仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2016.01.23
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カテゴリ: 宮城
明治41年7月、寺田祐之知事が岡山県知事より赴任した。楽天的な人物で、松島の消極的策を捨てて大公園化を策し、翌42年9月に松島公園経営案を議会に示した。

それまで古来有名な松島だったが、昔ながらの小舟による船覧が続けられていた。文人墨客の情遊には適していたが、鉄道駅からは遠く、大衆を誘致するには不適で、観光客は少なかった。

寺田知事の経営案は、もっと交通の便を図り、森林を美化し、案内広告も積極的に行う計画で、明治44年度から着手された。

まず海岸通から整えられ、松島湾を一大公園となすため、25万4千円余の県費を投じ、大正4年まで6か年にわたり事業を推進したため、維新以来荒廃した松島は、おおいに面目をあらため、人々の回遊に今日されるに至った。

海岸を整備し、松を植え、観瀾亭の西側に洋風のパークホテルもでき、松島の近代的景観のかなめとなった。火輪船が塩竈を基地として桂島(海水浴場)をへて松島海岸にいたる観光遊覧をはかり繁栄をきわめるに至り、とくに清潔な景勝地として好評を受けた。

■鈴木寛蔵編『塩竈の伝承と史話』(1995年)から

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最終更新日  2016.01.23 16:19:40
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