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.和恵姉さん 「はいはい・・・。 だそうよ、リツコ。」リツコ 「分りました。 でも危ないのは私より姉さんの方ですよ。。。」和恵姉さん 「辛抱すればいいんでしょ・・・? もぅ・・・。」ゆうすけ 「進展や行動予定は、このインカムからお伝えします。」 自衛隊から預かったインカムを手渡しながら話すゆうすけ。ゆうすけ ( なぜ犯人は要求事項を伝えてこないんだろ・・・。 それが不自然だ。 人質の中に必要な人がいたのか、爆破が目的なのか、爆弾はニセモノでだたの愉快 犯なのか・・・ まぁ愉快犯なら遠目から眺めてる訳で、自分達自らその爆破現場に留まることはないか。 一体、犯人の目的は何なんだ・・・。 )リツコ 「準備できたわよ。」ゆうすけ 「あ、はい。」 (自分もインカムを頭に片耳を塞ぐように被り、飛び出たマイクの位置を調節する。) 「あ、あ。 利江ちゃん、リツコさん、姉さん、聞こえる?」利江 「 OK よ♪」リツコ 「 OK 、取れるわ。」和恵姉さん 「バッチリよ♪」ゆうすけ 「戦闘は出来るだけ回避して下さい。 その時は指示を出しますので。 まだ犯人の 目的がわかっていませんから。 では、お願いします。」 和恵姉さん 「ラジャー! リツコ、行くわよ!」リツコ 「はい!」 彡==サッ 彡==スパッ (一瞬の残像だけを残し、二人は一階の入り口へ駆け込んで行く。)自衛隊小隊長 「は、速いっ!」ゆうすけ 「驚くのは分りますが、照明操作員を続かせて下さい。」和恵姉さん [一階、OK 。] (早くも連絡が入る。)ゆうすけ 「一階の照明は OK だそうです。」自衛隊小隊長 「えっ? あ、は、はい・・・。」 ( こんな短時間で一階分が終わりだと !? ) 伍長に指示を出す小隊長。 そしてそれを受けた伍長から待機していた二人に指示が飛んだ。 続いてその二人がビルへと消えていった。 ほどなくして一階の照明が落とされた。和恵姉さん [二階、OK 。]リツコ [一階、不審物無し。]ゆうすけ 「二階の照明も OK です。」伍長 [二階も消してくれ。]和恵姉さん [三階、OK 。]ゆうすけ 「三階の照明 OK です。」伍長 「は、早い!」 [さ、三階、消してくれ。] 次々と下の階から照明が落ちていく・・・。リツコ [二階、不審物無し。]和恵姉さん [ゆうすけ、いいかしら?]ゆうすけ [はい、なんですか?]和恵姉さん [ここからオフィスフロアーなんだけど、鍵が掛かっている部屋があるの。 どうすればいい?]ゆうすけ [そのフロアーから電気は姉さんが消して下さい。 鍵か・・・] ( オフィスなんだから、空にするときは施錠するわな・・・。 だが、犯人が居る部屋も 中から施錠している可能性もある・・・。 このまま素通りでは、姉さん達が上に上がったことを犯人に気づかれてしまう・・・。 素通りってのはまずい・・・。 )リツコ [三階、不審物無し。]和恵姉さん [他も確認したけど、ほとんどのドアに鍵が掛かっているわ。]ゆうすけ [音を立てないで壊せますか?]和恵姉さん [無理ね。] そこへリツコが合流した。リツコ [今、姉さんと一緒。 かなりしっかりとした扉だから、それなりに音は出てしまうわ。]ゆうすけ [くそう・・・ 姉さん、人の気配で空かどうかって分りますか?]和恵姉さん [まぁ判るか。。。な。]ゆうすけ [リツコさんは?]リツコ [普通の人だと、少し厳しいかな・・・。]和恵姉さん [ゆうすけ、電気を消すのが大事じゃなければ、作戦変更して、[気]で判断しても いいわよ。]ゆうすけ [姉さん、リツコさん、それで行きましょう。 姉さんはそれに切り替えて、ただ リツコさんは不審物探し、姉さんが OK したフロアーは、ドアを壊してでも確認し て下さい。]和恵姉さん / リツコ [ラジャー!]和恵姉さん [この階は居ないわ。]リツコ [はい。] ズボッ=>ゆうすけ 「小隊長さん、照明係りのお二人、3階まで終わったら引き上げて頂いて結構です。 そして、別働隊で彼女達がチェックした階の爆発物を、プロの目と探索機器で今一度 チェックして下さい。 こちらは大雑把に見ていくだけなので。」自衛隊小隊長 「分った。 伍長!」~ 少し離れた野次馬達の見ている付近に足を運んだ利江、遠目でビルを振り返る。利江 ( こんなビルが爆破されたら・・・近くのビルも被害を受けてしまう・・・。 被害大だわ・・・。 ) 利江の横で腹を地面に付けて休むタロ、その横に屈み込み、タロの頭を優しく撫でる利江。和恵姉さん [ゆうすけ、今18階。 ここ何階まであるんだっけ?]ゆうすけ [57階です。]和恵姉さん [かなり上の方に人の気配を感じるわ。 それも多人数の。]ゆうすけ [犯人と人質達の可能性があります。 ここから慎重に進めて下さい。 犯人の 見張り役がそろそろ見張っている可能性があります。 リツコさんに合流してもらいます。 リツコさん、爆発物の捜査は自衛隊の方にお願いしますので、そこから姉さん に合流して下さい。]リツコ [了解。]ゆうすけ 「小隊長、人質達はどうも上層階に居るようです。調べた階までは犯人と接触して ませんので、自衛隊の捜査は、部屋の合鍵持参で行って下さい。」 『分った。』 ( にしても、犯人の要求はまだか・・・? 最上階に犯人が居るとして、いざという ときにヘリで容易に逃げるため? だとすると、爆破は犯人が無事に避難してから・・・? 最悪の場合だと、人質ごと自ら犠牲に・・・。 それには、目的がはっきりしないと・・・。 テロだとしたら、多くの人が犠牲になるだけで目的達成となる場合も・・・。 それだと、もっと大勢の人が行き来する昼の時間帯でいい訳だ。 夜・・・人の少ない夜に・・・なぜだ? 爆発予告によるやつらの別のメリット・・・ ・声明を出して、●▲同盟みたいな名前を広く知らせる。 ・このビルに注目が集まる。 ・ビルの外側は、人の排除措置、並びに立ち入り禁止。 ・所轄の警察官が主にここに集中する・・・か。 ん・・・? 待てよ・・・、 たとえばこのビルの騒ぎは "陽動" で、本当の目的は別の場所だとしたら !! ) -つづく-第4-376話 見えぬ企み -3 へ (やだお姉さま。。。 ドンピシャ♪) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。
2009年12月24日
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. そこへ、 BU、BUーーーー!チーラン 「何、車が来たのか?」 (居酒屋『華夢on』の出入り口を見る。)スウラン 「違う、これゆうすけ 携帯の音。」ゆうすけ 「うはは、これメールの着信音ね。 椿さんからだ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ へぇ~。」チーラン 「なに書いてあった?」ゆうすけ 「チーラン、スウラン、こっちの方が楽しいかもしれないよ?」 チーランとスウランが、ゆうすけに注目した。ゆうすけ 「どうもね、地元の大少林寺拳法クラブと接触出来たらしい。 チーランとスウランをこっちによこしてくれと書いてある。」チーラン 「地元の・・・クラブ? 興味ない・・・。」ゆうすけ 「うむ、でね、スペック-1と同等レベルの連中が絡んでいるとしたら・・・?」スウラン 「スペック-1? 異人 !! 」チーラン 「何っ! 異人だとっ !! 」和恵姉さん 「あら、食いつきがいいわね。。。」チーラン 「チーラン、行くっ!」スウラン 「スウランも~♪」利江 「もう、チーラン、こういち君が居るからって・・・。 ¬_¬;」チーラン 「違う違う、利江勘違いするな・・・。」リツコ 「行ってらっしゃいな。 二人揃って。」チーラン 「いいのか、カズエ♪」和恵姉さん 「ゆうすけの作戦に必要ならね。」スウラン 「ゆうすけ、行っていいか?」ゆうすけ 「こういちからの提案さ。 やつは能力を封印して接しているらしいから。 なら、目立つ人は別に必要となる。 椿さんは大少林拳は得手ではないから。。。」チーラン 「ってことは?」和恵姉さん 「行ってらっしゃいな♪」チーラン / スウラン 『やったーーーっ!』利江 「もぅ、あんなに喜んじゃて・・・」リツコ 「安心なさい、目的はこういち君じゃなくて、スペック-1と同等の人達ですから。」とくさん 「全く、変な人達ですね。。。 スペック-1と聞いて、驚くどころか喜ぶなんて・・・。 それよりビル爆破犯人達がお待ちになっているようですよ。。。」リツコ 「そうでしたね。」和恵姉さん 「じゃ、リツコ、ゆうすけ、利江ちゃん、車に乗って頂戴。行くわよ。」 『はいっ。』和恵姉さん 「タロはしばらくトランクでガマンしててね~♪」タロ 「 Coooo・・・ (;o; 」スウラン / チーラン 『いってらっしゃ~~い \(^.^)/ 』 フォン、フォーーーっ! フォン、フォーーーーーっ! 黄色いスポーツカーが高らかなマフラーサウンドを響かせ、夜の街並みを駆け抜けていった のだった。~~ ~~ ~~ ピピピピーーー!警察官 「そこ! 危険ですからもっと下がって下さいっ!」 夜のネオンがきらびやかに彩る都会の真ん中。巨大な高層ビルの周りでは大きな円を描く ように交通規制と、立ち入り制限が引かれていた。 現場の警察官に促されながら、遠めから大勢の野次馬達が詰め掛けている。 規制で車や人の往来の途絶えた広い片側三車線の道、にぎやかな野次馬達のその目の前を、 一台の黄色いスポーツカーが一瞬で駆け抜けていった。 フォン、フォーーーっ! フォン、フォーーーーーっ! そしてビル近くで、甲装車が止まっている脇で自衛隊と警察が陣を引く最前線で停車した。 パタン バタン 扉を開けて出てきた4人と一匹の元へ自衛隊小隊長が駆け寄ってきた。自衛隊小隊長 「ご苦労さまです。」ゆうすけ 「その後の状況は・・・?」 (目の前の高層ビルを眺めながら。)自衛隊小隊長 「はい、依然として犯人は、ビル内のオフィスで残業をしていた24名を人質にとり、立 てこもったままです。」リツコ 「24人もか・・・。」和恵姉さん 「爆弾って、どこに仕掛けられているの・・・?」自衛隊小隊長 「未だ不明です。 犯人からのその後の犯行声明も要求事項も無いままで・・・。」和恵姉さん 「やっかいね。」リツコ 「犯人の居場所も分らないのですか?」自衛隊小隊長 「はい、犯人の人数も分らず、どこに監視の目が光っているかも全く不明なんです。」ゆうすけ 「高層ビル・・・広いからな・・・。 むやみに動けない・・・ってことか・・・。」利江 「でも何か手を打たなければ・・・」 腕組をし、片手をアゴを載せて考えるゆうすけ。 そして・・・ゆうすけ 「姉さん、リツコさん、下から人の居ない階の電気を消していきましょう。 削除法で少しでも犯人の居場所が特定できれば・・・。」和恵姉さん 「そうね、何もしないでただ指を咥えて見ているよりは。」ゆうすけ 「姉さんは一階から順番にそのフロアーに人が居ないか確認して下さい。 居ない場合 は次の階に。 リツコさんはOKの出たフロアーに、何か不審な紙袋などが置いてない かをチェックして下さい。」和恵姉さん 「いいわ。」ゆうすけ 「小隊長さん、このビルの見取り図を二人に下さい。」自衛隊小隊長 「了解した。 伍長!」伍長 「はい、手配させます。」 (すぐに無線で連絡をとる。)ゆうすけ 「それと無線連絡の取れるインカムを4つ下さい。 利江ちゃんはタロと一緒に少し離れた所で待機しててね。」利江 「分ったわ。」ゆうすけ 「小隊長、照明のスイッチは自衛隊の方が操作して下さい。 連絡は姉さんからもらえ ます。」自衛隊小隊長 「よし、二人向けよう。」 図面が届き、館内の大雑把な配置を頭に叩き込む和恵とリツコ。」ゆうすけ 「この行動は、姉さんとリツコさんの素早い動きがなければ出来る手段ではありません。 もし、途中で犯人に出くわしても、外部に連絡を取られないように対処して下さい。 出来れば、こちらが状況を把握するまで、隠密に願いたいです。 最終目的は、爆弾の撤去、または遠隔操作スイッチがあるなら、それを取り上げる。 そして人質の無事な救出です。 くれぐれも犯人を捕まえることが進入の第一目的で はありませんから・・・。 念を押しておかないと、すぐに大胆におっぱじめる方々なので・・・。 詳細が分るまでは、絶対に犯人にスイッチを押させてはダメです。」和恵姉さん 「はいはい・・・。 だそうよ、リツコ。」リツコ 「分りました。 でも危ないのは私より姉さんの方ですよ。。。」和恵姉さん 「辛抱すればいいんでしょ・・・? もぅ・・・。」ゆうすけ 「進展や行動予定は、このインカムからお伝えします。」 自衛隊から預かったインカムを手渡しながら話すゆうすけ。 -つづく-第4-375話 見えぬ企み -2 へ (まぁ判るか。。。な。) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。
2009年12月16日
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.綿来師範 「では、始めから行くぞ! 構え!」 「いちっ!」 『せやっ』 「にっ!」 『せや、せやっ』 「さんっ!」 『せや、せやっ』 「しっ!」 『せやっ』 真剣に型を取って熱中する椿に対し、やり過ぎず・・・というよりは、丸で素人にも見える のんびりとした動きで身体を動かすこういち。 とても楽しそうに輪に溶け込んでいた。~ ~ ~綿来師範 「よぉ~し、今日はこれまでっ!」 『おすっ』綿来師範 「お疲れ様。キミ達、よかったら明日も是非参加してくれたまえ。 我々は歓迎する。 少しでも多くの人達にこの拳法に触れてもらいたいのでね。」こういち 「うん、ありがとう~☆ 是非そうさせてもらうよ。」椿 勇姿 「あ、明日もって・・・ぉぃ・・・」こういち 「楽しかった、じゃまた明日~♪」 (大きく手を振り、その場から去っていくこういち。)椿 勇姿 「ありがとうございました。」 (一礼すると、慌ててこういちを追いかける椿。)大少林寺拳法クラブ員 石釘君(高校3年生リーダー) 「師範、あのオチビちゃんはともかく、もう一人の高校生はいい筋してましたね。」綿来師範 「そうだな。 きっと柔道の世界では名だたるレベルまで昇つめた実力なのであろ う。すばらしい素質がある。 是非うちのクラブに入団して欲しい人材だな・・・。」~ 宿舎に戻った二人、椿 勇姿 「こういち君、なぜ彼らと行動を共に?」 壁に寄りかかって座り、足を前に投げ出した姿勢の椿。こういち 「ゆうすけからの指令・・・なんです。」 畳に足を大の字に広げて座り、柔軟体操をしながら応えるこういち。椿 勇姿 「なんだって・・・ !? 」こういち 「最近この地区に、格闘家に悪さする連中が出没していると・・・。」椿 勇姿 「ぉぃぉぃ、聞いてないぞ・・・」こういち 「彼らの中に入って、その時を待ちます。 そのために近づきました。」椿 勇姿 「それって、警察の仕事じゃないのか・・・?」こういち 「以前にも同様の事柄がありましたよね・・・。」 今度は足を曲げて腹筋運動を始めるこういち。 部屋の中央にあるテーブルを頭に添え た手で掴んでウエイト代わりにしながら・・・。椿 勇姿 「あぁ、スペック-1の・・・」こういち 「えぇ、それに国も目を付けて、念のためおいら達に依頼してきた・・・。」椿 勇姿 「し、しかし、こんなに街中から離れているのに・・・」 椿は、そのテーブルの上にあぐらを組んで座ってみた。こういち 「ゆうすけは、街中では目立つので、郊外で密かにたくらみを遂行し始めたのかもと 話してます。 それに、別件でここに到着したときに・・・。」椿 勇姿 「スペック-1の[気]が・・・か。」 それでも何食わぬ顔で腹筋を続けるこういち。 椿の身体がテーブルごとあぐらを組んだまま上に下にと円弧に動く。こういち 「はい。 やはりこの地では何かが起きてます。 国もゆうすけも対応は正しかったと 今は思ってます。 最初は半信半疑でしたが・・・。」椿 勇姿 「なるほどな・・・。 しかしまたスペック-1かよ・・・。 参りましたね、そのしつこさには。」こういち 「彼らに打ち解けるためにも・・・おいらは素人の姿でいきます。 その時はナンちゃ んと呼んで下さい。そして椿さん、しばらくは目立つ立場は椿さんでいて下さい。」 腹筋運動を止め掴む手を離し、テーブルを元の位置に戻したこういち。椿 勇姿 「そうだな。 やつらの残党だとしたら、こういち君が目立つと警戒されてしまうし。 了解した。 やれやれ、せっかく風呂を浴びたばかりなのに、また汗をかいてしまった・・・。 もう一度風呂に行って来るか。」 タオル片手に部屋を出て行く椿。こういち 「残党・・・かぁ・・・」 仰向けで目を瞑り、考え込むこういちであった。~~~ ~~~ ~~~ 居酒屋『華夢on』の店の中で夜分に突然、ゆうすけの携帯が鳴り響いた。 ピポ パポ ピポ ピポ~♪ゆうすけ 『はい、S.F.F( Special Fighting Forces )ゆうすけです。 はい、 はい 分かりました。』スウラン 「また任務か?」ゆうすけ 「あぁ。 今度はビル爆破予告があったそうだ。 そしてそのビルでは火器類を所持し て中の人達を人質にした犯人が立てこもっているらしい・・・」チーラン 「よし、町内最強戦隊 カズエ・クイーンズ 出動ってことだ。」スウラン 「うんっ♪」ゆうすけ 「ちょい待ち!」スウラン 「なによぉ~~~。」ゆうすけ 「今回は火器類、つまり銃器、そして爆発物も所持している可能性があるってこと・・・。 いつスイッチとかで爆破されるか分らないし・・・。 慎重に作戦練らないと、こちらも無傷って訳にはいかないよ・・・。」リツコ 「さすがに私も拳銃の弾丸を避ける自信は無いわね・・・。」チーラン 「爆発されたら・・・身体 もたない・・・。」ゆうすけ 「姉さん・・・。」リツコ 「そうね、姉さんかこういち君の出番って感じ。 でも、こういち君は別の任務中・・・。」ゆうすけ 「先程、椿さんからメールが届きました。 やはり怪しい気配がプンプンとしてきました。」和恵姉さん 「ってことは、やっぱ今回行くのは私よね~☆」 (とても嬉しそうに顔がにやける。)チーラン 「でも、チーラン、いく。」スウラン 「スウランも。」和恵姉さん 「私1人でいいわよ。」チーラン 「でもいく。」スウラン 「スウランも。」リツコ 「今までと勝手が少し違うわ・・・。 防弾チョッキ着ればそれなりに活躍できる場面もあるかもしれないけど、それでも 危険すぎる。 でも、もしかしたら利江ちゃんの出動は有りかも。」ゆうすけ 「はい。」和恵姉さん 「リツコの保護下であれば、利江ちゃんにも出動してもらうわ。 同様に、チーランもスウランも・・・しかたないわね。」チーラン / スウラン 『やったーーー♪』ゆうすけ 「なんでこう危ないことに笑顔なのかね・・・。 作戦、しっかりと立てなきゃ。 まずは相手の状況、戦力、火力を調べないと。」 そこへ、 BU、BUーーーー!チーラン 「何、車が来たのか?」 (居酒屋『華夢on』の出入り口を見るチーラン。) -つづく-第4-374話 見えぬ企み へ (全く、変な人達ですね) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。
2009年12月10日
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. そのころ こういちと椿は、福ノ島県、猫苗代湖付近の民宿で羽を伸ばしていた。椿 勇姿 「いい湯 だったなぁ。。。 さっぱりとした。」 浴衣姿の椿、タオルを肩に担ぎ、和式の部屋に入ってきた。 既に先に風呂から戻っていたこういち、浴衣姿・・・ではなく、また普段着に着替えていた。椿 勇姿 「なんだよ、浴衣着ないのか・・・?」こういち 「うん、いつでも外に出れるようにしとかなきゃ。」椿 勇姿 「おいおい、また何か出動要請でもありそうなのか?」こういち 「別にそうじゃないけど、でも、いつでも備えておかなくちゃ。」椿 勇姿 「硬いな、こういち君は。。。 おっ、夕食の準備も出来てるなぁ、美味しそうだ。」こういち 「うん、頂きましょう。」~~ ~~ ~~椿 勇姿 「いや~、山菜といい、海鮮の刺身といい実に美味しかった。」 満足そうに座椅子の背もたれに寄りかかり、笑顔でお腹をさする椿。こういち 「椿さんもたくさん食べるんだね。見て、ご飯の入ってたおひつ、見事に空っぽだよ・・・。」椿 勇姿 「私よりこういち君の方が多く食べてるよ。 小さい身体なのに見事な食べっぷり。」 その時、外の道路を列を成して走る15人くらいの集団が通過していった。 『わっせ、わっせ、わっせ・・・・』こういち 「へぇ~、見て椿さん。 拳法着ですよ、あれ。」椿 勇姿 「柔道着よりも薄手に出来ているみたいだしな。 なにより・・・」こういち 「胸に大少林寺のマークが入ってた♪ おいら達も行ってみましょう~☆ 」椿 勇姿 「ぉぃ、行くって・・・・お~ぃ、待ってくれ~~!」 こういちは、既に部屋を飛び出していたのだった。 大少林寺拳法クラブの一団が向かっていたのは猫苗代湖畔。 夕方を過ぎると観光客の姿が消え、広い駐車場が寂しそうにひっそりとしてしまう。 その 駐車場に一団は走り込んでいった。 『わっせ、わっせ、わっせ・・・・』綿来(わたのき)師範 「よぉ~し、止まれ。」 『はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・』綿来師範 「では、いつものように、柔軟体操から始めるぞ。」 『おすっ』 二人一組でお尻を付いて足を前に伸ばした一人を、もう一人が背中を押す姿があちらこちら で行っている。その姿を見ながら待つこういちの所に、ようやく到着する椿。椿 勇姿 「速いよ、こういち君・・・ おっ、やってるな♪」 こういちは、駐車場の柵の上に腰掛け、足をブラ~ンとしながらその様子を見学していた。 この拳法クラブの団員は、中学生から高校生くらいの年齢層。 ひとり30代と見受けられる 師範という構成だ。綿来師範 「ほぐれたら、蹲踞から型打ちを始める。 整列してくれ。」 『おすっ』綿来師範 「い~か~? では始める! いちっ!」 『せやっ』 「にいっ!」 『せやっ』 「さんっ!」 『せや、せやっ』椿 勇姿 「やはりいいものだ、身体を鍛えている姿は。。。」 と、椿は視線をこういちに向ける。 すると、こういちは、柵から降りて自分も一緒に型打ちをやっていた。 その姿は、普通の中学生くらいの少年が、見よう見真似で手足を動かしているように見える 不器用さ。 その横に立ち、椿も一緒に始めたのだった。 『せやっ』 「しちっ!」 『せやっ』 「はちっ!」 『せや、せやっ』 「きゅっ!」 『せや、せやっ』 「じゅっ!」 『せや、せやっ はいっ』綿来師範 「よし、もう一度行くぞ・・・・ん・・・?」 従えている師範の目に、こういち達の姿が飛び込んだようだ。 そして・・・綿来師範 「お~い、そこのお二人さん、よかったら一緒にこっちでやらんか?」こういち 「ほんとに~? うん、やる~~~♪」椿 勇姿 「あ、ぃゃ、やるって・・・こ、こういち君・・・。」 その言葉を誘うかのように一緒に手足を動かして見せていたこういち。 そのまま誘いに笑顔 で乗っていったのだった。綿来師範 「んと、キミ達の名前は・・・?」こういち 「おいら、南、南こういち。 誘ってくれてありがとう。」綿来師範 「うん、楽しそうに手足を動かしていたからね。 えぇっとそちらは・・・? 胴着を着ているようだが・・・。」椿 勇姿 「はい、私は椿 勇姿と申します。 柔道の心得がありこの胴着を着ております。」綿来師範 「柔道でしたか。 どうりで身のこなしがテキパキとされていた。 異種となりますが、少し一緒に汗をながしましょう。 なぁ~に、費用は要りません。万 が一、気に入ったら入門して下されば、その時から頂戴しますから。 みんなもよろしく頼む。」 『おすっ』 『よろしくな♪』 『がんばれよっ』綿来師範 「では、始めから行くぞ! 構え!」 「いちっ!」 『せやっ』 「にっ!」 『せや、せやっ』 「さんっ!」 『せや、せやっ』 「しっ!」 『せやっ』 真剣に型を取って熱中する椿に対し、やり過ぎず・・・というよりは、丸で素人にも見える のんびりとした動きで身体を動かすこういち。 とても楽しそうに輪に溶け込んでいた。 -つづく-第4-373話 不穏な動き -5 へ (でもいく) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。
2009年12月02日
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