音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Profile

bunakishike

bunakishike

2019年06月25日
XML
カテゴリ: ジャズ

ミッシェル・カミロの新譜を聴く。
2010年の「Carib」(Live)以来3枚目のビッグバンドのアルバム。
CDに遅れること約2か月でやっとハイレゾがリリースされた。
例によってHDtracksの20%オフで$13.48で入手。
彼の作品を18名のビッグ・バンドで演奏したもので、全曲カミロの作品でアレンジは元OTBのマイケル・モスマンが担当している。
ラテンにしては見通しが良く、後味がすっきりしている。
「Liquid Crystal」や「Repercussios」のような純モダンジャズ風の曲もあり、ハーモニーがお洒落だ。
ラテン色が一番濃いのは「Piece of Cake」だろうか。

ただ、ラテンの熱気一辺倒ではなく、時折涼しい風が吹いてくるように感じることもあり、懐の深い演奏。
これでもかと迫ってくるナンバーだけだと疲れてしまうが、「Just Like You」のようなムーディーなナンバーもあり飽きさせない。
カミロ自身は「シネマ・ノアールの探偵映画のような作品」と語っている。
この曲でジョニー・ホッジスを思い出させるような、骨太のサウンドで濃厚なソロを聞かせているのはアントニオ・ハートだろうか。
もっとも、こういうナンバーも濃いことは確かで、ほっと一息とはいかないところがカミロらしい?
フルートの多用が目立つ。
ラテン・バンドでは珍しいが、バンドにうまくマッチングしている。
難しいスコアの曲も含まれていて、速いテンポの「Mano a Mano」の木管のソリなどはスリル満点で、ビッグバンドを聴く醍醐味を感じさせる。
「Liquid Crystal」「Piece of Cake」などソロの時間は長くはないがカミロのソロはパワフル。
リッキー・ロドリゲスのベースの音が凄くいい。
パーカッションも切れきれの演奏だが、特にエリエル・ラソのコンガが強力。

低音のたっぷりとした量感、ビッグバンドとは思えない歪み感のないクリアなサウンドで、音を聞いているだけで楽しくなる。
こういう音楽はアメリカ人が好きなので、グラミー賞の候補に挙がってもおかしくない気がする。

なお、9月5日から8日まで日本人を含めた ビッグバンドでの公演 がブルーノート東京で予定されている。
大迫力のビッグバンドサウンドが楽しめるだろう。

カミロへのインタビュー


On Fire youtube
録音風景と共に一曲丸ごと聴くことが出来る。


Michel Camilo:Essence

01 And Sammy Walked In
02 Mongo’s Blues Intro
03 Mongo’s Blues
04 Liquid Crystal
05 Mano a Mano
06 Just Like You
07 Yes
08 Piece of Cake
09 On Fire
10 Repercussions
11 Hello & Goodbye

Michel Camilo(p)
Ricky Rodriguez(b)
Cliff Almond(ds)
Eliel Lazo(perc.,vocals)
Antonio Hart(as,fl)
Sharel Cassity (as,cl)
Ralph Bowen(ts,fl)
Adam Kolker(ts,cl)
Frank Basile(bs,bcl)
Michael Philip Mossman(tp,flh)
Raul Agras(tp,flh)
John Walsh(tp,flh)
Diego Urcola(tp,flh)
Kali Rodriguez-Pena(tp,flh)
Michael Dease(tb)
Steve Davis (tb)
Jason Jackson(tb)
David Taylor(b.tb)

2018年7月23-27日





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2019年06月25日 16時06分47秒 コメントを書く
[ジャズ] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: