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17号インデックス はじめのことは 制度と反制度 1満州国の光と影 政治と宗教 2チェ・ゲバラと広島 4ラオスを知る好著「老検視官シリ先生がゆく」 5 <無用の用の輝き> キコガサタケ 文・写真 なつき 6ヤポネシアの光と風 椿﨑和生の世界 7キヌガサタケの人工栽培成功 7あやおちゃんの「食」の自然暦 奥村彪生 8ドイツの酢事情 エルンスト・つきさん 9口外無用! のコウガイビル!! 茶屋町一郎 10最新「きのこ」映画2題 (ダニエル・デイ=ルイスと・・・) 11ムックきのこクラブのお知らせ・編集後記など 12 17号の発送終えました。ようやくきのこ・菌類世界のNEXT STAGEを示すことができました。小生が深く関わってきた「夜の顔不思議な俳句会」もこの2018年12月には100号を迎えます。そのため新しいメンバーの募集をはじめ、すでに素敵な新会員が名乗りを挙げ始めています。量より質で少しずつ定着していくことでしょう。
2018年08月31日
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休みの日は図書館通いと決めているが、この時間は自習室に身を置いて起きているのか寝ているのか定かではないもので、およそ苦学生には縁遠い生活だ。何時間でも人は眠れるものだということを証明するための時間みたいで楽しくもあり、ちょっぴりわびしくもある。 炎天には珍しいちぎれ雲がぽっかり。 居眠りながらも思い巡らせていることは、我が国の建国を自分なりに筋立てたい一心があり、日本書紀、続日本紀、古事記、物部の史書・先代旧事本記、新撰姓氏録などをただボウッと見つめている。こうして10年1日のごとく過ごしてかれこれ20年になる。酷暑の空にはめずらしいこの夏雲さながらに。さて、わがきのこたちの日本史は、命あるあいだに筋だったものになるのだろうか。それが心配な今日この頃である。
2018年08月29日
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台風20号が過ぎた直後の日曜日、能勢電平野駅から舎羅林山を目指した。駅からすぐの急坂は誰がつけたか、スペイン坂と命名されていて、オシャレな建物群が出迎えてくれた。 クヌギの葉裏の虫こぶに喜ぶ画伯。 山道は台風の際には雨風の通路となり激湍となったようで、方々にデブリが残っていた。ふもとの台場クヌギを見て歩いたことはあったが、舎羅林山登頂ははじめて。全山岩山だったところに植生が広がったと見え、地表は花崗岩が露出しているように感じて、そのようにたずねると、やはりかってはマツタケ山だったらしい。したがってところどころこうした展望のひろけた磐座が点在する。 おそらくは修験行者たちが足しげく訪れた山であったのだろう。豪雨や台風の雨水は地表に沁みず、流れ去ってしまうので、当日は過乾燥の山容。 舎羅林山頂上の二等三角点。低山ながらなかなか趣きのある山塊で気に入りました。地味の薄い地表を覆う松混じりの雑木林ならではのきのこは、時節が合えばさぞ壮観であろうと拝察。 頂上付近の展望地からは北摂・三田の山々が一望でき、足下には貫通して間もない第二名神道路が走っている。 舎羅林山の東に広がるこの放置されたままの分譲地。この地こそが、実は川西自然教室の発祥の原因となった環境問題の係争地とのこと。所有者が点々と変わり、いまだに放置されたままという。 今日は半日歩いて硬質菌以外は皆無でハラタケのきのこに縁のない日となりましたが、下山の途中立ち寄った住職が会員の岡本寺(こうほんじ)で、25三昧会の催しがあると言うので総勢13名覗いてきました。 ひろい意味での菩薩行を実践してこられた平田ご住職の尽力のたまもので、酷暑の昼下がりでしたが、大変な盛況ぶり。 ここの平田住職は、東奔西走の日々であるにも関わらず毎朝、早朝より寺から舎羅林山までを往復し、生き物たちの見守りを続けてこられ、この地での広葉樹枯れのシンボルであるカエンタケを道中の山道で発見されたと聞いている。私は2年ぶりの久々の対面でしたが、意気盛んなオーラを放っていました。
2018年08月29日
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キスリングザックに石を詰めて表六甲を駆け足で上がっていた頃(指折り数えるとかれこれ50年近く前のことになります。ずいぶんと世にはびこりました)から、風化花崗岩の六甲山には砂防ダムとセットでヤシャブシがさかんに植えられていました。それが90年代に入ると花粉症の原因だとされ、打って変わって嫌われ者に。今回の紅葉谷では、こんな巨木のヤシャブシが残っていました。台風一過の阪神地方、淀川は久しぶりに黄濁し、さながらミニ黄河みたいで壮観でした。明日は満月。川西きのこクラブの日ですが、秋のきのこもようやく顔を見せてくれるかな。
2018年08月25日
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過乾燥の今夏は、きのこたちも苦戦を強いられていると見え、どこへいっても異変続き。しかし、深い渓谷を成すわが懐かしの紅葉谷は久々に身も心も洗われる1日となりました。 この時期おなじみの、アワタケ、ドクベニタケ、ツルタケ、ハナオチバタケは言うまでもなく、今年初顔合わせのベニイグチ、そして足元が崩壊してかろうじてバランスを保っている浮遊霊そのもののドクツルタケに出会い溜飲を下げました。 ドクツルタケ Amanita virosa 「殺しの天使」の異名をもつ毒きのこ御三家のひとつがこれです。しかし、雪のない時節に雪女郎さながらに森の中に立ちつくす姿は、きのこ採りの心を掻きむしって余りある美しさを漂わせています。 ベニイグチ Heimiella japonica 松混じりの広葉林地上に顔をのぞかせる中~大型きのこで傘、柄ともにワインレッドのしゃっきりしたきのこです。柄には顕著な網目を有し、傘の裏は鮮やかな黄色でやがてくすんだオリーブ色に変わります。そのオシャレな姿は、林内で出会うと思わず「オウ」と声をかけたくなりますが、触るとゆっくりと青変するのでなかなかのはにかみ屋さんだなと気づきます。このきのこは寄生を受けやすく、こうしてナメクジくんにかじられた程度の傷でまともな形で立ち尽くしているのはむしろ珍しく、思いがけなくデフォルメした姿をさらしていることが多いのです。 ツルタケ Amanita vaginata var. vaginata 真夏のきのこ、コテングタケモドキ A. psuedoporphyria と思いましたが、よく見ると灰色の優った褐色の傘でしたので、近年少なくなっているツルタケちゃんだと思い直しました。ツルタケ、コテングタケも人為の入った庭園や山道の脇に顔をのぞかせるので山歩きをされる方には比較的ポピュラーなきのこです。 同じ仲間で傘の色が橙褐色のカバイロツルタケ同様、テングタケの仲間ではおいしくないきのこですが、特にツルタケは生食での中毒例があります。生で食べるなんて人の心根を疑いますが・・・。 ムラサキホコリ Stemonitis fusca こちらも暑い季節の朽木に登場する変形菌。色が鉄さび色のものはサビホコリ S. axifera。 髪の毛のような黒い柄に小豆色の胞子嚢を掲げる。すでに胞子を飛散しはじめ髪振り乱した個体に出会いましたが、若かりしときは整然とした超ミニチュアのフランクフルトを串刺したような姿です。
2018年08月24日
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立秋直後の六甲山上は霧の流れる朝で始まり、皆が三々五々集まってくる頃には瞬く間に晴れて、近くは神戸の街なみから遠くは友が島まで眺めることができる好天気になりました。 今日出会った美しいモスラちゃんは、タテハチョウの仲間でした。 スミナガシ Dichorragia nesimachus 限りなく黒っぽい青緑の地に白い小紋を散らした美しいチョウで、私は初めての出会い。樹液に飛来し樹蜜を舐める口吻が赤いのが特徴。幼虫はヤマビワやアワブキの葉を食べて育ちます。 クロフオオシロエダシャク Pogonopygia nigralbata シキミを食草として育つシャクガの仲間です。霧の中から現れてしばらく息をととのえていましたが、やがてまた流れる霧に紛れて立ち去っていきました。
2018年08月13日
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黄昏れて、なお出会いは続きます。私は出会いのみが人生と思ってただひたすら出会いを求めて生きてきました。立秋過ぎの六甲での本日の出会いは、追ってこのページで。 明日からは、また「月のしずく」17号との格闘がはじまりますので、今夜はその前に、本日の山中で推敲を重ねた大宝期から天平へ至る頃の「良弁」のプロットについてのメモ書きに没頭いたしましょう。
2018年08月12日
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今日ご紹介するモスラは、メイガちゃん。マンションの壁面などでお尻を上げてシャチホコみたいな止まり方をしているので、僕はヒップアップモスラと呼んでます。小型のモスラが多く種類も多いので、名前調べだけでもなかなか大変。暑いときには避暑を兼ねて図鑑と首ったけになるのもいいかも。しかし、すぐ名前が分かり生活状態がわかるのは1/5程度です。それほど色形もさまざまってことですね。 この上下2葉の写真は同じ個体ですが、フトメイガの仲間です。もっとも近いと思われるのはナカムラサキフトメイガです。 写真上下は同じ個体ですが、こちらもメイガちゃんの仲間です。近いと思われるのはアカシマメイガ。
2018年08月09日
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夏雲がところどころ空を覆うとはいえ、立秋です。いよいよ秋から冬に向けての心構えをする日。一日の大半を図書館で過ごし、あれこれ思いを巡らせて過ごしました。 いろは紅葉がほんのり色づき松の緑に挑みかけています。逝く夏を惜しむ日々のはじまりです。
2018年08月07日
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今年は花々の開花やきのこの散華の時期がずれ、遅速の予想がつかなくなっていますが、酷暑の頃から秋の終わりまで花を咲きつのるさるすべりは、百日紅の名の通り百日以上もの間、美しい花を楽しませてくれます。三田と猪名川の境界の大坂峠を越えた六瀬の蟬時雨の中で百日紅を見つけました。 さあ、立秋の足音が近づいてきています。 炎帝の太陽は、四六時中さまざまに表情を変えつつ、秋を運んできています。「夏よ永遠なれ」こんな祈りに似た言葉をよく飽きもせずに毎年吐き続けてきたことですが、今年もまた、立秋が近づいてくるとどうしても口を突いて出てきまます。 8月7日の立秋以後のひと月、むさぼるように夏の名残りを楽しむことにいたしましょう。
2018年08月05日
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ハグルマトモエ Spirama helicina (ヤガ科) 数年前出会ってずっと気になっていたモスラくん。イボタにしては小さいなと感じていました。5.5cmほどの大きさ。巴紋がくっきり。春から秋までの野山を舞台にするヤガの仲間でした。このモスラくんの幼時の食草がネムノキなのです。僕の大好きな合歓をふるさととするモスラくんなのでした。今年は冬が来る前に会えるかな?。
2018年08月03日
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「歳月人を待たず」とはよくいったもので、送る人からいつしか送られる人になりつつあるのを感じます。しかし、そう思い至ってからの人生というものもなかなか長く息切れがするほどあることも知っています。願わくばこのどろ亀ちゃんたちのように泥かいくぐり乍ら倦まずたゆまずノホホンと暮らしていきましょう。亀ちゃんはこんなつぶらな瞳をもっていたかなと、改めて感心しました。夏は大好きですが、とりわけ日が長いのはとても得をしたような気持になりますね。午後7時の夏雲です。亀ちゃんたちにはみえないかもしれませんが、それはそれでまた、楽しからずや。
2018年08月01日
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