全2件 (2件中 1-2件目)
1

. 急に後ろ向きに振り向いたマーシャ、そして、[神霊巫女]マーシャ(南 志津) 「さぁ、そろそろ私は[大竹林寺]に戻らねばなりません。 みなさんとはここでお別れです。 どうぞお達者で・・・・。」 涙目が見えないように振り向いたのか、[大竹林寺]本堂に戻るために振り向いたのかは誰 にも分らない。 そして一歩、また一歩と重い足取りで歩を進めるマーシャ。 そのとき、こういち 「かぁちゃん・・・。」 こういちがつぶやいたその言葉に、はっ! として歩く足を止めたマーシャ・・・。和恵姉さん 「えっ。」ゆうすけ 「なんだって?」[神霊巫女]利江 「こういち君・・・。」 その一言に驚く面々。こういち 「姉ちゃんの素振り、そしてゆうすけの会話からわかったよ。 戦いの最中にね・・・。」ゆうすけ 「やべ、そうだった・・・。」こういち 「それに、[神霊巫女]に力を貸す[探神霊石]が、おいらと姉ちゃんにも力を貸した ことでも裏が取れた。」[神霊巫女]マーシャ(南 志津) ( こういち・・・ ) じんわりと目頭が熱くなるマーシャこと南 志津。こういち 「かぁちゃん、後ろめたいことなんて何も無いよ。 かぁちゃんも自分の使命を全うしただけ。生んだばかりのおいらの元から姿を隠した からって、それが引っかかっているなら、おいらは大丈夫。 かぁちゃんが[神霊巫 女]さんと分った時に理解したよ。 今思えば、陳南家 南流のとおちゃんにも、ちゃんと理解していたじゃないか、かぁ ちゃんは。 今度は我々 陳南家 南流 が、かぁちゃんを理解してあげないと・・・。 だから、だからもう戻ることはないよ、[大竹林寺]には。」[神霊巫女]マーシャ(南 志津) ( こういち・・・ ) こらえていたが、とうとう一筋の雫がマーシャ(南 志津)のほほを伝う。[大竹林寺総元帥]チュウラン 「そうだ、[大竹林寺]に戻る必要 ない。」 再び大軍勢を率いて現れたチュウラン。 軍長達の横に、チョウ・ギョッキ、テイ・チョンミンらの姿もあった。[神霊巫女]マーシャ(南 志津) ( チュウラン様・・・ )[大竹林寺総元帥]チュウラン 「しばらくは[三獣神]も現れることもないだろう。 それに[神霊巫女]なら今は利江だ。 でもその利江すら恐らく大丈夫。 我々の世代ではな。 二人、連れて行く よい。 我は先程、[大竹林寺 総元帥]の地位に着任した。 今日からはここのトップとして率いる。 その私からの任務完了の令である。 マーシャ殿、ご苦労であった。」[神霊巫女]マーシャ(南 志津) 「チュウラン様。。。 ありがとうございます。」和恵姉さん 「母さん、帰っておいでよ。」 大粒の涙を流しながらゆっくりとみんなの方を向くマーシャ。 しかし、涙を拭いながら、[神霊巫女]マーシャ(南 志津) 「チュウラン様、折角のお言葉ですが・・・私はこの[大竹林寺]に残らせて頂きます。 利江さんの代理として、[探神霊石:源石球]からの情報をお伝えしなければなりま せん。」ゆうすけ / こういち 「 ・・・・ 」[神霊巫女]利江 「マーシャさん・・・」和恵姉さん 「・・・そう・・・残念だけど・・・お母さんの、自分の人生だから・・・。」[大竹林寺総元帥]チュウラン 「・・・あい分かった。 好きにする よい。 (そして利江に振り返り、) もし、正規[神霊巫女]の力 必要になったら利江、呼び戻すぞぉ~。」 笑顔で話すチュウラン。[神霊巫女]利江 「はい、チュウランさんのお願いならいつでも喜んで駆けつけます。」 利江も目頭を拭きながら笑顔で応えた。和恵姉さん 「あぁぁ! 母さんを泣かせてるぅぅぅぅぅっ! こういちが悪いっ!」[神霊巫女]利江 「こういち君が悪い!」ゆうすけ 「こういちが悪い!」[近衛軍長 補佐]チーラン 「こういち 悪いっ!」リツコ 「こういち君が悪い!」[大竹林寺総元帥]チュウラン 「こういち 悪いっ!」[近衛軍長 補佐]スウラン 「こういち 悪いっ!」[神霊巫女]マーシャ(南 志津) 「そう、こういちが悪いっ!」タロ 「COooooooo!」こういち 「ご、ごめん・・・・」ゆうすけ 「と、と、と、、、、おぃ、それじゃ次ぎ突っ込めないだろうが・・・・」 『あははははは。。。』[大竹林寺総元帥]チュウラン 「我は[大竹林寺]が、表の世界でも何か役立つようにと、これからこの軍団を引率する つもりだ。 [竹林山]にこもってばかりでは、この先、いつ第二の黄龍道が現れるやもしれん。 それに失った軍長や兵士達のともらい、そして復興とやることは山積みだ。 そそ、ゆうすけ、オマケ[近衛軍長 補佐]を連れてゆけ。」[近衛軍長 補佐]スウラン 「チ、チュウラン・・・。」[大竹林寺総元帥]チュウラン 「あともう一人[近衛軍長]は利江が許せば・・・だが。」 はっとしてチュウランを見るチーラン、そしてチーランを見る利江。和恵姉さん 「[近衛軍長]って、あなたの側近じゃないの・・・。 無理しなくていいわよ。」[大竹林寺総元帥]チュウラン 「そだ、言い忘れた。 [近衛軍長 補佐]チーラン、[近衛軍長 補佐]を免じ[近衛軍長]を命ずる。 [近衛軍長 補佐]スウラン、引き続き[近衛軍長]チーランの補佐を命ずる。」[近衛軍長]チーラン 「なに、チーラン [近衛軍長]に?」[大竹林寺総元帥]チュウラン 「そうだ、私の統制に無くてはならない大事な軍。 任せるのはチーランだ。」ゆうすけ 「ならなおさら・・・」[大竹林寺総元帥]チュウラン 「心配無用。 先程言うたように、これからは、表の世界とも融合できるように引率するつもり。 なれば、表の世界と我々の調和を探し出すのも[近衛軍長]達の務めと考えるが。」ゆうすけ 「くそ、付け入る隙がないや・・・。」[近衛軍長 補佐]スウラン 「わかった。 スウラン、任務受けた!」[大竹林寺総元帥]チュウラン 「うむ。 [近衛軍長]、どうじゃな、利江殿。」[神霊巫女]利江 「断る理由は。。。何もありません♪」[竹林寺総元帥]チュウラン 「だそうじゃ、チーラン。」[近衛軍長]チーラン 「いいのか? 利江。 チーラン こういちの側にいても・・・。」[神霊巫女]利江 「うん、チーランさんならうれしいです♪」[大竹林寺総元帥]チュウラン 「これこれ、任務じゃぞ、任務っ!」[近衛軍長]チーラン 「ハイハイ、チーラン、任務 行く♪ 利江、ありがとう~ *^o^* 」[近衛軍長 補佐]スウラン 「ゆうすけ~~♪ *^.^* 」 チーランは利江に、スウランはゆうすけにそれぞれ駆け寄り、ほっぺにチュウのチーラン、 しっかりと抱き合い、不器用に唇と唇を合わせるスウランとゆうすけであった。 ブチュゾルダ 「おれ達はどうすんだ・・・これから・・・」ザウバー 「こういちを除く一番を探す旅に出るとするか。」ゾルダ 「あの姉さんや Ryuichi も除く・・・だろ・・・。」ザウバー 「ふっ・・・。」 その時、二人に笑顔で手を振り、駆け足で近寄る一人の武闘家がいた。峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「ザウバー様~♪」ゾルダ 「おぃおぃ、いつ彼女を作ったんだ・・・?」ザウバー 「連れて行くなんて、おれの性にあわん。 いくぞ。」 V ズバっ☆ Vゾルダ 「お~ぃ、冷めてぇなぁ・・・。」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「はぁ、はぁ、はぁ、ザ、ザウバー様は・・・?」ゾルダ 「アニキは行っちまったよ・・・。 照れてやがった。 しょうがねぇなぁ。。。 後を追うぜ、一緒に来な。」 (棲 陽江の腕を掴み、) V ズバっ☆ V 総本山の入り口に立つ館長たち。 その目線の先には、真っ赤な夕日もその姿を消そうとしている。 地平線には赤黒い帯が 何処までも続き、今日の戦いが何事も無かったように静かにいつもの一日の幕を閉じよう としていた。 第三章 完 第四章に つづく・・・・第4-364話 町内最強戦隊 へ (三流役者デモシナイアルヨ) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。
2009年08月12日
コメント(1)
.陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「そ、そうか・・・・。 じゃおれの力不足ってやつではないのか・・・・。」 右肩を左手で押さえ、右手をぶら~んとさせ、起き上がりながら語る Ryuichi。こういち 「あぁ、親に流れていた血の違いさ。 生まれた後の、おいら達の[差]じゃない。」 その言葉を聞いて、全身の力が抜ける Ryuichi。 そのまま右肩を押さえながら後方に倒れて、大の字になって寝転んだ。陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「ははは。。。 ありがとよ、なんだかすっきりしたぜ・・・。 親の血か。。。 あははははははは。」 こういちは Ryuichi の姿を見てから、そのまま振り向いた。 すると、目の前から赤くデッかい夕日をバックに、こちらに向かって走ってくる利江の 姿があった。 大粒の涙が、キラキラときらめかせながらバックの赤い色に吸い込まれるように。。。 そしてこれ以上はないって程に大きく手を振りながら。[神霊巫女]利江 「こーいちくーーん~♪」 「 こーいちくーーん~♪ 」 「 こーいちくーーん~♪ 」 こういちは照れることなく、笑顔で両手を横一杯に広げた。 そして飛びつく利江を真正面からガッチリと受け止め、利江の身体をしっかりと抱きしめた のだった。 大粒の涙が止まらない利江。 一時も、そしてそのまた一時もといつまでも離すことなくきつくこういちを抱きしめる利江。 顔をこういちの左肩に乗せ、安らかな笑顔で泣いている。 そう、あの真っ赤に燃えるような大きな夕日をバックに、すっぽりと包まれている二人。 そのシルエットがずっと一つになっていた。 利江の心のわだかまりを残す事無く、そして利江の思いをそのまま反映しているように。 そしてようやく、利江から口を開いた。[神霊巫女]利江 「倒したのね。。。 おめでとう。。。」こういち 「あぁ。。。 このお守りのお陰さ。」[神霊巫女]利江 「ん~ん。 (首を横に振り、否定する。) あなたの使命を全うしようとする心が、 そして、何があっても屈しない強い気持ちがこの結果に繋がったのよ。 ペンダントはその補助程度。 でもちょっぴりだけ恩返しが出来たみたい。」こういち 「恩返し・・・?」 こういちは利江の両腕を両手で支えたまま、利江を自分の前にして聞き返した。[神霊巫女]利江 「そうよ。 塾の帰り道での出来事よ。 (ちょっと戸惑いながら)初めて・・・会った時の。」こういち 「初めて・・・? 違うよ、初めてじゃないよ、あの時利江ちゃんとは。」 はっ とする利江。ゆうすけ 「まさかお前・・・」 いつのまにか二人の元に歩み寄っていたゆうすけ達。こういち 「まさかって・・・ゆうすけは知ってるの?」ゆうすけ 「あ、いやそのぉ・・・・」 (急にもじもじ始めるゆうすけ。) この時利江の目線が、衣服の剥がれ落ちて肌があらわになったこういちの左肩を見つめ ていた。[神霊巫女]利江 「こういちくん・・・その傷跡って・・・」 こういちの左肩には、ヒトデが被さっているような傷跡が残っていたのだった。こういち 「車と・・・。 [超鋼筋]を使わずにケンカして出来ちゃったやつ。綺麗に治らなかったんだよ。」 これで確信した利江。 再びこういちに抱きついた。 そして、[神霊巫女]利江 「ありがとう・・・。 痛かったでしょ・・・・ (再び涙をこぼしだす利江)」 こういちの肩口で顔を見ないまま、つぶやく利江・・・ そして・・・[神霊巫女]利江 「ねぇ・・・ 私、こういち君のお嫁さんになってもいい・・・?」 そう、あの日二人で交わした答えがこの先にある。 利江は最後のキーとなる、その 日から今日まで、ずっと、ずっと忘れること無く心に刻まれているあの日の、決め手と なるキーをささやいたのだった。 ゆうすけがたたずを飲んで見守る。 ちょっぴり不安げな利江。 涙が止まるほどの緊張が漂う。 ドックン、ドックン・・・ 心臓の鼓動が鳴り響く・・・。 利江にはこの間合いが1時間にも思える程とても長く感じた。 そしてこういちが口を開いた。こういち 「なんだよ、約束したじゃん。 『いいよ。二人が大きくなったらね♪』って あの日 に。。。」ゆうすけ 「こういちっ♪」 その言葉を聞いて、もうこの上無い涙を再びあふれさせた利江。 もう顔はぐしょぐしょだ その涙が太陽の光を受け、とてもまぶしくキラキラと輝いていた。 爽やかな風に、やさしくなびく利江の髪。 ( 出会えた。。。 私の念願の王子様(ひと)に。。。) 利江の心は安堵感だけではなく、自分の幼い時からの夢、希望、願い、その想いと、 そして今までのこういちと過ごしてきたワンシーン、ワンシーンが走馬灯のように 次々と思い描かれていく。。。 それでも力を振り絞り、でも泣きじゃくりながら、[神霊巫女]利江 「うん・・・(ぐしゅ)、 や、約束(ぐしゅ)したわよね。。。(ぐしゅ)ちびちゃん。。。」こういち 「あぁ。 おいらが、一生守るべき女性(ひと)だもの。」 次々と心に心地よく降り注ぐ言葉に、両手でこういちの衣服をギュっと握り締める利江。。。 もう言葉にならなかった。ゆうすけ 「やっぱこういちかよ~~~。 お前、覚えていたのか・・・?」こういち 「初めて好きになった女の子との約束だからね。 忘れるもんか。」和恵姉さん 「おーおー、ついに告白したな♪ ちび少年。 そっか、[超鋼筋]使わなきゃそんなケガくらいするか。 ど~もそれがふに落ち なかったのよね。」こういち 「なんで姉ちゃんまで・・・・ あの時は、瞬時に車中の女の子への衝撃を和らげなきゃって思って。。。」和恵姉さん 「思い出したわ。 利江ちゃん、ゆうすけ君。 そういえばこういちが、肩と拳を痛めて帰宅した日があったわ。 たまたま私の家に来ていたときにね。」こういち 「だからなんで姉ちゃんとゆうす(けが)・・・」和恵姉さん 「あぁぁぁっ! 利江ちゃん泣かせてるぅぅぅぅぅっ! こういちが悪いっ!」ゆうすけ 「こういちが悪い!」[近衛軍長 補佐]チーラン 「こういち 悪いっ!」リツコ 「こういち君が悪い!」[神霊巫女]マーシャ(南 志津) 「こういちが悪いっ!」タロ 「COooooooo。。。」こういち 「いやだからおばさんまで・・・」 利江と和恵、そしてゆうすけがマーシャを見た。 急に後ろ向きに振り向いたマーシャ、そして、[神霊巫女]マーシャ(南 志津) 「さぁ、私は[大竹林寺]に戻らねばなりません。 みなさん、お達者で・・・・。」 涙目が見えないように振り向いたのか、[大竹林寺]本堂に戻るために振り向いたのかは 誰にも分らない。 そして一歩、また一歩と歩を進めるマーシャ。 そのとき、 つづく第363話 永久の彼方に -6 へ ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。
2009年08月06日
コメント(0)
全2件 (2件中 1-2件目)
1
![]()

![]()