に設定し、それに達すると入場を制限することになっているそうです。 2m離れて並ぶと、こうなります(一人目だけ1.5mだそうです) 横も開けなければならないため、券売機は1台おきに稼働 「密」を避けるためのもうひとつの問題。 それは、いわゆる「記載台」にマークシートを塗るための人々が密集するのではないかという課題でした。この場所では、記載台は撤去または使用停止。記載台がなくても、席でマークシートをうまく塗れるようにするための工夫が、こちらです。 エチケットカードの配布 下敷き的に使って、この上でマークシートを記入してもらいます サンアール磯部では、同じ趣旨でこうしたバインダーを貸し出していました 接触がNGということなので 鉛筆(ペグシル)やマークシートの取り扱いも徹底 ペグシルは消毒して再利用しますが、お客さまが一度手に取ったマークシートは消毒のしようがないため、全て廃棄するとのこと。みなさん、マークシートは是非必要な分だけお取り下さい。 スタッフの方による券売機の消毒も随時 接触が生じる券売機の衛生管理も徹底しています。 このほかにも、飲食不可にして飲み物の自動販売機も止めたり、化粧室などの水回りに感染リスクが大きいと言うことで使用制限や備品の整備などの手立てを施したり。とにかく、細かいところまで気を遣わないと感染拡大防止は果たせないという、強い意志と決意が感じられます。 サンアール磯部の様子は、こんな感じです。 訪れるお客さまが少ないうちは、景色にそれほど変化はないかも知れません。 しかし…ビッグレース開催時など、混雑が予想されるときにどうすべきかと言うこと。そういうときに、「是非うちでお買い求め下さい」という気持ちを、どうやって表せばいいのかということ。 何しろ、繁盛したら「密」ですから。 飲食店と同じ。 開けて、ようやくここまでこぎ着けた、ではなく、ここからまだ色んなことが始まるということなのでしょう。 更に、今日17日水曜日には、ホッカイドウ競馬の場外発売所も再開しました。 Aiba石狩の様子(写真は坂田撮影) 競馬のほかに、競輪とオートレースの車券も売っている、複合場外発売所 競輪とオートレースは先行して発売が再開していて、今日これに競馬が加わりました。門別競馬の発売は14時からだったのですが、午前中からの競輪オートのお客さま方に加えて、競馬のお客さま方も13時頃から徐々に集まり始めました。 この場所も、入口での体温計測はサーモグラフィーによる自動計測 高温が感知されたお客さまには、改めて検温を実施します。 券売機はひとつおき 久しぶりに、紙の馬券買ったよ! 競馬エリアの席数は半分に絞って、3競技で館内全体の人数を入場制限を行う目安としていました。今日は、1Rが始まる前の段階で、競馬エリアに着席50名ぐらい。 イベントなどでお邪魔していた時に、いつも行き会っていた常連のお客さま方と再開を喜び合ったりしていると、ほんとにね…いまがどういう状況とかいうことよりも、またお客さま方と会えて良かったなって、心から思いました。 「3ヶ月、お金使わないで済んだよ。また来ちゃったけど(笑)」…そんな声も聞こえてきました。 イベントが出来るかどうかなんてことは、まだ考えることすら無理な状況です。それでも、またこの場所にひとびとが集まってきていることが、本当にかけがえのないこと。 どこも、まずは再開で第一歩。 そこから、こんどは「新たな日常」の始まりです。 石狩でお客さまの顔を見たあと、車を飛ばしてAiba札幌駅前へ。 本来スタンディングで楽しむスタイルのAiba札幌駅前 しかし今日は、三密防止のために椅子を設置する形で入場を制限していました。 地下3階一般エリア席の定員は30名。 2階はまた別途。 こんな風に首から下げる札をもらって、その番号の席に着席します。 まず今週は、馬券購入もキャッシュレスの会員限定。 今日明日は、Aiba札幌駅前では一般の紙の馬券は買えません。 席に座ってこのように、タブレットで馬券を購入します。 接触を減らす馬券の買い方(売り方)としては、ある意味究極の感染予防対策と言えます。 また、キャッシュレス投票会員は住所氏名を予め登録していますので、いま巷でひとつのテーマとなっている「何かあったときの利用者の特定」の面でも、この方法は完璧。 出来たときから、考え方において「最先端」の場外発売所だったAiba札幌駅前ですが、こうして感染拡大防止対策においても一歩も二歩も進んだ取り組みをしていました。 地下1階のカフェバー・スタンピーズ 競馬がある時間帯は、こうして席を大型モニターの方に向けて、競馬観戦のお客さまに配慮した設営にしていました。元々、ソーシャルディスタンスの確保に配慮した形でカフェバーとして営業していましたが、競馬モードの時間帯もこうして「安心して楽しめる」環境を整備。 キャッシュレス投票会員の方なら、こちらも馬券を買うことが出来ます。 ホッカイドウ競馬の場外発売所の営業、まずは今日と明日の門別開催日。 こちらでも名古屋の場外発売所同様、皆さん知恵を絞って、そして力を尽くして、最大限感染拡大リスクを抑える取り組みをしながら、動き出しました。 まずは、みんなで感染拡大防止のためのルールを守って。 お楽しみも少しずつ、ですね。
2020年06月17日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 昨日は、名古屋競馬場にお邪魔してきました。 東海ダービー 結局まだ全然状況は変わらなかったな… 無観客のまま行われました。 パドックも勿論無観客 それでも、パドックにはいつものとおり 重賞肩掛けが朝から展示されていました 今回は、とにかく出来るだけ多くの馬や人についてお伝えしていきますね。 大きなレースの日に朝から競馬場に行くと、よくこの馬に出会える。 名古屋便りでは、毎回のようにお伝えしています ヒカルアヤノヒメ 牝16歳 264戦目 この日は、新たなパートナーとともにレースに挑みました。 笠松の新人・深澤杏花騎手 18歳 新しい味が出るかな? エポックライジン 牡14歳 こちらなんと283戦目 4月から5月にかけて掲示板に乗り、前回はヒカルアヤノヒメとは別のレースに組まれていたのですが、そこで敗れたことによりまた同じレースに出走となりました。 ヒカルアヤノヒメ、この日はビックリするぐらいのロケットスタート さすがに行き切ることはできませんでしたが、それでも4番手 (内ラチ沿いの白帽) エポックライジンは中段の後ろ (ピンク帽) そしてゴールでは… 大激戦の5着争い ヒカルアヤノヒメ(白帽) 惜しくもクビ差で6着 エポックライジン(ピンク帽) 更にクビ差で7着 元気に帰ってきました レースのあとに、深澤杏花騎手に話を聞きました。「すごいですよね!ヒカルアヤノヒメ、私と年、ふたつしか違わない。どこで行ってどこで息を入れるかとか、レースを本当によく知っている感じの馬でした。今日はスタートが良かったけれど、さすがに行けなくて…でも最後まで頑張ってくれました。ゴールでは何とか5着と思ったのですが、残念でした。」 名古屋に来ることも増えているそうです。 少しずつ、一歩ずつ頑張って欲しいですね。 ご注目下さい。 こんな感じで、お久しぶりにお目にかかった騎手の皆さんのお話も、少しずつ伺ってきましたよ。 丹羽克輝騎手 61歳 この人の元気は、ヤバい(笑) そしてこの笑顔 いつも、前髪をなびかせながら、颯爽と行き来してる 肉体的にも、見た目、全く年を感じさせません。 「昔は体をいじめるのが好きだったけれども、最近はさすがにしんどいので殆どやってないですよ。日頃の仕事の中で、体の状態も維持管理、ですね。」 今年もすでに20以上勝って、ファイト溢れるプレーで存在感をアピール。 レジェンドは、名古屋にもいるんだよ…。 木之前葵騎手 来月27歳になるのか… 2レース メイショウベルムでファインプレーの勝利 装鞍の途中で声をかけると、こんな感じで破顔一笑 暑いですね~のひとしきりの挨拶のあと話を聞くと「うーん…もしかしたら、夏は、すきかも」 いい季節を迎えて、彼女のプレーこそ狙い頃かも知れませんよ。 新人・細川智史騎手 今月で21歳 実は私と、誕生日が一日違い それはどうでもいいか 4月デビュー 5月6日に初勝利を挙げ、この日までに3勝「スタートをしっかり出して、位置を取ること。これをいまは心がけています。あとは、例えば馬がハミを取らなかったりと、想定外のことが起きたときに、落ち着いて対処出来るようになりたいですね。」 基本的なことから、ひとつひとつ。 そんな心がけが窺える話でした。 浅野皓大騎手 20歳 写真はすまぬ…もう一枚予備を撮れば良かった 昨年10月にデビューして、ここまでに12勝。 なにか、この競馬場という場所での「存在感」は、いい意味で少しずつ増してきているような気がしました。「名古屋は、やっぱりゲートが命。枠内の駐立からしっかり気を遣って、きちんとスタートすることを心がけています。」 ワンショット写真がまずかったので、走っている姿もサービスしておきます。 笠松・渡邊竜也騎手 あれ…このひと20歳か…… 正直 もう何年乗ってる? っていう感じなんだけど 現在、笠松リーディング2位の53勝(ほかに名古屋で1勝) 周囲の期待感は高まっています。 「(リーディングに関して)よく周囲からは言われるのですが…正直自分としてはそこまでは意識していないですね。まだレースに『自分の型』みたいなものがないです。レースのあとも、内容に納得いかないことがとても多くて、『勝った』と言えると感じていないです。」 謙遜とか、意識しないようにするために敢えてそう言うとか、そんな感じはみじんもなかったかな……本当に、リーディング云々という話になっている現状への、「戸惑い」。それがあるだけ。 これは、プレーしている本人だけが感じる、実にアスリートらしい感覚だと思いました。 ほかにも…一日様子を見ていると 負けて残念の表情あり(宮下瞳騎手) 逆に勝って「してやったり」の表情あり(丸野勝虎騎手) そんな中、午後になってこの日の主役が姿を見せました。 東海ダービーにニュータウンガールで挑む、佐藤友則騎手 38歳「準備がすべてできている だから自信がある」 短く言い残して、装鞍所に向かっていきました。 会話は、ほんの一言二言。でも、いい「緊張感」が、こちらにも伝わってきたような気がしました。 さて、その東海ダービー ニュータウンガールは、番手につけて 後ろの追撃を待つような形で直線入口から満を持しての抜け出し 完勝!! 佐藤友則騎手の優勝インタビューの模様は、名古屋競馬オフィシャルのYoutube映像でご覧下さい。 ニュータウンガールについて、早い段階から「ダービーを勝てる馬に巡り会えた」と話していた、彼。この日を迎えるまでの時間は、長く感じたのか。それともあっという間だったのか。 ダービーをこうしてお伝えしていると、いつも思います。 競馬って、レースの度ごとの「点」じゃなくて、「つながり」なんですよね。 井上孝彦調教師 このひとも、それを強く感じてここまでやってきたひとのひとり。「競馬は生き残りゲームだから。今日、笠松で馬を運動させて、ちゃんと馬が歩いていて、それでまず良かったと。競馬ってそういうものです。」「前回の駿蹄賞が、みんなの自信になっていた。スタッフがみんなで同じ方向を向いて、ダービーまで来られた。オーナーも『任せる』と言ってくれて、ここまで来て、勝つことが出来た。みんなに感謝です」 2着の、エムエスオープンも立派でした。 昨年の東海ダービーの日に行われた「スーパー新馬戦」を勝ち、そこからまるまる1年間、殆ど休むことなく戦い続けて、東海ダービー2着。東海のこの世代の主なレースには、ほぼ必ずこの馬の姿がありました。 今井貴大騎手は、昨年10月に落馬事故で鎖骨と肩甲骨を骨折して長期休養。 復帰がこの5月ですから、本当に長くかかりました。 彼が戦列を離れている間、エムエスオープンには3人の騎手が文字通りの「代打」で騎乗。今井騎手も、リハビリに長い時間を要したそうで復帰に手間取りましたが、予定通りこの東海ダービーではエムエスオープンの背の上で、元気な姿を見せてくれました。「(ニュータウンガールに勝負どころから迫って)一瞬夢は見たけど、馬は一杯いっぱいでした。デビューの時には、(昨年の東海ダービーを今井騎手で勝った同馬主の)エムエスクイーンとどうしても比べてしまうから、この馬に関しては『そこまでの馬かな…』と思っていました。でも、飛びなんかもよくなって、ここまで来られた。1年間、色んなことがあって、本当に長かったです。」 今井騎手もまた、特別な1年を過ごしてこの日を迎え、そして無事に終えました。 明後日金曜日には、今年最初の2歳馬戦「スーパー新馬戦」が行われます。 名古屋でも、また新たな1年が、始まろうとしています。
2020年06月10日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 日本ダービーが行われ、九州ダービー栄城賞を皮切りにダービーシリーズも始まりました。依然として、世の中の状況はふわふわとして定まりませんが…競馬の季節は確実にやってきている。 いま、これまでとちがう、そしてひとりひとりがそれぞれ異なる状況に置かれた中で、それでも競馬の季節はいつもと同じようにやってきています。 無理することはありません。「心をひとつに」なんていう状況じゃない!という方も、気にすることはありません。「楽しめる状況」の方は、それぞれなりに。そして「楽しむことが出来ない状況」にある方も含めて、ひとりひとりそれぞれにとっての「今年のダービーの季節」を、いま過ごしているところ。 それぞれ異なる状況の中でも、競馬の季節は変わらずやってきているということが、本当にかけがえのないことなのだと思います。いま「それどころじゃない」方も、それを脱したところにはちゃんと競馬があって、あなたが競馬の季節感の中に帰ってきてくれることを待っています。 それが、競馬のいいところなんだと思います。 こころ、ひとそれぞれで。 競馬はいつでも、その人の都合のつくときにちゃんと寄り添ってくれるはずです。 先週木曜日 門別競馬場からの帰りがけにパチリ 帰る直前に、このひとに行き会うことが出来ました。 2年目の小野楓馬騎手 デビューした昨年は46勝でリーディング11位 今年、先週の開催が終わったところで、14勝 リーディング4位 「当面の目標は、通算100勝ですね。早く達成したいです。あと、今年のテーマは…そうですね…2歳馬を乗りこなせるようになりたいです。まだ上手に乗れずに、勝ちきれないことが結構あります。厩舎(小野望厩舎)にいい馬が入っているだけに、勝てるはずの馬をきちんと勝たせたいですね。」 この時期の若者は…少しの間会わないと、本当に変わります。 顔立ちとかの見た目というよりも、出している雰囲気が、昨年同じ場所で行き会って目にしたときとは、全然違う。 馬の上にいても、馬を下りて検量室周りで準備や片付けをしている姿を目にしても、昨年とは違い何か「その場所にフィットしている」感じがするんですよね。 そうはいっても、顔立ちも一応(笑) なかなかによい。 今日が8鞍 明日が7鞍の騎乗予定がある、小野楓馬騎手 明日の9Rの2歳オープン・ウィナーズチャレンジでも、自厩舎のイッツソーラッドに騎乗予定です。 さて、今週の門別は、今日と明日の2日間開催 明日4日木曜日は、11Rでダートグレード競走の北海道スプリントカップが行われます。 6月4日(木)門別11R 北海道スプリントカップ(Jpn3) 外1200m 20:00発走予定(ホッカイドウ競馬HPから抜粋させて頂きました) 実は…明日、一応雨予報。 夜6時以降の降水確率が60%らしい。 雨が降るか降らないかで、相当事情が変わってくると思うんですよね…。 馬場の質、時計の掛かり方が、全然違いますから。 ちなみに、ちょっと前まで火曜日から雨っていう予報でしたから、今のところ天気予報は外れています(苦笑)。 その2つ前。9Rでは、今年最初の2歳のオープン競走であるウィナーズチャレンジが行われます。 6月4日(木)門別9R JRA認定ウィナーズチャレンジ1競走 外1200m 18:45発走 5月5日のスーパーフレッシュチャレンジを勝ったサイダイゲンカイはじめ、ここまでに勝ち上がった馬たちの中でも注目度の高い馬が揃いました。 楽しみですね。 見逃し厳禁です。 さあ!門別グランシャリオナイター 今週も始まりますよ!! 来週は、久しぶりに名古屋リポートの予定です。
2020年06月03日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 世の中の様子が、何となくもう動き出さなきゃみたいな感じになってきたので、試しに街に出てみました。仕事の打合せというか挨拶回りも兼ねて、公共交通機関を使うことなくてくてく歩いて札幌駅方面へ。 かつては、いつ来ても人であふれかえっていた、道庁赤レンガ庁舎前 日中、こんな感じ。周囲のお店はまだ今月いっぱい休業というところが多いです。 北海道は、感染判明者がまだ出ているので、人々の警戒感もまだまだ強い。いくらみんなが焦って経済云々と言っても、病気が広がっては仕方ありませんから。 駅前通りでは、飲食店がランチのテイクアウトを知らせる宣伝中 まだまだこれから…というより まだどうなるんだろう、という雰囲気が強いかな、正直 とはいえ、ただ呆然と立ち尽くしているわけにもいきません。 みんな、動ける日が来ると信じて、出来ることから頑張っています。 ホッカイドウ競馬の場外発売所・Aiba札幌駅前に顔を出してきました。 勿論、現在は閉鎖中 かつて、イベントなどでみんなで集まって 競馬を見て盛り上がっていた場所 ひとがいないのは、本当に切ない… 正直、まだ競馬に関しては、場外発売所をオープン出来る見通しは立っていません。世の中で言われている公衆衛生上の観点からの事実上の規制の他に、競馬当局が「やろう!」となるかどうかということも必要。このあたりは、例えば一般の飲食店が店を開ける開けない、という問題よりも、遙かに複雑な事情が関係してきます。 お店を開けなければ、収入はゼロ。勿論「テイクアウト」とかないし。 全く見通しがつかない中で、世の中の多くの場外発売所が、苦境に立たされています。 ただそんな中でも、スタッフの皆さんは「新たな日常」の中でお客さまを迎える準備を、着々と進めています。 新たな日常の中で、この場所での新たな「楽しみ方」「楽しませ方」は、きっとすぐに見つかる。そう信じています。 併設されているカフェバー・スタンピーズもこんな感じ。 お店の中はソーシャルディスタンスを保つように設営され、現在はランチだけ営業中。この場所も現在、「新たな日常」の中でのありようを模索中です。 色んなことが、まだまだこれからですね。 さて。今週も門別競馬場の風景。 先週木曜日・21日の赤レンガ記念当日の様子です。 定番 今日のテン太 様子はかわりなくのんびり 服部茂史騎手1800勝達成で笑顔 十分過ぎるぐらいソーシャルディスタンスを保って、インタビュー動画収録中 阪野学騎手 開幕直後に勝ち星を量産 昨日・5月26日現在で12勝 6位「(調子がいい状況でも)あくまでも上を目指して!」…と、気合い十分。 この日も、10Rファストフォースで鮮やかな勝利 騎手という仕事の結果は、騎乗馬による、というところも勿論ありますが…今季はいままで以上に、騎乗振りに「活気」のようなものが感じられます。レースの中で、確かにプレーしつつそこにいる、っていう感じかな。さすがに、勝ち鞍自体はペースダウンしてきましたが、連戦目が離せない存在になっているように感じます。 馬券的にも、彼がどう乗るか、どう出てくるか、っていうことが、しばしばカギになっているような気がします。 今季は、どこかで「主役」になるシーンがあればいいなと思っています。 頑張れ!阪野学!! さて、メインレース。 4月のコスモバルク記念に続いて、今季の古馬重賞の第2弾。 メンバー的には、ほぼその再戦となりました。 4コーナーの奥から出て、コースを1周する2000m シーズン最後に道営記念で、王者を決めるコースです。 戦前の予想通り、リンノレジェンド(右から2頭目の赤帽)は待機策。各馬が牽制し合う中で、いずれも転入2戦目のサトノグリッター(一番左の緑棒)とクインズプルート(その右ピンク帽)が先行 最後の直線 クインズプルートが早め先頭から逃げ込み態勢…でしたが ただ1頭、ステージインパクト(右の白帽)が追い上げる 来てるのわかってたんだけどね…1番…… タイミング合わせてシャッターを押す「一発ドン」方式で撮っているので、撮れた写真はこんな感じ。やっぱり連写モードじゃないと、ジャストこれ!っていうものは取れないこともあるかな…… いや、カメラに連写モードはついてるんですよ(笑) ただ、外からステージインパクトが「差し切った感」はあるかなと(無理)。 先週は井上俊彦騎手 今週も宮崎光行騎手が、ベテラン健在をアピール 佐久間雅貴調教師によると、このまま門別で続戦 内回り1600mの星雲賞はパスするものの、状態次第でレースを使いながら、シーズンを過ごしていくことになるそうです。 今週は、残り今日明日の2日間の開催。 来週はいよいよ、北海道スプリントカップと、今年最初の2歳オープン・ウィナーズチャレンジ。競馬の季節は、世の中の流れとは別に、着実に進んでいきます。 まだ「新たな日常」の姿はおぼつかないところも多々ありますが、「競馬の姿」はしっかりと見据えながら、注目していきましょう!
2020年05月27日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 北斗盃その他の取材に、久しぶりに門別競馬場に出かけてきました。 世の中の「呼びかけ」という名のルール、そして競馬場の取材ルールがある中での一日は、相当緊張感がありました。仕事とは言えその「ルール」をはずれてはいけませんし、食料品の買い物で近所に出かける以外で自室から出かけるのがおよそ1ヶ月ぶりということもありましたし。(取材日:5月14日木曜日) (周囲に人がいないことを確認して撮影しました)(周囲に人も馬もいないことを確認して撮影しました) 生まれたばかり、だよね(ズームで十分な遠距離から撮影しました) 変わりない、この季節の風景です。 世の中全部が、バタバタしていると思っていたけれど… もしかしたら、世の中の殆どはあまりかわらず過ごしているのかな。 そんな風に錯覚するぐらい、静かで、変わりない風景でした。 門別競馬場 1コーナーの奥の業務用駐車スペースから スタンドの工事をしている以外、かわりなし 門別競馬場での取材に際しては 業務用入場門での体調チェックと検温、マスク着用 取材は屋外のみで短時間。距離を十分取ること。 その他細かくルールが定められております。 以下、そのルールを遵守した上で、取材を行いました。(いちいち書くのが大変なので…まとめておことわり) 誘導馬テン太も変わりなし 写真を獲ろうとすると、そっぽ向いたり、馬房の中に隠れたり 逃げ場がない「仕事終わり」を待ち構えてパチリ。 構ってくれるお客さまがいないので、レースの合間はのんびり馬房で過ごしているようでした。 昨年のリーディングジョッキー・石川倭騎手 「半年間、怪我なく。そうすれば、結果は自然とついてくると思うので」 彼らしい、いつもと変わりない意気込みでした。 メインレースは、3歳三冠路線の緒戦 北斗盃(内回り1600m) パドックに、お客さまの姿がない この「日常」の中で、ホッカイドウ競馬も1ヶ月過ごして来ました。 レースは、早々に前へと出てきたシンボとアベニンドリームのせめぎ合い。 金曜日の稿で古谷さんが書かれているようにハイラップで進み、7頭全馬にチャンスがありそうな展開。 先団の後ろで運んだレッドカード(中央黒帽)が、4コーナーで前を捌いて先頭躍り出ようとしたときには、もう「もうこの馬で決まり!」という感じでした。しかし、離れた最後方を追走していたアッカレッツァーレがあっという間に追いついてきて… 凌ぎきったレットカード 先週も書きましたが… 2歳の時には、エンジンの掛かりが遅くて、重賞ではどうしても勝ち負けに加われないレースが続いていました。前回の水沢も、今回も、スーッと加速して前に襲いかかって勝負に掛かり、今回はとうとう勝ち切ることが出来ました。重賞初制覇! 井上俊彦騎手 55歳と1ヶ月での重賞制覇 牝馬らしい、いい目をしている馬だね… 今回初めて気がつきました。 どこの競馬場でも「新たな日常」となった、勝利騎手インタビューの風景 概ね変わらぬ、門別競馬場の風景 しかし随所に、「新たな日常」が組み込まれながら、レースが行われていました これまでと同じ「日常」は、戻ってくるのだろうか……。 さて、今週の門別も、今日20日と明日21日木曜日の2日間開催 明日21日には、古馬の重賞今季第2弾となる赤レンガ記念(H3)が行われます。 5月21日(木) 門別12R 赤レンガ記念(H3) 外2000m 20:35発走 (ホッカイドウ競馬HPの出走表から抜粋しました) ほぼ、先月行われたコスモバルク記念の再戦。 新勢力として、転入初戦を買ったクインズプルートと、実績馬アルネゴーが加わりました。 問題はやはり…前回敗れたリンノレジェンドですよね。 前回、スタートしたあと出して行ったら、見ている限りでは少なくとも前半は力んで走って、結果サトノグリッターと競り合い。今回は、どんな運びをするのか。勿論、他馬の出方にも依るでしょうが、先々も見据えてここ何戦かとは少し異なる運びに挑戦する可能性もあるのではないでしょうか。 各馬のキャラクターも見比べながら思いを巡らせると、本当に興味深い組み合わせです。楽しみですね。 競馬場では、皆さん頑張っています。 私たち見る側も、頑張ってついて行きましょう!
2020年05月20日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 札幌の自室にて、隠遁生活(笑)を継続しております。 隠遁生活の友。 調味料! 部屋に籠もって、慣れない自炊生活。 少しでも味に変化がないと、なんかいつも同じもの食べてる感じになってしまいますので。 味や香りがあるものは、新型コロナウイルス感染時の症状である「味覚嗅覚障害」の早期発見にも繋がりますから。 お米は勿論、北海道産米。 最初に買った「ななつぼし」が終わって、いまは「おぼろづき」を頂いています。 かつてホッカイドウ競馬の中継放送を担当していたときに、あちらこちらの農業団体の告知の最終的な制作もしていました。そうとう勉強しましたよ、こういうことも。例えばトーク内容や告知文章の中に、それぞれ作っているお米にどのような特徴があるか、みたいなことも、きちんと盛り込まないといけませんから。 でも、いま反省しています。 例えばお米の話だったら… 当時、自炊とかしていなかったから、本当の意味でそれぞれのお米がどう違うか、みたいなことを理解していたわけではありませんでした。食べ比べを実践しているわけじゃありませんから。 いまは、ハッキリわかります(笑)。 「ななつぼし」の味の親しみやすさ。 「おぼろづき」の食感のユニークさ。そして食味の特別な感じ。 炊飯器は、私が会社員時代に使っていた、1995年製。 若い衆に話したところ、「その炊飯器、自分より年上だ!」だと(笑)。 いま競馬は、関係者の尽力もあり、ほぼ日程通り開催出来ています。 私も、そのおかげで全く仕事ゼロにはなっておらず、本当に有り難い限り。 売上も、巣ごもり需要とあいまって、「ものすごく」上がっているようです。 このような状況になってからの、2ヶ月ぐらい。 周囲が「何も出来ない」状況の中で、果たしてきた競馬の役割というものは、それなりの存在感があったと思います。国や地方財政に貢献する。楽しみがなくなった世の中に、楽しみを与える。 いま、少しずつ世の中が動き出してきたところで、競馬はその役割を変化させるべきだと思っています。単にレース見せて、馬券売って、という、いわば「自分自身」というところから一歩進んで、世の中の頑張りや、人々の(もしかしたら相当荒んだ)心情に、しっかりアクセスしていくということ。 競馬を見ている人々は明らかに増えているわけですから、それを世の中のために生かすということもまた、この状況で開催出来たことへの「恩返し」として、必要なことではないでしょうか。 例えば、北海道で言えば、色んな農産物がいま行き場を失い困っている。 みんなで頑張って高めてきた地域の存在感は、人々の往来がなくなりどんどん失われようとしている。 そうした様々な物事が頑張って行くために、競馬は役に立っていくべきだと思います。 競馬なら、出来るはず。 競馬はいちスポーツに留まらず、社会と密接に関わりながら発展してきたわけですから。 北海道知事の「牛乳チャレンジ」も一瞬のパフォーマンスで終わってしまいましたが…みんなが見ている競馬のオフィシャル中継放送でそれを広めてあげれば、全国に広がりますよね。そうでもしないと、知らないでしょ?北海道知事がみんなの面前で牛乳一気飲みして見せたこととか。 私はいま北海道にいるので、たまたま北海道の話をしました。 でもこれは全国同じことですよね。 そしてこういうことは、JRAでやるより、地方競馬が取り組んだほうがしっくりきます。 そういうことが出来るのも、地方競馬の重要な価値。 いま、競馬を通じてそういうことが出来ないかと思いを巡らせているのですが… 形にするのはなかなか難しいですね。 自分一人じゃ出来ませんし。主催者の理解も必要ですから。 これから、売上も徐々に厳しくなってくるでしょう。 それでも、地方競馬が存在感を保ち続けることは、十分可能だと思います。視野を少し広げれば。 面白くなってきますよ、きっと。 大分古い写真ですが…5年前 ホッカイドウ競馬で、静岡茶のプロモーションとかもやってた 懐かしい! 地方競馬って、見ている人は全国だから、全国のあらゆることの役に立てるはずなんですよね。 さて。レースの話。 明日の門別の重賞は、3歳三冠ロードの第1戦・北斗盃(H2) 昨年は、リンゾウチャネルにリンノレジェンドと、大活躍した馬が2頭出て盛り上がりました。 門別の三冠ロードは、このあと6月に北海優駿、7月に王冠賞と、短いスパンでしっかり3つ続いて行きます。三冠を取ったリンゾウチャネルが、最後の王冠賞ではもう状態面でギリギリの中、レースも本当にギリギリで勝利。門別のこの3歳馬路線こそ、本当に厳しい、そして本格的な三冠ロードであるということを、大いに知らしめたと思います。 そして、三冠ロードが終わったあとの、リンノレジェンドの全国での活躍。さらには道営記念制覇。今年も、そんな活躍馬が出るといいのですが…果たしてどうでしょうか? (明日14日の門別12R 北斗盃の出走表です 発走は20時35分) 実績は勿論、アベニンドリーム。 2着続きにピリオドを打ち、飛躍を期するレースになるのかどうか。 私は、昨年に比べるとレース振りが大分常識にかかってきた、レッドカードに注目しています。 2歳時のレッドカードは、とにかくなかなかエンジンがかからず、動き始めたら凄い脚!っていう印象の馬でした。 大分古いし、負けてしまったときの写真ですが… 昨年10月のサッポロクラシックC出走時のレッドカード いまなら、もっと巧みにレースを運べそうな気がするんですよね。 内回りが向くとはあまり思えませんが…とにかく、この馬の迫力ある脚を見たい! レースが今から楽しみですね。 これは私の担当外ですが… 明日は、園田でグランダムジャパン3歳シーズンの「のじぎく賞」が行われますね。 こちらも、凄いメンバーですよ! ステラモナーク 3月の名古屋・若草賞でのゴール前独走 続く菊水賞も、完勝 次はどうやら兵庫ダービーとのこと ならここは、あっさり勝って勢いを持続してほしいですね 遠征勢では、やはり筆頭はテーオーブルベリーなんでしょうが… こちらの方も、もう少し良くなってきませんかね… バブルガムダンサー(船橋) これも3月の名古屋・若草賞の時の写真 昨年は門別で栄冠賞を勝った馬。 徐々に復調させているまだ過程にあるというこの馬。 復活の走りを早く見たいです。 ジェネラルエリア(名古屋)も、ホッカイドウ競馬出身馬 「こんどは挑戦者の立場で」とは、前走敗れたあとの川西毅調教師の話 ホッカイドウ競馬所属馬では、ルナクレア(田中淳司厩舎)が参戦します。 ルナクレアは、デビュー戦の写真が出てきました。 思い出しました。内の3番がルナクレア。 1000m戦で先行争いを制して、直線で全部振り切って勝利まであと一歩、というところで、広報からようやく伸びてきたフジノロケット(外1番、白帽にピンクの勝負服)に差されてしまったのでした。 当時、私が予想サイトに出したコメントでは、ルナクレアのデビュー前の能検の走りについてこんな風に記していました。 「直線遊びながら他馬を突き放し、精神面の成長があれば末恐ろしい馬。」 さて、3歳の春を迎え、新たな飛躍を遂げるかどうか。 楽しみなチャレンジに、ワクワクが止まりません。 明日の園田11R のじぎく賞は16時15分発走 ああ…もう園田の薄暮は、ナイター開始とともに終了なんですね。 見逃さないように気をつけないと。 こちらもお楽しみに!
2020年05月13日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 札幌にある自分の会社の居室で、3日に一度の買い物の外出以外は籠もっております。 本当は、昨日の門別のスーパーフレッシュチャレンジには、馬やレースの写真を撮りに出かけようかと思っていたのですが…いま北海道知事の呼びかけは「札幌に行かない。札幌から外に出ない」という話になっていまして、残念でしたがその取材もやめにしました。 正直、レース場で仕事が出来ている方々がうらやましいのですが… その前に、競馬自体が続いていることがそもそも奇跡なんでしょうから。 この際なので、「あるものを楽しもう」ということに徹しております。 ようするに、競馬見る、ちゃんと予想して馬券買う、っていう話ですが(笑)。 レース場に取材に行けない日々は続いていますが、巷で話題の「リモートワーク」ならぬ「リモート取材」はちょくちょくやっていまして、主催者や関係者の方々のご協力を得ながら、執筆活動などは続けております。 今週は、いつも取材でお邪魔している名古屋競馬から届いた、先週からこの連休にかけて行われた2つの重賞の情報を。 写真は全て、愛知県競馬組合 広報担当者さまからご提供頂きました。 まずは、先週の私の稿でもご紹介した、東海の3歳重賞路線第一弾・駿蹄賞(SP1) 向正面から馬場を1周半する、名古屋の1800m メンバー構成的に、多少はハナ争いもあるかと思われましたが、蓋を開けてみれば速度の違いでエイシンハルニレがあっさりとハナ。枠番がひとつ外だった1番人気のニュータウンガールは、これについて行くような形であっさり番手が取れてしまいました。 最初のスタンド前 岡部誠騎手のエイシンハルニレが逃げるが、直後に佐藤友則騎手のニュータウンガールがあっさり。 ニュータウンガールの井上孝彦調教師もレース後に「楽に2番手行ったときには、勝てると思いました。」と話すほどの、絶好の展開。 ニュータウンガールが馬の手応えのままに4角で並びかけ、直線で抜け出し快勝! 佐藤友則騎手のレース後の談話は、Youtube動画でご覧下さい。 早い段階から、この馬で東海ダービーを!と語ってきた、佐藤友則騎手。 調教師や厩舎スタッフとともに馬を鍛え上げ、仕上げて… 「マジック1」のところまで来ました。 悲願のダービー制覇なるか!? レース後の井上孝彦調教師の話では、間隔が空いていたために調整が難しく、「力が入ってすこしやりすぎたかな」という仕上げだったそうです。それでも、「次回はうまく調整出来る」と話していましたから、恐らく今回感じたことを次の本番に生かすことが出来るのではないでしょうか。 エイシンハルニレは、自分の形にしっかり持ち込んで2着。 レース後の角田輝也調教師の話「今回は太め残りだったけれども、次回はきっちり仕上げてレースに臨みたいと思います。今日は負けたけれど、収穫のあるレースでした」 競馬場広報スタッフの方の取材に答える、角田調教師 次回は、ぎふ清流カップ(6月4日笠松)か、東海ダービー。 このレース直後の段階では、これから相談して決めるということでした。 エムエスオープンも、最後は3着に上がって格好はつけましたが… やはり、ニュータウンガールの後ろからでは、使える脚がちょっと足りない感じなのかな…。 これは当初から予定されていたことですが、順調なら東海ダービーでは、怪我で戦列を離れている今井貴大騎手が乗ることになるようです。 東海ダービーは、6月9日(火) さて、今年も女王誕生となるのか? それとも…… 楽しみは尽きません。 5月4日(月祝)は、名古屋競馬が例年なら最も盛り上がるレースデー 交流重賞のかきつばた記念が行われました。 こちらの情報は、名古屋競馬HPの情報ページで。 さて…来週は何の話をしようか……。
2020年05月06日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 昨日の東京プリンセス賞 アクアリーブル、強かったですね! 桜花賞を勝ったときにもうこの馬の話は尽くしたので、いまはもう「すごい!」の一言。そして感動。昨夜のホッカイドウ競馬の中継放送で解説の高倉さんも話しておられましたが、門別で走っていた当時の、ゴール前で尻尾振ったり、包まれてやめたり…っていう走り振りと、昨夜のあの強さを重ね合わせると、それまでにこの馬に携わってきたとても多くのひとびとの尽力と、そしていまこの日を迎えての喜びもおおいにしのばれます。 フィジカルだけではなくて、学習能力のものすごく高い馬だったんですね、この馬は。昨日の走り振りはとても大人びていて、牝馬だけどまさに「横綱相撲」でしたから。 改めて、生き物である競走馬を時間の流れの中で見ていくことの大切さを、アクアリーブルは教えてくれました。私たちファンの立場では、生まれてからデビューするまでは目にすることが出来ないのだけれど、デビューするところからでも十分楽しめるし、興味深いものがあります。 なので、門別の2歳馬戦は是非くまなく見ておくべきだし(何度も言ってますが、アクアリーブルのデビュー戦3着のレースを見て下さい)、いまは南関東の2歳馬の仕上げレベルもすごく上がってきていて、更にデビュー前の能検の映像も公開されるようになっています。いま丁度、そういう物事をチェックするのが、一番楽しい季節。外出出来ずに「やることない」とお嘆きの方は、是非とも2歳馬戦の研究に力を入れてはいかがかとお勧めします。 私の中では、アクアリーブルは永遠に、あの尻尾振ってレース止めようとして桑村さん振り落としそうになった「おてんば娘」です(笑)。 本当に、おめでとう! アクアリーブル 大人になったね すごいね!! さて、写真なしで文字だけ見せられてもつまらないでしょうから…(笑)、写真付きの話題も少し。 南関東だけでなく、各地で3歳馬のチャンピオンロードが展開されていますが、名古屋競馬場では明後日5月1日に、3歳馬の重賞・駿蹄賞(SP1)が行われます。 主催者の出走表がまだないので、地全協HPから抜粋… (フルデータは、是非地全協HPをご覧下さい) 牡馬4頭、牝馬6頭 今年も主役は牝馬… ニュータウンガール 門別から笠松に移って以来、3歳馬のトップを走り続けています 1月の梅桜賞のときの写真 1月の梅桜賞のゴール前 手前の1番がニュータウンガール 早い段階から東海ダービーを意識している馬 ゆったりと使われてきて、いよいよここまで来ました 佐藤友則騎手にとっては、悲願の東海ダービーに向けて、ここはその一歩手前の最終の「関門」というより…誤解を恐れずに言えば最終的なリハーサルになるはず。 体調だけでなく、レース運びなども含めた「あらゆること」をしっかり試した上で、ダービーに向けての「相当確かな」手応えを掴み、そして勿論勝つこと。どんな風に馬を導くのか、そのレース振りが注目されます。 細かい話になりますが…今回は先行馬がまた多いので、自在に構えることが出来るこの馬にとっては力は出しやすいでしょうし、色んなことが確かめやすいのではないかと思います。 対する牡馬からは、やはりエイシンハルニレかな。 記録を探していたら、面白いものが出てきました。 エイシンハルニレのデビュー戦 コーラルツッキーやスティールペガサスと一緒でした。 全く印なくて、当時7番人気 デビュー戦の時のパドック ごめんなさい… エイシンハルニレは、4番(スティールペガサス)の向こうに隠れてる でも3着だったんですよ その後2戦目でアタックchを勝ち、オープンでも活躍 岩手を経て名古屋に移り、転入後の3連勝を含めて6戦4勝。 前回は、笠松の重賞・新緑賞を逃げ切って勝ちました。 負けた2回は、ステラモナークがいて先行馬には苦しいレースだった園田ユースカップと、JRAへの遠征。底が割れた敗戦とは言えないと思います。 勝ったレースは、門別でのものも含めて全部逃げ切り。 行けるのか、あるいは他馬が行ったときにその馬のペースに合わせて走っても力が出せるのか。 その点がポイントになるのだと思います。 あと1頭は、この馬でしょうか。 エムエスオープン 写真は、中京ペガスターカップ この馬、昨年6月の東海ダービー当日に行われた「スーパー新馬戦」のデビュー馬。 そのときから走り続けて、むしろ充実してきた感すらあります。 昨年6月デビュー時のエムエスオープン 馬体重425kg 3月の中京ペガスターカップを勝ったときのエムエスオープン このときの馬体重443kg 体の「メリハリ」が違いますよね。 ニュータウンガールにはこの2回敗れていますが、3度目の正直は果たしてあるのか!? 名古屋・駿蹄賞(SP1)は、5月1日金曜日 是非ご期待下さい! 無観客ですが… 引き続き、おうちで盛り上がりましょう!
2020年04月29日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 ステイ・アットホームで、門別グランシャリオナイター観戦中です。 本当にやむなく仕事などでお出かけの方へ。 競馬やってますから、早く帰りましょう。 そのための競馬です。 出来れば出かけず、おうちで競馬を見ましょう。 今日、この稿を読んだ段階では、もう競馬終わっちゃってた、という方へ。 明日もあります(笑) 門別グランシャリオナイター。 明日こそ、おうちにいて、競馬を見ましょう。 明日23日木曜日の門別グランシャリオナイターは、シーズン2週目にして最初の重賞・コスモバルク記念(H2)が行われます。最終的には、シーズンラストの道営記念へと連なっていく、古馬の重賞戦線の第一弾。今年は、昨年の道営記念の1~4着馬が揃って出走と、興味深い組み合わせになりました。 コスモバルク記念は、4月23日(木)の門別第10レースです 発走時刻は20時40分 ※ ホッカイドウ競馬オフィシャルHPの出走表画面です 主役は、昨年の道営記念の勝ち馬・リンノレジェンド 手元に古い写真しかなかった… 昨年5月30日 北斗盃5着の時のリンノレジェンド このときよりは、相当パワーアップしているものと思われます。 昨年、黒潮盃からダービーグランプリと、3歳秋のチャンピオンシップを制覇。返す刀で道営記念に出走し、歴戦の古馬たちを向こうに回して堂々の逃げ切り勝ちを収めました。 道営記念以来の半年ぶりのレースで、「調教は順調に積んできたが、まだ少し馬体が重め」(管理する林和弘調教師)という状況のようですが、それでも今季の大きな活躍を予感させるような走りに期待したいですね。 重ねて。 明日はおうちで、ホッカイドウ競馬・門別グランシャリオナイター コスモバルク記念を中心にお楽しみ下さい。 次の話題。 昨日・名古屋競馬場では、GDJ20203歳シーズンの東海クイーンカップ(SP1)が行われました。 が、そのまえにいくつかトピックを。 まずは、新人騎手のデビュー。この4月からデビューの新人の中で、最後のデビューとなったそうです。 細川智史(ほそかわさとし)騎手 角田輝也厩舎所属 4月21日の3レース 自厩舎のジョーサブレでデビュー みなさま ご注目、ご声援下さい トピックをもうひとつ。 続く4レースには、16歳牝馬のヒカルアヤノヒメが登場 毎開催休まず、元気に姿を見せております。 順番前後してますが、騎手が乗るまではこんな感じでピンク色の可愛いメンコを着けています。 最下級の条件でも、実績のある転入馬がいたりするので、なかなかこの馬らしい行き脚が見せられないレースが続いていますが…この日もこのように元気に走り、元気に帰ってきました。 実は、これまで登録上の現役最高齢馬だったクラベストダンサーが、結局一昨年9月のレースを最後に一度も走ることなく、このたび登録を抹消されました。なので、その一昨年9月以降はこのヒカルアヤノヒメが現役最高齢馬「でした」という話になります。 井上哲調教師にお目にかかるといつも、「この馬でなんとかもう一度って思ってるんだよ」と話してくれていました。名古屋は、クラス編成の関係で1年のうち一瞬だけ最下級が「本当の最下級」になる時があります。そのときにまた、見せ場を作ってくれるといいのですが。 次もヒカルアヤノヒメが元気に出てきたら、是非ご声援下さい。 おまけ。 実は、同じ馬主さんの馬でセン馬14歳っていう馬がいます。 この2回、ヒカルアヤノヒメと同じクラスに組まれてランデブー。 その名前は、エポックライジン。 こちらはこの日4着だったので、またしばらくヒカルアヤノヒメとは別のレースになるかな…。エポックライジンの方も、気にかけていてくださいね。 さてメインレースの東海クイーンカップ(SP1) 3歳牝馬の重賞です。 距離1800mは、向正面からコースを1周半するレース。 「(ハナは)譲る気はなかった」(大畑雅章騎手)というビックバレリーナが、外枠から先手を主張しレースの主導権を握りました。 1周目。ビックバレリーナに各馬が追随 そしてゴール前 見事!ビックバレリーナが逃げ切って勝利!! 重賞初制覇 勝利騎手インタビューは、名古屋競馬の公式Youtubeチャンネルにアップされているこちらをご覧下さい。 管理する今津博之調教師の話 「馬体が増えていたのが良かった。これからの馬なので。一息入れたいので、東海ダービーに直接向かいます。」 ビックリしたのは、全く実績のなかったファーストカム。 先行策から、最後まで踏ん張って、2着。 積極策と、距離も良かったんでしょうか。 宮下瞳騎手の話 「先生から前々で競馬してくれと言われていて、スタートが良かったので3番手。いい形で進めることが出来たけれど、4コーナーで話されてしまって…でもすごくよく頑張ってくれました」 レース後、取材に応える宮下瞳騎手(名古屋競馬広報から頂戴しました) 人気のジェネラルエリアは、3着。 騎乗した加藤聡一騎手は 「いいところで運べたけれど…判断力とか読みが甘かったですね」 川西毅調教師によると、次走は園田ののじきく賞を予定しているそうです。 名古屋の次の重賞は、5月1日に3歳馬の大一番である駿蹄賞(SP1)、そして5月4日には交流重賞のかきつばた記念(Jpn3)が行われます。 ゴールデンウィークも、皆さま出かけることなくおうちで過ごして頂いて、名古屋競馬でお楽しみ下さい。
2020年04月22日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 12日日曜日、ばんえい競馬の能検Youtubeライブをご覧下さった皆さま、本当にありがとうございました。 馬券を楽しむことが出来る「本番レース」の中継放送ではなく、どれほどのお客さま方がご覧下さるのかと案じていたのですが…3月の本番レースの時以上の、ものすごく多くのご視聴を頂戴することが出来ました。 放送をご覧下さり、ともに時間を過ごして下さった皆さま方に、心から感謝申し上げます。 Youtube中継放送の「スタジオ」 出演者と放送スタッフを兼ねてる(笑) 私側の席から このようにソーシャルディスタンスを確保しながら行いました。 出演は、ばんえい競馬血統研究家の高野直樹さん 古谷剛彦さんはこんな感じで(笑) 東京から電話でライブ出演してくれました 競馬が行われている限り、このようにお客さま方により一層楽しんで頂く方法はあるということ。 そして、いつもの競売場に、私たちとお客さま方が「競馬」という物事に集い、そしてともに時を過ごすことが出来るということを、私たちも実感することが出来た一日でした。 またどこかの競馬場で、こういうことをやりたいですね。 どこの競馬場でも良いので、「競馬」を契機に、みんなでつながりが持てること。 Youtubeの使い方はこういうことかなっていう、手応えも感じました。 機会があるかどうかわからないのですが… そのときはまた、皆さまお集まり下さいね! 3月の時みたいに、馬券も一緒に盛り上がれるのがいいですね。 私は、いまは札幌で、殆どの時間を自室で過ごしています。 とにかく、外出しない、人と接触しないことがよい、というか、事態収束のためのほぼ全て、ということのようですので…言われたからやる、というより、実践あるのみ。 仕事云々という声も聞こえてきますが…かかって、死んでしまったら何もなりませんので。 そして、ひとにうつして死なせてしまったら、本当に、何にもならない…。 みなさん、おうちにいましょう。 幸い、今日からホッカイドウ競馬が始まる! 自室にこもって、予想してます 門別の、今日初日の注目カードは、8R 3歳馬の特別戦に、2頭のトップホースが登場します。 一頭は、アベニンドリーム 昨年11月 鎌倉記念から連闘で臨んだ北海道2歳優駿で2着と驚異の奮闘! その北海道2歳優駿以来の実戦となります。 もう一頭は、その北海道2歳優駿では結果が出なかった… ヨハネスボーイ こちらも、北海道2歳優駿以来の実戦 シーズン終盤、思うように結果が出ずに終わった分、今年はまた大きな活躍を期して戦うことになるのだと思います。 心配なのは…芝のレースへの遠征のメドが、昨今の情勢では全く立たないこと。 また芝のレースでこの馬が躍動する姿を見たいところですが… どんなシーズンになりますか。 明日16日木曜日にも7Rに3歳の1組戦が組まれていまして、こちらにはエーデルワイス賞2着のアザワクが登場します。 9月11日のオープン勝利時のアザワク こちらは11月 園田・兵庫ジュニアグランプリ出走時 兵庫では、出負けがなければもう少しやれたかなと思うのですが… こちらも、大きく期待されながら、昨年は重賞勝ちなし。 今年、どんな活躍の道を歩んでいくのか、楽しみな一頭です。 取材も、競馬場の方で態勢取って、それに沿ってOKっていうところ以外は、取材には行かないことにしました。もうこうなると、誰が感染してるかはわからない。せっかく競馬が何とか行われているのに、自分がそれを壊す原因にはなりたくないので。 このブログも、このあとどんな形でお伝え出来るかはわかりませんが… 可能な限り話題を見つけて、お届けしていきますね。 さあみなさん! ご自宅から 競馬に集まりましょう!!
2020年04月15日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 次の仕事の準備で北海道にいる間に、緊急事態宣言。 対象となった地域だけでなく、どこの場所にいても不要不急の外出は避ける、というの当たり前。 私も、必要な買い物や、1日最低限体を動かすための散歩の時間以外は、自室にこもっております。 いずれ東京にも戻ることになりますが、いまはどこにいてもやることは変わらない。 おうちですごしましょう。 飲食店は、テイクアウトで頑張ってます 仕事用の機材を自室に並べたら、YouTuberが出来るスタジオになった(笑) なにをやるかはこれから…?? 出来るだけ、人に会わずに家にいて、何が出来るか。何が楽しめるのか。 私自身は正直、これまで競馬に関わってきた「ポリシー」とは正反対のお題にいま直面し、とても戸惑っています。 競馬って、みんなで集まるためのきっかけ。 みんなで楽しい時間や経験を共有することこそ、競馬の楽しみ。 勿論人によっては、ひとりぼっちでレース映像見ながら、ネット投票でレースが楽しめる今の状況でも十分、という方もおられるでしょう。 でも私は、それは競馬の楽しみの「良くて半分」だと思ってるんですよね。 今この状況になって、自分自身やれることが殆どなくなっても、考えが変わらない。 年取ってくると、どうにもガンコで…(苦笑)。 まだもうしばらくは、仮にネット頼みになったとしても、その中で「みんなで集まって楽しむのが競馬」というポリシーを捨てずに粘っていきたいと思っています。 何が出来るか。 必ず、競馬を契機にみんなで楽しむすべは見つかると信じています。 さて… 競馬場に出かけていないので、なかなかフレッシュな話題には乏しいのですが… 競馬は頑張ってやっているので、話題を見つけてお届けしていくつもりです。 明日9日 名古屋競馬場では重賞の東海桜花賞が開催されます。 残念ながら、私、取材は欠席しますが、レースはとても楽しみにしています。 (主催者公式出走表より抜粋しました) 注目を集めるのは、JRAオープンから転入2戦目のアキトクレッセントでしょうか。 まさかと思って手元を探してみたら…この馬の写真、あったわ……。 2015年6月21日 東京・ユニコーンS出走時のアキトクレッセント 当時勿論3歳 多分その後、この馬に直接行き会う機会に殆ど恵まれていないと思うんですが… 戦歴を見る限りではありますが、元気にここまでレースをしてきている様子。 転入緒戦は無理せず笠松の特別戦を使って、今回がいよいよ目標レース。 実績と評判に違わぬ走りを見せられるかどうか、注目です。 今回、組み合わせ的に先行馬が多くて… モズオラクルに兵庫のマイタイザン、ナチュラリーも? 中枠にも何頭か前々でいい馬がいますし 外にはラブバレット そしてエイシンテキサス スタートダッシュから、スリリングな展開が期待出来そうです。 ポルタディソーニ もう6歳ですか。 11月の東海菊花賞で2着と頑張ったときの写真です。 今回は、ハナは難しそうなメンバー構成。 どんな競馬をすることを考えているのでしょうか…。 他にも、南関東から参戦のドリームドルチェも不気味。脚の使いどころさえ出来れば、展開的には可能性があるかも知れない組み合わせになりました。こちらも、ついこないだまでJRAオープンですしね。 是非ご自宅で、馬券を買ってお楽しみ下さいね。 さて、別の話題。 一つ前の太田アナウンサーのエントリでも触れられているように、今度の日曜日・4月12日には、ばんえい競馬の2歳馬の第1回能力検査が行われます。 ばんえい競馬にとっては、また新たなシーズンの始まりを前にしての一大イベント。 残念ながら当日は場内「無観客」となりましたが、こちらのライブ中継をご自宅にてお楽しみ頂けます。「もうひとつのばんスタ」Youtubeライブはこちらから。 例年、帯広競馬場には多くのお客さま方が集まって盛り上がる、祭りのような一日。 今年は是非こちらのYoutubeライブでお楽しみ下さい。 番組の内容も、ただレースの模様をお届けするだけではなく、専門家の方の解説は勿論、レースの合間には、皆さまから頂戴するお便りや、リクエスト音楽でもお楽しみ頂きます。 告知にもありますが、是非ともパソコンやスマートフォンなどで「一日かけ流し」でお楽しみ頂ければと思っております。 そうそう… 先月、ばんえい競馬実況中継「ばんスタ」で募集した、ばんえい記念オリジナルタオルの抽選会も、この「THE能検ライブ」の中で、能検のお昼休みの時間を使って行いますよ! こちらも、応募された方は必見! オリジナルタオルの他にも、ジョッキーサイン入りグッズが景品として追加される模様。楽しみにして下さい。 4月12日(日) 「もうひとつのばんスタ」でお目にかかりましょう。
2020年04月08日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 札幌に来ております。 がらがらのすすきの交差点。 これが同じ場所か!?というぐらい、人いません。 行き交う通行人よりも、居酒屋の客引きの方が多いぐらい。 早い時期に「自粛」を含めて皆で気をつけていたせいか、東京に比べるとひとびとの行動に非常に「抑制」が効いているように感じます。 っていうか、東京は正直あの状況では厳しい…。 いま、競馬はせっかく継続出来ているので、何とかこのまま無観客であっても続いてくれればと思っているのですが…さて、どうなんでしょうか? 私(たち)の仕事の有り様は大きく変わっていまして、そもそも取材が難しい状況。 JRAの競馬場には、もう私のような者は取材には行けなくなっております。 これも、一つ「何か」が起きれば開催の継続が危うくなる、ということを考えれば、仕方がないこと…というより、いまのラインが是非とも守らなければならない「最終ライン」でしょう。 先週の名古屋競馬場にも、自主的に検温&マスク着用、体調の事前セルフチェック、そして手指のこまめな消毒など、間違っても競馬場に良くないものを持ち込まないように、非常に気を遣いました。 名古屋競馬場では、今週から払い戻し業務も行わないことになりました。 ご覧のように、正真正銘の無観客 前方のブルーのジャンパーの方は、競馬場スタッフの方です この日は、この人と話したくて… 宇都英樹騎手 調教師試験に合格し、先週の騎乗が騎手としてのラストとなりました 1年前に話を聞いたとき、騎手としての終わり方について「すごく」含みを持たせた話をしていたのが彼。それだけ、色々なことを考えているのだろうと窺わせていただけに、調教師試験合格の報に接したときには、「そうしたんだ…」と改めて当時のことを思い起こしておりました。「このあと(競馬場が)弥富に移るということと、あとは周囲の声が後押しになったかな。もう少し若かったら、全く別のことをしていたと思うけれども…弥富(トレセン)の従事員食堂とか(笑)。周囲の声に押されました。」 やはりあれこれ考えてのこの結論だということ。 必ずしも、騎手から調教師という「流れ」の中での話ではなさそうでした。 ただひとつだけ、それを窺わせる言葉も聞けました。「やっぱり、この仕事には仲間がいるからね。」 馬乗りとしての技術とか知識とか、そういうことではなくて、これまで馬乗りをしてきて培われた「仲間」との関係性を掲げるあたりが、彼らしいところと言えるでしょう。 私と同じ年 51歳。 この年に来ての感覚というのは、少しわかるような気がしました。 一番左 白帽子が宇都騎手「(調教師を)やるからには、という気持ちは勿論ありますよ。自分はやはり騎手出身なので、騎手たちが集まる、そして関係者みんなが集まるような厩舎にしたい。あそこに預けて良かったと思われる厩舎。数勝つとかトップになるとか、大きなレースを勝つとかではなくて。結果は、そうやっていればついてくるのだと思ってますよ。」 本格稼働はこれから。 彼が手がけた馬が競馬場に登場する時を、心待ちにしましょう。 カメラを向けると、大サービスでポーズを取ってくれました! 引退当日のインタビューの模様などは、こちらの情報ページから。 さて、先週お知らせしたとおり… この日のメインレースは、3歳牝馬の重賞・若草賞 グランダム・ジャパン3歳シーズンの2戦目になります。 レースは、1枠1番から「あわよくば」の先行を狙ったポピュラーソングを2番枠から制して、結果的には「予想通り」の兵庫・ステラモナークの逃げ。 ゲートを出て一瞬は、ポピュラーソングの方が前か?のシーンもあったんですけれどもね… 前に出てしまえば、もう… 圧倒的でした… 下原理騎手の勝利インタビューの模様は、名古屋競馬HPからYoutube映像でご覧下さい。 この若草賞には、かつて門別で2歳馬戦を戦い、活躍した馬たちも何頭も登場。その中でも、昨年の栄冠賞の勝ち馬・バブルガムダンサーが、昨年11月のローレル賞以来となる、南関東移籍後初めてのレースに挑みました。 管理する船橋・張田京調教師は、レースの前に…「先月(2月)に帰ってきて、うちで自分が乗りながら立て直してきたところ。いまようやく良くなってきた段階」…と話しました。 正直、2歳戦終盤も期待通りのレースが出来ていなかっただけに、今回もまだ厳しいかと思われましたが……。 勝ち負けまではいきませんでしたが、3着。 手前の2着馬は、やはり門別出身馬で重賞も2つ勝っている、ミステリーベルン(川崎・鈴木義久厩舎) この前日に行われていた浦和の桜花賞が、門別出身馬ワンツー このレースでは、兵庫生え抜きのステラモナークは断然でしたが、門別出身の実績馬2頭が、休み明け今季緒戦のレースで存在感を示しました。 この路線、次はこの日曜日5日のルプランタン賞(佐賀)、そして名古屋21日(木)の東海クイーンカップと続きます。いずれも距離は1800m。最終的には2100mの関東オークスを頂点とするように、中距離以上へと距離が伸びていきます。 そんな中で、女王の座を獲得するのは、果たしてどの馬なのか。 まだまだ戦いはこれから本番に入っていきます。
2020年04月01日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 各地で、お客さまをお迎えしない形で競馬が続いております。 ドバイワールドカップ開催も中止になり、欧米とオセアニアの主要国では競馬開催そのものが中止延期になっている昨今。競馬が行われているだけでも有り難いことなのかな…。 昨日までのばんえい競馬・公式Youtube中継放送「もうひとつのばんスタ」をご覧下さった皆さま、ありがとうございました。 競馬場にひとが集まることが出来ないなか、少しでも「みんなで一緒に競馬を楽しむ」雰囲気を作るためにはどうしたらいいか、ということを考え、形にしてみました。おかげさまで連日多くのお客さま方にご覧頂き、Youtubeのチャット機能だけでなく、ツイッターやメールへの参加を含めて、予想以上の盛況となりました。 もうひとつのばんスタ スタジオ準備風景 こんな感じでパソコンとカメラに囲まれながらやっておりました ラーメンは放送開始前のお昼ご飯(笑) みんなで楽しむ、ことを主眼に放送を作ってみた結果が、あのような感じです。いままでの映像で競馬を楽しむ感じとは、大分異なる雰囲気でお楽しみ頂けたのではないでしょうか。 本当なら、このような企画は出来ればない方がいいのかも知れません。なぜなら、競馬は、競馬場や場外発売所で、みんなでわいわい集まって楽しんだ方が、盛り上がるし、楽しみも大きいから。 でも、例えば今のように「ひとびとが集まれない」状況とか、(帯広もそうですが)遠方でなかなか競馬場や場外発売所に集まることが難しい状況の中では、こうしたことも必要なのかもなと、改めて思いを巡らせております。 太田アナウンサーが書かれているように、4月12日(日)には、2歳馬の第1回能力検査の模様を、このYoutube「もうひとつのばんスタ」でお送りします。馬券を売っている競馬とはまた異なるイベントではありますが、ばんえい競馬とそこに携わるひとびとにとっては、1年の中でも最重要イベントのひとつといえる、この能力検査。ばんえい競馬ファンの方のみならず、幅広く興味をお持ち頂き、ご覧頂ければと思っております。 実は私も直に&リアルタイムで見るのは、今回初めてになります。 どんなんだろ。楽しみです! 次のおはなし。 今日の浦和・桜花賞は、アスカリーブルの仔・アクアリーブルが勝ちました。 門別でのデビュー戦、最後の直線で楽勝態勢から若さを出して敗れたあの走りから、10ヶ月。デビューした後も、恐らく教えてあげなければならないことが多かったこの馬を、門別以前も含めてそれぞれのシーンで手がけてきたひとびとの力が、この大一番の勝利に結びついたのではないでしょうか。 今日は取材に行けなかったので… これは、前回のユングフラウ賞のときのアクアリーブル 今日はメンコとチークピーシズが桜のピンク色でしたね お母さんのアスカリーブルは、グランダム・ジャパン古馬シーズンを2年連続制覇。3歳シーズンも東京プリンセス賞と関東オークスを制し、エキストラポイントがある今のルールならチャンピオンだったんですよね。 アクアリーブルは、お母さんがなし得なかった3歳シーズンの制覇に向けて、まず大きな一歩を踏み出しました。このあとの動向から目が離せません。 さて、明日26日木曜日には名古屋競馬場で、そのグランダム・ジャパン3歳シーズンの早くも2戦目となる、若草賞が行われます。 (資料画像です) 兵庫で3連勝中の快速馬・ステラモナーク(新子雅司厩舎)が2番枠を引き、レースを支配していきそうな感じ。南関東からも、こちらに矛先を向けてきたユングフラウ賞3着のポピュラーソングや、北海道からの転厩初戦となるバブルガムダンサーやミステリーベルンも登場し、興味深い対戦となりました。 前走・ユングフラウ賞のときのポピュラーソング 遠征勢が強力なのですが…地元勢は、中京ペガスターCを果敢な逃げで奮闘したメタリフェル(但し今回外枠)、笠松の実績馬・ボルドープリュネなどが迎え撃ちますよ。 例年以上に粒が揃った感じの、名古屋・若草賞。 明日26日、是非ご注目下さいね!
2020年03月25日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 くどいと言われても、構わない。 昨日の太田さんから、繰り返し告知。 ばんえい十勝Youtube特別企画「もう一つのばんスタ」 絶賛放映中! こんな感じでやってます。まさに手作りです(汗)。 競馬場の公式映像の「ばんスタ」とは一線を画す内容でお届けしております。 「もうひとつのばんスタ」も「公式」ですので、レースやパドックの映像はきちんと流れます。ただトークの中身は、解説というよりもみんなで競馬を楽しむお話。そして音楽。 競馬場にも集まることが出来ないこんなご時世なので、少しでも多くの方々とご一緒に競馬を楽しむことが出来ればと思って、放送を作っております。 今週、3月20日(金祝)22日(日)23日(月)24日(火) 先々週からお届けしてきたこの放送も、もう残りあと4回か……。 皆さんと楽しく、ばんえい競馬で盛り上がって過ごせればと思っています。 是非ご覧下さいね。 さて、もう1週間近く経ってしまいましたが… 先週木曜日、名古屋競馬場に行ってきました。 名古屋大賞典…のはずだったのだが、やはり話題はレディースヴィクトリーラウンド。もうあちらこちらで報じられていますので、ここでは取材しての所感を、写真とともに少々。 まずは、なんと言ってもこの人ですよね。 ミーハーですみません。 外 ミカエル・ミシェル騎手 内 岩永千明騎手 外のミカエル・ミシェル騎手が駆るメモリーディディが、大外から豪快に追い込んで勝利。外を見る岩永千明のウインハートビートは惜しくも2着… 上がってきて、この表情 実は、一つ前のエキストラ騎乗で、グリグリ1番人気の馬で惜しくも2着。 そのときの表情は… こんな感じ 勝利も、敗戦も、目一杯受け止めるタイプのひとでした。 みんな笑顔のところしか撮らない(のか使わないのか)んだけれども…こちらの写真の方が、彼女のアスリートとしての姿を捉えているかなと、私は思っています。 こういう気持ちもまた、活躍の原動力なんでしょうね。 一方、敗れた岩永千明騎手… 実は…次の装鞍に行くまでの間、ガン泣きしてました。人目をはばからず、なのか、どうしてもこらえきれなくて、なのか。 実はこのレース、4コーナーで外へ張って出て、宮下瞳騎手の前をカット。確かに、通常のレース映像を見てもわかるぐらいの、ちょっと危ないシーンでした。 「自分がきちんと乗れなくて…」 レースでの大けがで3年以上戦列を離れ、そこで感じてきたこと。 恐らく…いちばんあってはいけない「自分」へのネガティヴな思いが溢れ、抑えきれなかったのでしょう。 それでも、次のレースに向かわなければいけない。仕事なので。 直線入口では後方だったが… 追い上げて、4着 全く人気がない馬だっただけに、この着は価値がありました。 4年ぶりの女性騎手招待を走りきりました。「復帰したのは、この大会に出たかったからと言ってもいいぐらい」 何の衒いもなくそう話す彼女にとって、この舞台は果たしてどう感じられたのでしょうか。 名古屋ラウンド そして総合成績 ともに優勝は岩永千明騎手 これからも怪我なく、そして笑顔で活躍して下さい。 もうひとり。 この人に初めてお目にかかりました。 高知・濱尚美騎手 映像でレースを見ていて、いい乗り振りだなぁと気になっていました。 最後のレースは、好位から果敢に逃げ馬に攻めかけていき、結果は5着。勝つことは出来ませんでしたが、自らレースを動かしていった戦い振りは、とても印象に残りました。 「普段から中途半端なレースが多くて…反省しています。行くなら行く、控えるなら控えるでしっかり位置を取って、レースを運んでいくことを心がけています。」 そう話す、話しぶりも何だか頼もしくすら感じられる彼女。きっと遠からず、成績を出してくることでしょう。 女性だから、の大会ではありますが、その中でもアスリートとしての様々な姿に触れることが出耒た一日。彼女たちのそれぞれの舞台での活躍へ向け、また期待を新たにしました。
2020年03月18日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 3月11日です。 本来ならば、色々思いを巡らせるべき日。 しかし…いまの世の中の雰囲気は、その3月11日のあとよりも絶望的にすら感じられます。 厄災の程度としたら、比べものにならない。 でも、ムードとしたら、相当悪い。 ひとびとが「何もしない」「何も出来ない」「何もしちゃ行けない」みたいな方向に行くと、ひとびとの世の中ってこうなるのかと、思い知らされています。 9年前。西日本は「そのあと」も随分元気でした。 しかしいまは、世界中で色んな物事が止まっている。 止まった分だけ、このあと…ですよね。 競馬の世界は、まだ無観客とは言え競馬をやれているだけかなりよい。 それでも相当に苦しいのだけれど、それでも競馬をやれている。 競馬の周りにいるものの一人としては、その有り難さを身にしみて感じています。 帯広、来週も行きます。 アホみたいなこと(苦笑)、真剣にやってます。 競馬を契機に「なくてもいい、でも必要なもの」をひとびとに届けること。 そして、なにか「動いていかないと」という想い。 賛同していただける方は、今週土曜日からの「もうひとつのばんスタ」も是非ご覧頂き、私たちと一緒に競馬をお楽しみ下さい。 さて。 昨日10日火曜日。名古屋競馬場に取材に出かけてきました。 名古屋競馬場も勿論、無観客での開催。 (以下の写真は全て、主催者の許可を得て報道用に撮影しています) 名古屋競馬では、本場の外向け発売所では払い戻し業務を行っています。 取材のため、場内に入れて頂きました。 レース中も、競馬場オフィシャル広報の写真撮影部隊がいるだけ… 名古屋はこの日、2週前の開催途中から数えて無観客開催3開催日目。 騎手に聞いてみると、もう違和感云々という話でもないみたいです。 それでも、レースに乗りに来ていたある笠松所属の騎手に話を聞くと「笠松の時は気にならなかったけれど、名古屋の方がちょっと気味が悪い感じがしますね…」 恐らく、周囲の風景が違うからなんじゃないかと思います。 それでも、レースは元気よく行われております。 昨日は酷い雨降りだったんですが…身体的にも大変な中、騎手も、調教師や厩務員など馬のまわりのひとびとも奮闘。 稼働している中では現在日本の競走馬の中で最高齢16歳 ヒカルアヤノヒメ この日も元気よくレースで走りを披露していました 宮下瞳騎手 現在名古屋リーディング なんと2位! 2日後に迫ったレディースヴィクトリーラウンド(LVR)最終戦について水を向けると「(無観客は)寂しいですね…歓声がないと。息子たちが応援に来られなくなって残念…」…というのが第一声。 「地元の利を生かしたいですね。(シリーズは)若い人たちが多くて…私はすみの方に隠れて頑張ります。」……すみに隠れてたりなんか、しないでしょ…(笑) 佐賀では奮わず、LVRの総合ポイントランクは2位に後退しましたが、きっと名古屋ではまた存在感を示してくれるのではないでしょうか。 2レース ニシジャングルで勝利 木ノ前葵騎手 この日9鞍騎乗。なかなか話が聞けませんでした。 全部のレースが終わって、弥富に帰るバスに乗る前に一言もらおうとしたところ… 少し考えて…静かに右手を胸のところまであげて、ギュッと「がんばるポーズ」。 どうもこの大会ではいつも奮わない木ノ前騎手ですが、果たして大逆転なるか!? ハローをかけると、そこに波が立つほどの水の量… と、こ、ろ、が メインレースの頃には、急に天候が変わって… 雲の間から、陽の光と青空 メインレースは、3歳の東海地区生え抜き馬限定重賞 中京ペガスターカップ(SP1)1600m 内目の枠を引き、逃げるだろうと思われていたビックバレリーナのダッシュ乗りが良くなくて、変わって先行したのは中枠からメタリフェル。好位に、1番人気のエムエスオープンがつけて、前の動きを見ながら虎視眈々。 最後の直線 内・メタリフェルに、外からエムエスオープンが襲いかかる ゴール前では、エムエスオープンが抜け出して快勝。 メンバー中唯一の重賞勝ち馬としての存在感を見せつけました。 村上弘樹騎手は、昨年のこのレースをトリマゴラッキで勝って以来の重賞2勝目 無観客だからではなく、悪天候が想定されていたので、スタンド内の来賓室で表彰式。勝利騎手インタビューもちゃんと行われましたよ。こちらからご覧下さい。 取材に応じる、竹下直人調教師 エムエスオープンの今後は、ライバルの動向を見ながらとのこと。 笠松のニュータウンガールには2回続けて負けていますが、形勢逆転の機を窺う春の戦いになりそうです。 あっ!明日3月12日(木)は、レディースヴィクトリーラウンドだけじゃなくて、こちらの方もよろしくお願いしますね!!交流重賞ですから。
2020年03月11日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 競馬より一足先に「無観客」での開催で始まった、ミックスダブルスカーリングの日本選手権、先週の日曜日までで無事に全日程を消化することが出来ました。選手や運営関係社、更に取材陣も含めて、このスポーツ大会に「直接触れる」ひとびとに関して可能な限りの防疫体制を取ることによって、最後まで「問題」を生じさせることなく大会を完遂したそのさまは、近くで見ていて心から感服するものでした。 スポーツ競技としては、確かに「異常」な状況の中での開催でした。それを象徴したのが、決勝戦。最後の一頭で優勝が決まったそのとき、会場に鳴り響いたのはプレスの皆さんのシャッター音だけ。本当に、それだけ。本当ならば、勝者を、そして敗者の健闘をも称えて会場を満たすはずの拍手の音がない。ここはどこなんだろう…そんな違和感しかないその空気感を、私は一生忘れることはないと思います。 資料映像 観覧席の最前列でプレーを見つめているのは インターネット放送用のリモートカメラだけ 自分たちが運営していたインターネット放送やネット経由の取材は、本当に多くのひとびとに見て頂きました。しかしその一方で、スポーツとは何か、それを伝える自分たちのしていることは、一体何なのかと言うことを深く考えさせられる機会でもありました。 いまきっといろんなところで、同じようなことに思いを致しているひとびとが、大勢いるのだと思います。 ま、やれることからやっていきましょう。 この週末からは、ちょっと競馬もやっていくつもりです。
2020年03月04日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 太田アナのエントリにあるように、カーリングのYoutube中継放送のために札幌に滞在中です。 いち早く大会の「無観客での開催」を決めたカーリング競技。開催時期の問題で決断を迫られたとはいえ、先週の段階では「英断」に近かった決断により。大会は粛々と行われております。 手前の人影は、いま私たち(太田アナも一緒)で担当している、大会のYoutube中継放送 アナウンスだけでなく、制作そのものをみんなで行っています。 放送席風景 こんな感じで、手作り感溢れる状況ではありますが、昨今の情勢へのスポーツ競技の対応としては、最先端を行っている(笑)と自負しています。 試合の模様をお伝えして、選手のインタビューをアップロードして表情なども伝える。 お客さま方の反応もいいようで、有り難い限り。 連日、楽しく伝えさせてもらっています。 ライブ中継はこんな感じでやっています。 しばらくは、こういうものを通じてスポーツを楽しむことになるのかな… 今日あたりから競馬界でも、無観客開催が現実のものとなってきました。 私たちも、普段から大切にしている「現地現場」での活躍の場がなくなることは寂しく思っていますが、このようにいまの状況で「実現可能な」形でお客さま方に伝えられるものがあるなら、どんどんやっていこうと、むしろ今この状況だからこその意気込みをもって、やらせてもらっています。 とはいえ… いつかはまた、スポーツの現場に賑わいが戻って欲しい! それも、できるだけ早く。 週末、東京競馬場のそばで、花を見つけました。 早すぎるけど… 本当の春が、早く来るといいですね。
2020年02月26日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 日曜日に、ようやく「競馬のない国」から帰ってきました。 少しずつ競馬的活動にも復帰せねばと思いつつ、また週末からは札幌。 札幌は「競馬のない国」ではないけれど、またちょっと競馬は縁遠くなるかな。 北海道・札幌市にある、どうぎんカーリングスタジアム 昨年の今頃の写真です。 しばらく札幌に帰っていませんが、今年はこんなに雪はないかな… 来週の火曜日・25日から、今度は日本ミックスダブルスカーリング選手権 ここで実況とかやってます。 良かったらご覧下さい。 その分今週は、「競馬養分」を九州中。 月曜日には、ミツオーアナがリポートしたNARグランプリの授賞式、私も顔を出してまいりました。 記者会見の模様は既に伝わっているので、私の「担当」の名古屋所属のふたりについて。 川西毅調教師 今年も最優秀勝率調教師の賞を獲得 リポートにもあるように、今年は数字の目標を口にしませんでした。 昨年も、一昨年も、「重賞10勝 獲得賞金1億円」と話してきた数字を、今年はわざわざ「言わない」と宣言したあたり、毎年のこととは言え、1年の成績を振り返ったときには内心忸怩たるものがあるのでしょう。 この2年と異なり、今年の東海のダービー戦線にはまだ「絶対」といえるまでの存在はいない状況。その中で、戦力を着々と整え、形勢逆転の「金メダル」を狙っていきます。 優秀女性騎手賞は、木ノ前葵騎手 笠松での騎乗のあと、かけつけました キャリアハイの69勝を超え、目標と話す100勝を目指すために、何が必要なのか。 引き続き考えていく1年になるのだと思います。 それは本人にしかわからないことなのでしょうが… 「女性だから」ということではなく、騎手としてどういうプレーをしているか、ということに注目していれば、外から見ていて感じられるものがきっと生まれてくるのでしょう。 プレイヤー部門受賞の皆さま 春近し。既に始まっている今年の活躍に、期待しましょう。 今日は、浦和競馬場に出かけてきました。 マスコット共演 ほかにも、出会った可愛いものたち コース際で管理馬のレースを待つ、工藤伸輔調教師 時節柄、マスクはしたままで撮影させて頂きました よく見ると肩に… マウ輔(すけ)っていうんですって 工藤調教師曰く、家族みたいなものだと。 活躍のための「守り神」なのかも知れませんね。 昨年はいのしし年だったので、「イノ輔」と「うり輔」親子と競馬場に来ていたとのこと。 気がつかなかった… なかなかファンの皆さまに「ご注目」頂くのは難しいかも知れませんが、工藤厩舎の活躍にはご期待下さい。 こちらは、今日デビューの誘導馬「ヴァージナル」 なかなかのハンサム 初心者マークつけているにしては、なかなか物怖じせず落ち着いています。 これから頑張って欲しいですね さて、メインレースは桜花賞のトライアル・ユングフラウ賞 タイトルの通り、「若いお嬢さん」たち、ずらり勢揃い…ではありましたが…… 走ってみたら、一頭だけものが違う感じでした。 レイチェルウーズ 春が待ち遠しいですね。
2020年02月19日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 先週の稿では、東京競馬場からの富士山の姿をご覧頂きました。 今週の「山」は、こちら! 浅間山 でございます。 頂きに雪を被り雲をまとって、青空との色のコントラストが最高! 前の稿で太田アナウンサーが紹介してくれているように、先週半ばからずっと、長野県・軽井沢町に来ております。 カーリングの大会が行われている、とは言っても、そもそもカーリング場ってどんな?という方も多いのではないでしょうか。だいたい、カーリングをカーリング場にミニいらしたことのある方の方が少ないでしょうから。 カーリング場の中のロビー的なホール。 この写真は、大会が始まる前の記者会見の景色。 観覧席はなかなかの盛況。 このようにこのカーリング場は、プレーが行われている場所を2回にある観覧席から見下ろすような感じになっています。 実はもう今日の時点で軽井沢に○○1週間いまして…あと残り次の週末までの4日間。 ここにいると、なかなか競馬の雰囲気に接することが出来ないのですが… 戻ったあとかな、競馬は。 私が働いている、インターネット中継放送の放送席。 私、にわかユーチューバーになっております(笑)。 喋っている実況アナウンサーは、太田アナウンサーだけでなく、競馬の世界でも活躍しているひとびとばかり。もしよかったら、是非インターネット中継をご覧になってみて下さい。 来週は、もう少し競馬の話も出来ると思います。 今日のところはこの辺で。
2020年02月12日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 もう1週間前のことですが… 先週水曜日、川崎記念当日。 ご案内の通り、千葉県にある場外発売所・エフケイバ成田で、イベントを開催させて頂きました。 「競馬女子と楽しむ、川崎記念」と題して、グリーンチャンネル出演でお馴染みの梅田陽子さん・石川彩夏さんにお越し頂き、ビッグレース当日の場内を盛り上げて頂きました。 梅田陽子さん 素敵な笑顔で進行 石川彩夏さん 予想トークが結構詳細 予想トークだけでなく、じゃんけん大会なども好評 こうして「きちんと競馬をお話し頂ける」女性の出演者は、なかなかいないものです。声をおかけすると、遠方まで来て頂けて本当にありがたい…。 また折を見て、こうしたことが出来ればいいなと思っています。 当日ご来場下さった皆様、ありがとうございました。 さて、この週末はJRAの競馬場へ出かけました。 年が変わったと思ったら、あっという間に時は流れて2月。 関東の競馬の、戦いの舞台は、東京競馬場。 この週末は、素晴らしい晴天。 天気がいいとこの季節の朝一番は、本当に空気が澄んだように感じられます。 こんなふうにくっきりと富士山の姿が見えるのも、この季節の東京競馬場ならでは 1レースの出走馬が出てくる前のパドック 誘導馬が登場して、ウォーミングアップでしょうか 地下にある検量室前で、この人に遭遇 笠松の佐藤友則騎手 9Rの特別指定交流競走に笠松のナーリーで参戦 そのほかに3つの騎乗馬を得て、朝早くから準備していました。 「東京競馬場は初めて。乗ってみたいと思っていたので、馬主さんに感謝ですね」 掲示板。10番のゲンキチボンに「佐藤」の文字 「佐藤」さんって、いままた名字では日本一多いみたいですが…いま日本の競馬の騎手で「佐藤」さんって、佐藤友則騎手だけ。この掲示板見て気がつきました。 っていうか、「佐藤友」ってなってないから、一瞬どこにいるのか探してしまった。 ちょっと無理矢理感ある写真 14番の馬の向こう側に、佐藤友則騎手とゲンキチボン このあと、勝利はならなかったものの、一瞬「あわや」の掲示板に乗るシーンもありました。 さて、この日のメインレースは、ダートの重賞・根岸S フェブラリーSに向けての各馬の走りが注目されました。 予想通りドリームキラリが外からやや力わざで逃げをうち、1番人気のコパノキッキングはこれを行かせての2番手。 メインレースの頃には、ご覧のように結構なお客さまの入りになりました 前を捉えて、残り400で先頭に立つコパノキッキング 内から2頭目の赤帽 ペース的に淀みなく流れていたので、このまま行ってしまうのではないかと思って見ていましたが… 近づいてきました…写真左手の方の緑帽 並ぶ間もなく交わしていく…モズアスコット ラップを見たら、ハイペースではあっても、後続に脚を使わせるような流れ。コパノキッキングが前々で運べるなら、これが勝利を呼ぶ有利な流れだったと思うのですが…交わしていくときの脚は別次元のもの。これはモズアスコットをほめるしかありません。 手応えあり! の表情でした。 一方、佐藤友則騎手はこの日、根岸ステークSにヨシオというパートナーを経て出走しました。 結果は残念でしたが、初めてというこの東京競馬場でこのレースに参加出来たのは、価値あることだったのではないでしょうか。 レースの後、取材に答える佐藤友則騎手。 私も帰り際に、一日の騎乗を終えての感想を聞いてみました。 「楽しかったですね。やっぱり、今日が楽しくないと。僕はまた明日も(笠松で)競馬がある。今日が楽しかったから、明日もまた楽しいと思う。幸せです。」 次回はこの場所で、活躍のシーンを見せてくれるかも知れませんね。 たった4週間だけしかない、冬の東京。 その独特の雰囲気に浸ることが出来る、いい一日でした。
2020年02月05日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 まずはお礼。 先週末の土曜日日曜日。 島根県にある場外発売所・BAOO三刀屋(みとや)で行われたばんえい競馬のイベント。多くの方に帯広のレースをお楽しみ頂き、大変盛況でした。 (特に夏場の)発売日数が少なく、ばんえい競馬に必ずしも縁や興味があるかたが多くはないこの場所。ですが…特別配布の競馬専門紙をご覧頂き、予想の仕方やレースの見方をガイダンスしていくと、このように多くの方々がレースに参加して下さいました。 「予想芸人」役の私も、お客さまと一緒に楽しい時を過ごさせて頂きました。 また機会を見つけて、行きたいですね。 お世話になった皆様、そしてばんえい競馬を楽しんで下さった皆様、本当にありがとうございました。 さて、取材は久しぶりに名古屋競馬場。 昨日28日、川崎では佐々木竹見カップもあり、ミカエル・ミシェル騎手もいるというのに…日帰りで名古屋に出かける、この名古屋愛(笑)。まあ、重賞がある日は、努めて出かけないと、ですね。 東京を出てくるときは、土砂降りの雨。佐々木竹見カップをご覧になった方々はおわかりの通り、関東地方は天気もわるく寒さも厳しかったみたいですが…名古屋に来てみると、あら不思議、空には晴れ間も覗いていました。 まずは、早い時刻に行き会った、若手ふたり。 岩手から笠松に短期移籍して騎乗中の、関本玲花騎手。 先週の笠松開催からこちらで乗り始め、今週の名古屋でも、乗り鞍を得て昨日今日と騎乗しています。 名古屋での騎乗については「新鮮ですね」…とひとこと。 レースの方は勿論、まだまだこれから、でしょうが… 「雰囲気」があるかな。なんとなく。 頑張って頂きたいです。 またレディースヴィクトリーラウンドの時にこの名古屋でお目にかかるのが楽しみです。 もうひとりも、昨年秋デビューのこちら。 浅野皓大騎手 年明け3勝をマーク。新たな年に活躍を誓います。「デビュー直後と比べたら、(気持ち的に)余裕が出てきたように思います。全部の馬に一生懸命乗ること。そして『勝ち』にこだわって騎乗したいです。」 頑張って、どこまで存在感を増していけるか。 見守っていきたいですね。 さて、今日のメインレースは、3歳牝馬の重賞・梅桜賞(SP2)でした。 距離が1800mということで、先々を見据えた挑戦、というのも一つのテーマとなるこのレース。昨年はエムエスクイーンという絶対的な存在がいたこの戦線も、牡馬含めまだまだ戦力は確定的には定まっていない状況。この日のレースで春に向けての流れが見えてくるのかどうかが注目された一戦でした。 メインレースの頃には、すっかり雲も少なくなって、このような晴天 先手を取ったビックバレリーナ(赤帽・大畑騎手)がスロー逃げ。 早めに前へと進出したエムエスオープン(黄帽・丸野騎手)との競り合いで最後の直線に向くと、逃げ馬の直後で機を窺っていた笠松所属のニュータウンガール(白帽・佐藤友騎手)が満を持して攻め上げていきました。 まさに「きっちり」という差し切り ニュータウンガール快勝!! 会心の勝利に、佐藤友則騎手もカメラに向かいこのポーズ 表彰式での佐藤友則騎手のインタビューの模様は、名古屋競馬HPからYoutube映像にてご覧下さい。 インタビューの中でも話が出ていたように、意識するのは東海ダービー。 表彰式の後、佐藤友則騎手は続けて、こんな風に話していました。 「(昨年ともにダービーに挑んだパートナーの)フォアフロントより、この馬の方がパワーがあります。この馬をやっている木戸口さん(厩務員)の仕上げがとてもうまいので、自信を持って乗ることが出来ます。肩に力を入れず、本番までは仕上げはソフトに。今年が一番チャンスがあると思っています。」 もうすでに、大目標に向けての青写真は、友則ジョッキーの中にはしっかりと描けているようです。 ひとびとも、馬も、飛躍を期する春は、もうすぐですね。
2020年01月29日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 昨日の太田さんの稿にあった、取材。 私も同行しておりました。 真面目に取材しましたよ~ 足寄 打ち上げ会場 いやー 真面目に十勝を取材した(笑) やっぱり、十勝はいいなぁ~ 人里離れたところに行っても、美味しいものにあふれてる。 あっ!馬も見ましたよ、ちゃんと。 映像の完成をお楽しみに!! さて、それはさておき。 これも昨日の太田さんの稿にもあるように、私この週末、島根件にある場外発売所「BAOO三刀屋」にばんえい十勝のイベントでお邪魔することになりました。 BAOO三刀屋のご案内HPはこちら。 もうなんか、最近の私は、完全に予想芸人… 「予想する芸人さん」じゃなくて、「予想自体を芸とする人」 「芸」と言うからには、それがひとに伝わっての「何か」がないといけないのですが… 私の場合、何だろ、その「何か」って(苦笑)。 「裏情報」とか「必勝法」ではなくて、「レースの見方」とか「馬やプレイヤーの横顔」が少しでも伝わればいいかなとは思っています。そのために競馬場に取材にも出てるわけですから。 「裏情報」や「必勝法」は、突き詰めていっても「芸」にはならないけれど、「競馬」そのものの話は少しでもお客さま方の「楽しみ」に繋がるのではないかと思って、そんな話をそのたびにさせて頂いています。 あくまで「芸」ですので、この世の常である「当たり外れ」はそれぞれにご容赦を。 週末は島根・三刀屋で、お客さま方と楽しいひとときを過ごせればと思っています。 それとは別に。 いつもお邪魔している千葉県の場外発売所・エフケイバ成田で、このようなイベントを開催させて頂きます。(千葉県の場外発売所・エフケイバ成田でのイベント告知です) 1月29日(水)川崎記念(Jpn1)当日 競馬女子ふたりがエフケイバ成田に来場します! いつもの「予想芸人のおっさん」(笑)のトークとは違う楽しみを味わって頂けるのではないでしょうか。華やかな雰囲気の中で、レースをお楽しみ頂けるのではないかと思います。勿論がっつり予想も披露して頂く予定。 あっ!いつもの「予想芸人のおっさん」も、運営で会場にいますよ!! ご一緒に、川崎記念を楽しみましょう。
2020年01月22日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 成人の日が「1月15日固定」ではなくなったのが、2000年。 今年成人式を迎えるひとびとは丁度、物心つく以前も含めて、成人式が1月15日だったことを知らない世代、ということになります。 かつては、祝日の1月15日が週末とくっついてなくても、変則開催でぽつんとその日1日だけJRAの競馬が行われていた年もありました。私自身が成人式に参加すべき日も競馬が開催されていて、私は成人式よりも中山競馬を選んだ(爆)。いまとなっては、当時はのどかな時代でした。 いまは必ず週末とくっついて3連休のラストになる成人の日。 今年は13日。JRAの競馬も3連続開催でした。 朝一番。まだ昇り切らない太陽からの光がまぶしい! お出迎えのポニー 朝だからか眠そう…zzz 昔は、成人の日の開催ですと、見るからに「先ほどまで成人式」という若者の姿が競馬場でも見られたものですが…この日は普通の祝日の趣。いまはもう、成人式自体も前の日に終わっているケースも大井でしょうからね。 この日は、名物の「成田特別」が行われる日。 成田市の紹介ブースのそばに登場した「うなりくん」は、子ども達に大人気! その成田市ブースで、行列が出来るほど人気を博していたのが… 石焼いも!! 成田ブランドのさつまいも「大栄愛娘(たいえいまなむすめ)」を使っています。 1本100円ですが、短いのを1本おまけしてもらいました。 控え室にて、笑顔で焼きいもを頬張る「ポッ娘」守永真彩。 この表情でわかるように、あり得ないぐらい甘くて美味でした。 成田特別は、競馬場での仕事の都合で取材に行けませんでしたが、レースの名前といい、ダート2400mのレースの雰囲気といい、この季節だなぁという感じがしました。 メインレースの3歳牝馬による重賞・フェアリーSも、年明けこの季節に移ってから12回目。干支で言えばひとまわり。まだ大活躍、という馬は出ていませんが、もうぼちぼちこの季節のイメージに定着してきた感じはありますね。 1コーナー向こうからのスタートシーン。 一番内から、スマイルカナが抜群のスタートダッシュを決めたことが、ハッキリとわかります。 柴田大知騎手も、会心の勝利にこのガッツポーズ ある年は先行馬総崩れになったかと思えば、何年かに1回こういう鮮やかな逃げ切りがあるのも、正月に移り距離もマイルになってからの、このフェアリーSの興味深いところでもあります。 今回は、スマイルカナのスピードとその持続力の前に、ライバルたちは為す術がありませんでした。 こちらも、上がってきて素晴らしいスマイル このスマイル、前回の特別戦が、テンションが上がってしまって残念な結果だっただけに、改めてこのような形で結果が出たことには、喜び半分、ホッとしたところも恐らく半分といったところでしょうか。 正月から、いいパフォーマンスを見ることが出来ました。 これからしばらくは、こうして大舞台に向かっていく3歳馬が一頭また一頭と飛び立っていく様が、楽しみな週末が続きます。 馬の年齢で言うとまだ「成人」には早いのですが、この日は馬のいい「成長の姿」に出会うことが出来ました。
2020年01月15日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 世の中では、ちょっと遅めの御用始めも済ませ、行き会うひとごとに「あけまして…」の挨拶をすること以外は、もうほとんど通常営業。とはいえ、また週末はいつものようにすぐに3連休ですか。 お正月気分が抜けて、さあ新たな年へ…と向かう世間ではありますが、競馬の世界ではその前に、ひとしきり昨年を振り返るタイミングがあります。 それは、年間表彰。 2019年度JRA賞の各賞受賞馬が、昨日発表されました。 それぞれに活躍の印象が強い馬が選ばれた中…私が特に注目したのは、最優秀2歳牡馬に選ばれた、コントレイル。G1に格上げされたあとも出ていなかったホープフルS勝ち馬からのこの賞受賞馬が、初めて出たことになります。 朝日杯フューチュリティSを勝ったサリオスも3戦3勝の素晴らしい成績ですが、記者投票の結果はダブルスコア以上の大差がつきました。それだけ、コントレイルの勝利の「内容」が評価されたということでしょう。 11月の東京スポーツ杯2歳ステークス 直線のなかばから、突き放す一方の圧勝! ホープフルSのゴールシーン ここでも早々に抜け出して楽々と勝利 ふと思い立ち、競馬場で撮影したコントレイルの写真を引っ張り出してみました。 あれ?コントレイルって こんなにボリューム感があるように見える馬だったかな… ……という印象は、パドックで馬を見たときから感じていました。 東京スポーツ杯2歳Sのときの馬の姿が… ほら、まだこんな感じでしたから。 お尻のあたりの形が、全然違うと思いませんか? 馬の向きとか、光の加減かなとも思って、ホープフルSの時の別の写真も見てみました。 ちょっと、ひとが被っているんですが… ほら、丸みが違って見えません?気のせいかな…… ちなみに、ホープフルSの時の馬体重の増減は、プラス6kg。 わずか1ヶ月半でも、馬が成長していたのではないかと、私は推察しています。 コントレイルに限らず、明けて3歳となれば、クラシック戦線を賑わわせる馬たちは、すくすくと成長していく時期ですよね。 G1レースの蹄音を聞くのはまだ少し先になりますが、それだけに、いまから順に登場してくる馬たちの姿が楽しみでなりません。 注目すべき馬たちの姿を、しっかりと追いかけておきたい季節ですね。
2020年01月08日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 明けて2020年の幕が開きました。 新春のおよろこびを申し上げます。 私ははじめて、札幌で年を越しました。 例年は帯広で年越しだったのですが、今年はばんえい帯広競馬の開幕日が2日。なので、元日までは札幌に滞在しておりました。 大晦日のすすきの交差点 まさかの積雪ゼロ 年末年始の「街の顔」って、本当にそれぞれ。 ひとがいなくなる場所もあれば、ひとが集まるところもある。 札幌は、その両方。 「いつもいるひと」の姿は少なく、そのかわりに外国人観光客のひとびとの姿がとても目立ちました。ただ…よるはお店が全然開いてない。開いてる店はどこもいっぱいで、店の外に行列で待ってる店もそこかしこに。 なんだかちょっと奇妙な感じでした。 恐らく、地元のひとびとは街まで出てこずに、自宅とかで時間を過ごしているからなんでしょうね。 明けて元日。未明から雪が降ってきました。 雪の降る中、仕事の前に初詣。 札幌で初詣と言えば勿論、北海道神宮。 早朝はひともすくなく、とても快適に参拝することが出来ました。 例年ならば、もっと雪が積もっている境内も、今年は今日降った分だけ。それでも白く化粧をした辺りの景色は、この場所の正月らしい雰囲気を感じさせてくれました。 初詣で「的中祈願」もこっそり済ませて(笑)、いざ仕事へ。 実は12月30日から3日間連続で行っていた、Aiba札幌駅前の場立ち予想トークイベント。今日・元日がその最終日でした。 お正月、先着プレゼントサービスは3日まで行っています。 デイレースの名古屋・川崎と終わったあと、この場所では年に何日かしか売っていない高知競馬のレースが3つ残りました。熱心なお客さま方が最終最後の高知競馬までチャレンジ。 高知の最終レースは難解なかわりに配当が見込める「一発逆転ファイナルレース」。まさに文字通りの一発逆転を目指して、「素晴らしき大人たち」(笑)がオッズ表示の下に集まり、あーでもないこーでもないと喧々諤々の激論を交わしていました。 3日間とも、こんな素敵なお客さま方との時を過ごして、私も最後までご一緒にレースを楽しみました。 27日金曜日のAiba石狩で3場予想。29日日曜日の東京大賞典当日には大井の予想。その後はAiba札幌駅前で3日間3場。 全部で150レース近く予想して、馬券を買ったということか…。 やりきった感あるな~ 金曜日のAiba石狩での馬券マラソンが、もう大昔のことのように思える… 今日のレースが終わったあと、鉄道で帯広に移動してきました。 帯広も、積雪ゼロ 明日からは、帯広競馬場でお手伝い。 仕事の傍ら、例年より1日遅い帯広のお正月を楽しんできます。 最後にお知らせ。 1月5日のJRA金杯当日、Aiba石狩では毎年恒例のこのイベントを行います。(北海道の場外発売所、Aiba石狩のイベント情報です) 朝イチから最終レースまで、毎回抽選が行われる大抽選会。 1レースから「ニンテンドースイッチライト」が当たるという超豪華企画です。 そのほかにも、随所に目玉景品あり! 1月5日(日)、近隣の方は是非Aiba石狩で競馬をお楽しみ下さい。 私も、また改めてお客さま方にお目にかかるのを楽しみにしています。
2020年01月01日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 2019年、暮れようとしています。 有馬記念が22日と早かったので、なんとなくそこから「年の終わり」までの距離感があやふやな感じも否めませんが…とにかく、もうあと1週間経つと、その日は新たな年。 個人的なことになりますが、今年はテレビに出させて頂いて競馬をお伝えする機会が全くなくなってしまい、正直競馬自体を(客としては別として)仕事として続けていくことは難しいのではないかと思っていました。 しかし、それでも変わらず機会を下さる関係者の方々もいらして、そういう方々のおかげで、地方・中央それぞれに競馬の仕事や取材を続けていくことができました。 そして…それでも変わらず構って下さる、お客さま方には、この1年間競馬場で行き会うごとに励まされてきました。「どうして出なくなっちゃったの?」(どうしてといわれても…汗)「いま何してるの?」(競馬はやってます、なんとか、はい、笑)…こんな声の合間に、何だかすごく叱咤激励して下さるお客さまも結構いらして「またテレビに出られるように、頑張りなさい!」 なんかね…先生だか、親だか、そんな感じで言われると、涙が出ます。色んな意味で。 そんな風に、身近に感じてもらえていたと思うと、本当にありがたい…。 またそういう機会があるのかどうかはわからないし、あまりないような気もするのですが…それでも、そんな風に声をかけて下さる素晴らしいお客さま方に行き会う度に、乏しいエネルギーがチャージされて、本当に頑張っていけるような気がしていました。 それまでの20年近くと、全く違う生活。想像もできませんでした。でも、週末の競馬の取材観戦含めて、結構頑張って競馬をやってくることができました。 今年の日本ダービー またライブで、しかも石畳に立ってお客さま方の興奮の渦の中でまた体感出来たことは、今年の一番の想い出でしょうか。やはりね…最高の舞台ですから、日本ダービーは。 これはいまだから言えることですが… これまで幾度となく、テレビの放送の中で映像を通じて日本ダービーを伝えてきました。でも、こうして現地でお客さま方の中で感じると、テレビの放送で伝えている自分の中に「この感覚」が乏しくなっていたかなと。そんな感じがしました。ライブでも何度も見ているから、日本ダービーというものがいかなるものかはわかっているんです。でも、やはりしばらくライブで見る機会がないと、「体の中から湧き出て伝わる」ようなものが、少ない。なくはないんだけれども、乏しい。 これは、これまでの自分の仕事に向けての反省にもなりました。 香港国際競走に至っては、20年近くライブで見ることが出来ないでいました。有り難いことに、その間ずっと日本からの中継放送を担当してきて、調教の取材も自主的にしてきた。 でもね…やっぱり、レースをライブで見る機会がないとね。 伝え手としてはだめですね。 ヨーロッパとも、オセアニアとも違う、香港のビッグレースの一日の楽しさを久しぶりに味わってみると、改めて思うんです。ああ、伝えるべきはレースだけじゃなくて、この感覚そのものだなと。 結局のところ、私自身が久しぶりのライブ体験を楽しむことができた、という話なんですけどね(爆)。でも、それを直接味わうことができるお客さまは、私たちが思っているよりも遙かに少ない。だからこそ、こういうことをまた伝え続けていきたい。 いまの私のモチベーションは、たぶんそんな感じ。 新たな年になっても、そんな気持ちで競馬を伝えて行ければと思っております。 この1年間、本当にお世話になりました… ……… ……… なーんて、挨拶するのは、まだ早い!? だって、地方競馬はまだまだビッグレースが目白押しですし、JRAだってまだホープフルSが残ってる。競馬ファンとしては、今年1年の幕引きをするのは早すぎます。 これも有り難いことに、年末もお客さま方と競馬を楽しむ機会を、あり得ないぐらいたくさん頂戴致しました。 とりあえず、集まって下さい。来ればわかるさ(笑)。 まずは明後日12月27日(金)の、北海道の場外発売所・Aiba石狩。(本場ではなく、Aiba石狩のイベント情報です) そして、29日は勿論東京大賞典。 こちらに集まって下さい。(千葉県の場外発売所・エフケイバ成田のイベント情報です) 今年、東京大賞典は発走時刻が早いです。1Rのスタート時刻も早いです。 楽しみそびれないように気をつけて下さいね。 他に、北海道の場外発売所Aiba札幌駅前では12月30日~1月1日の年またぎで、場立ち予想トークイベントを行います。そのほかにも、年末年始の勝ち栗や甘酒のサービスなどもあります。 Aiba札幌駅前は、札幌駅から地下道直結。外に出ることなく行けて、毎日馬券発売しております。有馬記念や東京大賞典の馬券も、年末年始も休み泣く連日払い戻し可能! 年の終わり、そして年の初めに、またお客さま方にお目にかかれるのを、楽しみにしています。 みなさま、良い年をお迎え下さい!
2019年12月25日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 先週は、香港国際競走の取材のついでに、超久しぶりにマカオの競馬場にも出かけました。 香港から、フェリーにしてもバスにしても1時間ぐらいで、マカオ。 競馬場は、マカオのタイパ島側の、市街地近くにあります。 実は、マカオの競馬場は経営の危機に瀕しているという話を、この間何度も聞いてきました。マカオと言えば、カジノの国。カジノ需要は高まっても、競馬のような「古いタイプ」の賭け事は、衰退の一歩と伝えられています。実際、別の場所にあるドッグレースのレース場は、昨年だったか完全に廃止になりました。 果たして、競馬場はどんな風になっているのか。 競馬場に出かける楽しみと同時に、少し心配もしながら出かけたのでした。 建物のここが入口だって書いてあるんですけど… 私の記憶と、すでに入口が違う。私の記憶では、子の写真の少し奥の方が、入場チケットの窓口と入口があるはずなのですが…。 がーん!閉鎖 もはや、スタンドの中には入れなくなっている? この時点でもう、何だか怪しい予感…… 中を見ると、完全に廃墟の雰囲気。 右手、エスカレーターの手前にある棚みたいなものは、携帯電話を入れるロッカー。昔は、あそこで携帯電話を預けないと中には入れなかったんです。懐かしい…。 これが、12年前。多分前回訪れた同じ場所。 写真の左手寄りの明るくなっている場所が、いまの入口。 明かりがともって入口として使われていることがわかります。 いま入口になっているのが、写真左手で明るく輝いているところ。 ここは確か、マシンカジノの入口でした。 そのマシンカジノも、なくなっていると言うことなのか!? とにもかくにも、中に入ってみなければ! これが、スタンドの一番下の階に当たる場所。 とても狭い場所ですが、レースが始まるとこんな感じで一応の賑わい。 熱心に馬券を買う 但し、食べ物屋さんの類いは一切ありません。 あるのはこの自動販売機だけ。 飲み物とお菓子が買えます。 水5パタカで70円ぐらい 青島ビールが10パタカで140円ぐらい お酒の税金の分ですかね…ビール安い! スタンドの上の方はどうなっているかというと… 昔ながらの大屋根スタンド 「それなりに」ではありますが、お客さんがこうしてレースを見守ります。 ただすごいのは…スタンドとコースの間のスペースは、駐車場になってる。この一般ピープルが入る大屋根スタンドの隣に、ジョッキークラブの会員様ほかのスタンドがあって、そこを訪れるひとびとの車を留め置く場所になっています。 まあ、このお客さんの入り具合ですから、スペースが空いてるっていえばあいてるわけですけどね…。この「絵づら」がすごい。 スタンド2階のフロア。いまは唯一お客さんが滞在することが出来るフロアです。 寂れてる、という割には、まあまあこれだけお客さん来てるんですから…。 この日は、私のように香港国際競走目当てで日本から来た、というお客さんにも数多く行き会いましたので、この場所の日常と比べるとちょっと人数はかさ上げされているかも知れません。 これが、12年前に来たときの様子。 お客さんが滞在出来る場所が他のフロアにもあった、とはいえ、当時からこんなもんだったか…。 レースはね、なかなかの白熱振り。 競馬場の向こう、この方角はカジノの建設中のビルが背景 パドック。こちらはすでに立ち並んだカジノホテル群がバック パドックで関係者と話す、中野省吾騎手 この日は、日本からのお客さんで「彼を見に来た」という方も大勢おられました。 競馬はね… どこの国に行っても楽しいですよね。 そして、馬券も含めて、どこの国でも「共通言語」のように楽しめる。 建物なんかは手つかずの部分もあって、時が流れた分寂れた感じもありますけれども…それでも訪れる人たちがいて、こうしていまでもしっかりと続いている。 続いている限り、また私もこの場所に来ようと、心から思いました。 香港にお出かけの競馬ファンの皆さんは、是非時間を作ってこのマカオの競馬場にも。
2019年12月18日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 週末、香港国際競走。 レース当日。快晴のシャティン(沙田)競馬場。 コースを臨む場所にあるのが、こちらの増。 香港競馬の英雄・サイレントウィットネス 日本で言えば大井のハイセイコー像 笠松のオグリキャップ像みたいなもの パドックも大変な人の波 やはりビッグレースの日の競馬場の雰囲気はいいですね~ レースも一日盛り上がりました~ 日本調教馬が国際競走3勝! …という話題は、もうあちらこちらで出尽くしていると思いますので、そちらに委ねて。私は先週に引き続き、この日の観戦の「拠点」についてリポートします。 「JUMP」という場所 ダイニングとレーシングが融合したスペースです。 写真正面が、供食をするカウンター。 ここも、先週ご紹介したハッピーバレーの「アドレナリン」のように、とても洗練された雰囲気の場所で、居心地も最高。ナイター競馬と違いデイレース中心のシャティンらしいデザインですし、こちらはがっつりと競馬を楽しむことが意識されているのは、印象的でした。 こうした指定席は、クレジットカードさえあれば、インターネットで簡単に予約出来ます。私もレースの2週間ぐらい前に気づいて、ハッピーバレーとシャティンで席を予約。ビッグレースの日だけあってさすがに残席はわずかでしたが、普段のレースの日ならもう少し取りやすいと思います。 日本から出かけて香港競馬を楽しもうと思えば、こうした席を予め取っておくのもいい手です。 発券窓口も、こんな感じ 3種類から選べるランチ 量も多く、美味 右の方は、「レーシングプロフェッショナル」というバッジをつけています。 場内で、レースのヒントや予想を教えてくれるサービスをしている、私と同業者。 競馬を主催するジョッキークラブが配置しているスタッフの方です。 主催者が、こうしてレースや馬券を楽しむためのガイダンスをするひとをきちんと配置しているのは、日本よりも踏み込んだサービス。でも、それって必要ですよね。 日本だと、こういうことをやろうとすると「主催者が予想行為」的な発想が出たり、具体的に指摘があったりもするのかも知れませんが…そういう時代じゃないよね、もういまは。 そういう指摘が来ても、「違う」ときっぱり言い切る「気概」の問題だと思います。 テーブルごとにきれいなお姉さんがやってきて、「香港マイルでどれが勝つと思う?」と聞いてきたので、答えたのがこの札。当たると、ワインをプレゼントしてくれるんですって。 アドマイヤマーズの札が立ってるテーブルは、正直全く見なかったな…。 当たるかどうかはともかく、見た目も華やかになりますし、ゲームとしても面白いですよね。当たったときに貰えるのがワイン、っていうのも、大人の遊びっぽくていいですし。 席によっては、このようにタブレットが使えるところも。 香港競馬で行われていることが全て正しい、とは言いません。 でも、この場所には、お客さんに競馬を楽しませる、ということにおいて、見習うべきことが本当に多いです。香港での馬券売り上げが伸びている理由は、どこかの国と違って明確にわかる。日本から来て、それだけのことはあるなと思わせる発見がつねに味わえる。それがこの場所の競馬。 国際競走については、このような「ナショナリズムを刺激する」馬券も売られていました。香港・日本・アイルランド・その他と馬を所属で分けて、どの国が勝つか、の馬券。 ご覧の香港ヴァーズは、日本調教馬の勝利。3.7倍の好配当でした。 国際競走のレースの度ごとに、本馬場で表彰式が行える秘密がこれ。 移動式のステージ。 機能強化で、人が運ぶという「人海戦術」からは進歩している模様。 この競馬場で、レースも含めて色々見て回ってると、あっという間に一日終わってしまいます。私にとっては久しぶりのシャティンの一日。堪能しました。 昨今、海外競馬の馬券が日本で帰るようになり、興味も増しているのではないかと思います。皆さん凱旋門賞に行きたがるんだけど…まずは入門編でこの香港に行くのが、手軽でおすすめ。っていうか、香港で競馬を見に来るようになると、楽しくてやめられなくなります。 私も、また機会を見つけて通おうと思ってます。 いまは飛行機も安いですしね。
2019年12月11日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 今日から、香港に来ております。 昨今の情勢が心配される香港ですが、平日はデモもなく、実際には街は平穏。 今日来て、くまなく見て回ったわけではありませんが、騒乱に近い状況だったと言うことを窺わせるものは殆どありません。 よく見るとね… 空港のターミナルビルに飾ってあるクリスマスツリーね。 例年より大分背が低くなっています。 これも、保安上の理由が関係しているのかなと勝手に想像。 こっちは完全に、保安目的でしょ。 カウンターの億。 空港と市街地を結ぶ「エアポートエクスプレス」の乗り場入口。 保安要員が固めて、旅行者ではない人の通行はいちいち声をかけてあらためていました。 競馬も、今日は市街地にあるハッピーバレー競馬場での開催。 手荷物検査を実施していました。 持ち物があると、必ず鞄の中身を見せて入ることになりますが、そこまで厳重というわけではありません。日本でもスポーツの試合会場やコンサート会場で行われているのと同じ程度。 この週末、香港国際競争の観戦でこちらにいらっしゃる方もおられると思います。 まず、普段の香港は特に何も変わりません。 安心していらして大丈夫です。 選挙の後の先週末も、抗議活動が各地で行われたとのこと。それでも、そうした場所にさえ近づかなければ、トラブルに巻き込まれることもないでしょう。 交通機関に対する妨害も、報道によれば収束している様子。 ただ、競馬場にお出かけの際は、情報に気をつけましょう。 さて、そのハッピーバレー競馬場。 香港国際競争の周は、お馴染みの国際騎手招待。 今夜も、巨大なビアガーデンとして盛り上がっていました。 わたくしも、一杯 今回は、スタンドの1コーナー付近にある有料スペース「アドレナリン」に入ってみました。 バーカウンターと座席が備わった場所。 色使いからして、普通の場所とは違う、という感じがしますよね。 見てわかるように、オッズやスクリーンがそこかしこにあって、競馬を楽しむ場所だって言うことはハッキリしているんですが…いわゆる競馬場内のレストラン、という雰囲気とは一線を画すものが感じられます。 皆さん、店内に入ると、思い思いにまずお酒、そして食事や競馬。 レースの合間には、音楽でも盛り上がります。 競馬をがっつりやっている人は少ないです。 皆さん、それぞれに馬券も参加しますが… こうして、それぞれに仲間や知り合い、仕事の相手など、身近なひとびと集まり、時を過ごす場所。 言ってみれば、競馬を契機にひとびとが集まる。 競馬をしている場所があるから、抗して集まることが出来る。 ただレストランやバーに集まるよりも、楽しくて盛り上がる場所を、競馬場が提供していると言うことなんですね。 私はひとりで訪れましたが、とても言い賑わいを「おすそわけ」してもらった感じです。 競馬場をこういう風に使う、訪れるというのは、お客様側の意識ではなくて、迎える競馬側の意識だと思うんですよね。競馬というものが、世の中、ひとびととどのように寄り添いながら続いて行くのかということ。日本ではまだ乏しいそうした意識が、日本でも競馬がずっと続いて行くためにはもっと必要なのではないかと思います。 馬は強くなりました。 競馬そのものや競馬場の楽しみや魅力はどうですか? そういう話なんだと思います。 カギになるのは、「大人の構い方」じゃないかと思うんですが。 それはまた他の類例と友に改めて。 さて、レースは… 地元香港所属の、カリス・ティータン騎手が優勝 日本でもお馴染みのこの笑顔が、ハッピーバレーでも見られました。 ここ数年でじわじわと存在感を増している彼。 地元でひとつタイトルを取り、ここから更なる活躍が期待されます。 さあ!日曜日は香港国際競走 私は、15年ぶりぐらいに現地で観戦です。 日本でも馬券発売がありますから、ご一緒に楽しみましょうね!!
2019年12月04日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 この稿でもご案内していたように、24日日曜日。JRAではジャパンカップが行われた日に、Aiba札幌駅前のカフェバー・スタンピーズで、ホッカイドウ競馬のリーディングジョッキー・石川倭騎手のトークイベントが行われました。 今回は、そのご報告です。 ビシッと三つ揃えでキメてきた、石川倭騎手。 なかなかこの姿もかっこよい! 司会は私・坂田 イベント自作自演 昨シーズン、704戦で120勝 見事初めてのリーディングジョッキーのタイトル獲得 120勝という勝ち鞍もさることながら、704戦という乗り鞍は過去に例のない数字だそうで、今シーズンの活躍がその数字に確実に表れていると思います。 シーズン80日の開催日数にで割り返すと、1日平均8.8レース これだけ乗るとなると、レース開催時間帯は検量や装鞍も含めるともう大変な忙しさ。ナイター競馬で仕事が終わるのが夜遅いこともあり、「夜は(自身のスイッチが切れなくて)眠れないことも多かった」という激務でもあったようです。 これだけの活躍。 じゃあ来年の目標は?という話にもなりますが…まだそれは早いか。「来年もまた、目の前の仕事を一つひとつ、一戦一戦」 これは恐らく、石川倭騎手の変わらぬポリシーなのではないかと思います。 地方競馬のプレイヤーに関して、このようにきちんとした形でトークショーが行われることって、全国的に見ても殆どないと思うんですよね。 彼の姿に見入り、話に耳を傾けるお客様方の姿。 こういう機会が、地方競馬でも、そして大都会ではなく地方都市や地域でも、もっともっと増えてくれば、競馬そのもののありようも前向きに変わってくるのではないかと思うんです。 抽選会では、サイン入りアイテムやジャパンカップにちなんだ景品がプレゼントされました。 イベントの中では、スタンピーズ自慢のランチが提供され、トークの合間にはこのようにスイーツビュッフェ。飲み物は、アルコール類含めて飲み放題。 トークだけでなく食事も楽しめるのが、このスタンピーズのイベントの大きな特徴です。 ひとしきりトークショーで盛り上がったあとは、みんなでジャパンカップを楽しみました。 石川倭騎手も、乗り手の目線からジャパンカップを予想 店内でキャッシュレス投票で馬券を買って、そのままレースを楽しむことが出来ます。 タブレット投票があるので、店内に居ながらにして馬券勝負! スタンピーズでの馬券購入シーン 私も、イベントの合間にジャパンカップの馬券購入! レースは、大画面スクリーンで、みんなで観戦! 盛り上がりました 握手サイン会 滅多に直接目にする機会の内規手との、貴重な触れ合いの時間 お客様と話をしていると「こういう場所があるっていうこととか、こういうイベントをやっているということを、身近の競馬仲間はまだ全然知らない」「もっと別の騎手なんかも来てもらって欲しい」 これは、私たちが頑張らないといけない話。 と同時に、こうして少しずつでもイベントを楽しむ方々から、口コミで「こういうことが行われている」ということが伝わることも、また大事。 競馬って、そういう「人づて」がとても大事なレジャーだと思うので。 またやりたいですね。 石川倭騎手、ありがとうございました。
2019年11月27日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 しばらく北海道に戻らず、本州にいますが… 本州も朝晩中心に冷え込む日も多くなってきました。 冷え込んだ朝は… 先週の土曜日16日 雲一つない青空! 雪を頂いた富士山の姿がくっきり 一日競馬が終わって帰り道 ふとめをやると… 夕日に照らされて、山の輪郭がくっきり こんな風に見えるとは知らなかった… レースの方は、圧倒的な力量がハッキリ 東京スポーツ杯2歳ステークスのコントレイル コーナーを回ったときは、まだひとかたまりだったのですが… 直線ではあっという間に抜け出す 独走 次走は、年末のホープフルSが目標だそうです。 これは是非見ないと… さて、地方競馬の話題は、先週木曜日。 東海菊花賞が行われた、名古屋競馬場に出かけました。 この季節は、どこの競馬場に行っても、空の青がきれい 先週の名古屋開催から、ふたりのジョッキーが怪我での休養から復帰しました。 まずひとりめはこちら。 加藤聡一ジョッキー レースでの落馬で負傷。1ヶ月あまりの休養で復帰することが出来ました。 この日は1Rのクリノリーチソクで、通算300勝も達成(写真) ポーズ。 こちらから特に注文は出していません(笑)。 「数字はあまり気にしていません。それよりもリズム。今年はリズムを大きく崩すことなく来ています。(今週怪我から復帰して)勝てていたので、300勝は早く達成出来ると思っていました。自厩舎の馬でなかったのが少し残念ですが、それはそれとして引き続き頑張って行きます」 落馬して、乗っていた馬に頭をヘルメットの上から蹴られて頭蓋骨骨折。内出血もあったそうで、一時は緊迫した情勢だったとのこと。「いのち、ということ、そして騎手として仕事を続けられるかどうかということを、初めて考えました。」 幸い、精密検査の結果仕事への復帰は問題なく、体調が整うのを待ってレースにも復帰したとのこと。「とにかく、1年間は落馬しないことですね」…というのは冗談ではなく、また再び痛めた部位にダメージが及ぶことは避けなければならないから。 写真でご覧頂いておわかりの通り、復帰してきて全くこれまでと同じ様子でいる彼の姿を見れば、心配よりもこれからの期待感が伝わってきます。 休んだ分も、そして色々考える経験になった分も、これからの活躍に繋がっていくことでしょう。 もうひとり。 こちらのジョッキーは半年間の長い休養になりました。 丸野勝虎ジョッキー こちらも、取材に出かけた当日にも勝ち鞍を上げました。 膝の故障は、本人としても思いのほか長引いたそう。「とにかく、早く『勘』を取り戻したいですね」 …というのは、今騎乗していての率直な気持ちなのでしょう。 勝利の後は、このようにホッとしたような笑顔も見えました。 さて、この日のメインレース。 この日は晴天となり、パドック内の肩掛け展示も行われました。 名古屋の重賞開催日は、やはりこれを見ないとね… 年末の交流重賞・名古屋グランプリに続いていく重要な一戦。 各地から遠征馬も集結しての激戦になりました。 レースは、佐賀から参戦したグレイトパールが、前半追走に若干苦労しながらも、レース後半に入って2週目向正面からギュンとまくって一気に進出。 今回の鞍上は、倉富隆一郎ジョッキー 直線で、地元・名古屋のポルタディソーニに競り勝つ 今日のグレイトパールは強かった! 夏前までの何かハッキリしないというか、ピンとこないレース振りから、馬が目覚めた印象。今日は文句なしの動き、文句なしの勝利でした。 倉富隆一郎ジョッキーの、表彰式インタビューでの喜びの声は、名古屋競馬HPのYoutube映像でご覧下さい。 川田孝好調教師の話「帝王賞の後で放牧に出し、帰ってきてからは、馬が数段良くなった印象があります。それまでは、JRAから転厩してきて、馬にも私たち人間の方にも、戸惑いがあったかも知れません。今回大幅馬体減で、正直半信半疑でしたが、これで良かったと言うことでしょう。JRA時代はこのぐらいの体で走っていますし。このあとは、暮れの中島記念を使ってから、年明けの佐賀記念が当面の目標になると思います。昨年は、転厩してきたばかりの状況で4着。いまならもっとやれると思います。」 一旦地元に矛先を向ける、グレイトパール。 その後また、交流重賞戦線でJRAの馬たちと互して戦うような活躍を、見せてくれるでしょうか。 楽しみにしましょう。
2019年11月20日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 いま、ハイセイコー記念の大井競馬場から帰ってきました。 なんか、イベントやってたので、食べてきました。 東京23区グルメフェス ですか… 千代田区のバラ丼をゲット。 ただ、この店では、カルビ丼を食べるべきだったらしい… でも美味しかった! こういうグルメフェスは、見ていて楽しいのだけれど…食べたくなったものを端から一通り食べる、とかは出来ぬ。それが残念。 どんぶりを頂き、まだ少しだけ腹具合に余裕があったので、ちょこっとだけ食べられるものを探していたところ… G-FRONTの向かいにある、小屋 真ん中がお団子屋さんになってた! これ、以前からありましたっけ? 焼きたて 写真じゃわからないけれど、湯気が立ってます。美味 あ、レースも見ました。 レース開始前 待機する うまたせ&ウマタセーヌ 青い照明に照らされ、妖しい光を放つ…? 勝ったのは、写真左から2頭目 ゴールドビルダー 上がってきた森泰斗騎手 この満足そうな表情 楽しみな勝ち方でしたね! さて、最後にイベントのお知らせ。 まりなるが、千葉県のエフケイバ成田に初登場! 私・坂田との予想対決の形で、トークイベントを行います。 お客様には予めお配りする抽選投票券で、どちらが勝つかを投票していただきます。 レースの度ごとに、勝った方に投票された方の中から抽選で、競馬グッズなどをプレゼント。 来週水曜日 11月20日は、エフケイバ成田でお目にかかりましょう!! 【以下14日木曜日朝に追記】 14日木曜日。園田競馬場で行われる楠賞に、ホッカイドウ競馬の今年の3歳三冠馬・リンゾウチャネルが遠征します。 「出られるかどうかもわからない」ほどのギリギリの状態で王冠賞に挑戦し、見事三冠を達成。その後休養に入り、2ヶ月半ぶりの復帰戦が前走でした。初の古馬相手とはいえ、やはり重賞級のメンバーがいない組み合わせでは、鞍上の五十嵐冬樹騎手の手綱が終い微動だにしないほどの大楽勝。 「折り合いも、かなりましになっていた」という五十嵐騎手 精神的にも相当の成長を遂げたようです。 その後の出走レースの候補にはJRAのレースも含めて複数の選択肢があり、先週の道営記念にも投票の直前まで出走の可能性があったと聞いています。最終的に、矛先はこの楠賞へ。 心身ともにグレードアップした姿に、期待したいですね。 園田の1400mの流れが、カギになるような気がします。
2019年11月13日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 なんやかやで、結局一週間、殆どを北海道で過ごしました。 先週木曜日、門別競馬場の夜。 こんなきれいな三日月が見えました それでなくても空気がきれいなところ これから冬に向かって、星も更にくっきりときれいにに見える季節になりますが… ということは、ホッカイドウ競馬のシーズンも、間もなく終了。 ラス前の先週木曜日は、北海道2歳優駿が行われました。 ホッカイドウ競馬勢は、期待されながら大きな結果を得ることが出来ませんでした。 その中、アベニンドリームが中8日の厳しい日程の中で奮闘の2着 角川調教師曰く、半信半疑で出馬投票したものの、その後も坂路を元気に上がっていたとのこと。そして本番レースでもこの活躍。すごい馬だし、頭が下がります。 既に次走、11月20日の川崎若駒オープンに登録。出走してくれば、上位注目の一角を担うことは間違いありません。 船橋・平和賞でも、バブルガムダンサー4着、モリノブレイクが5着。 このあと本場のシーズンが終わっても、ホッカイドウ競馬の2歳馬たちの活躍は続きそうです。 いまはもう、他場の2歳番戦も早く始まり、賞金もついているので、それを目指した素質ある馬たちがそれぞれのレース場にいます。その中、どこに行ってもホッカイドウ競馬の所属馬・出身馬が存在感をアピールするシーンが続いているのは、すごいこと。いつかのように「ホッカイドウ競馬の馬が重賞を端から勝っていく」ということは難しいでしょうが、目が離せない存在であることは間違いありません。 明日7日のラブミーチャン記念には、ホッカイドウ競馬所属馬ではテーオーブルベリーとキタカラキタムスメが遠征し、かなりの注目を集めます。また、ニュータウンガールのようにホッカイドウ競馬から東海に転厩して、すでに活躍している馬もいます。 10日日曜日には、モリノブレイクほか全部で6頭が参戦予定の、盛岡・南部駒賞。ここも楽しみです。 いよいよ、明日は道営記念。 天候が少々心配ですが…本場は盛り上がることでしょう。 私は、北海道で、札幌の隣の石狩市にあるAiba石狩でイベント出演。 お客様方とともに、道営記念を楽しみます! 幸か不幸か、同時開催の南関東がデイ開催の浦和。 先月に続いて、またやります!「11時間耐久馬券マラソン」 朝10時のオープンから、夜は21時まで。 場立ち予想トークは、浦和と門別で全23レース。全部やります。 そのほかにも、お昼からはガラポン抽選会があったり 夕方からは、その場で競馬グッズが当たる「道営記念勝ち馬当てクイズ」 11時間、丸一日、競馬で盛り上がっていきます。 お近くの方と言わず、門別本場に行かない方は是非とも遠方の方も、Aiba石狩に足をお運び下さい。 あっという間だね、半年。 振り返るよりも、先々への楽しみを思い描きながら。 道営記念の一日を楽しみましょう!
2019年11月06日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 昨日、29日火曜日、名古屋競馬場に行きました。 あいにくの雨模様。気温も上がらず、最低気温16度で、最高気温17度。 さすがに肌寒い… 私が名古屋に行くと大抵、この角度の絵面には真っ青な空がまぶしい!的なものになるのですが…今日ばかりはこんな感じのどんよりとした風景。朝一番のお客様の出足もいまひとつ。 しかしながら。1レースから来ましたよ! ちょっとだけ久しぶりにこの馬に会いに。 ヒカルアヤノヒメ 15歳と6ヶ月 人間でいえば50歳は超えている勘定になりますか。 今季は順調とみえ、休むことなくコンスタントにレースに使われています。 登録上の現役最高齢は、門別のクラベストダンサー(19歳6ヶ月)。 しかし、この馬、どうやら今季は出走しない(もう来週まででシーズン終了なので)みたいですので、事実上ヒカルアヤノヒメが稼働中の現役馬という意味では、最高齢ということになりそうです。 パドックでも、スタスタと歩いて、なかなか元気。 この日は、1Rの800m戦に出走。 持ち前のスタートの良さを生かして、道中は先手を取った馬の直後2番手を追走。 そして直線も頑張りました。 緑の帽子、紫の服、尾崎章生騎手が乗るのが、ヒカルアヤノヒメ 結果、3着! 「今日は久しぶりの800mだったので、あのぐらいしか行けなかったけれど、馬は元気で頑張ってくれました。しばらく下から2つめのクラスだったので、全く活躍出来なかったけれど、ようやく一番下のクラスまで下がって、あと一歩という成績が取れるようになってきましたね。もうひと頑張りしてもらって、来年の今頃またクラスが下がっていれば、日本記録を達成させてあげたいです。」 「日本記録」というのは、オースミレパードが持つ、日本における最高齢勝利記録。 来年の10月以降に勝つことが出来れば、日本記録となりそうです。 昨年は、怪我とか病気のピンチもあったヒカルアヤノヒメ。 とにかく、競馬に出る以上は無事で、元気な姿を見せてくれればと思います。 2つめの話題。 こちらも、元気!? 新人・浅野皓大(こうだい)騎手 この日も、初勝利に向けて、一戦一戦が勉強。 この日は4Rで2着 所属の今津博之調教師は、「もっと積極的に乗るように」と話しているそうです。 しっかりハミをかけて、馬を前々に誘って位置を取るような、減量が生きるようなレース。 レースに乗って、様々なことを一つひとつ覚えていくのでしょう。 次の機会にはきっと、少し話を聞いてお伝え出来るところまで前進しているのではないかと思います。 3つめの話題は、今日のメインレース。 午後に入って、午前中本降りだった雨はひとまず上がりました。 古馬の1400m戦 ゴールド争覇 来月笠松競馬場で行われる笠松グランプリのトライアルレース その位置づけもあってか、南関東・園田・門別。高知からも遠征馬が参戦。地元・名古屋のダービー馬であるエムエスクイーンの出走取消は残念でしたが、それでもかなり豪華なメンバー構成になりました。 ただレースは、蓋を開けてみると…圧倒的だったな…… 二の脚で先頭に立つと、あとはコースをぐるり1周一人旅 高知から参戦の、ケイマ(別府真司厩舎) 馬名は、まさに「桂馬」の意味だそうです。 最後は5馬身差 JRA準オープンから高知への転入、とはいえ、4ヶ月半で6連勝、重賞4連勝というのはすごい!先々に向けても、期待が膨らみます。 永森大智騎手のインタビューの模様は、名古屋競馬公式HPにてリリースされているYoutubeの映像をご覧下さい。 別府真司調教師の話 「他に速そうな馬もいたので、その後ろの位置になるかとも思っていましたが、スピードが違いましたね。馬体重のマイナス10kgは全く気になりませんでした。外国人の乗り手が調教をつけるようになって調教のパターンが変わり、かなり負荷をかけているので、その分馬が良くなってきたのだと思います。このあと、大目標は暮れの兵庫ゴールドトロフィー。その前に1回、笠松グランプリを使って行こうと思っています。」 まずは、笠松グランプリに向けての勢力図が、大きく動いた感じがありますね。 次に来るときには、また一面の青空が見られますように。
2019年10月30日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 まず初めに、北海道・札幌地区の皆様方にお知らせ。 ちょっと気は早いんですが…こういうイベントを行わせていただくことになりました。 石川倭騎手のトークショー Aiba札幌駅前のカフェバー『スタンピーズ』でのランチミーティング形式で行います。 ランチとティータイムのスイーツビュッフェ ノンアルコールもアルコールも取りそろえた70種類のフリードリンク(飲み放題) ジャパンカップ当日の11月24日(日) 通常のトークだけでなく、Aiba札幌駅前でジャパンカップの馬券を買って、みんなで大型スクリーンで応援する観戦会も行います。石川倭騎手にも、ジャパンカップの予想トークも含めて、参加していただきますよ。 握手サイン会あり抽選会あり とにかく、石川倭騎手と一緒に楽しい日曜日を過ごす企画です。 ご予約はお早めに 会場のスタンピーズ(電話:011-205-3177)まで。 現状は、ご予約はお電話で。 間もなく予約サイトが出来て、ネット経由でも予約が取れるようになる予定です。 開設されたらまたご案内しますね。 その石川倭騎手。 先週末は東京競馬場に遠征でした。 アイビーステークス(L)に、先日盛岡で重賞のジュニアグランプリを勝ったフジノロケット(米川昇厩舎)で参戦しました。 石川倭騎手の東京競馬場参戦は、2年前のダブルシャープでの参戦(重賞のサウジアラビアロイヤルカップで6着)以来2度目 スタートでは、周囲の馬の影響もあって出負け。 「前々で運びたいと思っていた」(石川騎手)との思惑とは異なる、最後方追走になってしまいました。 「直線でバテるレースはしたくなかったので、自分のタイミングで仕掛けていきました。」 コーナーから徐々に進出して差を詰めていった、フジノロケット 坂を上がってからもよく伸びていました。 8頭立ての5着 背中は、米川昇調教師。 レース後は「よく頑張っているよ」と、一言。「終いはよく伸びていましたし、スタートが決まっていればと思わせる内容でした。稽古ではまだ子どもっぽいところを見せていますが、レースでは大分しっかりと走れるようになってきています。」 フジノロケットの次走。米川昇調教師によると… 馬の様子を見て可能ならば、北海道2歳優駿に出走するそうです。 後日、石川倭騎手と話をしたときに、こんな言い方をしていました。 「東京競馬場で乗るのは、とても楽しかった。(検量室で)誰か話す相手がいるわけでもないし、賞金とかそういうことでも全然なくて、競馬そのものはどこの競馬場でも同じ事なんだけれど…なんだか楽しかったですね。」 この日、フジノロケットの他に騎乗依頼を受けて騎乗した馬が3頭。 その全てが単勝100倍を超える人気薄の馬でした。 1R 12番人気 7着 4R 16番人気 16着 7R 9番人気 7着 9R 6番人気 5着(フジノロケット) グッジョブでしょう、これなら。 きっと、いつもとは雰囲気も含めて全く違うこの東京競馬場の舞台で、「楽しい」と思えるほど彼の中でいい「競馬」が出来た、ということのあらわれなのではないでしょうか。 そして、見ているこちらも、彼の存在がこの日のひとつの楽しみになっていました。 またこうしたチャンスがあるといいですね。 メインの富士ステークス ゴール前 ノームコア 強い~! いよいよ、この舞台も今週末はG1の熱気に包まれます。 10月も、もう下旬。早いですね… 門別の秋も、残りはや2週間です。
2019年10月23日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 台風19号がやってきた先週土曜日、私は東京にいました。 前の日から「経験したことのないような」台風だと各方面で報じられ、明けて土曜日の東京はまさにあらゆる事がストップしたみたいな状態。 土曜日の午後 普段なら賑わう商店街が、この日だけは「シャッター通り」に 唯一あいていたのが、コンビニエンスストア 台風が上陸する前の土曜日夕方に、ちょっと様子を見てみたのですが… 食料品の棚はご覧のように空っぽ 仕事があったはずの東京競馬が土曜日日曜日となくなり、私も失業。 それもまた、台風とともにやってくる「様々なこと」のまえには、本当に「ささいなこと」 土曜日夜の台風をやり過ごし 日曜日は、テレビの映像で報じられる、その場所の「変わり果てた光景」に慄然とし それでも月曜日はやってきて、月曜日には東京競馬も開催。 お天気はあまり良くなかったけれど いつも通りの風景を、いつもよりも深く有り難く感じながら、一日を過ごしました。 前日日曜日の夜の、ラグビーワールドカップの日本代表戦を見ながら同じ事を感じたのですが…スポーツというのは、まさにこういうときのためにあるということを、改めて思わされました。 この日のメインレースは、府中牝馬ステークス。 外から来た! 一気の差し脚!! スカーレットカラー フロンテアクイーン 2着 走りましたが… 津村明秀騎手は上がってきて一言 「リベンジ ならず」 たぶんそれって、前日の秋華賞(カレンブーケドール2着)に続いての惜敗を刺してのことですよね…彼や厩舎の方々にとっては、なんとも残念な週末になったようです。 一方、岩田康誠騎手 会心の笑顔で引き上げてきました。 「前回(クイーンS)は、(札幌の短い)直線しか脚を使うことが出来なくて残念だった」 そう振り返って、今日の差し切り勝ちの手応えを語った岩田騎手。こちらはさしずめ、リベンジ成功!といったところでしょうか。馬の力を信じてのこの戦法。勝ち方も際立っていました。 たぶん次回はエリザベス女王杯。 またこの末脚が見られるでしょうか。 最終レースのあと。 昨日行われる予定だったこのイベントが行われました。 全国ポニー競馬選手権 ジョッキーベイビーズ 各地の予選を勝ち抜いてきた子どもたちによる、最終決戦が行われました。 もう第11回になるんですね。 入場の様子 東京競馬場で走る、夢にまで見た舞台 全国8カ所の地区代表決定戦・選考会で選出された8名が出場(各地区1名) 出場資格は小学4年生から中学1年生 直線400mを馬と子どもたちが疾走します。 私、札幌で北海道地区予選を見たことがあったんですけれども、東京競馬場の最終決戦を直に見るのは初めて。このように多くのお客様方が見守る中で、激戦が展開されました。 ほんと、速いし、迫力も十分なんです。 ゴール前はこんな競り合い。 内の佐野遙久(はるく)君(長野地区代表)が優勝しました。 馬をねぎらい、声援を送るお客様方に頭を下げながら引き上げてくる、佐野君(後ろ) 表彰式で、出場した8名が揃いました 3年前にもこの舞台に上がり、そこでは結果を出すことが出来なかった佐野君 だからこそ「絶対勝ちたかった」と、この日の大会に臨んだ気持ちを話しました。 こちらも、リベンジ成功! 競馬の騎手としてこの場所で走ることを目指すそうです。 子どもたちは子どもたちなりに、それぞれの経験の中から思いを積み重ね、こうしてまた何かを目指していくということ。その「積み重ね」ということもまた、スポーツというものがあり続けることの意味なのだと思います。 周囲では色んな事が大変な中で、私にとっても競馬の一日が終わりました。 気がかりなことがたくさんありながらも、この場所にいればとてもすがすがしい気持ちになれた。こういうときだからこその、いい一日を競馬場で過ごすことが出来ました。
2019年10月16日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 今日は、門別競馬場に行ってきました。 季節とともに、色合いを変える門別競馬場の夕暮れ時。 陽が速く傾き、傾く方角も変わってきて、こういう色が味わえる季節になってきました。 競馬に興味がなくても、写真に興味のある方は、是非この競馬場を訪れることをお勧めします。天候に恵まれれば、ここにしかない風景と色合いに、必ず出会えると思います。 ちょっといいやつではありますけれども、コンデジでこれだけ撮れるのですから…ちゃんとしたカメラなら、素晴らしい馬の風景が撮れるんじゃないかな。 メインレースは古馬の重賞・瑞穂賞でした。 バルダッサーレが、当地転入後3連勝で重賞制覇 2着はヒガシウィルウィン(右) これで堂々、道営記念では主役の一角にのし上がった形です。 瑞穂賞を欠場したスーパーステションの動向、 今日惜敗のメンバーの本番に向けての仕上げ 11月7日(木)の本番まで、興味は尽きません。 さかのぼりますが、先週日曜日・6日には、ハッピーグリンが東京競馬場で毎日王冠に出走しました。結果は皆さんご存じの通り8着。残念な結果に終わりました。 最近話題の、ハッピーグリンの横断幕。 馬の絵の可愛さもさることながら、北海道の図柄が入っているのがいいですね。 一瞬来そうな素振りには見えましたが…伸びませんでしたね。 「馬が戸惑っていた。反応しなかった」 レース後の服部騎手の言葉でした。 この馬のことが一番よくわかっているひとが、一番身近で感じたこの日この馬の感触。走らないわけではない、という残念さもにじみ出ておりました。 そして、また次の問題。 地方所属のまま、出られる芝のレースがない…。 (以下は10月10日追記) レース後、ハッピーグリンの会田裕一オーナーから、ハッピーグリンがJRA栗東の長谷川浩大調教師の元に移籍することが発表されました。 https://ameblo.jp/happy-racing/entry-12534065030.html このブログに、いつもの会田オーナーらしく、心情が丁寧に綴られています。 新たに携わるスタッフの皆さん方は、馬の調整だけでなく、こうした心情をオーナーだけでなく、私たち競馬ファンも共有していると言うことを、必ず理解てくれると思います。 私は、門別でこの馬に出会ったもののひとりとして、新たな形でのハッピーグリンの活躍に期待し、応援し続けていこうと思っています。 先に紹介した横断幕。 JRAに所属している間は北海道からの遠征ではなくなってしまいますが… 是非、このままで出し続けて欲しいな…。 ハッピーグリンの次走が予定されている11月3日は、期せずして北海道からハッピーグリンを応援することになりました。 多分私はオホーツクの北見場外(ミントスポット北見)にいます。 この日、北海道の方で北見場外に集まれる方は、是非お集まり下さい。 北海道から、ハッピーグリンにエールを送りましょう!
2019年10月09日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 いよいよ秋本番…とはいえ、まだ東京は暑い! 陽の光がピリピリと刺すような感じで、季節は一進一退なのかと思わせるほど。 夜に吹く風は冷たいのですが… しばらく北海道を留守にしていますが、早朝の寒さがニュースで伝わってくるかと思えば、札幌は10月に入ってもまだ夏日になっているとか。なんだか季節感がよくわからなくなってきますね。 そんな中でも、変わりがないのが競馬を巡る季節感。 9月の終わりともなれば、やはり! JRAの競馬シーンはG1レースの季節の始まりです。 スプリンターズステークス(G1) 私は、北海道で見てきた2頭に注目していました。 8月25日 キーンランドカップ(G3) 13番ダノンスマッシュが勝利 7番タワーオブロンドンが2着 件の薬物騒動で函館を使えず、崩れたリズムをこの勝利で引き戻したかに見えたダノンスマッシュに対して、負けたタワーオブロンドンはルメール騎手が「とても良いレースが出来た」と満面の笑み。 どちらも、それぞれの歩みでこのG1の舞台に向かってきました。 私は、内枠を引いたダノンスマッシュがやや有利とみていたのですが、結果は… さすがG1レース パドックもぎっしり ダノンスマッシュ 最終的には僅かに1番人気 タワーオブロンドン 2番人気 戦いの舞台へと向かう馬たち 誘導馬たち 美しい隊列 発走直前のスタンド スタンドの屋根のすぐ上、わかります? 微かに虹が見えました! レースは…内から外へと出す機会を終始窺うダノンスマッシュに対して、外をスムーズに追走するタワーオブロンドン。結局ダノンスマッシュが外に出せたのは直線に入ってからで、すでにライバルは遙か前… ゴール タワーオブロンドンのルメール騎手(中央やや左)は早くもガッツポーズ 検量前の枠場に上がってきても、この表情このポーズ 記者会見 この馬はずっとスプリントがいいと思っていたと話したルメール騎手。その端緒となった札幌での敗戦についても、馬体の良化とともに「経験」というキーワードで手応えを振り返っていました。曰く、スプリント戦は他のレースとは違う特別な部分があると。少し長めの距離を使われてきたこの馬が、徐々に短い距離に活躍の舞台をシフトしようとするにつれて自身の素質が顕れ、そして花開いたと言うことなのでしょう。 ちなみに、春に1400mの京王杯スプリングカップを勝ったときの、タワーオブロンドンのパドックでの姿は… 微妙に、腹目のシルエットが違うかな…とも見えます どうでしょう?? 次は、ダノンスマッシュが大きなところを勝つシーンにも、出会えるだろうか… こちらの馬も、昨年の函館で1600万条件を勝ったときからの「付き合い」なので。 昨年7月 準OPの函館日刊スポーツ賞を勝ったときのダノンスマッシュ そういえばこのときも1200mは初めての距離で、「この馬1200mは走る!」という話がレースのあとに出ていました。その後の活躍は、皆さんご存じの通り。以後1200m戦しか走っていません。 JRAの競馬は、関東関西がありますし、こうして北海道シリーズもあって、このような形で出世していく馬たちを追いかけていくのはなかなか難しいもの。それでも出走機会全部でなくても、その馬のターニングポイントになったようなシーンを目にすることが出来ると、やはり思い入れみたいなものも湧いてきます。 地方競馬でも、同じですよね。 地方競馬は、同じ競馬場で走っていることが多いので、その場所にきちんと足を運べば、馬たちの印象的なシーンはもれなく目にすることが出来るはず。そこが地方競馬の良いところ、とも言えるかも知れません。 これから本格的に盛り上がる秋の競馬シーンも、そうした馬との「巡り会い」を求めて、また競馬場に足を運べればと思っています。 最後にお知らせ。 来週10月10日(木) 門別では交流重賞のエーデルワイス賞が行われます。 当日、北海道・石狩市にあるAiba石狩(サテライト石狩)で、予想トークイベントを行わせていただくことになりました。 恐らく「第4回」だと思います。 その名もマラソン場立ち予想トーク 朝の浦和の1Rから、夜の門別最終レースまで、11時間耐久で予想し続け、馬券を買い続けるというこの企画。いつお越し頂いても、予想トークを楽しんで頂けるイベントとなっております。 今回は、私と一緒に朝から夜まで全24レース、現地で「走り続けて」下さるお客様を大募集しております。 全レースコンプリートされた方(最大5名さま)には、坂田から自腹で競馬グッズのプレゼントをさせて頂きます。 参加することに意義がある! 最後まで、買い続けてわかることがある! ともに馬券マラソンに参加して下さる勇者を募集しております。 我こそは、という方は、当日浦和1Rの締切時刻までに会場にお越し下さい。
2019年10月02日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 9月16日の千葉・エフケイバ成田でのイベントが中止になったあと…その丁度一週間後の9月23日に、先週お伝えしたように「ボランティア場立ち予想」をするために、エフケイバ成田にお邪魔してきました。 会場で義援金の募金を行っていたので、私も参加することに。 ただ参加したのではつまらないので…当たった払い戻し金額の10%を募金箱に入れる、というルールを作ってみました。 そうなるとね…トリガミでも何でも、とにかく当てないと…… 最初のうち、安っすいのが2つ続けて当たって何とか小銭を寄付。 しかし、その後これという大きな当たりは引けず、一日競馬を戦って私の募金総額は2000円(ほんとはうち500円は、同じ建物の中で売っている競輪の車券が当たったもの)でした。 かっこよく、募金箱にお札を入れたかったけれど…小銭をコツコツと入れただけに終わりました。 お客様の中には、「当たったから俺も入れるよ」と募金に協力して下さった方もおられました。有り難いことです。 今回のイベントの目的は「募金を集めること」ではなく、「楽しめる状況のひとびとから、楽しもうという機運を作る」ということでした。みなさん、3連休の最終日に良く集まって下さいましたし、メインレースの時にピークを迎えたお客様の集まり具合も上々。私なりでできるボランティアではありましたが、一日この場所にお邪魔出来て良かったと想います。 会場の方に話を伺うと、そうはいってもまだお客様の入りはいつもに比べて少ない、とのこと。いつも来られる顔の中に「いない」方もおられるということでした。台風で被害を受けてくることが出来なくなったという方もおられるでしょうし、災害に伴って仕事が増えてしまい、遊ぶいとまがなくなってしまった、という方もおられるようです。 いずれにしても…日常の楽しみを、この地域の全てのひとびとが取り戻すまでには、まだ時間なようです。競馬だけでなく、それぞれにとっての「楽しみ」が戻れば、それがまさに日常を取り戻した証、と言えるのではないでしょうか。 来週、またサテライト成田にお邪魔します。 こちらは、当初から予定されていたイベント。(千葉県の場外発売所・エフケイバ成田のイベント情報です) 楽しむことの出来る状況の方は、10月2日も是非エフケイバ成田(サテライト成田)に足をお運び下さい。私は、この日も「払戻金の10%寄付」のキャンペーンを、勝手にやるつもりです。次回はもうちょっとかっこよく、景気よく、募金箱に入れられるよう、予想を頑張ります。 さて、先週末は北海道に名古屋の宮下瞳騎手が来てくれました。 Aiba札幌駅前(のカフェバー・スタンピーズ)とAiba石狩(サテライト石狩)でのイベント。こちらは無事に予定通り行われ、大変盛り上がりました。 9月21日土曜日の夕方 Aiba札幌駅前のカフェバー・スタンピーズ 場所が出来てお店がオープンしてから1周年になります 笑顔の宮下瞳騎手 サプライズゲストで元ホッカイドウ競馬騎手の笹木美典さん(写真右)も登場! お楽しみ抽選会 イベントの最後に握手サイン会 ゲストとの別れを惜しむお客様の、長蛇の列が出来ました つくづく思うんですけれども… このAiba札幌駅前のカフェバー・スタンピーズって、こういうイベントをやるには本当に良い場所。競馬そのものに「縁」のある場所ですし、映像画像も使えるし。そしてゲストとお客様方が近い! みんなで馬券を買うようなイベントもさることながら、競馬はそもそもスポーツなので… そのスポーツ「そのもの」を楽しむような、例えばこういうトーク中心のイベントなどは、その競技の楽しさとか良さとかがストレートに伝わるんですよね。 そういう機会って、頑張って作らないとなかなか出来ません。 東京とか大阪なら、そういうイベントもあるかも知れないし、イベントじゃなくてもレースそのものを競馬場に見に行く機会も、その気になればいくらでもあるんです。 でも…札幌では難しいですよ。 勿論、宮下瞳騎手が来てくれる機会なんてそうはないですし、競馬のプレイヤー自体直接目にする機会が、札幌にいたら本当に少ない。というか、ほぼない。 だから、この競馬と縁のあるAiba札幌駅前のカフェバー・スタンピーズが、単に馬券を楽しむ場所になるのではなく、競馬という競技とお客様との間をつなぎ、ストレートな競技の楽しみを伝える場所になればと、私は思っています。 翌22日は、札幌の隣町・Aiba石狩(サテライト石狩)でのイベント サテライト石狩のポスターの前で 騎手服姿で登場し、当日のJRAの重賞レースの予想トークに挑みました サインを受け取るお子さん どんなことを感じてくれただろうか… 発売所は、どうしても難しいです。 目の前で馬券売ってる、っていうのがあるので。 馬券優先。予想優先。これは仕方のないことですね。 それでも、馬券の当たり外れや予想だけでなく、この競技や来てくれたゲストの素晴らしさ、競馬そのものの興味深さや楽しさが少しでも伝わっていればと思います。 今回は札幌と、そのとなりの石狩でこういうことを実現することが出来ました。 それでも北海道全体、という意味では、ほんの一部分。 こういう競馬の楽しみが、北海道全体、津々浦々に広がっていけばと、心から思っています。 私自身、イベントに携わって、そんなことの楽しさとかけがえのなさを、改めて感じることが出来ました。良い週末だったな… 次の週末は、JRAでも秋のG1レースが始まりますね。 最高峰レースの、全く質の違う賑わいを味わい、楽しんできます。
2019年09月25日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 先週お知らせした、9月16日(月祝)にエフケイバ成田で予定していた、鈴木麻優さん出演の予想トークイベント。残念ながら、台風15号の影響による停電から回復せず、イベントは中止となりました。 まず、このことに限らず、今回の災害で苦労されている皆様に、心からお見舞いを申し上げます。 そして、イベントを楽しみにしておられた皆様方には、大変申し訳ございませんでした。 なお…エフケイバ成田は、今日18日から営業を再開しています! 事情や状況の許す方は、是非ともエフケイバ成田(サテライト成田)を訪れて、公営競技をお楽しみ下さい。 台風が通過したのが、イベントの丁度1週間前。 その日、東京の自室にいて台風をやり過ごした私も、これまでにない激しい雨風の音に、今回の台風の尋常ならざる威力を感じていました。しかし…まさかそれで1週間先のイベントがなくなる、というところまでは全く想像しておりませんでした。 エフケイバ成田は、成田空港の裏手に当たる場所にあります。 成田市、ではなくて、芝山町。 台風の直後から停電して、1週間以上復旧しませんでした。 担当者の方から、周辺の様子を撮影した写真を頂戴しました。 木が根こそぎ倒れているさまが痛々しい… 近所の様子 倒木 そして電柱も倒れて、入り乱れてから待ってカオスな状況… 営業が出来ない間、エフケイバ成田(サテライト成田)では、自家発電と地下水を利用し、災害の支援拠点として解放されておりました。 こうしたことで地域の中で役立っていくことも、公営競技の重要な役割。 スタッフの皆さんのご苦労もしのばれます。 16日のイベント中止の時点では、「復旧作業に手がつけられている形跡がない」というのがスタッフの方のお話でした。しかしその後ほどなくこのように復旧作業が行われ、まずは営業再開。 まだまだ、今回の災害で被害を受けた方の中には、「遊ぶ」という日常を取り戻すなんて思いも寄らないような方も、大勢おられることでしょう。 しかし、事情が許す方から、どんどん日常を取り戻すべきなのも間違いないところ。 ひとびとが生きていくのに欠かせない「楽しみ」が、エフケイバ成田の営業再開で少しでも取り戻すことが出来るのであれば、それが競馬の役割というものなのだと思っています。 そう…「楽しみ」は欠かすことの出来ないものなんです。 東日本大震災のあとも。 昨年の北海道・胆振の大地震のあとも。 復活した競馬を楽しむ方々の姿や表情にふれ、互いに交わし合う言葉を耳にして、改めて「楽しみ」を提供することの重要さを、味わってきました。 そういう経験があるから、いまでも競馬というものに、仕事として携わっているといっても言い過ぎではありません。 というわけで。 営業再開出来たからには、盛大にやりたいと思います。 災害復興祈念&支援イベント エフケイバ成田が営業を休止していた間も、千葉県内だけでなく近県含めて多くの方々から営業に関する問い合わせや、あるいは実際に場所を訪れて営業休止を知り、残念そうにお帰りになる方々が大勢おられたそうです。 競馬があることのありがたみ 競馬を契機として集まり、皆で分かち合う「楽しみ」のかけがえのなさ そんなことを感じながら、状況が許す方、集まることが出来る方々だけでも集まって、ご一緒に競馬を楽しむことが出来ればと思っています。 すでに営業を再開しているエフケイバ成田。 次の3連休、JRA開催からの船橋・日本テレビ盃。 お客様方とお目にかかれるのを楽しみにしております。
2019年09月18日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 まず、イベントのお知らせをさせて下さい。 元岩手競馬騎手の鈴木麻優さんと、イベントやります! 場所は、千葉県にある場外発売所・エフケイバ成田。 3連休の最終日。 この日はデイがJRA、夜は大井のナイター。 まゆゆとたっぷり馬券やって遊ぶには、丁度良いじゃありませんか! JRAの予想ももちろんしますが… 夜の大井のナイター時間帯が、このイベントのメイン。まゆゆ予想馬券のプレゼント抽選会握手サイン会その他、ゆるーくおしゃべりしながら競馬やる(笑) 夜まで楽しむ準備で、ぜひお越し下さい。 まゆゆは、大井の最終レースまでいてくれます。 実は、この情報が最初にツイッターで流れたとき、「エフケイバ成田」の行き方がわからない、というコメントがいくつかついたそうです。エフケイバ成田へのアクセスは、以下の「サテライト成田」のHPでご確認下さい。ややこしいですが、「サテライト成田」と「エフケイバ成田」は、全く同一の場所です。http://satellite-narita.com/?page_id=124(サテライト成田のサイトにジャンプします) 大井の最終レースまで楽しんでも、サイト内で案内している成田空港の循環路線バスの最終便には間に合って、15分ぐらいで成田空港まで帰ることが出来ます。首都圏の主な場所なら、夜のうちに帰れるはずです。 9月16日(月祝) まゆゆと一緒に、エフケイバ成田で皆様のお越しをお待ちしています。 さて、今日の話題。 秋競馬が始まったので…行ってみました。週末土曜日の中山。 今年、かな。場内至る所がリノベーションされた中山競馬場。 ここもそう。JR武蔵野線・船橋法典駅から直結している競馬場への通路の入口です。厳密に言うと競馬場の「入場門」ではないのだけれど、競馬場のこの改札口で出ると外には行けず、もう競馬場に入っていくしかないルートで、通路の入口からもう競馬場の雰囲気作りが始まっています。 以前に比べると、すごく洗練された雰囲気になった場所です。 久しく中山競馬場に行ってない方! 通路、こんななっちゃってますよ!! 壁面の馬の絵だけ、微かに「馬の雰囲気」を醸し出しています。 場内まで来るとですね… 空の色が、秋じゃない。 この日は台風が近づいてきていることもあって、日差しも強く、暑さも厳しい一日でした。 もうね、外にいると焼けるかんじ… ちょっと花を入れて写真撮ってみましたけど 色合い的には、秋と言うより、むしろ夏の感じ? 内馬場エリアに、興味深い場所を見つけました。 低い仕切りに囲まれたエリアに、なんだか立派な座席がある! …ということで、JRAのキャッシュレス投票サービスのカード「UMACA」の利用客のうち、一定の条件を満たした方に無料で提供している座席だそうです。 どういう仕組みでやっているかというとですね… これ、いまJRAの競馬場であちらこちらで見ますよね? UMAポート 主にUMACA会員向けの情報やサービスの端末 これで、食事やお土産を買うのに使えるクーポンがGETできるのは、確か札幌でお知らせしたと思うのですが…この「UP-Seat」のサービスも、UMAポート経由で入場整理券をGETすることで利用できるのです。 残念ながら私は資格を満たしていないので、整理券GETのシーンを撮影できませんでしたが、資格を満たしていると自動的に整理券を入手できるメニューが画面に出るとのこと。UMACAの情報をフル活用して、とても便利になっております。 特別にJRAの担当者の方にお願いして、中を見せて頂きました。 全て指定席です。椅子も革張りで立派! 馬券購入も、UMACAを使ってこのエリア内で完結。 入出金はエリアのすぐ外の機械のところまで行く必要があります。 いま、JRAが加入に力を入れているUMACA。 単に馬券を売るだけではなくて、様々な方向にサービスが発展していきそうです。 この場におられた、本部の担当者の方(UMACA自体にも携わる)にお話を伺いました。「お客様方の『ニーズ』に合わせているだけではダメなんですよね…」 曰く、キャッシュレス投票サービスで「便利になる」なんていうのは、運営側の都合だけだと。いままでの現金を使った投票方法で、何か不満を持っているお客様なんかそれほどはいない。だから、お客様が「何かこうして欲しい」と思う「ニーズ」を探っていては、例えば「雨漏りがするから、それを直す」ぐらいのことしか出来ないと。 大切なのは「ニーズ」にこたえることではなく、 新たな「便利」や「楽しさ」を産み出していくこと。 そしてそれを考え出すための「想像力」。 深く納得しました。 キャッシュレス投票システムの導入なんていう案件は、多分に技術的な物事だと思っていました。しかしそうではない。ここを足がかりにして、私たちが何か新たなことを感じ味わうことが出来るかどうか。 これからどんな風にこの「UMACA」が発展していくのか。楽しみにしたいと思います。 最後に、レースシーン。 この日のメインは、秋華賞トライアルの紫苑ステークス。 ゴールちょっと過ぎてますが… 大接戦は、外のパッシングスルーに軍配が上がりました。 ゴールの時に、体勢的には勝っていると感じていたという、戸崎騎手 大接戦で始まった、秋競馬。 これからも、G1のステップレースが続きます。 それぞれの目標を目指しての戦いが、楽しみです。 台風が行き過ぎて、これからは少しずつ秋らしくなるかな…
2019年09月11日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 まずは、ご挨拶とお礼。 先週金曜日、8月30日に札幌で行われた「ハッピーグリン香港遠征報告会」のトークショー。多くのお客様方にお越し頂き盛況となりました。お越し下さった皆様、出演して下さった会田オーナー・田中淳司調教師・服部茂史ジョッキー、そしてこのイベントの実施のために尽力して下さった全ての方々に、心からお礼を申し上げます。 会場のAiba札幌駅前のカフェバー「スタンピーズ」は大入り満員! トークゲストの田中淳司調教師(右)と服部茂史ジョッキー トークゲストの会田裕一オーナー 右がわたくし サイン会の様子 競馬という物事が、間違いなく「スポーツ」であるということ。 そのプレーの中身には、こうして多くの方々が関心を持ち、そして広くひとびとに伝えられるべきものであるということ。 またやりますよ。いつか必ず。 もっともっと知って価値あることが、たくさんありますから、競馬には。 そのときにはまた、大勢の方にお集まり頂けると嬉しいです。 続いて週末、札幌競馬最終週。 札幌2歳ステークス。 左から2頭目 ブルーの帽子がヨハネスボーイ 来てる…来てるんだが…… 写真右端 5着… 上がってきた石川倭ジョッキーは、この表情 負けて、こういう言い方をすると叱られるかも知れませんが… よく走ったのではないでしょうか。勝負どころから反応してすーっと上がっていったあたり、見せ場は十分。気持ちが出るタイプのこの馬の走りは、見せてくれたのではないでしょうか。 まだまだ先のある馬。 当面は北海道2歳優駿に向けて、その動向から目が離せません。 そして、再びこの舞台で挑戦した、石川倭の「これから」も。 さあ!今日の本題は、ここからかな。前置き長い(苦笑)。 週が明けて、3日火曜日には、名古屋競馬場に出かけました。 いや~良いお天気! 前日までは涼しかったらしいんですが、この日は暑かった… 気温は32度ぐらいでそれほどでもなかったのですが、降り注ぐ日差しが突き刺さるような感じできつい!! 馬のまわりの皆さん方も、みんな「暑い暑いと言っていました」 汗を流しながら、装鞍に向かう後ろ姿 パドックも暑い! ミスト発生器が導入されていました この日は、いくつもの「おかえり!」があった名古屋競馬場。 まずはこの人ですよね。 宮下瞳ジョッキー 落馬事故の際に、馬に顔を蹴られたとかで… 戦列を離れていましたが、この日から復帰。 パドックではお客様から「ひとみさん、おかえり~」の声がかかって、思わずこの笑顔。 元気な姿を見ることが出来て良かったです。 私がいたこの日にはかなわなかった「あと1勝」も、今日の1Rであっさりとクリアして、地方通算800勝を達成しました。 突然ですが、ここでお知らせ。 こういうの、やります!! 宮下瞳ジョッキーのトークイベントを、なんと!札幌でやります!! 場所は、ハッピーグリンのイベントと同じ、Aiba札幌駅前のカフェバー「スタンピーズ」。2時間、たっぷりと、色々な話を伺っていくトークショーです。司会は、わたくし坂田。 こちらも、皆様のお越しを心からお待ち申し上げます。 是非早めのご予約をお願いします。 予約は以下のURLで(会場のカフェバー「スタンピーズ」のサイトにジャンプします) http://stampedes.jp/event/9-21/ さて、名古屋競馬場。 つづいてはこの方。 加藤誓二ジョッキー 8月中旬までの門別での期間限定騎乗を終えて、この日から名古屋競馬場のトラックに戻ってきました。 「ものすごく得るものが多かった。来年も行きたいです。(門別開幕前の)もっと早い時期から行って、馬作りから携わりたい。」 名古屋で感じるものとはまた全く別の手応えを感じている様子でした。 そして、次はこの方。 お馴染みのピンクの勝負服 王者・岡部誠ジョッキー 南関東の期間限定騎乗が終わり、この日から名古屋に復帰でした いきなりのレースで勝利! やはり、存在感、ですよね。 そして、4人目の「おかえり!」は、こちら 笠松の、水野翔騎手 マカオのシーズンが夏までで終了し、帰ってきました。 この日、ひと鞍だけ騎乗があり、まさに帰国緒戦。 彼の所感は、ウェブハロンのこちらの記事でご覧下さい。 彼との別れを惜しむマカオの人たちから、「なぜ日本に戻るんだ」と聞かれ… 彼はこう答えたそうです。 「それが、日本人の『精神』なのだ」 どこで、どんな風に活躍していても、日本人。これは確かに大切なこと。 そして日本人だって、どこで、どんな風に活躍しても勿論構わない。 それがわかったうえでの、今回の「おかえり!」 門別で、ほんの微かに出来た中野とのつながりが、いまこうなった流れも その間に、笠松に移っていまこのようにしてあることの流れも すべてわかったうえでの、これからの彼。 いまの彼には、いまこの「おかえり!」のあとにすべきことが、頭の中に止めどもなく湧き上がっている、そんな感じでした。 この日のメインレースは、少々季節が早くなったこちら。 3歳秋のチャンピオンシップに組み込まれた、秋の鞍。 駿蹄賞と東海ダービーを勝ったエムエスクイーンの参戦で、期せずして「3冠最終」みたいな感じになりましたが…「岐阜金賞」とあわせて、その整理は来年以降に持ち越しですね。 やはりエムエスクイーン 「名古屋3冠」達成! 最後は少し詰め寄られましたが、リードを保って勝利 このあとは、地元中心に活躍の道を探っていくそうです。 まずは、前回敗れた古馬との戦いで、結果を出せるかどうか。 しばらくは引き続き、目が離せない存在になりそうです。 全部のレースが終わったあと。 空の色も、季節とともに少し変わってきたような気がします。 秋… 競馬の良い季節が、やってきていますね。
2019年09月04日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 いよいよ、「その日」が近づいてまいりました! 楽天競馬の協賛も正式に決まって、改めて皆様にご参加いただけるよう、呼びかけております。 楽天競馬会員の皆様へのお知らせはこちら。 北海道・札幌で行われる、「ハッピーグリン香港遠征報告会」 本来は参加費3000円のところ 会員の方は、2000円でビュッフェスタイルの食事とフリードリンク、そして当然トークショーをお楽しみいただけますよ! 直接イベントのお申し込みにジャンプするには、こちら。 是非こちらからご予約をお取り下さい。席を予めきちんと用意いたします。 私自身が、楽しみすぎて仕事が手につかない…(爆)。 このような方々の話をじっくりと聞く機会なんて、滅多にありませんから。 楽天競馬会員の方も、そうでない方も。 8月30日(金) 札幌駅前のカフェバー「スタンピーズ」にお集まり下さい! さて、ここからはブログ本題。 先週末の札幌の話題は、やはり、ワールドオールスタージョッキーズ。 太田さんも触れているので、私は地方競馬から参加したふたりの話。 兵庫の吉村智洋騎手と、大井の的場文男騎手が参加しました。「昨年全国リーディングを取って、予選(地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップ)に出ることが出来て、そこで勝って今回の出場。今年の勝ち鞍云々ということも確かにあるけれど、この大会の権利を取ってからは、ここで優勝することしか考えていませんでした。」 大会開幕前夜のレセプションの席で、吉村騎手が想いを話してくれました。 昨年全国リーディングを取ったことの「集大成」だ、とも。 ただ、実際大会が始まってみると、なかなか思うようには行かないのが、勝負の世界…。土曜日の2戦、そして日曜日の第3戦まで、入着一歩手前の成績をずっと繰り返した後の第4戦。最後に残っていたのは、最も実績的に劣るグループの馬から引き当てた、ケージーキンカメ。実際、人気も13番人気。 昨年、全く同じレースに出て、出遅れから追い込んで3着になったケージーキンカメ。今年は好スタートを切って、昨年とは全く逆の逃げ戦法。 直線半ばまで、粘る! 勝ち馬の向こう側。内ラチ沿いで、4着。 あと一歩、馬券になればインパクトも違ったけれど…この馬でこの成績、そしてこのレース振りは素晴らしい! この「集大成」の経験で、彼は何を手にしただろうか… それはきっと、このあとのプレーで見せてくれることでしょう。 一方の的場騎手。 大会前夜のレセプション 武豊騎手との「レジェンド」2ショット会見で始まりました 「このようなレースに呼んでもらって感謝」 いつもと変わらずそのように繰り返して話、大会に臨みました。 この写真は、初日土曜日のレースが終わった後の会見。 JRAでの最高齢騎乗記録を更新した、という話題には「『騎乗』ではなくて、最高齢勝利、となるよう、明日は頑張りたい」…とすぐさま返しました。 伝える側はどうしても、そういう「形」の記録から入ってしまうのだけれど、スポーツのプレイヤーの心情を考えたら、当然ですよね。 翌日・日曜日の1Rで、早速JRAでの最高齢騎乗記録を更に1日更新 残念ながら、全体としては奮いませんでした…土曜日のレースでチャンスを逸したあと、日曜日もどの馬も精彩を欠きました。レースのたびに検量室で、厳しい表情でパトロールビデオを見ている姿が、とても印象的でした。 結果だけでなく、この場にいること自体が、そのひとがここまで積み重ねてきた物事の証明。そして、様々な思いを抱えながらこの場を過ごし、そしてそれぞれ次の舞台へと向かっていきます。 そんな「節目」を過ぎてのそれぞれの活躍に、改めて期待しましょう。
2019年08月28日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 太田アナウンサーが昨日の稿で触れたように、札幌記念当日の札幌競馬場は、多くのお客様が集まって盛り上がりました。 書き綴っていくのは、一日競馬場を回遊していて行き会ったもろもろのこと。 祭りの日の、札幌競馬場の風景。 開門は8時だったと聞いていますが… 朝一番、まだレースまで小一時間あるというタイミングで、すでに場内はこんな感じ。 スタンドの中に入ってみると、すでに窓口には多くのお客様が並んでいます。 どうやら馬券を買うと言うよりも、払い戻しに並んでいるみたい。 とりわけ、壁が赤色になっているところに長く伸びている列は、『UMACA』キャッシュレス投票の払い戻しを待つお客様方の列でした。 各競馬場で順次始まっている、JRAのキャッシュレス投票 札幌競馬場でも盛り上がっています。 入場してすぐのところ ファンファーレホールに設けられた、UMACA入会申込ブース この日はいつもにまして長い行列が出来ていました。 担当の方に話を伺いました。 「先週までの1回札幌開催の6日間で、3000人あまりの方が入会して、UMACAのカードを作られました。私たちの想定以上の反応があります」 とりあえず入ってみよう、という向きなのか、それとも「キャッシュレス」ということ自体が、事柄が何であってもクール、ということなのか。とにかく流行っています。 そして使われております。 最強なのが、スマッピー投票とのコラボ。 スマートフォンに買い目を入力すると、その買い目をUMACAの発売機に転送してくれるQRコードがパッと作れるアプリです。 マークカードを書く手間がないというのは、間違い防止という意味でもほんとうに楽です。画面で入力した買い目をわかりやすく確認しながら入力できますから。そして、馬券を買うのが速い!せっかくUMACAを作ったなら、スマッピー投票を使わないと勿体ないです。 いまのところはまだ端末が少ないでしょうか? 札幌競馬場では、内馬場のターフパークがキャッシュレス投票天国になっていました。 これからスタンド内にも増えていくことでしょう。 そう、この日私は、スタンド側があまりに込んでいたので、ターフパークでのんびり時間を過ごしていたんですよね。 午前中ですでに、スタンドの中はこんなでしたから… 内馬場「ターフパーク」 のんびりしていて快適! 店が一杯出ていて食べたり飲んだり出来ますし、少し離れたところに行けばベンチも空いて座れました。芝生エリアに座っても良いですしね。 ターフパークから見た、お客様でぎっしりのスタンド 馬たちがその前を疾走する 壮観… 滞在している間に、丁度ダート1700mのレースのスタート時刻になりました。スタート地点の様子を、テレビの「発走地点リポート」よろしく見ることが出来ます。 初めてご覧になるお客様方が口々に「スタートの時、ほんとうに『バッカン』って音がするんだー」っておっしゃっていたのが、実に印象的でした。 見るものが「リアルに感じる」競馬が、ここにはあります。 馬も、すぐ目の前を通っていきます ターフパークでは、また別の行列。 それも長蛇の列を発見! 大好評!おみくじ馬券 私も挑戦してみることにしました。 巫女さん(の格好をした女性)が、案内中 袋の中に、ランダムに買い目を選ばれた「おみくじ馬券」が入っているのですが、更に運が良いと、馬券だけでなく「当たりくじ」が入っていて景品がもらえるという、まさに「おみくじ」。 あ…あたった…… 景品はふわふわのタオルでした。 先に言っておきますが、こういう馬券以外のものを競馬場で当ててしまうと、肝心の馬券は全く当たらなくなるというのが、私の競馬ファン30年来の法則。 この日も、法則は生きておりました…(泣)。 タオル、大切にします。 さて、ぼちぼち取材もしないとと想い、検量室前へ。 すると、こんな誘導馬に行き会いました。 後ろ姿 尻尾になんかついてる… 若葉マークだ! この札幌記念の週から誘導馬デビューしたという、ファーブルトン 担当の方にお話を伺うと…「まだ競走馬の気質というか、走らなきゃいけないと思っているフシがありますね。これから色んな事を覚えていけば、落ち着いてくると思います」 ファンサービスをするときの姿も、まだぎこちなく これからきっと慣れてくると思います。 札幌記念でも、誘導の大役を務めました。 一番手前がファーブルトン 来週以降も、様子を見ながら登場するとのこと。 ファーブルトンの姿を見かけたら、温かく見守ってあげて下さい。 さて…そうこうしている間に、レース。 9Rのクローバー賞には、ホッカイドウ競馬から大挙参戦。 しかし残念ながら、勝利を取ることは出来ませんでした。 画面真ん中が勝ち馬 右、青の勝負服で青の帽子が、ヨハネスボーイと石川倭騎手 ヨハネスボーイ、直線ですごい伸びでしたよね… 惜しいレースでした「(レースの中で)出来ることは全てやった」と、石川倭騎手。 全ての仕事が終わったあと… 道中終始、外から勝ち馬に押し込められていて、勝ち馬に先に行かれてしまったシーンを、実に詳細に話してくれました。 周りにどの馬が、どういう状況でいて、そのときに自分にどういう選択肢があって、そこでどういう判断をした結果このようなレースになったか…そういうことを、実に細かく、全て。 ほんの僅かの時間に起きたこと、考えたこと。 それが、聞いていて私にも思い描けるぐらい詳しく出てきた。 話せばもっとあるのでしょうが…実にシンプルに彼から出てきた言葉。 ああ、いま彼が活躍できているのは、こういうことなんだなと。 それが、この日彼の姿と言葉に触れて、少しわかったような気がしました。 メインレースは、札幌記念 ファンファーレも高らかに 直線半ばの攻防 大竹厩舎の馬複と、重賞肩掛け 勝ったブラストワンピースと、フィエールマンの2頭が、このあと凱旋門賞へ。 見応えのある大激戦、そして大いなる挑戦へのステップとなったこの札幌記念も、この場でレースを楽しんだひとびとの心に深く刻まれたことでしょう。 夕方 全てのレースが終わったあと ひとびとがこの場から去るのを惜しむように残り僅かな時を過ごしているのが、とても印象的でした。 競馬を契機にひとびとが集まる。 その素晴らしさを実感した一日でした。 最後にお知らせ。 いよいよ、明日22日木曜日に迫ってきましたよ! 北海道・Aiba札幌駅前のカフェバー「スタンピーズ」での競馬パーティ 稲富菜穂さんが登場です! 稲富菜穂さんと、ドリンクや食事を楽しみながら、馬券を買ってライブの競馬を楽しむ夜。 最終レース終了後にはトークショーも行います。 サイン会も行いますよ!! ご予約はこちらから 是非皆様、お誘い合わせのうえお越し下さいね!
2019年08月21日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 今回はお知らせから。 8月30日(金)の夜、北海道・札幌でトークイベントを行います。 楽天競馬にも協賛していただき、大々的に盛り上がっていきます1 札幌駅の目の前にある「Aiba札幌駅前」のカフェバー「スタンピーズ」 食事をしながらのパーティー・トークイベントです。 具体的な内容は、こちら(告知用チラシです) まずはじめに、朗報!こちらのイベントですが… 楽天競馬様のご協力によりまして 楽天競馬会員の皆様 参加費1000円OFF!! なんと、2000円で飲み放題最大3時間と食事をしながらトークイベントが楽しめてしまいます。 ご予約を頂く際に、楽天競馬会員である旨おっしゃっていただくだけでOK! ご参加いただける人数に限りがありますので、是非事前の予約をお願いします。 楽天競馬会員様、最大50名様の枠を確保しています。 ご予約は、こちらの「スタンピーズ」(会場)の予約ページから。http://stampedes.jp/event/8-30/ 楽天競馬会員の方は、ページ下部の予約フォーム内にある「楽天競馬会員様 はい」の欄にチェックを入れて下さい。(なお、会場で楽天競馬会員であることを確認させていただくことがあります。) このイベントを企画させていただいた理由が、2つあります。 1つは勿論、この春のハッピーグリンとその周囲のひとびとの挑戦の姿、挑戦自体が「偉業」と言っていい今回の出来事を、ひとりでも多くの方に伝える機会を作りたかったということです。 出国検疫が行われた、栃木・なべかけ牧場でのハッピーグリン (写真は会田オーナーからご提供いただきました) あらゆることが初めてで手探りだった、今回の遠征。 単に「香港に行ってレースに出た」というだけではすまない、様々な困難が生まれ、レースまでの間に人馬が 香港到着時 レース当日 遠征当時、どのような状況だったのか、ということは、様々なメディアで報じられました。 今回は、この挑戦に携わった方々が一堂に会して、当時の様子や想いを直接語る機会にしました。会田裕一オーナー田中淳司調教師服部茂史騎手 今回のイベントに、この3人の方々、勢揃いです! メディアでは伝わらない(伝えられない)生の声で語り伝えていただくには、トークイベント以外の場は考えられませんでした。 今回のイベントを行う、もう一つの理由。 それは、東京や大阪や名古屋といった大都市で行われている、このように「競馬を伝える」取り組み、お客様方から見れば「競馬を楽しむことが出来るイベント」を、北海道・札幌でももっともっとやっていきたい、やっていかなければという想いからです。 東京だとですね、結構やってるんですよ。 こうしてみんなで集まって、競馬を楽しむようなイベント。 資料画像 この夏、東京・阿佐ヶ谷で、元岩手競馬騎手で「自称」競馬評論家の鈴木麻優さん(まゆゆ)がやっていたイベント。平日夜にこの盛況ぶり。 他にも、東京だとライターの平松さとしさんがもう長らくおやりになっているイベントとか。大阪だとお笑い芸人の方がされているのとか。競馬のプレイヤーを招いてのトークイベントって、結構やってる。 他のエンターテインメントもそうなんですが、東京や大阪のようにはいかないです。札幌では。アーティストも、芝居なんかも、触れる機会は本州に比べると少ない。特に競馬は、プレイヤーや競馬に近いひとびとの生の姿に触れるようなイベントが、そもそもなかなか行われていなかったり、行われていたとしてもレースの開催中で合間に姿が見られる、ぐらいの感じ。 そもそも、生の競馬を見る機会だって、本州の方々が思っているイメージよりは遙かに少ないです。札幌の人たちが、門別競馬場に足繁く通うとか、無理ですから、遠くて。 東京とか大阪で、競馬ファンが競馬のディープなところに、イベントという形で気軽に触れられるような機会を、北海道・札幌でも作っていきたい。 だってね…北海道で、競馬ですから。もっと盛り上がらないといけませんよ! 資料画像 昨年11月。楽天競馬のファン感謝祭の様子 会場は、今回8月30日のハッピーグリン香港遠征報告会が行われるのと同じ、Aiba札幌駅前のカフェバー・スタンピーズ 北海道の皆様には、こうしたイベントにどうか気軽にご参加いただいて、もっともっとこういうイベントが続けて企画され、みんなで楽しめるように応援していただければと思っています。 すみずみに、競馬の楽しみがリアルに伝わるようなものごと。 こういうことが続いて行ければ、北海道でももっと競馬が盛り上がっていくはずです。 まずは8月30日(金)の夜 皆さんお集まり下さり、イベントを盛り上げていただければと思っております。
2019年08月14日
水曜日の担当は、坂田博昭です。 名古屋競馬場にやってきました。 午前中は、こんな感じで雲が出ていて、まだ過ごしやすかったのですが… これぞ夏の空の色 名古屋の最高気温は35度9分 言っておきますけど、競馬場がガラガラにすいている訳じゃあありませんからね。暑くて、誰も外に出てこないだけですから。 ミストも至る所で出てますが… それでも暑い! パドックのミストは、出来ればこの開催中にもっと充実させるそうです そんな暑い中でも、馬も人も頑張ってました。 加藤聡一ジョッキー 先日は北海道、この週末は岩手に行ってきたあとだけに、改めて名古屋の夏は暑いと。暑さの質が違うと。 若いのに、なぜか人妻にちょっかいを出すソウイチ(笑) 暑い中でも、先輩後輩で言葉を交わし、ちょっとした盛り上がり。 宮下瞳ジョッキーは、今日も勝って通算800勝まであと2勝 今週のこの開催の間に達成できると良いですね! 左が今井貴大ジョッキー 右が村上弘樹ジョッキー 装鞍に行く僅かな距離も暑い!! 馬も人も、暑い中ほんとうに頑張っていました。 たまたま、この日はイベントが行われていました。 NARで行っているイベント「フォトうま」の延長 SNSではなくて、本場バージョン たまたま競馬場に来て撮った写真、ではなく、馬やひとびとの写真を撮るというまさにその目的で、写真を趣味にしておられる方々に競馬場に来ていただこう、という企画。地元の大きなカメラ屋さんともタイアップして、大々的に行われていました。 今朝も1レースの前から、ご覧のように写真撮影目的の方々が来場。受付を済ませて場内へと向かっていきました。 カメラメーカーのオリンパスとタイアップで、撮影機材の貸し出しも行っていました。このように立派な写真機がずらり。 こうした形で、競馬外の物事とのつながりが出来るのは、いいですよね。 カメラを借りたお客様方が、早速機能と使い方をチェック こちらもイベント参加者の方 競馬場にいらしたのは2回目とのこと 普段は動物を捕るのを趣味としておられて、あちらこちらに出かけてはシャッターを切っているそうです。「写真撮影は、撮りたいものを求めて歩き回るし、カメラのことも色々勉強するから、ボケ防止には最高の趣味なんですよ(笑)」 このお客様も、仲間の皆さん方と一緒に早速カメラを抱えて場内へと出かけて行きました。 このように、イベント参加受付では「旅うま」のパンフレットも配布 (名古屋競馬場広報担当の望月さん) こちらは、名古屋競馬場で色んな事を担当している、遠山さん 皆さん総出でイベント運営に汗を流していました。 遠山さん曰く「インターネットで馬券が売れる、ということとは別に、こうしてリアルに競馬場にお客様に来ていただけるようなことを、どんどんやっていきたいんですよね。イベントも、タレントの方に来ていただいてトークショーもいいのだけれど、それだけでは全くかわり映えがしませんし、来て下さるお客様にも変化がありませんから。」 確かに、レースが始まってみると… 早速そこかしこで皆さん撮影開始! 名古屋競馬場はいま、開設70周年の記念事業を展開中 この日は、馬を牽く厩務員の皆さん方は、揃いで70周年記念ポロシャツを着て、写真映えする雰囲気をサポートしていました。 ほら、こちらでも! 馬が行き過ぎるたびに、鳴り響くシャッター音 そして、画像を確認して、撮れた撮れなかったと一喜一憂 いつもと違う盛り上がりが、とても新鮮でした。 今回のコンクールで出展された写真は、場内にギャラリーのように可能な限り展示して盛り上げて行きたいと、担当の遠山さんが話していました。 写真を獲りに来る方の次は、写真展を見に来て下さる方々が競馬場に足を運ぶ。 そしてまた次のコンクールの時に、競馬場に写真を獲りに来てもらう。 そんな風に、ひとびとが競馬場を訪れる流れが生まれる。 もっともっとそうした取り組みが、競馬場には必要なんだと思います。競馬場がこれからも長く続いていくために、ですね。 今開催、明日明後日のイベント実施期間中、女性カメラマンの方が撮影の講師として来て下さるみたいです。写真のことやカメラのことを学ぶ、いいチャンスかも! イベントの詳細は、名古屋競馬場のHPをご確認下さい。 最後に、名古屋競馬からのお知らせ。 名古屋モーニングフィーバー! 絶賛開催中!! 9月までの名古屋競馬、12時より前に発送となるレースは全て3連単の払い戻し率 77.7% おトクな朝一番から、名古屋競馬をお楽しみ下さいね。 ちなみに、このマグカッププレゼントされてます。 詳しくはこちら 夏は、色んな意味で「アツい」 名古屋競馬でお楽しみ下さい。
2019年08月07日
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