音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2019年05月16日
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カテゴリ: ジャズ


取り上げるのがだいぶ遅くなったが、昨年リリースされたブラッド・メルドーとチャーリー・ヘイデンが行った2007年のドイツのエンジョイ・ジャズ・フェスティヴァルでのライブ録音を聴く。
マンハイムのキリスト教会 で開催されたステージを収録。
教会なので残響が長いはずだが、あんまり感じない。
教会の空気感も、音量を上げないと感じられないほどだ。
演奏時間は110分ほどなので、エコンサートの全曲を収録したのだろう。
演奏は派手なところはないし、ピアノもベースも柔らかなタッチで、激しい表現は皆無。
メルドーの特異な音楽性がよくわかるデュオだ。

当ブログは、今でこそ抵抗なくメルドーの音楽を聴けるようになったが、聴き始めた頃は、ばりばり抵抗感があって馴染めなかったことが懐かしく思い出される。
殆どがミュージカルやスタンダードばかりで、地味な選曲。
因みに、バート・ランカスター主演の映画「アパッチ」からのナンバー「My Love And I」はヘイデンの好きな曲だそうだ。
http://www.charliehadenmusic.com/tag/my-love-and-i
ここではヘイデンがこの曲をコールマン・ホーキンスのLP「Today and Now」(Impulse)で聴いた時のことが書かれていてとても興味深い。
ホーキンスの素晴らしい演奏は youtube で聴くことが出来る。
この曲はトミー・フラナガンとのデュオでフラナガンの含蓄のあるピアノも素晴らしい。
ジョン・テイラーとのデュオアルバム「Night Fall」でも取り上げられていた。
今回の演奏はミディアム・テンポで、最初はまともだが、メルドーのソロになると俄かに様子が違ってくるのはお決まりのパターン。
ヘイデンのソロは珍しくメロディックで滋味あふれるもの。
メルドーの美しいコンピングと続くソロも美しい。

テンポが速いのはこの曲くらいで、他はオーソドックスなアプローチ。
所が、この曲が癖ものだった。
メルドーのアドリブ・ソロが左手と右手が全く違うことをやっている。
最初は気がつかなかったが、気づいた途端びっくりしてしまった。
頭が半分に分割しているのかと思えるような演奏なのだ。

ヘイデンのソロのあとのピアノ・ソロも半音階的なもので、食えない奴だな~と思ってしまった。
「My Old Flame」や「Everything Happens To Me」はテンポを落とした演奏で、メルドーのソロもオーソドックスなもの。
メルドー独特のフレーズやアドリブ・ソロで、ピリッとスパイスの効いた演奏は他の平凡な演奏と大違いだ。
一曲目のパーカーの「Au Privave」はテンポがかなり遅く、バップナンバーの荒々しさはほとんど感じられない。
そしてメルドーのソロになると、ひたすら暗くなる。

Charlie Haden & Brad Mehldau:Long Ago And Far Away

1. Charlie Parker:Au Privave
2. Arthur Johnston:My Old Flame
3. Irving Berlin:What’ll I Do
4. Jerome Kern:Long Ago And Far Away
5. David Raksin.:My Love And I
6. Matt Dennis :Everything Happens To Me

Brad Mehldau(p)
Charlie Haden(b)

Recorded on November 5, 2007 at the Christuskirche in Mannheim, Germany during the Enjoy Jazz Festival.





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Last updated  2020年03月30日 20時23分33秒コメント(0) | コメントを書く
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