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イラスト:黒沙鐶ミイカさん ツイッター:黒沙鐶ミイカ @diida8 詩:しぇりーいすちゃん ツイッター:しぇりーいすちゃん @izchan1 ひ ぜん しょう ≪ 斐 然 章 ≫ 1. 古代カルデア語の綴れ織り、『ザディッグ』。 書物はいつの世にも肥沃な永地を生んだものなのだろうか。 サディの翻訳は「黄金の穀物」といわれるだけあり 未知なる耕作を見せてくれるのだけれど。 2. 夜の帳に 女たちのフォルムは支配され くりかえされる むつみ愛 寝台のアラレモナイ軋み 蜜夜のアラレモナイ喘ぎ けれど飛礫してしまう のは、ナニカが損なわれたから のは、ナニカが過ぎたから 愛憎の糸に絡まりつづく、 宿命は 日ごと繰り越され粘くなるから 妬みの飴細工 灯せば、溶けだす痛みたち 千夜一夜に 疼く花たちの悲願が 濃縮の蜜をうむ 3. 否応もなく、昼の行事が始まる サルタンのご寵愛を一身に受けておられる、 美しく麗しく聡明な妃シェラー様におかれましては…云云 彼らの辞令には決まって きらびやかな 型番のついていそうな 意匠のベールが用意されている だが メソポタミアの民は知っている 星座を詩う、 日焼けの羊飼いの少年が 言葉の杖をかざし 心に瞬く、標をさす夜の訪れを おお! オロズマッドの神の 御前に 真実を告げる者ザディッグ なんと 世間の事実とは 事情の付箋された引用 それも覆われて バビロンへの道は遠ざかる サルタンのご寵愛を一身に受けておられる、 美しく麗しく聡明な妃シェラー様におかれましては…云云 こうしていても埒はあかない 寵妃への社交辞令に すわっと解き放つ、女彪の足どり・・ 4. 『ザディッグ』、 叡智溢れる物語り さすがサディだわ だが、と妃シェラーは鎮まりへと精神を向け 召使の差し出す葡萄酒を、机にと、ほっそり指す サディが殊更に 酷評を 妃シェラーに望んだ、わけ。 アラビアでは物語りの器は シェーラザード姫の美酒に充たされていて もはや噂話の酔いなしには 文字に意味を見いだせないとすら楔されている サディが望んだのは 酷評をも生む 至上の文学への希求であって 能わぬ者の戯言ではない “女彪のアメジスト” 時の著名な文人たちが 妃シェラーの批評眼を称したものだ それ故、 やっかみの口ぐちが 妃シェラーの女彪のような肢体のこなしに 淫らの汚れ を塗ろうにも叶わなかった だが、サルタンに嫁して 一度たりとも “苦蓬”(にがよもぎ)月につかまれていないのは やはり寝所での秘め事によっているのは確かだ 千夜一夜は 悲しい性(さが)の文学なのだと 妃シェラーは思う 今宵、 サルタンは隣国に出向いていて 『ザディッグ』の囚われ人は自由だ おお! 月が照らす、 文学、という陶酔 秘匿の時の樽から注がれるのは 魂の詩! その美酒に、ひとり酔いしれるのもわるくない “女彪のアメジスト”に火がともる 5. 裕福な名門の家の息子、ザディッグ。 知的で人柄のよい、容姿にも恵まれた主人公が 世間の悪意やご都合主義のせいで 幾たびも命を落としそうになりながら 仕舞いには、バビロンの王に迎えられるというお話。 だが、物語は完結していない。 この日の朝、 サディのもとに届けられた羊皮紙には 妃シェラーの七行の詩 沙漠のオアシスに緑がやってきた 小鳥はいくつものさえずりを甦らせるだろう 隊商の人々は郷里の言葉をとりもどすだろう 樹下の駱駝はふたつのねむり わたしの白日夢はそうして花の色をみる やがて実のはつらつとした甘さ この胸の躍りをいかにしてうたおうか サディは紅潮した面持ちで 返信をつづる 極上の斐の布、 極上の果実、 となる『ザディッグ』 きっと献上いたしましょう ※『ザディッグ 又は 宿命』 ヴォルテール著 能美武功訳※メビウスリング詩人会勉強会より2015年5月(テーマ【画像とのコラボ詩】)におけるお題画像の1枚と、そのコラボ詩である投稿作品1篇。
2015年06月30日
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絵:コマさん ツイッター:コマ @watagashi4 詩小説:香鳴裕人さん ツイッター:香鳴裕人/am @zxam9リャナンシーの夜 1.夜光虫 リャナンシーという妖精は 人間の男に取り憑き 精気を吸い取るかわりに その者に詩や歌声の才能を与えるという 私がもし男だったなら 喜んで取り憑かれるものを 無用に言葉を繰ることも いたずらにもてあそぶことも なくなるだろうに ネオンをくぐりながら/街に取り憑かれても何も起きない 夜光虫のたわいない輝き/私がそこにいたことさえ今は この夜に星はなく/昔日には星だけがある 空の星明かりを模して/海に散らばる虫の光 タイルが雑踏を反射して/不明瞭な夜空に溶ける 足を浸す星空に/ついでのように天の川が呼応する この夜に詩はなく/昔日は言葉すら役目を忘れていた 手持ちの言葉では どちらにせよ、あまりにも 叙情詩ではなく/叙景詩でもなく 叙事詩でもなく/劇詩でもない 詩のための/言葉のための 定型句のための/慣用句のための/常套句のための 主語のための/述語のための/接続語のための 言葉を用いて/言葉のために ただそれだけの詩が書けないだろうか 私はいまだに何も持たない ネオンの街はそ知らぬふりで瞬き続け あの入り江は遠すぎる 紡ぐ気持ちは見失い 描く景色はおぼろげで 現実だけが続く街にいては 空想さえ遠い 言葉を用いて 言葉のための それだけの詩が書けないだろうか 私はいまだに何も持たない 生きるための/死ぬための 切実さも持たず 幸福の中で、のうのうと生きている 私はまた道路を渡る 恥ずかしげもなく、横断歩道の上を 点滅する青信号の光は 夜光虫のそれとは似つかないのに 私は道路の真ん中で立ち止まることもせず 足早に向こう岸へ リャナンシーに見そめられるわけがない
2015年06月28日
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写真詩: 塚元寛一さん ツイッター:びいふじゃあきい・かもめ @kamome7440 写真素材;写真ac 櫻皮詩集: sampleさん ツイッター:sample @kaibutsu_head 詩小説: しぇりーいすちゃん ツイッター:しぇりーいすちゃん @izchan1スタート・ライン 4.蚊取り線香人生を変えたいと思う君へTo you who want to change the life人生百回の努力は、手段や行為だと言う。いいえ、その向こう側を、目指さなければ。時間は一日二十四時間。三百六十五日。未来も過去も、現在という今。現在という今だけ。君は誰かと暮らす、何かを学ぶ、伝えたいことがある、そして生きてる、でもわからないことは、それ以上ある。でも人生の入口に立って、自分の足で歩いてごらん、人の表情や、人の癖を考えてごらん、いま、君は何を見てる、いま、何を得ようとしてる。人を傷つけ、人を馬鹿にし、それでも僕が、生きてる理由愛を探す理由、ねえ、現在という今だけ、現在がすべて教えてくれる。この景色、この燃えるような色、この魂の熟すような雰囲気、僕は見たかった、そして知りたかった、空はいつまでも続いてる、夜のあとでも、昼、それとは気づかぬあいだにも。 蚊遣り火が、広縁で赤く螺旋をたどっている。 梅雨が、春と夏を相まぜにし、渦巻く。仕切りなく、開け放たれた農家の座敷は、梅雨を呼吸しているようだ。雑木林へとつづく庭が、薄日のやわらかな雨にしな垂れているのが目に映る。やおら雨粒たちの力強いダンス。こんもりとした紫陽花の大葉にもて遊ばれているのか、游んでいるのか、弾んではすべり下りる。 と、1つが軌道を逸れて、踏み石にジャンプする。 ―――Let it be. (アイツ語録。) 高1のクラスメートだった友だちの1周忌はまさにLet it be.な感じで、僕らは雨に浚われてゆく言葉を追おうともせずにいて、アイツだけが写真のなかで晴れやかで、昨年の豪雨の中、アイツが迷いなく身代わりのようにして助けたアイツのちっこい弟が、玄関を出ようとする僕らにお母さんのかげから小さく手をふり、僕らの「忘れ得ぬ1日のカレンダー」が仕舞われる。 金曜夕方の駅は、僕らの感傷がタイムトンネルの汀のさざ波であるみたいに、時間を階段の靴音や駅員のアナウンスや発車のベルにかえてゆく。無言で3人、列車に5分ほど揺られると、遠く高速道路の文明景色。ゆるいループのようになっている。そうか、行くときは反対側見てたから、ずいぶんな田舎に入ってゆく気がしたんだけど…。「けっこう宇宙文明の旋回する利器あんだよなー。」とアイツが言ってたのを思い出して、頬がゆるく濡れる。わるかったな、「竹トンボか?」なんて、さ。 「渦巻き銀河だな。」と木村。 「だな。」と遠藤。 「だな。」と僕。 今週の地学の授業は、先生がアラスカで開かれてる科学教育シンポジウムに招待されたとかで不在で、自習かと思っていたら星の映像を見せられた。渦巻き銀河もその中にあった。中央のバジルから外に向かって螺旋を描くように伸びている渦状腕、その中の星は入れ替わっていくけど、渦状腕は変わらずそこに在る。高速道路を走るクルマの流れに喩えられていた。 「俺たちだな。」と木村。 「だな。」と僕。 遠藤は2人の間で柄にもなく泣いていて、「泣くな。」と遠藤の肩を叩いた木村と僕の声も、潤んでいて。こうやって、昔から生徒たちは色んな想いを抱えた3年間を過ごすのだろう。と、じわじわ胸が熱くなってゆく。いま欲しい、言葉の火。こんなとき、最近ではポケットから手放せなくなったしの先生の『櫻皮詩集』のページを、僕の心はめくってゆく。 「spiral galaxy」…、しの先生は、今もその螺旋に胸おどる言葉の火を埋(うず)ませているのだろうか。 『雨後』 櫻皮詩集より 泣くな、雨粒たちよ 降りしきる おまえのまばたきのなかで 眠れずに夜を明かした 紫陽花の尽きた 愛想を埋葬した庭先で 草を毟る、女の 弓なりにしなる背には 飛び石が配されて 陽に晒されている 駆ける、蝶の 白い素足が やわらかい耳のそばを 過ぎてゆく 着古され色を失くした花々が まだ踊ろうよって コップ一杯の強い風を呷って 乾いた声を押し殺し 泣いている 泣くな、花々たちよ 降りしきる おまえのまばたきを 昨夜、ひとつ、ふたつと数え 眠りについた 女の背に沈む石は 夜の深まりの内で 渡航し、やがて小さな 蕾のような背に たどり着いた 女は泥のついた手を 水で洗い流し 陽に翳す 濡れて光る手指には 草で切ってしまった 浅い傷が赤く浮かんでいて ひりひりと疼いている 疼いている、そのしたで 通い合う血の 鮮やかさを見つめている ホームで列車の2人を見送って階段に向かって歩きはじめると、背中から可愛い声が春のセセラギを蝸牛する。 「あの…神田さんでしょ?」 男子高生うつむき純情ふもふも振り返ると。 もふ、…る。 もふ、…ってる。 もふふ、ホームってる。 もふふ、兎さんでホームをってる。 もふもふ、お耳して兎さんをホームは立って…。 うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! お耳、して。 お耳、ボクのうさぎさんして。 お耳、ボクのうさぎさんして、おねえさんチックして。 お耳、ボクのうさぎさんして、おねえさんチックして、桃いろスパイラルして、るぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ。 「神田さん、焼肉弁当がお好きなんですか。」 ……な……耳うさ…看護師……なん?
2015年06月22日
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(写真のアップの一日上限を超えました。あとはアメブロでよろしく。)http://ameblo.jp/kamome7440/entry-12041647892.html * Negative Space 時は流れている、 右足が左足に絡む。 踏み抜いた床板は、 バラバラに分解しながら、 穴の底に落ちていく。 ヒロシマ、 ナガサキ、 チェルノブイリ、 フクシマ。
2015年06月21日
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(写真のアップの一日上限を超えました。あとはアメブロでよろしく。)http://ameblo.jp/kamome7440/entry-12041622350.html * わかってるふりをしながらわかってるふりをしながら死なせてくれ。 (一人(気付く(頃には あんたはカメレオン・ベイベエ! 細胞の成れの果てがここにある。(niou)骨が歩いている、痩せた男。 「ね、ねじを、ねじを巻かないと。」 (発狂するまでは、ダンゴムシ。) (な、)なっと。 (ぼ、)ぼると。 ――その正体は、白くにごった、(なぼ、)こふ。 うんたった、うんたった――。 不器用なんだよ、繋がる、手、攣る、足、 つつ、きき、くく、・・ヘモグロビンが、クロロホルムに化けてゆく。 シルクロオドと、ワイディングロオドがつながる。 (NIOU)ゆう、消えてなくなれ、なれ、成れの果――。 「夜が怖い、闇が怖い。」(こわくないものなんてあるの?) ゆう、本当のことを言っちゃいなよ。ゆう。 (な、)なっと、く。――している場合か。 ジェットが飛ぶ、ロミオが心中くわだてイケイケ! 太宰のうまれかわりを自称する、人たち! 当たり前、という言葉、これほど憎んだことはない! 三回引き金を引く!「ほら僕は死なない。」退屈だ、凡庸だ。 詩人なんて、カメレオン・ベイベエ! 舌の勢い、その長さ。
2015年06月21日
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Negative Space ――サイボウブンレツ(せろ) 雲の上、のれないジジジジ・・ 地上に突き立てる 飛び降り自殺。 ギジテキシンゾウマヒ (OFF)にする。 高層建築。 さらさらとしたまっしろい砂の感触。 でも消えるね・・消える、消、え、る――。 じ、じかんは、――いってい、だ、から、 時を止め、(のりがはがれ)時は病む。 時は狂い、(神のドミノタオシだ)時は巻き戻し。 ホッチキスで留めた視界。 途轍もなく頑健な巨人 (昔そこは警察署だった、その前は酒場だった、 その前は、血なまぐさい争いがあった、あとは、 わからない、でも、昔そこに、恐竜もいた、)
2015年06月21日
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Free JPG ライヴが始まるまでの緊張感。アーティストと観客が一つになる空気。 S exだ。確かに。ストイックに歌い続ける。われわれも、聴きつづる。 駆け込み寺の訴え。濃すぎずスッキリとした味のものをガブガブとたくさん飲む。 珈琲で言えばカフェオレみたいなライヴ。ファムファタルを思い出すよ、 アンタの眼を見てたら。寂しいうしろ姿が、雑踏の中で消えてしまう。 ルイ・アームストロングなしわがれ声で涙するファンの人もいる。 少し前に十三へ行って、ライブハウスからこもれる音楽を聴いたよ。 売れないなって外から聴いていてもわかるくらい駄目だったけど、 生きてることは駄目じゃない。惹きつける力。 誰かが、ぼろぼろに泣き崩れるような仕事をしようぜ。 何が正しいのか、それはひとりひとりが決めることだけど、 魑魅魍魎が思わず、昇天しちまうようなエネルギー全力でいこうぜ。 スタンディングのまま身体を揺らして。一発芸みたいなプロレス技で。 人生のわけわからないこと、その一瞬全部忘れちまうような、 特別なもの、素晴らしいこと、僕は詩で探したい。
2015年06月21日
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Free JPG 初球、外角に外れ大きなるスライダー。 さすがにボール球には手を出さない。 次は内角高めのビーンボールまがいのストレート。 三球目は真ん中から外角低めへと逃げる角度の大きなカーブ。空振り。 コントロールが身上。グレッグマダックスと勝手に連想する。 キャッチャーのミットに集中するピッチャー。 走り込みはしても投げ込みはしないというスタイル。 ガムを噛んで、コンセントレーション。 四球目、内角高めの強烈なストレート。先ほどより速い。 打つ。横っ飛びにベース際のライナー捕球、一瞬、地面にふれたか、 すかさず、一塁へジャンピングスローで送球。 フィジカル的なポテンシャルが違う。肩の強さ。 それにあちらには、アウト寄与率というのが公式記録にある。 守備範囲が広く、安打性のあたりをさばける選手ほど、 数値は高くなる。瞬発力。これがメジャーリーグだ。 打って走って守って投げて、アンドレルトン・シモンズとか、 オマー・ビスケルだとかを僕は思い出す。 もちろん、デレク・ジーターのプレイボーイぶりを、 メジャーリーグだ、アメリカンドリームだと、 シャレるのもいいんだけれど、結果を残せない人がいて、 辞めていく人もその中にはいて、解雇通知だされる人もいる。 シビアだなと思う。サラリーマンのリストラもそうだけど、 好きなことをやっていてお金を稼ぎ、その上、夢まで見せる。 バリー・ボンズの性格が悪いって話があったけど、 ちょっとくらい、いいじゃない。ロジャー・クレメンスが、 妻と遊んでいてホームラン性のあたり打たれて、 本気でビーンボールを投げたなんていう話もいいじゃない。 わかるよ。いや、わからないよ。メジャーリーグ。
2015年06月21日
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Free JPG 漢民族を想起させる装い。 中国には華やかな漢服がある。 チャイナ靴や、ヨガ服。 日本的なものとは違うセンスが、 国そのものをあらわしているようで面白い。 少し前に、中国の見捨てられた村、 地図にない廃村を見た。 蔦の葉で家をすべて飲み込まれ、 時を忘れさせてくれる。 それは何かが違うのだけれど、 何かが少し似ているCOLLAR。
2015年06月21日
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Skitterphoto[http://skitterphoto.com/] 緩くうねる長い髪が風になびく。 虚ろな眼で波打ち際を歩き続けるようにささやく。 幸せだった一日があまりにも短い日。 死ぬための暇つぶしのような今日という長い日。 他者への愛を理解するには、 自分への愛も必要だ。 楽器の上に手を置いて、 何度も練習したその曲を弾き始める。 糸が張り詰めたままのその空気の中で、 私は私を弾いている。 どこか遠い場所でビスが、 カツンとかろやかに落ちる。 「孤独だ。」 あふれ出る熱と脈打つ鼓動、声、涙、 あるいは嗚咽、または歓喜。 音色に誘われるように、 次から次へと無限にわき出る感情は、 誰のため・・・? 「あなたのため・・・?」
2015年06月21日
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Skitterphoto[http://skitterphoto.com/] 燃えろ体温 燃えろ不快感よ 燃えろ夜行性の吸血コウモリ 燃えろアクアブルーの落胆 燃えろ憐れな残骸 燃えろ偽善的表情など ――蛇が 炎の中に 見えるのだ パンチング・グローブが いまにも襲いかかる 亡霊の怨嗟のために 長い暗闇の廊下の饒舌 風はなくならない 窒素へとすぐに触れる その心の闇へと 魂の終わりない後悔へと
2015年06月20日
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Skitterphoto[http://skitterphoto.com/] 走ってゆく一気に蹴って加速する 人生は悪くない 近未来的な流線形 プラットフォームで僕はまだ走る 激しく下降を繰り返すストリングス 僕はホオジロザメを飼いならす 僕は目指すことと失うことについて考える ――閉ざされてゆく視界に その艶やかで痛々しい傷跡がある 時代と向き合っていたら何回も頭が揺れる 孤独とか絶望って何度もやってくる でも本当に欲しいものがあるんだ まだ言えないけど本当に欲しいものがあるんだ
2015年06月20日
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ポイボス空には裏切りや復讐が満ちているそれは主体性の記憶だからだ見ろ! 沈黙性の記憶が核爆発しているそこにはやわらかい蹄鉄のリズムがあり発車から停車までの交通があるわれわれはただ知らないだけでそこにはもっとたくさんのドラマがある踏みかためられた敷石とは違う沙漠の真ん中に間違って咲いてしまった一輪の花のような孤独があるそれでも僕はやはり物語の祖型を辿りコミュニケーションでもするように連想し飛躍しながらも際涯を見据えるだろう何かを思い出すのは多分そんな時だ沈黙の網に馥郁たるレモンが亡霊しあるいは心の錆びのようにテープレコーダーの余韻悠然として酔いながら大饗宴を夢見た原始的生活と職業意識における遊戯の文化をひとしきり思ったろう因習的な価値判断から一切を解放して花よ お前は何故そこまで降りしきるのだ花よ 標本箱のような場所で息苦しくはないんだろうかだから眩暈に痙攣にまたたいているのではないかと僕が言ったところでそれもひとつの神話のようなものにすぎないはてしなく流れていく無防備な意識が花嫁のヴェールをやさしくめくってゆくAVE写真illus.詩N1159素材: (イラa。写a) 写真詩・イラスト詩:塚元寛一さん
2015年06月18日
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猫? ガチャリ、ガチャリ、ゴーウウウひねもす波騷ぐ岸を辿りし名残に猫loveしたいキャットLove物語の中から抜け出て来た甘美の後光うふふと笑った瞬間から腹をまさぐり科学的の方法で明白な論理を追跡して斜面の緩急猫派閥と犬派閥の垣根を飛びこえ相対性理論や非ユークリッド幾何学の話肉球loveあのふにゅふにゅの尻っ尾Love電流の刺激、特殊化学成分の過剰あるいは欠乏「隊長どうして猫は可愛いのでしょうか?」通信活動のいわゆる磁場が起る「わからない、しかし猫ふぁんたじあは不滅でござる。」そしてカールルイスより速く撫でたいと誓うイミフだけれど人生大体イミフだなあと思いつつ地図に表わせない山の木立ちの模様やわらかいloveしたいニョホホloveAVE写真illus.詩N1158素材: (イラa。写a) 写真詩・イラスト詩:塚元寛一さん
2015年06月18日
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あの時 僕の好きだったものはあなたの名前の花でした...when you told me......You broke thatAVE写真illus.詩N1157素材: (イラa。写a) 写真詩・イラスト詩:塚元寛一さん
2015年06月18日
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それゆけパアパパパパパパパ楽しい音にはあぱあがあるよ!ほらパアパパパパパパ!馬鹿になったつもりで高い声出すとあぽおが出るよ世界はそれで何となく平和だよ君の文化勲章はあだるとびでおだよ世界は実際えぐい青汁一気飲みが相場だよほらパアパパパパパパパ!AVE写真illus.詩N1156素材: (イラa。写a) 写真詩・イラスト詩:塚元寛一さん
2015年06月18日
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The period is referred to as the Stone Age...between now and then宮澤賢治とか中原中也を持ち出して結局自分のことを語れない詩人が多くいます三流です結局馬鹿なので知識の逃避の助長ですでも彼等は長い間ずっと同じでした言いたいことを言って好き勝手やって時代を放り投げた僕だってそうだし多分みんなもそうあるべきだ批評なんかいらない現代をカテゴリーできない批評ならそもそもはじめからいらない自分を語らないための言い訳なら本人すらいらない僕はそう思うそもそも君に語りたいことはあるのかい?おいすっとこどっこいそれは本気なのかい僕はいまからゲームして音楽聴いて漫画読んで映画見て食事作って洗濯機まわして古い詩をこいつあぁ沁みやがるですやいと言いながらもっとすごい詩を作りたいのだAVE写真illus.詩N1155素材: (イラa。写a) 写真詩・イラスト詩:塚元寛一さん
2015年06月18日
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ぽ。ぽ。ぽ。ぽかぽか。おいうさぎ。なんだこのくまやろう。ようちえんいこう。いこうな。すなあそびしよう。しよう。AVE写真illus.詩N1154素材: (イラa。写a) 写真詩・イラスト詩:塚元寛一さん
2015年06月18日
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あなた達はまるで魔法みたいに言う。特別な才能を持った人であるかのように言う。そのためにみんなが背伸びをして嘘の自分を作った。わたしの魔法は平等に捧げられた。わたしはそんなの嫌だった。嫌で嫌でたまらなかった。エゴに支配され他人をかえりみない挙げ句に潰れてく人の言い訳が嫌だった。愛がないのよ。だからそれは愛じゃないのよ。魔法はロマンティックなもの。気障なものとは違う。恥ずかしさを呼び起こすものとは違う。あなたにはできないでしょう。だってあなたの心がねじまがっているから。愛は本当に奥が深いのだ。百人の愛、千人の愛、一万人のための愛。そして個人の愛。個人同士の愛。神様がいていいのだ。宗教の垣もいらないのだ。わたしの“LOVE”戦争は止められるよ。本当の平和は必ずやって来る。すべての武器を捨てて愛の芸術で戦うことです。無数の愛の魂が世界を包む無垢の奇蹟です。AVE写真illus.詩N1153素材: (イラa。写a) 写真詩・イラスト詩:塚元寛一さん
2015年06月18日
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詩小説:金河南さん 金河南さんのHP:28282 フォト:3.0%さん ツイッター:3.0% @onehurmansさん Reflection 陽だまりのカーテンから足首ひとつぶん離れ あの人とその子供が笑う写真をアルバムから剥がす 捨てる予定の散らばる過去が 反射光となり細い 傷を 一枚だけ残ったのは 誰も映らない高架下 試し撮りした使い捨てカメラ 暮らした 三人の散歩 鮮やかに浮かぶ 一等古くてやさしい過去だけ 迷い 唇を噛み アルバムを閉じ 陽のかたむいた本棚に戻す指の曲線を 床の笑顔たちが やさしく見守る部屋で ※メビウスリング詩人会2015年5月勉強会投稿作品より
2015年06月17日
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詩: しぇりーいすちゃんツイッター:しぇりーいすちゃん @izchan1※転載:詩集『あなたに噤む詩』p.60より 電子版(紙版は在庫切れ)イラスト: トラ太郎さんツイッター:トラ太郎 @torataro123登録スタンプ:トラ太郎のクマさんとうざちゃん がっしょうだん みずたま合唱団 みずたま みずのまんまる 水玉もよう 葉っぱのうえに 8×8≪はっぱ≫の64玉 プクプク コロコロ みんな あつまれ 大合唱 カエル ケロケロ おいけは みずたま 合唱団
2015年06月12日
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詩: しぇりーいすちゃんツイッター:しぇりーいすちゃん @izchan1※転載:詩集『あなたに噤む詩』p.135 電子版(紙版は在庫切れ)イラスト: トラ太郎さんツイッター:トラ太郎 @torataro123登録スタンプ:トラ太郎のクマさんとうざちゃん 「“はるがくるよ”」 ふぁぁ ふぁぁ クマさん おめざめ ♪ ♪ ふわっ ふわっ ネコさん やなぎのめ ♪ ♪ ふりゅ ふりゅ ゆき ど け は じ まって ♪ ふっふ ♪ ふっふ ふきのとう かおだし ♪ ♪ ふ ~ わ ふ ~ わ は る が く る よ と ♪ ♪
2015年06月12日
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詩: しぇりーいすちゃんツイッター:しぇりーいすちゃん @izchan1※転載:詩集『あなたに噤む詩』p.248 電子版(紙版は在庫切れ)イラスト: トラ太郎さんツイッター:トラ太郎 @torataro123登録スタンプ:トラ太郎のクマさんとうざちゃん ≪たけのこニョキニョキ≫ たけのこ ニョキニョキ そだちざかりだ のびろ のびろ てんまで のびて あおになれ たけのこ ニョキニョキ あっちもこっちも つなげ つなげ てんまで つないで やまになれ のびて つないで やまいっぱいの おっきな あおい ゆめになれ
2015年06月12日
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詩: しぇりーいすちゃんツイッター:しぇりーいすちゃん @izchan1※転載:連詩の広場2011アンソロジー「盆踊り」イラスト: トラ太郎さんツイッター:トラ太郎 @torataro123登録スタンプ:トラ太郎のクマさんとうざちゃん はっぴょうかい 発表会 もりのひろばは、ツンツンつきよの、ぼんおどり。 ピッピッヒャラララ、トットントットト、ホーホホホ。 うかれウサギの、ぼんおどり。 キツネも、子グマも、フクロウも。 アタシもうかれて、エーササエササ、ここはケンジの七つもり。 ゆめのおはなし、エーササエササ・・・エーササエササ…
2015年06月11日
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詩:黒髪さんツイッター:黒髪の雑草 @weedishair写真:LUPIN☆さんツイッター:LUPIN☆ @LUPIN97057353 鬼が睨んでる 鳥のように震えている女の子 僕は一生懸命だった 呼ぶように空いっぱいにあった雲の中に 【 鬼の海岸 】隠された秘密を知ろうとしている知らなくて知ろうとしないそれが完全であるからと君は言う不一致だな君と僕の一対は許してくれるかい天の中にお住まいの方よ許されざる公園で閉鎖中の公園で引き裂かれないでも何かに流される工事現場に砂を捨てて鬼の顔がいつまでも思い出される仏の顔に変わってくれ君と僕だったね砂を捨てたのは※メビウスリング詩人会2015年5月勉強会投稿作品の詩
2015年06月01日
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