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冬至十日は馬鹿でも分かると申しまして、日の入りが随分と遅くなってきました。そういえば冬至というのは、日中の日照時間がもっとも短い日のことを指しますけれども、ここでうっかり間違えて理解しがちなのは日の入りが最も早いからといって日の出が最も遅いとはならないことです。地球の地軸は太陽に対して傾いているため、太陽が南回帰線を通る冬至の日であっても日の出が最も遅い日になるのではなくて、その後もずっと日の出は遅くなり続け、もっとも日の出が遅いのは年明けの御用始前後になります。要するに何が言いたいかといえば、毎朝寒くて暗くて起きるのが億劫、冬眠不知暁というわけです。さて、そろそろ日の入りだなと思って、バイクのべダルを漕ぎ出すと、師走の暮れと違ってなかなかお天道様が沈みません。昨今はやけに夕暮れの時間帯が長いです。1時間前後は十分にあるのではないでしょうか。その1時間のあいだに東京都内を横断して多摩川まできてしまいました。▲多摩川の夕焼け(画面中央のトラスの隙間からみえるのは富士山)感謝!
2012年01月31日
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ずいぶんと久しくご無沙汰をしてしまったような気がしますが、1月といえばこれがなければいけません。牡蠣の天ぷら入りラーメンです。毎年恒例だからというのは付けた理由だからではなく、もはや身体が覚えていて、これを食べないと調子が狂うというぐらいのレベルですが、嬉しいことに今年の牡蠣は例年より大きなサイズでボリュームたっぷりでした。もうかれこれ15年ほど毎年いただく冬の風物詩。何とかもう一度と思いながらも明日まで。C'est la vieですね。感謝!
2012年01月30日
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そういう経緯で大人になったものですから、蒸気機関車の最大の謎は、どのようにして前進と後進を決定しているのかということでした。火室で石炭を燃やし、ボイラーで湯を沸かして、発生した蒸気の圧力でシリンダーを動かして蒸気機関車は動く。これは、よくみかける一般的な蒸気機関車の動作原理の説明です。しかし、蒸気の圧力でシリンダーを前後に動かすだけだと、前進するのか後進するのか分かりません。駅に停車して次に発車するときに、突然後進したら危ないじゃないですか。一体全体そこはどうなってるのか?一般的な動作原理の次の疑問が残っていたのです。そこのところを、京都は梅小路の職員さんに伺ったところ、逆転機で前後を切り替えてるんだというご説明でした。なるほど、そういう仕組みがあるのか、と。だけれども、まだ疑問の半分は残ったままで、逆転機を動かすとどこがどう動いて、動輪が反時計回りに動いたり時計回りに切り替わるのかというメカニズム的な理解に繋がりません。また別の説明では、動輪の動きを司るのはクロスヘッドとも書かれていて、ロッドとともに前後に動くクロスヘッドが前後進をコントロールしているようにはとても思えなかったものです。そうしてようやく行き着いた先が、弁装置。日本の制式蒸機はワルシャート式という弁装置を採用していて、この弁装置というシステムによって蒸気機関車の動作がコントロールされていることが分かりました。分かりましたが、仕組みはとても複雑でよく分かりません。とても難しいです。これは座学で頭で理解するよりも、実際に見て触って覚えたほうがよく分かる種類のものなのではないかと思うようになりました。とはいえ、そんな機会はどこにあるのかといったところで困っています(笑)。それはそうと、なけなしの頭で理解したところでは、蒸機の駆動力をコントロールするにはカットオフと加減弁の操作とふたつの要素がありますけれども、これらの組み合わせ方によって蒸機の動きは変わりそうです。換言すれば、この組み合わせ方の良し悪しが蒸気機関車の運転の良し悪しという評価になりそうなのですが、どうなのでしょう?私にもやらせてもらえませんか(笑)感謝!
2012年01月27日
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そういう謂れで育ったものですから、蒸気機関車といえばテンダ式のボックス動輪に限る、と思ってきました。それと、もうひとつが船底型と呼ばれる炭水車の底形状。機能ほったらかしで外観の好みを捉え優劣を評するなんていうのは、およそ小学生の絵日記のようなレベルであってまったくどうというほどのものではなく、いくらデジタルとはいえ、幾ばくかの資源を使って記録を残すのは許されないのではないかとすら思うのですが、その世界では外観的形状によって何か特別な価値があるかのような認識が流れているようなので、あえて触れてみました。これはあくまで恥ずかしいお話です。例えば、前面から眺めたときのそれは機能感たっぷりでまるで生き物のよう、そこから放出される熱や音や水蒸気のエネルギーは共感や賞賛や場合によっては畏敬を抱かせます。対して、背面から眺めたときのそれは生命感はまったくなく、なにかエネルギーを放出させる予感は皆無で、もちろんこちらに向かって前進してくるような様子はみられない。そんな対極的な一体を眺めて何か賞賛したい特徴を一生懸命探した先が、車体底部の船型形状だったというようなことでしょう。初めて触れた畏敬の対象がこれだったのです。しかしながら、これも戦時の資材不足がもたらした設計上の創意工夫の産物であって、本来ならば強固な台枠の上にタンクが載るべきところを、セミモノコック形状よろしく板材を溶接して構築しているのだから、設計的に妥協したものでなくても生産技術的には品質を達成するものではなかったのではないかと思われます。過酷な石炭列車には耐久性の点で難があったそうです。そんな戦時設計の船底型炭水車でも、製造者の良心を感じる部分があって、それは船を建造するのと同じように、板材を節約しながらも溶接箇所の工夫で強度を出そうとしている部分が見られることです。もし船底型テンダーをみて何かを褒め愛でるのならば、そこに情熱を注いだ人々の意を汲むところにこそ、その価値があるのでしょう。感謝!
2012年01月26日
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「ランボルギーニ・ムルシエラゴの給油口はどこにあるの?」突然、2歳の子どもから質問を受けた父親は返答に窮する。同じような質問が30年ほど前にもあった。「あの蒸気機関車の煙突はなんで四角い形をしてるの?」北海道の追分機関区から貸し出されてきて展示された公園に、蒸気機関車が来たから見に行こうと連れ出され、初めて見たときだったか二度目のときにだったかと思う。質問された父親は返答に窮して、なにか答えにならない答えでその急場をしのいだ。その場を取り繕っても解決されていない問題はそのままで、その後さまざまは写真で見かけるD51の煙突は通常の丸形、さらに少々文字が理解できるようになって読む文献には、戦時中に製造された戦時型は資材不足から装備の省略や資材の変更がなされたとあったので、鉄の不足から煙突の形状が丸から楕円に変更になったと思い込んでいた。しかし、資材の不足で煙突の形状を変更するだろうか?これは少々知恵がついてきた大人になってからも残る疑問で、最近になってようやくその疑問が解けました。その答えがギーセルエジェクターだったのです。この楕円煙突は、ギースルともエゼクターとも呼ばれるので、組み合わせにより呼び方は様々なようですが、いずれも同じものを指すようです。通常円形の煙突が楕円形になっているのは、車体に掛かる空気の抵抗を最小化するための空力的ニーズではなくて、煙突から排気される煙の排出効率を高めるための形状なのだとか。煙突内のブラスト管を特殊形状にしたことにより煙突の形状も影響を受けたのだそうです。蒸気機関車の前頭部にある煙突からの煙の排気効率というのは、そのままボイラの吸気効率に比例し、火室内の吸気が向上して、燃焼効率、高温な蒸気の生成、燃料の節約等々、多くのメリットをもたらします。つまり、蒸気機関車の性能向上に一役買った新型装備だったという訳です。この技術がもう少し早く広まっていればという仮説もあるそうですが、この最新装備は蒸機最後期に登場したものだったため、マイナー装備としてごく一部の機関車に取り付けられたのみで終わってしまいました。子供心に「あの変な煙突は何だ」と思った疑問は、決して大人を困らせるおかしたものではなく良い質問だったのです。子どもの無限の可能性を引き出してあげるには、ムルシエラゴの給油口は右クォーターウィンドウの後ろにある、と教えてあげましょう。さらに、ムルシエラゴは正しくはムルチエラーゴと発音するということも、きっと将来役立ちます。感謝!
2012年01月25日
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いつも各方面からウェブを見たとご連絡を頂戴しておりますが、ネット上には様々な切り口で情報をアップしていますので、どれについて仰っているのか分からなくなることがよくあります。そこで、情報整理のためにサイト一覧を作って、ご案内申し上げます。今後ともどうぞご贔屓のほど(笑)、よろしくお願いいたします。猪股真公式メルマガ講演行政書士M&Aが東京都新宿 新日本総合事務所医療法人設立は医療法人設立M&AセンターKSF株式会社設立 - 現役MBA講師&行政書士が教える儲かる会社を設立する方法一般社団法人設立(課税型)支援センター非営利(非課税)型一般社団法人設立支援センタークイックパスポート申請代行センター古物商なら古物商許可申請書作成代行センター軽貨物に軽貨物自動車運送業経営届出センター軽貨物運送業の軽貨物自動車運送会社設立支援センター回送運行へ車回送運行許可ディーラーナンバー取得支援センター中古車販売で中古自動車販売会社設立開業センター利用運送を利用運送事業登録申請書作成センター運送運輸が利用運送会社設立支援センター建築士事務所登録は一級建築士事務所登録申請書作成センター建築事務所なら二級建築士事務所登録申請書作成センター人材紹介に人材紹介会社設立支援センター転職支援の人材紹介事業許可申請支援センター派遣会社へ人材派遣会社設立支援センター人材派遣を人材派遣業許可申請支援センター特定派遣が特定人材派遣会社設立支援センター特定人材派遣業届出申請支援センタービジネスLIVE以下、SNSやブログGoogle+facebookLinkedInmixi世界一周世界遺産ワールドクルマFormula 1食べものラーメンコーヒーモルトウィスキーシネマ音楽ファッション鉄道ITその他総合バックアップ総合バックアップ2感謝!
2012年01月24日
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1月も20日過ぎて仕事などをしていると、正月の気分も忘れてしまいがちになりますが、江戸長唄三味線の稀音家千鶴師匠が東京・恵比寿で新春公演を開催されまして、出掛けてきました。長らくこのブログをお読みくださっている諸兄様にはおなじみですけれども、千鶴師匠のライヴは4回目です。今回は、前回・前々回のSTB139から変わって、ガーデンプレイスそばのアクトスクエアという新しい会場。スクエアという名前に対してホールは円形です。そこに雛壇を拵えて演奏、ホールにあるスクリーンに日本画を処理して動画に仕立てた映像を映し出しながら曲目が進むという、これまた新しい趣向が施されていました。千鶴師匠は、日本古来の伝統芸能を長く後世に伝承していくため、稽古も演奏も行政の保護を受けて内部の方だけで認められる種類のものではなく、広く現代社会の現場に出て演奏を披露することによって、伝統芸能が現在の世の中での生きた立ち位置を獲得することこそが、本当に生きた芸能になるという強い信念をお持ちです。これまで、その現代社会のなかでの生きた伝統芸能の表現方法を模索して来られました。今回はその成果が結実した充実した内容の素晴らしい、正にライヴとなりました。当初、三味線とライヴという言葉は腹落ちする実感の乏しい、どこか流れていく風のような不思議な響きの言葉で、よい会場で洋楽とのコラボレーションをしてみたり、洋楽の会場で邦楽器だけで演奏してみたり、これまでは実験的要素が強かったように思います。今回のアクトスクエアという会場もライヴハウスですが、同じライヴハウスという言葉でも、ロックのライヴとジャズのライヴでは箱は違います。今回は後者の方。それが吉と出ました。背後に屏風がなく客席とのあいだに緞帳もない会場で、邦楽器が演奏をする。始まって数分のあいだは間を掴むのにご苦労されたご様子でしたけれども、じきに息はぴたりとあって粋の世界に昇華していきます。調整もなく隙もなく運んでいく演奏に、プロでないと出来ない仕事だろうと思いました。正月公演ということもあって春から冬まで一年を巡る5曲と、席の客にも分かりやすいようにと、すべて曲の歌詞を配られる細やかな心配り。素晴らしい音楽に触れると映像が想起され、素晴らしい画に触れると音楽が流れ出すものですが、その両方が目の前に現れるとそこには生命が生まれるのを感じます。千鶴師匠が公演会でもコンサートでもなく、ライヴという言葉を使われたそのエッセンスは、そこにあったのではないかと生きる喜びを感じる感極まる夜になりました。感謝!
2012年01月23日
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六本木ヒルズのなかにある焼き蛤専門店に行ってきました。それにしても、なぜか最近六本木率高いです(笑)ここの売りはストップと言わないと、どんどん蛤を焼いて出してくる「わんこそば」方式で、最初に掻い摘んだ説明のあと、「じゃあ」といって焼き蛤が出てきます(笑)。メインはもちろん焼き蛤なのですが、蛤のしゃぶしゃぶやら、釜めしやら、天ぷらやら、茶漬けやら。また蛤だけでなく、マグロの中落ちやら伊勢ポークのなんとかやら、ちょっとしたバラエティがあってなかなか楽しい店でした。聞くところによれば、蛤わんこで”貝塚”を作るのが名物の風景なのだそうですが、こちらは蛤がやってくる前に締め鯖やら、蛸やらに気をとられて勢いよくやっているうちに、お腹がいっぱいになってしまいました(笑)今回は山崎のハイボールなんて飲んでしまいましたが、次回は辛口の白ワインにしたいと思います♪Bon week-end!感謝!
2012年01月20日
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私がモルト・ウィスキーに足を突っ込んだのは大学生の頃のことです。従来からの間接税減税に折からの円高が加わって、銀座のクラブでは数万円するボトルが、酒販量販店の倉庫型店舗に行くとゼロひとつ少なくなる魔法のような現実に、狂喜乱舞して手持ちの現金を握り締めて毎週通ってました。パチ屋さんじゃないのに(笑)。ゼロひとつ少なくなって喜んだのは、ヘネシーやらマーテルやらのブランデー。XOなんて知らずに、店頭に並ぶVSOPが数千円なら完全に勘違いして自分が偉いか金持ちにでもなった気分。いま思うと恥ずかしくて穴があったら入りたいくらいですが、次から次へと試して悦に入っておりました。しばらくして、お隣にあるウィスキー・コーナーへ目をやると、これまた銀座か小説の小道具として有名なシーバス・リーガルなるウィスキーが2980円で売られています。瓶口に玉がついているかどうかで数百円違いましたが、こちらはロクに稼ぎもしないくせに円高バブルで踊り狂ったアホ学生ですから、中身が同じでも玉付きを必ず買ってました。馬鹿ですね。うやうやしく封を切って一口含むと、これがあの見知らぬ世界で大人の男と女を酔わせるお酒なのかという芳醇な香りに包まれ、それまで知っていた親父が水割りで飲むというウィスキーのイメージを覆されたものです。さて、今回のストラスアイラ・オフィシャル12年は、そのシーバス・リーガルのキーモルトで、一口含むと見事にシーバス・リーガルがリバイバルして現れました。そういう意味では「シーバス・リーガル原酒」と言ったほうがいいでしょう。そのまま同じ形のボトルにラベリングして出荷したほうが販売価格を上げられるのではないかというくらいです。シェリー風味強く、スペイサイド特有の乾いた麦の香りに、蒸溜所固有のヘザーが追いかけてくる感じ。ポイントはシェリーのバランスで、明確に姿を表すものの、ボディ全体を主張するものではなく、あくまで麦をドレスするだけ。スペイサイド最古の蒸溜所としてのプライドを掛けてブレンドしているような味わいです。全体的な味の構成としては私の好みではないのが残念なのですが、シーバス・リーガルやベルのようなブレンデッド・ウィスキーをお飲みの方で、シングルモルトを試してみようかとご興味を持たれた方に最適な一本。シングルモルトの芳醇さを味わいたいという意味では、グレンフィディックやマッカランと同等の親しみやすさをぜひ感じてほしい「正しいエントリーモデル」だと思います。ストラスアイラ感謝!
2012年01月19日
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寒中で寒い日が続きますが、瀬戸内の鮟鱇(あんこう)が手に入ったので、これ幸いと鍋を作って食べました。寒い日の夜に魚介の鍋をやるなら、共の酒はクセの強いウィスキーに限ります。タリスカーを呼んできました。こういう時に、昔だったらボウモアを呼び出すのが通り相場だったのですけれども、オフィシャルボトルの味が変わってしまって役不足になったことと、こちらもよりピーティなものを合せたくなったので、タリスカーにチェンジです。日本の魚に日本の酒と拘る方は余市がいいでしょう。タリスカーというウィスキーは、スコットランドはスカイ島唯一の蒸溜所ですが、こんな地の果てのようなところから良質なウィスキーが極東の島国まで届き、しかも割りと容易に手に入るのはディアジオ社のおかげに違いなく、そもそもの品質については蒸溜所が位置する場所と気候と水によるものでしょう。ボウモアが魚介鍋に対して負けるようになってしまったのは、土地の産物としての個性よりも、市場で受け入れやすい特徴を優先させて商品内容を変更したからで、結果アイラ島の食生活文化から切り離された「より工業製品的な」ものに遊離したからです。ことタリスカーについては、もちろん製造工程の一部は合理化され、モルトスターから製麦された原材料で仕込みを行っているのでしょうが、いわゆる汎用品的なオプティック種ではないなど、土地の個性を頑固に守った上で特徴を立てる強さが、そのままウィスキーの強さに表出している「より農産加工品的な」土着性こそが土地で取れた魚介類と同じ土俵に乗る資格になっています。そのスコットランドの西の果てのウィスキーと日本の関門海峡の鮟鱇との相撲は、上手投げで鮟鱇の勝ちでした。感謝!
2012年01月18日
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「.」ドットから始まる文章なんていうのは、電子メールの本文終了コードではないかと思うのですが、こんな名称を採用するのはその会社が技術力を売っているのではなく、商品を売っているという意識が強いことが表現されたものなのでしょう。先週月曜日の朝、事務所に出勤してサーバーの電源を入れると「アドレス0x123456789Xでエラーが起こりました。これが始めての表示なら再度電源を入れ直して下さい。もし何度か表示されたのなら~」とブルースクリーンが表示されてウィンドウズが起動しなくなってしまいました。ある日突然こういうことが起こると、その日の予定や計画は全部キャンセル。ちょっとしたパニックになります。画面にこう表示されて先に進まなくなったので、何度か再起動を試みたところ、今度は「OSのシステムファイルが壊れているのでCD-ROMを入れて”R”を押して修復してくれ」との表示。突然ウィンドウズのCD-ROMといっても手元になく、あれやこれや探して他PCのディスクが出てきたので、とりあえずはこれで何とかしてみようと再起動すると、今度は”R”を押す画面がありません(笑)。まあ、そこは昔とった杵柄でクリアして、何とかウィンドウズが起動すると、冒頭のドットネットが壊れています、というエラーメッセージのウィンドウが表示されたのでした。「.NET Framework」というのは、ソフトを動かすためのクラスライブラリのようなもので、それがただ壊れているだけなら、普段の使用には問題なさそうですけれども、昨今はアプリケーションソフトが勝手に自己更新をするので、ユーザの知らないうちに環境が壊れてしまうとサーバーマシンなので大事になってしまいます。仕方なしに、Rを押すように修復インストールをして無事事なきを得ましたが今回のことでデータのバックアップ体制も変更。長期的なことも考えて、少しPCの使い方を変更するようにしました。先に触れたソフトの自動更新機能が一般的になってから、どうもPCのソフト動作が不安定になった傾向があるように感じますが、これは元来セキュリティ分野の問題によるということなら、自動更新ONとOFFを天秤に掛けて考えてみると、どちらにメリットが多いのか微妙なところではないでしょうか。ドットから始まるのはメール本文の最後だけで良かったのにねえ。感謝!
2012年01月17日
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携帯電話といえば、すっかりスマートフォン略してスマホの時代になりました。この人々の認識を決定的なものにしたのは、昨年発売されたアイフォン4Sでしょう。元祖ソフトバンクモバイルに加えて、KDDI社のAUも導入を決め、すわNTTドコモも発売かとオセロのドミノの如く携帯電話市場の地図が変わる、と誰もが感じたものです。それが証拠に従来型の携帯電話端末の新規開発はほとんどが中止され、発売も2割に止まるとかで、スマホ市場だけでみると、もはやアイフォンかそれ以外かという情勢になってきました。そんななか通りがかったとあるドコモショップの店頭では、徹底抗戦とばかりにスペック比較です。しかしいくらスペックを比べて対決させても、今回の4Sの登場というのは競争の水準を変えてしまう出来事ですから、この比較表で勝ち負けを出しても販売に正比例するかどうかは疑問符がつきそうです。それはそれとして、こういう世の中になってくるといくら電話や携帯が嫌いだからといってモバイルを持たないで生活することなんて、もはや不可能でしょう。すると、次に機種を変更するときには否応なくスマホから選択することになりそうですが、仕事柄電話でよく話す使い方を考えると電池が1日も満足に持たない端末は携帯電話として採用しにくいという決定的なデメリットを抱えているのが現状で悩ましく、バッテリーの問題が早く何とかならないかと、こうしてここで書いていたりします(笑)。携帯電話は、小さければ小さいほど、軽ければ軽いほど、電池が持てば持つほど、料金が安ければ安いほど良い端末で、そういう端末が出ないかな(20世紀の未来予想にあったような腕時計型の電話とか、笑)と思うのですが、どうなんでしょうか。太陽電池で動くデジタル時計が出来たのだから、同じパワーソースで動く携帯電話とか出来ませんか、シャープさん?小さい世界でシェア争いの数字を視聴率よろしくニュースで報道しても、消費者には本質的に無関係ですので、アップルに学んで別の競争原理を作り出すような「スマート」フォンを楽しみに望んでいます。感謝!
2012年01月16日
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私の残りの人生は、今日であと15000日となりました。よく人生80年と言われます。では80年の人生は一体何日でしょうか。答えは365×80で29200日。4年に一度うるう年(そういえば今年はうるう年ですね)があるので、20日プラスして29220日となります。実際には、人間はいつ死ぬか誰にもわからないし、ご長寿で報道されるような方だと100年以上生きます。科学的には人体は125年もつという説があって、かのドクター中松氏はご自身で実証すべく極めて厳格な生活を送っていらっしゃいます。でも、そういう立証性の話ではなく、毎日を生きる覚悟として残りの人生を把握しておくことは大切なことだと思うのです。そこで、私は自分の手帳に80歳の誕生日までの残り日数を記入してカウントダウンしています。もちろん、記入といっても自分でデザインしたオリジナル手帳を使っていますので印刷はされています。昨年、アップルCEOだったスティーヴ・ジョブズ氏が亡くなった後、世界中で追悼ブームとなりました。多くの書籍が出版され、スタンフォード大学での有名なスピーチがオンエアされ、人々の口から「今日が人生最後の日だったら、今日やろうとしていることをやりたいと思うか?」という言葉が聞かれました。非常に心に響く言葉ですが、その後忘れずに毎日自分に問いかけて生きている方はどのくらいいるのでしょうか。大切なのは、その覚悟を持って生きる、ということだろうと思います。もし、夢とか理想といったもの、そこまで高尚でなくとも、達成したい目標といったものをもっているなら、人生で残された日で達成できるのかどうか自分に問いかけることが大切になります。残りの人生の日を毎日カウントダウンすることの意味はそこにあるのですし、達成するための設計を紙に書き出して持ち歩くことが大切になるのだと思います。この点はスマホといったデジタル・デバイスでは継続性と一覧性に劣るため役に立ちません。だから、大型の手帳を自分オリジナルにカスタマイズして持つことが必要だと考えています。Stay Hungry, Stay foolish.感謝!
2012年01月13日
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「会社」や「仕事」、「デザイン」という言葉を聞くと、どんなイメージを想起しますでしょうか?-ロゴマークだったり、文具やコンピュータ等のツールだったり、オフィスのインテリアだったり。そうですね。目に見える範囲で”デザインされた”ものを想起しやすいですね。では、さらに加えて。それらはどうしてそういうデザインになっているのでしょうか?デザインの理由は?-うーん。よく分かりません。もちろん、なかにはしっかりとデザインの理由を述べられるものがあったり、饒舌に語れる人もいるでしょう。でも多くの場合、ビジネス上で触れるものに、デザインの理由や志向といったものを意識して使っていることは少ないと思います。その少なさから、ただ「モノがあるだけ」でビジネスをしている人が多いのではないでしょうか。このデザインを切り口にビジネスをみたときの「乱雑さ」を整えることによって、業績が向上することがあります。それが今回のテーマであり、書籍のタイトルでもあります。先日、標題である『会社と仕事を変えるデザインのしかけ』という書籍が出版されました。http://p.tl/X6xY著者は大阪でデザイン会社を経営する中野由仁さん。SBI大学院で私の講義を履修して下さったMBAホルダーでもあります。書籍のタイトルを読むと、「デザインを仕事に活用する本」のように理解しがちであり、確かにロゴマークや名刺、オフィス・インテリアといった事柄も取り上げられているのですが、本書の本質的な価値はデザインを通して形式知化されたツールにあるのではなく、会社が提供する事業価値の共有やヒューマン・リソース・マネジメント、マーケティング経営を実効させるエンジンとしてのデザインが語られていることに価値があります。換言すると「ビジネスを上手にドライヴするためのギヤオイル」としての『デザインの重要性』が語られているのが特徴です。デザインやマーケティング、ブランドといった言葉は、すでに多くの人に用いられ手垢がついて固定化されたイメージの概念になりつつありますけれども、言葉本来の意味や事業経営という実践的な問題解決を匠み(「巧み」とは似て非なる)に行うために、ビジネス上でデザインが必要不可欠であることと、多くの企業にとって、デザインをきちんと理解して活用すれば、事業の効率が向上して利益増大に繋がるのだという事業成功要因(KSF:Key Success Factor)としてのデザインの価値を意識して読んでいただくと、経営者はもとより一社会人の方や、学生さんまで、より充実した仕事ができるようになるでしょう。その「しかけ」を、分かりやすく解説したのが本書です。今まで、デザインをただなんとなくとしか理解していなかった方、デザインはデザイナーが絵を描くものだと思い込んでいた方、ビジネスの視点からデザインを切ってみると、どれだけ有効な経営資源なのかをぜひ再認識してください。仕事や学習の非効率に悩む皆さまには、未来を明るく照らしてくれるプレゼントになるでしょう。『会社と仕事を変えるデザインのしかけ』http://p.tl/X6xY読みやすい本ですので、週末の静かなお休みに”気軽に思考を廻らせながら”読みたい本として、おすすめです。※この記事は、メルマガ記事の加筆・修正版であり、ビジネスに関する情報はメルマガを優先して公開しています。いち早く最新情報をお読みになりたい方は、まぐまぐから無料でメルマガ登録できます。※なお、本書籍は先日のアマゾン売上ランキングで見事1位を獲得されました。おめでとうございます!感謝!
2012年01月12日
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六本木のブルーマンシアターで行われている、ブルーマン公演を観てきました。ブルー・マン・グループ広告パブをみると、青い顔の男が3人こちらを見ていてちょっと不気味な印象を受けますが、ブルーマンのコンセプトは「言葉を交わさずとも絶妙なコミュニケーションをとり、ふつうじゃない目ヂカラで好奇心たっぷり振る舞う青い3人組」とのこと。ネタばれになるので、ここでアレコレ書いてしまうと面白くなくなってしまうので書けませんが、ということは面白い!ということです。え?これではナンだかさっぱりじゃないか?はい。えーっと、とても大雑把にいえば、青い顔のアメリカ人3人組がドリフの髭ダンスをやるといえば、おおよそのステージはイメージできるでしょう。でも、コンセプトはコミュニケーションですからそれだけではありません。食べ物あり、飛び道具あり、ゲスト参加ありで、思わずクスッと笑ってしまうようなことから、ゲラゲラ大笑いするようなものまで、あえて評するならスマイルコミュニケーションの交響曲「ボレロ」のような2時間です。ブルーマンは1980年代後半にニューヨークの路上で生まれ91年に劇場公演となって20年以上続いているそうです。これまで、NY、シカゴ、ラス・ヴェガス、ベルリン等々でも興行されて、世界中の高感度な人々から絶賛されているというのも、客席で周囲を見渡したら楽しむ準備が万端な人ばかりでしたから、なるほどと頷けます。2007年から4年間続いてきたブルーマン・グループ公演も今年の3月末で千秋楽だとか。ニューヨーク・ブロードウェイのエンターテイメントを、東京六本木で観られる絶好のチャンスです。広告をみて気になっている人は、見逃すことのないよう早めに観ておかれるといいでしょう。おすすめです。感謝!
2012年01月11日
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今年のお正月は年末に風邪を引いたこともありまして、寝正月を過ごしました。寝るだけならまだしも、あちらこちらに呼ばれてご挨拶をすると見事に「まあまあ」となりまして、飲んだり食べたり美味しゅうございました♪そうすると、普段食べない天ぷらなどをたらふく食べてしまったものですから、そろそろ仕事始めだと朝パンツに足を通すと足が入らない!という人生初めての体験をいたしまして(泣)、これは今年の目標のひとつはダイエットだ!ということに相成りました。だいたい普段だってチャリ通をして、全身びっしょりと汗をかくくらいの運動はしているのですけれども、それとこれとは別なのか、はたまた基礎代謝という身体の基本構造的問題なのか、これまでとは考え方を変えて生活しなければいけないということになりまして、そうするとダイエットは今年の目標どころか今後の人生ずっとではないか!という大問題であります。大問題なら大問題らしくか、ぬるんだ生き方なら男らしくか、エネルギーの過剰摂取なら物理的な対処かよく分かりませんが、仄聞によれば人間の身体というのは月の満ち欠けに連動してエネルギー摂取の効率が増大したり減少したりする波動形の特性があるのだそうです。分かりやすく書くと、新月から満月までは身体がエネルギーを積極的に摂取して太りやすく、満月から新月まではその反対なのだとか。本当かどうかは分かりません。ごめんなさい(笑)。すると、ダイエットして痩せたいなら、満月から新月までの時期に食事の量を減らせば痩せやすくて効率がいいということになります。たまさか満月の日が連休に当たったので、ちょうどいいからやってみようと一日断食にチャレンジいたしました。お恥ずかしながら普段から大食漢しか自慢ができない私ですので、午前も9時半くらいには空腹のピークがやってきます。なんとか水を飲んでしのぎ、そのままベッドでバタンキュー。しかし11時くらいには空腹で目が覚め、30分も起きていると意識が薄れてくる始末。新聞を読んだり、雑誌を読んだりしてごまかしごまかし、空腹と意識低下のバランスが取れた状態で夕方まで過ごしました(笑)一日断食というのは24時間の断食という意味だそうで、前日の夕食から24時間のところで終了させます。19時には一日ぶりの食事を頂きましたが、とても美味しく正月の刺身や天ぷらを見事に忘れさせてくれました!一晩明けた本日朝に着替えようとパンツを履いてみると、あら不思議、先週末にはけなかったジーンズが履けるじゃありませんか!これぞ1円も掛からない超カンタンダイエット(笑)。今年こそ痩せたい皆さまも是非どうぞ♪感謝!
2012年01月10日
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トライアスロンの練習(といっても、最近はこれだけ)と通勤を兼ねて、時々バイクでオフィスまで走っているのですが、トライアスロンバイクだと停めておくところに困るので、普段はクロスバイクを使っています。で、世間様が仕事納めを済まされた晦日の30日に、いつもは出来ないからとトライアスロンバイクで出動いたしました。久しぶりにトライアスロンバイクに乗ったら、疲れるの筋肉痛にはなるので一大事。乗る前は「軽いから5分か10分くらい早く着けるかな♪」なんて考えていたのですが、疲れだけ余計で時間は同じでした。といいますのは、車両が軽いので慣性が小さく下りの坂道でもスピードが出ないんですね。だから、トライアスロンバイクでクロスバイクと同じスピードを出そうと思ったら沢山漕がないといけないんです。また、ギヤもレシオがクロースしているので、今度は登りの坂道ですぐにギヤを使い切ってしまい、こまめにギヤを下げていかないと慣性によるスピードを活かせず、こちらの息が上がってしまって更にギヤを落とす、という悪循環に陥りました。そういうことで、上り坂も下り坂もガチャガチャとギヤを動かしてばかりでスムーズな走りができず、コントロールの難しさに気を取られて安全第二になってしまい、車両の軽さからくるデメリットばかりが表出した結果が、結局同じ時間で草臥れ儲けということに相成りました(泣)。そういうことで、今後はたまの休みにきちんとバイクに乗ることも練習しないといけない(スイムとランもだろ)と戒めの晦日が暮れていくのでした(笑)感謝!
2012年01月06日
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泣くも人生笑うも人生いつも笑顔で商売繁昌映画「男はつらいよ」のポンシュウ役でおなじみ、関敬六さんの色紙を飾っているお店にお邪魔して、写真を撮らせていただきました。ここの店は、店主の親父はおしゃべり、母ちゃんも話し好きで、お二人ともいつも笑顔。商売繁盛の秘訣ですね。本題の色紙の方は、役者さんらしい字をお書きというか、いかにも的屋さんが書いたのではないかというような字体で、おそらくは相手が商売人だとこの文句を書いたのでしょう。渥美清さんと共に愛されたお人柄が偲ばれます。「的屋役をやっていると、自分の字までそれらしく似てくらあ。」なんて声が聞こえてきそう。さすが一流という気がします。かくありたいと思います。感謝!
2012年01月05日
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皆さま、明けましておめでとうございます私は本日が仕事始めです。昨年は震災をはじめ大変な年でした。年賀状の書出しにも迷いましたが、やはり一つの区切りをつけ、一歩前に進むことを祝うことで、皆さまと共に新年を迎えたこと慶びたいと存じます。今年も!皆さまにとって最高の年になりますよう、ご多幸とご健康をお祈りしております。旧年中の仕事面では、本格的分業に向けた体制作りを地道に進め一定の達成を得ることができましたので、本年からはあらゆる視点から更に一層のサービス品質の向上と体制の充実に深化を進めてまいります。またこのことで、私のライフワークである法律手続の無料化を進められることになりましたので、本年から本格的な事業化に向けて、賛同いただける方々を広く募りながら協業に邁進して参りたいと決意しております。もしご関心おありでしたら、ぜひともご一報下さいませ。お待ちしております。本年もどうぞよろしくお願い申しあげます。--------------------------------------------------------◆トヨタの戦略的判断に学ぼう昨年後半の新聞に、トヨタの販売部門幹部の話として、興味深いことが書かれていました。「トヨタ車は欧州車に比べて全般的にボンネットが高く、野暮ったい印象に繋がっている。」何が興味深いかといえば、ボンネットの高い外観が販売上不利になるということです。車両生産台数で世界一を競うトヨタにとっては、経営上の大きな問題でしょう。クルマというのは面白い商品で、平べったいスタイリングのクルマは格好よく見え、背高なスタイリングのクルマは格好よく見えません。これはダイハツの軽自動車も平べったければ格好よく見え、フェラーリのスポーツカーも背高なら格好よく見えないということです。イメージしてみてください。クルマも商品ですから、消費者が様々なクルマを比較検討してどれも甲乙つけがたく、最後にどの格好が好きかで購入(=販売)が決まるとしたら、格好いいスタイリングはメーカにとって重大問題ですね。それをトヨタ販売部門の幹部の方が認識して話されたのです。トヨタ車の販売台数と売上に影響が考えられる話ですね。さて、この問題に対処するには3つの方法があります。1.エンジン高を下げる。2.エンジンマウントを変える。3.フェンダーにラインを入れる。1は、エンジンそのものの高さを低くすることです。ボンネットのなかにはエンジンが入っていますから、その高さを低くできれば、蓋であるボンネットも下げられます。加えてエンジンという重量物が低い位置になれば、クルマの基礎性能として重心が下がり運動性能が向上します。クルマが高性能化するなら良いクルマとして商品力もアップします。具体的には吸気系と潤滑系を変更することになるのでしょう。しかし、現代のエンジンはシステムになっているので、吸気と潤滑を変えるといっても部品を変えるだけではなく、設計から変える話になります。もうエンジンの時代ではなくなりつつあるのに莫大なコストを追加投入しなくてはなりません。2は、エンジンをボディに取り付ける方法の話です。エンジンをボディに取り付けるのに、クルマの性能を確保するためとエンジンの振動を客室に伝わらないように抑えるため、事故時の安全確保等々、さまざまな理由でエンジンの搭載位置が決められます。これらの理由のなかにはクルマへの搭載方法も含まれます。しかし、工場の生産ラインを大きく変更することになりますから、該当する工場だけでなく、場合によってはトヨタ全工場の生産体制に影響する大変更です。3は、ボディのタイヤ付近にプレスで線を入れる方法で、視覚的にボンネットを低く見せる手法です。悪く言うと「ごまかし」のように聞こえてしまいますが、割と一般的に広く行われていて、例えばメルセデス・ベンツがヘッドライトを丸型にしたW210というEクラスはフェンダーが平らなのでトラックのように見えました。その後、モデルチェンジしたW211というモデルではプレスラインが入ってスマートになりました。もしかしたらトヨタと同じく「やぼったい印象」だったのかもしれません。この方法ならエンジンも工場も変更せず、ボディのデザインを変えればいいので安上がりです。しかしスタイリングの野暮ったさが経営上の問題なら、全車種のフェンダーにプレスラインを入れなくてはなりません。「じゃあ明日から全車種に」というほど簡単にはいきません。モデルチェンジに合わせて行うと数年の時間が掛かってしまいます。ここまで、3つの選択肢のメリットとデメリットをみてきました。結論からいえば、新聞記事によると、トヨタでは今回2の方法で対応したとのことです。もしあなたが経営者で、ライバルとの競争の観点から売上に影響する問題が明らかになった場合、ご自身の会社ではどれを選びますか?またその理由は何ですか?じつは「選ぶべき」選択肢というのは始めから決まっています。論理的に答えは出せるからです。でも「どれを選んだらいいか」は、その会社の経営状況によって異なるでしょう。なかには、選択肢がないという方もしらっしゃるかもしれません。もう少し広く「競争上から売上に影響する選択」というふうに考えると、例えばTPPが導入されたとしたらどうするか、というテーマも同様です。「選ぶべき」は決まっていて「どれがいい」は会社による。企業によっては選択肢があるかどうか。ボンネットの高さという小さく見える問題に対して、トヨタは3つを比較検討して2番を選択しました。もし「ボンネットが低ければ売れる」と顕著な因果関係が判明すれば、トヨタ車全車種のフェンダーに(BMWと同じように)プレスラインが入るでしょう。中長期的には3番も選択するというオプションを残しています。選択されなかった1番は「エンジンだけで性能を高めても売れるかどうか」顕著な因果関係が望めない。または「エンジンだけに注力する」ことは経営判断として選択できないということになるかと思います。「商品が売れないから、商品力アップをひたすら頑張る」という、日本のがむしゃら仕事術は適切な経営判断にならない好例です。今年は、たくさん判断が求められる年になりそうです。本年もどうぞよろしくお願いいたします。※この記事は、メルマガ記事の加筆・修正版であり、ビジネスに関する情報はメルマガを優先して公開しています。いち早く最新情報をお読みになりたい方は、まぐまぐから無料でメルマガ登録できます。感謝!
2012年01月04日
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