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映画「愛を読む人」


2006年01月10日
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連休中に映画でも見に行こうかと夫を誘ったのだが、
「特に見たいものがない。ビデオ鑑賞でいいだろう」とのこと。
まあ、二人で映画を見に行けば2000円。
レンタルならば20本も見ることができると思いなおし、
妹を誘って二本のビデオを見ることになった。
その一本目は、1月8日に見た「白いカラス」。

「白いカラス」 は、以前、確か哲0701さんに教えてもらった映画だと思う。
いつかは見たいと思いながら、随分たってしまったような気がするが・・。

さて、感想。

黒人差別、DV、児童への性的虐待、戦争によるPTSD・・。
とにかく、現代アメリカ社会の問題がてんこ盛り。
どれ一つ取っても重いテーマであり、
傷ついた人間同士の出会いと癒しと再生をも描いているのだろうけれど、
ラストもやっぱり重くて・・。
私には重すぎて、「感動」という言葉はどうしても使えない映画。

2日後の今、印象に残っていることを一つ二つ書いておこうか。

黒人でありながら白い肌に生まれたコールマンが、
「スプーク」という黒人への差別的な言葉を使って糾弾されたのは、
とても象徴的だと思った。
彼がこの言葉がなにを意味するのかを知らないはずがない。

心理学的なことはよくわからないけれど、何度も口にするということは、
無意識的・意識的なものが両面あるだろう。
本当の自分を隠し通して成功を収めてきた人間が陥る罠の部分と、
本当の自分を明らかにしたいという心の奥の叫びが交錯しているように思うのは、
私の深読みだろうか。


家族との絶縁の覚悟を語るコールマンに対し、
母親が言った言葉。
「お前は奴隷のような顔をしている。雪のように白い肌なのに奴隷のようだ・・」 
人間が何かの奴隷になって生きるということの辛さと重さが、
心に突き刺さる気がした。
そして、それを息子の頬を触れながら語りかけ、毅然として見送る母親は、
決して何ものの奴隷でもなかった。
また、縁を切った兄とひそかに連絡を取り続けた妹もまた、
決して何ものの奴隷にもならなかった。
今思い返し、あの二人の女性の存在が、
私にとってはこの映画の救いのような気がする。





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最終更新日  2006年01月10日 09時57分25秒
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