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. ~グ ラグ ラ~ 睦月 涼 「地震 !? 」椿 「今だ!」 椿は揺れに気を取られていた睦月のスキを逃さなかった。 ローキックの様に蹴りに行く椿の蹴りを、よろけながら飛び上がって避けた睦月、 椿は待ってましたとばかりに、誘いに乗って空中に避けた 睦月 を左手で逆襟を掴み 上へ引き上げ、腰を沈め右手拳を まるで空手の正拳突きのように、睦月 のみぞおち 目がけて鋭く繰り出したっ! 『 てゃーーー 』 ズボ★ ぐほっ 続けて掴んでいた左手を放し、時計廻りに素早く体を回転させ、 右ヒジを 睦月 めがけて繰り出す。 『 おぉーーりゃーーー 』 ズコ★ うぐっ 最後は睦月の右肩を右手で掴み肘を顎に当ててロック、そして体を押っ付けて強烈な外掛けっ! 『 これでとどめだっ! 』 ゴスン★★ ぐわっ! ドサっ 受身も取れず後頭部から地面叩きつけられ、さらの喉元も痛打! 血反吐を吐きながらそのまま完全にダウンした睦月。 手ごたえを感じた椿、クールに後ろ向きのまま すっく と立ち上がる。 そして、椿 「我が究極の奥義、裏壊牙山(うらはがざん)。」~ ~ ~ ~ グラ グラ ~ザウバー 「うぉ、何だぁ~」 バランスを失ったザウバー、かなりよろけた。 ( く・・・これは、 揺れてよろけているだけじゃない・・・・ あの女の蹴りが・・・・ 今頃効いてきやがったんだ・・・・ )リツコ 「 ハィーー! 」 そのスキにスピードを生かした前蹴りでザウバーを一蹴っ! バシっ★ 『くっ』 横回し蹴りで脇を一蹴っ! ズゴっ★ 『うぐっ』 そしてよろけたザウバーに、髪の毛を止めてあった峨眉刺(がびし)を一つ引き抜き、 ザウバーの右太ももの外側に一瞬で突き刺したっ! プキュ!ザウバー 「く・・・・小細工など通じぬわ。」 片方の髪を長く垂らしながら サッ と離れて対じするリツコ。 突き刺した峨眉刺(がびし)を手のひらでクルクルと回し、シャキーン と回転を止めて 拳套で構えを取った。そして、リツコ 「残念ね、その右足、しばらく使えないわよ。」ザウバー 「ばかな、こんな針で刺した傷ぐらいで。。。」 体を起こそうとした時、急に右足の力が抜けて、崩れるように片ひざ姿勢になるザウバー。ザウバー 「な、なにっ !! 」リツコ 「峨眉拳(がびけん)暗器 峨眉刺、力が抜けるツボに打ち込んだわ。」 痛そうにわき腹を押さえながら、リツコがつぶやいた。~ ~ ~スワン 「どうだ、思い知ったか。 オレを相手に勝とうなんて100万年早くってよ。おほほほほほ。。。」 スワンの高笑いを他所に倒れていた和恵、ニンマリとしながら まず両手でゆっくりと身体を起こし、そして次は片ひざ姿勢とソロリ、 ソロリとスワンの見つめる中、最後には すっく と腕組みをして立ち上がったではないか!スワン 「うっ、ば、ばかなっ! あれをダブルで食らってまだ立ち上がるなど・・・・」 高笑いから一転、顔が一瞬で青ざめ、唇をワナワナと震わせながら、 一歩後方に退く姿を見せた。和恵姉さん 「100万年~? そんなのまばたきにしか過ぎない年数よ、この地球から見ると。 でもね、 100万年ってとても重い年数なの・・・・だから・・・」 サッ☆ 話の途中で、素早い動きでスワンの前に立つと、和恵姉さん 「軽く口にしないで頂戴っ!」 言い終わると、右足一本でスワンに高速の往復ビンタを浴びせる和恵! 『 ハーーーーーーイ! 』 バシバシバシバシバシバシバシバシバシバシ★ そして最後は、見事な太極拳の旋風脚バリの蹴りでスワンを一蹴! 両手両足が伸びきった姿勢のまま、遠く飛ばされるスワン! ズカーーン 『 ぐぇーーーーー! 』~ ~ ~ガイザー総帥 「うちの Spec-01 を軽くいなす少年だ、 こんなもんではくたばる訳ないよな。」\ /ズコーーン 叩き付けられた地面の中から勢い良く飛び出すこういち!ガイザー総帥 「はまったな。」 ガイザーは、握りこぶしを真下に勢い良く伸ばし、 『フン!』 すると飛び出してきたこういちが、再び空中で捕らえられてしまった。ガイザー総帥 「やっと捕まえたよ。 空中では自慢のスピードが使えないだろう。捕まえるのは造作も無い。 そしてかわいそうだが、これでお前は終わりだっ! 」 両腕を下向きにクロスさせると、 なんということか、見た事もないモノ凄い [気] がガイザーの腕を取り巻き、 眩しいばかりの黄色い光がその手元から輝きだす。 バチバチ と[気]が張り裂けんばかりとなり、周りの空気をも揺るがしている。 光々と輝き、唸りをあげるその光源の両腕を一端ゆっくりと水平に広げ、ガイザー総帥 「食らえ、我が奥義、念動力 ガイザー砲! 」 掛け声と共に腕を伸ばしたまま正面で左右の拳をぶつけた! すると、 <=====ズボーーーーン! 一瞬、真っ白となった後、強烈な閃光と共に黄色い [気] の弾が、 弾道を残しながら、空中のこういち目掛けて一気に放たれたっ!ゆうすけ 「 こういちっ! 」椿・リツコ・美咲先生 『 こういち君! 』武藤大介 「 こういちっ 」 利江 「 イヤーーー! 」 みんなの視線が、ガイザーの手元から放たれ、 空中に捕まって動けないこういちに向かって一直線に進むガイザー砲を追う。 利江だけが見ていられずに目をつぶり、手で顔を覆ってしまう。和恵姉さん 「くっ・・・・」 ササッ☆ 『 南流 空撃波 !! 』 ドドォーーーーン! 『 うわーーーーっ! 』 放たれたガイザー砲がこういち目掛けて一直線に突き進み、そしてまばゆい閃光 を放ち、大音響の破裂音と共に空中で 大爆発 を起こしたっ! 強烈な波動が大地を揺るがし、辺りの木々や工場の建物、周囲の塀や鋼鉄製の門 など辺り一面、その爆風に飲み込まれる様に跡形も無くみるみるとチリの様に破壊 され消え去っていく。 -つづく-第152話 異次元バトル 4 へ (あぁ、どーせオレはこんな役回りですよ) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。
2007年01月31日
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.~ ~ ~ザウバー 「おまえがここまですばしっこいとはな。 それに拳法・・・中々の使い手じゃねぇか。」 攻撃の手を止め、話し出したザウバー。 リツコも間合いを取り、構えたまま静止する。リツコ 「そうね、たしなむよりはしっかりと修行していたけど。 スペック-3の力を得ると、みな天狗になってたみたいね。 私も含めて。 ところがこの世はやはり広いわ。 上には上が居るのよ。 それを知った時、私は自分の居場所がはっきりとしたのよ。」ザウバー 「この場所におまえが現れて最初は何でおまえが・・・・と驚いた。 売られたと聞いていたし、まさかこいつらと繋がっていたとは・・・・。 油断したぜ。」リツコ 「私は、姉さんや彼等からは命令なんてされてないわ。 組織が裏で企んでいることを知り、自らの判断で行動してるの。 総帥の行っていることに、私は賛同できない!」ザウバー 「ふん、まぁいい。 今、拳を交えているのが現実だからな。 同じスペック-3同士なら、元の能力の差がモノを言う。 リツコよ、避けているだけではこのオレは倒せないぞ。」リツコ 「・・・・やってみなければ判らないでしょ。」 ジリ、ジリとその間合いをつめるザウバー。 そして、ザウバー 「そうだな、やってみなけりゃ判らないこともあるよなっ! いくぞっ!」 『 そりゃーー! 』 打って出てきたザウバーの攻撃をヒラリ、ヒラリと交わすリツコだが、 時として受けて止めることを余儀なくされる。 ガシっ★リツコ ( くっ・・・・ やはりこいつの蹴りは威力が違う・・・・身体がミシミシと悲鳴を上げている ) 受身は取り、クリーンヒットは許していないものの、 その一撃がリツコの体にズッシリと重くのしかかる。 『 ハィ! ハィハィ! 』 そして打って出るリツコ。 ヒョイ バシっ ヒョイ バシっ ザウバーは避けるも、そのいくつかはスピードが勝るリツコの蹴り、 手套を食らってしまう。 そして、 『ハィーー!』 ガシ★ 『うりゃ!』 ズゴーン★ バサリツコ 「うぐ・・・・」 なんと、倒れ込んだのはリツコ。 リツコの蹴りをそのまま手で掴んで止め、動きを止めたまま 横っ腹に正拳をぶち込んだザウバー。 リツコが勢い追いよくそのまま後方に飛ばされたのだった。~ ~ ~スワン 「すばしっこいやつめ・・・・ だが、おまえの避ける範囲が判ってきたよ。 オレに奥の手を出させるとは・・・・。 これでおまえは丸焦げだよっ!」 『 食らえっ! プラズマ・エレキネットっ! 』 叫びながら両腕を前に出し、なんと今度は手のひらを開いていた! その両手のひらの指一本一本から凄まじいエレクトリックな網目を作り、 広範囲に放射したスワンっ!和恵姉さん 「うわーーーっ!」 ビリビリビリビリ 素早く回避するも、その網目に引っかかり、電撃をまともに食らってしまう!ゆうすけ 「ね、姉さんっ! 」~ ~ ~ 倒れて胸と首を押さえる睦月。 椿はそのまま腕ひしぎ十字固めに入り、睦月の左手を決める。 睦月 涼 「ぐわっ!」 バタバタと足で地面を蹴る睦月。 空いている右手でなんとかしようとモガくが、間接を逆に決められていて、 無理に体を起こせないでいる。 だが、そのわらをも掴みたい右手が、何かを掴んだその時、 無理やり右手で椿の顔面を打ちに行ったっ! ガシ★椿 「うわっ!」 思わず手を解き放ち、後ろに転げて顔を抑えてのたうち回る椿。 もっそりと立ち上がり、握っていたものを後ろに投げ捨て、 ぶら~んと下がった左腕をかばう様に押さえた睦月。 投げ捨てられたものは、辺りに飛び散り散乱していたアスファルトの破片であった。 顔面のおでこ辺りから出血をしている椿。 睦月 涼 「椿よ、これは試合ではない。 油断したな。」 血まみれのまま振り向く椿。美咲先生 「椿君・・・・」~ ~ ~ザウバー 「これが元の体の能力の差だ。 次の一発で終わりにしてやる。」 リツコは、横っ腹を押さえながら苦痛の表情でヨロヨロと立ち上がった。利江 「リツコさん・・・・」~ ~ ~スワン 「これで留めだっ!」 倒れた和恵を見て、続けて両手の人差し指を和恵に向かって勢い良く差し出したスワン。 ジリジリジリ ジリジリジリ ズボーーン! 倒れた和恵を直撃! 電撃の凄まじい音っ! まさに落雷を受けたかのようだ!スワン 「あははははは。 どうだ、思い知ったか!」 誇らしげに倒れたままの和恵を見て高笑いをするスワン。ゆうすけ 「 姉ーーーさぁーーーん! 」~ ~ ~ガイザー総帥 「ふん、まだまだこれからだよ、こういち君。」 ガイザーは、今度は握っていたこぶしを開き、再び真下に勢い良く伸ばしたっ! サッ☆ 『フン!』 ズボボボっ! なんと、今度のテレキネシスは強力なものだっ! ピンポイントに焦点を当てたものではなく、こういちとの戦いで、こういちの動く範囲 全体にその力を込め、辺り周辺のアスファルト、その下に敷き詰められていたグリ石、砕石 などを辺り一面、こういちもろとも根こそぎ持ちあげた。 まさに地面がフワフワと宇宙遊泳をしているようだ。 それを見たガイザー、ニンマリと笑みを浮かべると 今度は、宇宙遊泳していた物体全てを、地球の大地に向かって勢い良く叩き付けたっ!ズッシィーーーン利江 「こ、こういち君 !! 」 この時、戦いが繰り広げられていた敷地全体に、大きな地震のような揺れが走った!~ ~ ~ -つづく-第151話 異次元バトル 3 へ (100万年~? そんなのまばたきにしか過ぎない年数よ) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。
2007年01月29日
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.ガイザー総帥 「ふっ、驚いて少し取り乱したが、 お主らの優位なんて存在しておらぬ。 このオレ様と戦う恐ろしさをこれから思い知らせてやるわ!」 ガイザーはそう告げると、右手で握りこぶしを作り、腕を真下に勢い良く伸ばしたっ! サッ☆ 『フン!』 が、 その動作が始まった瞬間に、既に瞬時に別のところに移動していたこういち。 ・・・・・こういち 「どうした、自慢の力も掴む時に実体がそこに無ければ空振りだよな。」 何事も起きず、移動した先で淡々と話すこういち。ガイザー総帥 「く・・・」 再び握りこぶしを真下に勢い良く伸ばしたガイザーっ! サッ☆ 『フン!』 ・・・・・ だが結果は同じ。 そして胸に手を当てたガイザー、 こういちの背後にテレポート。V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V サッ☆ しかし、ガイザーが現れた瞬間に即移動するこういち。~ ~ ~ 睦月 涼 「ちまちまとやってられっかーーっ! くらえ!」 素早いスリ足で椿に近づき、巧みなフェイントでローキック! は見せ掛けで逆足の外掛け、椿 「く、やはりスピードはヤツが勝っているのかっ」 椿も素早く反応はするものの、うまくスリ抜けた椿の奥襟を掴んだ睦月、 『 てゃーーー! 』 体落としで椿を投げ、引き手を一層強く引き、背中に椿を担いだ時に、 奥襟を掴む右手を離し、肘で椿を打ちに行くっ! ガシ★ だがそれを読んでいた椿、右手のひらでそれを受け、左の膝蹴りで睦月の左わき腹を 打ち抜くっ! ズゴ★ そのまま左手で睦月の背中を叩いて右前方に前方回転受身で逃れた。~ ~ ~ザウバー 「スペック-3同士で戦うことになるとは思ってもいなかったぜ。」 もっそりと起き上がりながら、リツコをにらみつけて語るザウバー。リツコ 「私も同じよザウバー。」ザウバー 「こうなりゃ、どっちの能力が勝っているか確かめない訳にはいかねぇな。」リツコ 「望むところ、 さぁ いらっしゃい!」ザウバー 「このザウバー様を甘く見んじゃねぇぞっ!」 『 うりゃーーーー! 』 勢い良くリツコに襲い掛かるザウバー、 『ハィ、ハィ』 ザウバーから繰り出される蹴り、パンチをヒラリ、ヒラリと避けるリツコ。 流れるような動きでスキも無く、美しさすら感じる。 スペック-3同士の戦い、目にも止まらぬ速さでの攻防が繰り広げられた!~ ~ ~スワン 「この女(アマ)~、よくも、よくもこのオレを・・・・ 容赦しないよ! 食らえっ!」 鬼のような形相のスワン、倒れたままの姿勢で指先を突き出し、 和恵に向かって電撃を繰り出すっ! ジリジリジリ ササッ☆ ズボン! ジリジリジリ サッ☆ ズボン! 一撃一撃を見事に交わす和恵。その間に起き上がったスワン、スワン 「く、こしゃくな。 ならこれでどうだっ!」 両手の人差し指で突き出して電撃を発したスワン! ジリジリジリ ササッ☆ ズボン! ジリジリジリ ササッ☆ ズボン! ジリジリジリ ジリジリジリ ササッ☆ サッ☆ ズボン!ズボン! 和恵が避けたところに電撃が落ちている。 さすが、素早い動きの和恵!~ ~ ~ V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V 移動を繰り返しながら、こういち 「どうした。 これではただの追いかけっこだ。」ガイザー総帥 「く、くそ・・・・」 瞬間移動した直後、こういちを蹴りに行くガイザー、 しかし、ヒットする前にこういちは移動してしまっていて空を切ることの繰り返しだ。 だが、 V ズバっ☆ V バシ★ 数回空振りした後、ガイザーの蹴りがこういちにヒット!ガイザー総帥 「ははは、どうだ、蹴り込めたぞ。」こういち 「良かったじゃない。待ってた甲斐があったってもんだよ。」ガイザー総帥 「待ってただと !! 」こういち 「あんたの蹴りは素人同然。 追いかけっこをする必要もないってことさ。」~ ~ ~ 『 テェーーーイ 』 椿が睦月を背負い投げっ! 担がれた睦月、背中の上から正拳を椿の横っ腹目掛けて放つ! シューー ガシっ! 椿は袖を掴んでいた左手を既に離しており、右手一本で投げつつ 睦月の拳を左手のひらで受けた! そのまま拳を掴んだまま、肘を睦月の喉元に当て睦月をアスファルト目掛け、 自らの体は睦月に預けて体重を乗せて叩き付けたっ! 『ぐえっ・・・』 その様子を武藤大介の後方で見つめている利江と美咲先生、そしてゆうすけ。 美咲先生のロープを解きながら、ゆうすけ 「余裕が有りそうなのは姉さんだけみたい・・・。 椿さんは互いに一杯一杯だし、 リツコさんはスピードが勝っているから避けられていられるけど、 腕力はザウバーが数段上。 一発当たるとどうなるか・・・・。」利江 「こういち君は・・・?」ゆうすけ 「あいつはいつも初顔合わせの相手には先に攻撃しないで、まず受けるだろ。 余裕なのかギリギリなのか・・・・判断する前に・・・・ ごめん、おれにも追いきれない、 速すぎて全然見えてない・・・・ ^ ^||| 」 その横で、現実離れをした光景に、驚く美咲先生。美咲先生 「な、何なのこの人達・・・・」ゆうすけ 「その説明は後。 今は、二次災害を受けないように非難していないと。」 と、激しい戦いで壊れたアスファルトの破片がこちらに向かって飛んで来る! バシ バシ パシ 武藤大介がそれを先頭に立って弾いたり、受け止めては横に放り出して 三人を守っていた。~ ~ ~ -つづく-第150話 異次元バトル 2 へ (ふん、まぁいい) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。
2007年01月24日
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.美咲先生 「ちょ、ちょっとあなた達、 うちの生徒になんてことしてるのよっ! 自分達のしている事が分ってるの !? 」ザウバー ( あんな程度ではヤツはびくともしちゃいない。 が・・・・ 総帥にはまだあんな能力があったのか・・・・ ) 睦月 涼 「す、凄い!」スワン 「がっこの先生だかなんだか知らないけど、 ピーピーとうるさいんだよ! 人質は黙って見てな!」 そう叫ぶと指先を突き出し、美咲の足元に電撃を繰り出し威嚇するスワン。 ジリジリジリ ズバン! 電撃が向かってくる軌道と速度ををしっかりと目に焼き付けていた隣の和恵。 そして思い出したように、和恵姉さん 「きゃ~、た・す・け・てぇ~」 ( またまた棒読み )ゆうすけ ( 姉さん、もうちょっとリアルに・・・・ ^ ^;;; ) その時、 一台のタクシーが工場正面から和恵、美咲、ザウバーや睦月の居る広場に入ってきた。 キーー。 ガチャ ガチャ タクシーが停車し、中から出てきたのは・・・・なんと、 痛々しい顔の椿と武藤、そしてリツコに連れられて来た利江の姿だった。 タクシーは、ものものしい現場の状況を察知し、慌てて場外に出て行く。ゆうすけ 「利江ちゃん? 椿さん、それに武藤さんまで・・・・ リツコさん、なにやってんだ・・・?」 見ると、椿、武藤、利江の三人は、紐で手首を縛られてリツコに背中を押されている。 睦月 涼 「つ、椿!」ザウバー 「ほう、リツコじゃないか。 おまえがそいつらを連れてくるとはな。。。」ゆうすけ 「利江ちゃんの護衛は、椿さん、武藤さん、 そしてリツコさんに頼んであったのに・・・・」リツコ 「ガイザー総帥、初めてお目に掛かります。」 片ひざを付いて、ガイザーに頭を下げるリツコ。スワン 「ガイザー総帥、スペック-3の三人目、リツコでございます。」ガイザー総帥 「あなたがリツコですか。」リツコ 「はい、今まで彼等と同行し、スキを伺っておりました。 そして本日、人質としてこの3名を連れて参りました。」スワン 「よろしい。でかしたぞ。」リツコ 「はは、ありがとうございます。」 再度一礼をしたリツコ、ゆっくりと立ち上がり、ビルの前に立つゆうすけに向かって 歩き出した。 そして、リツコ 「このもう一人の少年も人質になります。」 ゆうすけに向かって歩を進め、無言でゆうすけの前に立つ。ゆうすけ ( リツコさん、話が違うよ・・・・ ) ゆうすけの小声にも無言のリツコ。 そして手首を掴んで人質の集まっている場所に引き連れるリツコ。 和恵はその様子をジッと見つめていた。 その時、 ゴト・・・ 積みあがった瓦礫が僅かに音を立て、一堂の目線が一点に注目したその時、 ズボーーーン! 山を形成していた瓦礫が、音と共に一気に吹っ飛んだっ! そして巻き上がった粉塵の中から、こういちがこちらに向かって歩いてきた。 ドスン ドスン ドスン ドスン! 吹き飛んだ瓦礫が、中庭の広場や建物の側面、屋上などにぶつかったり、 こちらに歩くこういちの後方に、地響きを伴う凄い勢いで次々と落下していった。こういち 「なにも変わっちゃいないよ。」利江・美咲先生 「こういち君!」椿 「こういち君!」武藤大介 「こういちっ」 とても心配そうにこういちを見つめる利江。ガイザー総帥 「出てきましたね。 では、答えを聞かせてもらいましょうか。」スワン 「おまえが居ぬ間に、人質が増えたぞ。」こういち 「変わっちゃいないね。 あんたら、自分達が優位に立っていると思っているようだが、 残念だがそこが違うんだよ。 たとえ、ここにクラウスやブルーガーってやつが居ても一緒だ。」和恵姉さん ( こういち、本気になっちゃダメよ。 利江ちゃんやゆうすけ君、椿君や武藤君にまで被害が及ぶわ・・・・ ) 心の中でなんと、心配しているのは生身の彼等のことだった和恵。こういち 「サーカスの団長さんよ、 スピードが違う? まだ試している最中だ。 結論はこれからだよ。」 こういちは和恵と目を合わせる。 軽くうなずく和恵。こういち 「団長、悪いが優位に立っているのは・・・・・ ( キリっと顔が引き締まり、 ) おいら達だっ! 」 シュッ ズカっ★ そう叫んだこういち、あっという間に移動しスワンを蹴り飛ばしたっ! その行動と同時に、和恵はロープを一瞬で解き放ち、 ザウバーを後ろ回し蹴りで、これも一瞬で蹴り飛ばしたっ! ドスっ★ うぉっ! さらに同時に、なんとリツコは連れてきたゆうすけを武藤に向かって放り投げ、 ヒョイ~ 続いて利江を抱いて後方に非難したっ! サッ そしてゆうすけを放られた武藤、 結わいてあった紐をスルっと手首から外し、ゆうすけをキャッチ! そのまま後方に下がったリツコの元へ走る。 更に更に、椿も同様に紐を自ら素早く解きながら睦月を一蹴! ズカっ★ うぐっ 飛ばされた睦月を横目に、美咲先生を抱えてリツコのいる後方へと退避させた。 サッ☆ いつのまにか、ガイザーと対じしていたこういち。ガイザー総帥 「ひ、人質が・・・・ それにあのザウバーが、一蹴で飛ばされるとは・・・・」 一瞬であちらもこちらも状況が変わり、やや取り乱すガイザー。和恵姉さん 「悪いわね、 私はね、生まれてこの方、『たすけて~』 なんてたわごとを 一度たりとも口にしたことがないの。 今回はゆうすけがどうしてもって言うから。。。」 いつもながらスリットから生脚をスッと横に出し、腕組みをして話す和恵。ザウバー 「こ、この女・・・・今までのは芝居かよ・・・・ こんな蹴り、今まで食らったことがない。 スペック-3のこのオレにすら避ける間を与えないとは・・・・」 倒れたまま和恵を見て、唇から滴り落ちる血を袖口で拭いながら漏らすザウバー。リツコ 「これが私の答え! ザウバー、あなたの相手はこの私よ! 姉さんじゃ無かっただけ幸運だと思いなさい。」 美咲先生を後ろに下がらせ、前に出て話すリツコ。 同じくチャイナ姿で生脚バッチリの姿勢。ザウバー 「にしても油断したわ。 リツコ、きさまぁー!」 睦月 涼 「つ・・・椿ぃ~、今こそ決着をつけてやるっ!」椿 「望むところだ!」ゆうすけ 「姉さん!」 落ちていた細い鉄パイプを和恵に放り投げるゆうすけ。 和恵はそれをキャッチした後、和恵姉さん 「そうすると、あなたの相手は私みたいよ♪」 シュバっ☆ 『ハィっ』 ガシっ★ 素早く移動し、立ち上がったばかりのスワンを再び蹴り倒す和恵。 『ぐぉっ』 その後、鉄パイプを槍代わりに槍術の拳套を披露してサッと構えた。スワン 「く、くそう・・・・おのれーーー、 このオレに挑むとはいい根性してるな女っ! 覚悟しなっ!」こういち 「どうだ、おめーらが有利になってないだろ。 これがおいら達の答えだっ!」 -つづく-第149話 異次元バトル へ (ちまちまとやってられっかーーっ!) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。
2007年01月22日
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.ガイザー総帥 「こういち君、あれが誰だか判るでしょう。」 こちらに歩いて来る四人、 先頭は、ロープで縛られ 睦月 涼 の付き添いで歩かされている、 なんと美咲先生の姿がっ!ゆうすけ 「み、美咲先生」 驚くゆうすけ。 続いて斜め後ろには、同じくロープで縛られて ザウバー の付き添いで歩く和恵の姿がっ!和恵姉さん 「た・す・け・てぇ~♪ きゃ~ な・に・す・る・の・よぉ~」ゆうすけ ( ね、姉さん・・・・それじゃ間抜けな大根役者ですよ・・・・ ) まるで棒読みのような和恵の悲鳴・・・・。ザウバー ( 後の連中はなにやってんだ・・・・小娘一人に時間掛かりやがって・・・・ )ゆうすけ 「ね、姉さんっ! おまえら、き、きったねぇ~ぞっ! 」 (こうやらなきゃ) ( しかし、美咲先生までもとは・・・・やられたな。ぬかったぜ・・・・ )こういち 「ねえちゃん、それに美咲先生っ! 」ガイザー総帥 「そう、一人はキミの担任です。 そしてもう一人はお姉さんということですよ。 さて、これで条件は揃いました。 こういち君、 改めて尋ねましょう。 混乱する世界に一石を投じ、裏から各国を牛耳るのです。 核兵器をチラつかせ、恐怖で縛り、相手より有利な立場に、 そして脅威を互いに持つ立場なら対等になると思い上がっているやから。 人間が古来より繰り返し行ってきた手法です。 日本では織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と時代と共に成し得た統一の姿です。 過渡期においては血も流れましょう。 同様に、今の世の中を変えて世界が一つになれば、人を殺しあう戦争やいがみ合いが 無くなり、真の世界平和が訪れることになります。 こんな引き金を引く会社の一員になって、一緒に活躍してみる気はありませんか?」 今、初めて語られたガイザー総帥の目的。 それを神妙に聞いていたゆうすけ。ゆうすけ ( こいつの言っていることは確かに一理ある。 が・・・・こういち、おまえはどう動く・・・・ ) 厳しい表情でこういちを見つめるゆうすけ。 そのこういち。表情ひとつ変えずにガイザーを直視したまま、こういち 「さっきと気持ちは何も変わっちゃいない。 あんたの言うように、この世の中はヒビの入ったガラスのコップと同じだ。 何かのきっかけで壊れてしまう程もろい、うわべや形だけの姿かもしれない。 だけど、あんたはそれを表の理由にし、美化しているに過ぎない。 人類は、生き抜く為に昔から過ちを繰り返しているのは事実。 だが、そうして生きる統べを知り、共同して生存する統べを身に着けてきた。 ズボっ ( しゃがんで、足元のアスファルとに拳をブチ込み、その下の土を握ったこういち それを広げて見せて、 ) こんな一握りの土の中でも、何億という微生物が存在し、生き抜く為に戦い、 そして生きるために助け合いながら共存もしている。 アフリカの大地でも、肉食獣と草食獣との弱肉強食の世界。 海の中や川の中の世界でも、同様の戦いは行われている。 生命の強く生きる宿命でもある。 だから、おいらは争いは否定しない。 だけど、あんたの言っている言葉の裏側には・・・・ 心の中では、[世界征服] という文字がしっかりと刻まれているように見える。 そんなやつにはおいらは賛同しない。 だからおいらは、取引きに応じる気は無いっ!」ガイザー総帥 「小僧・・・・、いや失礼、こういち君だったね。 ( 少しずつ口調が変わりだす ) 言うねぇ。 とても残念だが決別と捉えよう。 だが、この取引きとなっている現実、それをどう乗り切るつもりなのだ。 とてもキミが優位に立っている様には見えないし、それに・・・・」 と、話の途中で建物の屋上で 突然、何か構えたように動くガイザー。 そして勢い良く 蹴りこむ動作 をしたかと思うと、 突然とその姿が消え、 V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V バシっ★こういち 「うっ・・・・」 次の瞬間、その蹴り込む動作がそのままこういちの横っ腹に炸裂★ゆうすけ 「な、なんだっ !! 」和恵姉さん 「は、速いっ! こういちが受身を取れないなんて・・・・」 ザウバーと 睦月 も初めて目の辺りにするとみえ、驚きを隠せない。ザウバー・睦月 ( !! ) 言葉にならない。ガイザー総帥 「どうした小僧・・・・、いや失礼、こういち君だったよね。 自慢のスピードも私には通じないようだが。」 こういちは、上目使いに和恵を見て、僅かな笑みをこぼした。こういち 「スピードね。。。 試してみるかい?」 するとこういちは、その場からキリのように消えて、全く別の場所に移動したっ! だが・・・・ V ズバっ☆ V V ズバっ☆ V ガイザー総帥 「残念だね。 私の方が上手みたいだ。」 別の場所に移動したこういちのその後ろに立ち、声を掛けるガイザー総帥。 それを聞き、続けて場所を移動するこういち。 だが、何回やっても結果は同じだった。ゆうすけ 「テレポートだっ! あいつは瞬間移動が出来るんだ!」ガイザー総帥 「無駄だ無駄だ。 私を引き離す事なんて無理だよ。 そして、私にはキミも気づいたようだが、こんな力もある。」 こういちの後ろに立つガイザーはそう告げると、右手で握りこぶしを作り、腕を真下に 勢い良く伸ばしたっ! 『フンっ!』 すると、 こういちの体が突然フワっと空に浮き、一直線に建物に向かって叩き付けられたっ! ===>ズボン ===>ズボン! 建物を突き抜け、地面に落下するこういち。 そして・・・・ 尚も右手握りこぶしに力を込めるガイザー、 シュン! シュン! ドスン ドスン ドスン ドスン! 崩れた建物の瓦礫がこういちの落下地点に向かって空(くう)を飛び始め、 次々と落下して倒れたこういちの上に積みあがっていった!ゆうすけ ( くそ、これもテレキネシス、念動力か・・・・ 前のヤツよりも威力がある! )ガイザー総帥 「さぁ、どうするかね。 こういち君。 圧倒的な力の差、もう答えは出たのではないかな? 選択肢は一つしかないんですよ。 それともキミを殺す前に、人質の命を頂いてしまってもいいんですかね。」美咲先生 「こ、こういち君っ!」 -つづく-第148話 裏切り へ (ピーピーとうるさいんだよ) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。
2007年01月19日
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. 『うぉーーーっ! 』 無数の 謎の戦闘員 が、一斉にこういちに向かって攻撃を開始したっ! ガシガシっ スボ ズカ ズカズカ ズゴ ズゴ ズゴズゴ ズゴっ バシ バシバシっ ズボっ ガツガツっ ズゴっ ガシっ スボ ズカっ ズゴ ズゴ ズゴズゴ ズゴっ バシバシ バシっ ズボっ ガツガツっ ズゴ ズゴ ズゴズゴズゴっ ズボっ バシバシっ ズコっ ズボっ ガツガツっ ズゴズゴズゴズゴズゴっ ズガっ バシバシっ ガシガシっ スボ ズカズカズカ バシ バシ バシっ ズゴズゴズゴズゴ ズゴっ 風の如く、姿が見えなくなる程の速さ、そして凄まじい打撃音と共に無数の 謎の戦闘員 達の間を駆け抜け、そして次の瞬間には、その戦場の一番手前、スワンの見つめる目前に すっくと立つこういちの姿を捉えることが出来た。 そして・・・・ バサ、バサ、バサ バサバサバサ、バサ・・・・ バサ、バサ、バサ・・・・ と、次々と倒れる 謎の戦闘員 達。スワン 「なにっ !? この 戦闘員 を一瞬にしてだと !? 」~謎の戦闘員 「申し上げますっ!」ブルーガー 「どうした。」謎の戦闘員 「はっ、戦闘員製造第四工場で、何者かが奇襲を仕掛けたとの連絡が入りましたっ!」ガイザー総帥 「ほぅ。。。やっと来たか。 では、ちょっとそいつらの顔を見に出かけてくるとしましょう。 あちらが陽動の線も見据え、ブルーガーはそのままここで防衛を続けよ。 それと、先ほどザウバーから連絡がありましたね。 第四工場へと伝えて下さい。」ブルーガー 「はっ。」 片ひざを付いてガイザーに頭をさげるブルーガー。 そしてそのガイザーは、拳を握った左手を胸の位置に水平に当てると、 その姿が一瞬でその場から消えたのだった。~スワン 「小僧、やるなぁ。。。 今度はおれが相手だ。今の様に行くと思うなよっ!」 例により、右手でこういちを指差すスワン。 すると、 目にも止まらぬ速さで、指先からエレクトリックに放電された電気が こういちに投げかけられたっ! ジリジリジリ サッ☆ ドーン 素早く避けるこういち。ゆうすけ 「うわっ、あの女は、で…電撃かよ!」 建物の壁の後ろに身を潜め、その光景を見て驚くゆうすけ。 そして避けた後、難しい顔をするこういち。こういち ( ・・・・ )スワン 「く・・・こしゃくな小僧め。 これをも避けるのか・・・・。 だが、余裕は無さそうだ。 次は仕留めてやるよ、覚悟をしっ!」 スワンは横に向かって駆け出し、再びこういちに向かって右手人差し指を突き出し、 ジリジリジリ サッ☆ ドーン ジリジリジリ サッ☆ ドーン と空振りの電撃を繰り返す。 こういちは最初の一撃よりも尚離れるように回避し続ける。スワン 「では行くぞっ! 覚悟っ!」 すると今度は、左手人差し指も突き出し始め、両手先から電撃が繰り返し放たれたっ! ジリジリジリ ジリジリジリ ジリジリジリ ジリジリジリ サッ☆ ササッ☆☆ 二つ、三つと避けるこういちだったが、その四つ目、こういち 「くっ!」 ズバン★ 避けて体を反転していたが、電撃の柱から枝分かれしたその一つがこういちの左足に僅かに ヒットしたのだった! ショートしたかのような凄い音と共に、こういちが転げて片ひざで構える。ゆうすけ 「電気が相手であいつ良く交わせてたな・・・。 だが、人の体に吸い寄せられるようにやや屈折カーブを描く上、 枝が人に向かって伸びだす・・・ これではさすがに・・・・ が、当てられた時のこういちの動きが急に鈍く感じたが・・・・」 そのこういち、ゆっくりと立ち上がって見つめるその視線は、 なんとスワンに向けられてはおらず、建物の屋上に立ち、二人の戦いを見据えていた おしゃれな黒いスーツに身を包みシルクハットを被ってという出で立ちの一人の男に向けら れていた。ガイザー総帥 「ほぅ。 良く私の存在が分かりましたね。 戦闘員のこの様、そしてスワンの電撃も交わすとは、重ね重ね大したものです。」スワン 「ガイザー総帥!」ゆうすけ 「総帥? するとやつが黒幕の・・・・」スワン 「ガイザー総帥自ら御出陣とは・・・・恐れ入ります。」ガイザー総帥 「小僧、名をなんと申したかな・・・・」こういち 「おいら こういち、 南こういちだ。」ガイザー総帥 「そうか、こういち君でしたね。 私はガイザー、(株)ファイナルウエポン社の社長を勤めています。 でも、キミの目はその社長を見る目ではありませんね。」こういち 「サーカス一座の団長さんか。 まったく、どいつもこいつも手品師みたいだ。 あんたも、この間のブルーガーってヤツと同じ手品が使えるようだが。」ガイザー総帥 「ほほう、 それにも気が付いていましたか。 敵にしておくのはもったいないですね。 どうです、この私と取引きをしませんか。」こういち 「取引き・・・・ヤダね。」ガイザー総帥 「そうですか、でも取引きというものには条件が存在するものなのですよ。」 総帥が軽くうなずくと、正門の辺りから四人の男女が広場に向かって歩いてきた。 -つづく-第147話 取引き へ (それじゃ間抜けな大根役者ですよ) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。
2007年01月17日
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. 戦闘員製造第三工場。 ここには、ブルーガーの他に、なんとガイザー総帥の姿もあった。ガイザー総帥 「ブルーガー、ケガの具合はどうです。」ブルーガー 「ご心配、恐れ入ります。 ずっと固定し続けてきましたので、戦闘には支障なく動けるところまで。」ガイザー総帥 「うむ、 あまり無理するでないぞ。」ブルーガー 「有り難きお言葉。 なれどあの小僧、並みの人間にあらず。 我らサイキック・ソルジャーとはまた異質の存在。 私も休んでおる状況にはこざいません。」ガイザー総帥 「なれば、このわたしも手合わせしてみたくなりました。 他の工場の状況を知らせよ。」謎の戦闘員 「サー!」ブルーガー 「ガイザー総帥、」ガイザー総帥 「なんですか。」ブルーガー 「スワンから聞いたのですが、過日行われたプレゼンの日、 中華皇国のバイヤーが面白いことを言っておりましたそうで。」ガイザー総帥 「話してみなさい。」ブルーガー 「は、中華皇国の伝説にございますそうで、 ある山奥に、なんでも 願いが叶う [神霊石] なるものが存在するそうです。ガイザー総帥 「ほう、『願いが叶う石』。 それは面白い話ですね。」ブルーガー 「詳しくは判りませんが、ガイザー総帥のお耳にと。」ガイザー総帥 「ブルーガーよ、 楽しみな題材が出てきたではありませんか。 このゴタゴタが一段落したら、早速調査してみて下さい。」ブルーガー 「かしこまりました。」~ ~ ~ スワンの居る、戦闘員製造第三工場。謎の戦闘員 「スワン様、」スワン 「何事だ、やつらが来たのかっ!」謎の戦闘員 「いえ、建屋裏側の見回り戦闘員と連絡が取れませんので・・・・」スワン 「用足しでもしているのか !? このような時に・・・・ たるんでおるな、一人回して見てまいれ。」謎の戦闘員 「サー!」 返答をしたその時、 \ /ズコン \ /ズコン \ /ズコーーン! 数人の戦闘員が、戦闘員製造工場の建屋を突き破り、スワン達のいる 表の広場まで飛ばされ、地面に叩き付けられたっ!謎の戦闘員 「うわっ」 続いて一階中央部分を \|/ ズボーーーン! 爆風が一直線に頑丈な壁を付き抜け、ポッカリと開いた穴から粉塵に混じり、 ぼんやりと二人の少年の姿が現れた。スワン 「うぬ・・・・」 さすがのスワンも、この凄まじい光景に息を呑んだ。ゆうすけ 「おぃ、また別口が居るみたいだぜ。」こういち 「それにしてもゆうすけ、 その格好・・・・なんか他に無かったのか・・・?」 冴えない中世の甲冑を思わせる、アルミ?製らしき鎧を身にまとっていたゆうすけ。ゆうすけ 「仕方ないだろー。 オレは生身なんだし、他にいいのが無かったんだから・・・・ 戦国武将の甲冑じゃ、重過ぎてよ。」スワン 「おぃっ、 きさまらか、我らが施設を襲うガキ共ってのは!」ゆうすけ 「まぁ、オレ達しか居ないだろうな。 そんな物好きなガキってのは。。。」スワン 「ふっ、面白い。 おまえら、名はなんと言う。」こういち 「おいらこういち。 南こういちってんだ。」ゆうすけ 「こっちはゆうすけ。 で、そっちは・・・?」スワン 「おれは スワン、総帥の親衛隊隊長だ。」ゆうすけ 「親衛隊ってのは、守る人の側にいるものなんだぜ。 そいつの姿が見えないようだ。」 デコに手のひらを当て、キョロキョロとするゆうすけ。スワン 「あのお方は、親衛隊が不要なのさ。 親衛隊とは名ばかり。 総帥の出る幕無く、このおれがお前らを片付けてやる。」こういち 「女性が『おれ』なんて言葉を使うのは良くないよ。 それに顔の化粧も変だよ・・・ この間の人も同じ化粧してたけど・・・・。」スワン 「おれはおれでいいっ! それにこれは化粧ではない。 生まれつきのアザみたいなものだ。 そんなことよりも、命乞いでもしていろ。 おまえらの命もここまでにしてやるんだからね。 このおれが。」こういち 「悪いがそいつは無理だ。 おいらには、別にやらなければならない使命がある。 それを全うするまでは命の心配なんてしていられないのさ。」スワン 「おれはお前達の使命なんてものには興味は無い。 ここに来たからには、残念だが覚悟しな。 皆の者、掛かれっ! 」謎の戦闘員 「サーっ!」 スワンの掛け声と共に、待ち構えていた 謎の戦闘員 達数十人が、 砂糖に集まる蟻(アリ)の如く、黒い群れとなってこういちに襲い掛かったっ! 建物の影に身を隠すゆうすけ。 『てゃーーーっ! 』 『おーーーりゃーー 』 -つづく-第146話 戦闘開始 2 へ (取引き・・・・ヤダね) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。
2007年01月15日
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. 数日後、ザウバー 「しかし弱ったもんだぜ。 このオレですらこの公園と、あそこのコンビニの前で出会っただけだ、探しよう がない。」 こういちと最初に出会った公園の樹木に寄りかかり、謎の戦闘員 数名を引き連れて、途方 にくれていたザウバー。ザウバー 「お前らに探して来いって言ったところで、顔がわからなきゃどうしょうもない。 判るのはおれだけかよ・・・。 今日で三日目だぞ・・・。」謎の戦闘員 「その小僧の学校に行って見るとか?」ザウバー 「けっ、もっと頭使えよ。 今は学校が夏休みでやってねぇってこと知らないのか・・・?」謎の戦闘員 「は、はぁ・・・そっか・・・・」ザウバー 「この公園に遊びにくる年でもなかろう。 コンビニに買い物に来る確率の方が高そうだな。そっちで張るか。 おぃ、移動するぞ。」謎の戦闘員 「サー!」~ ~ ~ 息を潜めて、コンビニの近くで待機するザウバー達。ザウバー 「あぁあ、隠れてるなんて性に合わないぜ。」謎の戦闘員 「寝てる場合じゃないですよ、あなたにしか判らないんですから・・・・」 ビルの裏で仰向けに横になり、頭に腕を組んで枕代わり。 そして足を組んで話すザウバーザウバー 「なんだよな・・・・まったく・・・。 らしき年齢のやつが通ったら教えろ。」謎の戦闘員 「サーっ」ザウバー ( にしても、こんなに早く手に入るとは思わなかったぜ。 このオレ様の秘策、そして野望。 誰も知らぬわ。。。 実現が早まりそうだぜ。) 何やら、一人でニヤけているザウバー。 しばらく待つこと一時間。謎の戦闘員 「ザウバー様、 年頃の小僧一人、女の子一人、そしてもう一人の3人がコンビニに向かって行きます。」ザウバー 「ん~? どれどれ・・・・」 片目を開けて、路地越しにコンビニに向かって歩いている3人に目をやるザウバー。ザウバー 「 !! おい、ビンゴ★だぜ!」謎の戦闘員 「するとやつがこういちっすね。」 もそっと起き上がるザウバー。ザウバー 「そうだ、お前ら、よーーく顔覚えておくんだぞ。 ヤツとは絶対に戦うな。 命無駄にするだけだからな。 こんなに早く逢えるとはな。 やはり運気はオレに向いて来ている。 隣のお嬢さんはいつもの連れだ。狙うはあのお嬢さんだ。 もう一人の方は・・・分らん・・・。」謎の戦闘員 「今、無線でコンビニの側に待機しているヤツから、こういちはもう一人に、『姉ちゃん』 と呼びかけていたそうです。」ザウバー 「ほぅ、姉貴か。。。 よし、お前らはお嬢さんを付けろ。おれは気が進まんのでな。 で、姉貴はオレが付ける。 いいか、くれぐれもこういちが離れてから狙えよ。 本部に『人質を連れて行けるかも』と、連絡だけ入れておけ。 分かったら行けっ!」謎の戦闘員 『サー!』こういち 「じぁね、利江ちゃん。」利江 「うん、またね。。。」和恵姉さん 「今日もありがとう。」利江 「いいえ♪ いつでも手伝いますよ~♪」和恵姉さん 「それじぁね。」 3人は二手に分かれて歩きだした。 一人になった利江。 利江を遠巻きに 謎の戦闘員 達が後を付け始める。 そしてこういちと和恵達二人の遠く後ろからは、ザウバーが何食わぬ顔でこっそりと 付けていた。こういち 「じゃ。」 何かニタっとしてから手を上げて和恵と別れるこういち。 ザウバー ( おぃおぃ、うまいじゃないか。。。 姉貴一人になったか。 益々運気はオレに味方しているなぁ。 ) ニンマリとするザウバー。 分かれたこういちは、別のところで待っていたゆうすけと合流していた。ゆうすけ 「さて、今日辺りもう一つ潰しておくか。」こういち 「いいよ。」~~~ ~~~ ~~~ 戦闘員製造第四工場。 ここには、今日はスワンが防衛のため待機していた。スワン 「あぁ~暇だ暇だ暇だっ! 小僧共は全然襲ってこないではなかっ! その上、戦闘員の緊張感が薄れ始めているし。」謎の戦闘員 「は、はぁ・・・」スワン 「本当にやつらは、ここの在り処を知ってるのか? たまたま研究所と第二工場だけを知り、襲ったのではないのか? あ~いまいましい。 来るなら早いとこ来やがれっ!」謎の戦闘員 「スワン様、少しは落ち着かれて下さい。 襲われないに越したことはありません。 第三工場とも連絡を取っておりますが、あちらも何事も無いようですし。」スワン 「第三は兄じゃか。 二度も小僧と戦うなんて許されんっ!」 チュチュ 床を這う ねずみ を見て、 突然指を刺し、エレクトリックな放電を放つ! ジリジリ! ズボン! ねずみは、逃げる間もなく丸こげに・・・・スワン 「小僧共とヤルのは、次はこのオレだっ!」 -つづく-第145話 戦闘開始 へ (それは面白い話ですね) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。
2007年01月12日
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.ザウバー 「只今到着しました。」 総帥の前でしゃがみ、頭を下げるザウバー。ガイザー総帥 「うむ、早いな。 早速だが、我々の施設が襲われていることは承知しておるな。」ザウバー 「はい。」ガイザー総帥 「その張本人が例の子供達らしい。 その者達に数多く接しているのがお主であると聞く。 向こうが宣戦を布告してきた今、黙ってやつらを待ち受ける訳にもいかないのでね。 こちらも何か手を打ちたいと思うのだが。 そこで、やつらのアジト、立ち寄る店など、何か情報を持っておらんかな?」ザウバー 「・・・・はい。・・・・ ( 少し考えてから、) その者は『こういち』と申す少年で、 私は二度程ですが彼、こういちとは接触しております。 身分は学生、それも青蘭中学に通う一年生でございます。 根城(ねぐら)はわかりません。 しかし、その地域が彼らの主な行動場所のようでございます。」ガイザー総帥 「うむ、 戦闘員数人を引き連れ、何か弱点でも見つけて参れ。 万が一、そのこういちとかち合っても、まだ戦うなよ。 まずはこちらも情報を集めることが先決だ。」ザウバー 「はっ、承知しました。」ガイザー総帥 「頼んだぞ。」ザウバー 「ガイザー様、」 そういうと、かしこまりながら、ガイザーに近づくザウバー。ザウバー 「大事なお衣装に、ほこりが付いております。失礼します。」 手を伸ばし、一本の髪の毛を取り除き後ろに引き下がるザウバー。ガイザー総帥 「悪いな。」ザウバー 「いえ。。。」 にんまりと笑みを浮かべるザウバーであった。~~~ ~~~ ~~~その夜、大勢のお客で花盛りの 洋風居酒屋 [ 華夢on ]和恵姉さん 「こういちーっ! これ3番さんにお願い。 ゆうすけーっ! これ12番さんね。」こういち・ゆうすけ 「はーい♪」リツコ 「5番を空けたわ。」和恵姉さん 「リツコにまで、悪いわね・・・・手伝わせてしまって・・・・」リツコ 「いいんですよ♪ どうせ夜は暇してるんですから。。。」こういち 「7番さん、おあいそでーすっ!」リツコ 「はーい♪ 私がレジに。」和恵姉さん 「悪いわね。」とくさん 「いらっしゃいませー。」 和恵姉さん 「こういちーっ! 食器洗って! ゆうすけーっ! これ2番さんね。 利江ちゃーん、新規さん、5番にご案内ね。」利江 「はいっ♪ 3人様、どうぞこちらへ~。。。」武藤大介 「なんか・・・居辛いっすね。」椿 「あ、あぁ・・・姉さんが当分晩飯はご馳走してくれると言ってくれての事だが・・・」和恵姉さん 「椿君、武藤君も気にしないでね♪ 好きなの頼んでいいから。 その代わり、セルフで運んで頂戴ね。」椿・武藤 「お、おす。」リツコ 「5番さん、 生中3つ、刺身盛り合わせ、特性ミックスピザ、さつま揚げ、大根サラダ各1、 ほっけが2つ、ねぎ間2つ、イカ刺ソーメン3つでーす。」とくさん 「かしこまりました。」利江 「9番さん、おあいそです♪」リツコ 「はーい。。。」~~~ ~~~ ~~~ こんな戦争も、一っ区切り。和恵姉さん 「みんなありがとね・・・・」ゆうすけ 「おれら中学生はバイト出来ませんからね・・・。 個人の勝手な手伝いってことですから (^ ^;;; 」利江 「お姉さまにはお世話になっている分、これくらいお手伝いしないと♪」リツコ 「毎晩これだと大変ね・・・・。」ゆうすけ 「にしても疲れた・・・・ふぅ・・・・」 ドサっとイスに座るゆうすけ。とくさん 「はい、これみなさんの分よ~♪ 召し上がれ。。。」ゆうすけ 「やったーーーっ!」 突然元気になり、カウンターに駆けつけるゆうすけ。リツコ・利江 「早速、頂きま~す♪」椿 「繁盛の裏側は、本当に戦争ですね・・・・」和恵姉さん 「戦争といえばね、今日みんなに集まってもらったのには訳があるの。」武藤大介 「何ですか、急に・・・」ゆうすけ 「ん~ん、 (口の中が一杯で、何を言っているか分らない) しっかりと飲み込んでから、 えっと、その件でしたら私からお話します。 いよいよ、例のやつらにこちらから 宣戦布告 をしてきました。」椿 「宣戦布告ですかっ!」ゆうすけ 「はい、 やつらはとうとう世界のバイヤー達を集めて、プレゼンテーションを行ってしまいました。 その標的が先日の自衛隊駐屯地襲撃です。」利江 「あの事件が・・・・」ゆうすけ 「このままのんびりとしていると、あの 謎の戦闘員 達が、全世界に流れだしてしまいます。 そのため、その研究所や工場のいくつかを昨日・今日と、こういちと襲ってきました。 これ以上製作数を増やさないためにも、そしてこちらに注意を向けるためにも。 他の工場がまだありますが、まだ少しそのまま放っておきます。」椿 「なぜ一気につぶさないのだ?」ゆうすけ 「二つ叩いたので、こちらが工場の在り処の情報を入手しているのは分ったはずです。 そうすると、残っている工場は防衛戦線を張ることになるでしょう。 戦力を集中してきます。 そんな時に行くのは良くありません。 彼らにはそのまま緊張しててもらいましょう。 そして肩の力が抜けたころに再び。。。 本当は、集結してくれていた方がいっきに叩けるというメリットもありますが。 まぁ、能が無ければその二つだけしか在り処(ありか)を入手していないと考えることも あるかもしれませんが。」武藤大介 「なるほどのぉ。。。」ゆうすけ 「あとは、今後みなさんの身辺にもやつらの手が忍び寄るかもしれないということなんです。 こちらの状況や弱点など、調べる手を打つのは普通に考えられることですから。 十分に注意をして下さい。 そこで・・・・」 さらに細かい打ち合わせを行い始めたゆうすけであった。。。 -つづく-第144話 宣戦布告 5 へ (おぃおぃ、うまいじゃないか) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。
2007年01月10日
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.ゆうすけ 「ごほっごほっ 煙かった・・・・。 それにしても大丈夫か?」こういち 「あぁ、おいらは心配ないよ。 あんなこと出来るやつがいるんだな。 まるで手品だよ。」 二人とも、煙とススで顔が真っ黒。 衣服はスプリンクラーの水でビショビショだ。ゆうすけ 「ありぁ超能力だな。 最初のが念動力のテレキネシス、触れずに物体を移動させる力だ。」こういち 「急に体が浮くから・・・・次の瞬間には壁に向かってたし・・・・。」ゆうすけ 「そして火炎放射 超能力で指先から僅かな火を出す少年がジャカルタだかあっちの方にいるとは 書物で見たことはあるけど・・・・ でもなんだありゃ・・・・。」こういち 「指先とはケタ違いの炎だったよ・・・・」ゆうすけ 「にしても、おまえ、 マシンガンの弾すら見極められるのかよ・・・・ 一秒間に十発近く、それに複数から打ち込まれてたのに・・・・ てっきり超鋼筋で対応すると思ってたよ。」こういち 「超鋼筋じゃ跳ね返った弾がどこ行っちゃうかわからないもん。 ゆうすけに 向かっちゃうかもしれないし・・・。 おいらにはゆっくりと進む浮いた弾にしか見えない。近づく速度はそんなもん。 数打っても大して変わりないさ。」ゆうすけ 「そこまで動態視力がいいのか・・・。 なぁ、TV の画面、見づらいだろ。」こういち 「一枚一枚の画像とつなぎ目の黒い画面の連続に見えるよ。」ゆうすけ 「だろうな・・・・ あと、テレキネシス。 最初は動かされていたようだが・・・・」こういち 「最初はなんだ? って感じ。初めての経験だから。 二回目は体を何かが掴むまでの時間を計ったのさ。 少しタイムラグがあったからね。」ゆうすけ 「しかし、あいつはスペックなんたらの戦闘員よりも厄介な相手かもしれない。 やつは総帥の右腕だとよ・・・・。 恐らく大将の総帥とやらは、さらに能力は上ってことだぜ。」こういち 「んなもん、やってみなくちゃわからないんだからさ。」ゆうすけ 「そりゃそうだ。」 ビルの前には、消防車が集まりだしていた。 下からビルを見上げると、いつもと変わり無い姿をしている。ゆうすけ 「最新のビルってな良く出来てるんだな。 防火設備に加え、排煙装置も万全ってことだ。 燃え移らないようになっているようだ。」こういち 「助けに中に入らなくても大丈夫なんか。」ゆうすけ 「そういうこと♪ 大事な資料を手にしたから、とっととズラかろう。 研究員達もそのうち出て来るかもしれないからな。」こういち 「大事な資料って・・・?」ゆうすけ 「やつらの連絡先のリストさ♪」こういち 「やるじゃん、ゆうすけ。」ゆうすけ 「お前が体を張ってるときに、おれはおれ成りにやる事があるってことさ ^ ^v 」~~~ ~~~ ~~~スワン 「総帥、昨日の研究所に続き、本日先程、何者かに戦闘員製造第二工場も襲われました。」ガイザー総帥 「なんという様だっ! プレゼンによる宣伝も済ませたばかりだというのに・・・・。 ブルーガー、お前が居たのにこの有様とはどういうことだっ」 片ひざを付き、ガイザー総帥と横に並ぶスワンに頭を下げながら、ブルーガー 「申し訳けございません。 突然、例の小僧が現れまして・・・・。 残念ながらこの私も負傷。 言葉がありません。」スワン 「総帥、ブルーガー程の男も無傷ではいられない相手。 放っておくとやなり厄介なことに・・・。」ブルーガー 「なぜ、我々の施設の在り処が判ったのかは不明・・・・。 ですが、このままだと他の施設にまで被害が及ぶ可能性も・・・。」スワン 「もしかして、あのリツコが絡んでいるのか? このあいだ売却された。」ブルーガー 「いや、彼女ではあるまい。 商品取引部では、他の施設の所在地までは知るはずもない。 連絡はここの本部経由だったから・・・・。」ガイザー総帥 「いずれにしても、このままでは他の施設も狙われるかもしれん。 なぜこの機密が漏れたかの詮索は後回しだ。 まず、各施設をやつらの手から守ることを考えよ。 ブルーガー、スワン、お前達も施設に行き、防衛指揮を取れっ!」ブルーガー・スワン 『ははっ!』ガイザー総帥 「忌々しい小僧どもめ・・・・」 そう漏らした後、少し考えてから総帥。ガイザー総帥 「ここへザウバーを呼べ!」~~~ ~~~ ~~~ ここは浦羽高校の体育館。 山にこもっての猛特訓を終えた椿と、青蘭中学主将の武藤が乱捕りをしていた。 「てゃー」 バシっ 「まだまだっ」 「そゃー」 バシっ武藤大介 「はぁ、はぁ、はぁ・・・・ 椿さん、格段と腕を上げとりますね。」椿 勇姿 「あぁ、とても体が軽いよ。 普段の練習も軽いアップに感じる程だ。」武藤大介 「スピードとキレが増しとります。」椿 勇姿 「この私に隙を見つけずらい的確な動きをする武藤君も、かなり上達したんじゃないかな。」武藤大介 「これもこういちのお陰ですかの。」椿 勇姿 「そうだな。 さらなる次元へのきっかけとその世界を見せてくれた。 あんな少年がいるなんて・・・・」 たたみに座り込み、語りだす二人。武藤大介 「わしの出会いは学校の教室でした。 自己紹介の時に突然、ゆうすけのやつにこういちを襲えと。 わしは半信半疑でしたが、ケガするのはわしかも・・・と言われ、 ムッときてそれなりに真剣に寝首をかきにいったのじゃが・・・・」椿 勇姿 「ゆうすけ君らしい演出じゃないか。」武藤大介 「やつは後ろにも目があるんじゃないかと思うほど的確に対処しとったです。 今も夢に出てくる程・・・・恐ろしかです。」椿 勇姿 「私も同じだよ。 キミも見て知っての通り、私は攻撃、彼は防御一方だったのに・・・・ ことごとく交わされ、防がれ、負傷したのはなんとこの私だったのだから。 受けるだけでも相手に恐怖を抱かせる。 自分の攻撃が通じないと思わせることが、あれほど効果があるとは・・・・ 己自身で悟ることが出来た。 [攻撃は最大の防御] と言う。 しかし、全ての攻撃を防がれるという精神的ダメージは、 格闘技においては最悪、相手に屈することを意味する。 それも良くて引き分けという図式だ。 とてつもなく恐ろしく感じたよ。 完全な防御こそ、効果的な攻撃に繋がる。 言葉ではない彼の教えかもしれないな。 彼の本気、想像を絶する次元かもしれないが、見て見たい気もするよ。」武藤大介 「そういえば、やつの本気って・・・・見たことなかです。」 とそこへ、和恵姉さんがやってきた。 体育館入り口で、和恵姉さん 「よ、若人達。 やってるな~♪」 声に気づき、入り口に視線を送った二人。椿 勇姿 「お姉さん。」和恵姉さん 「ちょっと頼みがあるんだけどな。」 入り口でニコニコして話す和恵であった。~~~ ~~~ ~~~ -つづく-第143話 宣戦布告 4 へ (にしても疲れた・・・・ふぅ・・・) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。
2007年01月09日
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. 薄手の西洋の甲冑のようにも見えるモノを身にまとったブルーガー、ブルーガー 「おい、小僧。 おじさん達に、入っちゃダメって言われたんじゃないのか。」ゆうすけ 「立ち入りはそう言われたよ。 だから屈んで入ってきたぜ。」こういち 「それに、入ったのもちゃんと入り口からだ。」ブルーガー 「なるほど、正論だな。 では入るのは私が特別に許可しよう。 で、ここへ何しに来たんだ?」ゆうすけ 「見学に・・・・という話はもうやめとくか。 ここへは、この設備をバラバラにするためさ。」ブルーガー 「ほう、壊しにね。 でも、守ってくれてたようだが。」こういち 「ここで働く人達にとっては、すごくイヤなことだろうからな。 自らの手で壊す・・・・ってところは配慮したのさ。」ブルーガー 「やさしいんだな。 だが、我らの戦闘員をぶっ倒すとは只者ではないらしい。 名前ぐらい聞いておくか。」こういち 「おいらこういち。 南こういちだ。」ゆうすけ 「おれ、ゆうすけ。」ブルーガー 「あぁ、聞いたことがある名前だ。 そうか、キミがこういち君か。 大した腕前のようだ。 我々の戦闘員ではなるほど、刃が立たない所はしっかりと見させてもらったよ。 私は戦闘隊長のブルーガー。 総帥の右腕だよ。」ゆうすけ 「いきなり大将かと思った・・・・。」ブルーガー 「残念だがな。 まっ、ガイザー総帥を倒しに来た訳ではなさそうだから、私が誰でも 問題ないと思うがね。」こういち 「おまえらの大将は ガイザー というのか。覚えておこう。 で、おいら達はこのままここを壊してもいいのかな?」ブルーガー 「まっさか。 この私が、そんなことを許可するはずがない。」こういち 「だよな。 で?」 目線を立ちすくむ研究員達に送るこういち。 雰囲気を察知し、おずおずと足を運びながら部屋の外に退去始める研究員達。 こういちに手加減されて倒れていた研究員達も、体を起こして後を追うように退去していく。 戦闘員には容赦が無かったと見え、みな意識が無い。ブルーガー 「私と遣り合いたいみたいだな。 だが無理だ、やめとけ。 お前では相手にならんよ。」こういち 「隊長さん、やってみなけりゃ判らないさ。」 ガツっ★ ズボーーン 突然、横の設備に拳をぶち込むこういち。 そしてショートして軽爆破を起こす電気機器。こういち 「 ゴング鳴ったぜ。」ブルーガー 「自信満々のようだな小僧。 ならばお望み通り、相手をしてやろう。 掛かって来い!」 こういちがブルーガーに向かって走り出そうとした時、 『フン!』こういち 「んっ !?」 突然、こういちの体が浮き上がり、横の壁に叩きつけられたっ! ヒュ~ ドスン★ パラパラパラ・・・・ 壁の壊れた欠片がフロアに落ちる。 こういちは片ひざで着地した。ブルーガー 「何が起きたのか判らんだろう。」 目をつぶり、左腕を斜めに胸に当て、何かを念じていたブルーガー。 こういちが再びブルーガーに向かって走り出そうとした時、 『フン!』 先程と同様に、こういちの体が浮き上がり、反対側の壁に叩きつけられたっ! ヒューー ドスン★ パラパラパラ・・・・ゆうすけ 「くっ、超能力・・・・!? 」こういち 「・・・・」ブルーガー 「何度やっても一緒だよ。 諦めるんだな。」こういち 「いや、同じじぁ~ない。」 何かを感じ取った様子のこういち。ブルーガー 「諦めの悪いお子様だな。」 こういちは、すくっと立ち上がり、急に素早く逆向きに走り出したっ! 目をつぶり、念を込めるブルーガー。 しかし、こういちは次々と設備を破壊している。 ズボっ★ ボォーーン ズボっ★ ボーン バシ★ ボォーーン ドン★ ボーン ガツ★ ボォーーン ガツ★ ボォーーン ズボっ★ ボーン バシ★ ボォーーン ドン★ ボーン ガツ★ ボォーーン バシ★ ボーン その破壊する場所は、目では追えない素早さっ! 破壊される音は、次々と切れ間なく連続して鳴り響く! 移動速度を早めたこういちを捕らえきれないらしく、こういちの居たと思われる辺りの ディスプレーや、壊れた設備の破片が、こういちとすれ違い様に次々と壁に打ち付けら れていた。 そして、次の瞬間っ! ズカっ ドスン ドサブルーガー 「なにっ」 目にも止まらぬ速さでこういちの飛び蹴りがブルーガーにヒット ブルーガーは後ろの壁に叩き付けられたのだった。 尚もこういちが打ちに行く時、ブルーガーがスッと、左手をこういちに向けた。ブルーガー 「スポット・ファイヤーー!」 ゴォーーーーーーっ! 直径が50cmはあろう凄まじい炎の噴射が、 こういちに向けて真一直線にブルーガーの左手の平から放たれたっ! ドン ドサ 炎の柱の先端で壁に叩きつけられたこういちの体。 衣服からは煙が出ていた。腕で顔を覆いながら着地したこういち。ブルーガー 「くそ、このオレに 奥の手 を出させるとは・・・・」ゆうすけ 「か、火炎放射・・・・ !? 」 ブルーガーの放った炎が施設に引火し、大きな火の手が一気に上がった。ブルーガー 「お、おのれぇ・・・・こ、こういち・・・・ ぐほっ、 く、あばら骨を数本云っちまったか・・・・ うっ、 ダメだ、あばらを固定する方に "力" を使わなくては・・・・ 残念だが今日のところは退散だ・・・・。」 炎にまぎれて、裏口から退散するブルーガー。 それを見たゆうすけ、顔を腕で覆いながらブルーガーの出てきた奥の部屋に入っていった。 まだ火の気と煙が回り込んでいない部屋の中をキョロキョロと見渡し、 ある一つの貼り紙に注目した。 それをむしり取り、部屋の外へ出た。ゆうすけ 「こういち、引き上げるぞっ!」 辺り一面に沸き起こる炎のカーテン、天井を覆うドス黒い煙。 部屋の中では、スプリンクラーが作動して天井から水のシャワーが放水されだしていた。 こういちはゆうすけを抱きかかえて、素早く入り口から外に出て行くのであった。 -つづく-第142話 宣戦布告 3 へ (なぁ、TV の画面、見づらいだろ) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。
2007年01月05日
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