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大阪の中心部からほど近い街。大型スーパーの駐車場は平日の朝のせいか、空いている。ベビーザラスに入ると、おびただしい紙オムツやベビーフードの山が目に飛び込んできた。その奥にスタジオがあるらしいが、禁断のおもちゃ売場を通らないとたどりつけないのは、店側の策略だろうか?店内は土足禁止で、脱いだ靴はスタッフが即座に片付けてくれる。もうこの辺りから「特別な日」感が高まってくる。荷物はロッカーへ。カメラや携帯での撮影はご遠慮ください。決して広いとはいえない店内に、ところせましと吊下げられた衣装の数々。女の子用には「ディズニープリンセスコーナー」もあり、白雪姫等お姫様ドレスがこれまたサイズも豊富に取りそろえられていた。嬢はパープルのドレスをチョイス。目についたものを手にしただけ?そんなに安易に決めてしまっていいのか。色黒のあなたにはオレンジ系とか、ほら、こっちは模造のオレンジやレモンがくっついてるよ。いやはや、花嫁さんのお色直しドレスばりに艶やかな品揃えである。ボンはボンで、王子様系のスーツを手にして離さない。ここで露呈される親のいやらしさよ。スタジオアリスに行ったことがある友達からの強いススメで、ここは羽織袴と決めていた。「ほら○ちゃん、ニンジャタートル(アニメ)の先生やで」着物キャラって、それぐらいしか思いつかない。そもそも衣装に執着するタイプじゃないボンは、あっさり譲歩。バタ臭い顔にあえて和装でいきたかった母ちゃんのわがままを許せ。衣装が決まると即着替え室へ。三畳ほどのスペースに、1、2組の先客。平日だというのに(平日だからかもしれないが)客は絶えず、うまく回転している様子。壁際にキャンバス地の衣装箱が積み重なっており、中身は帯かと思われた。和服の特異性がうかがえる。もう一方の壁には、女の子のヘア飾りやメイク道具一式。スタッフは手際よく子供を着替えさせ、親の出る幕はない。たびや袴を着せられ、みるみるサムライ(ていうか、殿?)になっていくボン。短刀まで持たされる芸のこまかさ(見えないおしゃれってか)。「シグルイ」という時代劇マンガを読んだばかりで、その感動がよみがえってくる。元服を迎える子供を見守る母の心境って、こんな感じだろうか。次は嬢。本人ものっている。前から興味津津だったメイクもしてもらえる。「ハンカチで拭いたらすぐ取れますのでね」と慣れた様子でブラシを動かす女性。アイシャドウは何故か白かった。女優君臨。店の奥のセットで、ボンの撮影が既に始まっている。バイキンマンの人形を駆使し、しっかり笑いをとっているスタッフ。子供の、自然な笑顔を引きだすプロのワザがここに。一方嬢は固まってしまい、かなりスタッフをてこずらせていた。緊張というよりはむしろ、自分というものを安売りしたくない頑固さかと思われる。難しい子なんです、すみません。着替えを済ませ、打ち合わせ。夢のような空間から一気に現実に引き戻される瞬間。ハガキより一回り大きいサイズで、3400円。ミッキーマウスやスティッチと撮ったものは、著作権がかかるので1000円アップ(即却下)。妹曰く、色々たくさん撮って、たくさん買わせるシステム、らしい。急にシビアになってしまう。相手も慣れたもので、二者択一でスピーディーに写真が決まる(決められていく)。この方法、画像ファイルを整理する時に使おうっと。しかし、プロに撮影してもらった子供の姿はプライスレス。この一貫のプロセスは、子供のためではなく親のためではないか。自己満足といってしまえばそれまでだが、子供はれっきとしたいち個人であると同時に、自分の作品なのだと思った。毎日自らを犠牲にしながら造り上げていく最高傑作―――。1年後、希望者のみ500円で画像ファイルが購入できるらしい。1年後を楽しみに、キャビネ版を1枚ずつ購入した。
2013/08/07
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日本の日記、UPしてなくてすみません。あっという間に最終日です↓クルマのナビが目的地が近いことを告げる。専用の駐車場は高いので、駅前の駐車場に乗り入れる(妹が)。隣を見ると、日本に来てからあまり見なかったフォード。駅前では労働者たちが送迎バスを待っている。目と鼻の先にあるアミューズメントパークの存在とは対照的で、真夏の太陽がリアルな現実を照らしていた。人通りが少なく、雑草も伸び放題の遊歩道。夜は女性の一人歩きは絶対におすすめできないだろう。柵を隔てた向こう側から歓声が聞こえてくる。間違いなく目的地に近付いているはずだが、入口がわからない。ホテル群が迫って来て、通りに出ると家族づれの姿も。うん、間違いない。開園時間を30分ほど過ぎ、切符売場はすでに長蛇の列。動いている様子もない。中学生くらいの女子グループ。子供を連れたお母さんたち。カップル。様々な年齢層の人々が列をなしている。グループ交際というやつだろうか。高校か、大学生ぐらいの男女のグループ。男と女の間にはまだ大きな距離がある。「ローン・レンジャー、おもろかった?」野郎同士で固ってるし。聞かれたほうの男子の話が、漫才並に面白かった。「関西人同士の会話はみんな漫才」を体現していると言っていい。思わず聞き入ってしまった。50mほ先のどゲートを通過するまでに約1時間を要す。まず最初に向かったアトラクションは、ジュラシックパーク。嬢が身長が足りなかったが、子守しながら交互にアトラクションを楽しめるサービス「チャイルドスイッチ」を利用。待ち時間は80分。この手のアミューズメントパークに全く縁遠かった自分としては、貴重な(?)体験であった。たった15分ぐらいのアトラクションに1時間以上かけても待つ意味って・・・・?と言ってしまえば、元も子もない。まさに、修行、忍耐を学ぶ一日。ジュラシックパークは、施設そのものがジャングルをイメージし、日陰が多かったのがせめてもの救いだった。ようやく乗り場に到着。ボンは妹に託し、私は沈没した嬢を抱え、待ち合い室へ。係員の制服はショートパンツのサファリルックで統一され、みんな親指を上に突き出しゴーサインを出しているのが、アメリカナイズ。どれぐらい時間がたっただろう。「お姉ちゃんも行ってきい」いつの間にか帰ってきた二人。ボンは心底ビビっていた。恐竜好きとはいえ、6歳には少々刺激が強すぎたようだ。そういえば私も5歳ぐらいの時に、どこかの秘宝館に入った記憶がトラウマとなって残っている。その後一人で乗ってきたが、老体にひびいた。怖かった。昼食後、ワンダーランド周辺をさまよう。人気アトラクションは予約制で、予約カードは敷地内の奥で配布されていた。この辺り、運営者側の計算を感じる。「一人はいや」と怖気づくボンの背中を無理やり押し、ゴーカートに並ばせる。順番が来たら落ち着いてハンドルを握っていた。帰ってきた時は笑顔。背中を押すのは親の仕事。後は子供が全てやってくれるのを見守るしかない。なんちゃって。待ち時間が1時間を超えるものを省いていくと、コーヒーカップやメリーゴーラウンドなどお子様系に終始してしまった。ところで海外生まれのキャラクターの中で、異彩を放っていたのが何を隠そうキティだろう。キティコーナーの係員も、メイドカフェさながらのコスチュームとなりきりぶり。USJに就職したら、配属先は一体誰が決めるのだろう?この制服を着ている自分を想像しようとしたが、無理だった。そのキティ館もとい、ファッションアベニューだが、最後の部屋で生キティとご対面する設定。これにはやられた。炎天下、子供を抱えさまよっていた私の目の前に現れたメシヤ―――。朦朧とした意識の中、気がついたら1800円もする記念写真を2枚も買っていた。本当に楽しむなら、平日や雨の日などを狙っていくべきだろう。とにかく日本のお父さん・お母さんに頭が下がった。
2013/08/06
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