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bunakishike

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2019年05月21日
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カテゴリ: クラシック音楽

ぺトレンコ指揮ベルリン・フィルのチャイコフスキーの「悲愴」のライブ録音を聴く。
例によって eclassical からのリリースで$13.33と激安価格。
何度も書いているが、ここはファイル容量によって価格が変わるので、収録時間が短いとかなり安くなることがあり、今回もその例。
因みに一緒にダウンロードしたロトの巨人もほぼ同じ価格。
他社ではまねのできない値付けなのだが、これでペイできているんだろうか。
他人事ながら心配になってしまう。
この悲愴はぺトレンコが2015年にベルリン・フィルの常任に決まったあとの最初のコンサート(2017)のライブ録音。
ぺトレンコの演奏は Prime Seat
この無料配信も、最近はとんとご無沙汰だ。
前置きが長くなったが、今回の悲愴、当ブログの期待が大きすぎたのか、つまみ聞きした時は、あまりいいとは思はなかった。
つまみ聞きしたのは第4楽章。
当ブログの期待する悲しみの雰囲気があまり感じられない。
改めて全曲を聞くと、この楽章が一番出来が悪かった。
というか、ペトレンコに最も向かない楽章だった。
全曲を聞くと、とにかくパワフル。
重戦車が轟音を立てて進むような感じで、生で聴いたらさぞ興奮するだろうなという演奏だった。
当ブログの期待は今迄の演奏になかった新たな気付きが得られるか、ということだけだった。
なので、ペトレンコの演奏に、それを求めるのは的はずれだったかもしれない。
いわばその瞬間の熱狂を求める向きには最高の演奏だろう。

テンポは速めで、基本インテンポ。
テンポの揺れや伸び縮みは僅かにあるが、注意深く聴いていないと分からない。
通常の演奏では気が付かないクレッシェンド・デクレッシェンドもあり、スコアを見るとその通りになっている。
そうかと言って剛直という訳ではない。
なので、遅い楽章では、あまり面白みがない。

細部で小細工していると思うが、あまりあからさまに聞こえるような真似はしていない。
ただ、この部分ではこの楽器が目立ってほいいというようなところが、ことごとく期待はずれで、いい意味で聴き手にこびない演奏家なのかもしれない。
どうもこの指揮者は頭で考えるのではなく、感覚が優先する指揮者の様だ。
第3楽章のコーダは僅かにテンポを落としているところは、ちょっとやぼったい。
ベルリン・フィルは普通の出来。
最近はどのオーケストラも実力が向上しているので、ベルリン・フィルの優越性はあまり感じられなかった。
管のソロは各奏者にお任せのようだが一部?と思うようなところもあった。
また、第1楽章後半のティンパニのロールや第3楽章のパーカッションは明らかにやりすぎ。
参考までにカラヤンWPOの演奏も聴いてみた。
ぺトレンコの演奏と比べるとレガートが目立つが、その柔らかな肌触りは何とも言えない魅力がある。
どうも、この方は実演を聞かないと真価が分かりにくいようだ。
録音はダークで重厚なサウンドだが、柔らかさと透明度がいまいち。
DSDの5.6Mに変換してみたが、透明度が上がったくらいで、大きな変化は感じられなかった。
なお、PrimeSeatでは3楽章限定で4/30から 配信 されているので、ご興味のある方はお聞き頂きたい。

Kirill Petrenko Tchaikovsky:Symphony No.6 "Pathétique"

Berliner Philharmoniker
Kirill Petrenko(conductor)

Recordings from March 2017 from the Philharmonie Berlin





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Last updated  2019年05月21日 20時15分13秒
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