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スペイン バレンシア州(?) プリンス・デ・バオ・ロゼNV Prince de Bao Roze チェルビノ・ヴァルサンジャコモ(ヴァルサンジアコモ)社 Cherubino Valsangiacomo ボバル100% アルコール度12% 輸入:株式会社シジシージャパン 購入価格:297円色はピンクがかった朱色。香りは人参、キャンディー、灰、白砂糖、新鮮なレタス?味は薄い苦味と苦味を伴う薄い甘味。余韻に苦味。うむ、ほぼ水w。野菜っぽい香りに、ほんのり甘い味。余韻まで苦味がやたら後を引く。ワインと言うには かなり薄い、良くも悪くも(大分悪い寄りで)どうでもいい味。気軽にガブ飲みする用。むしろそれ以外の用途が分からない。コップに氷入れてどうこうとか、炭酸水で割ってどうこうという気も起きないな。何か、「不味い」んじゃないのよ。味がしない。しなくはないけど、酸も甘味も希薄で長所が見えない。 開栓50分以上の時間経過(温度上昇)で、苦味が少し大人しくなったかも。 それによって酸の感覚がわずかに見える様になり、 水っぽい味にアクセントが付いた雰囲気を感じられる。 最初からこの味なら、どうでもいい味、 とまでは思わなかったはず・・・かも・・・いや、どうかな!?w。一言で言って、"ロゼワイン風味の酒入り水"。価格が価格だから特に期待もしてなかったし、腹も立たない。何も無いよりはマシレベル。(いや、これならビールの方がいいかも、と思わなくもないw)あまり低い温度じゃない方が良いね。「飲み頃8℃前後」と記載されてるが、出来れば12℃~14℃辺りの、軽めの赤ワイン向けの温度の方が、なけなしの果実感がまだ活きる気がする。下手に料理で何とかしようとすると、いよいよワケが分からん味になりそう。淡白な食材だが、甘味や旨味は色々コントロール出来るものに向いてる。豆腐料理(冷奴から辛口麻婆豆腐まで)や野菜スープ、トマトとアンチョビの薄焼きピッツァとか。値段相応。価格以上の期待をしなければw、まあまあそれなり。個人的には、もう300円位プラスして別のワイン買った方が満足度は確実に上と思うが、あえてこの価格(300円前後)でロゼワインをワンボトル飲もうと思ったなら、これが基準かな。
2019/11/05
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スペイン ヘリックス・カヴァ・ブリュット・ナチュレNV Helix Cava Brut Nature コヴィデス社 Covides マカベオ、チャレロ、パレリャーダ 割合不明 瓶内二次発酵 アルコール分11.5% 輸入:株式会社 小川貿易 購入価格:861円色は薄い黄色。香りはレモン、氷砂糖、小麦粉?粉ミルク?味は酸味と苦味。余韻に薄い苦味と薄く甘味を伴う酸味。まあまあ。泡の勢いはやや控えめで、穏やかな酸と苦味。香りは弱いが、味出力も強いものではないし、違和感は無い。結構飲み易いな。酸味も苦味も程々の出力で、炭酸も強くない。ガブ飲み可能で、チビチビ飲んでもそれはそれで美味い。香りがパッとしないのは残念だが、800円台の安カヴァに要求する話じゃないねw。酸味を出して、柑橘香を出して、余韻は泡で散らして、スパークリングとしては必要十分な働き。 抜栓45分程で酸味が強まってきた。 温度上昇はあまり関係無さそう。 泡の勢いも弱まってきたから、それで味の動きが変化したのかな!? 抜栓70分強で泡の出方がほぼ消えた。 苦味が目立つ安白ワイン化。(室温25℃、湿度61%) 元の出力が強くないから、白ワインとしては意外と飲んでて悪くもないかも。総合的には、良い意味で普通のスパークリングワイン。弱いなりに酸がきちんと出てて、最低限の飲み応えは確保されてる。最初の乾杯用に、複数人で30分以内に飲み切れれば、特に違和感も覚えることもないだろう。カルパッチョ、ブルスケッタ等、塩&油系のあっさりしたものに向いてる。前菜向けだな。でもチーズ類が相手だとワイン側がモタつく。ワインの味と香りの主張が弱いから、薄味な物を相手に(むしろ薄味料理にこそ)相性が良い。値段相応。安カヴァとして必要十分。ハイボールまがいのドライ過ぎる安カヴァよりも、ワインとしての存在感が有る(ただし抜栓40分以内)。
2019/10/23
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スペイン バレンシア州?(Requena と記載) カヴァ・デスカロ・ブリュットNV Cava Descaro Brut パゴ・デ・タルシス社 Pago de Tharsys 使用葡萄不明 アルコール分11.5% 輸入:株式会社小川貿易 購入価格:603円色は薄い黄色。香りはレモン、粉砂糖、新鮮なレタス、水菜の葉?味は酸味と苦味。余韻に苦味を伴う酸味と薄い甘味。爽やか。良い意味でジュースっぽい。柑橘に僅かに葉っぱっぽい青臭さ、そこに甘い粉の香り。炭酸の強さは、強過ぎず弱過ぎず。(でも、ちょっと弱いか)これはガブ飲み向けですわ。飲み易さにほぼ全振り。ビールジョッキに氷入れて注いで、「ちょっと濃いめの甘さ控えめレモンサワー」って言われたら信じる。余韻の薄い甘味が苦味感を和らげ、炭酸のアタックの弱さをサポート。良くも悪くもワインらしさが無い。いや、有るんだけどw 香りや味の流れが値段なりで、どうしてもスケールが弱い。炭酸の勢いの頼り無さが原因かな!?見た目の泡の出方の割に強くないから。 泡の持続力はグラスに注いで3分から、保って8分。 ボトル内では30分~40分位は長く生き残る感じ。(←でもこれも見た目だけかな) 意外と(?)軽度の温度上昇なら味に影響無い。(室温24℃、湿度61%) 少量ずつ注いでサッと飲んで、複数人で早めに飲み切るのが良し。総合的には、ワイン風味のレモンサワー。飲み易さは間違い無いw。大分乱暴な言い方だが、ワイン要素は最低限。酸と甘味を感じられる分だけ、安っぽさの下限を越えない配慮が見られる。最初の乾杯用には特に問題無いでしょ。酸味や甘味を補填しつつ、苦味にも耐性が有る。揚げ物全般はまぁ良いとして、南蛮漬け(揚げ物の甘酢和え)とか かなり相性良い気がする。強い香りと強い旨味、その辺かな。あとは油の甘味。(シェリー酒のソーダ割りを合わせるイメージ)イタリア料理みたいなシンプルな塩と油のものには合いそうで合わないと思う。値段相応。約600円、ワンコインスパークリングの1ランク上。「カヴァ」の看板だけ付加価値アリ。そこを考慮して+150円、750円~800円位までなら何とか許容範囲。
2019/07/29
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なんか高級感有りそうな(有るとは言ってない)重厚なボトル スペイン 80・イヤーズ・レッド・ブレンド2015 80 Years Red Blend ボデガス・トレ(トッレ)・オリア Bodegas Torre Oria ボバル、モナストレル 割合不明 アルコール分13% 輸入:東亜商事株式会社 購入価格:1207円色は澄んだ紫。香りはブラックベリー、革、ビスケット、バニラ、アンズ、湿った土?味は渋味と甘味を伴う酸味。余韻に甘味を伴う苦味と酸味。まあまあ。ベリー感のすぐ後に甘い雰囲気のものが追いかける香り。渋味は有るが、渋味よりも果実味の方がメイン。苦味控えめのフルーティーなコーヒー、みたいな感じ。余韻は意外と長い。アルコール感に因る余韻だが、上手く機能してる。味はイタリアのプリミティーボワインに少し似てる。(或いは南アフリカのピノタージュワイン)渋味があまり前面に出て来ないので、飲み易さは有るが飲み応えにイマイチ欠ける。この余韻の長さは、そこをカバーする役割でも有るんだろうがalc度数13%だとそこのボリュームも少々頼りない。(14%、出来れば14.5%以上有れば・・)単なる赤ワインとしてはそんなに悪くないが、何か中途半端。渋味が有るのでもなく、酸が伸びるのでもなく、甘味と苦味のほのかな動きに特徴を出すだけ。やはり「フルーツフレーバーのコーヒー」の様な印象。これはこれで飲み易さが有るのは確か。とはいえガブ飲みワインにするにはちょっと濃いめ。とりあえず料理は肉向け。甘味や苦味の有る味付けに適してる。強めに焼いたほんのり焦げの有る焼肉に甘口のタレとか、野菜系のピザとか。値段相応。約1200円と言われて納得は出来る。味だけならプリミティーボワインかピノタージュワインの代用になる。(ニッチ過ぎて代用の意味も無いと思うがw)スペイン ( 赤ワイン ) トレ・オリア 80イヤーズ 750ml価格:1944円(税込、送料別) (2019/7/7時点)楽天で購入楽天では わたしワイン のみん~、これで2000円弱は全然オススメできない。
2019/07/06
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もらいもの スペイン DOイエクラ カスターニョ・モナストレル2016 Castano Monastrell ボデガス・カスターニョ Bodegas Familia Castano モナストレル(ムールヴェドル)100% ステンレスタンクでマロラクティック発酵 アルコール分13% 輸入:アグリ株式会社 参考価格:1000円前後色はやや濃い紫。香りはブラックベリー、プルーン、餡、プラム、紅茶の出涸らし、革?アンズ?味は薄く苦味を伴う渋味と酸味。余韻に苦味と薄く甘味を伴う酸味。まぁ普通。渋味と酸味で赤ワインらしさを出し、香りの印象から果実感も出す。余韻の酸が結構綺麗で、ここで最終的な味バランスが確定してる感じ。この渋味の出方にしては、なかなか飲み易い方。やはり酸が効いてるからか、味の厚みとフルーティーな雰囲気の両方を演出 出来てる。開栓直後はアルゼンチン辺りの安マルベックの香りかと思ったが、飲んでみると、この苦味の感覚はスペインと考えるべきか。苦味が強く出過ぎる(と言うより酸の出方が弱い?)時が有る。これは飲み方とタイミングに左右されてるだけで、偶然そうなっただけだろう。バランスが良いから、逆にどこか一つ欠けると、崩れ方も想定以上に大きくなるのかな。総合的には、割と普通のスペインワイン。可も無く不可も無く、およそ万人向け。ボルドー系のワインが好みの人なら、酸の出方と苦味の絡み方に特徴を感じるだろうが、ほぼ違和感無く飲める。「フランスのムールヴェドル」と言われるとよく分からんが、「スペインのモナストレル」と言われると謎の(?)納得感を感じるw。品種の特徴よりも土地(国)の特徴が出てた気がする。 開栓90分程で香り出力と幅が大きく減退。 ブラックベリーと紅茶の出涸らしにプルーンっぽい香りが支配的に。 意外に味は大きく変わらず、酸味の出方に影響が出てきただけ。 こうなるとよくある安赤。でも90分保ったなら上出来。料理は肉が無難だが、ワインの酸味に合わせ易く、苦味をいくらかコントロール出来るものが向いてる。今回鶏の唐揚げに塩レモンで合わせたが、適度なアブラの甘味がワインの酸と苦味を円やかに噛み合った。中華料理とかには意外と良い相性かも。粘性が有るソースや片栗粉のトロみに上手く合う。多分、ちょっと辛い料理(大穴で胡桃の蜂蜜漬けとか、甘い物?)にも合わせられると思う。値段相応。約1000円のスペイン赤。ほぼ万人向け。料理との相性も分かり易く、渋味と酸味の両立が有るからこそ、合わせられるものの幅が広い。★楽天検索 カスターニョ モナストレル★楽天扱い約6件 929円~1269円 約1100円前後まあまあこんなもん。気が向いたらどうぞ、のレベル。送料無料セットの中に入ってる感じのタイプ。
2019/04/19
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スペイン DOマドリード DO Vinos de Madrid テホネラス・アルタ・セレクシオン2009 Tejoneras alta Seleccion ボデガス・ヌエヴァ・ヴァルヴェルデ(ヌエバ・バルベルデ) Bodegas Nueva Valverde メルロー38% カベルネソーヴィニヨン28% シラー24% ガルナッチャ10% フレンチオーク樽とアメリカンオーク樽で熟成12ヶ月 アルコール分15% 輸入:株式会社ドウシシャ 購入価格:2030円色は濃い紫。香りはブラックベリー、アンズ、インク、枯れ木、ビスケット、たばこ?古い油? 抜栓50分弱でブラックベリー、カカオ、カラメル、ビスケット、インク、湿った土?味は酸味と渋味。余韻に苦味と薄い酸味。 抜栓40分強で苦味と甘味を伴う渋味。余韻に苦味と薄い甘味。思ったよりも大分フルーティー。ベリー香とほんのり香ばしい感じの火の感覚に、特徴的な土や木の粉の様な香り。渋味よりも酸味が前に立ち、余韻の苦味で起伏をつくる。結構飲み易い。アルコール感で余韻のボリュームを出し、飲み応えを演出。それなりに経年熟成したのか、渋味は意外と大人しい。一応樽の感覚はそれなりで、苦味の底上げと高アルコール感で特徴を見せる。香りはパッとしないね。熟成の谷間なのかもしれないが、かなり中途半端。味もガブ飲みする程の軽さではなく、じっくり飲める程の深みも無い。 抜栓40分程で、酸味が大幅に後退。香り出力も減退。(室温20℃、湿度38%) 苦味の感覚がもう少し円やかになり、コーヒーっぽい感覚が出てきた。 余韻の勢いはそのままで、いかにもスペインワイン独特の味わいに。 抜栓50分程で香りがやや向上。 コーヒーっぽい味わいに合わせて変化したみたいで、悪くない。 カカオやカラメルの香りが甘味を強調させ、ここに来て全体のバランスが安定する。総合的にはそこそこ骨太のスペイン赤。だが、やや大味。時間経過での変化は悪くなかったので、抜栓して50分以上は待っててもよかったのかな。多分熟成が足りてない。リリース9年弱ではまだ不足。15年~20年は寝かせてよかった。最後まで注いでも澱の発生は無し。本来はすぐ飲むべきで、そもそも寝かせる前提のつくりでもなかったのかも。それならフルーティーさ重視、渋味軽め傾向で納得。料理は肉で。でも香りはあまり気にしなくていい。ワインに渋味が目立たないので、意外と肉にアブラは必要無い。抜栓直後の酸味に合わせて、柑橘の味や香りにも対応させるのもアリ。時間経過後なら苦味を緩和させるのに、鶏唐揚げ位のアブラ感は有ってもいいね。肉料理に合わせるのなら、このワインで必要十分な能力が有る。値段相応。一応、約2000円の格は持ってる。経年熟成の潜在能力も有る。リリース後3年以内に飲むか、15~20年経過してから飲むかの両極端。間のタイミングで飲むと、イマイチ美味さを楽しみ切れない気がする。
2019/04/11
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スペイン バック・カヴァ(カバ)・エクストリシモ・ブリュット・スリーヴァーNV Bach Cava Extrisimo Brut Sleever マシア・バック Masia Bach コドーニュ社(販売) codorniu マカベオ、チャレロ、パレリャーダ 割合不明 アルコール分11.5% 輸入:サッポロビール株式会社 参考価格:1058円色は明るい金色。香りはレモン、ライム、グレープフルーツの皮、シロップ、バニラ?オリーブオイル?味は酸味と苦味。余韻に酸味と苦味を伴う甘味。そこそこ美味いかも。酸味基調で余韻で甘味。炭酸の当たりも強過ぎず弱過ぎず。バニラっぽい香りで甘味が誘導される。酸味から出て苦味は炭酸で散らし、香りでほんのり甘味イメージ。基本に忠実で分かり易い、飲み易い、正統派カヴァ。泡のアタックが思ったよりも綺麗で、上品な雰囲気。 抜栓10分弱で泡出力が徐々に弱体化。(室温20℃、湿度35%) スタミナ切れは早かったが、微炭酸状態の味もこれはこれで悪くない。 味は良いので、全体であまり美味さが落ちた様には感じない。 ボトル内ではまだまだ生き残ってるので、少量ずつ注いでサッと飲むのを推奨。ほぼほぼ欠点は無いな。味の突出は無いし、好バランスで万人向け。グラス内での泡出力のスタミナには難が有ったが、これは分かってれば対処可能。上出来のカヴァ。ガブ飲みOK、じっくり飲んでもまぁまぁそれなりに。もう少し香りにイースト香や蜜香の要素が有れば、高級感が有ったが、流石にそこは値段なり。これで約1000円なら、よくやった方。料理は生ハムや鶏や豚のソテーに向いてる。塩の味に相性良し。そこに肉の旨味が合わさると、ワインの味が綺麗に決まる。酢の味だとバランスを崩しそう。マリネやピクルスとかは口直し程度の少量で。値段相応。相応だが、約1000円なら悪くない。よくある1000円カヴァの中でも上位勢の部類。変に酸っぱ苦いだけの炭酸入り白ワインみたいなやつよりも、ずっと基礎がしっかりしてる。
2019/04/06
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スペイン ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・バジェス・デ・サダシア Vino de la Tierra Valles de Sadacia アトランティス2007 Atlantis ボデガス・カスティーリョ・デ・マエティエラ Bodegas Castillo de Maetierra モスカテール・デ・グラメ・メヌード95% ビウラ2.5% マルヴァジア2.5% アルコール分12.5% 輸入:ドウシシャ株式会社 購入価格:2030円色は黄色がかったやや濃い金色。香りはレモン、洋梨、クリーム、火薬、鉄、ライチ、アンズ、ローレル? 30分程の時間経過でレモン、洋梨、ネクター、鉄粉、バターピーナッツ?タルタルソース?味は苦味と甘味。余韻に苦味と薄く酸味を伴う甘味。柑橘に南国系果実と金属的な雰囲気、基本は甘味、基礎に苦味、酸味が要所で香りと絡めて少し顔を出す。甘味がハッキリと出てきて、控えめな酸味は香りでほんのりサポート。余韻の苦味が思ったよりも伸び易いが、この苦味が甘味がダレてくるのを防ぎ、ボリューム感も生む。モスカテール・デ・グラメ・メヌードという葡萄はよく分からんが、要はモスカテルの亜種なんだろう。甘味の軸に苦味で支え、レモン、洋梨やライチの香りで果実味を底上げ。飲み易い傾向の味のはずだが、しつこい印象も感じた。香りもそうだけど、甘味の出方が粘っこいと言うか、あまりスッキリしない。やや甘口の味だが、万人向け、女性向け、と言うのも違う気がする。ただ、これはワインのタイプと自分の不慣れに因る部分が大きいと思う。 抜栓30分程(温度上昇)で香りの金属ニュアンスと甘味の厚みが強まった。 ピクルスの混じったマヨネーズ(油?)の様な感じの香り。 全体のバランスを乱す程ではないが、毛色が変わってくる。 これはこれで、と思える程度の変化。 苦味控えめ、甘味強めのローヌの白みたいな雰囲気。(室温23℃、湿度52%) 冷温キープが無難。ただ、温度変化による遊びの余地は意外と(?)広いかもしれない。味だけならニューワールド(南半球産)のゲヴェルツトラミネールに近いかも。(素直にマスカットでもいいが)甘味メインで飲み易さはそれなり、苦味も突出せず、酸は穏やか。熟成感みたいなものは有りそうで そんなに無かったが、味のバランスはそこそこで飲み応えも有る。スッキリした味わいではないので、軽い味わいを求める人には向かないと思う。一応重厚感は持ってるが、そもそもそれを美味さに活かす様な動きは弱く、また必要も無い。甘味と塩味の料理に相性良し。白ワインだが、下手な魚料理よりも肉料理に合う。イタリア系でカルパッチョやタリアータ、か辛味の有るソーセージとかにも適任。酸を補填しつつ、甘味に合わせられるものが適任だが、甘味に合わせるだけでもOK。ギリギリで値段相応。ギリ相応だが、1580円~1780円前後位と言われても納得。2000円の壁を変えるかどうか。甘味と香りの出方の好みによって、この辺の感覚は変動する部分と思う。2011年に閉店したスペインの超有名レストラン、エル・ブリ(エル・ブジ)のチーフ・ソムリエのセレクトワイン、という点が最大のウリだっんだろうけど、チーフソムリエのダビッド・セイハス氏の監修料!?。それで約1700円に+300円~+500円ってところかな・・・。エル・ブリといえば前衛的な料理を出すのでも有名だったので、オーソドックスな料理に合わせるには色々調整やテクが必要だったのかもしれない。これ、ワイン単独だとシンプルさと複雑さ(重み?)が噛み合わなくて、コスパ悪く感じる。1回飲んだら2回飲もうとは思わない。自分ならコノスル・レセルヴァのゲヴェルツやヴィオニエ飲んでも、おそらく満足度は同等。甘味を活かした白ワインということなら、安いレンジでいくらでも有る。
2018/12/09
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スペイン DOバルデペーニャス ヴェンタ(ベンタ)・レアル・グラン・レセルヴァ(レセルバ)2007 Venta Real Gran Reserva ボデガス・フェルナンド・カストロ Bodegas Fernando Castro テンプラニーリョ100% コンクリートタンク発酵 樽熟成24ヶ月 瓶詰め後に瓶熟成36ヶ月以上 アルコール分12.5% 輸入:巴ワイン&スピリッツ株式会社 購入価格:1024円色はやや濃い赤紫。香りはブラックベリー、カカオ、インク、胡椒、新品の割り箸?檜?味は薄い渋味と苦味を伴う薄い甘味。余韻に薄い渋味と薄い苦味。大分軽いかな。安ボルドー的なブラックベリー香に、やや粉っぽい要素と木の雰囲気の香り達。とりあえず渋味を出して、苦味混じりの甘味を薄く伸ばすだけ。これは ほぼほぼ、フランスの1000円ボルドーと同質のもの。渋味は有るけど軽めで、余韻の流れもあっさりしたガブ飲み向け。樽の苦味が軽いなりに味を底上げしてるのか、そこは一応スペインらしさを感じた。抜栓90分経過でも変化は軽微。(室温26℃、湿度57%)熟成感は無いし、酸味も有りそうで無い。グラン・レセルヴァ規格の有り難味とかは特に無し。「値段なりの赤ワイン」以上を求めると、ちょびっとだけガッカリするかもw。渋味の穏やかさは悪くないけど、酸も想定以上に(?)落ちてて、安っぽい印象が強い。(実際安いけどさ)普通のスペインワイン。(安いなりの)熟成感とかは無く、ヴィンテージがどうのという気も起きない。10年以上経ってる割には、普通レベルの美味さを保ってるだけマシな方か、って思える程度。もう少し(ホント少しでいいから)酸が出てれば、もっと複雑さを楽しめた気もするが、上手くいかなかったね。料理は、甘味と酸味が補填出来るものが最適・・・か!?と言うのも、その甘味と酸味の質によって働きが変わってくる。レトルトのミートボールやら中華料理の酢豚とかだと、元の軽さを活かしたあっさり感を強調させる。ステーキ等の類だと、ワインの苦味感と連携を取って、厚みを思わせる赤ワインらしさを主張してくる。肉の旨味と塩味が流れに変化を付けるのかな?今回、ポークステーキと油揚げ生地ピザに合わせたが、シンプルな肉料理程赤ワインらしさを感じられる。渋味は軽いからアブラ対策にはあまり必要無いが、甘味補填と苦味牽制の役で脂肪分は有って良い。モッツァレラチーズとは相性が良さそう。イタリアワイン(ヴェネト州?)っぽい雰囲気も見せた。値段相応。約1000円、正直な出来。「約1000円の赤」という点は間違いないので、後は「スペイン」「2007年」という点に魅かれるかどうか。以前飲んだ2005年ボトルは値段相応なりに良い部分が際立ってて好評価だったが、今回飲んだ2007年ボトルは値段なりの良い部分と悪い部分が両方際立ってて、総合で普通。普通なりに万人向けで飲み易いが、「赤ワインとして飲み易さ以外の長所は?」と聞かれると、すぐには言いにくいw。★楽天検索 ヴェンタ レアル★楽天扱い約7件 1058円~1382円 平均1250円前後同価格で、産地によってはフランスやイタリアの代用を任せられそうな汎用性は見えた。全体的には良くも悪くも普通。値段なり(約1000円)の赤ワイン。分かってて飲むなら何でもないが、何かしら期待するとダメw。
2018/07/30
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スペイン DOラ・マンチャ セニョリオ・デ・グァディアネハ・グラン・レセルヴァ(レセルバ)・カベルネソーヴィニヨン1995 Senorio de Guadianeja Gran Reserva CabernetSauvignon ヴィニコーラ・デ・カスティーリャ(カスティージャ) Vinicola de Castilla カベルネソーヴィニヨン100% ステンレスタンク熟成10年とアメリカンオーク樽熟成5年、瓶詰め後瓶熟成4年 アルコール分13% 輸入:ドウシシャ株式会社 購入価格:2030円(2678円の値下げ特価品)色はやや明るい紫。香りはアンズ、カカオ、鉛筆、ブラックベリー、杉の葉?炭?味は薄い苦味と薄い渋味。余韻に苦味と薄く酸味を伴う薄い甘味。ん~、・・・1996年ボトルより美味いかもw。1年違いで大(中?)違い。なんか苦味の出方が綺麗。突出は無く、渋味と上手く絡んでコーヒーっぽいニュアンスも出す。香りも、無駄にカベルネを強調した感じも無く、ベリー香がきちんと生き残ってる。樽の苦味感が機能してる、ってこういう事だよな。ほんの僅か(?)な果実味の生き残りを、苦味の適度な厚みで底上げし、全体は穏やかな味で収めている。熟成と言うよりかは、つくり手の思惑と狙いが葡萄の質と造り方に綺麗にハマった雰囲気。味の熟成感とかは有りそうで無いが、それはそれで万人向けの流れを向いてるだけで悪くはない。香りは大分 大人しい。香りの複雑さという点では、1996年の方が上だったかも。だが、あちらは香りが味にほとんど寄与してなかったし、味も大したものではなかった。今回の1995年の方が、全体の出力は少々頼りないがバランスが良く、各要素の連携が機能しており、飲んでて素直に美味いと思える。前回の1996年ボトルは >「スペインのグラン・レセルヴァ」「1996年ヴィンテージ」「カベルネソーヴィニヨン」 >この3要素がほぼ特徴の全て。味云々については結構普通。と書いたが、今回の1995年ボトルは「スペインのグラン・レセルヴァ」「1995年ヴィンテージ」の要素が強く、カベルネ感は薄い。だが、それで何も不満は無く、味に関してはこちらも普通だが、かなり良い意味での普通感。ガブ飲みは可能だが、じっくり飲んでみようという気にさせる美味さと綺麗さが有る。お手軽熟成赤ワインとしては、1996よりも1995が確実に上。葡萄の出来が違ったのか!?ヴィンテージチャートとか見るとスペインは1996年より1995年の方が葡萄の出来が良かったみたいで、その少しの差がこの違いを生んだんだろうか!?料理はサラダや生魚でもなければ、割と何でもイケると思う。野菜だろうが魚介だろうが、熱してチーズを被せたピザとかが一番無難かな。肉類なら大体OK。渋味が穏やかなのでアブラはあまり要らない。どちらかと言えば牛肉より豚肉のソテーが向いてる感じ。肉の旨味に合わせてワインの苦味と協調。そこに甘辛いソースが絡めば、ワインに頼り無い甘味や酸味が補填され、ワインの美味さが増すと思う。約2000円で値段相応。「グラン・レセルヴァ格のスペインワイン」としては1580円位。2018年現在、「1995年ヴィンテージ」という点に意味が有る人にはおよそ2000円で妥当。元の2678円はほぼリリース直後の記念品としての価格込み。飲み物としては約1000円高いw。★楽天検索 セニョリオ グァディアネハ カベルネ★楽天扱い約4件 1166円~2678円 平均2000円前後現在、楽天では1995年ボトルはECHIGOYAで2138円で在庫有り。今回の1995年ボトルなら、1996年のよりも人に薦める気になれる。とはいえ2000円以上出すなら、「1995年」という点に意味や理由が無い人には特に薦めはしない。
2018/07/28
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スペイン DOラ・マンチャ セニョリオ・デ・グァディアネハ・グラン・レセルヴァ(レセルバ)・カベルネソーヴィニヨン1996 Senorio de Guadianeja Gran Reserva Tempranillo ヴィニコーラ・デ・カスティーリャ(カスティージャ) Vinicola de Castilla カベルネソーヴィニヨン100% ステンレスタンク熟成10年とアメリカンオーク樽熟成5年、瓶詰め後瓶熟成4年 アルコール分13% 輸入:ドウシシャ株式会社 購入価格:2030円(2678円の値下げ特価品)色はやや濃い赤紫。香りは杉の皮、ブラックベリー、鉄、湿った土、火薬、プルーン、炭?紅茶の出涸らし?味は苦味を伴う渋味と薄い酸味。余韻に苦味と苦味を伴う薄い酸味。・・・何か普通。香りはそれなりに熟成感を感じなくもないが、味は渋味と苦味に酸が絡むだけ。苦味の出方はよくある樽感を強めに効かせたスペイン。渋味は割としっかり残っており、10年弱程度の経年は感じるが、20年以上という感じはしない。そこを果実の酸と樽の苦味がやや複雑な印象を演出し、飲み応えを主張。苦味が走り過ぎな気もするが、樽の苦味を利かせてこそスペイン赤だろうし、ここは好みの問題か!?カベルネソーヴィニヨンと言われれば、杉や土の香りの出方は確かにカベルネ。品種の特徴はともかく、味自体はよくある(?)スペイン赤の範疇。味の熟成感は極めて限定的。飲んでて、あまり面白くはない。1996年ヴィンテージという点の有難みはほぼ無い。ワイン(葡萄)の質は標準的な出来で、それが樽の感覚に喰われ過ぎた、みたいな。じっくり飲む、飲みたくなる程の味ではないね。年代ほどの熟成感は乏しいし、品種の特徴はそれなりに有ったけど、味は良くて1000円台前半の格。渋味が突出という事はないけど、苦味の感覚は万人向けではないし、ガブ飲み出来る程の気軽さも無い。一応100分以上の時間経過でも変化は軽微。安定感は有った。(室温26℃、湿度58%)料理はとりあえず肉。ハンバーグ、焼肉等が無難。生ハムやチーズ類(なるべくハード系)もまずまず。ワインの渋味と苦味に対応出来ればそれで充分。肉の旨味とアブラの甘味が有ればOK。値段以下。先日のテンプラニーリョ1998と違って、2000円相応という感じはしない。10年熟成程度の精々1380円位のよくあるグラン・レセルヴァと大きな差は無い様な・・・。実力的には1000円強程度で、それが上手い事20年を超えて保管された事で別の付加価値が付いたワイン。ほぼ同価格なら、テンプラニーリョの方が美味さはもう少し上だった。スペインの土地でカベルネって、あんまり向かないのか!?熟成感が上手く機能してない(?)。この半端なりの熟成感がワインの美味さとして活かされてない。★楽天検索 セニョリオ グァディアネハ カベルネ★楽天扱い約4件 1166円~2678円 平均2000円前後1100円台なら何も文句無し。2000円超えは意味と理由が必要。出して1480円まで。「スペインのグラン・レセルヴァ」「1996年ヴィンテージ」「カベルネソーヴィニヨン」この3要素がほぼ特徴の全て。味云々については結構普通。そこそこ(あくまで "そこそこ")熟成したスペインのカベルネワインが飲みたい人にはまあまあオススメ。ではそれ以外の人は?というと、「1996年ヴィンテージ」という点に目的が無いのなら特にオススメでもない。
2018/07/24
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抜栓途中でコルクが折れる(ちぎれる?)。多分コルクの下部がボトルに張り付いてたんだろう。 スペイン DOラ・マンチャ セニョリオ・デ・グァディアネハ・グラン・レセルヴァ(レセルバ)・テンプラニーリョ1998 Senorio de Guadianeja Gran Reserva Tempranillo ヴィニコーラ・デ・カスティーリャ(カスティージャ) Vinicola de Castilla テンプラニーリョ100% ステンレスタンク熟成10年とアメリカンオーク樽熟成5年、瓶詰め後瓶熟成4年 アルコール分13.5%、 輸入:ドウシシャ株式会社 購入価格:2030円(2678円の値下げ特価品)色は小豆色がかった赤紫。香りはアンズ、ブラックベリー、革、ビスケット、プルーン、バルサミコ酢?鉛筆?味は苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い酸味。まあまあ悪くない。経年で渋味はほぼ抜け、苦味混じりの穏やかな酸が支配的。香りも果実的な香りを軸にやや香ばしい雰囲気の物が混じる、程々に熟成感有るもの。非常にこなれた感じで、およそ経年相応の落ち着き具合。香り出力と味の深みの頼り無さは気になる点も有るが、ここはおよそ値段なりの域であろう。酸の出方と香ばしい香りから、半端に熟成したキアンティ・クラシコみたいな印象も受ける。これはこれで、ゆっくりじっくり飲めるタイプのワインになってる。多分このワイン、ここから良くも悪くもならない様な気がする。もっと早い段階で今のこの状態になってて、そのまま20年目に突入しつつある、って感じ。タンク熟成10年も要らないし(ほぼ5年で十分)、瓶熟4年も要らんでしょ。ワイン本体の実力とは別のところに手間と金がかかってる?みたいな、謎のw腑に落ちなさ。10年~15年熟成の段階で、もうこうなってたはず。(その段階では約1280円~1580円クラス)ラベルに20TH ANNIVERSARY EDITIONと有るので、所謂単発の企画ものなんだろうw。初めからこういうワインを狙ってつくったのではなく、瓶詰めされる前の貯蔵ワイン在庫の有効利用の様な感覚。初めから20年の熟成に耐え得るワインでつくられた高級品とは思えない。まぁスペインのグラン・レセルヴァ格のワインは、「なるべく安価に長熟ワインの雰囲気を楽しめる様につくってる」みたいなのも有るので、そう考えれば自身の本分に十二分に則った手堅い味わいとも言える。こういうもの、と少しでも分かってれば特段悪い気も起きない。渋味が無いので、アブラはほぼ要らない。裏ラベルにローストビーフやスモークチーズがオススメと記載されてたが、まさにローストビーフ向け。こなれた熟成ワインに変に味わい深い料理はあまり必要無い。肉の旨味と塩の感覚が有れば何とでもなる。イタリアっぽい雰囲気も有ったので、いっそピザやただ塩胡椒で焼いただけの豚肉や鶏肉でシンプルにいってもOK。2030円で値段相応。約20年経過の赤ワインが約2000円、質や状態も悪くないし、まずまず納得の範囲内。ただ、「1998年ヴィンテージの赤ワイン」という点に興味が無い人にとっては、2000円は割高に感じるかも。通常(約5年)よりも長い期間の熟成を経た赤ワインが飲みたい、と思っただけの人には1580円クラスの出来。味と香りの伸びや深みは、決して価格なりの高質のものではない。「約20年熟成のワイン」という点を特に重視するだけなら、これは割と上出来。ワインに不慣れな人がどこまで美味いと思うかは分からないが、赤ワインの渋味が苦手な人にはそれなりに向いてる味かもしれない。★楽天検索 セニョリオ グァディアネハ テンプラ★楽天扱い2件 うきうきワインで1274円 ECHIGOYAで1944円 現在売り切れほう、1274円ならかなりGood!。複数本買いたくなる。1944円でもまぁOK。(7月21日現在)どっちも品切れで再入荷も無さそうだけど。もし2480円以上になるなら、かなり特別な理由が必要だと思う。「熟成スペイン」は置いとくとしても、「1998年ヴィンテージ」という点には強い理由が要る。20歳の誕生日のお祝い用以外で、どんな使い道が有るかは分からない。
2018/07/21
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スペイン DOカヴァ ブルー・ブルー・フィズ・カヴァ・ブリュット・ブランコNV Blue Blue Fizz Cava Brut Blanco フィズ・フィズ・フィズ Fizz Fizz Fizz マカベオ35% パレリャーダ35% チャレロ30% 瓶内二次発酵 瓶熟成12ヶ月以上 アルコール分11.5% 輸入:株式会社ワインプレスインターナショナル 購入価格:799円 色は薄い黄色。香りはグレープフルーツ、レモン、小麦粉、ラムネ?粉砂糖?味は苦味と酸味を伴う薄い甘味。余韻に苦味と甘味。何か、ラムネっぽい。いや、甘味の有るハイボール?柑橘に、やや粉っぽい甘味の印象の香り。苦味が前面に来るが、そこがメインではなく後に続く果実味が主。なかなか飲み易い。炭酸の勢いは思ったより控えめで、フルーティーな味わいが伸び、ジュースっぽい雰囲気も見える。味がラムネで、余韻がハイボールみたい。なにぶん感覚的な事だが、ちょっとワインらしさが弱い。甘味の出方が水飴や薄めた蜂蜜の様な感じで、カヴァらしい爽やかさが有りそうで無い。甘味が薄いはずなのに、妙に甘く感じる。苦味が想定以上に強調してるのかな? 抜栓1時間弱で、甘味の感覚が後退。香りのラムネ感も落ちてきた。 泡の勢いも既に落ちてるが、元の飲み易さを思えば大した減点でもない。 この位の方が順当な安スパークリング(微炭酸白ワイン?)感が有って悪い気しない。 スペイン・カヴァ感はどうか知らんが。 こうなったらコップに氷入れてガブ飲みするのもアリ。 総合的には、そこそこ飲み易いスパークリングワイン(カヴァ)。甘酸っぱい味わいを出来る範囲で伸ばし、ジュースっぽい飲み易さをアピール。この価格のスパークリングワインに求められる役割は果たしてる。炭酸の爽やかさや酸の勢い、香りの幅を楽しみたい人にはまず向かない。適当に気軽に飲む、ガブ飲み向け。これは塩の味が重要。時に変に伸びる甘酸っぱさを牽制するために、塩と油は必要。生ハムのオイルがけ、アヒージョ等が手堅い。多少の辛さは許容範囲内。タレ焼き鶏に黒胡椒と粉チーズ振るとかでもアリ。値段相応。800円弱だし、ウィスキーハイボールや酎ハイの感覚は飲み易さアピールの一環として分からんではない。スパークリングワインにカクテルやジュースっぽさを求める人にはそこそこ好評価になるかも。980円までなら、個性派の一種として立ち位置を理解。1000円を超えたら急速に埋もれる。今にして思うと、ヴィニャ・サン・ホセってホントに出来の良いカヴァだったんだな、ってよく分かる。現在は1000円台まで値上がりしてるみたいで、残念だが当然・・・か。スパークリングワイン 【よりどり6本で送料無料】ブルー ブルー フィズ カヴァ ブリュット ブランコ 750ml 白泡 スパークリング コク辛口 ワイン ^VEVU52Z0^価格:999円(税込、送料別) (2018/7/20時点)楽天ではヴェリタスのみむぅ・・ギリッギリ。一回飲んだら、また飲もうという気にはなりにくいな。ハイボール感を楽しめるカヴァの一種。
2018/07/19
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最近、妙に体が疲れ易い。季節の変わり目特有のアレか!?でも秋と違って胃腸の調子がどうという事も無い。だがこれが初めてでもないし、毎回自然に治ってるから、そういうものなんだろう(思考停止)。 スペイン メスタ・ヴェルデホ(ベルデホ)・オーガニック2017 Mesta Verdejo Organic ボデガス・フォンタナ Bodegas y Vinedos Fontana S.L.(ブランドサイト) ヴェルデホ100%(オーガニック栽培) ステンレスヴァット発酵 瓶詰め前にシュール・リー熟成2ヶ月以上 アルコール分12% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:732円色は薄い黄色。香りはレモン、アンズ、ラムネ、沈丁花、メロン、熟したキウイ?味は苦味と酸味。余韻に苦味と甘味を伴う酸味。爽やかな香り。甘酸っぱい雰囲気のものを全面に出し、味の構成に上手く絡める。最初は苦味が軸になるが、後から果実感が丁寧に送り出される。香りと味のイメージは一致してて、バランスも良い。香りとのコンビによる酸味と甘味がフルーティーな印象を強く出す。甘味控えめのラムネ飲料っぽい。 20分程の時間経過(温度上昇)で、味のスッキリ感が損なわれ気味。 苦味と酸味に張りが失われ、口内にヌベっと安っぽい拡がり方をする。 冷温キープ推奨。(室温23℃、湿度51%)綺麗な白ワイン。スッキリ、フルーティーで万人向け。食中のグラスワインとしてはなかなか。温度が上がる前に飲み切るのが無難。温度が上がった場合、コップに氷入れて飲んでも結構イケる。香りの変化が少ないから、氷入っても味への影響は意外と軽微で、飲み易さ維持される。もしかしたら、スプリッツァーのベースにしても悪くないのかもしれない。甘酸っぱい味付けの料理と相性良し。今回アジの南蛮漬けをツマミにしたが、寿司酢の甘酸っぱさとワインの味がしっかり合致。あまり凝った事をしないのであれば、シンプルに塩の味だけでも十分と言えば十分。塩焼き鶏とか生ハムオイル掛け、もっとジャンクにポテトチップスうす塩とかでもOK。でもチーズには合わないな。粘り気が口内に残ってワインのフルーティーさを削る。値段相応。700円台相応だが、980円は狙える実力は持ってる。イメージ的にはソーヴィニヨンブランに近いんだけど、ソーブラよりも青臭さと酸味が控えめで飲み易い。最近ソーヴィニヨンブランよりもヴェルデホ種のワインが好き。★楽天検索 メスタ★楽天扱い約4件 770円~846円 平均800円前後まあまあ上出来。880円までなら、それなりにお買い得。およそ同価格の凡百なソーヴィニョンブランよりもオススメ。
2018/06/04
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スペイン ヴィノ・デ・メサ(?) メスタ・テンプラニーリョ・オーガニック2016 Mesta Tempranillo Organic ボデガス・イ・ヴィニャドス・フォンタナ Bodegas y Vinedos Fontana S.L.(ブランドサイト) (カスティーリャ産?)テンプラニーリョ100%(オーガニック栽培) ステンレスタンク熟成 アルコール分13.5% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:732円色はやや澄んだ紫。香りはカシス、ブラックベリー、粗製糖、インク、フェンネル?コンビーフ? 開栓30分でカシス、バニラ、ミルクチョコレート、インク、グレープフルーツの革?味は薄い渋味と薄く苦味を伴う甘味。余韻に薄い甘味と薄い苦味。結構軽いな。ベリーに、苦味混じりの甘いニュアンスの香り。渋味は思ったよりも控えめで、甘味の感覚が目立ち気味。1000円ボルドーに近い動きと流れだが、ボルドーよりも渋味と苦味が控えめ。反対に香りと合わせた甘味が強い印象が有り、飲み易い雰囲気。13.5%のアルコール感の厚みはそんなに感じない。良くも悪くもガブ飲みワインの範疇。まぁ1000円どころか700円台の安さだし、それで言う程悪くもないけれど、華は有りそうで無い。渋味控えめで甘味分かり易いのは良いけれど、酸は希薄で全体の厚みは乏しい。 30分程の時間経過で、甘い香りが強まってくる。(室温23℃、湿度55%) インク香が残ってる限り、当初のワインらしさは残るが、軽さはそのまま。 これはこれで、ガブ飲みワインとしては間違ってない。飲み易さ全振り。万人向けだが、飲んでて飲み応えに物足りなさも感じる。苦味の絡み方はスペインらしく、渋味は有るけど軽い部類。甘味と苦味の組み合わさった飲み易さはなかなかだが、特長はそこだけかな。肉でもチーズでもどっちも合うが、引き立てるって働きはあまりしない。味付けは出来るだけシンプルでいい。ただ焼いただけの小間切れ肉に塩胡椒振っただけ、とか凝ってないものに程よく合う。ワインの甘味に合わせようとすると、失敗するw。(ローストビーフソースだと合わない)これはこれで、一応値段以上。相応でも良いんだが、上手くいけば(飲み手の好みや目的が噛み合えば)980円は狙えるモノを持ってる。1000円ボルドーならぬ1000円スペインのイメージの範囲内。オーガニック栽培という点の良さはよく分からない。★楽天検索 メスタ テンプラ★楽天扱い約4件 770円~846円 平均800円前後「香りにこだわりは無いが、赤ワインらしさはそれなりに出しておいて欲しい」「渋味が有無は気にしないが、甘味が有るに越したことはない」「酸味は無くても良いけど、もし出たとして、元の苦味や甘味で制御可能な範囲で」こういう条件を全て満たす赤(スペイン)ワインが飲みたい人には、それなりにオススメ。それで900円未満ならかなり上出来だと思う。
2018/06/01
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スペイン パソス・デ・オロ・カヴァ・ブリュット・ナチュレNV Pasos de Oro Cava Brut Nature ボデガス・ロペス・モレナス Bodegas Lopez Morenas マカベオ90% チャレロ10% 瓶内二次発酵 アルコール分11.5% 輸入:株式会社ビッグベルトレーディング 購入価格:698円色は薄い黄色。香りはレモンの皮、インク、ラムネ、シンナー、青リンゴ?アーモンドオイル?味は苦味と薄い酸味。余韻に苦味。なかなか飲み易い。ブリュット・ナチュレの名の通り、相当な辛口。香りからもインクやシンナーの様な香りが出てて、甘味を思わせるモノがほぼ無い。ドライでスッキリした味わい。酸味を感じるのは口内に入って数秒、で飲んで余韻まで届かずにすぐ消える。良い意味で、軽めの甲類焼酎ハイボールにレモン果汁を足した様な味わい。 抜栓40分以上の経過でも変化はほぼ無し。 泡持ちもグラス内、ボトル内共に良い。(室温20℃、湿度45%) ガブ飲み向けだが、時間かけて飲んでも特に悪い気はしない。強いて言えば、良くも悪くも酸の伸びが皆無なのが欠点といえば欠点。ただ、これはこのワインの特徴であって、そもそも欠点でも惜しいところでも何でもない。柑橘感が薄いから酸味のイメージも薄れてるもんで、その辺が薄さや安っぽさを拭えない部分か・・。総合的には、安いなりには 悪くない安カヴァ。以前飲んだハウメ・セラ・カヴァ・ブリュット・ナチュレにも通じる、「主張が有りそうで無く、でもその構成が逆に上手く機能して、悪い印象が出る前に消える」そんな潔い(?)つくり。そうなると、このリースリングみたいなシンナー的香りが個性と言っても良いだろう。(←この香りは味に影響が無い)甘味や酸味を補填出来る料理が適任だが、そこにこだわらなくても良さそうな気がする。とりあえずイタリアのカプレーゼとか、トマト系のブルスケッタとか、そういうの向け。スペインらしく生ハムのオイルがけ、アヒージョ、辛めのボイルチョリソー等もOK。香りは気にする必要無し。味も苦味基調だから、合わせる料理もそこそこ自由が利く。辛口(甘味が無いの)がウリだからね。値段以上。これは800円台を充分狙える。1000円は超えないまでも、880円位は十分イケるっしょ!?このカヴァの作り手とされてるボデガス・ロペス・モレナスなんだが、以前カヴァじゃないスパークリングを飲んだ事が有る。ラムネっぽい香りだったり、余韻のあっさり感だったり、似てる部分も多いw。そういう特徴なのね。★楽天検索 パソス オロ カヴァ★楽天扱い約5件 734円~1166円 平均1000円前後「カヴァ」の部分に付加価値を感じるなら、ギリギリで1000円はアリかもしれない。だが安っぽい味を活かす構成が得意となると、1000円を超えると逆に埋もれてくるな。「カヴァ」で800円なら強い存在感。ハウメ・セラのワンランク上。グラン・リヴェンサと同等かな!?ハイボール感は同じだが、香りと酸味の出方の違いで住み分け。
2018/05/13
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スペイン カタルーニャ州 ペネデス地方 セグラ・ヴューダス・ブルート(ブリュット)・ロサード(ロゼ)NV Segura Viudas Brut Rosado(Rose) ボデガ・セグラ・ヴューダス Bodega Segura Viudas トレパト(トレパット)90% ガルナッチャ10%(PDF) 澱上で熟成12ヶ月 瓶内二次発酵 アルコール分12% 輸入:三菱食品株式会社 購入価格:1169円色は赤みがかった薄めのオレンジ。香りはチェリー、オレンジの皮、レタス、ニンジン?味は苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味。やや強めの勢いの炭酸。香りはシンプルに、チェリーの様なベリー香を出したら後は少し青臭い感じの物で留める。苦味基調でスッキリ系の味わい。炭酸の勢いが爽やかさを出し、多少の味の粗は勢いで押し流してる。で、それが決して強くはない味の流れに上手くアクセントを付け、上手い事構成をまとめてる。ガブ飲み系のスパークリングとして、非常に完成度が高い。炭酸の勢いで味構成を通すつくりなので、泡の落ち目がワインの味の落ち目。炭酸が弱ってくると、苦味が口内をただ通り抜けるだけのつまらないワインになりそう。 抜栓15分弱経過で炭酸がやや弱体化。(室温22℃、湿度44%) 香り変化は軽微。味は思ったより落ちてない。 ロゼだから、もう少し酸味と苦味の絡み方が綺麗だからかな・・!? 通常のセグラ・ヴューダス白よりも泡持ちは良い感じ。 ボトル内では35分以上経っても炭酸の勢いは衰えず。 元の酸味もやや大人しい気がするので、意外と悪い変化にもならない?総合的には上出来のロゼ・カヴァ。基本はガブ飲み向けの出来だが、そこそこ(1時間位?)時間をかけて飲んでも割とイケる。最初の乾杯用には申し分無し。そこからさらに野菜系の前菜になら十二分に働きを期待出来る。料理は苦味の有るものと相性が良いかも。野菜を使った物(苦味や旨味を持て余しそうな食材の料理)か、アーティチョークやアンチョビーを使った、塩味と苦味&油の甘味の組み合わせにはかなり上手くハマると思う。春(春先が旬の食材)向けのワイン。値段相応。相応だが、時間経過(泡持ち)の耐久力を考慮すると、1380円位までは許容範囲と思える。泡の勢いと酸のノリを楽しむならこれで充分。先日のコドーニュ・クラシコ・ロサードと比べて、特徴を上手く集中して出せてるので、飲み手の好みによってはこちらのセグラ・ヴューダスの方が高コスパでオススメ。★楽天検索 セグラ ヴューダス ロゼ★楽天扱い約5件 1274円~1522円 平均1450円前後1300円台までなら十分アリ。でも1500円を超えたらナシ。「泡の勢い」と「酸のノリ」の二つを特に楽しめる、というのがポイントなので、これら2つの内どちらか一つにしか用が無い という事なら1000円以下が適正に。例えば、泡の勢いさえ有れば良いと言うなら、ハウメ・セラやグラン・リヴェンサ。酸味やら、味を楽しむならピュピトレやラ・ロスカとか色々有る。この辺は安カヴァがひしめいてる、層の厚い価格帯。何を求めるか、でコスパコントロールが可能。
2018/03/28
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スペイン DOカヴァ コドーニュ・クラシコ・カヴァ・ロゼ(ロサード)NV Codorniu Clasico Cava Rose(Rosado) コドーニュ(コドニュー)社 Codorniu モナストレル、ガルナッチャ、トレパト(トレパッド) 割合不明 瓶内二次発酵 アルコール分12% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:1294円色はやや濃い朱色。香りはチェリー、トマト、塩レモン、カラメル?乾いた土?味は酸味と苦味。余韻に薄い酸味と苦味。細やかな泡に適度な勢いの酸味。色々と整ってる。ベリー香(?)を軸にした爽やかな香り。余韻の苦味も程々の伸びでキレも良い。ベリーと言うか、野菜っぽい香り。(トマトが野菜か果物かは置いておくw)だが苦味との絡みなのか、味のイメージとは噛み合ってて、悪い気はしない。飲んでて無駄な要素が無い。 30分以上の時間経過でも変化は軽微。 流石に炭酸の出力は相応に弱るが、味の流れを乱す程の弱り方ではない。 グラスワインとしてはなかなか安定してる。 ボトル内なら炭酸も60分以上生き残る。まぁ、良くも悪くも普通・・・か。物足りなさは有るが、欠点とも言い切れない、具体的に何が足りないかと説明出来ない。(甘味?)味も香りも悪くないし、むしろ比較的綺麗な方。味の決め手に欠ける、飽き易い感じの味わいではある。とりあえず最初の乾杯~前菜にかけて通すには充分。バランスは良い。ロゼカヴァとしては良い意味で大人しい感じ。普通とは思ったが端整な味で、香りには個性が有ったと言える(?)。どこか半端なものを感じなくもないが、1200円前後のカヴァよりは上、1700円前後のカヴァ(スパークリング)よりも下。価格の壁にはおよそ忠実で、飲んでて無理を感じないのは好感触。料理はワインの酸味に対応出来るか、甘味を補填出来るものが適任。サラダ類や魚介マリネ、生ハムとハーブのオイル掛け等、ピクルスもアリ。意外と(?)塩味が強過ぎるとワインと噛み合わないかもしれない。アンチョビーやチーズとはいかがなものか・・。(塩味がワインのバランスを崩すかも)値段相応。約1300円、まぁまぁ こんなもんか、と納得。一応1000円の壁は明確に超えてる。1500円の壁を超えたかどうかの判断は「ロゼのカヴァ」「時間経過のある程度の耐久力」「大手ならでは価格(コスパ)と入手の安定感」といった点を求めるかどうかに左右される。★楽天検索 コド クラシ ロゼ★楽天扱い約7件 1419円~1776円 平均1580円前後なんだかんだ言って、バランス良く手堅い出来。その手堅さ・間違いの無さを求めるのなら、1500円は決して高価くはない。炭酸の爽やかさ、酸のノリといったものを重視するのなら、ちょっと割高に感じるかもね。
2018/03/26
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ここのワインは「インテンシティ(凝縮感)」という言葉で1から10までの数字で濃さや重さを明示している(数字が大きくなるほど重い味わいになる)が、このワインは「4」。 スペイン DOコステルス・デル・セグレ DO Costers del Segre クラモール・ティント2015 Clamor Tinto ライマット・ファミリー・ヴィンヤーズ Raimat Family Vineyards カベルネソーヴィニヨン、テンプラニーリョ、メルロー、シラー (割合不明) アルコール分13.5% 輸入:国分グループ株式会社 購入価格:944円色は澄んだ紫。香りはカシス、ブラックベリー、黒糖、革、フルーツトマト、カカオ?カラメル?味は薄い甘味と薄い渋味。余韻に苦味と甘味を伴う薄い渋味。やや軽めの味わい。ほぼインテンシティの数字通り。香りはおよそ標準的な1000円の赤。香りに引っ張られるのか、甘味が見え易い。飲み易さは上々。渋味は有るが、出力が余韻まで一定で、香りと合わせての甘味で起伏を作ってる感じ。余韻の伸びも軽く、あっさり傾向。ガブ飲みワインの部類。この味わいだと、むしろ渋味や苦味が余計な気もする。まぁそこは甘味の流れで受け切る部分だが、ちょっとした変化で味構成に揺らぎが出る。安ワイン慣れしてる人ならこの程度は個性の内かな!?総合的には、まあまあ良い出来のガブ飲み系スペイン赤。渋味の勢いだけに注力した様な同価格帯のアメリカや南フランスの赤よりも、軽さを活かした流れが見える分、取っつき易い。イタリア(北部~中部)ワインから酸味を引いて、渋味もチョット引いて、甘味をちょっと足したもの と思えば丁度良いかも。ワインが軽めなので、料理はシンプルなものが望ましい。トマト系は問題無く、ちょっと辛い料理でも問題無い。トマトソースのピザ全般、鶏や豚のソテーに塩振って胡椒たっぷり、とかに向いてる。牛肉を使った煮込み料理に対応出来る程の厚みは無い。値段相応。約1000円。正直な出来。(ついでにインテンシティなる数字もそれなりに信用出来るものだった)渋味は有るけどちょっと軽い、余韻も程々大人しい、価格も控えめ選び易い、赤ワイン初心者向けから半歩前へ(!?)。【よりどり6本で送料無料】ライマット クラモール ティント 赤 750ml価格:1512円(税込、送料別) (2018/3/2時点)楽天では酒の倉之助のみ1500円超か・・。軽い飲み口といい、先日のクネ・リオハ・クリアンサと似た感じの印象は有ったが、楽天での売値もほぼ一緒か。この価格だと特に魅かれない。オススメしない。約1000円ならもっと前向きに推せるんだが。
2018/03/01
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ラベルに「CVNE」という会社名を印刷したら、印刷ミスで「CUNE(クネ)」と印刷してしまった!その結果、そのミスした名前で呼ばれ続け「せっかくだから、そのままブランド名に」というオチ。せっかくだから、俺はこの赤のワインを選ぶぜ! スペイン DOリオハ クネ・リオハ・クリアンサ2014 Cune Rioja Crianza クネ社 C.V.N.E.(Compania Vinicola del Norte de Espana) テンプラニーリョ85% ガルナッチャマスエロ15%(PDF) ステンレスタンク発酵 アメリカンオークのバリック樽で熟成12ヶ月 アルコール分13.5% 輸入:三国ワイン株式会社 購入価格:998円色はやや濃い赤紫。香りは革、ブラックベリー、カシス、ビスケット、カカオ?インク?味は薄い渋味と苦味を伴う薄い甘味。余韻に苦味と甘味。やや軽めの味。クリアンサ格だし、樽感と果実が上手く噛み合いつつ、焼いた粉の様な香ばしい香りが流れる。渋味は前面に出るものの、苦味の絡む甘味が素直に通る。スペインらしい、樽感を利かせた1000円ボルドーって感じ。(いかにもなリオハスタイル)ガブ飲み向けワインにも通じる軽快な味わい。常に苦味が絡む味構成に、苦手なモノを感じる人はいそう。それがスペイン赤だと言えばそうなんだけど、この辺は慣れと経験に左右される話。これがボルドーならもう少し渋味の厚みや勢いで押し切るところだが、このワインの場合は甘味の流れも有るし、これはこれでバランスは取れているんだろう。まぁほぼ好みの問題だな。ワインにもっとしっかりした果実味を求める人には、ちょっと物足りないかも。総合的には割とよくある1000円スペイン。(1000円ボルドーのスペイン版)シンプルながらも綺麗な飲み口で、渋味は控えめ、万人向けの飲み易さ。欲を言えば、もっと酸味の感覚が有れば複雑さと高級感も見えたと思うが、流石に価格の壁かw。この飲み易さを考えると、酸味の出方によっては余計な要素になったかもしれないし、あえて出さないという判断も理解出来る。料理は肉が無難だが、ワインが軽いので肉入り野菜炒め位のものが適任。豚玉お好み焼きなんか、良いかも。先日のお好み焼きワインよりもお好み焼きに向いてるかもね。食中酒と言わず、クラッカーにクリームチーズ&粗挽き胡椒、ナッツ類、生ハムオリーブオイルがけ、適当なおつまみにもOK。(むしろそっちに合わせる方がガブ飲みワインとしての本領!?)値段相応。約1000円・・・・良くも悪くも、可も無く不可も無く。「赤ワインの渋味が少し苦手だが全く無いのも物足りない、で甘味は特に求めてないが有るとうれしい」こういう人には良い意味で、可も無く不可も無く。それなりに美味しく飲める。安ワイン慣れしてる人程、逆に好意的に受け取れると思う。凡百の1000円ボルドーよりも、もう少し取っ付き易い味わい。「渋味を軸に甘味を絡める、そこを樽感の苦味で補強し、香りで底上げ、そんなスペインワインが好き」こういう人には悪い意味で可も無く不可も無く。そんなしっかりした味構成じゃないからw。条件だけは満たしてると思うけど、明らかにコレジャナイ感を受ける。こういう紹介を受けて飲んだとしたら、例え1000円と分かってたとしても、騙されたと感じると思うw。ディエゴ・デ・アルマグロ・クリアンサの方が確実に高コスパだろう。★楽天検索 クネ リオハ クリアンサ★楽天扱い約20件 1117円~2667円 平均1350円前後ま、出しても1280円までだな。1500円以上は設定がよく分からん。1000円以下ならそれなりに高評価、1300円で大分ギリギリ。1500円以上は過大評価に過ぎる。
2018/02/28
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お店の最後の一本が値下げされてたのと、ラベルの一発ギャグ感wにも魅かれて衝動買い。 スペイン ヴィノ・デ・メサ お好み焼きワインNV Okonomiyaki Wine (Oko-Wine) ウニオ・セラーズ・デラ・ノーヤ(ノヤ)社 Unio Cellers Del Noya S.A. テンプラニーリョ60% メルロー30% カベルネソーヴィニヨン10% アルコール分12% 輸入:国分株式会社 購入価格:645円(969円の処分特価)色はややくすんだ赤紫。香りは鉛筆、ブラックベリー、昆布、インク、プラム、炭、セロリ?ケール?味は渋味と薄く甘味を伴う苦味。余韻に苦味を伴う薄い酸味と苦味を伴う渋味。・・何か、香りが汚い気がする。値段と格を考えれば香り云々は目を瞑るとして、では味は?というと、これもパッとしないな。渋味は有るし、スペインらしい苦味の絡む流れも見えるが、薄い、浅い。軽いワインを強引に重くさせたみたいな無理矢理感・・。苦味がしつこく、香りの炭や青葉系の要素がエグい印象を出す。スクリューキャップだし、熱劣化と言う感じでもないが、それに近い雰囲気。NV品の半処分ボトルだし、特に期待はしてなかったけど、ダメな安赤の見本みたいな感じ。苦味が渋味の流れを乱し、香りが乱れた味が整うのを邪魔する、みたいな。これならほぼ同価格のカーサ・モレナの方が絶対に美味いし、お好み焼きにも合うwと思う。ダメなりに見所の有る安ワインは、味がダメでも香りがカバーしたり、味は最低限の要素は持っててガブ飲みする分には何となくイケるものだが、このワインは香りの苦さが味の苦味を無意味に強くし、味のエグさが香りの青臭さを強調させる悪循環。少なくともコレ、ワイン単体では話にならない。何か味の強い料理と一緒じゃないと全然長所が見えない。お好み焼きに合う、と言うよりお好み焼きみたいな、良い意味でしつこい味の口直しが無いとワインの味に振り回されると思う。ソースやマヨネーズの塩気と甘味が有って、ようやくワインの苦味に対抗出来る。お好み焼き以外でこのワインを相手に出来るのは香酢を用いた中華料理だな。値段以下。ワンコインの格にも及んでない、498円以下。下手すりゃ王様の涙とかにも遅れをとるんじゃなかろうか・・・。500ml程残しで次の日。(開栓20時間程経過)香りは内容的には大差無いが、青臭い要素は落ち着いた感じ。味は青臭さが落ち着いたことで、苦味も落ち着き、初日よりもバランス感が見える。ちょっとだけ美味くなったなw。香りがいくらか整った事で味も飲み易い流れが出てきた。味だけなら880円位のボルドーに似てる。余韻の苦味がまだ少しうるさいが、それでも初日のエグさに比べればカワイイもの。軽いなりの味に渋味と酸味が順序良く重なり、良い意味で安ボルドーや安スペインの味わいを楽しめる。初日は香りがダメだったのかな!?鉛筆やインクの香りはちょっと位強くても平気だが、野菜や土の香りはやっぱり苦手。何か泥臭いイメージが出て、苦味の質が変わってくる気がする。(この辺は好みの問題も)黒糖やバニラ、カラメルの様な甘い雰囲気の香りも混じるなら、多少は無視出来るんだが。2日目の味なら「お好み焼きに合う」という言葉の意味も、もっと素直に理解出来る。ソースやマヨネーズの甘味がワインの渋味や苦味と上手に噛み合う感じ。揚げ物はもちろん、簡単な肉料理とかにも問題無い。2日目は、645円ならギリギリ値段相応。ワンコインにも満たない、と評した初日からすれば、ワンコインレベルには向上。安ボルドーに近い味わいを思えば、スペイン600円台なら納得の範囲に入る。★楽天検索 お好み焼き ワイン★楽天扱い約8件 949円~1180円 平均1050円前後約1000円、・・・この価格では流石にいかがなものか・・・。「お好み焼きワイン」という日本語ラベルの面白さで+300円と考えるべき。役割で言えば、似た様なワインは(スペインとボルドーなら)ほぼ同価格で結構いっぱい有る。イタリアだと酸味が強く出そうで、アメリカだと甘味が強く出そう。かといってチリやオーストラリアだと味バランスや香りが粗くなりそうで、そう考えると、この価格のスペインワインで「お好み焼き向けの赤ワインです!」という触れ込みでプロデュースする事にはそれなりに意味が有ったのかもしれない。ただ、この味で1000円取るには(同じスペイン勢だけに絞ったとしても)もっと高コスパの競争相手が多過ぎたのが残念なところ。
2018/01/24
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コンビニのワゴンセール拾い品スペインワインだけどつくってるのはフランス人のはず スペイン レイナ・カルロータ・ヴェルデホNV Reina Carlota Verdejo ポール・サパン(?) Paul Sapin ヴェルデホ(ベルデホ)100% アルコール分11.5% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:368円(500ml)(735円の処分特価)色は綺麗な金色。香りはレモンの皮、金柑、シンナー、ミント、石灰、サラダ油?氷砂糖?味は苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と苦味を伴う薄い甘味。NVだからいつのワインか分からないが、ちょい熟成しはじめ?このシンナーっぽい香りがリースリングやミュラートゥルガウっぽい。今迄ヴェルデホはソーヴィニヨンブランに近い雰囲気と思ってたが、熟成するとリースリングやミュラートゥルガウに近い雰囲気を出す!?味も変に酸に走る事が無く、落ち着いた出力。酸味控えめ、苦味も控えめで、これはこれで飲み易さは上々。ややオイリーな印象が有るが、これはそのままワインの美味さに繋がってる。酸や苦味が変な方向に拡がらず、真っ直ぐ口内を通り抜けていく。味だけなら、起伏の無い、それでいて細くも伸びを持つ変な白ワインに感じるかも。でもこれは熟成に因る変化だと思う。多分リリース直後ならこうではなかったはず。ガブ飲み可能だが、じっくり飲むのを推奨。白ワインとしては酸や甘味に頼りない部分は有ると思う。だが、それだけなら出方や好みの問題と片付ける事は出来る。これはこれで万人向けの流れの内ではあるのだが、熟成でドイツっぽい雰囲気も見えつつ、基本はスペインの流れを踏襲してて、でもフランスの様な手堅い雰囲気も持ってて、おまけにスクリューキャップで保存性も高い。これはコンビニで買えるNV品にしては意外な程レベル高いな。野菜に塩とオイル(極端にシンプルなドレッシング)をかけたものが適任。料理側に酸味や甘味はあまり要らない。油の甘味や塩味なら有ってもいいが、食材に甘味や旨味が強いとワインが崩れるかも。野菜系は問題無いとして、魚介系の場合、ホタテやイカといった旨味の強いものは向かないと思う。赤身魚のカルパッチョにオリーブオイルと粉チーズと粗挽き塩胡椒がけ辺りがイイトコか。無難にトマトとチーズや生ハムにオイルやハーブの組み合わせが何だかんだ言って手堅い。500mlで368円なら値段以上。(通常735円として750ml換算で1065円)約1000円のスペイン白ワインとしては上出来。処分品だから仕入時期や保管環境は謎なので再現性は期待出来ないが、可能性を秘めた存在として、スペインのヴェルデホワインに要チェックの期待感。
2017/12/17
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スペイン ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ アルトザーノ・ヴェルデホ・ソーヴィニヨンブラン2016 Altozano Verdejo SauvignonBlanc フィンカ・コンスタンチア ゴンザレス・ビアス社 Finca Constancia Gonzalez Byass ヴェルデホ70% ソーヴィニヨンブラン30% アルコール分12.5% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:718円色はやや黄色がかった金色。香りはレモン、ライム、リンゴ、桃、メロン、沈丁花? 開栓15分程でライム、グレープフルーツの皮、シロップ、ハッカ油、新玉ねぎスライス?味は薄い苦味と薄く甘味を伴う酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。美味い。すごくスッキリしてる。苦味と酸味のバランス、余韻の伸びの程々感、じつに整った味わい。柑橘に甘い雰囲気の果実の香りがメイン。苦味を連想する様なハーブ香は有りそうで意外と無い。以前飲んだ2011年ヴィンテージと比べても大きな違いは無いな。香りの内容が少々絞られただけで、澄んだ味わいとバランス感は健在。とても良い意味で、シンプル。多分、ガッチリ冷やして飲まないと、このスッキリ感と味の締まりは出ないと思う。温度が上がると、水っぽい割には変に酸っぱ苦い、よくある安白で終わるかも。この雰囲気も2011年とほぼ同様。冷温キープを強く推奨。 ・・・?、開栓15分程で香り出力が減退。 今回温度は関係無いと思うが、相対的に柑橘香に偏り気味に。 何やら酸味と余韻の苦味にしつこさを感じる様になってきた。澄んだ味わいに果実の香りが光る、オマケに色合いも良い綺麗な白。最初の1杯はじっくり飲めたが、2杯目(15分)以降になるとガブ飲みワインの様相を呈してくる。要因は色々有れど、やっぱり時間経過には弱いみたいだ。複数人で開けて短時間に飲み切るのを推奨。思ったより合いそうな料理が浮かばないな。下手にマリネとかの料理で酸味や苦味が混じると、ワインの味が崩れそう。それでも時間経過後なら問題無いが、シンプルな味に合わせて、プレーンクラッカーとかバターピーナッツとか、軽く炙った薄切りバケットにオリーブオイルとか、そういうので。塩絡みの味と相性良いと思ったが、単純に塩気が有ればOKってのでもない。口内で塩味を感じる前に、何かワンクッションが欲しい。(パンでも野菜でも)値段以上。これで700円台前半は上出来。開栓直後なら1000円狙える勢い。時間経過や温度上昇で変化し易い点を差っ引いても、900円前後クラスの格は保ってる。★楽天検索 アルトザーノ★楽天扱い約6件 899円~1229円 平均950円前後まあまあ納得のお値段。1000円未満であればそれなりにOK。800円台であれば同価格のフランスと対等以上に闘える。
2017/11/29
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スペイン ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ カーサ・モレナ・ティント2015 Casa Morena Tinto フェリックス・ソリス社 Felix solis テンプラニーリョ75% カベルネソーヴィニヨン25% アメリカンオーク新樽で熟成2~4ヶ月 アルコール分13% 輸入:株式会社スマイル 購入価格:698円色はやや紫がかった赤紫。香りはブラックベリー、アンズ、カラメル、イチジク、檜、黒糖?イチゴジャム?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に苦味と薄い渋味。軽めの口当たり。軽いけど、香りと樽の雰囲気で、思ったよりも複雑さを感じさせる。渋味は程々で飲み易く、苦味も全体にうっすら絡むだけでアクセント要因の役割。渋味を軸に酸を出し、香りのコンビでボリュームを主張。樽の苦味感で起伏を補佐し、バランスを取りつつ余韻まで出力は維持。何か単純に、・・・よく出来てるw。10年近く前にも飲んでたけど、美味さは変わらず。ベリー香メインの中に有って、檜の様な木の香りがちょっと余計かな?渋味と苦味の出方次第では、生臭い(?)雰囲気になってフルーティーさが損なわれる感じ。まぁこれはほぼタイミングの問題で、言う程目立つものではない。そもそもスペインの赤で樽感に文句言うのも筋違いの話。 抜栓30分程で余韻に甘味が出てきた!? 当初のバランス感が変わってきたが、不味くはなっていない。 渋味の出力が落ちて、相対的に果実感が強まったのかな。例えば1000円ボルドーの、渋味より果実味を重視した味の赤ワイン。およそ万人向けで、ガブ飲みも可能な、良い意味で値段なりのスペイン赤。「渋味は有って良い」が、出来ればメインにはしたくない。なるべく「果実味がメイン」で。「香りはシンプル」に、フルーティーな雰囲気をアピール。「料理は火を使った肉を用意出来ればほぼ問題無し」。「価格は極力控えめ」で気軽に飲めて、それでも気に入らなければ「料理用にも使える」。そんなワインが欲しい人にはバッチリ合致。シンプルな肉料理が適任。アブラは有っていいが、ワイン側は渋味より果実感が強いから、渋味への対応は特に要らない。豚か鶏のローストかグリルにちょっと甘辛い味のソースが有ればOK。(実際には塩胡椒だけでよし)なんなら、シンプルなりに凝った料理でなくても、レトルトのミートボールに粗挽き黒胡椒振ったものでも十分。値段以上。やはり800円台は十分狙える勢い。これで600円台なら立派。流石に1000円前後になると一瞬で埋もれる。ってか1000円出す気が有るなら、同じフェリックス・ソリス社のディエゴ・デ・アルマグロ・クリアンサが有るから選ぶならそっちだな。(アルマグロが標準で800円台だし)今回のカーサ・モレナは安さがウリだが、安い割には上出来というポジション。★楽天検索 カーサ モレナ★楽天扱い約5件 608円~810円 平均700円前後ディエゴ・デ・アルマグロに使用するための樽の慣らし運転(?)のために短期間で作られるのが、このカーサ・モレナらしいので単純にアルマグロの下位互換扱いか。ショボい葡萄でもそこそこ気を使った(?)つくりをすればそれなりに良い出来になるんだろう。
2017/11/27
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もらいもの スペイン DOイエクラ フィンカ・ローザル・モナストレル2014 Finca Rosal Monastrell ヴェンニコ・エクスポート(?) ハメッケン・セラーズ(瓶詰め?) Vinnico Export Hammeken Cellars モナストレル(ムールヴェドル)100% ステンレスタンクでマロラテイック発酵 ステンレスタンク熟成6ヶ月 ワインの15%は1~3年使用したフレンチオークと アメリカンオークのバリック樽で熟成6ヶ月(PDF) アルコール分14% 輸入:株式会社オーバーシーズ 参考価格:1200円前後色はやや濃い赤紫。香りはブラックベリー、インク、プルーン、ザクロ、イチジク、カラメル、革?檜?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に薄い渋味と酸味を伴う薄い苦味。まあまあ美味い。渋味を前面に乗せ、香りと合わせた酸味を上手く押し出し、苦味で要所を補強。フルーティーさを出しながら、樽感を活かしたコクも演出する。アルコール分14%だが、あまりその辺のアルコール感の厚みは有りそうで感じない。そこそこ濃いけど、結構飲み易さも有る。渋味の出方が標準で緩い傾向が有るが、これはこれで飲み易さの内。90分以上の時間経過でも変化は軽微。(室温24℃、湿度55%)欲を言えば、もっと樽を効かせてフルーティーさを抑えられれば重厚感を伸ばせたはず。この状態だと、どこか赤ワインとして中途半端。でも、これは好みの問題も大きいな。濃さと一緒に重厚感を求める飲み手には物足りなさが有るが、飲み易さを求める飲み手にはこれ位が適切なところかも。何か・・、小さいながらも綺麗にまとまってる感じ。果実の厚みを活用しつつ、樽感で程々に枠をつくったスペイン赤。万人向けとは言わないが、この飲み易さは十分な長所と言える。ガブ飲みはちょっとキツいけど、じっくり飲む様な気張ったワインでもなく、気軽に飲める分かり易さと取っつき易さが有る。ビーフシチューやハッシュドビーフ等の、赤ワインを用いた煮込み料理によく合う。塩胡椒でただ焼いただけの肉とかだとワインの果実感に引き摺られるかもしれない。甘酸っぱいならぬ、苦酸っぱい味に合わせる感じで。チーズに合わない事もないけど、その場合ナッツとドライフルーツ(←大事)も有ると安心。値段相応。例えば渋味を活かしたボルドーワインより、果実味に重点を置いた赤ワインが好みの人なら気に入る。スペイン赤が好きな人なら気に入りつつも、もう少し樽感を効かせても良かったのに、と惜しいものも感じそう。980円のワインのワンランク上。【お酒】イエクラ D.O フィンカ・ローザル・モナストレル(赤) 750ml[yecla d.o finca rosal monastrell][スペイン・ムルシア]【夏季冷蔵品】価格:1198円(税込、送料別) (2017/6/9時点)楽天ではカルディのみ1200円弱、まぁこんなもんでしょ。
2017/06/08
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スペイン バレンシア州 レケナ地区 カスティーリョ・デ・リリア・カヴァ・ブリュットNV Castillo de Liria Cava Brut ヴィセンテ・ガンディア Vicente Gandia 使用品種不明 アルコール分11.5% 輸入:川商フーズ株式会社 購入価格:704円色はやや薄い黄色。香りはレモン、小麦粉、レタス、粉砂糖、蜂蜜漬け梅干し?味は酸味と苦味。余韻に酸味を伴う薄い苦味と薄く甘味を伴う苦味。まあまあ正統派。柑橘にちょっぴり青臭く、甘酸っぱい方向の香り。酸味を軸に苦味が底から支えて、シンプルに構成。酸味と苦味を合わせて炭酸で勢い付けて送り出す、分かり易いスパークリング。意外と(?)余韻の甘味が香りに引き出されてるのか、飲み易さが有る。苦味も突出は無く、炭酸も見た目程強くなくバランスが良い。なまじバランスが良いから、ちょっとした味の出方でバランスを崩し易い。苦味が弱ると甘味がヌベっと下品に拡がり、酸味が出ると甘味が掻き消え、香りや炭酸が落ちれば果実の流れが薄れる。こういうのは安ワインにはよくある事(中堅ワインでもままある)。複数人で最初の1~2杯飲むだけなら何でもない。総合的には、わりと出来の良い安カヴァ。40分以上の時間経過でも変化は軽微。(室温22℃、湿度45%)泡持ちも悪くない。グラス内では10分程で弱るが、ボトル内ではそこそこ生き残ってる。やはり酸味にボディの軸が有ると、安カヴァでもワインらしさが見られるねw。そこそこの塩味とアブラの甘味が有れば十分。今回、生ハムにオリーブオイルと粉チーズをかけたものをツマミにしたが、生ハムの塩味とオイルの甘味が酸味を牽制しつつ、油と合わさったチーズのコクが苦味を制御してくれた。多分、脂のノリの良い生ハムなら、オイルだチーズだ手間を加える必要は無いと思う。サラダとかの野菜系や淡白な魚介類が相手だと、料理の方がワインに付いて行けなくなりそう。値段相応。相応だが、出来は良い。上手くいけば880円位は狙える。どんなに上手くいっても1000円の壁は超えない程度。
2017/05/22
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スペイン DOヴァルデペーニャス ディエゴ・デ・アルマグロ・クリアンサ2012 Diego de Almagro Crianza フェリックス・ソリス社 Felix Solis テンプラニーリョ100% アメリカンオーク樽熟成6ヶ月 瓶詰め後瓶熟1~2年 アルコール分13% 輸入:株式会社スマイル 購入価格:698円色は澄んだ紫。香りは革、ブラックベリー、ビスケット、黒糖、シナモン、カカオ? 抜栓30分弱で革、ブラックベリー、インク、鉄、レッドペッパー、塩水?味は薄い渋味と薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄い酸味。なんか、・・・薄いな。2011年ボトルは軽くても、もっとしっかりした味だったはずだが。一応樽の感覚が適度に乗ってて薄いなりに補強はされる。薄いなりにバランス自体は悪くないかも。口当たりから余韻にまで突出が無く、香りの甘い雰囲気で甘味の感覚が引き出され、飲み易さはそこそこ。ガブ飲み向けワインとしては まあまあ納得。飲んでて渋味の感覚が弱々しいね。それはそれで値段なりの勢いだとは思うのだけど、2011年のと比べるとどうしても全体の厚みも物足りない。香りと樽感のおかげで、弱くとも個性と流れがつくれてるんだが、この辺が大分微妙。 抜栓30分程で甘い香りが後退。味も何だか平坦な起伏に。 香りが引っ込んだら、味の果実感も落ち込む。「ちょい渋の水」っぽい感じ。 何かしら状態異常でも有ったのか!? 熱劣化ワインに近いんだが、だったら抜栓直後からこういう雰囲気がもっと出るはずだし おそらく瓶差が大袈裟に出たのかな・・。んぁ~、総合的には普通のスペインの安赤ワイン。ヴィンテージ差か瓶差か状態異常かは分からないが、2012年ボトルは何てことはない、ガブ飲み向け。単純に状態異常が有ったとは思わないが、それに近い流れと変化が見えたので、ハズレボトル引いたか・・・。料理は肉類が無難。ステーキよりも焼肉。ハンバーグよりメンチカツ。甘味を感じるソースなら、苦味感を牽制しつつ甘味の補填も上手くいきそう。甘口の焼肉のタレに合う感じ。値段相応。今回のボトルは700円弱で納得。そのうち別ボトル買い直して再確認してみよう。★楽天検索 アルマグロ クリアンサ★楽天扱い約13件 648円~907円 平均780円前後まぁこの価格なら時にハズレ引いてもいいか(良くないけど)。ヴィンテージ差が出る安ワインというのも面白いけど面倒くさいw。南アフリカのアシュトンケルダー・カベルネもそうだったけど、上出来安ワインの宿命かw!?
2017/04/09
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もらいもの スペイン DOマンチュエラ DO Manchuela センダ・デ・ラス・ロカス・ボバル2014 Senda de Las Rochas Bobal ボデガ・パルド・トロサ Bodega Pardo Tolosa ボバル100%(オーガニック栽培) ステンレスタンク熟成、瓶詰め後に瓶熟成12ヶ月 アルコール分13% 輸入:アズマコーポレーション 参考価格:1700円前後色はやや濃い紫。香りはカシス、カラメル、黒糖、ブラックベリー、プルーン?クローブ?味は甘味を伴う渋味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。何か甘い香り。そんなに強い出力ではないけど。香りに釣られたか、味も甘味が出易く感じる。余韻は意外とあっさり退くが、コーヒーっぽい薄い苦味が長く残る。思ってたよりボディが軽い。渋味が有るのに、それを感じにくい。それはそれで飲み易さは悪くないかも。口通りは滑らかでスルっと喉を抜けていく。味の構成とバランスが丁度良いのだろう。バランスの良さ・飲み易さとぶつかるとこだが、メインの味が分かりにくいのはある。ガブ飲みする様な軽さではないけど、飲み応えを感じる程の厚みも無い。渋味の他に酸味の頼りなさもこの傾向を感じ易くしてる要員っぽい。スペインだとこういうのはアルコール度を高め(14.5%位)にしてボディを補填するパターンが多いが、このワインはあえてそれをやらなかったのかな?色々物足りない点は有ったが、飲んでて悪いイメージが起きる程じゃない。フルーティーな味覚とそれを活かす、ほど良い出力の味と香り。バランスの良さが良くも悪くも高度に(?)機能してる。赤ワインの渋味が苦手な人でも飲めそうだし、酸味も控えめ万人向け。嫌いじゃない。料理は肉類が無難だが、あまりアブラは要らない。ローストビーフとか、もっとシンプルにタレ焼き鶏でも問題無い。後は中華料理系で酢豚や油淋鶏とか、南蛮漬けとかもアリだな。ワインの甘味と共通点を取りつつ、おまけで酸味を補填出来れば大体大丈夫。値段相応。1480円以上は確実。そこをオーガニック補正でさらに+150~200円。400ml弱残しで保管し次の日。(抜栓約25時間経過)香りは大幅に弱体化。味は渋味と苦味。余韻に苦味と薄い酸味。ん~・・何だか、ほぼ赤い水化。香りらしい香りはほぼ抜け切り、味も果実感がヘロヘロ。渋味の無い1000円ボルドーみたいな感じか。葡萄ジュースですらない、酒入りの赤い水。飲み易さはね、ガブ飲み可能で、それだけを求めるなら良い感じ。そこは嫌いじゃない。しかし果実感なりワインの厚みなりを期待するなら、もう時間切れ。初日に感じたボディーの軽さが、さらに伸びた感じ。軽いなりの良さ、と言うには抜けたものが多過ぎるかな~。滑らかな口通りと端整なバランスは好感触だが、飲んであっさりすぐ終わり、飲み応えは有って無い様なもの。初日で飲み切るのが吉。2日目は値段以下。1280円クラス。もう少し酸味が残ってれば、1480円まで維持出来た気もするんだが・・正直、酸も甘味も渋味も色々足りて無いよ。やっぱり2日目はアカンな。★楽天検索 センダ ロカス★楽天扱い2件 エラベルとアサヒヤで1706円。開けたら初日で飲み切ろう。軽めのスペインワインが好き、と言うのでなければ、特にオススメって事はない。
2017/04/01
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スペイン DOバレンシア レイモス・ブリュットNV Reymos Brut レイモス社 Reymos アネコープ社 Anecoop モスカテル(マスカットオブアレキサンドリア)100% アルコール分11% 輸入:ドウシシャ株式会社 購入価格:743円色は薄い黄色。香りはライチ、沈丁花、ミント、ラムネ、ジン、生姜、レモン?粉砂糖?味は苦味を伴う酸味と薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄い酸味。甘酸っぱい香り。炭酸入りのゲヴェルツトラミネールワインっぽい。レイモスにしては、確かにブリュット(辛口)と言うだけあって甘味は控えめ。泡の勢いはおよそ標準的。品種の特徴なのか、柑橘に偏らない香りは なかなか好感触。ライチに花の香りと香草で掴み、香りに合わせた様な甘酸っぱい雰囲気の味わいを出す。この香りの誘導はかなり強く、決して甘い味ではないのに、妙に甘く感じる。ジン(ボンベイ・サファイア)のソーダ割りに近い雰囲気。(又は杏露酒のソーダ割り?ジンジャーエール?)この一見ワインらしくない甘味感の出方に抵抗を感じる人はいるかもしれない。総合的には万人向けのスパークリング。特にワイン慣れしてない人程美味しく感じられるかも。これはこれで、充分キャラが立ってて、しかも飲み易い。変に酸っぱ苦いだけの凡百の安スパークリングよりはずっと取っつき易いものを持ってる。40分以上の時間経過にも変化は無し。(室温26℃、湿度64%)甘酸っぱい雰囲気の香りと味の泡物を求めるなら、ランブルスコ・ビアンコと並ぶ最適解の一つ。こういうのは中華料理に合わせ易い。八角や香菜といった強い香りのものにも余裕で着いて行ける。甘酸っぱい味程 相性が良い。油淋鶏とか南蛮漬けとか甘酢系。甘味と酸味の組み合わせの料理でないと噛み合わない気がする。値段以上。これは十分1000円の壁を越えられる。780円前後のニューワールドの安泡と、ほぼ同価格のこのレイモス・ブリュット、明確に住み分けが可能。★楽天検索 レイモス ブリュ★楽天扱い約24件 864円~1383円 平均980円前後とりあえず1000円がラインだな。高価くても1100円未満ならギリギリ検討対象。それ以上になるとフランスのスパークリング か カヴァに目が移る。
2016/10/25
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もらいもの スペイン カタルーニャ地方 ペネデス地区 ポエマ・カヴァ・エクストラ・ドライNV Poema Cava Extra Dry ポエマ社 Poema マカベオ40% チャレロ30% パレリャーダ30% 澱上で熟成12ヶ月、瓶内二次発酵 アルコール分11.5% 輸入:株式会社オーバーシーズ 参考価格:1300円前後色は薄い黄色。香りはレモン、粉砂糖、クリーム、ライムの皮?味は酸味と薄い苦味。余韻に酸味と苦味。酸味基調だが勢いはあっさり。余韻の苦味の方がしっかり伸びてくる様なイメージ。甘味は確かに弱いが、エクストラ・ドライと言う程ドライにも感じない。意外と香りの甘い雰囲気でカバーされてるっぽい。最近の自分の好みなのか、泡のアタックを感じながらも、穏やかな口当たりには好感触。そこが良くも悪くも酸味の伸びを抑えてる部分なのだろうが、今の自分には悪く思えない。味自体の伸びは有りそうで無い。味の主張が大人し目で、あっさり萎んでいく感じの味覚をあえて「ドライ」と表現してるのか。スパークリングワインとしては結構正統派(良い意味で普通)なつくり。自分の好み込みだが、悪くないカヴァ。エクストラ・ドライの名から、フレシネ的な強靭な辛口っぷりを期待した人にはイマイチかもしれないが、スペイン・カヴァとしては奇をてらわない、万人向けの飲み易さ。普通に(取り立てて悪い点を指摘する程ではない出来で)美味い。料理は何でも良さそうだな。和食ともそれなりに合う。アヒージョでもオムレツでも、熱を通したものなら大体何でも大丈夫。生ものでも問題無いが、あんまり薄味の料理だと少々ワインの味が浮いちゃうかも。チーズとか粘りを感じる食感のものが相手だと、ワインの穏やかさが上手く働かなくなりそう。値段相応。時間経過(温度上昇)にもそれなりに強く、味は万人向け。十分1200円前後の格だが(1000円位のだともっと変化し易い)、これは自分の好みに合ってたからとも思える。まぁ1000円カヴァよりも上、位に思えば丁度良いところ。【お酒】【夏季冷蔵品】カバ ポエマ エクストラ・ドライ 750ml[Poema CAVA EXTRA DRY][スペイン]価格:1317円(税込、送料別) (2016/9/7時点)楽天ではカルディコーヒーファームのみ可も無く不可も無く。それなりに手堅いが、その手堅さを求めてるのでなければ、特別オススメという事はない。
2016/09/06
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スペイン ペネデス地方 ラ・ロスカ・カヴァ・ブリュットNV La Rosca Cava Brut コニューサ Coniusa マカベロ40% チャレロ40% パレリャーダ20% 瓶内二次発酵9ヶ月以上 アルコール分11.5% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:799円色は薄い黄色香りはレモン、小麦粉、シロップ、レタス?味は酸味と苦味。余韻に苦味と薄く苦味を伴う酸味。うわ、分かり易っ!柑橘にちょっぴり粉っぽくも甘味を思わせるものとほんのり青臭い香り。酸味基調で余韻までしっかり届く。まさに安価なスペインカヴァ、って感じの直球スパークリング。流石に炭酸の勢いは程々だが、その分飲み易さ重視。ガブ飲みOKで、スパークリング用ワイングラスで飲んでも普通のコップに注いで飲んでも魅力を損なわない。 60分以上の時間経過でも変化は軽微。(室温26℃、湿度50%) 炭酸のアタックは時間相応に弱り気味だが、 元の泡の勢いも強いものではなかったので、ほぼ大きな影響は無し。まあ良くも悪くも普通。(でもどちらかと言えば良い部類)自分の様な安カヴァ慣れしてる人なら、この奇を衒わない普通さが長所と受け取れると思うが、そうでもなければ安っぽい味と思うかも。(実際全然高価なワインではないけれど)普通云々で言うなら、先日のグラン・リヴェンサもそうだが、このラ・ロスカは味がもっとしっかりしてて、飲み応えを感じる。その分料理の相性が割と真逆な感じのイメージになってるのが面白い。きちんと特徴の住み分けが出来てる。これはほぼ好みと用途の問題に近い。酸味が結構しっかり出てくれるので、味の濃い料理とも上手く合わせられる。チーズや生ハムの塩味にも負けず、肉類の旨味にも対応可。むしろ淡泊な味の料理だと、ワインの酸味の波に流されちゃうかもしれない。値段相応。相応だが、下手な1100円位のカヴァよりも高汎用・万人向けな感じで好感触。フレシネとかよりよっぽどカヴァとしてスパークリングワインとしての役割に忠実で信頼が置ける。★楽天検索 ロスカ★楽天扱い約8件 846円~1980円 平均920円前後まぁ1000円未満がライン。出来れば800円台を狙いたい。
2016/09/04
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ハウメ・セラ・クリスタリーノの終売後、中身同じで名前変えて再発売らしい。クリスタリーノ飲んだ事無いからよく分からないが。(見た事は有る) スペイン グラン・リヴェンサ(リベンサ)・カヴァ・ブリュットNV Gran Livenza Cava Brut ハウメ・セラ社 Jaume Serra ガルシア・カリオン社(?) Garcia Carrion パレリャーダ、マカベオ、チャレロ 割合不明(マカベオ50% チャレロ25% パレリャーダ25%?) 瓶内二次発酵 アルコール分11.5% 輸入:東京実業貿易 購入価格:839円色は薄い黄色。香りはレモン、小麦粉、粉砂糖、百合? 抜栓20分程で小麦粉、レモンの皮、ホワイトチョコ、シナモン、塩水?味は苦味と薄い酸味。余韻に苦味を伴う酸味と苦味。穏やかな味わい。香りは柑橘に粉っぽい感じの最低限の流れ。苦味と酸味のシンプルな動き。良い意味で普通のカヴァ。突出の無い味構成で、万人向け。以前飲んだハウメ・セラ・カヴァ(ナチュレだが)と同様に、「余計な事をしてない」みたいな雰囲気。そのシンプルさ、普通さを飽き易さと感じる人はいそう。味だけならワインと言うよりレモン・ハイボールみたいな風味。これはこれで悪くない部分とも思うが、それは自分が安カヴァ慣れしてるからこその感想なのかもしれない。 抜栓20分程で、香りから柑橘感が後退。その分酸味もやや後退。 代わりにふくよかな要素が出てきて、甘いスパイス香も出てくる。 飲み易さは向上傾向。通常のハウメ・セラの上位互換。ハウメ・セラの「乾いた感じ」を解消し、もっとスパークリングワインらしい果実感を送り出す。ドライな感覚を楽しみたいなら普通のハウメ・セラで、もう少し酸味を感じたいならこのグラン・リヴェンサを。きちんと銘柄別に特徴を分けて作られてるっぽい。普通のスパークリングワインなので、特に相性云々は考えなくてもいいかな。サラダ、パスタ、茹でた鶏肉みたいな、淡泊な料理を。アヒージョとか、塩味と油多めの簡単な小料理が有ればそれで問題無い。あ、でもチーズ類は食感と塩気の出方がしつこすぎてワインの穏やかさを潰すかも。値段相応。通常のハウメ・セラが700円台なら、このグラン・リヴェンサは800円台。約+100円なりに全体が向上してる。(ただし、それが良い事かどうかは飲み手によって変わる)カップラーメンじゃないけど、安物って安いなりの特徴やら傾向やらが逆に長所になってる部分も少なからず有る。このワインも、ハウメ・セラ特有の(良い意味の)安っぽさを少し解消した分、少々個性が薄れてるのかもしれない。★楽天検索 リヴェンサ リベンサ★楽天扱い約19件 699円~1404円 平均900円前後高価くてもなるべく800円台以下だな。1000円超は流石に貫目不足。他のスパークリング群に一気に埋もれる。
2016/09/02
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スペイン DOバルデペーニャス ヴェンタ(ベンタ)・レアル・グラン・レセルヴァ(レセルバ)2005 Venta Real Gran Reserva ボデガス・フェルナンド・カストロ Bodegas Fernando Castro テンプラニーリョ100% コンクリートタンク発酵 樽熟成24ヶ月 瓶詰め後に瓶熟成36ヶ月以上 アルコール分12.5% 輸入:巴工業株式会社 購入価格:1024円色は澄んだ紫。香りはブラックベリー、アンズ、インク、カラメル、カカオ、アーモンド、赤身肉?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。悪くない。渋味は有るけど大分穏やかに。果実の香りに樽の感覚がほのかに乗り、綺麗な感じ。苦味の絡み方がいかにもスペイン。経年相応に落ちた渋味感が苦味と上手く合わさり、バランスが取られる。きちんと軽さが長所として活かされてる。味自体は、割と普通のレベルのスペインワイン。価格が価格だから、味の厚みとか香りの良さとか、そういうとこまでは無い。このヴィンテージのワインが約1000円で、今でもそれなりに美味しく飲めるというのが最大のウリと存在意義。普通ではあるが安いなりに程々熟成もしてて、渋味穏やかで飲み易く、かなり万人向けの出来。ガブ飲みも出来るし、じっくり飲んでもまあまあ。かつて飲んだ事の有る90年代のヴェンタ・レアル(当時でも980円位)よりも もう少し美味かった気がする。2005年はヨーロッパ全土でグレートヴィンテージっぽいから、この年の安ワインは総じて上出来。良い年の安ワインは、やはり何かしら期待出来るw。渋味は弱めなのでアブラはあまり要らない。肉なら鶏肉だな。シンプルな塩胡椒ソテー か チキントマト煮込み辺りが丁度良い。チーズやナッツ等の手軽なスナック的ツマミでも問題無い。値段相応。相応だが、これで約1000円なら文句は無いよな。ワイン自体の約1000円という価格に加えて「2005年」「グラン・レセルヴァ規格」という部分に付加価値を感じられれば、もう十分な、1300円クラス以上の仕事をしてくれる。★楽天検索 ンタ レアル グラン★楽天扱い3件 バッカスで1166円 アズマヅルで1190円 いしかわ で1382円赤ワインとしては約1000円。何らかの付加価値でそれ以上の上乗せ。
2016/06/30
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バッハじゃないよ、バックだよ。とセバスチャン的なキャラが注意w。 スペイン DOカタルーニャ バック・エクストリシモ・セミ・ドゥルセ・ブランコ2014 Bach Extrisimo Semi-dulce Blanco マシア・バック Masia Bach コドーニュ・グループ(販売?) Codorniu チャレロ80%、マカベオ20% オーク樽熟成6ヶ月 アルコール分11.5% 輸入:サッポロビール株式会社 購入価格:742円色は黄色がかった金色。香りはカリン、レモン、薄い蜂蜜、ビスケット、アンズ、ピーナッツ?味は甘味と苦味。余韻に苦味と薄い甘味。柑橘に蜂蜜、さらに何か粉をローストした様な香り。リースリングっぽい甘味の出方で、酸味はかなり控えめ。味がそのまま余韻まで伸びてきてる感じ。もっとハッキリ柑橘香が有れば、1000円位のドイツ・リースリングに思ったかも。甘口と言う程甘くはなく、まさにSEMI-DULCE(やや甘口)の表記通り。甘味の走り過ぎを苦味で抑えつつ、その苦味で余韻の甘味を演出する構成バランス。味を支える要素がシンプル過ぎて、飲んでて飽き易い印象は有る。香り出力も弱めで支援も頼りなく、起伏が平坦気味。 温度上昇で甘味と苦味の境目が曖昧になり、味が変に軽薄で単純に。 冷温で口当たりのシャープさを維持しつつ、口内の温度で軽さとキレをつくるべきか!? 温度上昇には思ったより敏感。ガッチリ冷やして飲まないと、より退屈な味に。 開栓40分の時点で一度、冷蔵庫のチルド室(0℃~4℃)に置いて20分経過。 香りに変化は無く、味はやや苦味が目立ってるかも。 やっぱり、ガッチリ冷やして開栓直後の味が一番美味かった気がする。開栓直後の、最初の口当たりの甘味は悪くなかった。そこがこのワインの最初で最大の山場。ワイン慣れしてない女性にはウケがいいタイプ。香り気にしなくていいのなら、コップに氷入れて注いで飲んでも良いし、炭酸水で割ってスプリッツァーにするのも良い。(ってか公式のイメージ画でまさにそういう飲み方を推奨してるねw)温度が上がると悪い意味で安っぽくなるので、温度・飲み方・タイミングには結構うるさいワインと思える。これは食中のグラスワインではないな。最初か最後の簡単なツマミに合わせて、短時間で少量(100ml弱)だけ飲むためのワイン。アヒージョとか、クリームチーズとか、ボイルソーセージとか、ワインの甘味を活かせるシンプルな味を。イタリアのカプレーゼにアンチョビーソース(又は少し多めに塩を振ったみたいなの)が最適。普段の食事に合わせるには、少々甘味がうるさく感じるかもしれない。あえて、値段相応。相応だが、ちょっと甘い白ワインが好きな人なら、1000円弱クラスの働きと満足度を期待出来る。ここは飲み手の好み と 期待する味の役目によってコスパが変わる部分だな。最初の1杯の最初の1口はそれなりに感心出来るが、それ以降は・・・・。
2016/06/28
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スペイン DOカタルーニャ ヴィーニャ・デル・マール・ティントNV Vinya del Mar Tinto ガルシア・カリオン社 Garcia Carrion テンプラニーリョ主体(?)、カリニェナ(カリニャン) 割合不明 アルコール分12% 輸入:株式会社ジャストネオ 購入価格:321円色は澄んだ赤紫。香りはインク、ブラックベリー、炭、トマト、ペパーミント、古い紅茶? 開栓10分弱で炭、ピーマン、杉、土、おがくず、セロリ?味は薄い渋味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い酸味。これは薄い。およそ予想通りだったが、予想を半歩w上回った。香りが思ったよりもスペインしてて、安いなりにもそれなりに味を出すかな?と思ったけど、別にそんな事はなかった。これはこれで渋味穏やかで、酸味も突出せず、ガブ飲み向けの飲み易い味。トマトジュース(塩入り)をサラっと仕上げ、赤ワインっぽくした風味!?良く言えば、(価格なりの)期待を裏切らないワイン。 開栓10分(温度上昇?)で香りが急に汚い、苦くて青臭い感じに変わっていく。 注いだ直後はもっとベリーっぽさも有ったのに、妙に埃っぽいというか・・・。 香りのベリー感が落ちた事で、薄いなりの飲み易さも落ち、苦味も強く出てる感じに。総合的には、安いだけが取り柄のスペインワイン。注いだ直後はまだそれでも軽薄さを活かして飲ませる姿勢が見えたが、香りが変わった事でその流れも滞る様に。何も無いよりマシレベルのグラスワイン。料理はとりあえず肉。キノコか豚の小間切れを適当に炒めて、塩胡椒かサラダドレッシングかけた、サッパリした味付けが良い。あまり濃い味付けの料理(素材)だと、ただでさえ軽薄なワインがさらにスカスカに感じられると思う。値段相応。約300円、大体予想も期待も裏切らないクオリティ。もしこれが1000円でコルク栓のワインだったら、何がしかの劣化を疑うレベル。半分まで飲んで料理用行きを勧告。
2016/04/17
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スペイン DOヴァルデペーニャス ディエゴ・デ・アルマグロ・クリアンサ2011 Diego de Almagro Crianza フェリックス・ソリス社 Felix Solis テンプラニーリョ100% アメリカンオーク樽熟成6ヶ月 瓶詰め後瓶熟1~2年 アルコール分13% 輸入:株式会社スマイル 購入価格:698円色はやや濃い澄んだ赤紫。香りはブラックベリー、革、ビスケット、カカオ、黒糖、シナモン、ピーマン?チューリップ? 抜栓30分でブラックベリー、インク、餡、軽く焦げた割り箸?黒蜜?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に苦味と薄い甘味。悪くない。渋味は有るが、そこはメインではなく、後の果実と香りのコンビが上手い。800円位のガブ飲みボルドーに、スペインらしい樽感が乗って、熟成感に似たこなれた感覚に。余韻の苦味が残りそうで、後から薄く果実感がソフトに和らげる。元のバランスも良かったと思うが、経年で(?)安ワインなりに綺麗に落ち着いた感じ。やや薄めのボディに樽の雰囲気を纏わせて、飲み易さの中にも厚みを演出。黒糖とシナモンの香りが、カラメルっぽい雰囲気も出して甘味の感覚をも補助してくれる。ん~、欠点らしい欠点は無いな。苦味が目立ち易い点は感じたが、この位は樽感を重視するスペインワインなら特徴の範囲内。この苦味が後に続く果実感を支える役割を果たしてるので、決して短所ではない。 抜栓30分弱で香り出力が大きく減退。 意外と味と全体の印象は変わらないが、ちょっとシンプルな方向に。 香りの動きが味の甘味を強めてバランスを乱したが、これはこれで良い。カベルネやメルロー程渋味を前面に出さず、それでいてボディの軽さを弱点としない綺麗なバランス感。時間経過の変化は惜しいが、それで味が落ちたとも言えない底力。テンプラニーリョ(スペインワイン)の良さみたいなものを、価格の壁を越えてキチンと揃えて丁寧に送り出してる。渋味が控えめなので、アブラはあまり必要無い。生ハムに少しのオリーブオイル、鶏胸肉のトマト煮込み、口直し程度の塩味と甘味が有れば、それで問題無くハマる。タレ焼き鳥(モモ、レバー)とが上手い事合いそう。確実に値段以上。880円以上は確実。これがボルドーワインなら、そこらの1000円ボルドーのワンランク上で1180円を狙える、と判断したかも。★楽天検索 アルマグロ クリアンサ★楽天扱い約9件 648円~1048円 平均850円前後出来る事を出来る範囲で全力発揮してるみたいで、好感が持てる。同じ位の価格のフランス赤が1000円を超えた時、助けてくれるのがこのワイン。
2016/04/12
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もらいもの スペイン DOフミージャ(フミーリャ) フアン(ファン)・ヒル・シルバーラベル2011 Juan Gil Monastrell SilverLabel ボデガス・フアン・ヒル Bodegas Juan Gil モナストレル(ムールヴェドル)100% フレンチオークバリック熟成12ヶ月 アルコール分15% 輸入:株式会社フィラディス 参考価格:2500円前後色はやや濃い赤紫。香りは杉、インク、ブラックベリー、カカオ、湿った土、革、鉛筆、パセリ?ピーマン? 抜栓ン20分でアンズ、チョコレート、インク、土、炭、餡、バニラ、カラメル、味は渋味と甘味。余韻に渋味と甘味を伴う苦味。渋味ガッチリで杉香が目立つ、カベルネソーヴィニヨンっぽい印象。後から甘味の伸びが有り、重さの中にも取っ付き易さを出す。ボトルも味も重厚な雰囲気と流れ。青臭い香りに重厚な渋味と樽感で、飲み応えは強い。高アルコールに因るものと思うが、喉の余韻が長時間続く。甘味の出方がカリフォルニアにも近い、日差しの強い地域特有の粘る様な甘味感。この重さと青臭さ、これはこれで個人的には充分アリだが、多分熟成不足だな。無駄に(?)強い渋味がアルコールの押しで強調され、バランスが悪い。甘味が有るから、それでも飲み易い雰囲気が有るが、この辺はちょっと荒っぽさが見える。 抜栓20分で杉香が大幅に弱り、青臭さよりも苦味と甘味を思わせる要素が増してくる。 それと共に渋味も後退し、甘味が目立つ感じになって飲み易さも向上。 こういう部分がまたいかにもカリフォルニアっぽい。重厚なスペインワイン。いかにもロバート・パーカーが好きそうな感じのw。ただ、熟成の余地を多分に残しており、リリース後10年は寝かせられる。時間経過で割とすぐに香りやバランスの問題は軽減の方向に向かい、それなりに実力を見せる。ちょっとクドいレベルの肉料理に良い相性。抜栓20分迄なら渋味に合わせる感じで脂の乗った肉料理がいいが、時間経過後は甘味に合わせるつもりで、甘酸っぱい味のソースの方が向いてる。ローストビーフに胡椒をガッツリ効かせるか、中華料理の黒酢酢豚もOK。値段相応。このボトルも含めた味の重厚感と将来性は、十分2000円以上の格を見せられてる。500ml程残しで次の日。(抜栓20時間程度経過)香りはカカオ、杉、インク、ピーマン、乾いた土?味は薄い渋味と酸味を伴う甘味。余韻に苦味と薄い甘味。渋味は緩く、樽感が甘味を誘導し、飲み易さは向上。だがその分起伏もなだらかで、初日の勢いが無い。葡萄の主張は有るけれど、樽がクドくて初日以上に飲み手や料理を選ぶ。樽感から来る苦味が、ちょっと口内を乱す感じがある。厚い渋味が有ったから、この樽の雰囲気とバランスが取れてたが、渋味が落ち着くと樽の甘味と苦味が目立ってくるのか、なんか甘ったるい締まらない味に感じられてくる。いかにも半端に熟成したカリフォルニアの(日差しの強さに定評の有るニューワールドの)メルローみたいな、或いはワインと言うより、甘くない酒入りチョコレートドリンク。初日の味も、良くも悪くも人を選ぶ感じではあった。(重厚な味が)好きな人は納得いくが、エレガントな味わいを好む人には荒過ぎる雰囲気。で、2日目はどっちつかずの半端な雰囲気。パワー派には面白くなく、エレガント派には無駄にタルいだけ。初日の味が全てであったか。やはりこのワインはパーカー高ポイント向け好きのするつくり。一応、2日目も値段相応。初日の味が気に入るかどうか、2日目はおまけ。熟成待ちだな。★楽天検索 フアン ヒル シルバー★楽天扱い約12件 2138円~2851円 平均2500円前後まずまず納得の価格。2000円台前半なら悪くない。とりあえずパワーは有った。
2016/01/12
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カヴァじゃないスペイン・スパークリング スペイン オ・ボコイ・ヴィノ・エスプモーソ・ブリュットNV O'Bocoi Vino Espumoso Brut ボデガス・ロペス・モレナス Bodegas Lopez Morenas 使用葡萄不明 アルコール分11.5% 輸入:株式会社 徳岡 購入価格:602円色はやや薄い黄色。香りはレモン、青リンゴ、ラムネ、ヨーグルト、ライム?(かき氷シロップの)ブルーハワイ?味は苦味と酸味。余韻に薄い甘味と苦味。結構美味い。香りが爽やか。苦味も酸味もバランス良く、程々の出力で余韻もサッと流す。香りのラムネやリンゴの雰囲気から、良い意味でジュースっぽい。先日飲んだモナ・カヴァ・ブリュットよりも美味い気がしてきたw。口当たりの繊細さは比べるべくもないが、爽やかさ と 味の分かり易さに関してはずっと明快。泡のアタックは粗めだけど、泡の余韻はすぐ消えるので、特に気にならない、むしろ飲み応え底上げ要員として活躍。余韻は浅いが、そこは値段なり。むしろしつこさが無い分良いかも。泡持ちも精々10分チョイだな。でも多少泡が抜けても、味の爽やかさは残してる。あえて言えばワインらしさに欠けるのだが、それは万人向けとも言える点だし・・。これは思ったよりもイケる。悪く言えば「酒入り炭酸葡萄ジュース」なんだが、その「ジュース」部分が結構美味くてw悪い印象を持ち辛い。香りのリンゴやラムネの感覚でジュースっぽさを支えてる感じだが、香りは抜栓20分以上経っても抜けない。流石にワインと思うと安い味だがw、ワイン風味の酒入り炭酸ジュースと思えば、充分な出来。香りが長持ちで甘い雰囲気も持ってるから、オリーブオイルやチーズとの相性は取り易い。ワサビやカボスとも合いそうで、和食とも問題無さそう。塩味がメインのシンプル料理に一番向いてる。値段以上。これは800円以上を確実に狙える。まぁ1000円の壁を超えはしないだろうが、下手に欠点の目立つ1000円カヴァよりも確実に上回る部分を持ってて、コスパを考えると非常に良好。万人向けのガブ飲み用スパークリングとしては、かなり良い働きを期待出来る。
2016/01/10
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スペイン カタルーニャ州 バルセロナ(?) モナ・カヴァ・ブリュット(ブルート、ブルット)NV Mona Cava Brut ペレ・ヴェントゥーラ(?) Pere Ventura マカベオ、チャレロ、パレリャーダ 割合不明 瓶内二次発酵 瓶熟12ヶ月以上 アルコール分11.5% 輸入:株式会社オーバーシーズ 購入価格:1058円色は微妙に黄緑がかった薄い黄色。香りはライム、粉砂糖、チャービル、レモン、甘酒?蜂蜜?味は酸味と苦味。余韻に甘味と苦味。悪くない。柑橘、ハーブに甘い雰囲気のモノ、と一通り揃った香り。細やかな泡と大人しい酸味によるアタック。意外と綺麗な香りで、泡や味の大人しさとも相まって、繊細な味に感じる。バランスは少し揺らぎ易いものの、苦味の土台に置かれた酸味がカヴァらしい勢いを送り出す。シンプルな味構成なので、味の出方も分かり易い。60分弱の時間経過(多少の温度上昇)でも変化無い抜群の安定感。たまに青臭い香りが強く出ると、何故か酸味の勢いが落ちる様で、苦味が目立ってきそうに。余韻の苦味が思ったよりも早い段階で酸味の伸びを遮断し、変に軽薄な味に感じられてきた。香りの青臭さも その動きを助長してるだろう。タイミングの問題が大きいだろうけど、この辺がいかにも悪い意味で安カヴァらしい流れ。抜栓直後は綺麗なワインに思えたが、飲んで行くとやっぱり値段なりの底の浅さを見せる。以前飲んだ同じ作り手のトレソール・ブルートNVと比べると、口当たりだけは同等、味と香りはトレソールの勝ち。だが泡持ちと価格はモナの圧勝。抜栓直後にすぐグラスに注いですぐに飲み切るならモナでも十分かな。まぁ、すぐに飲んだ方がいいタイプのスパークリングで泡持ちが良くても、イマイチ長所を活かし辛いんだがw。甘味や塩味が明快な料理に向いてる。ワインのシンプルな味を活かすなら、生ハムや肉野菜炒めに。ワインを底上げする旨味を補填するなら、キノコや魚介類のガーリックオイル炒めで。一応、値段相応。980円前後相応だが、800円位と言われても納得したと思う、安カヴァらしいカヴァ。抜栓直後は綺麗だったし、最初の乾杯用に2~3口飲むだけなら何も問題無い。安いスパークリングは瞬発力が肝心。役割は充分果たせる。【スパークリングワイン】カヴァ モナ ブリュット【cava スパークリング 泡 発泡 ワイン …価格:1,296円(税込、送料別)楽天ではVinceのみ1300円弱となると貫目不足。1000円位以下でこそ納得いくレベルなので、これじゃ埋もれる価格。
2016/01/04
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スペイン ペネデス地区 ハウメ(ヨーメ)・セラ・カヴァ・ブリュット・ナチュレNV Jaume Serra Brut Nature ガルシア・カリオン社 Garcia Carrion マカベオ40% チャレロ30% パレリャーダ30% 瓶内二次発酵 瓶熟18ヶ月 アルコール分11.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:734円色は金色がかった薄い黄色。香りは青リンゴ、グレープフルーツ、小麦粉、水菜、粉砂糖?マヨネーズ?味は苦味と薄い酸味。余韻に苦味と薄い甘味。これは何ともドライ。辛口だが嫌味な辛口ではなく、泡の勢いは穏やかで非常に飲み易い。果実感は非常に薄いが、苦味の出力が綺麗で薄いなりドライなりの長所が際立ってる。下手に味を作るよりは、むしろ味を一切出さない、ある意味ワイン味の 緩い「炭酸水」。全体的に、良くも悪くも主張が無いw。主張が無いから嫌味も無い。それはそれで万人向けで、美味さ要素を出すよりも不味い要素を出さない様に注意が払われてるみたいな。ドライだけど味の張りは当然値段なりのユルさだから、水っぽいだけという人もいそう。ガッチリ冷やして素早くガブ飲み推奨。元の味がしっかりしたものでもないので、30分以上の時間経過でもほぼ変化無し。総合的には、安さがウリのスパークリングワイン(安カヴァ)。味のドライ感と香りの弱いフルーティーさが上手く合わさり、弱いなりに良いバランスを保ちながらも、独特のノリと勢いを生み出している。甘味は無ければ酸も弱い、香りも弱けりゃ主張も無い、でもそれ故にそういう部分が、安カヴァとして上手く機能してて悪い印象が起きそうで起きない。合う料理は何だろ?何でも大丈夫そうな気はするが、何もワインや料理に貢献する様な働きを期待出来ない。サラダ、チーズオムレツ、素材自体に味らしい味が無いものに向いてるかな。生ハムとか、塩や脂のシンプルな味なら問題無い。値段相応。800円前後で納得。しかしながら、1000円弱位で不満が残るカヴァよりは、800円弱でこのハウメ・セラの方が飲んでて満足感と納得感が有る。★楽天検索 ハウメ セラ ナチュ★楽天扱い約13件 734円~1880円 平均900円前後ある程度でも分かってて飲むのなら、良いワイン。流石に1000円以上出す様なスパークリングではない。高価くても900円までだな。スペイン・カヴァ激戦区の1000円前後の価格帯で、そこを越えたらリピーターは付かないと思う。
2015/10/29
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もらいもの栽培はまかせろーのピニョル家 と 製造・販売ノウハウなら有るよーのエステーベ家が手を組んだ結果、最高の1 と 素晴らしい1は2以上の成果を出す事に成功する・・・それが1+1=3である。というストーリーが有るらしいw。そんな両家の共同ワイナリー。 スペイン カタルーニャ地方 ペネデス地区 1+1=3・カヴァ・ブリュットNV 1+1=3(U Mes U Fan Tres) Cava Brut ウ・メス・ウ・ファン・トレス U Mes U Fan Tres チャレロ45% パレリャーダ30% マカベオ25% 瓶内二次発酵 一番搾り果汁のみ使用しステンレスタンク発酵 瓶熟成15ヶ月 アルコール分11.5% 輸入:有限会社ヌーヴェル・セレクション 参考価格:2000円前後色は薄い黄色。香りはレモン、イースト、粉砂糖、新鮮なレタス、小麦粉、バニラ?味は酸味と苦味。余韻に苦味を伴う酸味と薄い甘味。美味い。香りは柑橘にほんのり甘い雰囲気を出し、泡も穏やかソフトで飲み易さも抜群。酸が出過ぎず、苦味も控えめ、余韻の甘味が綺麗に締める。すげぇ良いバランス感。酸味基調だが、後に続く苦味を上手く誘導し、余韻の甘味までシームレスに繋いでいく。香りの酵母や小麦粉の要素も甘味誘導に適切に機能して、何も無駄を感じない。これで香りに蜂蜜やバターのニュアンスまで出てたら、下手なシャンパーニュを上回る勢い。しかし流石にそこはスペイン・カヴァの範疇で、良くも悪くもシンプルに。柑橘にちょっと甘いのとハーブとは別の青臭さ、必要なモノだけでそれっぽく構成するのみ。 抜栓20分程(温度上昇?)で苦味が強まったかもしれない。 だが美味さも香りも大差無し。 泡の勢いも弱ったが、元々強い炭酸でもなかったし、これは特に全体に影響は無い。これは美味いカヴァ。どこにも「やり過ぎてる部分」が無く、ガブ飲みはもちろん、じっくり飲む事も出来る。味の厚みには欠けるが、そこは重要な部分ではないし、綺麗な味で飲み易い。カヴァにしては酸も泡も控えめなので、あまり強い味の料理だとバランス崩すかも。生ハムにオリーブオイルと粉チーズ振っておく程度の、穏やかなツマミで充分。今回生ハム数枚とナッツ類とサラダだけ用意してたが、それで大丈夫だった。アヒージョやオムレツ位は有ってもいいかな? と思ったけど全然必要無かった。値段相応。これは充分2000円オーバーを納得出来る実力派カヴァ。数年前に流行った様な、2000円弱の粗製乱造的RMシャンパーニュを上回る満足度のスパークリング。正直、この満足感は「カヴァ」という事で評価のハードルがある程度下がってたから なのは確か。その上で、このワインがスパークリングとして上出来なのもそう。もう数百円足してシャンパーニュに行くか、このままカヴァなりの美味さを楽しむか、そこは選択肢だなぁ。★楽天検索 ウ メス ファン トレス ブリュット★楽天扱い約42件 1680円~2246円 平均2000円前後スペイン・カヴァにしてはやや高額だが、値段に見合った高級感は持ってる。2000円未満で買えるなら悪くない。半端に高級をウタった変なクレマン・ド・ロワールとかより確実に上。
2015/10/28
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スペイン バレンシア州 レケナ地区 ドミニオ・デ・ロス・デュケス・カヴァ・ブリュットNV Dominio de los Duques Cava Brut パゴ・デ・タルシス社 Pago de Tharsys マカベオ70% パレリャーダ30% (マカベオ75% パレリャーダ25%?) 瓶内二次発酵 アルコール分11.5% 輸入:ノルレェイク・インターナショナル株式会社 購入価格:880円色は薄い黄色。香りはレモン、グレープフルーツ、鉄粉、レタス、塩水?味は酸味と薄い甘味。余韻に薄い苦味と酸味を伴う甘味。柑橘メインの香りに、ほんのり果実感。泡の勢いは見た目ほど強くなくソフト。余韻も程々で、薄い苦味がゆっくりフェイドアウト。飲み易さは上々。カヴァらしく酸味基調だが突出は無く、バランスは良い。30分程度の時間経過でも、香り出力が 僅かに弱った位で、瓶内では泡は結構生き残ってる。味幅や奥行は、そりゃ値段なり。ワインと言うより、アルコール度高めのグレープフルーツ酎ハイに近い雰囲気も有る。ガブ飲みする分には多少安っぽい位の方が良い部分も有るし、まぁこれはこれで。良くも悪くも、お手頃安カヴァの範疇。だが、抜栓直後はそれなりに上出来で、時間経過にも耐久力を見せる。無難に万人向け。泡も酸味も強いものではないので、それほど強い味の料理は必要ない。今回、キノコとブロッコリーと茹で鶏ササミの塩ガーリックオイル和えをツマミにしたが、酸はオイルで和らげ、塩とガーリックで甘味と香りを強調出来た。オイルよりも、塩が効いてるかどうかが決め手かな!?値段相応。900円弱のスパークリングとしては、手堅いものを持ってる。ただ、この価格だと同価格帯の中で埋もれ易いタイプだな。以前飲んだブリュット・ナチュレの方がもう少し光るモノを見れたが、今回のブリュットは普通。普通なりの良さはもちろん有ったが、リピートする程ではない。
2015/10/13
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なんか久しぶりの赤ワイン・・・。 スペイン DOラマンチャ マルケス・デ・トレド・グラン・レゼルヴァ2007 Marques de Toledo Gran Reserva ボデガス・ユアン・ラモン・ロサーノ Bodegas Juan Ramon Losano テンプラリーニョ90% カベルネソーヴィニヨン10% 樽熟成24か月以上 アルコール分13% 輸入:ドウシシャ株式会社 購入価格:645円(798円の処分特価)色はやや濃い紫。香りはブラックベリー、革、檜、インク、アンズ、鉛筆、ナツメグ、ぶなしめじ?味は渋味と薄く酸味を伴う苦味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。悪くない。ほどほどの渋味と、苦味の絡む果実感。余韻も良い意味で薄く、しつこさを出さない。余分な濃さが取れた感じで、熟成感とまではいかないが、適度に粗さが削れてる。じっくり飲むには少々物足りないとこだが、ガブ飲み志向には充分なボリューム。凡百の1000円ボルドーよりもずっと飲み易さ と 飲み応えの両立が出来てる。この苦味の出方に違和感を感じる人はいるかもしれない。スペインのグラン・レゼルヴァ格だから樽のニュアンスが目立ってるだけだが、この辺は飲み手の慣れと経験の部分。この苦味感が経年で落ちてるはずの厚みを支え、余韻の甘味を引き出す部分なので、ここは好みの問題。総評としては、そこそこの実力のガブ飲みワイン。抜栓1時間以上の経過でも変化は軽微。価格の割に適度なバランスと安定感は好感触。以前飲んだ2006年ボトルと比べると、万人向けの雰囲気は落ちるが、スペインワインらしさは今回の2007の方が上。料理はワインの苦味に対抗出来る程度に甘味を感じるものがオススメ。チーズオムレツや生ハムチーズの蜂蜜がけ等。渋味は経年相応に落ちてきてるので、アブラはそれ程重要じゃない。645円なら値段以上。これは880~980円以上イケるな。とはいえ、1000円を超えると埋もれてくるとこだろうが。税込1000円未満がお得ラインの最終防衛線。楽天では全店売り切れ。まぁ1000円未満で定期的に売り出されるでしょ、多分。
2015/06/14
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もらいもの スペイン パラウ・カヴァ・ブリュットNV Palau Cava Brut モン・マルサル社 Mont Marcal チャレロ40% マカベオ30% パレリャーダ20% シャルドネ10% 瓶内二次発酵 アルコール分11.5% 輸入:株式会社ヴィノスやまざき 参考価格:1400円前後色は薄い黄色。香りはレモン、粉砂糖、キャベツ?味は酸味と苦味。余韻に薄い酸味と苦味。う~ん・・・、味も香りも弱いな。変に突出する部分も無いから、これはこれで万人向け。酸味を前面に立たせ、苦味感で余韻まで引っ張っていく。酸味基調で、カヴァとしては分かり易い味わい。意外と苦味が余韻まで口内で残り易く、酸の勢いを抑える感じ。しつこい苦味ではないので、キレの良さを演出する要素。ちょっとこれ、・・・特長弱いぞ。美味くも不味くもない、飲み易さは問題無いが、そこで終わってる。でも炭酸の強さも控えめで、とりあえずガブ飲み向けには悪くなさそう。とことん無難なのが特徴のカヴァだな。万人向け高汎用の食中スパークリングワインとしてなら、意味と役割をよく理解出来る。抜栓50分経過でも変化は軽微で、安定感も持ってる。無難なりに押さえるべき部分は押さえられてる、という事か。料理は何でもOK。合わない料理を考える方が難しい位。料理で酸味や旨味を補填してやりたいので、調理は塩や酢を使ったり、旨味の強い食材を使ったものが望ましい。アヒージョ、ピクルス、生ハム、チーズオムレツ、辺りか。値段以下。このカヴァで1400円って言われるとかなり微妙なコスパ。取って1280円、出来れば1100円辺りで。この価格帯のスパークリングはホントに激戦区だから、特徴の弱いワインは埋もれ易い。スペイン中で一番美味いカバを発見!これぞ「安くて美味い」の代名詞的スパークリング!パラウ...価格:1,490円(税込、送料別)楽天ではヴィノスやまざき のみ「安くて美味い」との売り文句だが、味に関しては好みの問題も有るけど、決して安くはない。安カヴァを色々飲んできた身からすれば、「値段の割には結構普通」の代名詞スパークリング・・・。
2015/05/24
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スペイン DOフミージャ フィンカ・ラ・ソラナ2011 Finca La Solana ボデガス・ルソン Bodegas Luzon モナストレル(ムールヴェドル)100% アルコール分14% 輸入:株式会社ドウシシャ 購入価格:756円(980円の在庫整理特価)色はやや濃い紫。香りは革、ブラックベリー、胡椒、餡、インク、黒糖?プルーン?味は渋味と甘味を伴う苦味。余韻に苦味と酸味。 抜栓70分程で苦味を伴う渋味と薄い甘味。余韻に苦味と苦味を伴う酸味。悪くない。ローヌかラングドックのグルナッシュに近い感じ。意外と果実系の香りは薄く、革や餡にそこそこのスパイス香がメイン。味のバランスも良く、苦味の絡み方が余韻まで綺麗。軸となる渋味は大人しいが、苦味感で底上げしつつ甘味を纏わせて、独特の複雑さを演出。黒糖系の甘い香りが甘味を引き立て、濃さは感じるがソフトな味わいに仕上がってる。抜栓40分の時間経過でも変化無し。(室温20℃、湿度45%)もちろん値段なりに、味の深みや余韻の厚みは無い。一応14%のアルコール度相応の厚みは感じたが、それは全体の美味さには大きな影響は無さそう。その分、じっくりも飲めるガブ飲みワインとしては完成度が上がってる。 抜栓70分程で苦味が強くなってきた気がする。 香りには少々鉄っぽい金属的な香りが伴ってきた気はするけど大きな変化では無く、 おかげで悪い印象はそれ程ではないが、妙に味が平坦で安い方向に行きつつある。煮出し過ぎた酸っぱい紅茶みたいな変なテンプラニーリョワインよりも、もっと南フランス的な雰囲気を持ってて、ワインとして普通に美味くて分かり易い。時間経過後だといかにもな安いスペインみたいな方向に動き出すが、そこもおよそ想定内の価格であろう。スペインワインよりも、ローヌやラングドックのワインを好む人が気に入る味。料理はハンバーグとか、適当にアブラの乗った肉料理が無難。サラミやチーズでも特に問題無い。パンにオリーブオイルと醤油(または塩胡椒)とかでも充分。値段以上。これは時間経過前なら1200円以上を狙える器。「自分の慣れ親しんだ味に近かったから好印象」って部分は少なからず有ると思うが、それはそれで甘い香りと好バランスな味構成は万人向けの雰囲気を持ってる。時間経過後でも、値段なりの味と香りは保ててる。★楽天検索 フィンカ ソラナ★楽天扱い約3件 800円~1188円 平均900円前後1000円以下なら十分な実力。ラングドックの変な安シラーワインよりも信用出来る。
2014/12/19
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スペイン ムルシア州 DOフミーリャ(フミージャ) ラ・タパ・ヴィノ・ティント2013 La Tapa Vino Tinto ブラックボード・ワインズ Blackboard Wines モナストレル50% ボバル30% シラー20% 樽熟成 アルコール分13% 輸入:ドウシシャ株式会社 購入価格:540円色はやや澄んだ濃い紫。香りはインク、革、ブラックベリー、鉛筆、カカオ、胡椒?味は渋味と苦味を伴う薄い甘味。余韻に薄い甘味と薄い苦味。ん~、まあまあか。香りはしっかりしてて重厚感を思わせるが、味は結構サラっとしてて飲み易い。余韻もあっさりで、ガブ飲み系の雰囲気。白の方も香り重視のつくりだったが、赤もおよそ同様の傾向。渋味も有るけど強いものではなく、インクや革の香りで引っ張る流れ。渋味が程々で、酸は弱いので厚みには決定的に欠ける。ガブ飲みワインと割り切るなら それで何も悪い事は無いが、普通以上の感想は起きない。香りはそこそこイイ線行ってるが、味は割と普通。何となく、箱ワインの味に近い気がする。飲み易さは確かで、食中のグラスワインにならそれなりに活躍を期待出来る。ラベルの描かれてるのは生ハムの原木だろうけど、生ハムには合いそうで合わないと思う。まだチーズやハンバーグの方が合う。これはこれで、値段以上。800円前後クラスを狙える。2リットルで1500円程度レベルの箱ワインの味に似てる。★楽天検索 ラ タパ★楽天扱い約5件 861円~1058円 平均960円前後540円なら称賛するが、1000円超えると短所が鼻に突いてくるな。4980円6本で送料無料セットの中の1本って感じ。
2014/12/02
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スペイン ムルシア州 DOフミーリャ(フミージャ) ラ・タパ・ヴィノ・ブランコ2013 La Tapa Vino Blanco ブラックボード・ワインズ Blackboard Wines マカベオ60% ヴィオニエ20% モスカテル20% アルコール分12% 輸入:ドウシシャ株式会社 購入価格:540円色は薄い黄色。香りはレモン、ライチ、洋梨、リンゴ、ライムの皮、メロンの皮、ペパーミント?シンナー?味は酸味と苦味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。香りは結構頑張ってる。味がちょっと薄いというか、平坦。でも余韻もあっさりで、ガブ飲み向け。柑橘を前面に置き、中盤から後半にかけてニューワールドのリースリングやゲヴェルツ的甘い香りで甘味の底上げ。味だけなら、いかにも安スペインといった水っぽい感覚だが、香りの質のおかげで意外と(?)形になってる。味も香りもセパージュに嘘が無い。味はどうしても薄く、飽き易い。香りが上手い事出てくれなければ、水代わりのガブ飲みワインにしかならない。「乾いた味」って言うんだろうか?大基の果実感が乏しい。総合的には、比較的良い出来の"ガブ飲みワイン" 。イタリアのソアーヴェ並みに薄い味だが、ソアーヴェ程薄い事に価値が有る味わいではない。香りを楽しめないと、ただの安ワインで終わる。味は価格なりに安いが、香りで一気に底上げし 個性を発揮。コップに氷入れて注いで飲んでも悪くない。料理は鶏肉関係か野菜の揚げ物に向く。シンプルな味のワインなので、味付けも塩でシンプルに。繊細な味の料理には思ったより向かず、ワインがツマミの味を平らにしちゃうっぽい。素朴な味の食材に油の重みを伴わせた(包んだ)様な料理がいいな。シーフードとは合いそうで合わないかも。これはこれで値段以上。880円と言われても納得。もし香りが無ければ500円以下。最大限美味くいっても、980円は超えないね。★楽天検索 ラ タパ★楽天扱い2件 ECHIGOYAで1007円 お手軽ワイン館で1058円1000円越えちゃうとなー。せめて800円前後なら分からんでもないけど、1000円台以上は厳しい。
2014/12/01
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もらいもの スペイン カタルーニャ地方 トレソール・ブルート(ブリュット)・レセルヴァNV Tresor Brut Reserva ペレ・ヴェントゥーラ Pere Ventura マカベオ40% チャレロ40% パレリャーダ20%(PDF) 瓶内二次発酵 澱上で熟成24~30ヶ月 アルコール分11.5% 輸入:株式会社オーバーシーズ 参考価格:1700円前後色はやや金色がかった黄色。香りはライム、パイナップル、石灰、ピーナッツ、カステラ?カボチャ?味は酸味と甘みを伴う苦味。余韻に酸味と薄い苦味。美味いな。炭酸は存在感を出しつつも当たりはソフト。酸や苦味は突出せず、ほのかに伴う甘味感が果実の香りと相まって上手に甘味演出。味も香りもバランスが良い。酸味が穏やかで苦味も大人しく、それでいて炭酸のアタックはしっかりと主張。パインやカステラっぽい香りが酵母的雰囲気を出し、カヴァらしからぬ高級感を生んでる。炭酸の持ちはちょっと弱いな。グラスに注いで5~6分でヘロヘロ。炭酸が弱ると、苦味がヌベっと拡がって、味が安っぽく崩れる。ボトル内ではそこそこ生き残ってるので、グラスに注いだら早めに飲み切るのを推奨。総合的には、上出来のカヴァ。香りは柑橘に偏らず、味は酸味に偏らず、炭酸で誤魔化しもしない、実直なつくり。泡持ちが弱いのが難点だが、分かってて飲む分には許容範囲。注いですぐ飲むなら大した問題は無い穏やかな味のワインだが、炭酸で少々強めの味の料理であっても対応可能。酢牡蠣やトマト系の料理等、酢の(酸味の強い)味と相性良さそう。寿司とか、酢締めの青魚や、ピクルスみたいな酢漬けの品もいい。値段相応。味に関しては、同価格のクレマン・ド・ロワールとかと同等以上の実力を感じた。1200円ちょいのカヴァより、明らかにワンランク以上 上。1580円位なら十分に買う価値が見えるが、2000円前後となると、安めのシャンパーニュと競合。シャンパーニュと比べると香りや泡持ちの点で不利だが、味だけなら遜色ない。
2014/04/14
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スペイン カタルーニャ地方 ピュピトレ・カヴァ・ブリュットNV Pupitre Cava Brut セリエース(セラーズ)・デ・ラルボース cellers de l'Arboc マカベオ、チャレロ、パレリャーダ 割合不明 瓶内二次発酵 アルコール分11.5% 輸入:富士貿易株式会社 購入価格:878円色は薄い黄色。香りはレモン、レタス、オレンジ、シロップ?薄い蜂蜜?味は酸味と苦味。余韻に苦味と苦味を伴う薄い酸味。・・・普通だな。香りがそれほど立たず、味もシンプルに酸味を強調。余韻は苦味が残り易いが、そこは炭酸で押し流す。酸味基調で、香りの柑橘感を纏わせつつ、酸と苦味感を炭酸のアタックと共に真っ直ぐ通す。味の突出は無く、何かのタイミングで出ても炭酸で流せるレベル。ガブ飲み向けのカヴァとしては、実に潔い分かり易いつくり。カヴァが好きって言う人は、このシンプルな柑橘香と、酸と炭酸の清涼感を好むのかも。一方で、カヴァが苦手って言う人は、この単純な果実と砂糖的な香りに、炭酸で強引に押し進む感覚が鼻につく。完全に、飲み手の好みと目的で 選ぶ理由が決まるワイン。 グラス内で20分経っても、炭酸が生き残ってる。 ボトル内でも同様。香りは変化無し。(室温20℃、湿度40%) 抜栓40分以上経過でもボトル内の炭酸は ほぼ健在。 注いだグラス内の味や香りの流れに変化は無く、安定感は凄い。 酸や苦味はやや出力後退した感じもするが、まだバランスを保つ範囲内。 抜栓50分以上経つと流石に炭酸も弱ってくるな。 だが、安スパークリングなら10分で発生する欠点を50分耐えた点は高評価。 ここまでくると逆に後退した酸と苦味が、また別のバランスを出す様に。スペイン・カヴァの長所と短所の両方が際立つ、カヴァらしいカヴァだとは思う。この価格のカヴァ(スパークリング)における余計な要素が無いと言えば、確かにそう。ただ、その "余計な要素" の部分が酒における幅や深みや拡がりの部分を生むのだから、それだけ安っぽさが出る。完全に、「ガブ飲み向け」「カヴァを分かってる人向け」用の出来。炭酸の寿命はかなりの長いので、この事を重視するのであれば何も悪くない。料理は生ハムやボイルソーセージといった、塩味の効いたシンプルなものが望ましい。抜栓直後なら、わりと何でも良い感じだが、泡や酸の出方から、魚介より野菜やスナック系と相性良い。野菜系のピッツァや青物の胡麻和え、野菜系の炒め物等に合いそう。値段相応。良くも悪くも値段なりの安カヴァで、800円って言われても1000円って言われても納得は出来る。とは言うものの、味だけで言うと、あまり美味しい方でもないな。しかし、泡持ちの良さは感心するレベルで、最初の乾杯用には十分だし、そのまま食事を通しで飲んでも悪くない。★楽天検索 ピュピトレ★楽天扱い約3件 楽天マートで1018円 越後銘門酒会で1028円 酒のさとうで1491円まあ、出して1000円ちょっとだな。1491円はやり過ぎ。味よりも泡持ちのよさがウリのスパークリング。
2014/04/13
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ラベルが以前と変わったので再び。 スペイン アルトペネデス地方 ヴィーニャ・サン・ホセ・ブルート(ブリュット)NV Vina San Jose Brut 造り手不明(カバス・ヒル?) マカベオ45% チャレロ35% パレリャーダ20% 瓶内2次発酵 熟成18~24ヶ月 アルコール度11.5% 輸入:有限会社 東京実業貿易 購入価格:780円色はやや薄い金色。香りはレモン、クリーム、ビスケット、粉砂糖、チーズ?春菊?味は酸味と苦味。余韻に薄い苦味と薄い薄い甘味。あ、炭酸のアタックが凄いソフト。勢いが弱いのではなく、口内への刺激が柔らかい。味も酸の突出が抑えられており、目立ちそうな酸や苦味感も炭酸で包みこみ、煙を噛む様な不思議な飲み口。香りはシンプルに柑橘、乳製品、酵母感に微妙な甘さや青物っぽさを付随。余計な事をせず、出来る事を出来る範囲で程々に出してる感じで無理をしてないのが好感触。良くも悪くもシンプル過ぎる部分は大きいが、そこに全く安物的な嫌らしさを感じない。悪く言えば、酸も泡もボヤケた感じで、飲み応えには欠けるかもね。でも変に酸っぱ苦くて、炭酸の強さで誤魔化してるだけの安カヴァよりは ずっと上品。これは好みと求める条件次第で変わる印象と思う。価格の割には、かなり頑張ってる。泡は細やかで飲み易く、味の突出も少なく、料理も選ばない万人向けのスパークリング。これで香りにブリオッシュ香や蜂蜜香が有ったら、シャンパーニュって言われても信じた。料理はシンプルにチーズを多めに乗せたピザ、白身魚のカルパッチョ。クリームシチューやグラタンとかにも問題無し。過度にアブラっこい肉料理でもなければ、大体何でも合う。値段以上。1000円以上でも理解出来る。安カヴァと馬鹿に出来ない、良いモノを持ってる。1200円を超えたらロジャー・グラートやジェイコブズ・クリークに潰される。1000円を超えたらバロン・ド・ブルバンやデ・ボルトリと潰し合う(しかもやや不利w)。800円前後でこそ輝ける地位を確保出来る、軽量級屈指の強豪スパークリング。ただし、同階級別団体にはグランディアルがいるので、絶対王者にはなれない。いやーホント1000円前後のスパークリングワイン界は 潰し潰され、出し抜き抜け駆け の修羅の世界だわ~wwそんな過酷な世界で、サン・ホセはホントよくやってる。★楽天検索 ヴィ サン ホセ★楽天検索約6件 1008円~1599円 平均1100円前後1000円超えちゃうと、わりと普通のスパークリングの枠内で落ち着いちゃう。800円前後で買えたからこその高評価なので、800円前後で買えないのなら、何とも言えない。やっぱり1000円が一つのラインだな。
2014/04/11
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