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★ α7IV + Super-Takumar 35mm F3.5 の巻 ★最近Pentax組のレンズを使ってないなあと思い、今回「α7IV」に付けてみようとオールド専用防湿庫から手に取ったレンズがこれ...< Pentax M42 Super-Takmar 35mm F3.5(後期型) >光学系構成 : 4群5枚焦点距離 : 35mm最短撮影距離 : 0.45m絞り羽根枚数 : 5枚F値 : f/3.5~f/16フィルター径 : 49mmマウント : M42重量 : 150g超人気の「55mm F1.8」とほぼ同サイズで非常にコンパクト、でも写りはだいぶ違います。「Super-Takumar 55mm F1.8」の方は色味が若干薄味のスッキリ系で逆光で絞りを開けると出てくるサークルゴースト、そしてこちらの「35mm」はコッテリとは言いませんが色味はハッキリ系で逆光で出てくるのはあまり味を感じない五角形のゴースト(笑)。まあ面白みで言えば「Super-Takumar 55mm F1.8」の圧勝なんですが、絞ったときのきっちりとした写りは55mmに負けてないので35mmの便利さ・面白さを堪能できますね。あまり出番は多くないのですが、こうして思い出したように顔を出すのがこのレンズと言ったところでしょうか^^;)。ちょっとカメラのキタムラなど覗いてみるとこのところのオールドレンズ人気からかかつての倍以上の値段が見受けられてSuper Takumarの「55mm F1.8」など並品で1万円以上、この「35mm F3.5」でもその半分ほどの6千円前後と信じられない価格になってますよね。私が手に入れたのはそんなに昔ではないと思っていたんですが、その当時で3千円もあれば両方とも手に入りましたからね^^;)。MFのNikkorレンズなんかもほぼ全レンズがディスコンになって以来高騰し始めて、かの「Ai Nikkor 50mm F1.4S」なんてMapCameraで手に入れたときの価格を現在の<買取価格>が上回ってしまいました。今や「チープ・アンド・リッチ」にオールドレンズを楽しもうとするとメルカリなどから安く手に入れて自分で整備・調整をするしか無いのでしょうかねえ...残念ですが。そんな値段がかつての倍以上になってしまった「Super-Takumar 35mm F3.5」の散歩撮の様子を見ていきましょうか...Voigtlander VM-E Close Focus AdapterAmazonで中古を見るType IIを見るそうそう、最短撮影距離が45cmと標準レンズ並みに寄れないこのレンズなのでいつものごとくVoigtlanderの「VM-E Close Focus Adapter」を入れたアダプター2枚重ねで使っています。※画像内のExifにある[ST][VV]などはAdobe版クリエイティブルックを使用時のみ記してありますこのところ元気な花が少なくなってきたブルーサルビアもこうして撮るとフレーム内での素敵な立体感を感じさせてくれます。ボケに特徴はないですがザラつきのない素直な方ですよね、「55mm F1.8」もそうですがPentaxって昔からこういうスッキリ系が好きなんですかねえ...まずクセが無いです(笑)。次にアダプター(VM-E Close Focus Adapter)を使用して被写体に寄ったものを...[No.1][No.2][No.3]いまどきの35mmならわざわざ「Close Focus Adapter」を使わずとも撮れそうな距離感ですが、やはりこのレンズでは私の撮影環境では必須のアイテムですね(笑)。[No.1]のクレマチスの(花の)残骸はすでにケバケバも無くなる寸前です、こういう接写はこのレンズの想定外となるのでボケも見慣れたものより若干柔らかな感じですかね。色味はご覧のように意外にハッキリしているので気持ち良い方です。ただ「No.3」のレッドロビン(赤い葉)のときは日陰ということもあり青みが強く出たので、WB調整後にAdobe版クリエイティブルックの[VV]を当てると葉の赤みがより記憶色になってきたのですが、緑などが明るめに出る傾向は否めないですね。ただしそうしたクリエイティブルックの魅力がより発揮される画像も...このレンズのハッキリ系の色味がより生きた[VV]の効果ではないでしょうか...気持ち良い描写となります。寄れるアダプターを使ってますがまだ最短ではありません、蛙に逃げられるかなと思うくらい近寄れます(笑)。遠景などではこのレンズらしい気持ち良い描写が得られます...遠くの建物だけでなく生い茂った雑草に見る精細感もなかなかなもんですよね、こうした傾いた日が絡んでくる情景では[ST(スタンダード?)]が一番良さげでこのレンズらしい色味を損なうことがなかったです。特にひとつ上の左側に見えるトラックなどの描写には目を見張ります^^。昔のレンズは絞って撮ることが多かったと思いますが、こんなに気持ち良い描写が得られるんですから素敵ですよねえ。西日が当たった(ガラスの)壁面などに見られるノスタルジックな茶系の色味にこのレンズの個性を強く感じますね。さていかがでしたでしょうか...たまに風通しのごとくこうした普段あまり出番のないレンズを使うと新鮮な感覚で描写を楽しめますね。絞ったときの気持ち良さなど見るとフィルムカメラで使ってみたくなりますから面白いですよねえ...って今はPentaxよりMinoltaの方が欲しい私ですが...^^。2023年10月 文化の杜公園ほかにて#α7IV#Super-Takumar 35mm F3.5
2023.10.30
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★ α7S + MC TELE ROKKOR-QD 135mm F3.5 の巻 ★先日私の持つMinolta ROKKORレンズのいわゆる「緑のロッコール」ファミリーツリーで「MC MACRO ROKKOR-QF 50mm F3.5」と「MC TELE ROKKOR-QD 135mm F3.5」の入れ替えを行いました。それなりにマクロらしい描写を見せてくれる「MC MACRO ROKKOR-QF 50mm F3.5」なんですが、おびただしい数の擦り傷が付いた前玉・後玉のせいか直射光下でのコントラストの低下などROKKORらしさを損なう結果を招いているようです。それに引き換えそのおまけで手に入れた「MC TELE ROKKOR-QD 135mm F3.5」の方はAC(アクロマチックコーティング)の効きを感じさせる中望遠の素敵な描写を見ることができます...そんなこんなで「緑のロッコール」ファミリーツリー入れ替えの作業となりました^^;)。今回はそんな気持ち良い描写をしてくれる中望遠「MC TELE ROKKOR-QD 135mm F3.5」を「α7S」に付けての散歩撮になります。老眼の進んだせいか「α7S」では相変わらずピントの山が若干掴みづらいところがありピント拡大のお世話になることも多いですが、「緑のROKKOR」らしい描写が見られるレンズとはどんなものか見ていくことにしましょうか...色の出方がとても良いですよねえ、こんなところにも「コク深め」の”鷹の目”を彷彿とさせるものを感じます。標準レンズで見慣れたボケに出るROKKOR的なベール感がそのまま中望遠の大きなボケに見られる感触です。インフォーカスの中望遠らしい立体感も良いですが、ボケた背景の木の描写に見られるふくよかな感触は「α7S」ならではかな。まさかの食欲を誘うような真っ赤なナツメの実が印象的...。さすがの中望遠、ボケに不足はございません^^。どうでしょうこの色味、たくさんのアベリアの花の「白」を盛が過ぎたとはいえガクの深い色が素敵な引き立て役を演じています。これ最短撮影距離(1.5m)で撮ってますが、こういう小さな花だとさすがに寄れないなあと実感しますね^^;)。こういう場面ではちょうどよい被写界深度となる開放<f/3.5>でしょうか...光と影が織りなす美しさも見逃せないですね。ガラス越しのキラリ☆ふじみのロビー。そのガラスが少し曇っていたため精細感はいまひとつですが、随所に見られる光のグラデーションの気持ち良さは格別です。135mmともなると昼間の月もこんな大きさで捉えられます、クレーンや建物のスッキリさもなかなかですよね。最後の一枚はまるで火事場を見るような夕方の空。影にになる雲の部分が燃え上がる炎から出た煙のようで驚き...シャドー部に粘りのある「α7S」の描写も見逃せないところ。ファミリーツリー加入後の検証画像のようでしたが、大正解でしたね...オールドレンズの中望遠としてはNikkorの「Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S」に続くお気に入りになりそうです^^。「鷹の目ロッコール」の匂いがするインフォーカス・ボケに見る「コク深め」的な色味とベール感などさすがにロッコールといったところで、楽しい中望遠レンズと言えるかな...^^。2023年10月 キラリ☆ふじみほかにて#α7S#MC TELE ROKKOR-QD 135mm F3.5
2023.10.29
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★ α7S + Zeiss Loxia 2/50 の巻 ★さて久しぶりのブログの更新になりますが、今回はお気に入りのコンビでの散歩撮の様子をご覧いただきます。SONY用プラナー「Carl Zeiss Loxia 2/50」ですね。今までこのレンズを使ったカメラでいえば「α7RII」や「α7IV」ではシャープで高いコントラストな描写が見られ現像時コントラストを少し抑えたりするくらいですが、今回使った大好きなコンビネーションを見せる「α7S」では...それらのカメラと見せ方が違うといつも言っていますが...その優しい描写が素敵な個性を見せてくれてこのコンビならではの一枚を描いてくれます^^。それでは嘘のようにおひさまの暖かさが恋しくなってきたような朝の散歩撮から見ていきましょうか...まさに冷たい風が「秋」をひしひしと感じさせるような朝の空気感が溢れてるような描写です。このレンズは逆光に強くてプラス補正が良い味を出す「α7S」との絶妙なコンビネーションを見せてくれるんですよねえ...写真ほぼ中央に太陽が出ていますよ。この時期公園ではこのハナミズキとクロガネモチだけが真っ赤な実を披露してこれからの「晩秋~冬」をイメージさせてくれています^^;)。背景のボケも良くてインフォーカスとバランスの取れた描写をしてくれます、ROKKORとはまた一味違った素敵なバランスだと思います。通勤途中でようやく白いサザンカが見られるようになりましたが、これから紅葉と時期を同じくして見られる花たちも楽しみではありますね。ここから午後の光の下でになります...様々な場所で植えられたブルーサルビアもいまとても勢いがあります。小さな花を求めてたくさんのイチモンジセセリも見られ季節を感じさせてくれます。開放で「危なげな背景の距離」というのがプラナーにはつきまといますが、この<f/2>始まりのZeiss Loxia 2/50はそのどろどろ感やザラつき感をとてもいい感じに和らげてくれます、そしてそれをさらに緩和してくれるのがこのカメラ「α7S」ならではなんですよね...COSINAのNikon用プラナー「planar T* 1.4/50 ZF」でも実証済みです^^。あの素敵な香りを放つ金木犀もその使命を果たして色が少し褪せてきていました、ほとんど香りません^^;)...そんな色味を余すところなく拾ってくれます。先程書きましたがこのレンズは逆光にとても強くてこんなシチュエーションでも素敵に描写してくれます。ボケ玉・丸ボケはとてもきれいに出る方なんですが、そういうレンズって「光条」の方は少し苦手のようですね、<f/8>以上に絞ってもご覧のような弱い光条でこれ以上にはきれいに出ないですね、今度夜にでも強めの光源を狙ってみましょうかね(笑)。西日を浴びて素敵な金色に輝く「キンエノコログサ」です。その穂がエノコログサより一回り以上大きくてその輝く姿は見応えがあります。そして今年は大量発生しているのかと思わせてくれる「ホシホウジャク」です。もう芙蓉は花も葉も見るも無惨な姿になりだしているのですが、残り少ない蜜を惜しむがごとくたくさんのホシホウジャクがここを訪れています。Cobbyがいるのでゆっくり撮ってはいられないのですが、ついついシャッタースピード優先に切り替えて良さげの花で待ち伏せしてしまいます^^;)。いい塩梅に<口吻~頭~背中>を中心に捉えることができました、こういう一枚が大好きなカメラとレンズで捉えられると嬉しいものですよね^^。さていかがでしたでしょうか...オールドレンズのための「α7S」なんですが、このレンズを手に入れてからというものは「α7S」で何かと出番が多くなってしまいます...それくらい気に入っているコンビなんですよねえ^^;)。なんのことはない日々の一幕をさり気なく素敵なシーンへと変身させてくれるレンズと言えば良いのか、まだまだ数少ない所有のZeissレンズの中では一番のお気に入りとなっています。今回はそんな散歩撮にはもってこいなレンズの話題でした...^^。2023年10月 にて#α7S#Zeiss Loxia 2/50
2023.10.26
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★ α7IV + APO-LANTHAR 50mm F2 の巻 ★いよいよ秋らしくなってきましたね。近年春と秋がとても短くなってしまい四季をそれぞれに楽しめる日本人としては少し寂しいかぎりです。そんな短くなってしまった秋ですが、花たちは待ってくれません...まるで季節の移り変わりに合わせ急ぐように姿を変えてしまいます。今回はそんな秋らしい一日をα7IVに「APO-LANTHAR 50mm F2」を付けて歩いてみました。このレンズ軽くて小さいのに良く写ります。一度くらい旅行に持って出たいと思っているのですが、このところなかなか妻とのスケジュールが合わず旅に出ることがほとんど無いのでとても残念です...そろそろ久しぶりに計画してみたいところですね^^;)。そして前回のSIGMAのマクロではありませんが、このレンズにも絞りのクリックをOFFにする仕掛けがあります。レンズ先端のリングを押し込んで半回転させるとクリックレス(連続可変)になってくれるんです。まあなんといってもこのレンズ、私としては<f/2.8>で見せる背景の素敵な別世界・臨場感を楽しむレンズでもあるのであまりこれを使う機会がありません...そのうち試してみましょうかね^^;)。絞りに素敵なギミックがあって開放<f/2>と<f/2.8>でそれぞれ真円になる仕組みになってますので開放F値[F2.8]レンズとしても楽しめるレンズでもあるんですよね。そんなところがとても気に入って使っていますが、その多用する<f/2.8>での背景に趣を置きながら写真を見ても面白いと思います...それでは枚数は少ないですが見ていきましょうか。[タカノハススキ]タカノハススキの繊細な穂先の描写はなんとも素敵です。そしていかがですか...単にボケた背景とはいえないこのレンズならではの空間描写を感じます。[ハナミズキ #1]もうすでに葉が真っ赤になって散りだしている木もあるんですが、真っ赤な実が季節を感じさせてくれます。[ハナミズキ #2]このレンズのもう一つの[開放F2.8]のボケもなかなかのものですよね。絞り出しての写りすぎる描写はあまり好きではないのですが、絞りを開けたときの描写は大好きなんです^^。[タマスダレ]開放でのピントはとても薄いのですが、こうしてひときわ飛び出した一輪を狙うときなどは良い画を出してくれます。[ホシホウジャク]そして公園の芙蓉の花にはまたしても3匹ほどホシホウジャクが吸蜜に来てました。今回はすかさずシャッタースピード優先で望みましたので、なんとか羽の模様もわかりしっかり(目が小さいので)頭にピントが行ってくれました...しかしこのホシホウジャクの「口吻」は体の大きさに似合わずなぜこんなに長いのでしょうか(笑)。こういう撮影は時間を忘れて楽しいひと時を過ごせるので大好きです、それもこのレンズがとてもファインダーが見やすいレンズでもあるからなんですよねえ^^。[コスモス]そしてもう最後の一枚になってしまいました、このへんがワンコとの散歩撮の悲しいところですねえ^^;)。でもどうでしょうこの「秋」を素敵に感じさせてくれるような描写...澄んだ空気まで感じさせてくれるような気持ち良さですよね^^。今回はとても枚数が少なかったですが、ある1日の散歩撮というのはこんなもんです(笑)。でもこのレンズの気持ち良い描写の一端はご覧いただけたのではないでしょうか。気軽に持ち出せる良質なレンズは何本あっても良いものですよね、そんなレンズの話題でした...^^。2023年10月 江川周辺・キラリ☆ふじみほかにて#α7IV#APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical
2023.10.14
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★ α7S + 105mm F2.8 DG DN MACRO Art の巻 ★少し前に「α7IV」でのデビューで彼岸花での素敵な画を見た「105mm F2.8 DG DN MACRO Art」ですが、2度目の使用となる今回ははいよいよ「α7S」に付けてのレビューになります...今回は前回以上にマニュアルフォーカスの出番が多かったですよ。「α7IV」のときと比べて少しレンズが大柄に見え「頭でっかち」のような印象ですね、それでもやはり170gほど軽くなりますから機動力は上がります。撮影時レンズを支える形になりますが絞り・フォーカス・スイッチ類等の操作にも支障なく、安定感でも問題なしでした。さて今回の「α7S(1,200万画素)」ではどんな画を吐き出してくれるやら...「SP AF90mm F2.8 Di MACRO1:1」や「Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D」がD700ではめったに見られないしっとり感を演出してくれましたが、このレンズでは「α7IV」とどんな違いが出てくるやら...楽しみですね。前回絞りのクリックをOFFにしての連続可変式でとても快適に撮影できたので今回もそのままの設定で撮影しています。[シソ(紫蘇)]まずは素敵な「Green」の色世界、シソがたくさんなっている場所での一枚です。こうして接近してみると見慣れた紫蘇の実の根本にたくさんのケバケバがはっきり見られますね、マクロの世界はまさに「こうなっているんだ」の連続ですよね(笑)。[畑の落とし物]そしていきなりのドキュメンタリータッチの描写が驚きます。このレンズ花など撮っていると「SOLID」な傾向よりはどちらかというと「TENDER」と言っても良いくらいの描写を見ますが、後にも出てきますが「木」とか「石」とかの描写にはSIGMA特有のカチッとした感触が出るんでしょうかねえ。[トンボ]少し距離があったので楽してAFで撮りました...詰めが甘かったですよね。後ろ向きだったせいもありこうした小さな被写体では羽・胴体を通り越して複眼にピントが行きづらいようですね...これだからAFは嫌いなんです(笑)。ただ開放に近いのですが背景のボケがあまり荒れません、これは他のレンズに見られない傾向と言えそうです...Tamronマクロなどでは強い二線ボケが出てきそうですから。[コムラサキ]畑の横で素敵な「紫」を見つけたコムラサキです。漏らさず色を拾おうかと少しアンダーで撮りましたが、「α7S」のおかげか想像以上にはっきり出ましたね。ども実もきれいだったのでもう少し絞った方が良さげですが、やはりこの「奥行き」と「空気」感は開放ならではのようです^^。[コキア]先日「XR RIKENON 50mm F2」で素敵な空気感の描写を見た同じコキアです。こうして見ると一つ一つの葉の繊細さが桁違いですね...それもこの優しいタッチでの描写ですからなんともいえません。[カンナ]そして見事な3輪のカンナの描写はどうでしょう...ボケながらも質感と臨場感を感じさせる背景も素敵ですが、主役の花の空気には目を見張ります^^。[栄枯盛衰:彼岸花]ほとんどの花が左の一輪のような寂しい姿になってしまった土手の彼岸花です。きれいに残っていた花が落ち加減の西日に照らされて最後の力を振り絞って光を求めて咲き佇んでいる様子が伝わってくるような情緒たっぷりな描写です。近接とは裏腹に少し距離を置くとこうして優しさを少し抑えてキッチリ・カッチリ描いてくる不思議なレンズです(笑)。[ウラナミシジミ #1][ウラナミシジミ #2]畑の縁に咲いていたニラを見に行ったらちょうど一羽のウラナミシジミが吸蜜に来ていました...これが近づいても逃げないのです...そこで周りをチョウに合わせてぐるぐる回りながら良さげなアングルを探し、絞りを開けてのチャレンジです。やはりマニュアルフォーカスでは旧来型の方式が良いですね、評判は上々なんですがこの回転角の大き過ぎる「バイワイヤー方式」は前にも書きましたがピントの山を掴むのに苦労します...慣れるのだろうか、不安になってきます^^;)。[クレマチス]こちらも素敵な描写ですね、さすがにマクロで一本一本が細い繊維状のものでできているのが見て取れます。そしてこのボケを含めた全体の空気には大好きなROKKORにはない素敵な「透明感」みたいなヌケの良さを感じます。[狛犬:氷川神社]さて続いてはキッチリ描いてくる「石」です(笑)。しっかりとした質感が見事ですよね、狛犬像の「雌の獅子」がいまにも動き出しそうなところもこのレンズならではかも...素晴らしい立体感・(質感描写を含めての)臨場感あってのことでしょうね^^。[Red Rose]こちらはまさに撮影現場の臨場感を素直に描写した一枚と言えそうです。きれいに咲いたピンクのバラの下に負けずに美しく咲いていた真っ赤なバラなんですが、花びらの状態がとても良かったのでしゃがみこんで真横から撮りました。そんな態勢がこの不思議な感触を産んだんだと思います、とても素直な柔らかいボケを背景にほぼ平行に並ぶ茎たち、そして葉より下に美しいバラという図式が生む普段見慣れない構図が「面白い」のかもしれません...でもバラの柔らかなしっとりとした描写、素敵ですよねえ^^。[アベリア]これでもまだ最短ではありません、あの小さなアベリアの花に寄ってみました。なんともピンクのこれまた小さなシベが美しい。[Cobby]このキラリ☆ふじみを背景にしたCobbyは何度も撮ってますが、ほとんど標準レンズが多いのでたまに撮る中望遠レンズではアングルに迷います...もっとキラリの素敵なパーツを入れたいので...でもこのレンズのボケは一概に柔らかく荒れないので安心して撮影が可能です。[イチモンジセセリ(芙蓉の花)]芙蓉の花に現れたイチモンジセセリ、つぶらな瞳にピントを合わせた一枚。ほんと「α7S」のプラス補正は常時でも良いかと思うほど素敵な効果を施します。なんとも優しい一枚になりました。[ホシホウジャク]これは上のイチモンジセセリを撮っていたら突然現れたホシホウジャクの群れの中の一匹。何匹いたでしょうか...ここでよく見かけるのですが「群れ」は初めてです、そんなホシホウジャクをなんと開放で追っかけてしまいました(笑)。ご覧のように背景が素敵なんです、これはファインダーで見てわかっていたのでなんとか粘っての一枚なんです。でも暗い曇り空の下に加えてA(絞り優先)にしていたので開放とはいえSSが1/200、良く「口吻」と尻尾にピントが合ったものです。ここでもすばしっこいホシホウジャクですからもちろんMF(マニュアルフォーカス)です、またもやバイワイヤーに苦労させられました(笑)。[Amethyst sage]最後の一枚はいつもの「アメジストセージ」です、もうすぐ花開くのかところどころ白くなり始めました。最短近くまで寄ってますが、こういうとき絞りのクリック感なしの連続可変式で背景を見ながら楽しく撮影できますね...マクロでの近接撮影スタイルが変わってきそうです(笑)。さていかがでしたでしょうか...やはり「α7S」での色は格別ですね、期待色を裏切りません。このレンズ特有の「優しさ」との相性も良いのだと思います、「α7IV」と比べても背景のボケにときおり見せる若干の「硬さ」の兆候すら無いような気がします。あの一つだけの難関「バイワイヤー方式のMF」が慣れてクリアされれば良き相棒のマクロになりそうです。2023年10月 文化の杜公園ほかにて#α7S#105mm F2.8 DG DN MACRO Art
2023.10.09
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★ α7S + MC MACRO ROKKOR-QF 50mm F3.5 の巻 ★安いオールドレンズを少しずつ集めているなかで出会ったMinoltaのいわゆる「緑のROKKOR」ですが、その素敵な空気感に魅せられて本数はまだまだ少ないながらもオールドの中心となるレンズとなりました。「AUTO ROKKOR」「MC ROKKOR」そしてAC(アクロマチックコーティング)が前玉裏だけとなった最後の「MD ROKKOR」とそれぞれ微妙以上に違った個性を持つレンズたちが集まりましたが、今回は1年ほど前に手に入れた「MC MACRO ROKKOR-QF 50mm F3.5」のお話です。つい先日『よく写る』と記事にした「MC TELE ROKKOR-QD 135mm F3.5」とこの「MC MACRO ROKKOR-QF 50mm F3.5」は2本一緒ににジャンク並みの価格で手に入れたのですが、Minoltaのファミリーツリーに入れた「MC MACRO ROKKOR-QF 50mm F3.5」がどうも前玉・後玉にできたすごい数の擦り傷のせいでしょうか...かつて銘玉と言われた描写を出せなくなってしまっているようなんですよねえ^^;)。なので下の緑のロッコールファミリーツリーの中の「MC MACRO ROKKOR-QF 50mm F3.5」を「MC TELE ROKKOR-QD 135mm F3.5」と入れ替えをしようかなどと考えてしまいます^^;)。今回はそんなレンズ「MC MACRO ROKKOR-QF 50mm F3.5」を「α7S」に付けての散歩撮になります。直射光など強い光の下では先述したようにたくさんの擦り傷のせいでコントラストが落ちたりなど弊害がみられますが、今回はたまたま午後の曇り空で自然光下での散歩だったので以前見られたようなこのレンズの良さげなところが出てくれるのか期待です...。[タマスダレ]毎年道路際をきれいに彩るタマスダレです、どんよりした雲の下ですが気持ち良い白を披露しています。なんとも可もなく不可もなしといったところでしょうか...消して切れのある描写ではありませんが微妙にROKKORらしい空気は感じられるかな、こういう一枚を見ると状態の良いこのレンズの描写を体験したくなります^^;)。[芙蓉の花]ちょうどメインの花の下にお客様がいたので被写界深度内に入れてみました(笑)。よく見るとインフォーカスにスパッとした切れ味がないだけでなく周辺の描写に若干甘さが見られる気がしますね、やはりあれだけの擦り傷では無害ではいられないのでしょうね^^;)。[ノウゼンカズラ]エッジがしっかりしたこうした描写を見ると<MC ROKKROR>らしさを感じることができます、でもなんかいまひとつインパクトがねえ(T_T)。[コズモス]自然光下での背景にROKKORらしい空気は感じられるかな、でもこのレンズあまり臨場感・立体感を感じさせてくれないんですよねえ。[クレマチス]良い空気は出してくれます、でもなんでしょう...なんか足りない気がするんです。「切れ味の良さ」みたいなもが不足しているのは確かなところですし、かといって「MC ROKKOR-PF 58mm F1.4」のような異端児的な面白さがあるわけでもなく...なんか消化不良を感じてしまうのは気のせいでしょうかねえ^^;)。そんなわけで近々ファミリーツリーから「MC TELE ROKKOR-QD 135mm F3.5」と入れ替えをされるのが決定的になってきました。先日SIGMAの今どきのマクロを手に入れましたが、やはり(オールドレンズとしての)ROKKORのマクロも良いものを一本くらい持っていたいですよね...本腰入れて探しますかねえ(笑)。2023年10月 にて#α7S#MC MACRO ROKKOR-QF 50mm F3.5
2023.10.06
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★ α7IV + 105mm F2.8 DG DN MACRO Art の巻 ★さて今回は私のレンズ群に長く使ってこなかったSIGMAレンズが加わったお話です。初代デジイチNikon D5000(APS-C)時代にSIGMAでは広角<10-20mm>そして当時優秀と言われた標準「50mm F1.4 EX DG HSM(ニコン用)」を使っていましたが、以来現在に至るまで純正以外はもっぱらTamronかVoigtlanderでした。「α7S」&「α7IV」用にマクロが欲しくなり純正90mmかカミソリマクロの血統を継ぐSIGMAの105mmかという選択肢で迷っていました。純正では用途は違えど「FE 100mm F2.8 STF GM」という画角があり、画質的なバラエティということでAPS-C時代以来久しぶりのSIGMAを選んでみました。《 105mm F2.8 DG DN MACRO Art 仕様 》光学系構成 : 12群17枚焦点距離 : 105mm最短撮影距離 : 0.295m絞り羽根枚数 : 9枚F値 : f/2.8~f/22フィルター径 : 62mmマウント : Sony Eマウント重量 : 710g純正の90mmマクロより100g程重いですが、AFLボタンを含めほぼ純正並みの機能を備えて防塵・防滴を誇ります。やはりこのクラスのマクロを見るとこうした重量が目に付きますので、重たいNikon D700にTamronの「SP AF90mm F2.8 Di MACRO1:1(272ENII)」は機動力を保つのにGoodな重量(400g)ですよね。α7IVに付けてみるとなんともズッシリとした重量感です...でもどうでしょうかこのスタイリッシュな出で立ちはいいですよね、もう少しだけレンズが短いと機動力的には助かるのですがねえ...フードを付けるとかなり長くなります^^;)。[便利なAFLボタン]マクロで近接ではほぼMF(マニュアルフォーカス)が多いですが、少し距離を置ける時などやはりこの「AFLボタン」はあると便利ですね、純正同様に他の機能をあてがうこともできますし...。[細かい設定のリミッター]リミッタースイッチも細かく設定され[FULL・0.5m~∞・0.295m~0.5m]使い勝手はどうかなと思いましたが、近接以外ではAFがとても速いです。ですがさすがに中距離以上から近接に合わそうとすると迷うことがありますのですかさずリミッターを切り替えるクセをつけておくと撮影のリズムが良くなりそうですね^^。[使える絞りクリックON/OFFスイッチ]マクロでの近接では絞りによる被写界深度はそれほど変化しませんが、背景のボケ量調節という意味では絞り値も重要ですね、そんなときこの絞りクリックのON/OFFが便利でした。ファインダーを見ながらクリック感をなくしたスムースに回る絞り輪はストレスなくボケ像に集中できて「これはありかな」と思わせてくれました。[まあまあなMF]マニュアルフォーカスでは...まあヘリコイドの回転を直接前後の直進に変える方式とは違い...バイワイヤー方式ですが大きなピントリングと合わせ回転量は多く(軽めに)なりますが感触は悪くない[そこそこ]です^^;)。やはり昔ながらのMFのヘリコイドに慣れていると比べようがないです、回転角度が多めな同じ画角の「Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S」でも回していてピントの山の前後の像の変化がとてもわかり易いですが、このバイワイヤー方式のようにさらに回転角が大きいとどこでピントの山を超えたかとても分かりづらいというのが実感です(笑)。[ファインダーが見やすいレンズ]ただし今回α7IVで使っていて驚いたのが、このレンズを付けていてのファインダーがとても見やすくてマクロとはいえ「ピント拡大」を一度も使っていなかったことです。そういう意味ではファインダーのとても見やすいD700でマクロを使っている感覚で撮影可能でした...これは特筆モノですね^^。それではそろそろこのレンズのファーストインプレッションとなる画像たちを見ていきましょうか...(※α7IVなので引き続き通常以外に使用した「クリエイティブルック」はExifの先頭に記しました)家を出てすぐ遭遇したバッタの求愛シーン...AFが[FULL]にしてあったんですが、一発でスッと合ってまずはビックリ...やはりいまどきのこのクラスのレンズはこうなんですね(笑)。シャッター切った後すぐに飛び立ちましたのでMFでは逃していました...105mmマクロの恩恵でもありますね。小さな砂利まで精細感のある描写で気持ち良いです、開放からシャープに出ますが「カミソリ」の系譜というほどは硬くならないような気がします。続いてはいま盛りとなっている彼岸花で...さきほどのたとえではないですが、精細感がありながらも優しい描写というのがわかりますね。前後のボケにも変なクセがなく好感が持てます。このレンズのせいかはたまたα7IVのせいかわかりませんが、まさかのふくよかさの抜けた「α7S」のボケに近いものを感じます、このへんが優しさを感じさせる要因かも...でもこの立体感は立派ですよねえ(笑)。盛りを過ぎようとしている白い花たちの姿を容赦なく晒してくれるかのよう^^。やはりシャープではありますが「カミソリ」ではないですよね...SIGMAの嫌いなところが見えなくてほんと良かったと思ってます(笑)。ここからどんどん寄ってみます...このムード..良いですねえ^^。Nikonのマイクロ「AF-S Micro-Nikkor 60mm F2.8G ED」の<柔らかシャープ>とはまた一味違うこの精細感を保ちながらの優しい描写が素敵です...PCのモニターで拡大すると驚きます。先述しましたが今回α7IVで「ピント拡大」を使ってませんが、まさにこうした近接でもMFでファインダー頼りの体の前後による微調整で撮影が可能でした。でもさすがにピントが薄い!老化のせいもあり体が揺れてD700並みに「納得いくまで」の枚数が嵩みます(笑)。SIGMAの言葉ではありませんがあらゆる収差を抑えたレンズではあります。でもこうした一枚はもう少し絞った方が写真としては雄弁な一枚となるんでしょうが、二線ボケも上手く抑えられた優れたレンズなのでついオールドレンズよろしく開放でボケを楽しんでしまいますそんな「味」も感じられるから不思議^^。開放の描写とは思えません。これがSIGMAの味なんでしょうかね、花の精細感も素敵ですがその後ろの河津桜の幹やそれを支える支柱の描写までもが臨場感に富んだ気持ちの良い描写になってます。小雨がぱらつき出した午後の暗めな時間でしたが、いつものアメジストセージが[Camera SH]で爽やかなボケに浮かぶ一本の花を軽やかに描き出してくれました。いかがでしたでしょうか...まだファーストインプレッションですが、またしても個性豊かなマクロレンズが私のコレクションに加わった感じです。手ぶれ補正が効かなくなるとはいえ「α7S」での描写も期待ですね、とても楽しみです。今回このレンズは断捨離3回目の賜物です。現役4台のカメラ[α7S・α7IV・D700&X-T1]ではじっくり純正もオールドも楽しめなくて、カメラを絞り込みたくて久々の<Film Simulation>で楽しかったのですが「X-T1」と中華製レンズをこのレンズとドナドナしました...こんな繰り返しが多い気がしますが^^;)。でもそろそろ「終活のすすめ」が我が家にも送られてくる歳になりましたので、レンズは別として主たるカメラを絞って撮影に専念したくなったというのがその理由となりますかね。2023年10月 江川周辺にて#α7IV#105mm F2.8 DG DN MACRO Art
2023.10.02
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