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来年度の長野県の予算編成に対する要望を、日本共産党長野県委員会と県議団で村井知事に提出。要望項目は210項目。県委員会からは今井誠委員長、県議団は7名全員が出席。 県委員長からは冒頭、C型肝炎への県費助成の復活や30人学級の4年生以上実施のために市町村から支出されている協力金を段階的に廃止する方針は、共産党としても歓迎していること、12月8日に松本で、深刻な医師不足などを解消し、地域医療の充実を求める県民の集いが、かつてない幅広い病院長や医療関係者、市町村長などの呼びかけ・賛同で開かれることなどを紹介し、県民の暮らしがますます大変になっているもとで、県民の暮らし応援の予算編成を望むという趣旨の挨拶があった。 県議団も、全員が一言づつと言うことで、地方交付税の大幅削減などで県の財政状況はいっそう厳しい事態だが、だからこそ、県民の切実な願いに答える予算を編成してほしいという立場から、 ○医療・福祉分野の課題が山積する中で社会部・衛生部を統合して「健康福祉部」にする計画については、部局の規模が大きすぎてきめ細かな対応ができなくなることから反対であること、 ○障害者自立支援法による重い負担の撤回を国に働きかけること、 ○県立こども病院で重度障害児のショート・スティを実施してほしい(現在県内5箇所のみ)、 ○来年4月から住民税に一律500円上乗せの森林税については、国が増税を続けるこの時期の導入は、低所得者への配慮も欠けており、反対であること、 ○企業誘致にあたっては県内の正規雇用拡大に結びつくよう配慮し、中小企業の振興につとめること、 ○医師確保対策やお産のできる病院を減らさない努力を目標を持って取り組んでほしい、 ○障害児学校の再編・統廃合は慎重に進めるべき。30人学級を経験した小学生が中学生になってつまづかないよう中学1年生にも30人学級を拡大してほしい、 ○後期高齢者医療制度は高齢者に新たな負担を押し付けるもので、日本共産党としては撤回を求めて、本日国会へ代表が行っているが、広域連合から検診費用への県の支援をと要望されているので検討してほしい、 ○こどもの医療費の無料化対象年齢を引き上げてほしい。 ○ジョブ・カフェ信州(若者就業支援センター)の長野分室の場所を利用しやすいところに移転してほしい(利用度は松本約12000件、長野約1100件) 等々、それぞれ要望した。 村井知事は、「思想、信条の違いをこえて、皆さんからの要望は、結構取り入れさせていただいている。」「12月議会の議論の中で、ご質問いただければ、私の見解も述べたい。」と答えた。 本日、防衛省の元事務次官の守屋氏とその妻が、収賄とその共犯の容疑で逮捕。12月3日といわれている国会での証人喚問はどうなるのだろうか。5兆円にものぼる防衛予算は事実上の聖域。癒着の構造に、しっかりとしたメスが入ることを望む。
2007年11月28日
県が12月県議会に提案し、来年4月から実施するという、長野県森林づくり県民税(森林税)について、さまざまな検討を重ねてきた結果、日本共産党県議団としては、この時期の導入には賛成できないという結論となり、今日、「長野県森林づくり県民税の導入に反対する声明」を記者会見で発表した。 声明全文は次のとおり。 2007年11月21日 日本共産党県議団 団長 石坂 千穂 森林づくり県民税の導入に反対の声明 県は12日、「有識者懇話会」の答申に基づいた「森林づくり県民税」(以下、森林税)を来年4月より導入すると発表しました。 いま県民のなかからは、「県よ、お前も増税か」という声があがっています。 日本共産党県議団は、この間、県議会の場でも、国の各種控除の廃止、定率減税の廃止などで増税がつづくなか慎重な対応を求めてきました。 正式な導入が発表されたもとで、以下の理由から「森林税」の導入に反対の立場を明らかにし、県民のみなさんや県議会の各派のみなさんとも共同して、導入をさせない取り組みをよびかけます。 1.増税が続くこの時期の導入は適切ではない 今回提案された「森林税」は、個人県民税に500円、法人県民税に5%を一律に増税するというものです。特に個人県民税の均等割だけを納めている方は、現在13万8000人いますが、税額は1000円で、そこに500円の増税というのでは1.5倍になります。これでは低所得者に負担が増える逆累進税となります。 そのうえガソリン、灯油、食料品まで高騰するなかでは、県民生活に深刻な影響を与えることになります。 国が増税を続ける中で、県までが低所得者への配慮もなく、県民に広く増税を求める、この時期の「森林税」は認められません。 2.いま森林整備でやるべきことは他にある 今回の「森林税」の導入で県には6億8000万円の収入となりますが、約8500億円の県予算のなかで0.08%です。この額が税に頼らなければつくりだせない予算でしょうか。 しかも、県民合意のない無駄で危険な本体だけでも100億円の浅川ダムは見直しもせず推進しようとしています。 そもそも里山の森林荒廃を放置してきたのは国が外材輸入に依存しながら、予算を削り、担い手の育成や生活できる収入を保障しないできた結果です。 いま里山の整備をすすめるためには、「先に新税導入」ではなく、困難になっている境界の確定など所有者への理解、適切な人材配置や担い手が生活できる収入確保、間伐材の利用促進、将来を見越した林業の振興計画などをきちんとした上で、財源を検討するべきではないでしょうか。 3.あまりに拙速で県民的議論に欠ける 9月県議会で一定の論議がされ、県での説明会も10ヶ所で行われましたが、一般県民にはなぜいま森林税なのか、長野県の森林整備の現状はどうなっているのか、十分周知されているとはいえません。そのような状況のなかで、12月県議会に提出し、来年4月から実施というのはあまりに拙速です。県民的な議論の時間がもっと必要と考えます。 日本共産党県議団は、森林整備そのものや、森林が環境に果たしている役割を積極的に評価するものです。そのための財源の一部を税に頼ることを全面的に否定するものでもありません。 森林は国民みんなが恩恵を受けるものであることから、国がもっと補助金や交付税などの間伐予算を増額すべきであり、県もその立場で強く要求することを要望します。 日本共産党県議団は、この間も、間伐予算の増額や県産材・間伐材の活用を求め、学校の机、椅子への普及、地球温暖化対策としてペレット・ストーブ、ボイラーの公共施設や県民への普及をはかることなどを提案し、実現してきました。 森林づくりは長い年月を要する事業です。「増税先にありき」ではなく、県行政はその前にまず必要な仕組みづくりや、行うべきことを実施し、そのうえで増税の必要性を検討するべきです。 この際、「森林税」の導入を一旦とどまって、県民的納得と合意を得られるよう考え直すべきであると考えます。 以上 平成18年度長野県決算によれば、個人県民税の収入未済額、つまり、滞納額は23億円を超えている。こんな状態なのに、また増税、というのは、相当慎重にするべきだと思う。 また、森林税導入後の間伐促進や里山整備のための今後5ヵ年で予定している事業費総額について、林務部の担当者にお聞きしたところ、約289億円とのこと。今年度の森林整備の予算が約47億円。この水準で単純に5年間分として235億円になるので、差額は54億円。住民税の一律500円上乗せする森林税で見込んでいる収入が年額約6億8千万円なので、5年間分で34億円。結局54億円から森林税の34億円を引いた20億円を県と国で負担するということになり、集中的に力を入れて増やす分の森林整備の費用は、森林税で負担する分のほうが多い。 3年前に審議会から森林税の導入を答申されたが、「慎重な検討が必要」と、「森林づくり30年構想」に基づいた森林整備はスタートさせたものの、森林税の導入は見送っている岐阜県や、来年4月から森林税を導入するに当たって、22名の職員を新たに雇用するという栃木県などと比べても、長野県の進め方は、どうしても「先に森林税ありき」と思えてならない。 日本共産党県議団の事務局や党事務所に寄せられる県民の皆さんの電話やメールでの問い合わせやご意見も、この時期の森林税の導入には否定的なものが多い。12月6日から始まる定例県議会に向けて、さらに多くの県民の皆さんのご意見を聞いていきたいと思う。
2007年11月21日
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