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ラップといっても、早口に字余り歌詞をまくしたてるアレではありません。食べ物や容器をピチッと巻きつける「サランラップ」「クレラップ」などのラップの話です。つい先日、沖縄へ旅行に行ったユウを羽田に出迎えてくれた母が、孫と一緒にそのままわが家へ来て3泊ほどしていったときのこと、冷蔵庫を開けると、ブドウやらサツマイモにラップが巻かれて入っていたのです。はじめは、ユウが沖縄から持たされたのかなと思っていました。でも、あれ?もしかして母が自分の家から持ち込んだものもあるのかな?と思いはじめました。しかし、時間が経つにつれて、ラッピングされたものがドンドン増えてくるのです。明らかにわが家のものも新たにラップされています。「ちょっと、このラップどうしたの?」ときくと、台所の隅っこを指差しています。「あっ!」なんとわが家にラップが置いてある・・・そう、これは確か、ユウの運動会に一般参加して走ったときの景品でした。あのときはほかに液体クレンザーなんかももらったのですが、それはさりげなく学校に忘れたフリをして置いてきてしまいました。でも、ラップは持ち帰って、アルミホイルと一緒にカゴに立てておいたのでした。「うちではこういうときにラップ使わないんだよ。ホラ、こんなふうにサイズが合うお皿で蓋してね・・・」と説明して、いったん切って使ってしまったラップは、洗って干して、何度か何かに利用してから捨てることにしました。それにしても、ラップ・・・たぶん母の暮らしには相当の頻度で登場しているんだろうなぁ。3日の間、瞬く間にいろんなものが巻かれていましたもの。ノンラップ生活を長く続け、付き合う人たちも似たような暮らしをしているようなので、あの光景にはギョッとしてしまいました。一方では、ラップがない生活なんて考えられない人たちもいるのでしょうね。レンジでチン派の人には確かに便利でしょうし。しかし、コンビニのお弁当など、弁当の蓋の上からさらにラップが巻かれていたりもしますよね。あれはなくてもいいんじゃないかと思います。最近では、ほとんどのモノは私たちの暮らしのほんの一部を通り過ぎるだけです。作るのも他の場所、ちょっと使って、捨てたらその後のこともわからない。それを作るためにどんな工程があってどれだけのエネルギーが使われているか、処理についても同じく詳細がわからないので、便利さだけでモノを買ったり使ったり捨てたりしてしまいます。自給、自前を心がけて暮らしていると、そんなモノたちの行方にも気がいくようになり、捨てずに大切に使うことはもとより、何を買うかも慎重に選ぶようになってくるものです。
2007/10/01