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bunakishike

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2019年02月05日
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カテゴリ: ジャズ

クラウディオ・フィリッピーニの新作「Before The Wind」を聴く。
少しご無沙汰していたが、久しぶりにフィリッピーニのCDをチェックしていて見つけたもの。
今作は、CAM JAZZ デビュー作『The Enchanted Garden』(2011) と同メンバーでこの組み合わせは7年ぶりとのこと。
アコースティックだけでなくエレクトリックでポップなサウンドの曲もある。
彼はエレクトリックなサウンドの使い方がうまく、アコースティックの中に入っても違和感なく共存できるところがいい。
アコースティックはリリカルな面が目立ち、エレクトロニカでは少し尖った表現が見られるので、この両方を受容できるのはなかなかむずかしいかもしれない。
日本人に例えると、山中千尋に似た感じだろうか。

当ブログも今のところエレクトロニカはあんまり賛同できない状態だ。
最初の「Maia」はリズミカルでリリカルなナンバーで、Bメロがなかなか泣かせる。
アドリブはベタベタしない。
「Andromeda 」はイントロがバラード風だが、途中からドラムスが強めに入ってきて、バラードの雰囲気が薄くなる。
外観とは違って、どちらかというと女性ピアニストのテイストが感じられる。
「Don’t Elevarsi 」はイントロがエレクトロニカ風の演奏で、歪んだピアノのサウンドはあまり好きになれない。
途中からアコースティックになると、ノリのいいアドリブと相まって何故かほっとする。
「Forever」はリリカルなメロディーに乗ってルカ・ブルガレッリの高音域でのベース・ソロがでる。
ベースの音程が決まっていて気持ちがいい。
ベースソロのあとのピアノソロで誰の声だろうか、ヴォイスが重なるところはセンスの良さを感じる。
「Mentre Dormi 」は通常のバラードで、フィリッピーニの美しいピアノ・サウンドが楽しめる。

「Haze」はアップ・テンポの曲でエレクトリック・ピアノとアコースティック・ピアノが交互に出てくる。
エレクトリック・ピアノのアドリブ・ソロがご機嫌だ。
最後の「Encore」はバックがベースにエレクトリック・ピアノとシンセの効果音で、そこにドラムスのソロが乗っかるというロバート・グラスパーが演ってもおかしくない曲。
アンコールというよりはエンディング・テーマという感じだ。
サイドは積極的にピアノに絡んでいい感じに進んでいくが、あくまでもバックという姿勢を崩さない。

ということで、トラックのばらつきがあり、尖った表現が含まれているため、好き嫌いが分かれる演奏だろう。
尖った表現が彼の持ち味なので、当ブログとしては肯定的に評価したい。


Claudio Filippini:Before The Wind

1. Maia
2. Andromeda
3. Don’t Elevarsi
4. Bassever
5. Forever
6. Goa
7. Mentre Dormi
8. Haze
9. Encore

All music by Claudio Filippini except tracks #4 Luca Bulgarelli;
#6 Claudio Filippini, Luca Bulgarelli, Marcello Di Leonardo

Claudio Filippini (p, keys)
Luca Bulgarelli (b),
Marcello Di Leonardo (ds)

Recorded in Cavalicco in December 2017 at Artesuono Recording Studio
Recording engineer Stefano Amerio





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Last updated  2019年02月05日 20時24分48秒コメント(0) | コメントを書く
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